JPS6020823Y2 - コントロ−ルケ−ブルの係止金具 - Google Patents
コントロ−ルケ−ブルの係止金具Info
- Publication number
- JPS6020823Y2 JPS6020823Y2 JP4205780U JP4205780U JPS6020823Y2 JP S6020823 Y2 JPS6020823 Y2 JP S6020823Y2 JP 4205780 U JP4205780 U JP 4205780U JP 4205780 U JP4205780 U JP 4205780U JP S6020823 Y2 JPS6020823 Y2 JP S6020823Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap member
- conduit
- locking
- circumferential surface
- inner cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
- Flexible Shafts (AREA)
- Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はコントロールケーブルの可撓性導管の端末を取
付はパネル等に係止する為の係止金具の改良に関する。
付はパネル等に係止する為の係止金具の改良に関する。
更に詳しく説明すると、コントロールケーブルの導管端
部に固着された係止金具の先端を、パネル等に設けた穴
に圧入することによりコントロールケーブルを容易に係
止しうる係止金具に関する。
部に固着された係止金具の先端を、パネル等に設けた穴
に圧入することによりコントロールケーブルを容易に係
止しうる係止金具に関する。
コントロールケーブル（以下単にケーブルという）は可
撓性の導管と該導管内に挿通された可撓性内索とからな
り、該内索の一端を操作して他端の従動機器を遠隔制御
するための装置であって、導管は少なくとも一本の金属
素線を螺旋巻きにした可撓管の外周面を合成樹脂等にて
被覆したものであり、内索は一般に少なくとも数本の金
属線を撚り合わせたものから戒っている。
撓性の導管と該導管内に挿通された可撓性内索とからな
り、該内索の一端を操作して他端の従動機器を遠隔制御
するための装置であって、導管は少なくとも一本の金属
素線を螺旋巻きにした可撓管の外周面を合成樹脂等にて
被覆したものであり、内索は一般に少なくとも数本の金
属線を撚り合わせたものから戒っている。
前記内索の一端を操作して他端に連結された従動機器を
作動させるが、ケーブルは通常湾曲させて配索させるの
で、内索に軸方向の押しの力が加えらた場合は内索は導
管を湾曲させた外側の内面を押圧して導管の湾曲を更に
大とする如く作用するので、導管は係止金具から離脱す
る如く力がか）す、又内索に引き荷重が加えられた場合
は前記と逆に導管は係止金具を押圧する如く力が働くき
、これら押し力、または引き力が解除された時この力と
は逆の戻り返力が係止金具に働く。
作動させるが、ケーブルは通常湾曲させて配索させるの
で、内索に軸方向の押しの力が加えらた場合は内索は導
管を湾曲させた外側の内面を押圧して導管の湾曲を更に
大とする如く作用するので、導管は係止金具から離脱す
る如く力がか）す、又内索に引き荷重が加えられた場合
は前記と逆に導管は係止金具を押圧する如く力が働くき
、これら押し力、または引き力が解除された時この力と
は逆の戻り返力が係止金具に働く。
従来よりこの種の係止金具は種々あり、パネル等に設け
られた穴に圧入し動作で係止させる為弾性の強い材料を
用いその一部を切欠き、部分的に折り曲げて蓋部等を底
形したものがほとんどあった。
られた穴に圧入し動作で係止させる為弾性の強い材料を
用いその一部を切欠き、部分的に折り曲げて蓋部等を底
形したものがほとんどあった。
従来の此の種の係止金具にあっては、第３−１図第３−
２図及び第４図で示した如く導管４１の先端４１ａが直
接蓋部３２に当接しているので内索の引き操作の場合、
その都度強い押しのＤ′方向の力が蓋部３２の繰り返え
し加えられる為遂には被労して折損し、導管４１の先端
部４１ａが係止金具Ａ′の外へ突出してケーブルの操作
が不能となり、大事故の原因となる危険性が大きかった
、又特に弾性を有する材料にあってはメッキ等の表面処
理によって組織の中に水素が滞留し、水素読性を諾起し
、極めて短期間で折損する危険性もあった。
２図及び第４図で示した如く導管４１の先端４１ａが直
接蓋部３２に当接しているので内索の引き操作の場合、
その都度強い押しのＤ′方向の力が蓋部３２の繰り返え
し加えられる為遂には被労して折損し、導管４１の先端
部４１ａが係止金具Ａ′の外へ突出してケーブルの操作
が不能となり、大事故の原因となる危険性が大きかった
、又特に弾性を有する材料にあってはメッキ等の表面処
理によって組織の中に水素が滞留し、水素読性を諾起し
、極めて短期間で折損する危険性もあった。
更に従来の係止金具にあっては、暖姓を有する材料では
導管４１に加締付が極めて困難であるので第３−１図、
第４図で示した如くキャップ部材３１に、弾性部材３７
を装入結着することにより一体となし、キャップ部材３
１を導管４１に加締付けることによって導管４１に係止
金具Ａ′を固着させていた、しかしキャップ部材３１と
弾性部材３７結着も完全なものではなく、長期間の押し
の力の反復によって遂には結着部分が離脱する危険もあ
った。
導管４１に加締付が極めて困難であるので第３−１図、
第４図で示した如くキャップ部材３１に、弾性部材３７
を装入結着することにより一体となし、キャップ部材３
１を導管４１に加締付けることによって導管４１に係止
金具Ａ′を固着させていた、しかしキャップ部材３１と
弾性部材３７結着も完全なものではなく、長期間の押し
の力の反復によって遂には結着部分が離脱する危険もあ
った。
又更に構造上弾性を有する材料が主体となっていたので
形状においても制約があり、更に加えて弾性部材３７と
キャップ部材３１の結着部分の隙間３８よりの雨水座弁
等の浸入を防止する為の処置は非常に困難であった。
形状においても制約があり、更に加えて弾性部材３７と
キャップ部材３１の結着部分の隙間３８よりの雨水座弁
等の浸入を防止する為の処置は非常に困難であった。
本考案の主たる目的は上記の如き種々の欠点を解消した
係止金具を提供するにある。
係止金具を提供するにある。
本考案のその他の効果に就では次の説明で明らかとなろ
う。
う。
本考案の一実施例を図面によって説明すると、第１−１
図、第１−２図、第２−１図及び第２−２図に於てＡは
係止金具、１は円筒形のキャップ部材であり、２は該キ
ャップ部材の一端部が半径方内向きに全周にわたり削り
出し又は絞り出し等により設けられ、かつ内索挿通孔４
を有する蓋部、３はキャップ部材１のはＳ゛中央部に半
径方向外向きに突設された鍔部、５は該鍔部３と前記蓋
部２との間の外周面１ｂの一領域の適当位置に、軸方向
を長辺とする細長の矩形状の少なくとも１個の穿設され
た窓部であり、前記キャップ部材１の他端部は導管挿通
孔６となされている。
図、第１−２図、第２−１図及び第２−２図に於てＡは
係止金具、１は円筒形のキャップ部材であり、２は該キ
ャップ部材の一端部が半径方内向きに全周にわたり削り
出し又は絞り出し等により設けられ、かつ内索挿通孔４
を有する蓋部、３はキャップ部材１のはＳ゛中央部に半
径方向外向きに突設された鍔部、５は該鍔部３と前記蓋
部２との間の外周面１ｂの一領域の適当位置に、軸方向
を長辺とする細長の矩形状の少なくとも１個の穿設され
た窓部であり、前記キャップ部材１の他端部は導管挿通
孔６となされている。
更にキャップ部材１の内周面１ａには強い弾性をもった
適当長の内筒７が密接嵌入され、該内筒の一端部の内筒
先端部７ａは前記蓋部２と密着する如く、又他端は導管
１１の導管先端部１１ａと密着する如くなされている、
更に内筒７の外周面７ｂの前記窓部５と同位置に設けら
れた係止爪８は、前記蓋部２側の一端の基部のみが連結
する如く切欠きにより形成され、他端は前記窓部５より
半径方向外向き斜方向へキャップ部材の外周面１ｂより
外側へ突出する如く形成されている。
適当長の内筒７が密接嵌入され、該内筒の一端部の内筒
先端部７ａは前記蓋部２と密着する如く、又他端は導管
１１の導管先端部１１ａと密着する如くなされている、
更に内筒７の外周面７ｂの前記窓部５と同位置に設けら
れた係止爪８は、前記蓋部２側の一端の基部のみが連結
する如く切欠きにより形成され、他端は前記窓部５より
