JPS60215633A - 腸管吸収性ウロキナ−ゼリポソ−ム組成物 - Google Patents

腸管吸収性ウロキナ−ゼリポソ−ム組成物

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JPS60215633A
JPS60215633A JP59072384A JP7238484A JPS60215633A JP S60215633 A JPS60215633 A JP S60215633A JP 59072384 A JP59072384 A JP 59072384A JP 7238484 A JP7238484 A JP 7238484A JP S60215633 A JPS60215633 A JP S60215633A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■9発明の背景 (技術分野) 本発明は、新規な腸管吸収性ウロキナーゼリポソーム組
成物、さらに詳しくは、高級脂肋酩添加ウロキナーゼリ
ポソームと、高級脂肪酸、ポリアルキレングリコールお
よびカルシウムなどの吸収促進剤を含有する腸管吸収性
ウロキナーゼリポソーム組成物に関するものである。
ウロキナーゼはフィブリンおよび血栓の溶解酵素であり
、臨床上、血栓溶解剤として脳血管閉塞、心筋梗塞、肺
栓塞等、各種の崩栓症の治療に使用されており、また、
制ガン剤との併用治療にも用いられている。
(先行技術および問題点) 薬剤の投与経路は一般に注射、経口、外用等に大別され
るが、特殊な場合を除き、患者、医師等の関係者の煩雑
さ、苦桶等の負担を考えると、経口投与により注射投与
と同等の効果が得られるならば、経口投与がより有用で
ある。
ウロキナーゼは経口投与すると胃でプロテアーゼ、酩な
どにより分解失活され、腸管からの吸収が悪いため、従
来は静脈内、皮下、筋肉内注射または静脈内点滴注射に
より投与されている。これらの投与方法によれば、ウロ
キナーゼを分解失活することなく投与することができる
が、投与の度に医師の手を煩わせなげ・ればならず、ま
た18者に苦痛を与える欠点がある。
さらにウロキナーゼは血中半減期がわずか約15分と短
いため、」−2従来の投与方法でウロキナーゼの血中濃
度を一定の水準に保つことは困難であり、薬効の持続性
に欠けていた。
II 、発明の目的 本発明は、腸管からの吸収性が優れた腸管吸収性ウロキ
ナーゼリポソーム組成物を提供することを1」的とする
さらに本発明は、吸収が徐々に行われ、薬効が持続する
腸管吸収性ウロキナーゼリポソーム組成物を提供するこ
とを目的とする。
■9発明の具体的構成 本発明は、ウロキナーゼを取り込んだリポソームおよび
吸収促進剤からなり、該リポソームを構成する膜材は脂
質および少なくとも1種の高級脂肪酸を含有することを
特徴とする腸管吸収性ウロキナーゼリポソーム組成物を
提供するものである。
吸収促進剤はポリアルキレンクリコール、カルシウムお
よび高級脂肪酸が好ましい。また、脂質は水素炭化リン
脂質が好ましい。
以下に本発明をさらに詳細に説明する。
ウロキナーゼは、前述したように経口投与した場合には
胃で分解失活され、また腸溶剤等の手段により胃でのプ
ロテアーゼ、酸などによる分解失活を防いだとしても、
l揚管からの吸収効率が悪い。
そこて、本発明者等は鋭意研究した結果、高級脂肋酪添
加つロキナーゼリポソームに、高級脂肪酸、ポリアルキ
レングリコール、カルシウムなどの吸収促進剤を配合す
ると、意外にも経口投与によって腸管からウロキナーゼ
か効率良く吸収され、しかも長時間にわたって高い血中
濃度を示すことを知り、本発明を完成した。
従って本発明は、ウロキナーゼを取り込んだリポソーム
と、高級脂肪酸、ポリアルキレングリコールおよびカル
シウムから適宜選択された吸収促進剤とを含有する腸管
吸収性ウロキナーゼ組成物を提供する。
本発明において使用されるウロキナーゼは、医薬として
投与可イ止なものである限り何ら限定されない。通常分
子、125,000〜80.000の人由来のウロキナ
ーゼが使用される。
本発明のウロキナーゼを取り込んだリポソームに用いる
膜材としては、リポソームを作成するのに適当な脂質が
用いられ、特にリン脂質としては大豆レシチン、卵黄レ
シチン等の天然リン脂質、合成リン脂質、あるいは天然
リン脂質に水素添加を行なったものなど、任意のリン脂
質を利用することができる。天然のリン脂質は全て不飽
和脂肪酸を含んでいるため、本発明の目的をより高度に
達成するためには、上記天然リン脂質の不飽和脂肪酸を
