JPS60204708A - 化粧料用保湿剤 - Google Patents
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- A61Q5/00—Preparations for care of the hair
- A61Q5/02—Preparations for cleaning the hair
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規な保湿剤、さらに詳しくいえば、特定の水
溶性ケイ素化合物と水溶性高分子物質との組合せから成
る、優れた保湿効果を有する保湿剤に関するものである
。
溶性ケイ素化合物と水溶性高分子物質との組合せから成
る、優れた保湿効果を有する保湿剤に関するものである
。
皮膚は外界と生体との界面にｓｂ、湿度、光線、微生物
、化学物質、機械的刺激などから生体を守シ、水分の蒸
発などを適度に調節して生体の恒常性を保つ働きをして
いる。このうち角質層は皮膚の最外殻にあシ、通常適度
の水分を保持しているが、種々の外的、内的要因によシ
水分を保持できなくなった場合、皮膚は乾燥粗粋を示し
、柔軟性や伸展性が低下して前記の機能を全うしなくな
る。
、化学物質、機械的刺激などから生体を守シ、水分の蒸
発などを適度に調節して生体の恒常性を保つ働きをして
いる。このうち角質層は皮膚の最外殻にあシ、通常適度
の水分を保持しているが、種々の外的、内的要因によシ
水分を保持できなくなった場合、皮膚は乾燥粗粋を示し
、柔軟性や伸展性が低下して前記の機能を全うしなくな
る。
このためには、何らかの方法で角質層に水分を補給、保
持させたシ、角質層の水分が過度に蒸発しないようにす
ることが必要で、通常皮膚用剤や化粧料などにはこの目
的で保湿剤が配合されている。
持させたシ、角質層の水分が過度に蒸発しないようにす
ることが必要で、通常皮膚用剤や化粧料などにはこの目
的で保湿剤が配合されている。
このような保湿剤として、従来、プロピレングリコール
、グリセリン、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸
ナトリウム、ソルビットなどが、皮膚に対する親和性や
使用感の点から化粧料中に比較的多量に用いられている
。しかしながら、これらの保湿剤は皮膚に対するペタツ
キ感が生じやすく、その上低湿度での使用においては、
皮膚中から保湿剤配合の化粧料へと逆に水分がとシ込ま
れて、皮膚を乾燥させる場合もあるなどの欠点を有して
いる。
、グリセリン、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸
ナトリウム、ソルビットなどが、皮膚に対する親和性や
使用感の点から化粧料中に比較的多量に用いられている
。しかしながら、これらの保湿剤は皮膚に対するペタツ
キ感が生じやすく、その上低湿度での使用においては、
皮膚中から保湿剤配合の化粧料へと逆に水分がとシ込ま
れて、皮膚を乾燥させる場合もあるなどの欠点を有して
いる。
また、最近では、皮膚に存在し、保湿効果を有する化合
物として、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコタ
ンパク、カロニン硫酸などのムコ多糖類や、コラーゲン
、ポリペブタイドなどが見出され、化粧料などに用いら
れている。しかしながら、これらは皮膚の老化現象をあ
る程度防止しうる効果を有しているものの、保湿効果に
ついては必ずしも十分とはいえない。
物として、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコタ
ンパク、カロニン硫酸などのムコ多糖類や、コラーゲン
、ポリペブタイドなどが見出され、化粧料などに用いら
れている。しかしながら、これらは皮膚の老化現象をあ
る程度防止しうる効果を有しているものの、保湿効果に
ついては必ずしも十分とはいえない。
本発明者らは、このような事情に鑑み、ペタツキ感がな
く、かつ保湿効果の優れた保湿剤を提供すべく鋭意研究
を重ねた結果、シラノール基を含む水溶性ケイ素化合物
と水溶性高分子物質との組合せから成るものが、その目
的に適合しうろことを見出し、この知見に基づいて本発
明を完成するに至った。
く、かつ保湿効果の優れた保湿剤を提供すべく鋭意研究
を重ねた結果、シラノール基を含む水溶性ケイ素化合物
と水溶性高分子物質との組合せから成るものが、その目
的に適合しうろことを見出し、この知見に基づいて本発
明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、（勾分子中に少なくとも１個のシ
ラノール基を有するケイ素化合物と■）水溶性高分子物
質との組合せから成る保湿剤を提供するものである。
ラノール基を有するケイ素化合物と■）水溶性高分子物
質との組合せから成る保湿剤を提供するものである。
本発明の保湿剤において（Ａｌ成分として用いるケイ素
化合物は、分子中に少なくとも１個のシラノール基を有
するものであシ、このようなものとしては、分子中にケ
イ素原子１個を有するモノシラノール化合物及びケイ素
原子２個以上を有するポリシラノール化合物があるが、
好ましくは分子中にケイ素原子１〜３個を有するシラノ
ール化合物であシ、さらに好ましくは、一般式 ％式％（） （式中のＲは炭素数１〜６のアルキル基、アラルキル基
、アルケニル基、シクロアルキル基又はアルコキシ基で
、２以上のＲはたがいに同一でも異なっていてもよ＜ｓ
”は０又は１〜３の整数である） で示されるシラノール化合物又はその水酸基の水素原子
の一部が塩基性物質例えばアルカリ金属、アルカリ土類
金属又はアミン類で置換されたシラノエートである。
化合物は、分子中に少なくとも１個のシラノール基を有
するものであシ、このようなものとしては、分子中にケ
イ素原子１個を有するモノシラノール化合物及びケイ素
原子２個以上を有するポリシラノール化合物があるが、
好ましくは分子中にケイ素原子１〜３個を有するシラノ
ール化合物であシ、さらに好ましくは、一般式 ％式％（） （式中のＲは炭素数１〜６のアルキル基、アラルキル基
、アルケニル基、シクロアルキル基又はアルコキシ基で
、２以上のＲはたがいに同一でも異なっていてもよ＜ｓ
”は０又は１〜３の整数である） で示されるシラノール化合物又はその水酸基の水素原子
の一部が塩基性物質例えばアルカリ金属、アルカリ土類
金属又はアミン類で置換されたシラノエートである。
前記一般式（１）で表わされる化合物としては、例えば
シラノール、トリメチルシラノール、ジメチルシランジ
オール、メチルエチルシランジオール、メチルシラント
リオール、トリエチルシラノール、ジエチルシランジオ
ール、エチルシラントリオール、ジ−ｎ−１日ピルシラ
ンジオール、ジイソプロピルシランジオール、ジ−ｎ−
ブチルシランジオール、ジイソブチルシランジオール、
ジーｔｅｒｔ−プチルシ２ンジオール、ジアリルシラン
ジオール、トリフェニルシラノール、ジフェニルシラン
ジオール、フェニルシラントリオール、メチルシクロヘ
キシルシランジオール、ジシクロへキシルシランジオー
ルなどが挙げられる。また、ポリシラノール化合物とし
ては、例えばナト２メチルジシロキサン−１，３−ジオ
ール、テトラメチルジシルメチレン−１，３−ジオール
、テトラメチルジシルエチレン−１，４−ジオール、ビ
ス（メチルビニル）ジシロキサンジオールなどが挙げら
れる。
シラノール、トリメチルシラノール、ジメチルシランジ
オール、メチルエチルシランジオール、メチルシラント
リオール、トリエチルシラノール、ジエチルシランジオ
ール、エチルシラントリオール、ジ−ｎ−１日ピルシラ
ンジオール、ジイソプロピルシランジオール、ジ−ｎ−
ブチルシランジオール、ジイソブチルシランジオール、
ジーｔｅｒｔ−プチルシ２ンジオール、ジアリルシラン
ジオール、トリフェニルシラノール、ジフェニルシラン
ジオール、フェニルシラントリオール、メチルシクロヘ
キシルシランジオール、ジシクロへキシルシランジオー
ルなどが挙げられる。また、ポリシラノール化合物とし
ては、例えばナト２メチルジシロキサン−１，３−ジオ
ール、テトラメチルジシルメチレン−１，３−ジオール
、テトラメチルジシルエチレン−１，４−ジオール、ビ
ス（メチルビニル）ジシロキサンジオールなどが挙げら
れる。
これらのシラノール化合物は、一般に不安定で重合しや
すいが、（Ｂｌ成分の水溶性高分子物質と組み合わせる
ことによ多安定化される。この安定化の機構については
必ずしも明確ではないが、水溶性高分子物質中の一〇Ｈ
基や−ＮＨ２基とシラノール化合物中の８１０Ｈとの間
に水素結合が形成されて安定化されるものと思われる。
すいが、（Ｂｌ成分の水溶性高分子物質と組み合わせる
ことによ多安定化される。この安定化の機構については
必ずしも明確ではないが、水溶性高分子物質中の一〇Ｈ
基や−ＮＨ２基とシラノール化合物中の８１０Ｈとの間
に水素結合が形成されて安定化されるものと思われる。
本発明の保湿剤において（Ｂ）成分として用いる水溶性
高分子物質としては、分子中に少なくとも１個のヒドロ
キシル基又はアミン基若しくはその両方を有するものが
好ましく、このようなものとしては、例えばムコ多糖類
や水溶性タンパク質などの水溶性生体高分子物質、セル
ロース誘導体、デンプン誘導体、ポリビニルアルコール
などが挙げられ、これらはそれぞれ単独で用いてもよい
し、２種以上組み合わせて用いてもよい。
高分子物質としては、分子中に少なくとも１個のヒドロ
キシル基又はアミン基若しくはその両方を有するものが
好ましく、このようなものとしては、例えばムコ多糖類
や水溶性タンパク質などの水溶性生体高分子物質、セル
