JPS60208764A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

Info

Publication number
JPS60208764A
JPS60208764A JP6514484A JP6514484A JPS60208764A JP S60208764 A JPS60208764 A JP S60208764A JP 6514484 A JP6514484 A JP 6514484A JP 6514484 A JP6514484 A JP 6514484A JP S60208764 A JPS60208764 A JP S60208764A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
resin
intermediate layer
parts
photosensitive layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6514484A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Oguchi
小口 芳弘
Kazuharu Katagiri
片桐 一春
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP6514484A priority Critical patent/JPS60208764A/ja
Publication of JPS60208764A publication Critical patent/JPS60208764A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/14Inert intermediate or cover layers for charge-receiving layers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は電子写真感光体に関する。
〔従来技術〕
電子写真感光体は、基体の上にSe、 5e−Te 。
5e−Te−As、ZnO、CdS 、 CdSe5非
晶質81等の無機物、又はPVK 、フタロシアニン、
ピラゾリン等の有機物からなる光導電物質を含有する感
光層を有している。
有機光導電物質は、無機光導電物質に比べて軽量で高い
生産性を有するなどの利点があるが、感度が低いため実
用化は難かしかった。そのため、いくつかの増感方法が
提案されているが、効果的な方法としては、感光層を電
荷発生層と電荷輸送層とに分離して積層させた機能分離
型感光体を用いることが知られている。
電荷発生層は、アゾ顔料、キノン顔料、キノシアニン顔
料、ペリレン顔料、インジゴ顔料、ビスベンゾイミダゾ
ール顔料、フタロシアニン顔料、キナクリドン顔料等の
電荷発生物質を結着剤樹脂に分散させて、゛基体上に塗
布して形成される。
電荷発生層は、その内部で発生lたホト・キャリアの飛
程を短かくするために薄膜層、例えば1ミクロン以下、
好ましくは0.5ミクロン以下の膜厚の薄膜層とするこ
とが必要である。このことは、入射光量の大部分が電荷
発生層で吸収されて多くのホト・キャリアを生成するこ
と、さらには発生したホト・キャリアを再結合や捕獲に
より失活することなく電荷輸送層に注入する必要がある
ことに帰因している。
しかし基体上に直接このような薄い電荷発生層を塗布形
成すると、基体表面のごく僅かな欠陥、汚れ付着物、キ
ズ等によシ膜厚の不均一性を生じたシ、いわゆる、はじ
き、ぶつ、むらなどが発生しやすい。このため電荷発生
層を基体上に形成させる際には通常中間層を間に設ける
場合が多い。
中間層に要求される特性の1つとして、電気的特性が挙
げられる。すなわち、電子写真感光体の電子写真特性に
影響を与えないことが重要で、このためには電気抵抗が
低いことが必須である。電気抵抗が高いと、中間層に帯
電電位が印加され、いわゆる残留電位として画像がぶシ
が発生する。
中間層は、従来よシポリビニルアルコール、ホリビニル
メチルエーテル、ポリ−N−ビニルイミダゾール、エチ
ルセルロース、メチルセルロース、エチレン−アクリル
酸コポリマー、カゼイン、ゼラチン、Iリアミド等の樹
脂を数ミクロン程度に塗布した樹脂層(第1図)だけを
設けるが、または必要に応じて、アルミニウム、ニッケ
