JPS60197846A - 人工時効硬化性と深絞り性に優れるフエライト単相混合粒組織冷延鋼板 - Google Patents
人工時効硬化性と深絞り性に優れるフエライト単相混合粒組織冷延鋼板Info
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- JPS60197846A JPS60197846A JP5323584A JP5323584A JPS60197846A JP S60197846 A JPS60197846 A JP S60197846A JP 5323584 A JP5323584 A JP 5323584A JP 5323584 A JP5323584 A JP 5323584A JP S60197846 A JPS60197846 A JP S60197846A
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- JP
- Japan
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- weight
- temperature
- rolled steel
- steel sheet
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
自動車のパネル用など、優れたプレス成形性が要求され
る複合組織冷延鋼板とその製法に関し、この明細書で述
べる技術内容は、BH性と下値の著大な改善についての
開発成果を提案するところにある。
る複合組織冷延鋼板とその製法に関し、この明細書で述
べる技術内容は、BH性と下値の著大な改善についての
開発成果を提案するところにある。
(背景技術)
上記用途に使用される冷延鋼板には次の材料特性が必要
である。
である。
(1)深絞り性:
ランクフオード値(r lia>で評価され、1.5以
上の高下値。
上の高下値。
(2)高延性:
低い降伏強度(YS)と高い伸び(EA)特性。
(3)常温非時効性:
常温で長時間保持しても時効硬化により材質が劣化しな
い特性。
い特性。
(4)耐プント性ニ
プレス後の部品が軽荷重ではへこまない性質ずなわら、
プレス成形後における鋼板の高い降伏側し ここで(4)の耐プント性に関し、プレス成形の際には
、降伏応力YSの低いことが要求されるところから、一
般的にはこの要求を耐プント性と両立させることは容易
でないが、しかしプレス成形とそれにひき続く加熱処理
(例えば焼付塗装)により硬化り−る性質(B l−1
性)を有づる鋼板は、成形性と耐プント性の両者を両立
させることが可能である。
プレス成形後における鋼板の高い降伏側し ここで(4)の耐プント性に関し、プレス成形の際には
、降伏応力YSの低いことが要求されるところから、一
般的にはこの要求を耐プント性と両立させることは容易
でないが、しかしプレス成形とそれにひき続く加熱処理
(例えば焼付塗装)により硬化り−る性質(B l−1
性)を有づる鋼板は、成形性と耐プント性の両者を両立
させることが可能である。
これまでに明らかにされているプレス成形用冷延鋼板の
製造方法は以下のように分類される。
製造方法は以下のように分類される。
(1)低炭素アルミキルド鋼の箱焼鈍法:深絞り性、延
性、常温非時効性には優れるものの、焼付硬化性はほと
んどなく、プレス部品の耐プント性に劣り、またこの低
炭素アルミキルド鋼を素材とするのでは、生産性、製品
の均質性に有利な連続焼鈍法で上記材質を確保すること
は困難であった。
性、常温非時効性には優れるものの、焼付硬化性はほと
んどなく、プレス部品の耐プント性に劣り、またこの低
炭素アルミキルド鋼を素材とするのでは、生産性、製品
の均質性に有利な連続焼鈍法で上記材質を確保すること
は困難であった。
(2)極低炭素鋼におけるNbまたはT1の添加:この
鋼板は連続焼鈍法でも箱焼鈍法ど同じく優れた深絞り性
と延性を有しかつ常温非時効性であって、とくにr値は
1.8以上が得られ、超深絞り性を要するが、しかしく
1)と同様にBH性を付与することは容易でなく、プレ
ス部品σ5WAゲント性に劣る。
鋼板は連続焼鈍法でも箱焼鈍法ど同じく優れた深絞り性
と延性を有しかつ常温非時効性であって、とくにr値は
1.8以上が得られ、超深絞り性を要するが、しかしく
1)と同様にBH性を付与することは容易でなく、プレ
ス部品σ5WAゲント性に劣る。
−3)低炭素アルミキルト鋼に3i、Mn、C「等の合
金元素を添加して、連続焼鈍後の冷11速度を!1JI
allすることにより、フェライト相とマルテンサイ1
〜相を共存させる((1わゆるデュアルフェーズ鋼): この鋼板は、強度に対して降伏強度が従来鋼板よりも低
いので、張り出し成形性に優れかつ、高強度を得やすい
という長所を持ち、さらに常温非時効性でかつ高いBH
性を有す−る。しかしながら下値は1.0種度と低く絞
り性に劣る。
金元素を添加して、連続焼鈍後の冷11速度を!1JI
allすることにより、フェライト相とマルテンサイ1
〜相を共存させる((1わゆるデュアルフェーズ鋼): この鋼板は、強度に対して降伏強度が従来鋼板よりも低
いので、張り出し成形性に優れかつ、高強度を得やすい
という長所を持ち、さらに常温非時効性でかつ高いBH
性を有す−る。しかしながら下値は1.0種度と低く絞
り性に劣る。
(従来技術)
上に触れた複合組成を有する加工用冷延鋼板の製造法に
ついては、米国特許第4.050.959号、同第4,
062,700号各明5tui、また特公昭53−39
368号、特開昭50−75113号および特開昭51
−39524号公報などでも開示されている。
ついては、米国特許第4.050.959号、同第4,
062,700号各明5tui、また特公昭53−39
368号、特開昭50−75113号および特開昭51
−39524号公報などでも開示されている。
しかしいずれも高い下値を有する鋼板の製造法ではない
。
。
一方B添加鋼によるプレス成形冷延鋼板として特開昭5
6−166330号、同56−166331号各公報も
あるが下値はなお十分でなく、またBH性には触れられ
ていない。
6−166330号、同56−166331号各公報も
あるが下値はなお十分でなく、またBH性には触れられ
ていない。
(発想の端結)
発明者らは先に特開昭57−177、、Q−44号にて
Nb−8複合添加極低炭素鋼による深絞り性に優れる複
合組織冷延鋼板の製造方法を開発したが、その後も研究
を進めた結果Nbとの複合としなくても、BとNの関係
を特定範囲とすることにより、上記先行j1発と同等程
度の高い下値を示J鋼板がより有利に得られることを新
たに知見した。
Nb−8複合添加極低炭素鋼による深絞り性に優れる複
合組織冷延鋼板の製造方法を開発したが、その後も研究
を進めた結果Nbとの複合としなくても、BとNの関係
を特定範囲とすることにより、上記先行j1発と同等程
度の高い下値を示J鋼板がより有利に得られることを新
たに知見した。
(発明の目的)
鋼板の特性として、(1)とくに高い高r値、(72)
高延性、(3)常温非時効性および(4)高B H性の
すべてを兼備した人工時効硬化性と深絞り性に優れる複
合組織冷延鋼板とその製造法を与えることがこの発明の
目的である。
高延性、(3)常温非時効性および(4)高B H性の
すべてを兼備した人工時効硬化性と深絞り性に優れる複
合組織冷延鋼板とその製造法を与えることがこの発明の
目的である。
(発明の構成)
上記目的は次の事項を骨子とする成分および組織にて有
利に充足され、またとくに冷間圧延鋼帯についての連続
焼鈍条件の設定によって、有利な製造方法が確定され得
る。
利に充足され、またとくに冷間圧延鋼帯についての連続
焼鈍条件の設定によって、有利な製造方法が確定され得
る。
すなわちこの発明は、
1、C: 0.001〜o、ooa重量%3i≦ 1.
5重量% Mn : 0.05〜1.8mtm% P ≦0.15石量% /l!:0.01〜0.10重ω%およびN ≦0.0
05重ω% を含みかつ、 Bを(B/N)=1.6〜5.0 の範囲ぐ含有して残部が実質的にFeの組成になり、フ
ェライト相と低温変態生成相との複合組織よりなる人工
時効硬化性と深絞り性に優れる投合組織冷延鋼板、 2、C: 0.0.1〜0.008重鑓%3i≦ 1.
5重湯% Mn : 0.05〜1.8重望% P ≦0.15重壷% AJ2=0.01〜0.10重量%およびN ≦ 0.
005重量% を含みかつ、 Bを(B/N>= 1.6〜5.0 の範囲で含有し、さらに Ti≦o、oao重量%。
5重量% Mn : 0.05〜1.8mtm% P ≦0.15石量% /l!:0.01〜0.10重ω%およびN ≦0.0
05重ω% を含みかつ、 Bを(B/N)=1.6〜5.0 の範囲ぐ含有して残部が実質的にFeの組成になり、フ
ェライト相と低温変態生成相との複合組織よりなる人工
時効硬化性と深絞り性に優れる投合組織冷延鋼板、 2、C: 0.0.1〜0.008重鑓%3i≦ 1.
5重湯% Mn : 0.05〜1.8重望% P ≦0.15重壷% AJ2=0.01〜0.10重量%およびN ≦ 0.
005重量% を含みかつ、 Bを(B/N>= 1.6〜5.0 の範囲で含有し、さらに Ti≦o、oao重量%。
■≦0.10重量%。
C「≦ 1.00重量%および
WS2.050重鮎火
のうちから選んだ1種又は2!!以上を含有して残部が
実質的にFeの組成になり、フェライト相と低温変態生
成相との複合11mよりなる人工時効硬化性と深絞り性
に優れる複合組織冷延鋼板、 3. C: 0.001〜0.008重組%Si≦1.
5重量% Mn : 0.05〜1.8!ii% P ≦0.15重ω% A重量: 0.01〜0.10 重ffi%オ、にヒN
≦0. (105重間% を含みかっ、 Bを(8/ N ) = 1.6〜5.0の範囲で含有
した組成からなる冷間圧延鋼帯を連続焼鈍法−c1α→
γ変態温度以上10(10’C以下の温度に加熱し、か
つ該温度にで均熱し、その均熱温度から750℃まで平
均冷却温度0.5℃/Sj、l(上20℃l s未満、
ツい′C−3oo℃以下まで平均冷却温度20’C/
8以上にて冷却することからなる、人工時効硬化性と深
絞り加二[性に優れる複合組織冷延鋼板の製造方法、お
よび 4、C: 0.001〜o、ooa重量%St ≦ 1
.5重量% Mll : 0,05〜1.8重量% P ≦ 0.15重置火 AJ2:o、01〜o、1o重量 % iB ヨUN
≦ 0.005重歳% を含みかっ、 Bを(B/N> = 1.6〜5.0 の範囲で含有し、さらに Ti 50.080重量%。
実質的にFeの組成になり、フェライト相と低温変態生
成相との複合11mよりなる人工時効硬化性と深絞り性
に優れる複合組織冷延鋼板、 3. C: 0.001〜0.008重組%Si≦1.
5重量% Mn : 0.05〜1.8!ii% P ≦0.15重ω% A重量: 0.01〜0.10 重ffi%オ、にヒN
≦0. (105重間% を含みかっ、 Bを(8/ N ) = 1.6〜5.0の範囲で含有
した組成からなる冷間圧延鋼帯を連続焼鈍法−c1α→
γ変態温度以上10(10’C以下の温度に加熱し、か
つ該温度にで均熱し、その均熱温度から750℃まで平
均冷却温度0.5℃/Sj、l(上20℃l s未満、
ツい′C−3oo℃以下まで平均冷却温度20’C/
8以上にて冷却することからなる、人工時効硬化性と深
絞り加二[性に優れる複合組織冷延鋼板の製造方法、お
よび 4、C: 0.001〜o、ooa重量%St ≦ 1
.5重量% Mll : 0,05〜1.8重量% P ≦ 0.15重置火 AJ2:o、01〜o、1o重量 % iB ヨUN
≦ 0.005重歳% を含みかっ、 Bを(B/N> = 1.6〜5.0 の範囲で含有し、さらに Ti 50.080重量%。
V ≦o、io重門%。
Cr≦ 1.00重量%および
W 50.0511%
のうちがら選んだ1N又は2種以上を含有し、残部実質
的にFeの組成からなる冷間圧延鋼帯を連続焼鈍法で、
α→γ変態淘度以上?00(1℃以下の温度に加熱し、
hすM温度にて均然し、その均熱温度から 750’C
まで平均冷却温度0.5℃/S以上20℃/s未満、ツ
いテ30゜℃以下まで平均冷却温度20’C/ s以上
にて冷却することからなる、人工時効硬化性と深絞り加
工性に優れる複合組織冷延鋼板の製造方法である。
的にFeの組成からなる冷間圧延鋼帯を連続焼鈍法で、
α→γ変態淘度以上?00(1℃以下の温度に加熱し、
hすM温度にて均然し、その均熱温度から 750’C
まで平均冷却温度0.5℃/S以上20℃/s未満、ツ
いテ30゜℃以下まで平均冷却温度20’C/ s以上
にて冷却することからなる、人工時効硬化性と深絞り加
工性に優れる複合組織冷延鋼板の製造方法である。
さてこの弁明の基礎になった実験経緯から説明する。
0.004重更n%G−0,30重量%M11− 0.
05 @(11%AJ2− 0.0011〜0.003
6 重量%Nヲヘ2組成として、これにBをNに対しC
種々な割合いにて添加した冷延鋼板を調製し、これにつ
き連続焼鈍ラインr 910℃まで昇温して910℃−
20秒の均熱後、150℃まで2.5℃/s 、300
’C以下まで35℃/Sの冷?JJ速度にて冷Mノする
ヒートサイクルで焼鈍したしたときの降伏点伸び(YE
J!>、降伏応力と引張強さの比(YR)およびr値に
及ぼす(Bwt%/Nwt%)の関係を第1図に示す。
05 @(11%AJ2− 0.0011〜0.003
6 重量%Nヲヘ2組成として、これにBをNに対しC
種々な割合いにて添加した冷延鋼板を調製し、これにつ
き連続焼鈍ラインr 910℃まで昇温して910℃−
20秒の均熱後、150℃まで2.5℃/s 、300
’C以下まで35℃/Sの冷?JJ速度にて冷Mノする
ヒートサイクルで焼鈍したしたときの降伏点伸び(YE
J!>、降伏応力と引張強さの比(YR)およびr値に
及ぼす(Bwt%/Nwt%)の関係を第1図に示す。
これらのl負は調質圧延を施さず、JIS5号試験片と
してめた。
してめた。
(Bwt%/Nwt%)1.6未満ではYEβが高く常
温非時効とできないし、降伏応力が高くなるため降伏比
YRが高い。
温非時効とできないし、降伏応力が高くなるため降伏比
YRが高い。
一方(Bwt%/ j’J wt%)が5.0を越える
とr値の急激な劣化、降伏比YRの上昇が大きくなる。
とr値の急激な劣化、降伏比YRの上昇が大きくなる。
以上からBを(3wt%/Nwt%)の特定範囲とする
ことにより、高下値、高延性でかつ常温非時効性鋼板の
得られることがねがった。
ことにより、高下値、高延性でかつ常温非時効性鋼板の
得られることがねがった。
さらにこの鋼板に軽度の予ひずみを加え、170℃(焼
付塗装相当温度)で熱処理すると、再引張するときの降
伏強度が大きく上饗するいわゆるBH性をも有している
ことが判明した。
付塗装相当温度)で熱処理すると、再引張するときの降
伏強度が大きく上饗するいわゆるBH性をも有している
ことが判明した。
またこの鋼板の組成は、転移密度の低いフェライト相と
転移密度の高い低温変態生成相(従来の複合鋼板のマル
テンサイト相とは異なる)との複合組織を有しているこ
とも判明した。
転移密度の高い低温変態生成相(従来の複合鋼板のマル
テンサイト相とは異なる)との複合組織を有しているこ
とも判明した。
以上の基礎実験に基づき検討を進めた結果、下達する鋼
組成の限定で目的とする複合組成冷延鋼板として卓効を
もたらすことがIこしかめられた。
組成の限定で目的とする複合組成冷延鋼板として卓効を
もたらすことがIこしかめられた。
C: Cは0.008重缶%(以下単に%であらゎ1)
をこえて含有りるとr値が箸しく劣化リ−る。
をこえて含有りるとr値が箸しく劣化リ−る。
また0、001%未満では高いBH性を得ることができ
ない。したがって0.001〜0.008%の範囲とす
るがここでとくに0.002〜0.004%が最適であ
る。
ない。したがって0.001〜0.008%の範囲とす
るがここでとくに0.002〜0.004%が最適であ
る。
3i、p: si、F’はともに必要とする強度レベル
を4qるのに有効な元素であるが、P>0.15%、
3i > 1.5%どなるどr (iliの劣化が大き
くなるので、P≦0.15%。
を4qるのに有効な元素であるが、P>0.15%、
3i > 1.5%どなるどr (iliの劣化が大き
くなるので、P≦0.15%。
Si≦ 1.5%の範囲とする。
Mn:Mnは赤熱脆化防止に0.05%以上必要である
が、1.8%を越えると下値の劣化が大きいので、0,
05〜1.8%の範囲とするが、ここでとくに0.1〜
0.9%の範囲が好適である。
が、1.8%を越えると下値の劣化が大きいので、0,
05〜1.8%の範囲とするが、ここでとくに0.1〜
0.9%の範囲が好適である。
Al1: Al1は鋼中0の低減化およびNをA)Nと
して析出固定り−るに有効であるので0.01%以上必
要であるが、0.10%を越えると非金属介在物の急激
な増加、および延性の劣化を招くのでAβはo、oi〜
0.10%の範囲とする。
して析出固定り−るに有効であるので0.01%以上必
要であるが、0.10%を越えると非金属介在物の急激
な増加、および延性の劣化を招くのでAβはo、oi〜
0.10%の範囲とする。
N: Nは深絞り性と延性を劣化させる有害な元素であ
り、0.005%を越えるとその悪影響はとくに大きく
なり、また必要とするB、fflをいたずらに増加させ
るのでNは0.005%以下とり゛る。
り、0.005%を越えるとその悪影響はとくに大きく
なり、また必要とするB、fflをいたずらに増加させ
るのでNは0.005%以下とり゛る。
B: Bはこの発明においてとくに重要な元素である。
(B/N) < 1.6ではその添加効果がなく、複合
組織化することができない。また(B/N)>5.0で
は下値の劣化が大きいので、B添加量は(B/N)=
1.6〜5.0の範囲内とする。
組織化することができない。また(B/N)>5.0で
は下値の劣化が大きいので、B添加量は(B/N)=
1.6〜5.0の範囲内とする。
1川、v、cr、w: これら元素は上記のBの効果を
助長させる効果を有するのみならず、とくにvJ質では
伸び特性を向上させる効果が大きい点で、作用効果を同
じくする同効選択成分である。
助長させる効果を有するのみならず、とくにvJ質では
伸び特性を向上させる効果が大きい点で、作用効果を同
じくする同効選択成分である。
Tiは0.080%をこえると、Tiの非金属介在物が
急激に増加し表面性状の劣化をもたらすので、0.08
%以下とすべきであり、とくに0.005〜0.06%
の範囲がのぞましい。
急激に増加し表面性状の劣化をもたらすので、0.08
%以下とすべきであり、とくに0.005〜0.06%
の範囲がのぞましい。
Vはo、io%をこえると、延性への悪影響が大きくな
るため0,1%以下に制限すべきであり、とくに0.0
05〜0.07%の範囲が好適である。
るため0,1%以下に制限すべきであり、とくに0.0
05〜0.07%の範囲が好適である。
C「は1.00%をこえると、延性と下値の劣化が大き
くなるのe、i、oo%以下に抑ルリされなければなら
ず、とくに0.05〜0.80%で適合する。
くなるのe、i、oo%以下に抑ルリされなければなら
ず、とくに0.05〜0.80%で適合する。
Wは0.0050%をこえると、急激に砂化し降伏比Y
Rの急上昇をもたらすので、0.05%以下にりる。
Rの急上昇をもたらすので、0.05%以下にりる。
ここcO0005〜0.04の範囲は一層好適である。
次に、この発明の複合組織冷延鋼板の好ましい製造方法
について説明する。
について説明する。
製 鋼:
仲低炭素鋼を4するには底吹転炉とRH脱カス装置の組
み合わせが最適である。また鋼片は分塊圧延法、連続鋳
造法いずれでも製造できる。
み合わせが最適である。また鋼片は分塊圧延法、連続鋳
造法いずれでも製造できる。
熱間圧延:
熱間ハニ延は従来の再加熱方式、あるいは直接熱延法の
いずれでもよい。また、溶鋼から直接100龍以下の薄
鋼片とし引続き熱延に供してもよい。
いずれでもよい。また、溶鋼から直接100龍以下の薄
鋼片とし引続き熱延に供してもよい。
熱間圧延の仕上温度は950℃〜100℃が最適である
。熱間圧延鋼帯の冷却方法、巻取温度などは格別重要で
ないが、銅帯の酸洗性の面から600℃以下の巻取温匪
とすることが好ましい。
。熱間圧延鋼帯の冷却方法、巻取温度などは格別重要で
ないが、銅帯の酸洗性の面から600℃以下の巻取温匪
とすることが好ましい。
冷間圧延:
冷延圧下率は、高r値を得るためには50%以上とする
ことが好ましい。
ことが好ましい。
連続焼鈍:
加熱速度についてはあまりm要eないが、生産性の観点
から10℃/S以上が好ましい。
から10℃/S以上が好ましい。
均熱温度はα→γ変態温度以上1000℃以下とくに8
00℃〜980℃の範囲が好ましく、なかでも850℃
〜950℃が最適である。
00℃〜980℃の範囲が好ましく、なかでも850℃
〜950℃が最適である。
均熱後の冷却過程は、目的とする材質を制御するにきわ
めて有効な過程である。とくに均熱温度から750℃ま
でを0.5〜b 冷し、その後300℃以下までは20℃/S以上の冷却
速度で冷却することが必要である。
めて有効な過程である。とくに均熱温度から750℃ま
でを0.5〜b 冷し、その後300℃以下までは20℃/S以上の冷却
速度で冷却することが必要である。
焼鈍板には形状矯正等を目的として2.0%以下の調質
圧延を加えることが有効であるが、焼鈍のままで降伏点
伸びはきね9めで低いので、材質上はとくに必要でない
。
圧延を加えることが有効であるが、焼鈍のままで降伏点
伸びはきね9めで低いので、材質上はとくに必要でない
。
以上のべたようにして得られる鋼板は、電気亜鉛めっき
などの表面処理や、とくにライン内焼鈍6式の溶融金屈
めっき処理(合金化処理を含む)による表面処理鋼数の
製造に適合している。
などの表面処理や、とくにライン内焼鈍6式の溶融金屈
めっき処理(合金化処理を含む)による表面処理鋼数の
製造に適合している。
(実施例)
第1表に示す1〜13の鋼組成の鋼片を転炉−RH脱ガ
ス一連続鋳造■稈によってつくった。
ス一連続鋳造■稈によってつくった。
これらを1150℃〜1220℃に加熱均熱し、仕上温
度850°−900℃、巻取温度500〜560℃ぐ熱
間圧延し、3.2mm板厚の銅帯とした。
度850°−900℃、巻取温度500〜560℃ぐ熱
間圧延し、3.2mm板厚の銅帯とした。
酸洗後0,8mm板厚の冷間圧延鋼帯とし、連続焼鈍ラ
インに(890〜930℃の均熱温瓜まで加熱し、その
均熱温良から150℃までの平均冷却速度2.IC/s
、750℃から300℃までの平均冷却速度38℃/S
で焼鈍した。
インに(890〜930℃の均熱温瓜まで加熱し、その
均熱温良から150℃までの平均冷却速度2.IC/s
、750℃から300℃までの平均冷却速度38℃/S
で焼鈍した。
調質圧延を加えない状態での材質を第2表に示す。
引張試験片はJIS5号、ΔYSは35℃−100日間
の時効処理後のYS上昇[1(kgr /−> 、8ト
1は、2%引張子ひずみ時と170℃−20分間で焼f
1塗装相当処理を施したときの変形応力の差で示しIこ
。
の時効処理後のYS上昇[1(kgr /−> 、8ト
1は、2%引張子ひずみ時と170℃−20分間で焼f
1塗装相当処理を施したときの変形応力の差で示しIこ
。
表 2
−
一−′
一ニ
ー(
](
1−
復
1:
*比較例
この発明に従う鋼組成2ないし4(第1発明)cljよ
び9ないし13(第2発明)では何れも*印をfNJシ
て区別した比較鋼1.5ないし8に比してよりすぐれた
高r値、高延性、常温非時効性、および高13H性が得
られ(いる。
び9ないし13(第2発明)では何れも*印をfNJシ
て区別した比較鋼1.5ないし8に比してよりすぐれた
高r値、高延性、常温非時効性、および高13H性が得
られ(いる。
また第1表に揚げた鋼組成2を用い゛C第3表に示?1
種々な連続焼鈍条件で処理したときの材質を第4表に示
7゜ 表 3 表 4 この発明の最適範囲内の条件で処理したヒートサイクル
B、C,Dでは*印の付して区別した比較ヒートサイク
ルA、E、FおよびGに比し、目的とする特性がより適
切に得られでいる。
種々な連続焼鈍条件で処理したときの材質を第4表に示
7゜ 表 3 表 4 この発明の最適範囲内の条件で処理したヒートサイクル
B、C,Dでは*印の付して区別した比較ヒートサイク
ルA、E、FおよびGに比し、目的とする特性がより適
切に得られでいる。
(発明の効果)
第1発明、第2発明とも、r値2.0以上の深絞り性に
あわせ高延性、常温非時効性および、優れたBH性の下
での耐プント性が高く、とくに第2発明は第1発明に比
し11j等以上の高r11iを有し、また第3発明に従
っ−C1上記した各特性を兼備した複合組織冷延鋼板の
安定な製造が可能となる。
あわせ高延性、常温非時効性および、優れたBH性の下
での耐プント性が高く、とくに第2発明は第1発明に比
し11j等以上の高r11iを有し、また第3発明に従
っ−C1上記した各特性を兼備した複合組織冷延鋼板の
安定な製造が可能となる。
第1図はBwt%/Nwt%が鋼板のYEA、YRおよ
びFlIi!に及はづ影響の実験結果を示すグラフCあ
る。 第1図 B(un>/、ヶ、)
びFlIi!に及はづ影響の実験結果を示すグラフCあ
る。 第1図 B(un>/、ヶ、)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 i、 c : o、ooi〜o、ooa重量%3i≦
1.5重間% Mn : 0,05〜1.8重量% ′P ≦0.15@量% へβ二0.1〜o、 io重量%およびN ≦0.00
5重間% を含みかつ、 Bを(8/N)= 1.6〜5.0 の範囲で含有し゛C残部が実質的にFeの組成になり、
フェライト相と低温変態生成相との複合組織よりなる人
工時効硬化性と深絞り性に優れる複合組織冷延鋼板。 2、C: 0.001〜0.008重量%S1≦ 1.
5重量% Mn : 0,05〜1.8重量% P ≦ 0.15 重量% AJ! : 0.01〜0.10 mm%r3ヨUN
≦ oo、oos重ω% を含みかつ、 Bを(B/N>= 1.6〜5.0 の範囲で含有し、さらに T; ≦ o、oao重量%。 ■ 50.10重組%。 Cr≦ 1.00重量%および W 50.050重量% のうちから選んだ1種又は2種以上を含有して残部が実
質的にFeの組成になり、フェライト相と低温変態生成
相との複合組織よりなる人工時効硬化性と深絞り性に優
れる複合組織冷延鋼板。 3、C: 0,001〜 o、 ooa重量%S1 ≦
1.5重量% Mll : 0,05〜1.8重量% P 50.15重量% AA : 0.01〜0.10 talji%t3ヨU
N ≦ 0.005ffi姐% を含みかつ、 Bを(B/N)= 1.6〜5.0 の範囲で含有し、残部実質的にFeの組成からなる冷間
辻延鋼帯を連続焼鈍法で、α→γ変態温度以上1000
℃以下の温度に加熱し、かつ該温度にて均熱し、その均
熱温度から750℃まで平均冷却温度0.5℃/S以上
20℃/S未満、ついで300℃以下まで平均冷却温度
20℃/s以上に(冷却することからなる、人工時効硬
化性と深絞り加工性に優れる複合組織冷延鋼板の製造方
法。 4、 C: 0.001〜0.008重ω%3i≦ 1
.5垂量% Mll : o、o5〜i、ami% P ≦0.15 fi口% 八β: o、oi〜0.10重量%およびN ≦0.0
05重口% を含みかつ、 Bを(B/N) = 1.6〜5.0 の範囲で含有し、さらに Ti≦0.080重ω%。 ■ 50.10重量%。 Or≦ 1.00重量%および W 60.050重量% のうちから選んだ1種又は2種以上を含有し、残部実質
的にFeの組成からなる冷1間圧延鋼帯を連続焼鈍法で
、α→γ変fs温度以上1000℃以下の温度に加熱し
、かつ該温度にて均熱し、その均熱温度から750℃ま
で平均冷却温度0.5℃/S以上20℃/S未満、つい
で300℃以下まで平均冷却温度20℃/S以上にて冷
却することからなる、人工時効硬化性と深絞り加工性に
優れる複合組織冷延鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5323584A JPS60197846A (ja) | 1984-03-19 | 1984-03-19 | 人工時効硬化性と深絞り性に優れるフエライト単相混合粒組織冷延鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5323584A JPS60197846A (ja) | 1984-03-19 | 1984-03-19 | 人工時効硬化性と深絞り性に優れるフエライト単相混合粒組織冷延鋼板 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21130187A Division JPS6372830A (ja) | 1987-08-27 | 1987-08-27 | 人工時効硬化性と深絞り性に優れるフェライト単相混合粒組織冷延鋼板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60197846A true JPS60197846A (ja) | 1985-10-07 |
JPS634626B2 JPS634626B2 (ja) | 1988-01-29 |
Family
ID=12937140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5323584A Granted JPS60197846A (ja) | 1984-03-19 | 1984-03-19 | 人工時効硬化性と深絞り性に優れるフエライト単相混合粒組織冷延鋼板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60197846A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4708748A (en) * | 1984-02-18 | 1987-11-24 | Kawasaki Steel Corporation | Method of making cold rolled dual-phase structure steel sheet having an excellent deep drawability |
JPS6383230A (ja) * | 1986-09-27 | 1988-04-13 | Nkk Corp | 焼付硬化性およびプレス成形性の優れた高強度冷延鋼板の製造方法 |
US5470403A (en) * | 1992-06-22 | 1995-11-28 | Nippon Steel Corporation | Cold rolled steel sheet and hot dip zinc-coated cold rolled steel sheet having excellent bake hardenability, non-aging properties and formability, and process for producing same |
-
1984
- 1984-03-19 JP JP5323584A patent/JPS60197846A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4708748A (en) * | 1984-02-18 | 1987-11-24 | Kawasaki Steel Corporation | Method of making cold rolled dual-phase structure steel sheet having an excellent deep drawability |
JPS6383230A (ja) * | 1986-09-27 | 1988-04-13 | Nkk Corp | 焼付硬化性およびプレス成形性の優れた高強度冷延鋼板の製造方法 |
JPH0555586B2 (ja) * | 1986-09-27 | 1993-08-17 | Nippon Kokan Kk | |
US5470403A (en) * | 1992-06-22 | 1995-11-28 | Nippon Steel Corporation | Cold rolled steel sheet and hot dip zinc-coated cold rolled steel sheet having excellent bake hardenability, non-aging properties and formability, and process for producing same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS634626B2 (ja) | 1988-01-29 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |