JPS60161787A - 海水淡水化装置へ供給する海水の脱炭酸・脱気方法 - Google Patents

海水淡水化装置へ供給する海水の脱炭酸・脱気方法

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JPS60161787A
JPS60161787A JP1504684A JP1504684A JPS60161787A JP S60161787 A JPS60161787 A JP S60161787A JP 1504684 A JP1504684 A JP 1504684A JP 1504684 A JP1504684 A JP 1504684A JP S60161787 A JPS60161787 A JP S60161787A
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seawater
tower
steam
degassing
ejector
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JP1504684A
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Toshiaki Hirakawa
平川 俊明
So Senba
仙波 爽
Noriaki Okamoto
岡本 法明
Hiroaki Kimura
博昭 木村
Hiromichi Hori
宏道 堀
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IHI Corp
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IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、海水淡水化装置へ供給する海水の脱炭酸・脱
気方法に係り、特に脱炭酸及び脱気処理に必要とされる
蒸気の使用間を減少させて省エネルギ化を達成し、もっ
て造水単価の大幅な削減を図ることができる海水の脱炭
酸・脱気方法に関する。
[発明の技術的背景とその問題点] 一般に、海水淡水化装置へ供給される海水は、装置内で
炭酸塩のスケーリングが発生したり或いは装置自体が酸
化腐食することを防止するために、装置の前段にて予め
脱炭酸処理と脱気処理とがなされて含有GO2,Ozが
除去されている。
従来の脱炭酸処理方法及び脱気処理方法を第1図に基づ
いて説明すると、まず採取した海水1に少量の硫酸2を
混入して混合状態でこれを脱炭酸塔3へ供給し、脱炭酸
処理をしてCO2を追い出す。次に、脱炭酸処理した海
水を脱気塔4へ移送し、減圧下にて脱気処理を行う。脱
気塔4内を減圧状態にするために、蒸気エジェクタ5が
用いられており、これを通過した蒸気はアフターコンデ
ンサ(図示せず)にて凝縮されて廃棄される。
また、脱気塔4内へは連続的に或いは間欠的に蒸気やベ
ーパが供給されており、処理中の海水温度を上昇させて
良好な脱気効率を維持するようになっている。そして、
このようにして脱炭酸、脱気処理された海水は次に図示
されない海水淡水化装置に向けて移送されることになる
ところで、この種従来方法にあっては、脱気塔内を減圧
するために蒸気エジェクタ5に通過させる蒸気と、脱気
塔内の処理中の海水温度を昇温させる熱源としての蒸気
とがそれぞれ必要とされ、それぞれ別個に発生させてい
るのでエネルギ的に大きなロスがあり、プラントの稼動
費及び造水単価の高騰を余儀なくされている。
これを防止するために、蒸気エジェクタ5にて使用した
蒸気をそのまま脱気塔4内へ供給して海水の加熱源とし
て使用することも考えられるが、この場合には脱気した
Ozを塔外へ排出できなくなり、この方法を採用するこ
とはできない。
本発明は以上のような問題点に着目しこれを有効に解決
すべく創案されたものである。
[発明の目的〕 本発明の目的は、海水淡水化装置へ供給する海水の脱炭
酸・脱気方法に係り、特に、12−炭酸及び脱気処理に
必要とされる蒸気の使用量を減少させて省エネルギ化を
達成し、もって進水単価の大幅な削減を図ることができ
る海水淡水化装置へ供給丈る海水の脱炭酸、脱気方法を
提供するにある。
[発明の概要] 本発明は、海水を脱炭酸塔で脱炭酸処理し、その後この
海水を、蒸気エジェクタにより減圧下に維持された脱気
塔へ移送して脱気するに際して、上記脱炭酸塔内の海水
を、これに上記蒸気エジェクタから排出された蒸気を供
給して脱炭酸処理しつつ昇温し、次いで、昇温された脱
炭酸処理済みの上記海水を上記脱気塔へ移送して脱気”
処理するようにし、もって上記目的を達成するものであ
る。
[R明の実施例] 以下に、本発明の好適一実施例を添付図面に基づいて詳
述する。
第2図は本発明方法を実施するための脱炭酸・脱気装置
を示す概略平面図である。
図示する如くこの脱炭酸・脱気装置は筒体状の脱炭酸塔
3と脱気塔4とを有しており、それぞれの店内にはラシ
ヒリング等が充填された充填層6゜7が設けられている
脱炭酸塔3内の充填層6の上部にはこれに海水を供給す
るノズル8が設けられると共に、この塔の上部には脱炭
酸された。CO2及び脱気塔4側より移送されてくる脱
気o2を場外へ排出するだめのガス排出口9が設けられ
ている。
また脱炭l!塔3の下部には、場内の脱気ガスの排出を
促進すべくこの中へ空気を圧送供給するためのエアーブ
ロワ1oが接続されている。
一方、前記脱気塔4内の充填B7の上部には脱炭酸処理
済みの海水をこれに供給するためのノズル11が設けら
れており、このノズル11に一端が前記脱炭酸塔3の下
端部に連結された海水移送通路12が接続されている。
また、脱気塔4の上部は通路13を介して蒸気エジェク
タ5に接続されており、このエジェクタ5内に加圧蒸気
