JPS60162827A - ゴム補強用ポリアミドコ−ドおよびその製造方法 - Google Patents

ゴム補強用ポリアミドコ−ドおよびその製造方法

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JPS60162827A
JPS60162827A JP59011995A JP1199584A JPS60162827A JP S60162827 A JPS60162827 A JP S60162827A JP 59011995 A JP59011995 A JP 59011995A JP 1199584 A JP1199584 A JP 1199584A JP S60162827 A JPS60162827 A JP S60162827A
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JP
Japan
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strength
cord
vulcanization
retention rate
adhesive
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JP59011995A
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English (en)
Inventor
吉田 五月生
東海林 宏光
多田 晋作
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高強力、高ゴム接着性で、しかもとくに加硫後
強力保持率の高い新規特性を有するゴム補強用ポリアミ
ドコードおよびその製造方法に関するものである。
ポリカプラミド(ナイロン6)からなる繊維は、高強力
、高接着性,および耐久性にすぐれているため,各種産
業用途eこ適用されており、とくにたとえばタイヤコー
ド、ittllカ伝達用ベル) 、 搬送用ベルトおよ
びゴムホースなどのゴム補強用コードとして多く用いら
れている.しかるに近年、省エネルギーおよび省資源な
どの観点から車両やタイヤ重量の軽減およびコストダウ
ンなどが強く望゛まれるようになってきておりとくにバ
ス、トラック用タイヤの補強コードとして多く用いられ
ているナイロン6繊維には一層の高強力化.太デニール
化によるレスプライ。
レスエンズ化が要求されている。しかし通常の方法で高
強力化を計ったナイロン6コードはゴムを接着させるた
め接着剤( RFI,ニレゾルシン−ホルムアルデヒド
−ゴムラテックス処理/熱処理した後,加硫し.4!i
!!品化する工程および使用中の雰囲気温度などにより
劣化を受けて,コード強力の低下を招g 、 i111
久性が悪くなるという問題がある。とくに加硫工程での
コード強力の低下は避は囃<、これは主としてポリアミ
ド高強力糸の寸法安定性が悪くなる結果として,加硫後
コードを取り出す際に熱収縮による物理的劣化が生ずる
ことに起因するものと考えられている。すなわちこのよ
うな熱収縮を伴なう工程では,コード固有の性質が拡大
され、その結果として大きな劣化が起こるのである。
また加硫に際し熱収縮を伴なわないようなプロセス(定
長加硫)tこおいても、コード強力の低下が起こるが,
これはゴム中の薬品などにより。
コードが4ご学的に劣化するためであると考えられてい
る。
したがってナイロン6繊維のすぐれた高強力や耐久性を
従来よりも効果的に利用したゴム補強用コードの出現が
望まれていたのが来状である。
そこで不発明者らはナイロン6繊維を原糸とするゴム補
強用ポリアミドコードの緒特性改良を主たる目的として
鋭意僕討した結果,従来から接着剤として用いられてい
るRFL (レゾルシン−ホルムアルデヒド−ゴムラテ
ックス)の代りに、特定の接着剤を用いて生コードを処
理することにより、とくに加硫後の強力保持率が高く、
シかも引張強度、熱処理後の強力保持率。
乾熱収縮率などが均衡してすぐれるという新規特性を有
するゴム補強用ポリアミドコードが得られることを見出
し、さらにはこのコードの製法をも確立するにいたった
すなわち本発明ばε−カプロアミドの繰り返し単位が9
5モル%以上のポリアミドからなる硫酸相対粘度35以
上の高強力糸に撚りをかけた生コードを接着剤付与/熱
処理してなるコードであって、下記特性ば)〜(ホ))
を同時に満足することを特徴とするゴム補強用ポリアミ
ドコードおよびε−カプロアミドの繰り返し単位が95
モル%以上のポリアミドからなる硫酸相対粘度55以上
の毘強力糸に撚りをかけて生コードとなし、これに接着
剤を付与するtこ除し、下記一般式(1)で示される軸
化合物(A)と下記一般式(1)で示される化合物(E
)を、(A) / CB) =1102〜1/4(重量
比)の割合で混合した混合物(C〕とホルムアルデヒド
CD)を、アルカリ触媒の存在下に(1/(c)= +
 71o〜10/I O(重量比)の割合で反応させて
なる縮合物CE)およびゴムラテックスCF)を(p)
/(F) = j /8〜1/4(固形分重量比)の割
合で含有する水系接着剤で処理した後、熱処理すること
を特徴とする特許 るゴム補強用ポリアミドコードの製造方法を提供するも
のである。
{イ} 引張強度 T/D≧8.5g/d(口) 16
0℃,20分間定長加硫後、ただちに定長を解いた際の
強力保持率 VC≧83% (ハ) 170℃、24時間定長加硫後、ただちに定長
のまま急冷した際の強力保持率 vg≧75% (ニ) 180℃,40時間熱処理後の強力保持率 H
T ≧ 3 0 % 四 150℃,乾熱収縮率 △S−20〜55% OH OH OH x / Y/ x / y / x / y /〔ただ
し式中のX′、Y′は一01、−Er, −1{、 −
OH。
−SH.−NH2 、−NO2 、炭素数1〜8のアル
キノレ、こでS:硫黄原子、X:1〜8の整数)もしく
は−S−Oy−(ここでS:硫黄原子,o:酸素原3 子、y:1〜2の整数)であり、特にZが一C一のとき
、上記X’ 、 Y’の内いずれか1個以上はR4−C
lおよび/又はーBrである。またm,nは0もしくは
1〜15の整数である。〕 本発明で用いるポリアミドとは、高強力原糸を形成し得
るナイロン6であり,ここでいうナイロン6とはε一カ
ブロアミド繰り返し単位を95モノレ%以上含有するポ
リアミド系重合体であって、5モノレ%以内のIIIα
囲であればヘキサメチレンアジパミド繰り知し単位など
の他の単位を共重合成分として含有することができる。
なお本発明tこおけるポリアミドは主として産業用途に
用いるため、熱や酸素などに対して十分な耐久性を発揮
せしめることを目的に、酸化防止剤を含有することが望
ましい。この酸化防止剤としては、たとえば酢酸銅、塩
化第1銅。
ヨウ化第1銅、ステアリン酸銅,2♂よび各種銅塩と有
機化合物との錯塩などの銅化合物およびペンタヨードベ
ンゼン,ヘキサブロムベンゼン、N 、N’ − シー
βーナフチノレーρーフエニレンジアミンおよび2−メ
ルカプトベンズイミダゾールなどの有機系酸化防止剤が
有効であるが、さらtこ無機および有機のリン化合物を
使用することもできる。これら酸化防止剤のポリアミド
に対する添加量は、銅塩の場合は銅として10〜+00
0ppm、他の酸化防止剤の場合は0.00+〜1%が
適当である。
本発明においては、まず上記ポリアミドチップを原料と
して溶融紡糸を行なう。溶融紡糸は公知の方法および装
置により行なうことができ、紡出糸は引続いて高倍率で
延伸される。ここで本発明のコードを得るに際しては、
オストワル′ド粘度計を用いて、25℃、ポリマ濃度1
重量%で測定した硫酸相対粘度が65以上、とくに37
以上であって、さらtこは原糸の引張強度が10g/d
以上であることが好ましく、このような高強度の原糸を
得る製糸装置とし・では直接紡糸延伸装置が好ましく採
用できる。
本発明においては、次にこの延伸糸(原糸)に下撚りを
かける。この場合の撚り数は任意であるが、たとえば上
撚りと同数の撚りをかける。
次いで下撚りのかかった繊維を複数本合わせ、下撚りと
は逆方向の上撚りを与えて生コードとする。なおタイヤ
コードの場合は上記のように下撚りと上撚りをかけた諸
撚りが用いられるが、搬送ベルトやゴムホースの補強コ
ードの場合は下撚りのみをかけた段階で生コードとされ
る場合が多い。
かくして生コードを得た後、これに必要に応じて製織や
編組加工を行ない2次いで接着剤処理および熱処理を行
なう。
本発明で用いる接着剤は上記一般式(1)で示される化
合物〔A〕と上記一般式(II)で示される化合物(B
)との混合物〔C〕とホルムアルデヒド〔D〕とを、ア
ルカリ触媒の存在下で(D)/(C) = 1/ + 
O〜10/10(好ましくはi、5/10〜6/10)
(ここで前記混合物〔C〕は固形分重量であり、(D)
はホルムアルデヒドの重量である)の割合で反応させて
得られた縮合物(1)およびゴムラテックス〔F〕とを
(E) /CF) = 1 / 8〜1/4(好ましく
は1/7〜j15)(ここで(E) 、 CF)はそれ
ぞれ固形分重量である。)の割合で含有してなる水系接
着剤である。なお、化合物(A)と化合物(B)の混合
比率は(A) / CB)の重量比率が1102〜1/
4の範囲から任意に選択できるが、CA) / CB)
≧1/3の範囲がとくに好ましく用いられる。
上記化合物(A)としてはポリエステル系繊維とゴムと
の接着剤として1例えば特公昭46−11251号公報
あるいは特公昭48−8733号公報tこ記載されてい
るもの、具体的には2.6−ビス(2′、4′−ジヒド
ロキシ−フェニルメチ/L/)−4−クロロフェノ−/
l/ (例L ハ商品名VALCABOND−E+パル
ナツクス社製)+2.6−ビス(2′、4′−ジヒドロ
キシ−フェニルメタン)−4−グロムフエノール、2.
6−ビス<2f、4/−ジクロロフェニルメチ/L/)
 −4−クロロフェノールおよびレゾルノンポリサルフ
ァイドなどが挙げられる。これらの化合物ハ、例エバハ
ロゲン化フェノール、ホルムアルデヒドおよびフェノー
ル誘導体または多価フェノール類と塩化硫黄とから導か
れた化合物(例えば商品名 Sumikanol 75
0 、住友化字社製)およびこれらの2種以上の混合物
であってもよい。好ましくはハロゲン化フェノ−)v。
ホルムアルデヒドおよびフェノール誘導体から導かれる
化合物が用いられる。
上記化合物〔B〕としては予めジヒドロキシベンゼンと
ホルムアルデヒドとを無触媒または酸性触媒のもとで反
応させて得られるノボラック型の樹脂を用いる。これら
の化合物は松井。
土岐、清水により日本接着協会誌Vo1.8 、4+、
p26(1972)に紹介されているレゾルシンとホル
ムアルデヒドそれぞれ1モルによる縮合物(例えば、商
品名、△d、her −RF 、保土谷化学社製)など
である。特に好ましい化合物(B)は、ポリエステル系
繊維とゴムとの接着剤として特公昭46−42719号
公報および特公昭46−42975号公報に記載されて
イルモので、ジヒドロキシベンゼン1モルに対してホル
ムアルデヒド03〜08モルを無触媒または酸性触媒の
もとで反応させて得られる反応生成物でテトラヒドロキ
シジフェニルメタンを主成分とした縮合物である。この
反応物にアンモニア水(2896)を加えて(1〕液と
して化合物CB)を得る。
上記混合物〔CDとホルムアルデヒドCD)との反応条
件としては温度20〜30℃1時間2〜10時間、常圧
下が好ましく、アルカリ触媒は縮合物固形分の重量を基
準にして通常α8〜4重量%使用され名。
上記混合物[’0)およびホルムアルデヒド〔D〕は固
形分重量割合でCD)/(0)= 1/ 10〜107
IQの範囲で反応されるが、CD’:J/CC〕が小さ
いと接着性が低下し、CD)/(0)が10710より
大きいとコードに接着剤のカスが付着し品位が悪(なる
ばかりか、接着性も低下するため好ましくない。好まし
くはCD) / (0)=ts、’to〜6/10の範
囲が用いられる。
ゴムラテックス(F)としては、天然ゴムラテツクヌ、
ヌチレンーグタジエンゴムラテックス、アクリロニトリ
ル−ブタジェンゴムラテックス、クロロプレンゴムラテ
ックスおよびビニルピリジンーヌチレンープタジェンゴ
ムラテックスなどの合成ゴムラテックスまたはこれらの
混合ラテックスが使用される。とくにビニルピリジン−
スチレン−ブタジェンゴムラテックスを併用するときは
、他のゴムラテックスニ対シ、ビニルピリジン−スチレ
ン−ブタジェンゴムラテックスを60重量%以下1こす
ることが望ましい。
上記化合物C1i’i)および〔F〕を含有してなる本
発明で用いる接着剤は、次の手順で調合して得ることが
出来る。まず前記縮合物IDとゴムラテックスCF)と
を混合し、調合後の固形分重量濃度が5〜30%となる
ように水を加えて接着剤となし、さらeこ必要tこ応じ
てアルカリを添加する。そして好ましくは12〜72時
間、20〜30℃で熟成させ、接着剤とする。この時前
記2成分(E)およびCF)の混合比は固形分としての
重量割合IJD) / (F)が1/8〜1/4(好ま
しくは177〜115)となるようにd!4mする必要
がある。ここでl) / INF)が1/8より小さい
とポリアミド繊維の加硫工程での劣化が大きくなり、ま
た1/4より大きいとコードの曲げ一〇性が大きくなり
1強力および接着力が低下するため好ましくない。
本発明においては上記接着剤を水性処理剤として用い、
ナイロン6t(Jl維よりなる生コードあるいは織物を
浸漬処理し、繊維表面に接着剤を付着させた後、熱処理
を行なう。この熱処理条件としては180℃以上で、か
つポリマが融解しない範囲の温度で30〜150秒間行
なうのが好ましい。
接着剤処理後の熱処理は接層剤の固着とポリアミド繊維
の形態固定のため必要であり、とくに寸法安定性を向上
させることを目的Pこ、ドライングゾーンおよびホット