水素で飽和した水素添加リン脂質を使用するのがより効
果的である。合成リン脂質も使用可能であるが、現在の
ところ非常に高価で、経済」−の理由から使用には不適
当である。
本発明において用いるリン脂質の代表例としては、ホス
ファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、
ホスファチジルイノシト−ル、ホスファチジルセリン、
ホスファチジルグリセロール、スフィンゴミエリン、カ
ルシオリピン等を挙げることができる。さらに、これら
に常法に従い水素添加したものが挙げられる。峙に大豆
レシチン、卵黄レシチン、コーンレシチン、綿実油レシ
チン、ナタネレシチン等を水素添加した水素添加天然レ
シチンが好適に使用される。
本発明におけるウロキナーゼリポソームに添加する高級
脂肪酸としては、炭素原子10〜20個を有する高級脂
肪酸が望ましく、その例として、カプリン酩、ラウリン
酎、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレ
イン酸、リノール酸、リルン酸、アラキドン酩等が挙げ
られる。特に1〜4個の二重結合を有する炭素原子数1
8ないし20の不飽和高級脂肪酸、例えばオレイン酸、
リノール酸、リルン酩、アラキドン酎が好ましく、オレ
オン耐が最も好ましい。これらの高級脂肪酸は単独であ
るいは複合して使用することができ、その配合量として
は5wt%以」二、かつリン脂質がミセルを形成しない
濃度(wt%)とするのが良い。高級脂肪酸の配合量が
5wt%以上の場合、さらに好ましくは10wt%以上
の場合、本発明の目的とする親和性、安定性、徐放性な
どの点において優れた効果を示す。リン脂質はラメラ構
造となる濃度範囲にて用いないとリポソームとして薬物
を保持することができない。高級脂肪酸の配合量が増大
すると、リン脂質が高級脂肪酸を中心にかかえてミセル
を形成してしまい、リポソームを形成しなくなる。この
時の高級脂肪酸の配合量は条件に応して変動するが、約
30wt%前後となる。従って高級脂肪酸はこの配合量
未満のところで使用しないとリポソームを形成しなくな
るため、薬物の保持効率は極端に低下または不能となる
。好ましくは15wt%以下である。
本発明の膜材には、膜の強度を高めるためにコレステロ
ール、トコフェロール等のステロールを添加することが
でき、また、生体中における薬剤の徐放性を調節するた
めに負の電荷を与える物質、例えばホスファチジン酩、
ジセチルホスフェートを添加することができる。リポソ
ーム膜はこれらの物質の存在によって崩壊がコントロー
ルされる。
本発明の組成物に用いるウロキナーゼを取り込んだリポ
ソームは、それ自体公知の方法によって製造される。例
えば、天然リン脂質、水素添加天然リン脂質、少なくと
も1種の上記高級脂肪酸および所望によりステロール、
負電荷を与える物質をクロロホルム、エタノール等の適
当な溶媒に溶解し、得られた溶液から溶媒を留去してリ
ン脂質の膜を調整する。得られた膜をクロロホルム、エ
ーテル等の適当な溶媒に溶解し、この溶液にウロキナー
ゼの水溶液を加え、得られた混合液を激しく振盪し、好
ましくは超音波処理を行い、薬物水溶液を均一に分散さ
せる。分散液から溶媒を留去してウロキナーゼリポソー
ムを得る。かくして得られたリポソームは、必要により
生理的に許容される水溶液、例えば生理食塩水で洗浄し
た後、ペレット状、懸濁状製剤、顆粒剤、粉末剤に調整
される。
本発明における高級脂肪酸添加ウロキナーゼリポソーム
を凍結乾燥するにあたっては、通常の条件でよく、例え
ば、−20〜−80°Cで凍結させ、0.3 torr
以下の減圧下に氷を昇華させるのが好ましい。さらに、
良好な凍結乾燥ケーキを形成させるためには、例えば、
マンニトール、デキストリン、グリシン等の通常用いら
れる賦形剤を加えておいても良い。
本発明の腸管吸収性ウロキナーゼリポソーム組成物は、
上記の如くして得られた高級脂肪酸添加ウロキナーゼリ
ポソームに加えて、吸収促進剤を含有する。また、これ
らの他に適宜な添加物を含有せしめても良い。高級脂肪
酸を添加したウロキナーゼリポソームは、高級脂肪酸を
含有するため、それ自体吸収促進性を有する。しかし、
これだけでは十分ではないので、高級脂肪酸、ポリアル
キレンゲリコールおよびカルシウムから適宜選択して添
加することができる。以下に、吸収促進剤について詳述
する。
本発明における吸収促進剤の高級脂肪酸としては、炭素
原子10〜20個を有する高級脂肪酸が望ましく、その