を流通させることにより脱気塔4内の雰囲気を真空吸引
して上記脱気塔4内を常時減圧下に維持するようになっ
ている。 −そして、この蒸気エジェクタ5の蒸気排出
口14には排出蒸気を前記脱炭酸塔3へ向けて移送する
ための蒸気通路15が接続されると共にこの通路15の
先端は脱炭酸塔3内へ貫通挿入されてノズル16が接続
されている。
特に、ノズル16は脱炭酸塔3内の底部に位置されてお
り、この底部に貯留する脱炭酸処理済みの海水或いは場
内を流下してくる海水を加熱昇温するようになっている
一方、前記脱気塔4の底部に貯留する脱炭酸・1;2気
処理された海水を図示しない海水淡水化装置へ供給する
ための移送通路17が接続されている。
次に、以上のように構成された装置例に基づいて、本発
明方法を具体的に説明する。
まず、採取された海水1に、この脱炭酸を促進させるた
めに適量の強酸たる硫酸2を添加混入してこれを脱炭i
1堪3内のノズル8がら場内に供給する。
充填層6を流下する海水中からこれに溶存していたGO
2が放出して脱炭酸処理がなされ、この脱炭酸処理済み
の海水は脱炭酸塔3の底部から抜き出されて海水移送通
路12を介して更に脱気塔4へ向けて移送される。そし
て、この海水は脱気塔4内へノズル11から噴霧されて
、充填層7を流下しつつ減圧下にて溶存02を放出して
脱気処理がなされる。
このようにして、脱炭酸処理及び脱気処理がなされた海
水は脱気塔4の底部から抜き出され、移送通路17を介
して海水淡水化装置(図示せず)へ移送供給される。
一方、脱気塔4内と通路13を介して接続される蒸気エ
ジェクタ5には、常時加圧蒸気が流通されており、脱気
塔内雰囲気を吸引することにより前記の如くこの場内を
常時減圧下に維持して脱気の促進を図っている。
上記蒸気エジェクタ5を通過した排出蒸気は脱気02を
随伴して蒸気通路15を介して脱炭酸塔3内の底部へ導
入される。
この導入蒸気は、塔内底部に貯留する海水と直接接触し
てこれを加熱したり或いは塔内を上昇し−C流下してく
る海水と接触してこれを加熱したりし、自らは凝縮して
最終的に脱炭酸塔3内の底部に貯留する海水を昇温する
従って、前述の如くこの塔内底部に貯留する海水は昇温
された状態で脱気塔4へ移送供給されることになる。
また、排出蒸気に随伴してきた脱気02はこの塔内を上
昇して脱炭酸CO2とともにガス排出口9から場外へ排
出されることになる。
このように、本発明方法によれば、脱気塔4内を減圧状
態に維持するために使用した蒸気を廃棄することなく脱
炭酸塔3内へ導入し、この廃熱を利用しI脱気処理前の
海水を昇温するための加熱源として有効利用するように
したので、従来例の如く海水昇混用の蒸気成るいはベー
パを別途発生させる必要がなく加熱エネルギを大幅に削
減することができる。
また、従来例にあっては、脱気塔4内へ蒸気等を供給し
て海水を加熱しつつ脱気処理したが、本発明は脱気塔4
内へ供給する海水を予め脱炭酸塔3内の底部にて昇温し
て加熱された状態で脱気塔4へ供給するようにしたので
、海水が高温1 ゛ 状態下に赫する時間が長くなり、その分だけ脱気処理を
より完全に行うことができる。
[発明の効果] 以上型するに、本発明方法によれば次のような優れた効
果を発揮することができる。
(1)脱気場内を減圧下に維持するために使用した蒸気
を海水の加熱源として廃熱を利用するようにしたので省
エネルギ化に大幅に寄与することができる。
(2)上述の如く海水の加熱と同時に蒸気が凝縮される
ので、従来必要とされた廃棄蒸気凝縮用のアフターコン
デンサを不要にでき、設備コストの低減化に役立つ。
(3) また、新たな熱交換器等を必要どすることなく
海水を昇温させることができるので、既存の装置に大幅
な設計変更を加えることなく本発明方法を容易に採用す
ることができる。
(4) 前記した理由により、造水単価を大幅に削減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の脱炭酸・脱気装置を示す概略平面図、第
2図は本発明方法を実施するための脱炭酸・脱気装置を
示す概略平面図である。 尚、図中、1は海水、3は脱炭酸塔、4は脱気塔、5は
蒸気エジェクタ、15は蒸気通路である。 特許出願人 石川島播磨重工業株式会社代理人弁理士 
絹 谷 信 雄 第1頁の続き [相]発明 者 木 村 博 昭 呉市光町5番17月

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 海水淡水化装置へ供給する海水を脱炭酸塔で脱炭酸処理
    し、その後、脱炭酸処理された海水を、蒸気エジェクタ
    により減圧下に維持された脱気塔へ移送して脱気するに
    際して、上記脱炭酸塔内の海水を、これに上記蒸気エジ
    ェクタから排出された蒸気を供給して脱炭酸処理しつつ
    昇温し、次いで、昇温された脱炭酸処理済みの上記海水
    を上記脱気塔へ移送して脱気処理するようにしたことを
    特徴とする海水淡水′化装置へ供給する海水の脱炭酸・
    脱気方法。
JP1504684A 1984-02-01 1984-02-01 海水淡水化装置へ供給する海水の脱炭酸・脱気方法 Granted JPS60161787A (ja)

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JPS6333434B2 JPS6333434B2 (ja) 1988-07-05

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JP2015051012A (ja) * 2014-10-16 2015-03-19 健 秋元 海洋酸性化防止
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