JPS6021466Y2 - エンジンの防塵装置 - Google Patents

エンジンの防塵装置

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Publication number
JPS6021466Y2
JPS6021466Y2 JP6329579U JP6329579U JPS6021466Y2 JP S6021466 Y2 JPS6021466 Y2 JP S6021466Y2 JP 6329579 U JP6329579 U JP 6329579U JP 6329579 U JP6329579 U JP 6329579U JP S6021466 Y2 JPS6021466 Y2 JP S6021466Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating screen
fan
guide
engine
air
Prior art date
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Expired
Application number
JP6329579U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55163431U (ja
Inventor
良克 葛原
和朗 宮原
Original Assignee
川崎重工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 川崎重工業株式会社 filed Critical 川崎重工業株式会社
Priority to JP6329579U priority Critical patent/JPS6021466Y2/ja
Publication of JPS55163431U publication Critical patent/JPS55163431U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコンバイン等の農業機械に搭載するのに適した
空冷エンジンの防塵装置に関する。
空冷エンジンをコンバインに搭載すると、わらぼこりや
わらくずがエンジンにか)り易いため、わらくず等がエ
ンジンに吸入されないように冷却空気吸入口に防塵装置
が必要である。
そして従来第1図のようにクランク軸1の端部にファン
2と始動プーリ3をボルト又はナツト4で締着し、ファ
ン2を囲む導風板5の、ファン2の前方部分に空気吸入
口6を開口し、始動プーリ3のファン2側へ向い開いた
傘形の回転スクリーン7を固定し、回転スクリーン7の
外周の筒状部に半径方向外方へ向う多数の山形突起8(
第2図)を設けてこの突起8を導風板5に近接せしめ、
回転スクリーン7と導風板5の間の間隙9からファン2
側へ吸入されようとするわらほこり等を山形突起8によ
り外方へ跳ね飛ばすようにした防塵装置は既に提案され
ている(実開昭5l−116335)。
10は複数個の間隔片、11はリコイルスタータケース
、12はリング群からなるガイドで、このガイド12は
複数個の間隔片10に掛は渡し固定している。
ところが第1.第2図の装置においては、高速回転中の
山形突起8が跳ね飛ばしたわらくず等はその大部分が吸
入空気流に乗って再び回転スクリーン7に被さり、回転
スクリーン7に目詰りを誘起し易い。
回転スクリーン7に被さったわらくず等が遠心力により
突起8の付近に達すると、再び突起8により外方へ跳ね
飛ばされるが、ガイド12部分には吸入空気流があるた
めわらくず等をガイド12の外方へすべて排出すること
に困難であり、前述の不具合が繰り返される。
本考案は回転スクリーンが高速回転していることを利用
して、回転スクリーンと導風板の間にカッターを形威し
、わらくず等を積極的に細かく切断して冷却空気と共に
エンジン内を通過させようとするもので、第3図に実施
例を示す。
第3図においてファン15のボス部はクランク軸16の
前端部(図の右端部)にテーパ嵌合し、ナツト17によ
り締着されており、ボス部の前面に始動プーリ18が複
数個のボルト19により取り付けである。
ファン15を囲む導風板20はファン15の前方にファ
ン15と同芯の筒状部21を備え、筒状部21内が空気
吸入口22となっている。
プーリ18にはファン15側へ向い開いた傘形の回転ス
クリーン23が部分24においてスポット溶接その他の
手段で取り付けてあり、回転スクリーン23は外周部に
筒状部25を備え、この筒状部25は導風板20の筒状
部21の外側に半径方向のわずかな間隙L□をへだで)
嵌まり、筒状部25の先端は導風板20の前面にわずか
な間隙L2をへだで)対向している。
筒状部25は梯形の切欠26を備え、導風板20と協働
してカッターAを形成している。
回転スクリーン23は多数の窓孔を有するプレス品にラ
スメタルをスポット溶接してつくることができ、傘形の
テーパ面はわらくず等の侵入を阻止するスクリーンを形
成している。
第3図の間隔片2は1コヨ形の銀金部材で、例えば4個
の間隔片28がリコイルスタータケース29と導風板2
0を接続している。
30はボルト、31はカラー、32は溶接ナツトである
3個のリング状のガイド33が4個の間隔片28の外側
に円形を保持した状態で等間隔に掛は渡され、ガイド3
3と各間隔片28はその接合部においてスポット溶接さ
れている。
リコイルスタータケース29は複数個の窓孔35を備え
、各窓孔35にはラスメタル36が取り付けである。
エンジン運転中ファン15が回転すると、ファン15の
吸引力により外部の空気はりコイルスタータケース29
の窓孔35及びガイド33部分を通過してケース29内
の空間37に入り、引き続き回転スクリーン23、空気
吸入口22をへてファン15の羽根部分に達し、そこで
加圧された後導風板20内の通路38をへてエンジンE
のシリンダヘッドの放熱フィン(図示せず)に吹き付け
られ、フィンを冷却した後フィン間の通路をへてエンジ
ン外方へ流出する。
エンジンに上方かられらくず等が振りか)っている場合
、わらくず等がリコイルスタータケース29のラスメタ
ル36に被さると、そのま)付着状態を続け、空気の流
入を阻害するが、ガイド33の間には比較的大きい間隔
があるため一部のわらくずは空間37内に侵入し、回転
スクリーン23に被さり、回転スクリーン23から遠心
力を受けて矢印B方向に移動し、カッターAの部分から
空気吸入口22側へ流入しようとする。
筒状部25には切欠26が設けであるため、筒状部26
は鋭利な切刃となり、カッターA部分を流入゛しようと
するわらくず等は回転スクリーン23の高速回転により
瞬間的に細かく切断され、切断されたわらくず等は流入
空気と共に空気吸入口22をへてエンジン内を通過する
以上説明したように本考案においては、回転スクリーン
23の外周の筒状部25に切欠26を設けて導風板20
との間にカッターAを形成したので、目の粗いガイド3
3の部分から流入したわらくず等が回転スクリーン23
に被さっても、遠心力により速やかにカッターA部分へ
の自動的に供給され、そこで瞬間的に細かく切断され、
冷却空気と共に空気吸入口22側へ吸入されるので、わ
らくず等が回転スクリーン23とガイド33間で複数回
往復したり、一部分に滞留する恐れがなく、冷却空気通
路が狭くなったり、閉塞する不具合はなくなる。
又エンジン内に吸入されたわらくず等は細かく切断され
ているためシリンダ、シリンダヘッドのフィン間を冷却
空気と共に素早く通過するため、火災の心配もない。
ガイド33を取り付ける間隔片28を利用してリコイル
スタータケース29をボルト30で取り付けるようにし
たので、従来使用していたりコイルスタータ11をその
ま)流用することができ、安価に製造し得る利点もある
本考案においてはりコイルスタータケース29の外筒面
に目の細いラスメタル36付の窓孔35を設け、回転ス
クリーン23の外周部とラスメタル付窓孔35の間の隙
間をガイド33に対向させるようにしたので、回転スク
リーン23の表面にかぶさったわらぼこりやわらくず等
は遠心力を受けて矢印Bの方向に移動し、回転スクリー
ン23とラスメタル付窓孔35の間の隙間を通して間隔
片28の間の隙間へ送られ、ガイド33の間の空間を通
して外部に排出される。
その時ガイド33の目が粗いため、わらぼこり等の排出
は円滑になる。
しかもその間の通常運転中は、回転スクリーン23上を
矢印B方向に移動するわらぼこり等がラスメタル36の
内面に付着せず、ラスメタル付窓孔35の部分から空気
が円滑に流入する。
ラスメタル36の外周面に目詰まりが生じても、目の粗
いガイド33の部分から空気を吸入して運転を継続する
ことができ、ガイド33の間を通してわらくず等が侵入
しても、回転スクリーン23の外周面上を遠心力により
矢印B方向に移動して一部はガイド33の間から外部へ
放出され、残りの一部はカッターAを通過し、細分化さ
れてエンジンを素早く通過する。
従って目詰まりを点検したり目詰まりをなくする作業の
間隙が長くなり、取扱いが容易になる。
このように目の細いラスメタル36と目の粗いガイド3
3を前後に並べて配置し、回転スクリーン23の表面を
遠心力の作用で矢印B方向に移動するわらくず等をガイ
ド33側へ導くようにしたので、ラスメタル36から回
転スクリーン23を通過する空気の流れと、回転スクリ
ーン23の表面を矢印B方向に流れるわらくず等の流れ
を分けることができ、一旦分分離されたわらくずが繰り
返し回転スクリーン23に戻される不具合はなくなる。
なお本考案を具体化する時、ガイド33の代りに螺旋状
の針金を4個の間隔片28に掛は渡してスポット溶接に
より一体化することもできる。
その場合はガイドの製造コストが低減する。
また間隔片28及びカラー31は第4図及び第5図に示
すように板金をU字形に曲げて一つの部品28′とし、
39の部分をカシメを行ってガイド33を間隔片28′
に接合する方法もある。
この場合はガイド33が熱られないのでガイド33の歪
がなくなり工作精度が向上する。
空気吸入口22部分の筒状部21を省略することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の装置を備えたエンジンの縦断側面略図、
第2図は第1図の■−■断面図、第3図は本考案を適用
したエンジンの一部水平断面を含む平面部分図、第4図
は別具体例の部分図、第5図は第4図の■−■断面図で
ある。 11・・・・・・リコイルスタータ、15・・・・・・
ファン、16・・・・・・クランク軸、18・・・・・
・始動プーリ、20・・・・・・導風板、22・・・・
・・空気吸入口、23・・・・・・回転スクリーン、2
5・・・・・・筒状部、26・・・・・・切欠、28・
・・・・・間隔片、29・・・・・・リコイルスタータ
ケース、33・・・・・・ガイド、A・・・・・・カッ
ター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クランク軸端のファンの前部に始動プーリを取り付け、
    ファンの前方に空気吸入口を有する導風板の前面に複数
    個の間隔片をへだで)リコイルスタータケースを取り付
    け、リコイルスタータケースの外筒面に目の細いラスメ
    タル付の窓孔を設け、始動プーリの外面にファン側へ向
    い開いた傘形の回転スクリーンを固定し、回転スクリー
    ン外周の筒状部に切欠を設けかつ導風板前面に近づけて
    カッターを形威し、カッターの外側において間隔片にリ
    ング群又は螺旋のガイドを粗く掛は渡し固定し、回転ス
    クリーンの外周部とラスメタル付窓孔の間の隙間をガイ
    ドに対向させたことを特徴とするエンジンの防塵装置。
JP6329579U 1979-05-11 1979-05-11 エンジンの防塵装置 Expired JPS6021466Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6329579U JPS6021466Y2 (ja) 1979-05-11 1979-05-11 エンジンの防塵装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6329579U JPS6021466Y2 (ja) 1979-05-11 1979-05-11 エンジンの防塵装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55163431U JPS55163431U (ja) 1980-11-25
JPS6021466Y2 true JPS6021466Y2 (ja) 1985-06-26

Family

ID=29297326

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6329579U Expired JPS6021466Y2 (ja) 1979-05-11 1979-05-11 エンジンの防塵装置

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JP (1) JPS6021466Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6325303Y2 (ja) * 1981-02-10 1988-07-11
JPS6133219Y2 (ja) * 1981-06-10 1986-09-29
JP2513184Y2 (ja) * 1987-05-06 1996-10-02 川崎重工業株式会社 リコイルケ−ス

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55163431U (ja) 1980-11-25

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