JPS60187312A - 集塵機用フイルタ−並びにその製造方法 - Google Patents
集塵機用フイルタ−並びにその製造方法Info
- Publication number
- JPS60187312A JPS60187312A JP4353384A JP4353384A JPS60187312A JP S60187312 A JPS60187312 A JP S60187312A JP 4353384 A JP4353384 A JP 4353384A JP 4353384 A JP4353384 A JP 4353384A JP S60187312 A JPS60187312 A JP S60187312A
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- Japan
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- sheet
- base material
- filter
- pills
- dust collector
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は集塵機用フィルター並びにその製造方法の改良
に関するものである。
に関するものである。
ポリテトラフルオロエチレン（以下、ＰＴＦＥと称す）
多孔質シートにおいては、孔径を小さくすることが容易
であり、フィルターの吹き抜は現象（粉塵がフィルター
によって集塵されずに透過してしまう現象）を簡単に防
止できる。
多孔質シートにおいては、孔径を小さくすることが容易
であり、フィルターの吹き抜は現象（粉塵がフィルター
によって集塵されずに透過してしまう現象）を簡単に防
止できる。
このため、ＰＴＦＥ多孔質シートに補強材としての繊維
質シート状基材を積層したものが集塵機用フィルターと
して提案されている。この場合、ＰＴＦＥ多孔質シート
と繊維質シート状基材との接着界面における通気性を確
保する必要があり、従来においては、点状、網目状ある
いは筋状等の部分接着を用いている。しかしながら、こ
れらの部分接着においては、例えば、点状接着の場合、
１箇の点の平面寸法がＰＴＦＥ多孔質シートの孔径に較
べて著しく大であり、多孔質シートの孔の多くを閉塞し
てしまうので、通気度保持率に劣り、フィルターとして
の圧力損失の増大が顕著である。
質シート状基材を積層したものが集塵機用フィルターと
して提案されている。この場合、ＰＴＦＥ多孔質シート
と繊維質シート状基材との接着界面における通気性を確
保する必要があり、従来においては、点状、網目状ある
いは筋状等の部分接着を用いている。しかしながら、こ
れらの部分接着においては、例えば、点状接着の場合、
１箇の点の平面寸法がＰＴＦＥ多孔質シートの孔径に較
べて著しく大であり、多孔質シートの孔の多くを閉塞し
てしまうので、通気度保持率に劣り、フィルターとして
の圧力損失の増大が顕著である。
か＼る点に鑑み、本願第１発明に係る集塵機用フィルタ
ーは、ＰＴＦＥ多孔質シートの通気度を充分に保持し得
る構成であり、片面に低融点化した多数筒の毛玉を有す
る繊維質シート状基材の片面に毛玉の熱溶融によってポ
リテトラフルオロエチレン多孔質シートを接着したこと
を特徴とするものである。
ーは、ＰＴＦＥ多孔質シートの通気度を充分に保持し得
る構成であり、片面に低融点化した多数筒の毛玉を有す
る繊維質シート状基材の片面に毛玉の熱溶融によってポ
リテトラフルオロエチレン多孔質シートを接着したこと
を特徴とするものである。
本願第２発明に係る集塵機用フィルターの製造方法は、
上記第１発明に係るフィルターを容易に製造できる構成
であり、繊維質シート状基材の片面を毛羽焼きして繊維
の毛玉を多数筒形成し、該片面にポリテトラフルオロエ
チレン多孔質シートを加熱加圧により接着することを特
徴とする方法である。
上記第１発明に係るフィルターを容易に製造できる構成
であり、繊維質シート状基材の片面を毛羽焼きして繊維
の毛玉を多数筒形成し、該片面にポリテトラフルオロエ
チレン多孔質シートを加熱加圧により接着することを特
徴とする方法である。
更に、本願第３発明に係る集塵機用フィルターの製造方
法は、逆洗時でのダストの離型性向上のためにフィルタ
ー表面を凹凸化すべく、上記第２発明で得られるものを
、繊維質シート状基材の繊維の熱収縮温度以上に加熱す
ることを特徴とする方法である。
法は、逆洗時でのダストの離型性向上のためにフィルタ
ー表面を凹凸化すべく、上記第２発明で得られるものを
、繊維質シート状基材の繊維の熱収縮温度以上に加熱す
ることを特徴とする方法である。
以下、図面により本発明を説明する。
本発明に係るフィルターを製造するには、第１図に示す
ように、繊維質シー！・状基材１の片面ヲフレーム２に
