JPS60188379A - アリルアルコールのヒドロホルミル化 - Google Patents

アリルアルコールのヒドロホルミル化

Info

Publication number
JPS60188379A
JPS60188379A JP60015624A JP1562485A JPS60188379A JP S60188379 A JPS60188379 A JP S60188379A JP 60015624 A JP60015624 A JP 60015624A JP 1562485 A JP1562485 A JP 1562485A JP S60188379 A JPS60188379 A JP S60188379A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
allyl alcohol
rhodium
solvent
hydroxytetrahydrofuran
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP60015624A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03391B2 (ja
Inventor
ジヤン‐ジエン・リン
ジヨン・フレデリツク・ナイフトン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Texaco Development Corp
Original Assignee
Texaco Development Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Texaco Development Corp filed Critical Texaco Development Corp
Publication of JPS60188379A publication Critical patent/JPS60188379A/ja
Publication of JPH03391B2 publication Critical patent/JPH03391B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D307/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
    • C07D307/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings
    • C07D307/04Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D307/18Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D307/20Oxygen atoms

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Furan Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、ロジウム含有触媒の存在の下に、オレフィ
ン化合物に水素および一酸化炭素を添加して、ヒドロキ
シ置換環状化合物を得る方法、さらに詳しくはケトン溶
剤の存在の下に添加を行なって、それによりアリルアル
コールを2−ヒドロキシテトラヒドロフランに変換する
方法に関する。
2−ヒドロキシテトラヒドロフランは、1,4−ブタン
ジオールを作る重要な中間生成物である。種々の不飽和
化合物をヒドロホルミル化して有用な製品を作る沢山の
方法が発見されている。
米国特許第4,209,487号では、触媒としてコバ
ルトカルボニルと、環を形成する窒素原子に隣接する炭
素原子上にエノール形の水酸基を有する窒素含有複素環
式化合物、例えば2−ヒドロキシピリジンとの反応生成
物を用いた低圧ヒドロホルミル化法を教示している。こ
の方法で用いられる圧力は普通的1〜10MPa(10
〜100気圧)で、このヒドロホルミル化法に適当とさ
れた不飽和化合物としては、エチレン、プロピレン、ブ
タジェンのようなエチレン性不飽和炭化水素、並びにア
リルアルコールおよび酢酸アリルのようなその他のエチ
レン性不飽和化合物がある。
そのようなヒドロホルミル化法については、ロジウム触
媒も知られている。米国特許第3.980,870号は
、ロジウムカルボニルの錯体触媒の存在の下に、低級カ
ルボン酸のアリルエステルをヒドロホルミル化し、次に
生成するホルミル化合物を分子状酸素で酸化して、主生
成物として4−アセトキシ−n−醋酸および3−アセト
キシ−イソ醋酸を作るメタクリル酸およびブチロラクト
ンの製法を開示している(***国特許第2108243
号をも参照のこと)。プロピレンのような不飽和化合物
は、米国特許第4,400,549号に記されている特
別の予備工程を用いるが、その工程中に生成したロジウ
ム/トリフェニルホスフィン/カルボニル錯体によって
ヒドロホルミル化できる。
米国特許第4,084,145号および同第4,083
,882号は、ロジウムカルボニルホスフィン錯体触媒
並びに芳香族およびIh肋族の水酸基を有する溶剤のよ
うな種々の不活性溶剤を存在されたヒドロホルミル化条
件下で合成ガスとアリルアルコールとを反応させて、テ
トラヒドロフランおよび1,4−ブタンジオールを製造
する方法について述べている。
この特許では共に、アリルアルコールの転化率は99%
と報ぜられ、4−ヒドロキシブタナールの代表的な収率
は87重量%であった。また主な副産物は2−メチル−
3−ヒドロキシプロパナール(12重量%)であった。
米国特許第4.400.548号によれば、特殊の一酸
化ビスホスフィンと錯体を作るロジウム触媒は、ジメチ
ルホルムアミド溶剤の存在の下に、オレフィン化合物の
ヒドロホルミル化の触媒作用を行なうと教示している。
シイm−ブイ−・ピイットマンージュニア−(C,V、
 Pittman、 Jr、)は、ジャーナ)Ly ”
 オフ−1ルガーニツク・ケミストリー (J、 Or
 、 Chew、 )。
45(1980)、 2132に、HRh(GO) (
PPh3)3および重合体と結合したその同族体を用い
、アリルアルコールをヒドロホルミル化して、トヒドロ
キシブタナールおよび3−ヒドロキシ−2−メチルプロ
パナールを作る方法を開示している。そして直鎖生成物
/枝分れ生成物の選択率は、研究の結果、反応助変数お
よび使用する配位子の関数であることが分った。最高の
直鎖/枝分れ選択率(80%)は、1.1′−ビス (
ジフェニルホスフィノ)フェロセンを用いた時に得られ
たと報告されている。溶剤としては、一般にベンゼンお
よび0−キシレンが用いられた。
エヌ・エイ・ドOムンク(N、 A、 de Munc
k)は、ジャーナル・オブ・モレキュラー・キャタリス
ト(J、 of No’1. Cat、 )、 11 
(1981)、233〜24Bに、担持したHRh(C
O) (PPH3)3を触媒に用いたアリルアルコール
の不均一気相ヒドロホルミル化について報告している。
この方法では4−ヒドロキシブチルアルデヒドの極めて
高い選択率(97%)が得られたが、アリルアルコール
の転化率は僅かに、約20%であった・ 特開昭51−29412号および同54−106407
号並びにケミカル・エコノミー・オブ・エンジニアリン
グ−L/ビュー(Che+m1cal Economy
 of EngineeringReview) 、 
12巻、9号(1980)は、ベゼンおよびトルエン並
びにジホスフィノアルカンのような有機溶剤に溶かした
ロジウム触媒を用いてアリルアルコールをヒドロホルミ
ル化する方法を開示している。生成物のn−/イソーの
全般的な比率は88.8/ 13.4であった。特開昭
54−84508号および英国特許第1403154号
では、ヒドロキシブチルアルデヒドの水素添加に、改質
ラネー触媒を用いて、1.4−ブタンジオールおよび3
−メチル−1,3−ブタンジオールを作っている。
上に述べた多くの方法では、不飽和反応化合物の転化率
および/または希望する生成物への選択率がよくない欠
点がある。さらにこれらの多くの方法では、高価なロジ
ウム触媒の安定性が問題となる。そこで若し上述の転化
率、選択率および触媒の安定性の問題を同時に解決しつ
つ、アリルアルコールのような化合物をヒドロホルミル
化する方法を考案することができたら、技術上の進歩と
なるであろう。
この発明は、25℃を超える温度、および0.75MP
aを超える圧力において、アリルアルコールを一酸化炭
素および水素と反応させてヒドロホルミル化させること
によって、2−ヒドロキシ−テトラヒドロフランを得る
方法に関するもので、ロジウム触媒とケトン溶剤の触媒
系を使用する。
一般に、攪拌を充分に行なって、良好な分散液または均
一な反応混合物が得られる限り、不活性溶剤、アリルア
ルコールおよびロジウム触媒を含む、ヒドロホルミル化
反応混合物の成分は、どんな順序で加えても構わない。
例えば下記のものは、触媒成分、不活性溶剤、およびア
リルアルコールの添加に関するいくつかの変法で、本発
明の方法による逸脱することなく行なうことができるも
のである。その変法には次の如きものがある。
1、 アリルアルコールおよびその他の不活性溶剤成分
を加える前に、触媒をあらかじめ調製しておいて、反応
溶剤に添加してもよい。
2、 こうする代りに、触媒安定性の問題を最小限にす
るために、通常不活性溶剤とアリルアルコールとを混合