ロース誘導体、デンプン誘導体、ポリビニルアルコール
などが挙げられ、これらはそれぞれ単独で用いてもよい
し、２種以上組み合わせて用いてもよい。
前記ムコ多糖類は広義のムコ多糖類を指し、例えば中性
ムコ多糖、ヒアルロン酸、コンドロイチン、コンドロイ
チン硫酸、ヘパリン、ヘパラン硫酸などの酸性ムコ多糖
、ムコタンパク、糖タンパり、糖脂質などが用いられる
。また水溶性タンノくり質としては、例えばタンパク加
水分解物のアミノ基と脂肪酸のカルボキシル基を縮合し
て得られる、リボ−ペプチド、あるいは可溶性コラーゲ
ン、可溶性エラスチン、可溶性ケラチンなどを用いるこ
とができる。セルロース誘導体としては、例えばカルボ
キシメチルセルロース（ＯＭＯ） 、メチルセルロース
（ＭＣ）ｓヒドロキシエチルセルロース（１１０）、ヒ
ドロキシグロビルセルロースなどが挙げられ、デンプン
誘導体としては、通常のデンプンより水溶性のものがよ
く、例えば若干加水分解されたデキストリン、デンプン
の酢酸誘導体、リン酸誘導体、ヒドロキシアルキル誘導
体などが挙げられる。
ムコ多糖、ヒアルロン酸、コンドロイチン、コンドロイ
チン硫酸、ヘパリン、ヘパラン硫酸などの酸性ムコ多糖
、ムコタンパク、糖タンパり、糖脂質などが用いられる
。また水溶性タンノくり質としては、例えばタンパク加
水分解物のアミノ基と脂肪酸のカルボキシル基を縮合し
て得られる、リボ−ペプチド、あるいは可溶性コラーゲ
ン、可溶性エラスチン、可溶性ケラチンなどを用いるこ
とができる。セルロース誘導体としては、例えばカルボ
キシメチルセルロース（ＯＭＯ） 、メチルセルロース
（ＭＣ）ｓヒドロキシエチルセルロース（１１０）、ヒ
ドロキシグロビルセルロースなどが挙げられ、デンプン
誘導体としては、通常のデンプンより水溶性のものがよ
く、例えば若干加水分解されたデキストリン、デンプン
の酢酸誘導体、リン酸誘導体、ヒドロキシアルキル誘導
体などが挙げられる。
さらにポリビニルアルコールについては、重合度やけん
化度によって水に対する溶解度が異なるが、一般にけん
化度がそれほど高くないもの（約９７モルチ以下）を使
用することが望ましい。
化度によって水に対する溶解度が異なるが、一般にけん
化度がそれほど高くないもの（約９７モルチ以下）を使
用することが望ましい。
これらの水溶性高分子物質の中で、ムコ多糖類や水溶性
タンパク質などの水溶性生体高分子物質は、それ自体皮
膚に対して有効な薬理作用を有し、かつ保湿効果も有す
るので好適である。
タンパク質などの水溶性生体高分子物質は、それ自体皮
膚に対して有効な薬理作用を有し、かつ保湿効果も有す
るので好適である。
本発明の保湿剤においては、（勾成分のシラノール化合
物と（Ｂ）成分の水溶性高分子物質との好ましい配合割
合は、重量基準で１：１０ないし１０：１の範囲で選ば
れる。
物と（Ｂ）成分の水溶性高分子物質との好ましい配合割
合は、重量基準で１：１０ないし１０：１の範囲で選ば
れる。
本発明の保湿剤は、 （Ａ）成分のシラノール化合物を
（Ｂ）成分の水溶性高分子物質で安定化することによっ
て得られる。この安定化の方法については、水溶性高分
子物質の水性溶液中にシラノール化合物を配合してもよ
いが、該シラノール化合物は一般に不安定で重合しやす
いので、次に示すような方法を用いることが好ましい。
（Ｂ）成分の水溶性高分子物質で安定化することによっ
て得られる。この安定化の方法については、水溶性高分
子物質の水性溶液中にシラノール化合物を配合してもよ
いが、該シラノール化合物は一般に不安定で重合しやす
いので、次に示すような方法を用いることが好ましい。
すなわち、まず比較的安定なシラノエート化合物の水性
溶液を調製し、これに水溶性高分子物質の水性溶液を加
えたのち、Ｈ型カチオン交換樹脂などを用いて該シラノ
エート化合物をシラノール化合物に変換することによシ
ラノエ−ト化合物は安定化されて本発明の保湿剤が得ら
れる。
溶液を調製し、これに水溶性高分子物質の水性溶液を加
えたのち、Ｈ型カチオン交換樹脂などを用いて該シラノ
エート化合物をシラノール化合物に変換することによシ
ラノエ−ト化合物は安定化されて本発明の保湿剤が得ら
れる。
前記シラノエート化合物の水性溶液は、例えば、出発原
料としてノ・ロゲンを含む炭化水素置換シラン誘導体を
用い、このシ２ン誘導体を加水分解して生成した加水分
解物を回収し、この加水分解物を、ケイ素原子１個当シ
、少なくとも１轟量の塩基が存在するような割合でアル
カリ金属水酸化物の水性溶液中に添加する方法〔ジャー
ナル・オプ・ザ・ケミカル’７１サイ文ティ（Ｊｏｕｒ
ｎａｌ ｏｆ ｔｈｅｃｈｅｍｉ、ｃａ１８０Ｑｉｅｔ
７ ） 、第１０５巻、６７９ページ〕、ハロゲンを含
む炭化水素置換シラン誘導体を、該誘導体のハロゲンか
ら由来する中和当量に加えて、ケイ素原子１個当シ、少
なくとも１当量の塩基が存在するように調製されたアル
カリ金属水酸化物の水性溶液中に添加する方法、などに
よって調製される。
料としてノ・ロゲンを含む炭化水素置換シラン誘導体を
用い、このシ２ン誘導体を加水分解して生成した加水分
解物を回収し、この加水分解物を、ケイ素原子１個当シ
、少なくとも１轟量の塩基が存在するような割合でアル
カリ金属水酸化物の水性溶液中に添加する方法〔ジャー
ナル・オプ・ザ・ケミカル’７１サイ文ティ（Ｊｏｕｒ
ｎａｌ ｏｆ ｔｈｅｃｈｅｍｉ、ｃａ１８０Ｑｉｅｔ
７ ） 、第１０５巻、６７９ページ〕、ハロゲンを含
む炭化水素置換シラン誘導体を、該誘導体のハロゲンか
ら由来する中和当量に加えて、ケイ素原子１個当シ、少
なくとも１当量の塩基が存在するように調製されたアル
カリ金属水酸化物の水性溶液中に添加する方法、などに
よって調製される。
このようなシラノエート化合物の水性溶液の調製に用い
る出発原料のノーロゲンを含む炭化水素置換シラン誘導
体としては、例えばモノシラノエート化合物の水性溶液
を調製する場合は、四塩化ケイ素、メチルトリクロロシ
ラン、フェニルトリクロロシラン、ジフェニルジクロロ
シラン、ジメチルジクロロシラン、クロロメチルトリク
ロロシラン、トリメチルクロロシラン、クロロフェニル
トリクロロシラン、メチルシ２０ヘキシルジクロｐシラ
ン、ベンジルトリクロロシランなどが挙げられる。
る出発原料のノーロゲンを含む炭化水素置換シラン誘導
体としては、例えばモノシラノエート化合物の水性溶液
を調製する場合は、四塩化ケイ素、メチルトリクロロシ
ラン、フェニルトリクロロシラン、ジフェニルジクロロ
シラン、ジメチルジクロロシラン、クロロメチルトリク
ロロシラン、トリメチルクロロシラン、クロロフェニル
トリクロロシラン、メチルシ２０ヘキシルジクロｐシラ
ン、ベンジルトリクロロシランなどが挙げられる。
本発明の保湿剤は、例えば通常の整肌、栄養化粧水の他
に、アストリンゼンローション、シェーブローション、
ボディローション、液状パックなどの水系化粧用ローシ
ョン類、栄養クリーム、アイクリーム、ボディクリーム
、ノ・ンドクリーム、マツサージクリーム、コールドク
リーム、エモリエントクリームなどのクリーム類、栄養
乳液、ボディ乳液、ネック乳液、ノ・ンド乳液などの乳
液類、パック類などの皮膚用化粧料に用いられ、さらに
シャンプーやリンスなどの毛髪用化粧料にも用いること
ができる。
に、アストリンゼンローション、シェーブローション、
ボディローション、液状パックなどの水系化粧用ローシ
ョン類、栄養クリーム、アイクリーム、ボディクリーム
、ノ・ンドクリーム、マツサージクリーム、コールドク
リーム、エモリエントクリームなどのクリーム類、栄養
乳液、ボディ乳液、ネック乳液、ノ・ンド乳液などの乳
液類、パック類などの皮膚用化粧料に用いられ、さらに
シャンプーやリンスなどの毛髪用化粧料にも用いること
ができる。
このような用途に本発明の保湿剤を用いる場合、該保湿
剤に必要な成分を加えて用いてもよいし、該保湿剤を必
要な成分を含有する水性溶液や水性分散液、あるいは固
形基剤に適尚量添加してもよく、その配合量は通常、化
粧料に対して０．１〜１０重量％の範囲で好ましく用い
られる。
剤に必要な成分を加えて用いてもよいし、該保湿剤を必
要な成分を含有する水性溶液や水性分散液、あるいは固
形基剤に適尚量添加してもよく、その配合量は通常、化
粧料に対して０．１〜１０重量％の範囲で好ましく用い
られる。
次に参考例及び実施例によって本発明をさらに詳細に説
明する。
明する。
参考例１
メチルトリクロロシランを加水分解して生じた沈殿を回
収し、これに等モルの水酸化ナトリウム水溶液を加え、
かきまぜて溶解させ１０チ濃度（シラノール換算）のシ
ラノニー） （０Ｈ３Ｓｉ（ＯＨ）２・ＱＮａ ）水溶
液を得た。
収し、これに等モルの水酸化ナトリウム水溶液を加え、
かきまぜて溶解させ１０チ濃度（シラノール換算）のシ
ラノニー） （０Ｈ３Ｓｉ（ＯＨ）２・ＱＮａ ）水溶
液を得た。
一方、別のビーカーで、ムコ多糖の１種である精製ヒア
ルロン酸（キューピー社製）の１％水溶液１ｏｏｃｃを
調製し、これに前記のシラノエート１０チ水溶液１０Ｃ
Ｃを加えたのち、Ｈ型カチオン交換樹脂でｐＨ６，５に
中和し、次いで該イオン交換樹脂を除去後、水を加えて
約２００ ｃｃとし、保湿剤を得た。このものを減圧乾
燥したところ、固形分濃度は約１％であった。
ルロン酸（キューピー社製）の１％水溶液１ｏｏｃｃを
調製し、これに前記のシラノエート１０チ水溶液１０Ｃ
Ｃを加えたのち、Ｈ型カチオン交換樹脂でｐＨ６，５に
中和し、次いで該イオン交換樹脂を除去後、水を加えて
約２００ ｃｃとし、保湿剤を得た。このものを減圧乾
燥したところ、固形分濃度は約１％であった。
参考例２
仔牛皮不溶性コラーゲンをペプシンで溶解、精製した水
可溶、性のアテロコラーゲンの４％水溶液を調製した。
可溶、性のアテロコラーゲンの４％水溶液を調製した。
この水溶液８０ ｃｃに、参考例１と同様にして調製し
たシラノエートの１０％（シラノール換算）水溶液１Ｑ
Ｏｃを加えたのち、Ｈ型カチオン交換樹脂でＰＨ（Ｓ、
５に中和し、次いで水を加えて全体を１００ ＱＣとし
、保湿剤を得た。このものを減圧乾燥したところ、固形
分濃度は５％であった。
たシラノエートの１０％（シラノール換算）水溶液１Ｑ
Ｏｃを加えたのち、Ｈ型カチオン交換樹脂でＰＨ（Ｓ、
５に中和し、次いで水を加えて全体を１００ ＱＣとし
、保湿剤を得た。このものを減圧乾燥したところ、固形
分濃度は５％であった。
実施例１
市販のブタの皮を縦、横２ａ角に切ったものを用意した
。
。
別に、第１表に示すような各種の保湿剤水溶液を用意し
、これらの保湿剤一定量をそれぞれブタの皮２枚に塗ｐ
付け、相対湿度６５％及び３０チに保たれたデシケータ
−中にそれぞれ２４時間放置したのち、ブタの皮表面の
水分量をインピーダンス測定によ請求めた。その結果を
第２表に示す。
、これらの保湿剤一定量をそれぞれブタの皮２枚に塗ｐ
付け、相対湿度６５％及び３０チに保たれたデシケータ
−中にそれぞれ２４時間放置したのち、ブタの皮表面の
水分量をインピーダンス測定によ請求めた。その結果を
第２表に示す。
なお、インピーダンス測定機はＩＢｅ社製のものを用い
、得られたインピーダンス値から検量線を用いて水分量
をめ、２枚の平均値を採用した。
、得られたインピーダンス値から検量線を用いて水分量
をめ、２枚の平均値を採用した。
第 １ 表
第 ２ 表
第２表から明らかに、本発明のヒアルロン酸で安定化さ
れた保湿剤は、他の保湿剤はもちろん、ヒアルロン酸よ
り優れた保湿効果を有していることが分る。
れた保湿剤は、他の保湿剤はもちろん、ヒアルロン酸よ
り優れた保湿効果を有していることが分る。
実施例２
市販のブタの皮を縦、横２ｃｍ角に切ったものを用意し
た。
た。
このブタの皮２枚を、参考例２で調製した保湿剤水溶液
（固形分５％）、コラーゲン５％水溶液及び水の中に浸
漬したのち、相対湿度５０％のデシケータ−中に６時間
放置して、実施例１と同様にインピーダンス測定によシ
、ブタの皮表面の水分量をめた。
（固形分５％）、コラーゲン５％水溶液及び水の中に浸
漬したのち、相対湿度５０％のデシケータ−中に６時間
放置して、実施例１と同様にインピーダンス測定によシ
、ブタの皮表面の水分量をめた。
その結果、参考例２で得た本発明の保湿剤では水分量が
７５％であったのに対し、コラーゲン５チ水溶液では５
５％、水のみでは５％であった。
７５％であったのに対し、コラーゲン５チ水溶液では５
５％、水のみでは５％であった。
実施例３
参考例２と同様にして、保湿剤としてジメチルシランジ
オール−コンドロイチン硫酸Ｂ（重量比１：４）の５ｑ
ｂ水溶液を調製し、これを用いて、次に示すような組成
の化粧水を調製した。
オール−コンドロイチン硫酸Ｂ（重量比１：４）の５ｑ
ｂ水溶液を調製し、これを用いて、次に示すような組成
の化粧水を調製した。
ジメチルシランジオール−コンドロイチン硫酸Ｂ５プロ
ピレングリコール １ エタノール ６ メチルｐ−ヒドロキシベンゾエート０．１リン酸水素二
ナトリウム ０．０６ 香料 ０．２ 精製水 バランス この化粧水を女性２０名に使用させたところ、肌のしつ
と多感、なめらかさについて１％の危険率で改善効果が
認められた。
ピレングリコール １ エタノール ６ メチルｐ−ヒドロキシベンゾエート０．１リン酸水素二
ナトリウム ０．０６ 香料 ０．２ 精製水 バランス この化粧水を女性２０名に使用させたところ、肌のしつ
と多感、なめらかさについて１％の危険率で改善効果が
認められた。
実施例４
参考例１と同様にして、保湿剤としてエチルシラントリ
オ−ルーヒアルロン酸（重量比１：１〕１％水溶液を調
製し、これを用いて次の組成を有するエモリエントクリ
ームを調製した。
オ−ルーヒアルロン酸（重量比１：１〕１％水溶液を調
製し、これを用いて次の組成を有するエモリエントクリ
ームを調製した。
成分 含有量（重量％）
エチルシラントリオ−ルーヒアルロン酸１流動パラフイ
ン ６ スクアラン ３ セチルパルミテート ２ セタノール ２ ステアリン酸 ２ 酸化防止剤 ３ 精製水 バランス このクリームを女性２０名に使用させたところ、肌のし
つと夛感、なめらかさについて、１％の危険率で改善効
果が認められた。
ン ６ スクアラン ３ セチルパルミテート ２ セタノール ２ ステアリン酸 ２ 酸化防止剤 ３ 精製水 バランス このクリームを女性２０名に使用させたところ、肌のし
つと夛感、なめらかさについて、１％の危険率で改善効
果が認められた。
実施例５
参考例１と同様にして、保湿剤としてフェニルシラント
リオ−ルーヒアルロン酸（重量比１：１）１％水溶液を
調製し、これを用いて次に示すような組成のシャングー
を調製して使用したところ、毛髪に対して優れた保湿効
果を示した。
リオ−ルーヒアルロン酸（重量比１：１）１％水溶液を
調製し、これを用いて次に示すような組成のシャングー
を調製して使用したところ、毛髪に対して優れた保湿効
果を示した。
成分 含有量（重量％〕
フェニルシラントリオールーヒアルロン酸１０□４−α
−オレフィンスルホン酸ナトリウム １゜ラウリル硫酸
トリエタノールアミン ５香料 ０．１ 精製水 バランス 実施例６ 参考例２と同様にしてトリメチルシラノール−コラーゲ
ン（重量比ｉ ： ｉ、ｓ ） ２％水溶液を調製し、
これを用いて次に示すような組成のリンスを調製して使
用したところ、毛髪に対して優れた保湿効果を示した。
−オレフィンスルホン酸ナトリウム １゜ラウリル硫酸
トリエタノールアミン ５香料 ０．１ 精製水 バランス 実施例６ 参考例２と同様にしてトリメチルシラノール−コラーゲ
ン（重量比ｉ ： ｉ、ｓ ） ２％水溶液を調製し、
これを用いて次に示すような組成のリンスを調製して使
用したところ、毛髪に対して優れた保湿効果を示した。
トリメチルシラノール−コラーゲン ２アーカード２Ｈ
Ｔ 、 、 ２ セタノール ３ ステアリルエトキシレー） （ＫＯ５モル）１香料 ｏ
、ｉ 精製水 バランス
Ｔ 、 、 ２ セタノール ３ ステアリルエトキシレー） （ＫＯ５モル）１香料 ｏ
、ｉ 精製水 バランス
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １（Ａ）分子中に少なくとも１個のシラノール基を有す
るケイ素化合物とΦ）水溶性高分子物質との組合せから
成る保湿剤。 ２ ケイ素化合物が分子中にケイ素原子１〜３個を有す
るものである特許請求の範囲第１項記載の保湿剤。 ６ 水溶性高分子物質が分子中に少なくとも１個のヒド
ロキシル基又はアミノ基若しくはその両方を有するもの
である特許請求の範囲第１項記載の保湿剤。 ４ 水溶性高分子物質が水溶性生体高分子物質である特
許請求の範囲第１項記載の保湿剤。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6121684A JPS60204708A (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | 化粧料用保湿剤 |
| GB08506618A GB2159408B (en) | 1984-03-30 | 1985-03-14 | Humectant |
| DE19853511135 DE3511135A1 (de) | 1984-03-30 | 1985-03-27 | Befeuchtungsmittel |
| FR8504702A FR2561915A1 (fr) | 1984-03-30 | 1985-03-28 | Produit hydratant |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6121684A JPS60204708A (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | 化粧料用保湿剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60204708A true JPS60204708A (ja) | 1985-10-16 |
| JPH0557968B2 JPH0557968B2 (ja) | 1993-08-25 |
Family
ID=13164777
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6121684A Granted JPS60204708A (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | 化粧料用保湿剤 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60204708A (ja) |
| DE (1) | DE3511135A1 (ja) |
| FR (1) | FR2561915A1 (ja) |
| GB (1) | GB2159408B (ja) |
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|---|---|---|---|---|
| JPS62249909A (ja) * | 1986-04-21 | 1987-10-30 | Lion Corp | コラ−ゲンの架橋反応抑制剤 |
| FR2611496B1 (fr) * | 1987-03-04 | 1992-07-03 | Gueyne Jean | Organo-silicies cosmetiques |
| JP2782207B2 (ja) * | 1988-10-24 | 1998-07-30 | 株式会社ナブコ | 機械部品およびその部品を含む液圧制御弁 |
| US4985240A (en) * | 1990-02-20 | 1991-01-15 | Dow Corning Corporation | Odor-free perm |
| FR2667240B1 (fr) * | 1990-09-27 | 1992-11-27 | Innovation Scient Dermatol | Complexe actif pour produits dermocosmetiques de soins. |
| GB9123251D0 (en) * | 1991-11-01 | 1991-12-18 | Croda Int Plc | Protein-silicone copolymers |
| FR2687071B1 (fr) * | 1992-02-10 | 1995-06-23 | Exsymol Sa | Vecteur pour principe(s) actif(s) therapeutique(s) ou cosmetique(s) a usage externe et composition therapeutique ou cosmetique comprenant un tel vecteur. |
| US5753214A (en) * | 1994-08-24 | 1998-05-19 | Seiwa Kasei Co., Ltd. | Base material for cosmetics and uses of the same |
| FR2761074B1 (fr) | 1997-03-24 | 1999-05-28 | Exsymol Sa | Composes a base de silicium biologiquement actifs sous forme solide |
| FR2761607A1 (fr) * | 1997-04-04 | 1998-10-09 | Boots Co Plc | Composition dermatologique pour le traitement des symptomes de vieillissement de la peau |
| FR2865935B1 (fr) * | 2004-02-05 | 2006-06-23 | Exsymol Sa | Utilisation de composes organo-silicies pour contraindre des tissus conjonctifs leses par l'intermediaire d'une action mecanique |
| FR2936708B1 (fr) | 2008-10-03 | 2012-08-17 | Exsymol Sa | Complexe associant un derive organique du silicium avec des fragments calibres d'acide hyaluronique, a action preventive et reparatrice des degradations cutanees. |
| DE102009044948A1 (de) * | 2009-09-24 | 2011-03-31 | Henkel Ag & Co. Kgaa | Mittel zur Behandlung keratinischer Fasern enthaltend Dimethylsilanol Hyaluronate und Glycerin |
| EP2512417A2 (fr) * | 2009-12-18 | 2012-10-24 | L'Oréal | Procede de traitement cosmetique impliquant un compose apte a condenser in situ et un agent filtrant les radiations uv |
| FR2989889B1 (fr) * | 2012-04-26 | 2016-12-30 | Oreal | Composition cosmetique comprenant un silane et un epaississant lipophile |
| FR2989891A1 (fr) * | 2012-04-26 | 2013-11-01 | Oreal | Composition cosmetique comprenant un silane et un sucre ou un derive de sucre |
