JPS6021717A - 圧力調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 の加圧圧力調理器に関するもので、その目的とするとこ
ろは、調理品を収容した容体の開口部に蓋体を嵌合させ
て調理する圧力調理器であって、該圧力調理器の使用時
加熱調理し、次いで内部調理設定値を一定として加熱調
理した後、調理器を急冷した状態の圧力調理器において
、収容した調理品の崩壊現象を生ずる前に、該崩壊現象
の発生を防止する崩壊防止機構を圧力調理器に備えて一
定時間の加熱と加熱調理後の急冷とが相俟って調理器内
の調理品の沸騰現象や潜熱現象に伴う前記調理品自身の
崩壊現象や、か捷いたち現象、及び分解現象（以下これ
らを総称して崩壊現象という）即ち、調理品に何等手を
加えることなく調理品が崩壊したり、分解したりする現
象を確実に防止して圧力調理器内へ収容した調理品の品
質並びに見栄え低下の防止を計ること。等にある。

従来、圧力調理器により調理品を加熱調理する場合は、
耐圧構成の容体に調理品を収容し、更にこの容体の開口
部を蓋体によって密閉した後、調理器を加熱器にかけて
加熱調理するが、この調理時においては、所定に加熱し
、又一定時間加圧加熱調理してから、内部が高温状態に
ある調理器を急激に冷やすことにより内部調理品の崩壊
現象の発生による調理設定値の急下降に伴い調理品内部
から沸騰現象やかまいたち現象が起る。この現象は潜熱
により煮汁の温度が調理品よりも下がり、高温の調理品
を核（調理品の表面、或いは調理品の内部で）として急
激に沸騰、又は膨張する。この為に調理品には、沸騰力
や膨張力が働き崩壊現象を起してその１ま崩壊したり、
或いは原形を整めない程に分解して品質の低下とか調理
品の見栄え低下、更には調理品を食することのできない
状態となることがあって、食する不便を来す欠点があっ
た。

これを前記崩壊現象が発生する特性を示すと下記の通り
である。

（第１図参照） 表　１ 上記を１とめると、崩壊現象の発生が最も起きやすい最
高条件は、 式　（■Ｘ　ＯＸ’０ＸＣ））Ｘ　（＠Ｘ　○ｘ　■）
＝崩壊現象が最も発生する。

従がって、前記表の■〜Ｏの要因である圧力調理器の崩
壊現象を解決する為、崩壊防止機構を１１ｉえた圧力調
理器を提供するものである。即ち、 本発明は圧力調理器に、加熱・加圧後、急冷時の崩壊現
象を生ずる前に、調理器の調理品崩壊現象発生の加熱調
理設定値を調整し、調理品に崩壊現象に伴う崩壊・分解
を皆無とする崩壊防止機構を備えて前記した目的を達成
し、従来の欠点を完全に解消する圧力調理器に関するも
のである。

今本発明に係る圧力調理器の一実施例を図面に伺き説明
すれば下記の通りである。

図中１は圧力調理器で、朗圧構成七した容体１゛の上端
開口部に蓋体２を被せて、この蓋体２の上面中央部に突
設した螺杵３へ昇降係止杆４を遊嵌した摘み５を螺合し
て、この昇降係止杆４の左右両端を容体１゛の周壁に突
設した鉤形保止片６，６へ対応し、更に摘み５を回動す
ることにより、昇降係止杆４を上昇させ、そのまま鉤形
係止片６，６へ係合して蓋体２を押圧し、該蓋体２を前
記押圧部材２により圧嵌する。尚、この圧力調理器の構
成は、スライド式或いは落し流式の構成でも良い。７は
圧力調理器ＩＫおける蓋体２の適所に設けた弁孔体で、
下部外周に螺子部８を有する筒状として、内側に段部を
形成して、この段部を扁平面の弁体載置部９とし、且、
」二部周壁に通気孔１０を穿設しである。

この弁孔体７の取付けに際しては、蓋体２にあけた透孔
１１へ弁孔体７と螺子部８を貫通させて、この貫通した
螺子部８ヘナツ）　１２を螺合して蓋体２へ固定する。

■３は弁孔体７内に収容した弁孔１４開閉用のＪ「体で
、上部に段部１５を設け、下部即ち、弁孔体７の弁体載
置部９への下端当接部を扁平面（図示せず）又は下方へ
突出する輪状の突縁としである。尚、この弁体１３の下
端は、第９図に示す様に逆円錐状とする場合もある。

