JPS60215091A - シ−ル材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、シール材に係シ、特に建築物、船舶等の防火
壁、ダクト、電線、ケーブル及び貫通部等に用いられる
防火、防水機能を兼ね備えたシール材に関するものであ
る。

本発明は、炭化膜形成剤、発泡剤、触媒から成る熱発泡
物質の条体の周壁に一部もしくけ全面に特別の粘着剤層
を設けることにより、通常は防湿、防水、気密性の優れ
たシール材であって、火災発生時には加熱により発泡炭
化層を形成するために、煙、有毒ガス、熱を遮断する機
能を有するシール材である。

従来より用いられている防火材料としては、セメント、
アスベスト、石コウなどの無機材料や、合成ゴム及び／
又は合成樹脂に難燃剤、充填剤。

可塑剤等を配合して成る難燃性の非発泡性防火材及び炭
化膜形成剤１発泡剤、触媒から成る熱発泡性防火材があ
る。

セメント、アスベスト、石コウなどの無機材料は不燃材
のため防火効果は優れているが目地部などに用いた楊会
・躯体の動きに追従できないため防水、防湿、気密性に
問題がある。

又、非発泡性の防火材料は、パテ及びテープ状の形態の
ものが良く用いられておシ、防水、防湿。

気密性に優れるが、火災発生時にはハロゲンガス等の有
毒ガスを発生し易い。又、躯体が動いた場合のシール効
果に問題がある。

更に熱発泡性防火材は、火災発生時に１熱によシ発泡す
る為隙間１％に躯体の動きによシ発生した隙間に対する
熱、煙、有毒ガス等のシール効果が優れるが、構成する
発泡剤、炭化材料の耐水性不足の為必ずしも充分な気密
、防湿、防水性を兼ね備え良ものではなかった。

本発明は上記したような従来のものの不利、欠点を改め
るように鋭意研究して発明されたものである。

本発明のシール材１け、図面にもみられるように、所望
の断面形状を有し、基本配合が炭化膜形成剤、発泡剤、
触媒から成る熱発泡物質の条体２と、骸条体２の周囲＠
壁の一部又は全面に被着積層された粘着剤層８好ましく
はブチル系合成ゴム粘着剤層８とを具えたことを特徴と
する。

すなわち、本発明の各実施例を示す図面について説明す
ると、第１図に示すシール材１は熱発泡物質から成る条
体２の周囲に１粘着剤層８を全面に巻着囲繞せしめたも
のである０ 第２図〜第５図は熱発泡物質から成る条体２の周囲ｉｌ
ｌ壁に粘着剤層８を特定の面にのみ巻着囲繞せしめたも
のである。

第６図〜第８図は断面形状が四角、三角１円状のもので
熱発泡物質の条体２の周面全［１ｉｉｉＫ粘着剤層８を
巻着囲繞せしめたものであるが、第２図〜第す図に示し
たのと同様に特定の面に粘着剤層８を巻着囲繞したもの
も可能である。

尚、シール材１の断面形状、厚み及び幅等は適応する個
所によって所望のもの、任意のサイズのものが可能であ
り、必要に応じて粘着剤層８の表面に剥離紙（図示せず
）を設けても良い。

本発明において用いる前記熱発泡物質の倒としてデンプ
ン、糖、ペンタエリスリトール等の炭化膜形成剤、メラ
ミン、ジシアンジアミド等の発泡剤、硫酸アンモニウム
、アンそニウムポリホスフェート等の触媒を基本配合に
したもので、上記三成分の他に液状ゴム等の液状有機物
質を添加したもの、又、中空状の充填剤を添加したもの
が例示し得る（特開昭５５−６５２８４号に示された防
火材は本発明で使用するのに好ましい防火材である）。

粘着剤の例としては、合成ゴム及び／又はｆｒ成樹脂に
軟化剤、充填剤、粘着付与剤等を配合して成るシーリン
グ材や粘着性樹脂等が例示し得るが、好ましくは、ブチ
ル系合成ゴムから成る粘着剤が良い。