より毛羽焼きして繊維の毛玉３、・・・を多数筒形成す
る。この繊維質シート状基材は通気性を有するもので、
例えばポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、フッ素樹脂等のプラスチックから成る繊維
のフェルトや織布あるいは不織布を用いることができる
。毛羽焼きの火炎の温度並びに時間は毛玉の大きさを０
．２〜０，８龍径、毛玉の分布密度を２０〜４５個／
ｌ １ｎｃｈとするように設定するのが好適である。こ
の毛羽焼きにより繊維が毛玉化すれば、繊維の結晶割合
が減少し、毛玉部分は残った繊維部分に較べて低融点化
する。また、毛玉化においては、毛羽立った繊維が溶融
して玉状になるだけであるから、繊維質シート状基材の
通気性にはほとんど影響がない。なお、毛玉の分布密度
を大きくするには、繊維質シート状基材を二−ドルノ々
／チ加工等によシ顕著に毛羽立たせたうえで、毛羽焼き
を行えばよい。
ように、繊維質シー！・状基材１の片面ヲフレーム２に
より毛羽焼きして繊維の毛玉３、・・・を多数筒形成す
る。この繊維質シート状基材は通気性を有するもので、
例えばポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、フッ素樹脂等のプラスチックから成る繊維
のフェルトや織布あるいは不織布を用いることができる
。毛羽焼きの火炎の温度並びに時間は毛玉の大きさを０
．２〜０，８龍径、毛玉の分布密度を２０〜４５個／
ｌ １ｎｃｈとするように設定するのが好適である。こ
の毛羽焼きにより繊維が毛玉化すれば、繊維の結晶割合
が減少し、毛玉部分は残った繊維部分に較べて低融点化
する。また、毛玉化においては、毛羽立った繊維が溶融
して玉状になるだけであるから、繊維質シート状基材の
通気性にはほとんど影響がない。なお、毛玉の分布密度
を大きくするには、繊維質シート状基材を二−ドルノ々
／チ加工等によシ顕著に毛羽立たせたうえで、毛羽焼き
を行えばよい。
一方、ＰＴＦＥ多孔質シート４を上記繊維質シート状基
材１の融点以下で、かつ上記毛玉の融点以上に加熱して
おき、これをローラ５等による加圧により、上記繊維質
シート状基材の毛玉形成面に圧着する。而して、第１図
のＡで示すように、繊維質シート状基材１とＰＴＦＥ多
孔質シート４とは微細な毛玉３．・・・のみによって熱
融着されるだけであり、秀れた通気性を保持できる。
材１の融点以下で、かつ上記毛玉の融点以上に加熱して
おき、これをローラ５等による加圧により、上記繊維質
シート状基材の毛玉形成面に圧着する。而して、第１図
のＡで示すように、繊維質シート状基材１とＰＴＦＥ多
孔質シート４とは微細な毛玉３．・・・のみによって熱
融着されるだけであり、秀れた通気性を保持できる。
上記ＰＴＦＥ多孔質シートには延伸または発泡により多
孔質化したものを使用でき、通常シート厚さは約５〜２
００μ、孔径は０．０１〜５０μ、気孔率は４０〜９５
％である。
孔質化したものを使用でき、通常シート厚さは約５〜２
００μ、孔径は０．０１〜５０μ、気孔率は４０〜９５
％である。
上記繊維質シート状基材は繊維の延伸加工のために熱収
縮性を有しており、上記のようにして得た製品Ａを無張
力状態でその熱収縮温度以上に加熱すれば、第２図に示
すように繊維質シート状基材１に凹凸を付すことができ
、表面ダ ５− ストの逆洗離型性を向上できる。また、この熱収縮処理
によシ通気性を１０〜２０％向上させ得ることが後述の
実験結果から明らかである。
縮性を有しており、上記のようにして得た製品Ａを無張
力状態でその熱収縮温度以上に加熱すれば、第２図に示
すように繊維質シート状基材１に凹凸を付すことができ
、表面ダ ５− ストの逆洗離型性を向上できる。また、この熱収縮処理
によシ通気性を１０〜２０％向上させ得ることが後述の
実験結果から明らかである。
次に、本発明の実施例を比較例との対比のもとで説明す
る。
る。
実施例１並びに２
ポリエステルフェルト（目付は量３２０ ｙ／ｍ”）の
片面をプロパンガス火炎により毛羽焼きして約０．５龍
径の毛玉を１インチ箔り平均２８箇形成した。次いで、
ＰＴＦＥ多孔質シート（厚さ：４０μ、平均孔径：３．
５μ、気孔率＝８５％、通気度： ５．ＯＣＣＡ−ｓｅ
ｃ （ＪＩＳ Ｌ ／ ０９６．６ 、２７．／Ａ法に
準じる〉）を温度１９０℃、圧力１に９μ で３０秒間
、加圧圧着して、実施例１のフィルターを得た（なお、
毛羽焼きしない場合、接着しなかった）。
片面をプロパンガス火炎により毛羽焼きして約０．５龍
径の毛玉を１インチ箔り平均２８箇形成した。次いで、
ＰＴＦＥ多孔質シート（厚さ：４０μ、平均孔径：３．
５μ、気孔率＝８５％、通気度： ５．ＯＣＣＡ−ｓｅ
ｃ （ＪＩＳ Ｌ ／ ０９６．６ 、２７．／Ａ法に
準じる〉）を温度１９０℃、圧力１に９μ で３０秒間
、加圧圧着して、実施例１のフィルターを得た（なお、