例として、カプリン酪、ラウリン酸、ミリスチン酸、パ
ルミチン酩、ステアリン酎、アラキドン酸、オレイン酸
、リノール酸、リルン耐等があげられる。特に1〜4個
の二重結合を有する炭素原子数18乃至20の不飽和高
級脂肪酸、例えばオレイン酸、リノール酸、リルン酸、
アラキドン酸が好ましく、オレイン酸が最も好ましい。
本発明における吸収促進剤のポリアルキレンゲリコール
の例としては、ポエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコールが挙げられる。ポリアルキレングリコールの
重合度は5〜500が好ましく、重合度160〜200
のポリエチレングリコールが特に好適である。
本発明における吸収促進剤のカルシウムは、医薬製剤成
分として投与可能な化合物の形態で使用される。例えば
塩化カルシウム、乳酸カルシウム、リン酎カルシウムま
たはグルコン酸カルシウムの形態で本発明の組成物に含
有せしめる。
本発明の組成物において、高級脂肪酸添加ウロキナーゼ
リポソームと、高級脂肪酸、ポリアルキレングリコール
およびカルシウムの中から適宜選択される吸収促進剤と
の配合割合は、臨界的ではないが、ウロキナーゼ100
単 肪%0.OI−2mg、特に好ましくは0.05 〜0
.5 mg、ポリアルキレングリコール0.1〜5 m
g、特に好ましくは0.1〜1mg、カルシウム0.0
001〜0.1 mg、特に好ましくは0.0005〜
0.005 mgである。
本発明の組成物は常法に従って経口または直腸投か用に
製剤化される。即ち、必要により炭酸カルシウム、リン
酪カルシウム、タルク、乳糖、デキストラン、でんぷん
のような賦形剤、アラビアゴム、トラガント末のような
結合剤、ラノリン、ココナ・ンッ油等を加えて錠剤、カ
プセル剤または坐剤とする。なお、ウロキナーゼは胃液
によって分解失活するので、常法に従って上記錠剤また
はカプセルに腸溶皮、例えばヒドロキシプロピルメチル
セルロースフタレートの膜を施すのが望ましい。
1錠(カプセル、坐剤)中のウロキナーゼの含量は、ウ
ロキナーゼの投与縁によって適宜選択される。例えば、
血栓治療のためにはl Llに少なくとも10万〜50
万単位投与されるので、1錠(カプセル、坐剤)中にウ
ロキナーゼ3万〜12万単位を含有させるのが望ましい
次に、実施例および試験例を示し゛て本発明をさらに詳
しく説明する。
[実施例1] (1)高級脂肪酸添加ウロキナーゼリポソーム粉末の調
整 レシチン32mg,コレステロール15.4mgおよび
オレイン酸5 mgをクロロホルム3叔に溶解し、50
叔容ナス型フラスコに入れた、・。これにイソフロビル
エーテル3dを加え、攪拌混和した後、ウロキナーゼ1
0,000単位を含む水溶液1ullを加えた。得られ
た混合液を水浴型超音波洗浄機の中で、4℃の温度にお
いて5分間超音波処理することによって均一に分散させ
た。この分散液を40’Cの温度において、ロータリー
エバポレターを用いてケルが生成するまで溶媒を留去し
た。このゲルに生理食塩水を5−加え攪拌したのち、溶
媒留去を更にio分間継続し、リポソーム懸濁液を11
)だ。この懸濁液を100,000 Gで30分間遠心
し、2度生理食塩水で洗浄する。得られたペレットを生
理食塩水に懸濁させ、除菌処理を行ない、ウロキナーゼ
リポソームを得た。このウロキナーゼリポソームを凍結
乾燥し、粉末ウロキナーゼリポソームを得た。
(2)吸収促進剤の調整 オレイン酸35m8にHCO−60 (ポリオキシエチ
レン硬化ヒマシ油) 0.5 mgを加え、攪拌混和し
た後、ポリエチレングリコール−eoo。
100mgを水5mRと共に加え、激しく攪拌し、均一
な分散液とした。次いで、塩化カルシウム0、7 mg
を加え、溶解した後、凍結乾燥することにより、粉末吸
収促進剤を得た。
(3)本発明組成物の製剤 (3− 1) 上記(1)および(2)で調整された粉
末ウロキナーゼリポソーム(ウロキナーゼ6万単位含イ
ノ)と粉末吸収促進剤とを136mgの割合で況合し、
これに適当量のポリエチレングリコール、デキストラン
を加えたものをセラチンカプセルに充填した。このカプ
セルに腸溶皮を施して製した。
(3−2) 上記(1)および(2)で調整された粉末
ウロキナーゼリポソーム(ウロキナーゼ3万単位含有)
と粉末吸収促進剤とを136mgの割合で混合し、これ
に適当量のデンプン、乳糖、ヒドロキシプロピルセルロ
ースを加えたものを打錠し、この錠剤に腸溶皮を施して
製した。
次いで、本発明の腸管吸収性ウロキナーゼ組成物の効果
を確認するため、下記の実験を行った。
[実験例1] 薬効の特続性のラットによる比較試験 実施例1の(3−1)に準じて製剤した本発明のウロキ
ナーゼリポソーム組成物カプセル剤と市販の凍結乾燥製
剤を用いた。
実験には体重200〜250gのウィスター系)11性
ラントを用い、それぞれ10,000単位ずつを、本発
明のカプセル剤は胃内へ、市販製剤は胃内または静脈内
へ投与し、各時間毎に採血し、血中のα2−PI(α2
−プラスミンインヒビタ−)活性を合成基質S−225
1を用いて測定した。
その結果を第1図に示す。市販製剤を胃内へ投与した場
合にはほとんど吸収されず、α2−PI活性は低下しな
かった。また静脈内に投与した場合には、急速な活性の
低下が認められたが、速やかに回復してしまい、持続性
に欠けた。一方、本発明のカプセル剤を投与した場合に
は、1時間後に約60%まで低下し、6時間以上持続し
た。
[実験例2] 薬効の持続性の犬による比較試験実施例
1の(3−1)に準じて製剤した本発明のウロキナーゼ
リボンーム組成物カプセル剤と市販の凍結乾燥製剤を用
いた。実験には体重9〜13Kgの健康なピーグル大を
用い、それぞれeo 、 ooo単位ずつを1本発明の
カプセル剤は十二指腸内へ、市販製剤は十二指腸内また
は静脈内へ投与し、各時間毎に採血し、血中のα2−P
I(α2−プラスミンインヒビタ−)活性を合成、L!
:質S−2251を用いて測定した。
その結果を第2図に示す。市販製剤を十二指腸内へ投与
した場合にはほとんど吸収されず、α2−PI活性は低
下しなかった。また静脈内に投与した場合には、急速な
活性の低下が認められたが、速やかに回復してしまい、
持続性に欠けた。
一方、本発明のカプセル剤を投与した場合には、1時間
後に最大65%まで低下し、10時間以上持続した。
なお、第1図および第2図において、O印線は本発明剤
を投与した場合、口印線は市販製剤を胃(第1図)、十
二指腸(第2図)に投与した場合、Δ印線は市販製剤を
静脈内に投与した場合を示し、それぞれ10例の平均値
で示されている。
■1発明の作用効果 本発明によれば、経腸投与可能な高級脂肪酸添加ウロキ
ナーゼリポソーム組成物が提供される。ウロキナーゼは
単独では腸管から殆ど吸収されないが、上述した如く、
ウロキナーゼリポソームに高級脂肪酸、ポリアルキレン
グリコールおよびカルシウムから適宜選択された吸収促
進剤を配合することにより、ウロキナーゼの隅間からの
領収が著しく高められる。
さらに本発明によれば、ウロキナーゼの薬効が持続する
ウロキナーゼリポソーム組成物が提供される。ウロキナ
ーゼは血液中において速やかに分解されるため、従来の
投与方法ではその薬効を長時間持続させることは困難で
ある。
しかるに、本発明の組成物においては、ウロキナーゼは
腸管から徐々に吸収されるため、血中のウロキナーゼ濃
度を長時間にわたって高く維持することができ、薬効の
持続化が達成される。
本発明で用いるウロキナーゼリポソームには高級脂肪酸
が添加されているために、吸収促進性がそれ自体優れて
いるが、上述の如き吸収促進剤を配合すれば、より一層
効果は顕著となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の組成物および対照組成物をラットに経
胃投与した場合の血漿中α2−PI活性の変化を示すグ
ラフ、第2図は本発明の組成物および対照組成物を犬に
経腸投与した場合の血漿中α2−PI活性の変化を示す
グラフである。 第1図 B寺 聞 (h、) 第2図 B寺 閂 (hr)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ウロキナーゼを取り込んだリポソームおよび吸収
    促進剤からなり、該リポソームを構成する膜材は脂質お
    よび少なくとも1種の高級脂肪酸を含有することを特徴
    とする腸管吸収性ウロキナーゼリポソーム組成物。
  2. (2)前記吸収促進剤がポリアルキレングリコール、カ
    ルシウムおよび高級脂肪酸である特許請求の範囲第1項
    に記載の腸管吸収性ウロキナーゼリポソーム組成物。
  3. (3)脂質が水素炭化リン脂質である特許請求の範囲第
    1項記載の腸管吸収性ウロキナーゼリポソーム組成物。
JP59072384A 1983-11-01 1984-04-11 腸管吸収性ウロキナ−ゼリポソ−ム組成物 Granted JPS60215633A (ja)

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