し、次に触媒成分を添加して反応混合物を生成させるこ
とによって、触媒をそのまま調製することができる。
3、変法lか2のいずれかを用いてから、脱酸素した触
媒を含む反応混合物をCOおよび水素を用いて加圧して
、ヒドロキシテトラヒドロフラン生成物が生ずるまで熱
する。
本発明ではロジウム触媒が用いられ、反応条件の下でカ
ルボニルを生成し得るロジウム含有化合物はどんな物で
も使用できる。このロジウム化合物は、ヘキサロジウム
へキサデカカルボニルのようなカルボニルでもよいが、
好ましくは、ロジウムカルボニルはホスフィン配位子と
錯体を形成せしめる。このような触媒については、米国
特許第4,064,145号、同第4,400,548
号および同第4,400,549号に述べである。この
触媒としては、ヒドリドカルボニルトリス (トリフェ
ニルホスフィン)ロジウム(I )、 HRhlLl:
0)(PPh3)3(−コでphはフェニルを表わす。
)のようなロジウムカルボニルトリフェニルホスフィン
錯体触媒が特に好適で、好ましくは補足的なトリフェニ
ルホスフィンを与えるように過剰のホスフィン配位子を
加える。
上述したように、この発明の新規な特徴は溶剤系で、こ
の溶剤はケトンでなくてはならない。有用なケトンとし
ては、直鎖状または枝分れ状の脂肪族基、芳香族・脂肪
族基、脂環基または芳香族基を含んでもよい。適当なケ
トンとしては、メチルイソブチルケトン、2−デカノン
、4−デカノン。
ベンジルアセトン、ジーn−へキシルケトン、1,3−
ジフェニルアセトン、メチルエチルケトン、アセトン、
2,8〜ジメチル−4−ヘプタノン、2−ウンデカノン
、3−ウンデカノン、ベンゾフェノン、2−メチルベン
ゾフェノンおよび3−メチルベンゾフェノンのような置
換ベンゾフェノン類、n−ブチロフェノン、7−1=)
フェノン、p−エチルアセトフェノンおよび0−メトキ
シアセトフェノンのようなオルト−、パラ−1およびメ
ター置換アセトフェノン、並びにフェニルエチルケトン
がある。ケトン溶剤は、ロジウムが触媒作用を行なうカ
ルボニル化および還元作用に対して不活性でなければな
らない。
アリルアルコールのロジウムによるヒドロホルミル化接
触反応に好適なケトン溶剤は、2−ウンデカノンかまた
はアセトフェノンであることが分った。また驚くべきこ
とには、これらの溶剤と触媒の組合せを使用すると、ア
リルアルコールの転化率および2−ヒドロキシテトラヒ
ドロフランへの選択率が増加し、またロジウム触媒の安
定性も向上することが分った。
ヒドロホルミル化に用いられる温度範囲は、なかんずく
全圧、使用する水素および一酸化炭素のモル比並びに反
応剤および触媒の濃度などの実験要因に依存する変数で
ある。0 、75MPa以上の過圧において、代表的な
触媒としてロジウムカルボニルトリフェニルホスフィン
錯体を用いる場合、実施可能な温度範囲は、0.75M
Paを超える過圧下では、25〜125℃およびさらに
それ以上である。アリルアルコールがヒドロホルミル化
される場合には、50〜120℃のもっと狭い範囲が好
適な温度範囲である。
ヒドロホルミル化に使用できる圧力範囲も、上記の要因
に同じく依存する変数である。25〜125℃の温度範
囲においてH2/COのモル比を1=1とし、代表的な
触媒としてロジウムカルボニルトリフェニルホスフィン
を用いる時は、実施可能な圧力範囲は0.75〜35M
Paまたはさらにそれ以上である。50〜125℃のも
っと狭い温度範囲を用いる時は、もっと狭い3.5〜1
0.5MPaの範囲が好適な圧力範囲である。
適当な温度と圧力を用いる時は、H2/ Goのモル比
は、30:1〜 l:30の範囲で変化してもよいが、
■2/COの好適なもっと狭い範囲は2:1〜1:2で
ある。
反応時間に達するのに、実験変数は重要である。一般に
、アリルアルコールから2−ヒドロキシテトラヒドロフ
ランへの実質的な転化は、殆ど常に18時間以内で達成
され、もっと普通の時間間隔は、2〜6時間である。
1 実験研究の結果、大抵の場合、ロジウム含有触媒錯体1
モルに対し、初期のモル比として10〜10.000モ
ルのアリルアルコールを用いることができることが分っ
た。ここではアリルアルコール1モルに対し触媒が0.
0001モルという最小の比率を「触媒比率」または「
触媒量」と呼ぶことにする。これよりはるかに高い比率
(例えばロジウム触媒錯体1モルに対し基質25モル)
は有害ではないが、経済的に魅力がない。従って好適な
モル比は、ロジウム触媒錯体1モルに対してアリルアル
コール50〜5,000モルの範囲である。
反応条件の最も好適な反応条件は、合成ガスのモル比が
約1:1、ロジウムカルボニル−トリフェニルホスフィ
ン錯体触媒と過剰のトリフェニルホスフィンとのモル比
が約1:100.温度が60〜80℃、操作圧力が5.
0〜B、5MPaである。くり返して言うが、ケトン溶
剤は好ましくはアセトフェノンかまたは2−ウンデカノ
ンでなければならない。驚くべきことには、この独特の
変数の組合せを用いる時は、2−ヒドロキシテトラヒド
ロフラン2 への選択率は少なくとも96%で、アリルアルコールの
転化率は約100%であることが分った。このようなよ
い結果は従来のいかなる方法でも得られなかった。
ヒドロホルミル化生成物である2−ヒドロキシテトラヒ
ドロフランは、蒸留、溶剤抽出、またはクロマトグラフ
ィーのような普通の化学的または物理的方法で単離する
ことができる。また同定は核磁気共鳴、および/または
気−液クロマトグラフイーによってできる。
ここで定義する転化率は、アリルアルコールが他の生成
物に転化する程度を表わす。そして転化率は百分率で表
わされ、ヒドロホルミル化中に消費されたアリルアルコ
ールの量を、最初に仕込んだアルコールの量で割って、
この値に 100を乗じて計算される。本発明の方法で
は、アリルアルコールの転化率は少なくとも90%とす
ることができる。
ここで定義する収率は、他の望ましくない反応に対する
所望のヒドロホルミル化反応の触媒作用を行なう効率を
表わす。この場合は、2−ヒドロキシテトラヒドロフラ
ンにヒドロホルミル化することが望ましい転化である。
収率は百分率として表わされ、生成した2−ヒドロキシ
テトラヒドロフランの量をアリルアルコールの仕込量で
割って、これに 100を乗じた数字である。
ここに定義する選択率は、他のすべての(望ましくない
)転化に対する、所望のヒドロホルミル化反応の触媒作
用を行なう効率のことを言う。選択率は百分率として表
わし、生成した2−ヒドロキシテトラヒドロフランの量
を、生成した脂肪族生成物の全量で割り、これに 10
0を乗じて計算する。この発明による方法では、選択率
は少なくとも80%となり得る。
支菓直−J 300+JLのステンレス鋼製攪拌機付オートクレープ
ニHRh(Go)(PPh3)3 (0,048g、0
.05 ミリモル)、Ph5P (1,3g、50ミリ
モル)、アリルアルコール(10,0g、 172ミリ
モル)およびアセトフェノン(10,0g)をいれた。
この反応器から空気を除き、モル比が1:1の一酸化炭
素と水素との混合物で0.79MPaまで加圧し、次に
60℃に加熱した。供給ガスシリンダーから一酸化炭素
と水素(l:1モル比)を加えて圧力を5.81MPa
にあげて保持した。指定した反応時間に、試料採取パル
プから分別試料を採った。4時間後に反応を停止し、反
応器を室温まで冷却させた。反応器から過剰のガスを放
出させた後、23.3gの淡黄色の溶液を回収した。
気−液クロマトグラフイーによって液体生成物の試料を
分析し、生成物の選択率を算出した所、次の如き結果が
得られた。
第1回(1時間) >82 98 第2回(2時間) 100 9B 第3回(3時間) 100 !3B 典型的な副産混合物(約4%の選択率で)は、n−プロ
パツール、イソブチルアルデヒド、メタアクロレインお
よびn−プロパナールであった。分析5 試験完了後、実験から生ずる残りの液体生成物を高真空
(約2 、6 ?Pa)で蒸留し、沸点が50℃未満の
留出液を集めた。
残留する固体触媒(淡黄色、1 、5g)を、次に新し
いアリルアルコール(10,0g )とアセトフェノン
(10,0g )に溶解混合してオートノ1/−ブに投
入した。2回目の触媒サイクルとして同一の実験手順を
くり返し、次のような結果が得られた。
第1回(1時間) 7Q > 9El 第2回(2時間) 93 >9B 第3回(4時間) >96 >98 上記の反応条件下で行なった3回目の触媒サイクルの結
果は、次の如きものであった。
第1回(1時間) 89 > 98 第2回(2時間) θ3〉9θ 第3回(4時間) 9B > 96 1に うして、循還形式における触媒の安定性は、確認された
11貫−に」 1(Rh(CO)(PPh3)3によって触媒反応が行
なわれるアリルアルコールのヒドロホルミル化に関する
これらの研究では、アリルアルコールの転化率に及ぼす
溶剤構造の影響、2−ヒドロキシテトラヒドロフランに
対する選択率、および触媒の安定性をめることに焦点を
おくのが目的である。実験手順は実施例Aと同じで、各
試験の最初のアリルアルコールの仕込量は1(1,0g
で、ロジウム触媒、ホスフィン配位子および加えた溶剤
の量は、第1表に示しである。
これら一連の実験について、沢山の観察ができる。例え
ば実施例BとCとを比較すれば、溶剤として2−ウンデ
カノンを加えることによって、アリルアルコールの転化
率および2−ヒドロキシテトラヒドロフランに対する選
択率が増加することが分る。また実施例CとEとの比較
によって、2−ヒドロキシテトラヒドロフランに対する
選択率は、装入する合成ガスの組成に影響され易いこと
。即ち、COとH2とのモル比は1:lの方が好ましい
こと(実施例E参照)が示される。実施例りでは、原料
混合物に1,4−ブタンジオールを添加しても、2−ヒ
ドロキシテトラヒドロフランの生成を著しく妨害しない
ことを示している。
圧力が5.BIMPa 、GO/ 02モル比が1=1
、温度60℃、反応時間2〜4時間で、ケトン溶剤に溶
かした 1:100のモル比のHRh(GO) (PP
h3)3/ ph3pを用いた最適の反応条件では、例
えば実施例Aのように、2−ヒドロキシテトラヒドロフ
ランの選択率が86%、アリルアルコールの転化率が1
00%という数字が得られた。
実j1例−−ヱ 反応条件: co/n2= 1 : 2.5.81MP
a 、 2時間、60°C 触 媒: HRh(GO)(PPh3)3(0,092
g)およびトリフェニルホスフィン(2,8g) 仕込原料:アリルアルコール(20g)および溶剤(2
0g) 1回目 > 55 > 50 > 952回目 100
 90 55 3回目 100 57 54 反応条件: GO/ H2= 1 : 1.5.81M
Pa 、 80℃触 媒: HRh(GO)(PPh3
)3 (0,048g)およびトリフェニルホスフィン
(1、3g) 9 仕込原料:アリルアルコール(10,0g)および溶剤
(10,0g) 1 2時間 100 94 100 984時間 10
0 9B 100 9B 第2表および第3表に示した比較結果は、ロジウム触媒
の安定性に対して、溶剤の構造が重要なことを示してい
る。そしてアセトフェノンと2−ウンデカノンがすぐれ
ていることが分った。各蒸留残渣は大量の重い材料を含
まず、このことは蒸留中に2−ヒドロキシテトラヒドロ
フランが安定なことを示すもので興味ある事実である。
当業者は、添付した特許請求の範囲によってのみ限定さ
れるこの発明の精神と範囲から逸脱することなく、色々
な改変を行なうことができるであ0 ろう。例えば2−ヒドロキシテトラヒドロフランの収率
を最大限にするために、溶剤、割合および反応条件を変
えることができるであろう。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.25℃を超える温度で、かつ0.75MPaを超え
    る圧力で、ロジウムカルボニルまたは一酸化炭素の存在
    の下にロジウムカルボニルを生成し得るロジウム化合物
    からなる触媒の存在下、かつ溶剤の存在下に、アリルア
    ルコールと一酸化炭素および水素とを反応させてアリル
    アルコールをヒドロホルミル化する方法において、該溶
    剤がケトンで、このためにヒドロホルミル化反応の結果
    、2−ヒドロキシテトラヒドロフランを生ずることを特
    徴とする方法。 2、 ケトン溶剤が、アセトンフェノンまたは2−ウン
    デカノンである特許請求の範囲第1項記載の方法。 3、温度が、50〜120℃で、圧力が3.5〜100
    5MPaである特許請求の範囲第1項または第2項記載
    の方法。
JP60015624A 1984-02-02 1985-01-31 アリルアルコールのヒドロホルミル化 Granted JPS60188379A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/576,509 US4533742A (en) 1984-02-02 1984-02-02 Preparation of 2-hydroxytetrahydrofuran by hydroformylation of allyl alcohol using ketone solvents
US576509 1995-12-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60188379A true JPS60188379A (ja) 1985-09-25
JPH03391B2 JPH03391B2 (ja) 1991-01-07

Family

ID=24304720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60015624A Granted JPS60188379A (ja) 1984-02-02 1985-01-31 アリルアルコールのヒドロホルミル化

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4533742A (ja)
EP (1) EP0150943B1 (ja)
JP (1) JPS60188379A (ja)
DE (1) DE3567206D1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5254701A (en) * 1991-05-20 1993-10-19 Eastman Kodak Company Process for the production of mixtures of 2-hydroxytetrahydrofuran and 4-hydroxybutanal
DE4134771A1 (de) * 1991-10-22 1993-04-29 Basf Ag Verfahren zur herstellung von 2,2-bis-hydroxymethyl-butandiol-(1,4)
US5254702A (en) * 1992-04-13 1993-10-19 Arco Chemical Technology, L.P. Process for the preparation of 2-oxytetrahydrofurans
US5684167A (en) * 1995-06-09 1997-11-04 Kuraray Co., Ltd. Process for producing 2-hydroxy-4-methyltetrahydrofuran
US5928515A (en) * 1997-12-12 1999-07-27 Uop Llc Adsorptive separation of 3-hydroxytetrahydrofuran enantiomers

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2411440B2 (de) * 1974-03-11 1977-12-15 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Verfahren zur herstellung von methacrylsaeure und butyrolacton
US4064145A (en) * 1975-10-20 1977-12-20 Celanese Corporation Production of tetrahydrofuran
DE2649900A1 (de) * 1975-11-05 1977-05-12 Firestone Tire & Rubber Co Verfahren zur herstellung von gamma- hydroxytetrahydrofuran oder tetrahydrofuran
US4083882A (en) * 1976-08-26 1978-04-11 Celanese Corporation Production of 1,4-butanediol
US4139542A (en) * 1977-11-07 1979-02-13 General Electric Company Process for the preparation of 2-alkoxytetrahydrofurans via hydroformylation of allylic alcohols
US4209467A (en) * 1978-01-17 1980-06-24 Daicel Ltd. Hydroformylation process
NL8002342A (nl) * 1980-04-23 1981-11-16 Stamicarbon Bereiding van 2-hydroxytetrahydrofuraan.
DE3046355A1 (de) * 1980-12-09 1982-07-15 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Verfahren zur hydroformylierung von olefinisch ungesaettigten verbindungen
US4400547A (en) * 1981-04-10 1983-08-23 Eastman Kodak Company Hydroformylation process utilizing an unmodified rhodium catalyst and the stabilization and regeneration thereof
US4400548A (en) * 1981-08-17 1983-08-23 Union Carbide Corporation Hydroformylation process using bisphosphine monooxide ligands

Also Published As

Publication number Publication date
EP0150943A2 (en) 1985-08-07
JPH03391B2 (ja) 1991-01-07
DE3567206D1 (en) 1989-02-09
EP0150943B1 (en) 1989-01-04
US4533742A (en) 1985-08-06
EP0150943A3 (en) 1986-12-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101039894B (zh) 生产光学活性的羰基化合物的方法
US4678857A (en) Process for separation of product resulting from hydroformylation
US4306087A (en) Hydroformylation of olefinic compounds
WO2005051874A1 (en) Hydrogenolysis of sugar feedstock
JPS6221771B2 (ja)
JPH0225436A (ja) エポキシドからの1,3―ジオールの製造方法
DE2623673A1 (de) Verfahren zur herstellung von milchsaeure
US5053562A (en) Process for making 1,3-diols from epoxides
KR101978009B1 (ko) 포르메이트 및 올레핀계 불포화 화합물로부터 에스테르를 제조하는 방법
JPS60188379A (ja) アリルアルコールのヒドロホルミル化
US4258214A (en) Process for the production of aldehydes
US4096192A (en) Process for the preparation of 2-methyl-1,3-propanediol
US4400549A (en) Hydroformylation of olefinically unsaturated compounds
US4528405A (en) Aldol condensation of enolizable aldehydes using a metal carboxylate catalyst
JPH11511447A (ja) オレフィンのカルボニル化によるカルボン酸の製造方法
US4925990A (en) Process for the preparation of unsaturated alcohols
JPH06279344A (ja) ヒドロキシブチルアルデヒド類の製法
US4533756A (en) Process for synthesis of acrylic acid precursors via hydroformylation of vinyl ether
JPS62116536A (ja) グリコ−ルアルデヒドの製造法
JPS6133238A (ja) グリコ−ルエ−テル生成の為のホルムアルデヒドアセタ−ルのデアルコキシヒドロキシメチル化用ルテニウム促進コバルト触媒
EP0151515B1 (en) Hydroformylation of allyl alcohol
JP2656257B2 (ja) ビニル化合物のヒドロホルミル化法
JPH06279345A (ja) ヒドロキシブチルアルデヒドの製法
Botteghi et al. Preparation of linear long chain dialdehydes by hydroformylation of linear α, ω-dienes or ω-vinylaldehyde acetals
JP3756537B2 (ja) ジメチルデカンジアールおよびその製造方法