ストレッチングゾーンでは10%以上の高緊張率を与え
、ノルマライジングゾーンでは−1〜−7%の弛緩熱処
理を行/よって、熱処理後のコードの中間伸度(JIS
 Lj017−1983で定義された一定荷重伸び率)
を9%目標とするため、とりわけ全緊張率を7%以上に
することが必要である。
ただし、上記における全緊張率とは前記の熱処理を行な
う工程eこ連続的にコードを供給して取り出すとき、入
口と出口のニップロールの表面速度V】と■2から((
V2−V+ )/v+ 〕x+o。
(%)なる式より導ひいた値を意味する。
かくして得られる本発明のゴム補強用ナイロン6コード
は次の如き新規特性を備えている。
(イl T/D ≧ 8.5g/d (口l vc ≧ 8 3 % (ハ) VE≧75% +4I(T≧30% 峰) へ5−20〜55% なお、前記(イ)〜(ホ))の特性の定義及び測定法は
次のとおりである。(なお後記の実施例における各特性
の測定基準も次の記載をこ準じる。ン(イ) 引づ長強
度 T/D JIFt L j Oj 7− + 983の定義tこ
よる。
試料をカセ状にとり、20℃、65%RHの温湿度調節
された部屋で24時間放置後。
l1テンシロン”UTM−4L型引張試験機(東洋ボー
ルドウィン(株)製)を用い、試長25備、引張速度3
0傷/分で測定した。
(ロ)加硫後強力保持率(C法)vc:武山、松井によ
るラバー・ケミストリーアンドテクノロジー(T、TA
KKYAMA ANDJ 、MATSU工+ Rubb
er Chemistry andTechnolog
y、 Vol 42 、 /K + 〜2 、p+59
(’69)i参考; ” Toray Tirecor
d N、ews II 45 、p2(’68))iこ
記載されているC法による加硫後の強力保持率(V C
)を次の式により算出した。
〔ここでTDは水系接着剤処理後のコード切断時の強さ
くkg)、Toは次の方法eこより測定する。金枠に表
示デニールの1720gの荷重をかけたコードを2m間
隙で巻きつけその上下に生ゴムシートをはりつけたテス
トピースを深さ3m、長さ3901gのスチールモール
ドに入れ165℃、20分間定長加硫しタイムアツプ後
、ただちにモールドからサンプルを収り出す。金枠から
テストピースを取り出す際tこ、定長が解かれてコード
に急激な収縮が生じる。放冷したテストピースからハサ
ミでコードtこlキズ11をつけないように切り取った
サンプルコードの切断時の強さTO(kg)を測定する
。なお上記コードの切断時の強さはJ工S L1G+7
−1983の定義に従って測定した。〕 (ハ) 加硫後強力保持率(E法)VE:上記(ロ)項
の引用文献におけるE法により加硫後の強力保持率(W
E)を次の式により算出した。
〔ここでTDは上記(ロ)項に定義したコードの切断時
の強さくkg)であり、TEは上記(ロ)項と同じ方法
でコードをゴムに包埋し、170℃、24時間定長で加
硫し、タイムアウト後ただちに定長のまま室温まで急冷
し、その後(ロ)項と同じ方法で測定したコードの切断
時の頭さく kg )である、〕 し)耐熱強力保持率 HT: J工S L+017−1983に定義された耐熱強さの
B法(耐熱標準強さ)による耐熱強力比(HT)を次の
式により算出した。
〔ここでTDは上記(ロ)項に準じ、 TF(はサンプ
ルコードなスプールにとり180℃のギヤーオープン中
で40時間熱処理後のコード切断時の強さくkg)であ
る。〕 (ホ) 乾熱収縮率 △S: 長さ約1mの試料を取りループ状tこしてJ工SL+0
17−1983tこ定義されたB法(加熱後乾熱収縮率
)に準じて150℃。
50分間処理後の収縮率を算出した。
かようにして得られた不発明のコードはゴムとの接着性
、疲労性および空気透過性などの特性も良好であり、ゴ
ム補強用コードとしてすぐれた性能を示し、タイヤコー
ド、特にトラック。
バス用の大型タイヤ用として有用である。またタイヤコ
ード以外の用途としては搬送用ベルト、ゴムホース、動
力伝達用べl )などに用いた結果大巾に耐久性が向上