次に実施例により本発明の詳細な説明するが本発明は実
施例によって何ら制限を受けるものではない。

合成樹脂系粘着剤としては、アクリル系共重合樹脂から
成る一方社油脂工業（株）製、ＺＸＮ　−２９０を使用
する。

ブチル系合成ゴムから成る粘着剤としては、表−１のも
のを使用する。

表引 （重量部） １ブチルゴム・１　１００ ２ボリプデン＄　２　１００ ８カーボンブラツク拳８１０ ４粘着付与剤・４２０ ｂ充填剤−５８０ −１工クソン化学株製商品名　エクソンブチル２６８−
２日本石油株展商品名　ポリブテンＨＶ−８００・８旭
力−ボン株製商品名　旭＃７０ １１４エッソケミカルズ株製商品名　工スコレツツ１１
０ｇ・５日本シリカ特製商品名　ニップシールＶＮ。

試験体の制作方法 ２ｗｘｔＸ　１０ｍ＋１”　ｘ　１１８ｍ”　０）熱発
泡物質の条体２　Ｋ　Ｉ　ＩＩｍ厚の合成樹脂及びブチ
ル系合成ゴムから成る粘着剤層８を各々第２図の如く被
着積層した外寸法１＋ｎ　Ｘ　Ｉ　Ｚｍ　Ｘ　１１８ｉ
ｎＬの試験用供試体を製作する。

次に第１θ図の如く一方の耐火レンガ（寸法６５ｇ＋＊
ｘｌ１８朋×２８０龍）に十文字に深さ４闘、幅２０龍
の溝を設置その一方向の溝内に上記供試体である本発明
のシール材５を設置した後、−との面に溝なしレンガを
合わせたものを防火性能試験の供試体とする。

更に第１１図の如く本発明シール材（第２図）を設置し
たレンガ面に、溝なしレンガを合わせ、本発明シール材
と直角方向のレンガ−レンガ間を市販コーキング材にて
止水シールしたものを水密性能試験の供試体とする。

試験方法； （１）防火性能試験 上記供試体を第１２図の如く、ガスバーナーにて１０分
間加熱した時のガスシール性と発泡状態を観察する。

（幻水密性試験 上記供試体の本発明シール材を設置していない上部溝か
ら水を注入した時の下部からの漏水の有無を観察する。

本発明の防火性能試験では５分で上部より煙の発生が止
まシ、１０分後の発泡状態では設けたレンガ溝は発泡炭
化層により完全にシールされた状態で加熱中レンガ上部
の溝からの熱気は認められない。

更に水密性能試験では、下部の溝からの漏水の発生は認
められず、又シーリング材の状態の異常も認められなか
った。

すなわち、本発明は熱発泡物質から成る条体２周面に前
記した粘着剤層８が被覆されたシーリング材で、従来の
熱発泡物質の欠点であった防湿。

防水、気密性が改良されただけでなく、これらの機能が
全て一体化した為に１防水層と防火層を態別に設ける必
要がなく、工程の簡略化が計れる。

粘着剤としてブチル系合成ゴムから成るシーリング材を
用いることによシ尚一層気密性、長期安定性に優れる為
、経済的効果に優れ、表面が粘着性を有する為に、施工
個所に容易に充填設置ができるなど施工性が著るしく改
善されたもので、産業上有用なものである。

又水を止める方向によっては熱発泡物質と粘着剤の各稲
組み合わせで対応できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例品を示す断面図であり、 第２図は同じくその斜視図であシ、 第８図〜第９図はそれぞれ本発明の他の実施例品を示す
断面図であシ、 第１０図は本発明の試験方法において耐火レンガに本発
明のシール材を設置した図面であシ、第１１図は水密性
試験の供試体で耐火レンガにコーキング処理した図面で
あり、さらに、第１２図は防火性能試験方法の図面であ
る。 １・・・シール材 ２・・・熱発泡物質から成る条体 ３・・・粘着剤層　４・・・耐火レンガ５・・・本発明
のシール材　６・・・市販コーキング材７・・・ガスバ
ーナー。 第１図　第２図 第９図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 Ｌ　所望の断面形状を有し、基本配合が炭化膜形成剤１
   発泡剤、触媒から成る熱発泡物質の条体２と、該条体２
   の周囲側壁の一部又は全面被着積層された粘着剤層８と
   を具えたことを特徴とするシール材。 区　前記粘着剤層８の粘着剤がブチル糸合成ゴムである
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のシール材
   。