| FR2989885A1 (fr) * | 2012-04-26 | 2013-11-01 | Oreal | Composition comprenant un silane et un polysaccharide a groupements hydrophobes |
| BR102016019120A2 (pt) * | 2016-08-17 | 2018-03-06 | Natura Cosméticos S.A. | Composição cosmética antissinais, uso da composição, método de tratamento antissinais e método de redução de rugas |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPS54119036A (en) * | 1978-03-09 | 1979-09-14 | Lion Corp | Cosmetic composition for skin |
| JPS57212109A (en) * | 1981-06-24 | 1982-12-27 | Kanebo Ltd | Film-type beauty pack |
| JPS5832810A (ja) * | 1981-08-19 | 1983-02-25 | Kanebo Ltd | 皮膜型パツク剤 |
| JPS59118703A (ja) * | 1982-12-23 | 1984-07-09 | ヘンケル・コマンデイ−トゲゼルシヤフト・アウフ・アクチエン | スキンケア乳液 |
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| FR1234213A (fr) * | 1959-05-12 | 1960-10-14 | Procédé de fabrication de complexes organo-siliciques, complexes obtenus et leurs applications | |
| DE1163820B (de) * | 1962-06-30 | 1964-02-27 | Goldschmidt Ag Th | Verfahren zur Herstellung waessriger Loesungen von Silanolen und deren wasserloeslichen Kondensationsprodukten |
| SE349046B (ja) * | 1966-12-23 | 1972-09-18 | C Guevne | |
| FR2158068B1 (ja) * | 1971-10-25 | 1975-02-07 | Gueyne Jean | |
| FR2230376A1 (en) * | 1973-05-24 | 1974-12-20 | Gueyne Jean | Stable solutions of siloxanic polysilanols - prepd. by hydrolysis of a silane and having pharmaceutical activity |
| FR2454803A1 (fr) * | 1978-12-28 | 1980-11-21 | Braun Sam | Composition amincissante et procede d'utilisation de celle-ci |
-
1984
- 1984-03-30 JP JP6121684A patent/JPS60204708A/ja active Granted
-
1985
- 1985-03-14 GB GB08506618A patent/GB2159408B/en not_active Expired
- 1985-03-27 DE DE19853511135 patent/DE3511135A1/de active Granted
- 1985-03-28 FR FR8504702A patent/FR2561915A1/fr active Pending
Patent Citations (5)
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| GB2159408B (en) | 1988-01-27 |
| GB8506618D0 (en) | 1985-04-17 |
| DE3511135A1 (de) | 1985-10-10 |
| GB2159408A (en) | 1985-12-04 |
| JPH0557968B2 (ja) | 1993-08-25 |
| DE3511135C2 (ja) | 1987-03-12 |
| FR2561915A1 (fr) | 1985-10-04 |
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