毛羽焼きしない場合、接着しなかった）。
このフィルターを無張力状態のもとで、１２０℃にて５
分間加熱して実施例２のフィルターを得た。このフィル
ターにおいてはポリエステルフェルト面に若干の小じわ
が発生した。
分間加熱して実施例２のフィルターを得た。このフィル
ターにおいてはポリエステルフェルト面に若干の小じわ
が発生した。
−６＝
実施例３〜５
実施例１で得たフィルターを更に、無張力状態のもとて
５分間、それぞれ］、４４０℃１５０℃並びに２００℃
で加熱した。これらのフィルターにおいては、表面に顕
著な凹凸の発生があった。
５分間、それぞれ］、４４０℃１５０℃並びに２００℃
で加熱した。これらのフィルターにおいては、表面に顕
著な凹凸の発生があった。
比較例
実施例１に対し、毛羽焼きによる毛玉の形成に代え、ホ
ットメルト粉末接着剤（融点１３５℃、軟化点１１０℃
）をポリエステルフェルトの片面に１インチ当り２８ポ
イントドツトにて加工定着させ、この片面に実施例１と
同様にし′ でＰＴＦＥシートを加熱加圧により接着し
た。
ットメルト粉末接着剤（融点１３５℃、軟化点１１０℃
）をポリエステルフェルトの片面に１インチ当り２８ポ
イントドツトにて加工定着させ、この片面に実施例１と
同様にし′ でＰＴＦＥシートを加熱加圧により接着し
た。
これらの実施例品並びに比較例品のそれぞれにつき通気
度、通気度保持率、界面接着性、ダストの離型性並びに
圧力損失を測定したところ第１表の通りであった。
度、通気度保持率、界面接着性、ダストの離型性並びに
圧力損失を測定したところ第１表の通りであった。
たソし、各特性の測定要領は次の通りである。
〈通気度〉
ＪＩＳ Ｌ １０９６．６．２７．１Ａ法に準じる。
〈通気度保持率〉
各フィルターの通気度／ＰＴＦＥ多孔質シートの初期通
気度を算出する。
気度を算出する。
〈界面接着性〉
各フィルターを直径１００龍の金属製フランジで固定し
、ＰＴＦＥ多孔質シート面とは反対の面に６．０ ｋｇ
／ｃｒＩのパルス空気圧（１０秒加圧、１秒停止）を５
０回加えたのちの表面状態を観察する。
、ＰＴＦＥ多孔質シート面とは反対の面に６．０ ｋｇ
／ｃｒＩのパルス空気圧（１０秒加圧、１秒停止）を５
０回加えたのちの表面状態を観察する。
〈ダストの離型性並びに圧力損失〉
各フィルターの濾過面積を１ｍ＋にし、粒径０．５〜１
０μの小麦粉を１８５１７ｍ”の割合で含む空気を流量
１ ｍ’／ｓｉｎにて各フィルターのＰＴＦＥ多孔質シ
ート面側へ吹きつけて１００ ｈｒｓ 連続して集塵を
行ない、更に、パルス間隔１回１分、パルス圧力ｅ、
ｏ ｋｇ／ｉを加えて使用したのちのダストの離型性を
測定する。△は一部にダストが付着していることを、○
は若干のダスト付着現象が見られることを、◎は完全に
ダストが離型していることをそれぞれ示している。圧力
損失は同上パルス圧力を加えて使用したのちに測定する
。
０μの小麦粉を１８５１７ｍ”の割合で含む空気を流量
１ ｍ’／ｓｉｎにて各フィルターのＰＴＦＥ多孔質シ
ート面側へ吹きつけて１００ ｈｒｓ 連続して集塵を
行ない、更に、パルス間隔１回１分、パルス圧力ｅ、
ｏ ｋｇ／ｉを加えて使用したのちのダストの離型性を
測定する。△は一部にダストが付着していることを、○
は若干のダスト付着現象が見られることを、◎は完全に
ダストが離型していることをそれぞれ示している。圧力
損失は同上パルス圧力を加えて使用したのちに測定する
。
第１表からも明らかなように、本発明によればＰＴＦＥ
多孔質シートと繊維質シート状基材とを積層してなるフ
ィルターにおいて、通気度保持率をよく向上でき、更に
、ダストの離型性を向上できまた、長時間使用しても圧
力損失を小さく保持し得ミ省エネルギー効果を達成でき
る。
多孔質シートと繊維質シート状基材とを積層してなるフ
ィルターにおいて、通気度保持率をよく向上でき、更に
、ダストの離型性を向上できまた、長時間使用しても圧
力損失を小さく保持し得ミ省エネルギー効果を達成でき
る。
第１表
９−
第１図は本願第２発明に係る集塵機用フィルターの製造
方法の実例を示す説明図、第２図は本願第３発明によシ
得られる集塵機用フィルターの実例を示す説明図である
。 図において、ｌは繊維質シート状基材、３．・・・は毛
玉、４はＰＴＦＥ多孔質シートである。 代理人 弁理士 清 水 実 １０−
方法の実例を示す説明図、第２図は本願第３発明によシ
得られる集塵機用フィルターの実例を示す説明図である
。 図において、ｌは繊維質シート状基材、３．・・・は毛
玉、４はＰＴＦＥ多孔質シートである。 代理人 弁理士 清 水 実 １０−
Claims (3)
- （１） 片面に低融点化した多数筒の毛玉を有する繊維
質シート状基材の片面に毛玉の熱溶融によってポリテト
ラフルオロエチレン多孔質シートを接着したことを特徴
とする集塵機用フイ ル タ − 。 - （２） 繊維質シート状基材の片面を毛羽焼きして繊維
