JPS6021024Y2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JPS6021024Y2
JPS6021024Y2 JP17422079U JP17422079U JPS6021024Y2 JP S6021024 Y2 JPS6021024 Y2 JP S6021024Y2 JP 17422079 U JP17422079 U JP 17422079U JP 17422079 U JP17422079 U JP 17422079U JP S6021024 Y2 JPS6021024 Y2 JP S6021024Y2
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JP
Japan
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water
circulation
stirring blade
blade
reinforcing rib
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JP17422079U
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English (en)
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JPS5691591U (ja
Inventor
俊博 野村
Original Assignee
株式会社東芝
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は攪拌翼の裏面に突設された循環用翼片により洗
濯槽内の水を該洗濯槽の上部に揚水して循環させる洗濯
機に関する。
従来より脱水兼用洗濯機においては、水受槽内に配設さ
れた多数の透孔を有する洗濯槽兼脱水槽たる回転槽の底
部に駆動モータにより回転駆動されるプラスチック製の
攪拌翼を設け、この攪拌翼の裏面に中心部のボス部から
外周側部位にわたるようにして比較的長尺な多数個の循
環用翼片を放射状に突設することによって、攪拌翼の回
転にともなう循環用翼片のポンプ作用により水受槽内の
水を回転槽底部の透孔より吸引して外周方向へ吐出させ
その水を前記回転槽の上部に通水路を介して揚水させ、
その通水路の上端部に回転槽内に臨むようにしてフィル
タを配設してこのフィルタにより循環水に含まれるリン
トを捕獲する構成のものが考えられている。
しかしながら、上記構成によれば、攪拌翼の裏面に比較
的長尺な多数個の循環用翼片を突設する関係上、攪拌翼
を底形する成形製の構造が複雑になるばかりでなく、そ
れだけ成形材料たるプラスチックを多量に要し、総じて
高価になる不具合があり、又攪拌翼の重量も増す不具合
があった。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は
、外周縁部に下方に突出する補強リブを有する攪拌翼の
裏面の外周部位のみに、該補強リブと所定の間隔を存し
て放射状に多数個の循環用翼片を突設じ、その循環用翼
片を前記攪拌翼の中心線から該攪拌翼の半径寸法の17
3の位置よりも外側に存するように設定する構成とする
ことによって、循環用翼片を小寸法としながら洗濯槽内
の水を該洗濯槽上部に揚水して循環させる作用を充分に
得ることができ、従って攪拌翼を成形する成形製の構造
を簡単になし得且つ成形材料も少なくて済み、総じて安
価に製作することができ、又攪拌翼の重量もそれほど増
すこともなく、しかも攪拌翼の駆動モータの消費電力の
節減も図り得る洗濯機を提供するにある。
以下本考案の一実施例につき図面を参照して説明する。
第1図の脱水兼用洗濯機において、1は外箱2内に吊持
機構3を介して揺動可能に弾性吊持した水受槽で、これ
の外底部には駆動モータ4及びこれの回転がベルト伝達
機構5を介して伝達される動力伝達機構6が配設されて
いる。
7は水受槽1内に回転自在に配設された洗濯槽兼脱水槽
たる回転槽で、周側壁には多数の脱氷孔8が形成され上
端内側にはバランスリング9が配設されている。
さらに該回転槽7にはその底部に凹陥部10が形成され
ていると共に該凹陥部10の側部に吐水口11が形成さ
れている。
12は前記動力伝達機構6の脱水軸13上端部に取着さ
れた支持板で、これにより上記凹陥部10の下面開口を
閉塞すると共に回転槽7を支持しており、該支持板12
には多数の小孔から威る吸水口14が形成されている。
15は攪拌翼で、これは前記動力伝達機構6の洗い軸の
上端部に前記凹陥部10を覆うように後述する如く取着
されており、該攪拌翼15下面及び凹陥部10内面によ
って囲繞された空間部をポンプ室16としている。
17は通水路としての通水パイプで、これの下端部は前
記吐水口11を介してポンプ室16に連通されており、
又上端部の注入口18は前記バランスリング9の下面に
取着されたフィルタ19を有するフィルタ支持体20に
上方から臨むようになっている。
21は前記水受槽1の内底部に形成された排水口で、こ
れは排水弁22を介して排水ホース23に連結されてい
る。
さて、前記攪拌翼15について第2図及び第3図を参照
しながら説明する。
即ち、攪拌翼15はプラスチックで一体成形されたもの
で、その中心部にはボス部24が下方部に向けて突設さ
れており、このボス部24を前記洗い軸に嵌合させねじ
により取着させている。
25は補強リブで、これは攪拌翼15の外周縁部に全周
にわたって下方に突出するよう一体に形成されている。
26は循環用翼片で、これは攪拌翼15の裏面の外周部
位のみに前記補強リブ25と所定の間隙寸法1例えば5
rrrInを存して放射状に多数個例えば12@突設さ
れている。
この場合、循環用翼片26において、その高さ寸法Hは
例えば3Wr!n程度の小寸法に設定され、幅寸法Wは
例えば5職程度の小寸法に設定されている。
27は前記攪拌翼15の裏面におけるボス部24と循環
用翼片26との中間に位置する部位に全周にわたって一
体成形された補強リブで、これは下方向へ指向し、その
下端が前記循環用翼片26の下端よりも上方に位置する
ようになっている。
次に上記構成の作用につき説明する。
洗剤洗い及びすすぎ洗いの各運転中に撹拌翼15が回転
されると、これと一体の循環用翼片26が回転し、回転
槽7と水受槽1との水が、吸水口14からポンプ室16
内に吸入され、此処で循環用翼片26に付勢されて吐水
口11から吐出され、さらに通水パイプ18を通りフィ
ルタ支持体20にまで上昇されその注水口18からフィ
ルタ19内に向けて流出され、該水は該フィルタ19を
通過して回転槽7内に戻される。
一方、水がフィルタ19を通過する折り該水中のリント
が該フィルタ19により捕獲される。
而して回転槽7内に水が戻されることによってその相当
量の水が脱水孔8を通り回転槽7から該回転槽7と水受
槽1との間に流出することになる。
即ち、循環用翼片26のポンプ作用によって回転槽7内
の水が脱水孔8及び吸水口14を介して回転槽7の上部
に揚水されその揚水後回転槽7内に戻されるという循環
水路が形成され、リントはこの循環水路に存するフィル
タ19により捕獲される。
一方、脱水時には回転槽7が回転されて回転槽7内の洗
濯物中の水が脱水孔8から水受槽1へ放出され、排出口
21、開放された排水弁22、そして排水ホース23を
通り機外へ放出される。
第4図は循環用翼片26の突設位置を変化させた場合の
循環水量及び入力電力の変化を示す本考案者の実験結果
のデータであり、横軸に攪拌翼15の中心線をOとした
時のその中心線から循環用翼片26の外周側端面までの
距離S(攪拌翼15の半径rに対する比)をとって示し
、縦軸に循環用翼片26による循環水量C(1/mim
)及び駆動モータ4への入力電力P (W)をとって示
す。
そして、L□が循環水量特性曲線、hが入力電力特性曲
線を示す。
この場合、循環用翼片26は幅寸法Wが5WrIItに
一定になるように設定されているが、高さ寸法Hは距離
Sによって変化している。
この実験結果から明らかなように、循環用翼片26の距
離Sが1/3 rより小(攪拌翼15の中心線側に近づ
くこと)の時には循環水量Cはほとんどなく、1/3r
よりも大(攪拌翼15の外周側に近づくこと)となる時
には循環水量Cは急激に増大し、その距離575Goの
時に循環水量Cはピーク値に達し、その後は急激に減少
する。
そして、この距離Soの時の間隙寸法1は5mであり、
高さ寸法Hは3閣であり循環水量Cは約20(1/mi
m)であり、入力電力Pは250 (W)であるという
結果が得られた。
この実験結果を基に推測してみるに、循環用翼片26の
距離Sが1/3 r以下の時にはその循環用翼片26の
周速度が小で循環水量を得るだけのポンプ作用が得られ
ず、距離Sが1/3 rを超えれば即ち攪拌翼15の外
周側に近づけば近づくほど周速度が大となって循環水量
Cが急激に増大するような強力なポンプ作用が得られる
と考えられる。
そして、循環用翼片26の突設位置が距離Soの時即ち
循環用翼片26と補強リブ25との間隙寸法1が5mの
時に循環水量Cがピーク値に達したその後は急激に減少
することは循環用翼片26により攪拌翼15の外周側に
吐出された水が補強リブ25によって阻害されるため換
言すれば循環用翼片26と補強リブ25との間に充分な
水の流通路が形成されなくなるためであると考えられる
而して、本実施例では循環用翼片26をこの距離Soの
位置に突設しており、この時に得られる約20 (i
/mim)の循環水量は従来のものと同等であり、又こ
の時の入力電力250 (W)は従来より10 (W)
程度少ないという結果が得られている。
このように本実施例によれば、攪拌翼15の裏面の外周
部位のみに補強リブ25と所定の間隙寸法1例えば5咽
を存して12個の循環用翼片26を放射状に突設したの
で、小寸法の循環用翼片26であってもポンプ作用を従
来に比して低下させることがなく、充分な循環水流を得
ることができるものであり、そして循環用翼片26が従
来に比し極めて小であるので、攪拌翼15を成形する成
形製の構造は従来に比し著しく簡単になり、且つその成
形材料たるプラスチックの量も少なくて済み、総じて安
価に製作できるものであり、又その循環用翼片26によ
るプラスチックの量の増加分はわずかであることから攪
拌翼15の重量がそれほど増すことはなく、シかも前述
したように循環用翼片26が従来に比し極めて小である
ので水によって受ける抵抗を極力小となし得て、駆動モ
ータ4への入力電力を小とすることができ消費電力の節
減をも図り得る。
尚、上記実施例では本考案を脱水兼用洗濯機に適用した
が、これに限ることなく循環水量を得る構成のものであ
れば二槽式の洗濯機にも適用できる等、要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更して実施できる。
本考案は以上説明したようになり、循環用翼片を小寸法
としながら洗濯槽内の水を該洗濯槽上部に揚水して循環
させる作用を充分に得ることができ、従って攪拌翼を成
形する成形製の構造を簡単になし得且つ成形材料も少な
くて済み、総じて安価に製作することができ、又攪拌翼
の重量もそれほど増すこともなく、しかも攪拌翼の駆動
モータの消費電力の節減も図り得る洗濯機を提供できる
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は脱水兼用洗濯
機の縦断側面図、第2図は攪拌翼の拡大縦断面図、第3
図は攪拌翼半部の拡大底面図、第4図は作用説明用の入
力電力−循環水量の特性曲線図である。 図面中、4は駆動モータ、7は回転槽(洗濯槽)、15
は攪拌翼、16はポンプ室、17は通水パイプ(通水路
)、25は補強リブ、26は循環用翼片を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 洗濯槽内の底部に配設され外周縁部に下方に突出する補
    強リブを有する攪拌翼と、この攪拌翼の裏面の外周側部
    位のみに前記補強リブと所定の間隙を存して放射状に突
    設されたポンプ作用をなす多数個の循環用翼片と、この
    循環用翼片のポンプ作用に応じて前記洗濯槽内の水を該
    洗濯槽の上部に揚水して循環させる通水路とを具備して
    なり、前記循環用翼片は前記攪拌翼の中心線から該攪拌
    翼の半径寸法の1/3の位置よりも外側に存するように
    設定されていることを特徴とする洗濯機。
JP17422079U 1979-12-14 1979-12-14 洗濯機 Expired JPS6021024Y2 (ja)

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JP17422079U JPS6021024Y2 (ja) 1979-12-14 1979-12-14 洗濯機

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JP17422079U JPS6021024Y2 (ja) 1979-12-14 1979-12-14 洗濯機

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Publication Number Publication Date
JPS5691591U JPS5691591U (ja) 1981-07-21
JPS6021024Y2 true JPS6021024Y2 (ja) 1985-06-22

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JP6521894B2 (ja) * 2016-04-15 2019-05-29 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 洗濯機

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JPS5691591U (ja) 1981-07-21

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