し良好であった。
以下実施例なこよって本発明を詳述するが加硫に際して
のゴム組成物としては次のものを用いた。
ゴム組成 天然ゴム 80重量部 スチレン・ブタジェンゴム 20 〃 SRF カーボンブラック 40 〃 ステアリン酸 2 〃 硫黄 2 〃 亜鉛華 5 〃 2.2′ −ジチオベンゾチアゾール 2 〃フェニル
β−ナフチルアミン 1 〃 またゴムとの接着力の測定は上記ゴム組成物を用いてJ
工S LTO+7−1983に定義された接着力(A法
:Tテスト)を測定した。なお試験条件は次のとおりで
ある。
コードのゴム中への埋込長さ=10wl埋込試料ゴム片
の幅 :10顛 〃 ゴム片の長さ :25+a+ 引F!クランプのスリット幅;ton 加硫条件 =150℃、30分、50kg/c、2実施
例1〜8、比顧例1〜9 化合物CA)として2.6−ビス(2/ 、a/−ジヒ
ドロキシフェニル)4−クロロフェノ−)V(パルナツ
クス社製、間品名: VULCABOND−E )を用
い、化合物(E)としてレゾルシン・ホルムアルデヒド 学社1jjAdher RFを用い、(A) / CB
) =1/1(固形分重量比)の比率で混合して混合物
〔C〕を調合した・ 接着剤は次のように調製した。まず上記混合物(C)を
あらかじめ10%苛性ソーダ52gを加えた所要量の水
に第1表tこ示した量溶解する。混合物(0)が光合1
こ溶解後,(化合物(A)CB)を混合せず別々に溶解
しても良い)第1表tこ示した量の濃度37%ホルマリ
ン〔D〕ヲ加え,20℃で5時間熟成した。上記熟成後
の反応d (E)をゴムラテックスCF)としてビニル
ピリジン−スチレン−ブタジェンゴムラテックス(vp
)とスチレン−ブタジェンゴムラテックス(SER)お
よび水との混合物に上記反応液(E)を加えてよく攪拌
後,濃度28%のアンモニア水19.4gを侃えてさら
によ< 111拌し。
20℃で12時間熟成して第1表に示す各種の接着剤+
000gを調整した。この接着剤の計算濃度は203重
量%であった。第1表において比較例7〜9は従来のR
FLを用いた比較例であり混合物(0)の代りeこレゾ
ルシンを用いた他は同じようにして調製した。なお、こ
のRFLtこおいてレゾルシン/ホルムアルデヒドのモ
ル比は約1/2である。
一方酸化防止剤を添加したチップを用いて直接紡糸延伸
法1こより延伸した1890デニール506フイラメン
トのナイロン6m維(原糸強度j 0. 3g/d )
をZ方向の下撚数52T/10a+を掛け,その下撚コ
ードを2本合せてS方向の上撚数32T/10αを掛け
た生コードを製造した。次1こ上記生コードtこコンピ
ユートリーター(リッラー社製シングルコードディッピ
ング−←如辱寺ドライングゾーンおよび、ホットストレ
ッチングゾーン゛で1496の緊張率で延伸しノルマラ
イジングゾーンで一4%の弛緩熱処理した。なおこの時
の接着剤の付着量は溶解法(JIS LIO+7−19
83に定義されたディップピックアップ)fこより45
〜5.5%になるようエアーワイパーeこより調整した
得られた各処理コードの強力,加硫後強力保持率耐熱強
力保持率および接着力を測定した。
この結果を第1表tこ示す。
第1表に示したように本発明の接着剤は接着力も問題な
く良好な処理コード強度、加硫後輩力保持率および耐熱
強力保持率であった。CD)/(Ci)=0/IO(比
較例1)および〔E〕/(F) =1/3.1/2 (
比較例5.6)の場合は処理コード強度が低く、また接
着力も低い結果であった。CD) / (0)が大きい
比較例2゜3は加硫後強力保持率(VC)が低く接着力
も低い。l)/CF) = 1 / j Oの場合(比
較例4)は加硫後および耐熱強力保持率ともに低い結果
であった。なお比較例7〜?は従来のRFLを用いた場
合であるが、これらは本発明のコードに比し、いずれか
の特性が劣ったものである。
実施例9〜16、比較例10〜12 化合物(A)およびCB)の混合比および種類を各々第
2表Vこ示した水準にとり、その他の条件は実施例2と
同じ方法eこより処理したコードtこついて、実施例1
〜8と同じ方法で特性を測定した。ただし化合物〔B〕
を特定した〔工〕液は次により試合した。
レゾルシン+ 16.2 gを269.3gの水に溶解
し、ホルマリン42.8 g (37%濃度)を加えて
、触媒として濃塩酸く35%濃度)11gを添加し、2
5℃で24時間反応せしめて得たテトラヒドロキシフェ
ニルメタンを主成分とする縮合物に、アンモニア水(2
8%濃&)+0.6gを加えて反応物(1)液を得る。
この〔工〕液の計算濃度は308%である。
第2表に示すように本発明の接着剤は良好な処理コード
強度、加硫後強力保持率および耐熱強力保持率であった
特許出願人 東 し 株 式 会 社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 ε−カプロアミドの繰り返し単位が95モル%以
    上のポリアミドからなる硫酸相対粘度55以上の高強力
    糸に撚りをかけた生コードを接着剤付与/熱処理してな
    るコードであって、下記特性を同時に満足することを特
    徴とするゴム補強用ポリアミドコード。 (イ)引張強度 T/D≧a 5 g / cL(ロ)
     160℃、20分間定長加硫後、ただちに定長を解い
    た際の強力保持率 VO283% (ハ) 170℃、24時間定長加硫後、ただち?こ定
    長のまま急冷した際の強力保持率vp ≧ 75 % (=1180℃、40時間熱処理後の強力保持率 FI
    T≧30% 1k1150℃、乾熱収縮率 △S = 2.0〜5.
    5% 2、6−カプロアミドの繰り返し単位が95モル%以上
    のポリアミドからなる硫酸相対粘度3,5以上の高強力
    糸に撚りをかけて生コードとなし、これに接着剤を付与
    するに際し、下記一般式(1)で示される化合物(A)
    と下記一般式(厘)で示される化合物〔B〕を、 (A
    )/(B) = 110.2〜1/4(重量比)の割合
    で混合した混合物((li)とホルムアルデヒド(D)
    を、アルカリ触媒の存在下に(D)/(0) = i 
    710〜10710 (重量比)の割合で反応させてな
    る縮合物(E)およびゴムラテックスCF、1を(E)
    /(F) = 1 /8〜1/4(固形分重量比)の割
    合で含有する水系接着剤で処理した後、熱処理すること
    を特徴とする特許 ミドコードの製造方法。 (イ)引張強度 T/D≧a5g/d (ロ) 160℃、20分間定長加硫後、ただちに定長
    を解いた際の強力保持率 ’vc2:83 % (ハ) 170℃、24時間定長加硫後、ただちtこ定
    長のまま急冷した際の強力保持率vP2≧75%□ に) 180℃、40時間熱処理後の強力保持率T(T
    ≧30% (ホ)) 150℃、乾熱収縮率 △5−20〜5.5
     % 〔ただし式中のx/ 、 y/は−C1、−Br、 −
    H。 −OH+−8FT 、−NH2、−NO2、炭素数1〜
    8のアルキル ルキル基または−(iooH +−0ONぐ に2 こでR1 % R2 : −14 、 炭素数1〜8の
    アルキル、アリールもしくはアラルキル基)T。 であり%zは一c − (ここでR3,R4ニーHも藝 しくは炭素数1〜8のアルキル基)、 −ex−(ここでS:硫黄原子,X°1〜8の整数)も
    しくは−S−Oy−”(ここでS:硫の内いずれか1個
    以上は一C1および/又は−Brである。またm,nは
    0もしくは1〜15の整数を示す。〕
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112647310A (zh) * 2020-11-24 2021-04-13 江苏太极实业新材料有限公司 高残余干热收缩力的聚酰胺56浸胶帘子布的制造方法

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