ル、銅、銀、金、亜鉛、スズ、チタン、鉛、インジウム
などの金属粉体もしくはそれらの酸化物粉体又はカーが
ン粉等の導電性物質をバインダー樹脂に分散させた導電
性樹脂層(第2図2′)を、基体の欠陥などを被覆する
ために数ミクロン−数十ミクロンの膜厚で設けるかある
いは、バインダー樹脂の種類と、中間層の上に設ける感
光層塗布材料との関係によシ導電性樹脂層が侵されるか
あるいは相互の整合性が良好でない場合には、導電性樹
脂層21の上に更に樹脂層を積層する(第3図22)な
どの構造が知られている。
また、前述の導電性樹脂層を感光層の下に有する電子写
真感光体は(第2図、第3図)、導電性樹脂層がその表
面において光を散乱させる性質があるので、光源にレー
ザー光を用いるよう々、いわゆるレーザービームプリン
ター等に使用しても、レーザー光が基体表面で反射して
干渉するような現象を防止する性質があるので、そのよ
うな用途にも有効に使用される。
中間層は、前記の基体上の欠陥の補修、電気抵抗の低減
の他に、(1)基体及び感光層との密着性、接着性、(
2)表面平滑性、(3)感光層の塗工性、(4)その上
に塗布される感光層の溶媒に対する耐溶剤性などの諸条
件を満たすことが望まれている。
従来の中間層は、上記の条件をすべて満足できるものが
少く、電子写真感光体として電子写真グロセスを用いて
耐久試験を行なうと、基体と中間層間、または中間層と
感光層間で膜7クレ、膜ハガレを生じ、画像ムラ、クリ
ーニング不良などの原因となった。また導電性物質を含
有する中間層の表面には、凹凸状の突起物ができ、その
上に塗布する感光層の膜厚不均一、ムラの原因となった
さらKは、上記のような欠点を満足した中間層材料を見
出しても、その上に塗布する感光層の溶媒によって多少
なシとも、浸み込み、膨潤、などを生じ、電子写真特性
に影響を及ぼす場合が多かった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、前述の従来技術の欠点を解消した新規
の電子写真感光体を提供することにある・本発明の別の
目的は、中間層と隣接する他の層との接着性、密着性、
中間層の表面平滑性、中間層の上に塗布する感光層の塗
工性、耐溶剤性が改良された電子写真感光体を提供する
ことにある。
本発明のかかる目的は、基体と感光層の間に、コロイド
状シリカを含有する中間層を設けた電子写真感光体によ
って達成される。
〔実施態様〕
本発明で用いるコロイド状シリカは、水を分散媒とした
もので、水の中でシリカ粒子が無数に分散し、かつ安定
化したシリカゾルで存在する。またメチルまたはエチル
アルコールなどの水と良く混合する親水性有機溶媒に分
散させたシリカゾルがある。さらに水分散系シリカ粒子
のシラノール基を有機けい素ハロゲン化物またはアルコ
ール類と置換するなどの方法でシリカ粒子の表面を疎水
化処理を施すことによって疎水性有機溶媒に分散させた
シリカゾルができる。このようにほとんどの溶媒に分散
することができる。
このようなコロイド状シリカは一次粒子径が数十〜数百
又と非常に微細で単位重量当たシの表面積が数十〜数百
m2/、jilと非常に大きいため、溶媒中に分散され
てもコロイド状に分散しかつ安定したものである。また
この分散液から溶媒を蒸発させることによシ、コロイド
状シリカは、物質の凹凸部に強固に付着し、また粒子同
志もシロキサン結合を形成して強固な結合を作るため良
好な密着性、接着性を示す。つまシ、前述のシリカ粉末
を樹脂と有機溶媒中に混合、分散、塗工すると乾燥後に
は表面平滑性があシ、密着性接着性を増すことができる
。またコロイド状シリカの水酸基と樹脂の官能基とを化
学的に反応させることにより耐溶剤性も大幅に改良する
ことができる。
また意外に耐水性に対しても効果があシ、高湿中におい
ても安定した電子写真特性が得られた。
この種のシリカ粉末の市販品として”Cataloid
−Sシリーズ′“08CAP (粉末品) 、 08C
AL (液状品)シリーズ″(触媒化成工業(株)製)
、″アエロジルシリーズ°′ホワイトカーがン″などを
用いることができる。
本発明で使用する基体としてはアルミニウム。
銀、銅、クロム、ニッケル、黄銅やステンレスなどの金
属のプレート形状又はシリンダー形状のもの、あるいは
前述の如き金属をプラスチ、クフィルムや硬質紙等の絶
縁物の上にラミネート、蒸着あるいはメッキしたもの力
どを拳げることができ、この際に用いるグラスチックフ
ィルムとしてはポリエチレンテレフタレート、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、フェノール樹脂やアクリル樹脂
などが適している。
このような基体の上に中間層は、第1図乃至第3図に示
す如く形成させる。第1図の樹脂層2の樹脂として例え
ば、ポリビニルアルコール、71?リビニルメチルエー
テル、ポリビニルエチルエーテル、ポリビニルピリジン
、ポリビニルピロリドン。
ポリエチレンオキシド、ポリアクリル酸類、メチルセル
ロース、エチルセルロース、ポリグルタミン酸、カゼイ
ン、ゼラチン、でんぷん等の水溶性樹脂や、メラミン、
ポリアミド、エポキシ、ポリウレタンやポリグルタミン
酸エステルなどを用いることができ、上記の樹脂に対す
るコロイド状シリカの含有量は、樹脂100重量部に対
して1〜200重量部、好ましくは1〜20重量部であ
る。
中間層の膜厚は、基体表面粗さに応じて1〜20μ好ま
しくは、1〜5μである。
また第2図2′の導電性樹脂層に用いる導電性物質とし
ては、例えばアルミニウム、二、ケル、銅。
銀、金、亜鉛、スズ、チタン又は鉛やインジウムなどの
金属粉体もしくはそれらの酸化物粉体又はカーボン粉体
等の導電性微粉体を用いる仁とができる。導電性微粉体
を分散せしめた中間層は、膜厚を厚くすることが可能で
、この際中間層の抵抗としては、1013−以下とする
ことが好ましい。
また、所望とする抵抗を得るためには導電性微粉体の種
類や分散比率などを調整することができる。
導電性微粉体の大きさは、小さいもの#止ど良好でアシ
、特に1μ以下が好ましい。上記の中間層を形成する際
にはバインダーとして樹脂が好ましく使用されるが、こ
の様な樹脂としては、例えばポリヒニルアル:l−/L
1.$リピニルメチルエーテル。
ポリビニルエチルエーテル、ポリビニルピリジン。
ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオキシド。
ホリアクリル[6,メチルセルロース、エチルセルロー
ス8ポリグルタミン酸、カゼインクゼラチン、でんぷん
等の水溶性樹脂や、メラミン・、7 リアミド、エポキ
シ、ポリウレタンやポリグルタミン酸エステルなどを用
いることができ、中でもIリウレタン樹脂、エポキシ樹
脂、アルキド樹脂。
ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂、アクリル−メラミ
ン樹脂やフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂が好適である
。この樹脂に対する前述のコロイド状シリカの含有量は
樹脂100重量部に対して、1〜200重量部好ましく
は、1〜20重量部である。膜厚は基体表面粗さに応じ
て1〜50μ好ましくは5μ〜20μである。
又、導電性微粉体の種類によっては、感光層にフリーキ
ャリアを注入する性質を有するものもあるが、そのよう
な材料を中間層に用いると、感光層の電位減衰が大きく
なシ、画像形成が困難になる。そのような場合には、第
1図の如く前述の導電性物質を含む樹脂層21上にさら
に第2の樹脂層22を薄く設けることによって、フリー
キャリアの注入を防ぐことができる。この第2の樹脂層
ハ、例、tiL’、de’)ビニルアルコール、Iリビ
ニルメチルエーテル、ポリビニルエチルエーテル、ポリ
ビニルピリジン、ぼりビニルピロリドン、ポリエチレン
オキシド、ポリアクリル酸類、メチルセルロース、エチ
ルセルロース、 >12リグルタミン酸。
カゼイン、ゼラチン、でんぷん等の水溶性樹脂や、メラ
ミン、ポリつ′ミド、エポキシ、ポリウレタンやポリグ
ルタミン酸エステルなどを用いることができる。コロイ
ド状シリカは2つの樹脂層21゜220一方又は両方に
含有させることができ、上記樹脂100重鈑部に対して
コロイド状シリカの含有量は1〜200重量部、好捷し
くけ1〜20重量部である。
本発明の中間層を形成する際に用いる塗工液は、前述の
樹脂を適当な有機溶剤に溶解することによって調製でき
る。具体的な有機溶剤としてはメタノール、エタノール
、イソグロノ9ノールなどのアルコール類、アセトン、
メチルエチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン類
、N、N−ジメチルホルムアミド、 N、N−ノメチル
ア七ドアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドな
どのスルホキシド類、テトラヒドロンラン、ジオキサン
2エチレングリコールモノメチルエーテルなどのエーテ
ル類、酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステル類、クロ
ロホルム、塩化メチレン、ジクロルエチレン四塩化炭素
、トリクロルエチレンなどの脂肪族ノ・ログン化炭化水
素類あるいはベンゼン、トルエン。
キシレン、リグロイン、モノクロルベンゼン、ジクロル
ベンゼンなどの芳香族類などを用いることができる。
また、前、述のシリカ粉末の分散方法としては、ホモジ
ナイザー、?−ルミル、サンドミル等一般的に用いられ
る分散法で目的は達成される。
また、塗工は、浸漬コーティング法、スプレーコーティ
ング法、スピンナーコーティング法、ビードコーティン
グ法、マイヤーパーコーティング法、ブレードコーティ
ング法、ローラーコーティング法、カーテンコーティン
グ法などのコーティング法を用いて行なうことができる
前述のような中間層の上に形成される感光層としては、
通常の電子写真技術分野でよく知られたものを用いるこ
とができる。具体的な感光層としては、酸化亜鉛、硫化
カドミウムなどの無機光導電物等をバインダー中に分散
含有した被覆層、セレン、セレン−テルル、ペリレン系
顔料ナトノ蒸着層あるいは電荷発生層と電荷輸送層に機
能分離した積層体からなる被覆層、あるいはポリビニル
カルバゾール、ポリビニルピレン、ポリビニルアンスラ
センなどの有機光導電性ポリマーを有する被覆層などを
用いることができる。
前述の電荷発生層は、スーダンレッド、ダイアンブルー
、ジエナスグリーンBなどのアゾ顔料。
アルゴールイエロー、ピレンキノン、インダンスレンブ
リリアントバイオレットRRPなどのキノン顔料、キノ
シアニン顔料、ペリレン顔料、インジゴ、チオインジゴ
等のインジゴ顔料、インドファーストオレンジトナーな
どのビスベンゾイミダゾール顔料、銅フタロシアニンな
どの7タロシアニン顔料、キナクリドン顔料等の電荷発
送物質をポリエステル、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル
、ポリ酢酸ビニル、アクリル、ポリビニルピロリドン。
メチルセルロース、ヒドロキシゾロビルメチルセルロー
ス、ポリビニルブチラールなどのバインダーに分散させ
て、基体上に塗布して形成される。
電荷発生層の上に設ける電荷輸送層は、主鎖又は側鎖に
アントラセン、ピレン、7エナントレン。
コロネンなどの多環芳香族化合物又はインドール。
カルバゾール、オキサゾール、インオキサゾール。
チナゾール、イミダゾール、ピラゾール、オキサジアゾ
ール、ピラゾリン、チアジアゾール、トリアゾールなど
の含窒素環式化合物を有する化合物、ヒドラゾン化合物
、等の電荷輸送性物質を成膜性のある樹脂に溶解させて
形成される。これは電荷輸送性物質が一般的に低分子量
で、それ自身では成膜性に乏しいためである。このよう
な樹脂としてはポリエステル、ポリサルホン、ポリカー
ゴネート、ポリメタクリル酸エステル類、ポリスチレン
、スチレン−アクリロニトリル共重合体等が挙げられる
以上の説明から明らかであるが、本発明は、基体と感光
層の間に中間層を有する電子写真感光体において耐久性
を向上させ高品質な画像を安定に保つためには、前記中
間層が少なくとも請求範囲に示すコロイド状シリカを含
有していることが有利である点を見いだした事である。
以下本発明を実施例に従って説明する。
実施例1 基体として、60φX260wnの鏡面加工を施したア
ルミニウムシリンダーを用意した。
コロイド状シリカとして、前述のシリカ粉末″カタロイ
ドーS−20L”(触媒化成工業(株)製)2重量部と
共重合ナイロン樹脂“アラミンCM−800”(東し製
)10重量部をメタノール60重量部、ブタノール40
重量部の混合液に混合分散し、基体上に浸漬法で乾燥膜
厚が1μになるように塗布した。乾燥は80℃5分間行
なった。
次に下記構造式のジスアゾ顔料を10部酢酸酪酸セルロ
ース樹脂(商品名: CAB−381:イーストマン化
学膜)6部およびシクロヘキサノン60部を1φガラス
ピーズを用いたサンドミル装置で20時間分散した。こ
の分散液にメチルエチルケトン100部を加えて、上記
中間層上に浸漬塗布し、100℃で10分間の加熱乾燥
をして、0、197m”の塗布量の電荷発生層をもうけ
だ。
次いで、下記構造式のヒドラゾン化合物を10およびス
チレン−メタクリル酸メチル共重合樹脂”MS−200
″(製鉄化学(株)製)12部をトルエン70部に溶解
し、電荷発生層上に塗布して100℃で60分間の乾燥
をして16μ厚の電荷輸送層を形成した。
比較例1 中間層中に前述のシリカ粉末“カタロイドー8−20L
”を含有させない以外は実施例1と全く同様の方法で比
較用感光体を調整した。
実施例1と比較例1それぞれで調整した電子写真感光体
を−5,6kVのコロナ帯電工程、ハロゲンランプを光
源とした面像露光工程、乾式トナー現像工程、普通紙へ
のトナー転写工程、ウレタンゴムシーレードによるクリ
ーニング工程と除電露光工程の諸機能を有する電子複写
機に取シ付けて連続2000枚のコピー画像を形成した
。実施例1で調整した感光体で得られたコピー画像は初
期のものと、2000枚目のものとを比較したところ画
質の点でほとんど変化しておらず、何れも良好表面質で
あることが判明した。比較例1で調整した感光体は、初
期で得られたコピー画像に比べ2000枚目で得られた
コピー画像はカブリが著しく画像も部分的にボケた、良
好な画質のものでなかった。
さらに、2000枚目のコピー画像が得られた後に、感
光体を取シ出して、その表面を観察したところ本発明に
係る実施例1の感光体はほとんど変化なかったが、比較
例1の感光体は、中間層にひび割れが生じ、膜フクレが
発生していた。
実施例2 カーデンブラック25重量部、アクリル樹脂”アクリデ
ィックA405’(大日本インキ(株)製)120重量
部(固形分50%)、メラミン樹脂°゛スーパーベッカ
ミンL121”(大日本インキ(株)製)25重量部(
固形分60%)、前述のシリカ粉末″′08CAP−3
102#(触媒化成工業(株)製)15重量部、および
トルエン80重量部をロールミルにてよく分散させた。
この分散液を基体60φ×260mの十分研摩のなされ
ていない粗管のアルミニウムシリンダーに浸漬法で塗布
して20μ厚の中間層をもうけてから150℃30分間
に亘って加熱硬化させた。
次に、電子写真用酸化亜鉛粉体(白水化学製)50部を
ローズベンガル0.2部ポリアミド樹脂N164(大日
本インキ(株)製)0.5部、メタノール5部、n−へ
ブタン50部から成る溶液に添加して、ホモジナイザー
にて20分間の分散をした。
これを吸引ろ過して取り出し、80℃でよく乾燥して色
素増感酸化亜鉛を得た。
この酸化亜鉛30部にアクリル樹脂(商品名ニアクリベ
ースCRIIZ−20、藻食化成製、固型分40チ)1
2部、トルエン45部を加え、4時間にわたシ、ボール
ミルで分散した。分散液を上記下引き層上に塗布して2
2μ厚の感光層をもうけ、80℃でよく乾燥させた。次
にこの上に、重量平均分子量約12万、ガラス転移温度
約90℃のアクリル樹脂エマルジョン(商品名ニアロン
HD−11、東亜合成化学製)を粘度15cpとなるよ
う水で稀釈し、感光層上に塗布し、70℃熱風乾燥し、
4μ厚の保護層をもうけた。
比較例2 実施例2の電子写真感光体を作成した時に用いた中間層
中の前述のシリカ粉末” 08CAP−3102″(同
上)を除いた以外は実施例2と全く同様の方法で比較用
感光体を調整した。
実施例2と比較例2それぞれで調整した電子写真感光体
を実施例1で用いた電子写真複写機に取υ付は同様の方
法でコピー画像を作成した。実施例2で調整した感光体
は初期で得たコピー画像と2000枚目で得たコピー画
像とはほとんど変化がなく、何れも良好な画質であった
。さらに2000枚目のコピー終了後感光体を取り出し
て、観察したところほとんど変化してなかった。それに
比べ比較例2で調整した感光体は、帯電電位が一250
V程度であり、画像を得ることができなかった。
これはカービン粉体がフリーキャリアのうちホールを注
入する効果があるためであった。また上記と同様の方法
で感光体を観察したところ、感光体の端部側から膜ノ・
ガレが発生していた。
また、中間層まで塗布乾燥した時の表面の粗さを測定す
ると、比較例2で調整しり感光体は平均粗さが、0.5
μ最大粗さが、1.2μであった。これに対して実施例
2で調整した感光体は平均粗さが0.2μ最大粗さ0.