１６は弁孔体７内に収容したスプリングで、一端を弁体
１３の段部１５へ、他端を弁孔体７の上端開口部に螺着
した螺刊１７の内面へ当接して弁体１３を押圧し、弁孔
体７の弁孔１４を閉じて、前記螺子蓋１７の螺合位置と
か、スプリング１６の弾力規定により弁体１３へ規定の
弾圧を伺与し、加熱調理する圧力調理器１の所定の内部
調理設定値を規制する。１８は弁孔体７・弁体１３・ス
プリング】６・螺子蓋１７からなる圧力調整弁１９内に
設けた崩壊防止機構で、弁杆２０を弁孔体７の螺子蓋１
７へ貫通させ、更に弁体１３の貫通孔２１を遊挿して、
上端に形成した膨出保止部２２を螺刊１７へ係止して調
理前に於いて、下部の膨出弁部２３を降下した状態とし
、弁体１３の貫通孔２１を開き、加熱調理時に、内部に
蒸気が発生すると、弁杆２０は押し上げられて、前記膨
出弁部２３により貫通孔２１を閉じる。更に加熱調理し
一定時間加熱調理した後、急冷したとき、圧力調理器１
内の調理品に崩壊現象内部調理差好ましくは約／Ｓ第１
図のして約７０℃差（２０ｃｍｌ−１ｇ差）　（０，２
前記貫通孔２１を開き弁孔Ｌ４・通気孔ＩＯを至で外気
を吸入、又は段階的に吸入し、調理器１内の崩壊現象発
生設定値を調整して急冷に伴う調理品の崩壊現象を防止
する。尚、この崩壊防止機構１８を装着する圧力調整弁
１９を、第３図に示す様に螺子Ｍ１７の周壁に通気孔１
０と、弁杆２０にストッパー２４とを突設したものを用
いる場合と、第７図に示す様に弁杆２０の下部を円錐状
に形成したもの、第ｇ図に示す弁体１３と一体に形成し
たもの、更に第り図に示す様に弁杆２０のかわりにｎ降
する一部切欠き孔などを構成し、且、駒体２５として下
端を弁孔１４の孔端に設けた係止縁２６へ保合して昇降
可能とする場合など、この崩壊現象を防止する弁に限定
しないで、急冷したとき崩壊現象の発生設定値に達しな
いよう、調理器の崩壊現象の発生設定値を調整する機構
であればよ□い。２７は、蓋体２へ取付けた別の圧力調
整弁で、弁孔体２８をノズｌし形として、この弁孔体２
８の下端に蒸気の排出凹部２９を設け、該排出凹部２９
内に弁軸３０を突設した重錘体３１を載置して、前記弁
軸３０を弁′孔体２８の孔端へ支持し、調理器Ａの内部
調理設定値が規定に達すると、重錘体３１を浮上させて
放気する。３２は蓋体２の周溝３３へ嵌めたバッキング
で、内側忙弁作用をなす断面舌状の圧接縁３４を設けで
ある。３５　、３６は前記鉤形係止片６，６とともに容
体ｌ°の周壁へ取付けた持手である。

尚、前記崩壊防止機構１８は、第１０図に示す様に重錘
式のものへ装置する場合があり、このｉきは、重錘体３
１の上部にスプリング３７を内装し、且、調整段部３８
を有する２枚−組の調整っ１み３９を設けて、弁軸：３
０の位置を段階的に調整して、崩壊現象の発生設定値を
調整し得るようにする場合もある。

又、本発明における崩壊防止機構１８を陥えた圧力調理
器ｌは崩壊現象発生の内部差より、例えば約／　５”Ｃ
差（３０（７）Ｈｇ差＞　（０，７×、ｌ差）以上の崩
壊現象の発生設定値に近い降下のあったとき、作動する
崩壊防止機構を例えば弁孔体７内にノｆ杆２０を押圧す
るスプリングとか、弁杆２０の先端に重錘を取付けて規
定弾圧、若しくは規定重量により使用時、約１５℃差（
Ａ；　ＯｃｍＨｇｇ 差）　（０，７／、差）以上の崩壊現象発生値の降下が
あったとき作動させる場合もあり、又、第５図乃至第１
０図に示す様に、この崩壊防止機構１８を通常の圧力調
理器へ設ける場合もあるし、更に又、崩壊現象発生設定
点より規定の崩壊現象発生設定点の降下を生じたとき、
熱圧などによる各種センサーとか、熱や加圧なと゛の表
示装置による表示か、サーモスタットによる作動・感知
及び温度制御などの温度調整や加熱調整等の各種調整・
停止等の何れかの加熱、又は圧ノＪ制御装置を崩壊防止
機構として連動する構成や、之等を段階的に崩壊現象の
発生を抑止する機構でもよく、更に圧力調整弁に前記各
種機構を崩壊防止機構とする場合もある。

更に弁付き補助圧力タンクを調理器と連通して設け、内
部調理差が生じたとき、調理器内へ圧力を付加する機構
でもよい。

次に具体的な例示を第１図に添って説明するよ、第１図
におけるａ、ｂ、ｃは、調理時において、圧力調理器へ
の異なる調理器内部の崩壊発生設定値を、本発明の崩壊
防止機構の作動に伴う、前記崩壊現象発生設定値の各々
における崩壊防止機構を而えた調理器の加熱時間の高低
（以下これを調理時間という）の変化を示すもので、７
図における２点鎖線のイは従来の崩壊現象の発生最悪例
で、加熱時間Ａ・調理時間Ｂ・急冷時間Ｃの条件で、本
発明の崩壊防止機構を使用しない状態において加熱調理
したとき、設定値が各ａ、ｌ）、ｃに達し、更に調理時
間において調理設定値を保持し、一定の加圧状態で調理
した後、これを急冷したとき、内部調理設定値は最低で
、例えば０℃（−７４ｃｒｎＨｇ　）　（−／’ｃｎＩ
　）に近づく状態に達し崩壊現象が著しく生じて、圧力
調理器１内の調理品はバラバラに分解し、全く食するこ
とのできない状態となった。尚、このａ、ｂ、ｃの状態
において、例えば急冷せずＫ、従来のむらし状態（徐冷
）を行った場合は、ａのＸ−ｂのｘ”ｃのＸに示す様に
、内部調理設定値は、ゆるやかに降下して、調理品に対
し崩壊現象を生じさせることなく、徐冷・むらし調理を
行うことができた。

以上をまとめてみると、 となる。

次に本発明ａにおいては、加熱して調理時の温度が例え
ば／　／　／　℃（３７ｃｒｎＨｇ）　（０，！；ン、
。

）に達したとき、加熱調理により前記の調理時を保持し
、一定時間調理した後、急冷させたとき（ａ−／　）で
°例えば、約７６℃（−ｇ　ｃｒｎＨｇ）だが、崩壊防
止機構の作用により崩壊現象の発生内部調理差、例えば
約７５℃差（！；　ＯｃｍＨｇ差／）から外気に達し、
調理品の崩壊現象はなかった。

次に本発明のｂは、崩壊現象の発生しにくい調理品を用
いて調理したもので、加熱して調理に達したとき、その
調理時を保持し、一定時間加熱調理した後、これを急冷
したとき、例えば）の内部調理差の降下はあったが、崩
壊防止機構の作動に伴って崩壊現象の発生内部調理差に
達することなく外気に達して本発明の目的を得た。

更にＣにおいては、本発明の例えばエアーポンプや、加
圧制御装置と連動する前述の崩壊防止機構を利用して、
これを数回作動ルて内部調理差の降下を段階的に行った
例で、調理時、温に達したとき、加熱調理により前記の
調理時を保持し、一定時間調理した状態とした後、急冷
を開始したＣの／の場合で、このＣの／より崩壊防止機
構の作動により、まず第１回目に崩壊現象の発生内部調
理差、例えば約７０℃差（２に内部調理差を降下させる
とともに、Ｃ°値の降下を一定時間維持する作動を行な
い、該一定時間Ｃ′値の設定時間後、再びＣ１７）　−
２Ｉ　Ｃの３の曲線として急冷を繰り返して内部調理差
、例えばとなり、調理品の崩壊とか分分解のない調理を
得た。