半径方向外向き斜方向へキャップ部材の外周面１ｂより
外側へ突出する如く形成されている。
又必要に応じて第２−１図に示した如く、ケーブルの防
水処理として第１シール材９及び第２シール材１０を装
置している。
水処理として第１シール材９及び第２シール材１０を装
置している。
本考案の係止金具の作用と効果を説明すると、係止金具
Ａの先端をパネル等に設けられた穴に圧入すると弾性を
有する係止爪８が半径方向内向きに押圧される、しこう
して係止爪８がパネルを通過すると、該係止爪の先端は
弾性により元の位置に戻って鍔部３と係止爪の間でパネ
ルを挟む如くなされる、ケーブルが操作されると係止金
具Ａに加えられる押圧は鍔部３で受け、更に一部導管の
押圧は導管先端部１１ａが内筒７を介在して内筒先端部
７ａが当接している蓋部に加えられる、又前記反力も係
止爪８を介して内筒先端部７ａから蓋部２に加えられる
。
Ａの先端をパネル等に設けられた穴に圧入すると弾性を
有する係止爪８が半径方向内向きに押圧される、しこう
して係止爪８がパネルを通過すると、該係止爪の先端は
弾性により元の位置に戻って鍔部３と係止爪の間でパネ
ルを挟む如くなされる、ケーブルが操作されると係止金
具Ａに加えられる押圧は鍔部３で受け、更に一部導管の
押圧は導管先端部１１ａが内筒７を介在して内筒先端部
７ａが当接している蓋部に加えられる、又前記反力も係
止爪８を介して内筒先端部７ａから蓋部２に加えられる
。
前述の如くケーブルの導管１１の先端に固着された係止
金具Ａに於ては、長期間の内索の押し又は引きの操作の
繰り返えしによってキャップ部材に加わる引き押しの荷
重が加えられても損傷することはない、即ち導管１１に
対する引き荷重（Ｃ方向の荷重）に対してはキャップ部
材１は従来の係止金具の如き結着部分がなく一体となさ
れているので導管１１とキャップ部材１の加締付けによ
って離脱の危険性は全くない、また導管１１に対する押
し荷重（Ｄ方向の荷重）に対しては導管１１の先端部１
１ａは内筒７をＤ方向へ押し、更に内筒の先端部７ａは
蓋部２をＤ方向へ押圧する、しかし蓋部２は全周で内筒
先端部７ａを受けているため、従来のような弾性部材の
一部分の折り曲げにより形成されたものとは異なり極め
て強靭であり蓋部２はＤ方向への繰り返えしの押圧によ
っても破損することはない。
金具Ａに於ては、長期間の内索の押し又は引きの操作の
繰り返えしによってキャップ部材に加わる引き押しの荷
重が加えられても損傷することはない、即ち導管１１に
対する引き荷重（Ｃ方向の荷重）に対してはキャップ部
材１は従来の係止金具の如き結着部分がなく一体となさ
れているので導管１１とキャップ部材１の加締付けによ
って離脱の危険性は全くない、また導管１１に対する押
し荷重（Ｄ方向の荷重）に対しては導管１１の先端部１
１ａは内筒７をＤ方向へ押し、更に内筒の先端部７ａは
蓋部２をＤ方向へ押圧する、しかし蓋部２は全周で内筒
先端部７ａを受けているため、従来のような弾性部材の
一部分の折り曲げにより形成されたものとは異なり極め
て強靭であり蓋部２はＤ方向への繰り返えしの押圧によ
っても破損することはない。
更に本考案による係止金具は内筒７をキャップ部材１の
如く内周面１ａに密着嵌入が可能な構造のキャップ部材
であれば、外観は如可なる複雑な形状のものであっても
、又材質、製造方法においてもほとんど制約を受けるこ
となく設計が出来ると同時にキャップ部材が一体である
ので防水、防塵の処置も極めて容易に行なえる利点があ
る。
如く内周面１ａに密着嵌入が可能な構造のキャップ部材
であれば、外観は如可なる複雑な形状のものであっても
、又材質、製造方法においてもほとんど制約を受けるこ
となく設計が出来ると同時にキャップ部材が一体である
ので防水、防塵の処置も極めて容易に行なえる利点があ
る。
又更に係止金具Ａを固着するパネルの厚さの異なるもの
に対する要求があった場合に於ても係止金具全体の新規
設計の必要はなく、内筒７に於ける係止爪８の長さのみ
異なるものを設計し、嵌入するか、或は内筒先端部７ａ
と蓋部２との間に適当な厚さのリングカラーを挿入する
ことにより対応することの出来る優れた経済性をも合せ
もった有効な考案である。
に対する要求があった場合に於ても係止金具全体の新規
設計の必要はなく、内筒７に於ける係止爪８の長さのみ
異なるものを設計し、嵌入するか、或は内筒先端部７ａ
と蓋部２との間に適当な厚さのリングカラーを挿入する
ことにより対応することの出来る優れた経済性をも合せ
もった有効な考案である。
第１−１図は本考案の係止金具の一実施例の要部の一部
切欠側面図、第１−２図は第１−１図の正面図、第２−
１図は本考案の他の実施例の要部の一部切欠側面図、第
２−２図は第２−１図の正面図、第３−１図は従来の係
止金具の要部の一部切欠側面図、第３−２図は第３−１
図の正面図、第４図は第３−１図の斜視図である。 Ａ：係止金具、１：キャップ部材、１ａ：内周面、１ｂ
＝外周面（キャップ部材の）２：蓋部、３：鍔部、４：
内索挿通孔、５：窓部、６：導管挿通孔、７：内筒、７
ｂ＝外周面（内筒の）、８：係止爪。
切欠側面図、第１−２図は第１−１図の正面図、第２−
１図は本考案の他の実施例の要部の一部切欠側面図、第
２−２図は第２−１図の正面図、第３−１図は従来の係
止金具の要部の一部切欠側面図、第３−２図は第３−１
図の正面図、第４図は第３−１図の斜視図である。 Ａ：係止金具、１：キャップ部材、１ａ：内周面、１ｂ
＝外周面（キャップ部材の）２：蓋部、３：鍔部、４：
内索挿通孔、５：窓部、６：導管挿通孔、７：内筒、７
ｂ＝外周面（内筒の）、８：係止爪。
Claims (1)
- コントロールケーブルの導管の係止金具に於て、円筒体
のキャップ部材の一端部が半径方向内向きに適当に狭ば
められかつ、内索挿通孔を有する蓋部と、他端部は導管
挿通孔とされ、更に長軸方向のはＳ゛中央部に半径方向
外向きに凸段させた鍔部と、該鍔部と前記蓋部との間の
外周面一領域の適当位置に軸方向を長辺とする矩形の少
なくとも一個の穿設された細長の窓部とよりなり、更に
前記キャップ部材の内周面に密接挿入された強い弾性を
有する適当長の内筒と該内筒の外周面には前記窓部と同
一位置に同一個数の、一端の基部のみが連結する如く切
欠きによって形成されかつ他端は前記窓部より半径方向
外向き斜方向にキャップ部材の外周面より外側に出る如
く突出させた係止爪よりなることを特徴とするコントロ
ールケーブルの係止金具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4205780U JPS6020823Y2 (ja) | 1980-03-29 | 1980-03-29 | コントロ−ルケ−ブルの係止金具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4205780U JPS6020823Y2 (ja) | 1980-03-29 | 1980-03-29 | コントロ−ルケ−ブルの係止金具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56143616U JPS56143616U (ja) | 1981-10-29 |
| JPS6020823Y2 true JPS6020823Y2 (ja) | 1985-06-21 |
Family
ID=29637436
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4205780U Expired JPS6020823Y2 (ja) | 1980-03-29 | 1980-03-29 | コントロ−ルケ−ブルの係止金具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6020823Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6324938B1 (en) * | 2000-02-28 | 2001-12-04 | Shimano, Inc. | Locking bicycle cable connecting apparatus |
-
1980
- 1980-03-29 JP JP4205780U patent/JPS6020823Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56143616U (ja) | 1981-10-29 |
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