JPS60165584A - 原子炉制御棒案内管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は沸騰水型原子炉において用いる制御棒案内管に
係り、案内管下部にクラッドが堆積した場合の除去に好
適な原子炉制御棒案内管に関する。

〔発明の背景〕

従来の制御棒穴内管は第１図に示すように、下部構造に
おいて中央部が周囲より高くなっている為、案内管の下
部にクラッドが蓄積する可能性がある。クラッドがＷ積
した場合、これを除去することは容易でなく、クラッド
除去装置により完全にクラッドを除去することは不可能
であり、また洗浄作業及び装置も大がかりとなる。

従来の制御棒案内管は第１図に示すように制御棒案内管
１底部にクラッドの堆積する（ぼみ５が設けられており
、制御棒駆動機構６にクラッドが入るのを防止する構造
となっている。しかし、プラントの運転が長くなると次
第に堆積し、でいるクラッドの量が増えてくるので、ス
クラムした場合制御棒４の下端にあるベロシティ−リミ
ッタ−７がクラッドを舞い上げてしまい制御棒駆動機構
内にクラッドが入ってしまう。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、制御棒案内管の下部にクラッドが蓄積
した場合、これを除去することが可能な原子炉制御棒案
内管を提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明は、制御棒案内管の下部にクラッドが蓄積した場
合において、スクラム時制御棒下部がクラッドを巻き上
げとクラッドが制御棒駆動装置内に流れ込む可能性があ
るので、案内管の下部に排出孔を設けることによりクラ
ッドの除去を可能としたものである。

〔発明の実施例〕

以下１本発明の一実施例を第２図により説明する。

制御案内管１はＣＡＲＤハウジング２の上に位置しその
自重により固定されている。゛よだ、制御棒案内ｖ１内
には制御棒４が設置されており、制御棒４は原子炉の出
力調整の為必要に応じて制御棒駆動機構６により上下に
駆動される。

制御棒案内管１底部のくぼみ５の位置に六３を設けるこ
とによりクラッドを圧力容器底に落とすことが出来る。

この場合、六を開けたままでは炉水が制御棒案内管１内
に出入りしてしまうので、ＣＲＤハウジング２の上端８
により通常はシールしである構造となっている。シール
の必要性は、制御棒４の下部に設けられているベロシテ
ィ−リミッタ−７の効果を妨げない為である。（ベロシ
ティ−リミッタ−７は制御棒１１が自然落下する場合に
急激に落下しない為の抵抗になっており、制御棒案内管
底部に穴を開けたままにすると抵抗性が失なわれてしま
う。）また密封する必要は無い。

次に本発明の他の実施例を第３図により説明する。

制御棒案内管ｊの底部のくぼみ５の位置を、従来の制御
棒案内管の位置と変更した構造となっており、またＣＲ
Ｄハウジング２の構造は従来のままである。その池は先
の実施例と同じ働きをする。

以上の実施例においてクラッドを除去する方法を以下に
説明する。

クラッドの除去は定検時に行なわれる。クラッド除去す
る制御棒案内管上部に設置されている燃料を取り外した
後、制御棒案内管を圧力容器上部よりわずかに持ち上げ
ることにより、クララ１くの自重及び水面の高さの差に
より炉水が流れクラッドが圧力容器下部に流れ出す。

〔発明の効果〕

本発明によれば、原子炉制御棒案内管の形状を変えるこ
とにより、案内管下部に蓄積したクラッドを除去できる
ので、ＣＲＩ）内部に多量のクラッドが入るのを防ぐ効
果がある。

また定検時ｕ鵠に作業することができるので、被爆低減
となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の制御棒案内管の縦断面図、第２図及び
第３図は本発明の一実施例を示す縦断面図である。 １・・・制御棒案内管、２・・・ＣＲＤハウジング、３
・・・クラッド排出孔、４・・・制御棒、５・・・制御
棒案内管底部くぼみ、６・・・制御棒駆動機構、７・・
・制御棒ベロシティーリミッタ−１８・・・ＣＲＤハウ
ジング頂部。 代理人　弁理士　高橋明夫 も１　口 築２０ 拓３霞

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、原子炉圧力容器内に炉内構造物として設置される制
   御棒案内管の底部に穴を設け、前記底部に堆積したクラ
   ッドの除去可能としたことを特徴とする原子炉制御棒案
   内管。