の毛玉を多数箇形成し、該片面にポリテトラフルオロエ
チレン多孔質シートラ加熱加圧によシ接着することを特
徴とする集塵機用フィルターの製造方法。 - （３） 繊維質シート状基材の片面を毛羽焼きして繊維
の毛玉を多数箇形成し、該片面にポリテトラフルオロエ
チレン多孔質シートを加熱加圧し、而るのち、繊維質シ
ート状基材をその繊維の熱収縮温度以上に加熱すること
を特徴とする集塵機用フィルターの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4353384A JPS60187312A (ja) | 1984-03-06 | 1984-03-06 | 集塵機用フイルタ−並びにその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4353384A JPS60187312A (ja) | 1984-03-06 | 1984-03-06 | 集塵機用フイルタ−並びにその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60187312A true JPS60187312A (ja) | 1985-09-24 |
| JPH0417685B2 JPH0417685B2 (ja) | 1992-03-26 |
Family
ID=12666376
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4353384A Granted JPS60187312A (ja) | 1984-03-06 | 1984-03-06 | 集塵機用フイルタ−並びにその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60187312A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62142800U (ja) * | 1986-03-04 | 1987-09-09 | ||
| EP0245610A2 (en) * | 1986-05-14 | 1987-11-19 | Inland Steel Company | Fume control in strand casting of steel |
| DE3812849A1 (de) * | 1988-04-18 | 1989-10-26 | Gessner & Co Gmbh | Staubfilterbeutel, dessen herstellung und verwendung |
| JPH04323007A (ja) * | 1991-04-22 | 1992-11-12 | Japan Gore Tex Inc | 吸着性フィルター |
| JP2015047566A (ja) * | 2013-09-02 | 2015-03-16 | 進和テック株式会社 | 集塵用バグフィルタ |
-
1984
- 1984-03-06 JP JP4353384A patent/JPS60187312A/ja active Granted
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62142800U (ja) * | 1986-03-04 | 1987-09-09 | ||
| EP0245610A2 (en) * | 1986-05-14 | 1987-11-19 | Inland Steel Company | Fume control in strand casting of steel |
| EP0481535A2 (en) * | 1986-05-14 | 1992-04-22 | Inland Steel Company | Fume control in strand casting of steel |
| DE3812849A1 (de) * | 1988-04-18 | 1989-10-26 | Gessner & Co Gmbh | Staubfilterbeutel, dessen herstellung und verwendung |
| JPH04323007A (ja) * | 1991-04-22 | 1992-11-12 | Japan Gore Tex Inc | 吸着性フィルター |
| JP2015047566A (ja) * | 2013-09-02 | 2015-03-16 | 進和テック株式会社 | 集塵用バグフィルタ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0417685B2 (ja) | 1992-03-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |