JPS60206793A - ３段変速用フロントデイレ−ラ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野〕 本発明は主として自転車に用いるフロントディレーラ−
１詳しくは、径の異なる３枚のフロントギヤの一つにチ
ェノを掛換えて変速する３段変速用フロントディレーラ
−に関する。

（従来技術〕 −ｆｆに、自転車用のフロントディレーラ−は、フロン
トギヤの歯先部外方で、かつフロントギヤに噛合うチェ
ノの進入路近くに配置する内ガイドプレートと外ガイド
プレートとを備えた可動部材を、１対のリンク部材を介
して固定部材に対しフロントギヤの軸方向に移動可能に
支持し、小径側ギヤから大径側ギヤへのチェン掛換時は
、前記内ガイドプレートの内側面を、小径ギヤに掛設さ
れているチェノの一側面に接触させて、該チェノを大径
ギヤ側に押圧し、小径側ギヤの歯から離脱させて大径側
ギヤに掛換え、また、小径側ギヤへのチェン掛換時は、
前記外ガイドプレートの内側面を、大径側ギヤに掛設さ
れているチェノの一側面に接触させて、該チェノを小径
ギヤ側に押圧し、大径側ギヤの歯から離脱させて小径側
ギヤに掛換えるとと（構成されている。

所が、フロントディレーラ−において、前記両ガイドプ
レートは、その下端縁を円弧状に形成しており、これら
ガイドプレートのうち、外ガイドプレートの下端縁が大
径ギヤに対し大径ギヤへのチエン掛換えに必要な適正間
隔となる位置にセットしてフレームに取付けて用いるよ
うにしている。

このため、従来２段変速のために用いられているフロン
トディレーラ−を６段変速に用いる場合、特に小径ギヤ
から中間ギヤへのチェン掛換時、前記内ガイドプレート
が中間ギヤの歯先より半径方向外方に変位し過ぎて、こ
の内ガイドプレートの下端縁と中間ギヤ歯先との間の間
隔が太き（なり過き、チェン掛換時における内ガイドプ
レートのチェン押圧部と、中間ギヤの噛合点との間の長
さが所定以上に長くなり、その結果、中間ギヤに掛換え
るチェノの中間ギヤ側への撓み量が太きギヤにチェノを
射換えるために必要な内ガイドプレートの移動量、ひい
ては操作ストロークが長くなり、変速性が悪くなるので
ある。

所で、前記内ガイドプレートを中間ギヤ側に変位させた
ときにおける内ガイドプレート下端縁と中間ギヤ歯先と
の間の間隔を小さくして、適正間隔となる占うに構成す
れば、中間ギヤへのチェン掛換えによる変速性を良好に
できるのであるが、この場合、中間ギヤから大径ギヤへ
のチェン掛換時、内ガイドプレートの下端縁が大径ギヤ
の歯先より半径方向内方に位置することになるのである
。

このため、以上の如く構成したフロントディレーラ−を
用いて中間ギヤから大径ギヤヘチェンを掛換える時、チ
ェノが大径ギヤの内側面に押付けられて、ご、の大径ギ
ヤと内ガイドプレート内側面との間で保持されることに
なり、その結果、チェノを大径ギヤに掛換えることが困
難となり、場合によっては掛換えができないことになる
のである。

（発明の目的） 本発明の目的は、内ガイドプレート及び外ガイドプレー
トとは別に、小径ギヤから中間ギヤにチェノを掛換える
ためのシフトプレートを設けて、中間ギヤへの変速性を
良好とし、かつ中間ギヤから大径ギヤへのチェン掛換時
は１．前記シフトプレートを大径ギヤに対し離反させて
、前記内ガイドプレートにより変速できるようにするも
のである。

（発明の構成） しかして、本発明の構成は、径の異なる６枚のフロント
ギヤの一つにチェノを掛換えて変速する３段変速用フロ
ントディレーラ−であって、固定部材と、１対のリンク
部材及び内ガイドプレートと外ガイドプレートとを備え
た可動部材とから成るリンク機構における前記可動部材
に、前記内ガイドプレートの下方に位置し、小径ギヤか
ら中間ギヤへのチェノの掛換えを担持する中速掛換用シ
フトプレートを、大径ギヤに対し前記中間ギヤへの変速
操作位置から離反可能に枢着すると共に、前記シフトプ
レートを前記変速操作位置に付勢するごとく成し、前記
シフトプレートにより小径ギヤから中間ギヤへの変速性
を良好にできて、しかも前記内ガイドプレートにより中
間ギヤから大径ギヤへの変速性を良好にできるようにし
たのである。

（実　施　例〕 以下本発明ディレーラ−の実施例を図面に基づいて説明
する。

図示したフロントディレーラ−は、自転車のシートチュ
ーブ（Ｓ）に締付バンド（１）を介して固定する固定部
材（２）に二つの枢支ピン（３）、（４）を介して１対
のリンク部材（５）、（６）を枢支し、これらリンク部
材（５）、（６）の先端に二つの枢支ピン（７）、（８
）を介して内ガイドプレー）（９１）及び外ガイドプレ
ート（９２）を備えた可動部材（９）を揺動自由に支持
して、これら四つの部材によりリンク機構（Ａ）を構成
すると共に、前記可動部材（９）とリンク部材（５）と
の間にリターンばね（１０）を介装して、前記可動部材
（９〕を小径ギヤ（ＦＧ、）側に付勢し、常時は前記可
動部材（９）が小径ギヤ（ＦＧ、）と対応する位置に停
止するごとく所謂ローノーマルとしている。そして固定
具（１１〕を介してｔＲ記リンク部材（６）に固定する
操作ワイヤ（図示せず）の牽引操作により、前記リンク
機構（Ａ）を変形させて、前記可動部材（９）を中間ギ
ヤ（Ｆ　Ｇ、　）又は大径ギヤ（Ｆ　Ｇ、　）と対応す
る位置に往動させ、また前記操作ワイヤの弛緩操作によ
り、前記可動部材（９）を小径ギヤ（Ｆ　Ｇ、　）又は
中間ギヤ（Ｆ　Ｇ、　）と対応する位置に復動させるご
とく成している。

又、前記内ガイドプレート　（９１）と外ガイドプレー
ト（９２）とは、大径ギヤ（Ｆ　Ｇ、）の外周縁に沿っ
て弯曲する円弧状に形成して、フロントギヤ（ＦＧ）に
掛設するチェノ（Ｃ）の横幅より広い間隔を置いて相対
向させ、これらガイドプレー）　（９１）、（９２）間
を前記チェノ（ｃ）が移動するようにしている。

しかして、前記可動部材（９）の内ガイドプレート（９
１）側部分に、前記内ガイドプレート（９１〕の下方に
位置し、小径ギヤ（Ｆ　Ｇ、　）から中間ギヤ（Ｆ　Ｇ
、　）へのチェノ（Ｃ）の掛換えを担持する中速掛換用
シフトプレー１−（１２）を、大径ギヤ（Ｆ　Ｇ、　）
に対し前記中間ギヤ（Ｆ　Ｇ、　）への変速操作位置（
第４図実線位置）から雛反可能に枢着すると共に、前記
シフトプレート　（１２）と可動部材（９）又はリンク
部材（５）、（６）の一方との間に、前記シフトプレー
）（１２）を前記中間ギヤ（ＦＧ、）への変速操作位置
に付勢するシフトばね（１３）を設けたのである。

以上の構成において、前記シフトプレート（１２）は、
小径ギヤ（ＦＧ、）から中間ギヤ（ＰＧ。

）にチェノを掛換えるとき、前記内ガイドプレート（９
１）と一体化して作動し、前記チェノの掛換えを担持す
るのであり、又、中間ギヤ（ＦＧ、）から大径ギヤ（Ｆ
　Ｇ、　）にチェノを掛換えるとき、内ガイドプレー）
（９１）に対し揺動して、チェノの掛換えに関与しない
ようにするのである。図面では、中間ギヤＣＦ％）の外
周縁に沿って痙曲する円弧状に形成して、その長さ方向
中間部上端に、外側方に向って上向きに突出する１対の
取付片（１２ａ）、（１２ａ）を設けて、これら取付片
（１２ａ）、（１２ａ）を前記枢支ピン（７）に枢支し
、前記シフトプレ”’ｒト（１２）を、その内側面が前
記内ガイドプレー）（９，１）の内側面と路面−状とな
るように、前記内ガイドプレート（９１）の下方位置に
配置するのであり、又、前記取付片（１２ａ）、（１２
ａ）に、前記内ガイドプレー）（９１）の外側面に当接
する当り（１２ｂ）＝　（１２ｂ）を設けて、前記シフ
トプレード　（１２）が、内ガイドプレー）（９１）に
対し該内ガイドプレー）（９１）の内側面より外方側位
置で揺動するとと（成している。

又、前記シフトばね（１６）は、前記リンク部材（５）
の中間部に設ける支持軸（１４）に巻装して、一端を前
記枢支ピン（６）に、また、他端を前記シフトプレー）
（１２）に設けるばね受（１２Ｃ）にそれぞれ当接させ
て、前記シフトプレート　（１２）を、該シフトプレー
）（１２）が前記内ガイドプレー）（９１）と一体化し
て作動するように付勢するのである。

次に以上の如（構成したディレーラ−の作動を説明する
。

第１図のごとく径の異なる３枚のギヤから成るフロント
ギヤ（Ｆ　Ｇ　）　１７．）小径ギヤ（ＦＧ、）に噛合
っているチェノ（Ｃ）を、前記小径ギヤ（ＦＧ。

）から中間ギヤ（ＦＧ、）に掛換える場合、操作ワイヤ
を牽引し、前記リンク機構（Ａ）をリターンばね（１０
）に抗して変形させて、前記可動部材（９）を第２図矢
印に示した方向で、中間ギヤ（Ｆ（ｔ、）と対応する位
置に移動させることにより行なうのである。

この場合、内ガイドプレー）（９１）と一体化して作動
するシフトプレー）（１２）の内側面が前記チェノ（Ｃ
）の−側面に接触して、内ガイドプレート（９１）とと
もに前記チェノ（Ｃ）を中間ギヤ（ＰＧ、）の方向に押
圧するのであって、このシフトプレート（１２）による
チェノ（Ｃ）の中間ギヤ（Ｆ　Ｇ、　）への抑圧により
、該チェノ（Ｃ）が中間ギヤ（Ｆ　Ｇ、　）の歯部端縁
に引掛かって歯先側に持上げられ、中間ギヤ（ＦＧ、）
の歯と噛合うのである。

斯（の如くシフトプレー）（１２）でチェノ（Ｃ）を中
間ギヤ（Ｐ　Ｇ、　）に押圧するから、このチェン押圧
部と中間ギヤ（ＦＧ、）の、噛合点との間の長さを適正
間隔にすることができるのであり、その結果一定、の操
作ストロークで変速でき、その変速性を良好にできるの
である。

次に中間ギヤ（Ｐ　Ｇ、　）から大径ギヤ（ＦＧ、）に
チェノを掛換える場合、操作ワイヤを更に牽引し、前記
リンク機構（Ａ）を更に変形させて可動部材（９）を第
４図鎖線で示すごとく大径ギヤ（ＦＧ、）と対応する位
置に移動させることにより行なうのである。この場合、
チェノ（Ｃ）は、中間ギヤ（ＦＧ、）に噛合っているの
であるから、小径ギヤ（ＦＧ、）に噛合っている場合に
対し、前記チェノＣＣ）は半径方向外方位置を移動する
ことになり、前記シフトプレー）（１２）と内ガイドプ
レート（９１）とにより大径ギヤ（Ｆ　Ｇ、　）に押圧
されるのである。

このとき、前記シフトプレート　（１２）の下端縁は、
府内大径ギヤ（Ｆ　Ｇ、　）の歯先より半径方向内方に
位置しているのに対し、内ガイドプレー）（９１）の下
端縁は、前記大径ギヤ（ＦＧ、）の歯先より半径方向外
方に位置するから、前記チェノ（Ｃ）の側面が大径ギヤ
（ＦＧ、）の歯部側面に接触した後、前記シフトプレー
１−（１２）は移動できなくなるが、前記内ガイドプレ
ート　（９１）の移動は可能となり、以後はこの内ガイ
ドプレート（９１）のみにより前記チェノＣＣ）を大径
ギヤ（Ｆ　Ｇ、　）に押付けるのであり、この押圧によ
り前記チェノ（Ｃ）は、大径ギヤ（−ＦＧ、）の歯部端
縁に引掛かり、前記シフトプレート（１２）に対し滑っ
て歯先側に持上げられ、゛大径ギヤ（ｐ　ｃ）の歯と噛
合うのである。また、このとき、前記シフトプレー１−
（１２）は、シフトばね（１６）に抗して前記大径ギヤ
（Ｆ　Ｇ、　）に対し離反する方向に揺動するので、前
記チェノ（Ｃ）が大径ギヤ（Ｆ　Ｇ、　）　七の間に挾
まれてチェノ（Ｃ）の大径ギヤ歯先への持上けが阻害さ
れることはない。この場合も、チェン押圧部と大径ギヤ
（ＦＧ、）の噛合点との間の畏さを適正間隔にすること
ができるので、一定の操作ストロークで変速でき、その
変速性が良いのである。

又、小径ギヤ（ＦＧ、）から中間、ギヤ（Ｆ　Ｇ、）へ
のチェノの掛換時、即ち、第２図から第４図への変速操
作時、ペダリングが行なわれず、前記チェノ（Ｃ）の移
動が停止している状態で変速操作が行なわれると、次に
説明するごとく前記シフトプレ−）　（１２）のセーバ
機能で変速することができるのである。

この場合、小径ギヤ（ＦＧ、）に噛合っているチェノ、
（Ｃ）は、前記小径ギヤ（ＦＧ、）が回転しない限りフ
ロントギヤの軸方向に移動させることができないため、
前記変速操作に伴ない、第５図のごとくリンクＰｌＡａ
ＣＡ）が変形し、可動部材（９）が中間ギヤ（Ｆ　Ｇ、
）側に移動すると共に、前記シフトプレート（１２）が
シフトばね（１３）に抗して内ガイドブレー）（９１）
から矢印方向に離反し、このシフトプレート（１２）の
揺動により前記シフトばね（１６）に復元力を蓄積し、
ペダリングによるチェノの移動で、該チェノがフロント
ギヤの軸方向に移動可能な状態になった後、前記シフト
プレー）（１２）により蓄積したシフトばね（１６）の
蓄積力で前記シフトプレート（１２）が中間ギヤ（Ｆ　
Ｇ、）側に変位し、このシフトプレー）（１２）により
前記チェノが中間ギヤ（Ｆ　Ｇ、　）に押圧されて、前
記した場合と同様、中間ギヤ（ＰＧ、）の歯と噛合うの
である。

又、大径ギヤ（ｐ　ｃ、　）から中間ギヤ（ｐ　ｃ、）
、又ｌさ、中間ギヤ（ｐ　ｃ、）から小径ギヤ（ＦＧ、
）へのチェノの掛換えは、従来と同様、外ガイドプレー
ト　（９２）によリーチエンを押圧して行なうのである
。

尚、以上説明した実施例では、シフトプレート（１２〕
を枢支ビン（７〕に枢着したが、その他、可動部材（９
）に直接支持してもよいし、又、前記枢支ビン（８）に
支持してもよい。

又、このシフトプレート（１２）を付勢する手段として
、シフトばね（１３）を用いたが１、その他例えばシフ
トプレー）（１２）の全体又は一部分をはね鋼板により
形成して、シフトプレート（１２）の全体又は一部分を
ばね鋼板により形成して、シフトプレートの一部分に撓
み部を設けきこの撓み部を若干撓ませた状態で組付けて
もよいし、また、前記シフトばね（１３〕を前記リター
ンばね（１０）と共用させてもよいのである。

又、前記シフトプレート　（１２）は、内ガイドプレー
）（９１）の内側面と同−状に配置するのであるが、そ
の池内ガイドプレー）（９１）の内側面より内側位置に
配置してもよい。

（発明の効果） 以上の如（本発明は、内ガイドプレート及び外ガイドプ
レートとは別に、小径ギヤから中間ギヤへのチェノの掛
換えを担持し、かつ、中間ギヤから大径ギヤへのチェノ
の掛換えには関与しない中速掛換用シフトプレートを設
ζす、前記中間ギヤから大径ギヤへのチェノの掛換えを
前記内ガイドプレートで行なうようにしたから、前記シ
フトプレートにより小径ギヤから中間ギヤへの変速性を
良好にできながら、しかも、前記内ガイドプレートによ
りチェノを中間ギヤから大径ギヤに確実に掛換えること
ができるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明ディレーラ−の一実施例を示す正面図、
第２図は一部を断面した側面図、第６図は平面図、第４
図及び第５図は作動状態を示す説明図である。 〔２〕・・・固定部材 （９〕・・・可動部材 （９２）・−・外ガイドプレート （Ａ）・・・リンク機構 （”＋）・・・小径ギヤ （ＦＧｓ　）・・・大径ギヤ （５）、（６）・・・リンク部材 （９１〕・・・内ガイドプレート 〔１２〕・・・シフトプレート （Ｃ）・・・チェノ ＜　Ｆ　Ｇ＃　）・・・中間ギヤ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 径の異なる３枚のフロントギヤの一つにチェノを掛換え
   て変速する６段変速用フロントディレーラ−であって、
   固定部材と、１対のリンク部材及び内ガイドプレートと
   外ガイドプレートとを備えた可動部材とから成るリンク
   機構における前記可動部材に、前記内ガイドプレートの
   下方に位置し、小径ギヤから中間ギヤへのチェノの掛換
   えを担持する中速掛換用シフトプレートを、大径ギヤに
   対し前記中間ギヤへの変速操作位置から離反可能に枢着
   すると共に、前記シフトプレτトを前記変速操作位置に
   付勢するごとく成したことを特徴とする６段変速用フロ
   ントディレーラ−０