6μでおり、十分な異面平滑性が得られていた。
実施例3 酸化チタン粉体(堺化学(株)M)10重量部、酸化ス
ズ粉体(三菱金属(株)製)4重量部、1液性エポキシ
樹脂” tr 33 ” (アミコンジャA’ン(製)
16重量部(固形分濃度50%)、前述のシリカ粉末″
’ 08CAP−3102”(触媒化成工業(株)製)
0.8重量部およびトルエン30重量部をゴールミルに
て10時間分散した。この分散液を基体80φX 30
0mの十分研摩のなされていない粗管のアルミニウムシ
リンダーに浸漬法で塗布し、加熱硬化して10μ厚の第
1樹脂層を形成した。
次に実施例1の感光体を作成した時に用いた中間層塗布
液を浸漬法で乾燥膜厚を1μになるように塗布し第2樹
脂層を形成した。乾燥は80℃5分間であった。
次に、β型銅フタロシアニン顔料(東洋インキ(株)製
)を水、エタノール、メチルエチルケトンで順次熱濾過
して精製した。この顔料10重量部を、線状ポリエステ
ル樹脂(商品名:パイロン300東洋紡績(株)製)の
5%シクロヘキサノン溶液100重量部に混合し1φガ
ラスピーズを用いたサンドミル装置で5時間分散した。
この分散液にメチルエチルケトン80重量部を加えて、
基体上に浸漬法で塗布した。100℃で5分間乾燥後、
常温で1時間放置した。このようにして1801rvn
2の塗工量の電荷発生層を形成した。
次に、1−〔ピリジル−(2))−3−(4−N、N−
ジエチルアミノスチリル)−5−(4−N、N−ジエチ
ルアミノフェニル)ピラゾリン10部、ポリスルホン樹
脂(商品名ニューデルP 1700・UCC社製)10
部をそノクロルバンゼン80部に溶解し、この溶液を電
荷発生層の上に浸漬法によって塗布し、100℃で熱風
乾燥した。この時、12ミクロン厚の電荷輸送層が形成
されたO実施例3で調整した電子写真感光体を光源にガ
リウムーアルミニウムーヒ素のレーザ光源(780nm
)を内蔵したレーザビームプリンターに取り伺けて画像
を形成させたところ、何も問題がなく良好な画質の画像
を得た。また画像出し終了後、感光体を取シ出し観察し
たところ、膜フクレ、ひび割れもなく初期の状態と同様
であった。
〔発明の効果〕 本発明の電子写真感光体は、かぶシのない高画質の画像
を与え、耐久性にも優れておシ、多数回反復使用した後
においても、一様に高画質の画像を形成することができ
る。また、中間層の表面平滑性、隣接する層との密着性
、接着性が改良され、膜フクレ、膜はがれ、表面凹凸、
ひび割れといった欠陥を生ぜず、更に感光層の塗工性あ
るいは感光層の溶媒に対する耐溶剤性も改善されるなど
の、製造時から使用時に亘る良好な特性を有する電子写
真感光体となる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、および第3図は、本発明の電子写真感
光体の各構成例の断面図である。 1・・・導電性基体、2・・・樹脂層、2’、21・・
・導電樹脂層、22・・・第2樹脂層、3・・・感光層
。 1に2図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基体と感光層との間に設けられた中間層に、コロ
    イド状シリカが含有されていることを特徴とする電子写
    真感光体。
JP6514484A 1984-04-03 1984-04-03 電子写真感光体 Pending JPS60208764A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6514484A JPS60208764A (ja) 1984-04-03 1984-04-03 電子写真感光体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6514484A JPS60208764A (ja) 1984-04-03 1984-04-03 電子写真感光体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60208764A true JPS60208764A (ja) 1985-10-21

Family

ID=13278391

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6514484A Pending JPS60208764A (ja) 1984-04-03 1984-04-03 電子写真感光体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60208764A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4766048A (en) Electrophotographic photosensitive member having surface layer containing fine spherical resin powder and apparatus utilizing the same
JPS6319869B2 (ja)
JP2004045996A (ja) 電子写真方法及び電子写真画像形成装置
JPS5984257A (ja) 電子写真感光体
JPH0151183B2 (ja)
JPS6066258A (ja) 電子写真感光体
JPS59184359A (ja) 電子写真感光体
JPS60208764A (ja) 電子写真感光体
JPS62187358A (ja) 電子写真感光体
JPH04294363A (ja) 電子写真感光体
JPH0260178B2 (ja)
JPH0331260B2 (ja)
JPH02300759A (ja) 電子写真感光体
JP2887209B2 (ja) 電子写真感光体
JPS5997152A (ja) 電子写真感光体
JPS5936259A (ja) 電子写真感光体
JPS61122653A (ja) 電子写真感光体及び像形成方法
JPS5988740A (ja) 電子写真感光体
JPH06186767A (ja) 電子写真感光体
JPH0259459B2 (ja)
JPS6057847A (ja) 電子写真感光体
JPH117145A (ja) 電子写真感光体およびこれを用いた電子写真装置
JPS61124952A (ja) 電子写真感光体の製造方法
JP2003207918A (ja) 電子写真感光体およびこの感光体の製造方法
JP2006072090A (ja) 電子写真感光体、その製造方法、電子写真装置および電子写真プロセス