本発明に係る圧力調理器は前記の様に、調理品を収容し
た容体の開口部に蓋体を嵌合して開口部を密閉した加圧
圧力調理器を内部調理設定値まで加熱調理し、該調理設
定値で一定時間加圧調理した後、前記圧力調理器を急冷
した状態において収容した調理品の崩壊現象の発生を防
止する崩壊時１Ｆ機構を圧力調理器に備えたものである
から、この圧力調理器を加熱し一定時間加熱調理した後
、これを急冷したとき、崩壊しないよう内部調理設定値
を調整する崩壊防止機構をｆｌｆｉえ調理品の崩壊・分
解を防止できるので、例え急冷させても、内部調理設定
値の内部調理差の急下降に伴う沸騰現象、即ち温度の下
がった煮汁と高温状態の調理品との温度差などに起因す
る調理品内外の沸騰をなくし、更に調理品の圧力膨張が
働くかまいたち現象を確実に防止するから、加熱後の加
熱時間が長い程、急冷に伴う崩壊現象発生の差の大なる
現象とか、急冷の時間が短い程、崩壊現象発生の差の大
なる現象などを抑止し、圧力調理器内における調理品の
崩壊とか分解を皆無とし、調理品の品質低下や見栄えの
低下を防止し、円滑な圧力調理を特徴とする特有の効果
を発揮するものである。

尚、本発明において、圧力調理器の内部調理設定値より
内部調理差、例えば約７０℃差（２されたとき、崩壊防
止機構が作動するようにした七きゃ圧ノＪ調理器の内部
調理設定値が段階的に降下作動をする崩壊防止機構を備
えたときは、全く身崩れのない良形状の調理品を得るこ
とができて崩壊防止は確実となる実施上の効果が、−シ
、又、感知・表示・作動・調整・停止等のいずれかの加
熱、又は圧力などの各種制御装置と、崩壊防止機構とを
連動するようにした場合は、急冷に伴う崩壊防止機構の
作動が自動的に行えて、その制御を確実とし、崩壊現象
の発生防止を煩しい手数を要することなく簡単に行える
実施上の効果がある。

更に又、圧力調整弁に崩壊防止機構を而えたものの場合
は、使用時、内部調理設定値の調整並びに蒸気の放出と
を同個所で行えて、製作上及び使用上に極めて便利とな
る実施上の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る圧力調理器の一実施例を示すもので
、第１図は従来例並びに本発明の崩壊防止機構を備えて
圧力調理した特性曲線図、第２図は本発明に係る圧力調
理器の一部縦断正面図、第３図は仝上一部縦断叫面図　
第４図は仝上一部横断平面図、第Ｓ図乃至第７０図は本
発明に係る崩壊防止機構の一例である弁機構の実施例を
示す一部縦断正面図である。 尚、図中１は圧力調理器、１は容体、２は蓋体、１８ホ
弁機構、１９は圧力調整弁である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）　調理品を収容した容体の開口部に蓋体を嵌合し
   て、開口部を密閉した加圧圧力調理器を内′部調理設定
   値まで加熱調理し、該調理設定値で一定時間加圧調理し
   た後、前記圧力調理器を急冷した状態において、収容し
   た調理品の崩壊現象の発生を防止する崩壊防止機構を圧
   力調理器にηＩＪえたことを特徴とした圧力調理器。 （２）　圧力調理器の内部調理設定値より内部調理差上
   の降下で急冷されたとき、崩壊防止機構が作動する特許
   請求の範囲第１項記載の圧力調理器。 １３）　圧力調理器の内部調理設定値の内部調理差が段
   階的に降下作動をする崩壊防止機構を備えた特許請求の
   範囲第７項記載の圧力調理器。 （４）感知・表示・作動・調整・停止等のいずれかの加
   熱、又は圧力制御装置と崩壊防止機構とを連動する特許
   請求の範囲第１項記載の圧力調理器。 （５）　圧力調整弁に崩壊防止機構を１１６え、た特許
   請求の範囲第１項記載の圧力調理器。