JPS6017569Y2 - 自動車用歯車変速機 - Google Patents

自動車用歯車変速機

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Publication number
JPS6017569Y2
JPS6017569Y2 JP3130880U JP3130880U JPS6017569Y2 JP S6017569 Y2 JPS6017569 Y2 JP S6017569Y2 JP 3130880 U JP3130880 U JP 3130880U JP 3130880 U JP3130880 U JP 3130880U JP S6017569 Y2 JPS6017569 Y2 JP S6017569Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission case
transmission
case
gear transmission
housing
Prior art date
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Expired
Application number
JP3130880U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56133155U (ja
Inventor
憲一 山本
豊実 西谷
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by トヨタ自動車株式会社 filed Critical トヨタ自動車株式会社
Priority to JP3130880U priority Critical patent/JPS6017569Y2/ja
Publication of JPS56133155U publication Critical patent/JPS56133155U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6017569Y2 publication Critical patent/JPS6017569Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、トランスミッションケースの振動を抑制し
得るように配慮したた自動車用の歯車変速機に関するも
のである。
上記のトランスミッションケースは、その内部の歯車群
を保護し、かつこれらを潤滑するためのオイルを溜めて
おく必要から容器としての形状を呈している。
従って歯車のかみ合い回転によって発生する振動が、そ
れぞれのシャフトならびにシャフトを支持しているベア
リングを通じてトランスミッションケースに伝達される
と大きな振動音(異音)を誘発することとなる。
このような事情にかんがみて、この考案は、トランスミ
ッションケース内の歯車のかみ合いに起因する振動が、
このケース全体に伝達されるのを効果的に抑制し得る自
動車用歯車変速機の提供を、その目的とするものである
次に、この考案の構成を、図面で示す実施例に従って詳
細に説明する。
歯車変速機の内部構造を表した第1図において、符号1
はトランスミッションケース、2はケース1のフロント
側に配設されるクラッチハウジング、3はケース1のリ
ヤ側に配設されるエクステンションハウジングを示して
いる。
そして、トランスミッションケース1は、フロント壁な
ラヒにリヤ壁を持たない筒状に形成されており、このケ
ース1とクラッチハウジング2との接合部の内周には、
これら相互によって断面コの字状をなす環状溝4が形成
されている。
また、ケース1とエクステンションハウジング3との接
合部の内周には、これら相互によって同じく断面コの字
状を呈する環状溝5が形成されている。
上記のトランスミッションケース1、クラッチハウジン
グ2およびエクステンションハウジング3のいずれかに
対しても別体に形成された一対の支持プレート8,9は
、上記の各環状溝4,5と互いに対応する外周形状に設
定されている。
すなわち、これらの支持プレート8,9は、トランスミ
ッションケース1とクラッチハウジング2との連結、な
らびにこのケース1とエクステンションハウジング3と
の連結に際し、前記の各環状溝4.5に対して防振部材
17.18を介在して組みつけられるのである。
そして、ケース1とクラツチハウジング2とは相互のフ
ランジIA、2Aをボルト6によって締結し、ケース1
とエクステンションハウジング3とは、同じく相互のフ
ランジIB、3Aをボルト7によって締結するのである
これにより、両支持プレート8,9はトランスミッショ
ンケース1のフロント壁およびリヤ壁に相当する位置に
おいて、それぞれ防振部材17.18を介在して配設さ
れたこととなる。
なお、上記の防振部材17.18は一般にはゴム等が使
用されるのであるが、その弾性によってトランスミッシ
ョンケース1と両支持フレート8.9との位置決め(主
としてセンタリング)が大きく変化しないようにゴムの
硬さや肉厚を選択することが必要である。
上記両支持プレート8,9のうちフロント側に位置する
プレート8は、歯車変速機のインプットシャフト10な
らびにカウンタギヤ12のフロント端部をそれぞれベア
リング11.13によって支持している。
また、リヤ側に位置するプレート9は、歯車変速機のア
ウトプットシャフト14ならびにカウンタギヤ12のリ
ヤ端部をそれぞれベアリング15.16によって支持し
ている。
上記構成のものにおいて、インプットシャフト10のギ
ヤIOAとカウンタドライブギヤ12Aとのかみ合い、
あるいはアウトプットシャフト14上の各ギヤとこれら
に対応するカウンタギヤとのかみ合いによって発生する
振動は、インプットシャフト10、アウトプットシャフ
ト14ならびにカウンタギヤ12のシャフト部を通じて
それぞれのベアリングに伝達される。
そして、これらのベアリングに伝達された振動は前記の
各支持プレート8,9を振動させることとなるが、各プ
レート8.9の振動はそれぞれの防振部材17.18に
よって吸収され、トランスミッションケース1ならびに
両ハウジング2,3への振動伝達が著しく抑えられるこ
ととなる。
次に第2図〜第5図で示す実施例について説明する。
まず、第2図で示す実施例はトランスミッションケース
1側に対する各支持プレート8,9の位置決め手段を変
更したものである。
すなわち、この実施例ではトランスミッションケース1
と両ハウジング2,3との各接合部の内周にそれぞれ円
周方向に関して複数個の孔19を形成し、かつこれらの
孔19と対応させて各支持プレート8,9の外周にも孔
20を形成している。
そして、これらの孔19.20の個所にノックピン21
を入れることによってトランスミッションケース1側に
対する両支持プレート8,9の位置決めをなしている。
従って、この実施例では第1図で示す実施例の環状溝4
,5は不要である。
なお、この実施例においてもトランスミッションケース
1側と両プレート8,9の外周との間には防振部材17
.18を介在させている。
第3図は、さらに異なる実施例を、トランスミッション
ケース1とエクステンションハウジング3との接合部の
みにおいて表したものである。
つまり、この実施例は支持プレートのセンタリングの精
度を高めるように配慮したものであって、例示的に示さ
れているリヤ側の支持プレート9と、トランスミッショ
ンケース1側の1tafR5ト(7)間にはスラスト方
向に関してのみ防振部材18を介在させている。
これにより、プレート9の外周面と環状溝5の内周面と
が直接接触となり、プレート9のセンタリング精度が高
められることとなる。
なお、プレート9と環状溝5とを円形にして、これら相
互をいわゆる4709合わせ°゛とすることが、プレー
ト9のセンタリング精度を高めるうえで好ましいが、こ
の場合、プレート9の円周方向への変位を防ぐためにノ
ックピン等を用いる必要がある。
第4図および第5図で示す実施例は、一対の支持プレー
ト8,9を複数本の連結部材22によって一体化したも
のである。
この場合、スラスト方向に関するプレート8,9の位置
決めは、いずれカ一方のプレートをトランスミッション
ケース側に固定すればよく、図面ではリヤ側のプレート
9のみを、それに対応する環状溝5に対し防振部材18
を介在して嵌合させ、これによって上記の位置決めをな
している。
また、この実施例では前記の各連結部材22が、トラン
スミッションケース1の内周面により、防振部材23を
介して位置決めされ、これによって両支持プレート8,
9のセンタリングをなしている。
なお、第2図〜第5図において第1図で示す実施例のも
のと同一もしくは均等構成と思われる部分には図面に同
一符号を記載することによって重複する説明は省略した
以上のように、この考案は歯車変速機の各シャフトを回
転自在に支持している支持プレートを、トランスミッシ
ョンケース側とは別体に形成し、これら相互の間に防振
部材を介在させた構成により、歯車のかみ合いによって
生じる振動がそれぞれのシャフトを通じてトランスミッ
ションケースに伝達されることを抑制し、もってトラン
スミッションケースの振動に伴う異音発生を著しく軽減
させることができる。
しかも、本考案は前記の支持プレートをトランスミッシ
ョンケースと、クラッチハウジングおよびエクステンシ
ョンハウジングとのそれぞれの結合部分の内周に対して
位置決めした状態で、かつ防振部材を介在して組みつけ
ているので、これらトランスミッションケース、クラッ
チハウジングおよびエクステンションハウジングに対す
る支持プレートのセンタリング精度が良好になるととも
に、上記の1部材がトランスミッションケースと、/7
−7ツ千ハウジングおよびエクステンションハウジング
とのそれぞれの結合部分のシール機能を果すといった利
点も発揮する。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案の実施例を示し、第1図は歯車変速機
の内部を表した断面図、第2図は2番目の実施例を歯車
変速機内の部品を省略した状態で第1図と対応させて表
した断面図、第3図は3番目の実施例をトランスミッシ
ョンケースとエクステンションハウジングとの接合部の
一部によって表した断面図、第4図は4番目の実施例を
第2図と対応させて表した断面図、第5図は第4図の支
持プレートのみを表した外観斜視図である。 1・・・・・・トランスミッションケース、2・・・・
・・クラッチハウジング、3・・・・・・エクステンシ
ョンハウジング、4,5・・・・・・環状溝、8,9・
・・・・・支持プレート、17,18.23・・・・・
・防振部材、21・・・・・・ノックピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 歯車変速機の各シャフトをベアリングによって回転自在
    に支持する支持プレートを、トランスミッションケース
    ならびにそのフロント側およびリヤ側に結合されるクラ
    ッチハウジング、エクステンションハウジングとは別体
    に形成し、このプレートラトランスミッションケースと
    、クラッチハウジングおよびエクステンションハウジン
    グとのそれぞれの結合部分の内周に対して位置決めした
    状態で、かつ防振部材を介在して組みつけたことを特徴
    とする自動車用歯車変速機。
JP3130880U 1980-03-10 1980-03-10 自動車用歯車変速機 Expired JPS6017569Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3130880U JPS6017569Y2 (ja) 1980-03-10 1980-03-10 自動車用歯車変速機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3130880U JPS6017569Y2 (ja) 1980-03-10 1980-03-10 自動車用歯車変速機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56133155U JPS56133155U (ja) 1981-10-08
JPS6017569Y2 true JPS6017569Y2 (ja) 1985-05-29

Family

ID=29627173

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3130880U Expired JPS6017569Y2 (ja) 1980-03-10 1980-03-10 自動車用歯車変速機

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JP (1) JPS6017569Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59155345U (ja) * 1983-04-04 1984-10-18 川崎重工業株式会社 携帯用エンジン駆動発電装置の燃料タンクの支持構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56133155U (ja) 1981-10-08

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