JPS60189154A - 平面型螢光灯 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 くイ）産業上の利用分野 本発明は液晶ＴＶ等の液晶表示装置のバックライトに好
適な平面型費光灯に関する。

置に関する。

（ロ）従来技術 近年、Ｔ、Ｖ受像機の薄型化のために、液晶表示装置を
用いたいわゆる液晶ＴＶの開発がなきれでいる。

この液晶ＴＶに用いる液晶パネルは自らは発光しないた
め、何らかの光源をバックライトとして用い液晶を透過
せしめである程度の輝度を得ることが必要である。

通常、上記バックライトには以下の様な条（／ｌが要望
される。

■液晶ＴＶのサイズ（縦横比３：４）に合った平面型光
源であること。

■光源面上での輝度が均一であること。

■発光効率が良いこと。

■温度上昇が少ないこと。

■演色性のよいこと。

これらの条件のうち、特に■■■は小型且つ、高画質の
液晶ＴＶを実現するに当って必須条件となる。

そして、このバックライトとして、従来、複数本の円柱
状螢光灯を液晶パネル裏面に配することが考えられてい
るが、画面状に複数本の輝度ムラが生ずるためあまり好
ましくない。

また、特開昭５４−９０８７７号公報の様な平面型費光
灯を用いることが考えられ、この平面型螢光等によれば
前述の方法に比へ輝度ムラは一応改善きれる。

一方、出願人の実験によると、ガス圧と輝度との関係は
第１表の如くなる。

ここでガスはアルゴンガスを用い、輝度ｔｔ　Ｉ　Ｔｏ
ｒｒ時の輝度１００に対する相対的なものである。

この表より明らかな如く、ガス圧を高めれば輝度はこれ
に比例して高くなる。更にガス圧が高くなり一ピも放電
に要する電力はほとんど変わらないことが確認されてい
る。

よって、バックライトに上述の平面型費光灯を用いた場
合でもなるべくガス圧を高めた方が高輝度が得られ有利
である。

しかしながら、出願人の実験による）、上述の平面型費
光灯を用いた場合、ガス圧が３Ｔｏｒｒ以下では、螢光
面金面に亘ってほぼ均一に放電が発生するが３　Ｔｏｒ
ｒ以上になると、放電が螢光面中央部、分に集中して発
生することが確認された。したがって、高輝度を得よう
とすると、画面上に輝度ムラが発生ずることになり不都
合が生４゛る。

更に、上述の平面型螢光等はフィラメントを用いた熱陰
極型であるため電力消費が大きいとＪｌ＝に、発熱量も
多くなる。

更に上述の平面型費光灯は、特に液晶ＴＶに用いること
を積極的に意図していないため、ＴＶ画面サイズ（縦横
比３：４）に合致しておら４″、平面型ではあるが比較
的細長い形状である。

以上の点から見て、前記公報記載の平面型費光灯は液晶
ＴＶのバックライトに望まれる条件を満足するものでは
なく液晶ＴＶには不向きである。

（ハ）発明の目的 本発明は従来の平面型費光灯の欠点を解消して液晶ＴＶ
のバックライトに望まれる条件を満たす平面型螢光幻を
提案するものである。

（ニ）発明の構成 本発明は、一対の平板上ガラスにより密封きれた平面型
費光灯において、一対の電極と該一対の電極間を結ぶ線
と略並行に配された突起とを備える平面型費光灯である
。

（＊）実施例 以下、図面に従い本発明の一実施例を説明する。

第１図は本実施例における平面型費光灯の分解斜視図、
第２図（イ）（口〉（ハ）は夫々、平面型費光灯の平面
図、縦断面図及び横断面図である。

図中＜１）（２）は夫々、透明ガラスで形成された上下
封止ｌラスであり、その縦横比が３：４の長方形に形成
きれている。前記上封止ガラス（１）は−ト板及び側板
が一体数型されたものであり、−側部に排気管（ｌａ）
が形成されている。一方、前記下刺止ガラス（２〉は平
板状のものであり、後述する一対の電極が位置する凹部
（２ａ　）（２ａ　）、端子案内溝（２ｂ）（２ｂ）（
２ｂ）（２ｂ）及び放電路に平行で断面三角形状の複数
本の突起（２ｃ）（２ｃ）・・・が一体数型きれている
。両封止ガラス内壁には夫々、螢光幻が塗付されている
。

（３）（３’）はステンレス或いは鉄−二ンケル合金よ
りなる断面コ字状の一対の電極であり、前記凹部内に夫
々、配されており、その側部からＧｊ夫々、一対の端子
（３ａ）（３ａ）・・・が外部に向って突出している。

本実施例における電極形式はその＠極が冷陰極である冷
陰極型である。

（４）は前記上下封止ｌラスを密着封止するガラスフリ
ット等のシール材であり、これによってアルゴンガスと
水銀が両封止ガラス（１）（２）内部に密閉される。

次に、上述の平面型費光灯の製造方法につい−〔説明す
る。

まず、凹部（２ａ）（２ａ）、端子案内溝（２ｂ）（２
ｂ）・・・及び突起（２ｃＨ２ｃ）・・・を一体数型し
た下封止ガラスく２）上に一対の電極（３）（３）を載
置する。

次に、前記下封止ガラス（２）と上封止ガラス（１）を
シール材（４）にて熱溶着することにより平面型費光灯
（ｌＯ）が完成する。この状態で、」−下封止ガラス間
は完全に密着される。また、この状態で前記突起の先端
は前記上封止ガラスの内壁に当接しており、大気圧によ
るガラスの爆縮を機械的に防止する構造となっている。

最後に、排気管（１ａ）より空気を排出すると共にアル
ゴンガス及び水銀を流入せしめ、前記排気管の排気口を
熱溶着等により密閉する。

上述の様にして作成された平面型費光灯の電極に所定の
電圧を印加せしめると放電を開始するが、各突起（２ｃ
）（２ｃ）・・・により平行に形成された放電路に従っ
て均一に放電が発生し、螢光面全域にわたって略均−な
輝度が得られる。

また、ｎｊｉ記突起は断面三角形状のため下封止ガラス
の平面部及び突起の傾斜部における各輝度は、前記平面
部に対する直交方向において等しくなると共に、前記突
起の頂点と前記上封止ガラスとの接触部の接触面積は無
視することかＣきるため、この部分において暗くなるこ
ともない。

更に、電極（３）（３）は夫々、口字状に形成され工い
るため、平板電極等に比べてその表面積が大きくなって
いるため一本の放電路当たりのｔｒ−放出量が多くなり
、発光効率が良い。

次に、上述の平面型費光灯を適用した液晶ＴＶの一実施
例につき説明・する。

第３図（イ）（ロ）は液晶ＴＶの横断面図及び縦断面図
であり、平面型費光灯（１０〉の上封止ガラス（１）上
に液晶パネル（２０）が一体数型されている。

この液晶パネルと前記平面型費光灯とは同一の平面形状
（Ｉｆ横比３：４）を為している。

前記液晶パネル（２０〉は前記上封止カラス（１）４基
板として、スペーサ（２１）及びガラスプレート（２２
）及びこれらを封止するシール材（２３）により構成る
ものであり、周知の液晶パネル作成手順に従って形成き
れる。

上述の液晶ＴＶに依れば、平面型費光灯の上封止ガラス
と液晶パネルの基板ガラスを兼用したため極めて薄型の
ＴＶを形成できる′と共に、液晶パネルと平面型費光灯
とが極めて近接しているため発光効率が極めて良く、均
一で且つ高輝度の画質が得られる。

尚、」二連の実施例では平面型費光灯の上封止ガラスと
液晶パネルの基板ガラスを兼用したが、上封１１−ガラ
ス上に従来の液晶パネルを接着等により一体としても良
い。

（へ）発明の効果 上述の如く、本発明の平面型費光灯は、■　放電路に並
行な、複数の突起を設けたため、′ガス圧を高くしても
発光面上におい−Ｃ均一な輝度が得られる。

■　前記突起の先端を対向する封止ガラスに当接あるい
は近接せしめることにより大気圧にょる爆縮を防止でき
る。

■　冷陰極型式を用いたため、発熱せず、液晶パネルを
近接配置しても液晶の温度上昇を招くことかない。

■　電極を口字状として表面積を大きくしたため発光効
率が良い。

等の利点を有し、液晶ＴＶ等のバックライトに望まれる
条件を満足させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例における平面型費光灯の分解斜視図、
第２図（イ）（ロ）（ハ）は夫々同平面図、同横断面図
及び同縦断面図、第３図（イ）（口〉Ｃｊ上上記平面型
光光灯適用した液晶ＴＶの横断面図反び側断面図である
。 主な図番の説明 ＜１）＜２）・・・上下封止ガラス、（３）（３）・・
・−・対の電極、（２ｃ）（２ｃ）・・・突起、（２０
）・・・液晶パネル。 出願人　三洋電機株式会社 代理人　方理士　佐野静夫 １１１図 １ 第３図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）一対の平板上ガラスにより密封きれた平面型費光
   灯において、一対の電極と、該一対の電極間を結ぶ線と
   略並行に配された突起とを備える平面型費光灯。
2. （２）前記一対の電極は断面コ字状の板状電極であるこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の平面型費光
   灯。
3. （３）前記突起は前記一対の平板上ガラスの一方に一体
   成型されると共に、その先端が他方の平板上ガラスに当
   接若しくは近接することを特徴とする特ｒｆ請求の範囲
   第１項記載の平面型費光灯。