JPS6016163B2 - ガス絶縁電気機器およびその部分放電検出方法 - Google Patents
ガス絶縁電気機器およびその部分放電検出方法Info
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- JPS6016163B2 JPS6016163B2 JP53010493A JP1049378A JPS6016163B2 JP S6016163 B2 JPS6016163 B2 JP S6016163B2 JP 53010493 A JP53010493 A JP 53010493A JP 1049378 A JP1049378 A JP 1049378A JP S6016163 B2 JPS6016163 B2 JP S6016163B2
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- H01H33/26—Means for detecting the presence of an arc or other discharge
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
- G01R31/12—Testing dielectric strength or breakdown voltage ; Testing or monitoring effectiveness or level of insulation, e.g. of a cable or of an apparatus, for example using partial discharge measurements; Electrostatic testing
- G01R31/1227—Testing dielectric strength or breakdown voltage ; Testing or monitoring effectiveness or level of insulation, e.g. of a cable or of an apparatus, for example using partial discharge measurements; Electrostatic testing of components, parts or materials
- G01R31/1254—Testing dielectric strength or breakdown voltage ; Testing or monitoring effectiveness or level of insulation, e.g. of a cable or of an apparatus, for example using partial discharge measurements; Electrostatic testing of components, parts or materials of gas-insulated power appliances or vacuum gaps
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- Gas-Insulated Switchgears (AREA)
- Installation Of Bus-Bars (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はガス絶縁電気機器、特に謀電部導体を支持する
絶縁支持体における部分放電を検出できるようにした部
分放電検出方法および部分放電検出装置に関する。
絶縁支持体における部分放電を検出できるようにした部
分放電検出方法および部分放電検出装置に関する。
ガス絶縁電気機器として、ガス絶縁開閉装置やガス絶縁
母線（密閉母線）等が知られている。
母線（密閉母線）等が知られている。
これらの機器は、いずれも謀電部導体を金属カプセル内
に収納している。そして導体は絶縁スべ−サー等の絶縁
支持体によって支持されている。このような構造である
ため、絶縁支持体の部分放電は外部から精度よく検出で
きなければならない。絶縁支持体としては、金属カプセ
ル内をいくつかのガス室に区分する絶縁スベーサーや、
単に謀電部導体を支持する棒状絶縁物等が知られている
。以下、密閉母線を例に説明する。
に収納している。そして導体は絶縁スべ−サー等の絶縁
支持体によって支持されている。このような構造である
ため、絶縁支持体の部分放電は外部から精度よく検出で
きなければならない。絶縁支持体としては、金属カプセ
ル内をいくつかのガス室に区分する絶縁スベーサーや、
単に謀電部導体を支持する棒状絶縁物等が知られている
。以下、密閉母線を例に説明する。
密閉母線の謀電部導体、すなわち母線導体は、筒状金属
カプセル内にェポキシ樹脂などで成型された絶縁スベー
サーにより支持され、カプセル内に高絶縁性ガスを充填
して母線導体との間の絶縁を保っている。
カプセル内にェポキシ樹脂などで成型された絶縁スベー
サーにより支持され、カプセル内に高絶縁性ガスを充填
して母線導体との間の絶縁を保っている。
このように構成された絶縁スベーサーの表面には、じん
挨等が付着して部分放電が発生し、電圧印加中に長期に
わたって部分放電が継続されると、ドリー状の放電侵食
とその進展を促がし、重大な事故の原因となる。これら
の部分放電検出には、従来から検討がなされており、例
えば、電界緩和用のシールドリンクを電極として使用す
る方法がある。
挨等が付着して部分放電が発生し、電圧印加中に長期に
わたって部分放電が継続されると、ドリー状の放電侵食
とその進展を促がし、重大な事故の原因となる。これら
の部分放電検出には、従来から検討がなされており、例
えば、電界緩和用のシールドリンクを電極として使用す
る方法がある。
しかし、シールドリンクは、成型時固定するため埋込金
具シンプルに金属線で接続されているので、これの電位
を浮かして引出すことは容易でない。新たなスべ−サー
で、独立した引出金具を備えた方式を採用することは可
能ではあるが、従来の製造方法を大幅に変更を要する点
や、引出端子に高電位が現われるため、その安全性の対
策など問題が多く、禾だに実施されていない。また、露
出する絶縁スベーサー外周面に補助電極を施こして、容
量分圧により放電を検出する方法も提案されているが、
シールドリングを用いる前者の方法ともども検出感度に
難点がある。
具シンプルに金属線で接続されているので、これの電位
を浮かして引出すことは容易でない。新たなスべ−サー
で、独立した引出金具を備えた方式を採用することは可
能ではあるが、従来の製造方法を大幅に変更を要する点
や、引出端子に高電位が現われるため、その安全性の対
策など問題が多く、禾だに実施されていない。また、露
出する絶縁スベーサー外周面に補助電極を施こして、容
量分圧により放電を検出する方法も提案されているが、
シールドリングを用いる前者の方法ともども検出感度に
難点がある。
すなわち、両者の方法とも高入力インピーダンスとなる
ので、測定系に対する誘導ノイズが大きくなり、単に測
定器の増幅度を上げても、ノイズとの判別難が問題とな
って検出感度が向上しない。筆者等の実験では、１００
〜数１０ゆＣの放電に対してはほぼ検出できたが、現地
試験のような雑音の多い場所での測定では、さらに検出
レベルの低下がさげられない。一方、スベーサー等高電
界における放電劣化に対しては、１のＣオーダーの放電
でも劣化に寄与することも考慮する必要があるとされて
おり、密閉母線においては高感度な部分放電の検出、管
理が重要な課題とされている。
ので、測定系に対する誘導ノイズが大きくなり、単に測
定器の増幅度を上げても、ノイズとの判別難が問題とな
って検出感度が向上しない。筆者等の実験では、１００
〜数１０ゆＣの放電に対してはほぼ検出できたが、現地
試験のような雑音の多い場所での測定では、さらに検出
レベルの低下がさげられない。一方、スベーサー等高電
界における放電劣化に対しては、１のＣオーダーの放電
でも劣化に寄与することも考慮する必要があるとされて
おり、密閉母線においては高感度な部分放電の検出、管
理が重要な課題とされている。
本発明の目的は、絶縁スベーサー等の絶縁支持体に発生
する部分放電を、金属カプセルの外部から容易に、かつ
高感度に検出できるガス絶縁電気機器の部分放電検出方
法および装置を提供するものである。本発明は、絶縁支
持体を介して謀電部導体に対向する第１の電極を設け、
この電極から入るノィズを同様に検出する第２の装置を
近傍に設け、両者を差動増幅器に入れるようにしている
。
する部分放電を、金属カプセルの外部から容易に、かつ
高感度に検出できるガス絶縁電気機器の部分放電検出方
法および装置を提供するものである。本発明は、絶縁支
持体を介して謀電部導体に対向する第１の電極を設け、
この電極から入るノィズを同様に検出する第２の装置を
近傍に設け、両者を差動増幅器に入れるようにしている
。
そして、上記第２の装置として、金属カプセルとの間の
静電容量を介して差動増幅器へ入力している。金属カプ
セルは、謙露部導体と同機のノイズを検出するので高感
度の検出が可能である。しかも、金属カプセルの使用は
、上記第２の装置を金属カプセル外へ構成できるので、
従来のガス絶縁電気機器の構成をほとんど変えないで済
む。第１の電極については後述の実施例によって明らか
となろうが、上述の検出に適する絶縁支持体として了じ
め構成しておいても良いし、また、必要時に設けること
も可能である。
静電容量を介して差動増幅器へ入力している。金属カプ
セルは、謙露部導体と同機のノイズを検出するので高感
度の検出が可能である。しかも、金属カプセルの使用は
、上記第２の装置を金属カプセル外へ構成できるので、
従来のガス絶縁電気機器の構成をほとんど変えないで済
む。第１の電極については後述の実施例によって明らか
となろうが、上述の検出に適する絶縁支持体として了じ
め構成しておいても良いし、また、必要時に設けること
も可能である。
従って、一実施例によれば従来の部分放電検出装置を持
たないガス絶縁電気機器であっても、所定の部品を取り
付けることによって部分放電の検出方法の実施が可能と
なる。
たないガス絶縁電気機器であっても、所定の部品を取り
付けることによって部分放電の検出方法の実施が可能と
なる。
勿論、検出のための各部品を常設したガス絶縁電気機器
としても構成できる。以下本発明を図面に示す実施例に
よって説明する。
としても構成できる。以下本発明を図面に示す実施例に
よって説明する。
第１図は絶縁支持体として絶縁スベーサーを用いた例を
示し、金属カプセル４にはフランジ４ａが設けられ、他
の金属カプセルのフランジとの間に絶縁スベーサー２を
はさみ、図示しないボルトによって３者が締め付けられ
て連結されている。
示し、金属カプセル４にはフランジ４ａが設けられ、他
の金属カプセルのフランジとの間に絶縁スベーサー２を
はさみ、図示しないボルトによって３者が締め付けられ
て連結されている。
絶縁スべ−サー２としては、ディスク形やコーン形のも
のが用いられ、ェポキシ樹脂で成型されるために譲露体
となっている。従って、絶縁スベーサー２の金属カプセ
ル外へ露出した外周表面に、第１の電極５を電気的に他
から絶縁し密着して設けることによって、課電部導体１
との間に所定の静電容量が得られる。第１の電極５とし
ては、導電性テープや導電塗料等が用いられる。このよ
うな第１の電極５は、従来の絶縁スべ−サーを用いて簡
単にその電位をカプセル４外へ出せるので、専用の絶縁
スベーサ−２を必要としない。この第１の電極５は同軸
ケーブルを用いたりード線５１によって差動増幅器を有
する検出器８の一端へ接続され、検出用の入力となる。
一方、差動をとるために、金属カプセル４との間に静電
容量を介して同軸ケーブルを用いたりード線６１が、検
出器８の他方の端に接続されて入力されている。
のが用いられ、ェポキシ樹脂で成型されるために譲露体
となっている。従って、絶縁スベーサー２の金属カプセ
ル外へ露出した外周表面に、第１の電極５を電気的に他
から絶縁し密着して設けることによって、課電部導体１
との間に所定の静電容量が得られる。第１の電極５とし
ては、導電性テープや導電塗料等が用いられる。このよ
うな第１の電極５は、従来の絶縁スべ−サーを用いて簡
単にその電位をカプセル４外へ出せるので、専用の絶縁
スベーサ−２を必要としない。この第１の電極５は同軸
ケーブルを用いたりード線５１によって差動増幅器を有
する検出器８の一端へ接続され、検出用の入力となる。
一方、差動をとるために、金属カプセル４との間に静電
容量を介して同軸ケーブルを用いたりード線６１が、検
出器８の他方の端に接続されて入力されている。
この例では、ノイズの条件を極力一致させるために、絶
縁スベーサー２の近傍のフランジ４ａに誘電体あるいは
絶縁物７を介して第２の電極６を取り付けている。従っ
て、フランジ４ａと第２の電極６間に所定の静電容量が
得られる。この場合も、金属カプセル４の外側で静電容
量を形成しているため、従来の機器でも簡単に取り付け
できる。勿論、２つの静電容量は、周万向に電極６，６
を増減することによって調整できる。
縁スベーサー２の近傍のフランジ４ａに誘電体あるいは
絶縁物７を介して第２の電極６を取り付けている。従っ
て、フランジ４ａと第２の電極６間に所定の静電容量が
得られる。この場合も、金属カプセル４の外側で静電容
量を形成しているため、従来の機器でも簡単に取り付け
できる。勿論、２つの静電容量は、周万向に電極６，６
を増減することによって調整できる。
ところで、絶縁スベーサ−２内には電界緩和用のシール
ドリング３が埋設され、通常は大地電位になされており
、金属カプセル４の端部による電界の乱れを是正してい
る。
ドリング３が埋設され、通常は大地電位になされており
、金属カプセル４の端部による電界の乱れを是正してい
る。
このシールドリング３を用いた、すなわち、部分放電検
出用として製作した絶縁スベーサーを用いた例を第２図
に示している。この例では、シールドリンク３と謀電部
導体１間に検出用の静電容量を得、絶縁スベーサー２内
に埋設されたシールドリング３の電位を同軸ケーブルを
用いた導体９によって他から電気的に絶縁した状態で金
属カプセル４外へ導出している。
出用として製作した絶縁スベーサーを用いた例を第２図
に示している。この例では、シールドリンク３と謀電部
導体１間に検出用の静電容量を得、絶縁スベーサー２内
に埋設されたシールドリング３の電位を同軸ケーブルを
用いた導体９によって他から電気的に絶縁した状態で金
属カプセル４外へ導出している。
導体９の外部端を常時は金属カプセル４に接続してお仇
よ、従来の絶縁スベーサーと同じく使用できる。第３図
は更に他の実施例を示し、金属カプセル４外で２つの静
電容量を形成しており、従来の機器でも組立てできる点
については先の例と同様である。
よ、従来の絶縁スベーサーと同じく使用できる。第３図
は更に他の実施例を示し、金属カプセル４外で２つの静
電容量を形成しており、従来の機器でも組立てできる点
については先の例と同様である。
絶縁スベーサー２の金属カプセル４外へ露出した外周面
に、他から電気的に絶縁した状態で第１の電極５が密着
し設けられている。
に、他から電気的に絶縁した状態で第１の電極５が密着
し設けられている。
絶縁スベーサー２を狭持するような金属カプセル４のフ
ランジ４ａの外周面には、全周あるいは所定間隔で絶縁
物７が設けられ、この絶縁物７を介して第２の電極６が
取り付けられている。両電極はそれぞれ絶縁されてリー
ド線５１，６１で導出されている。このような各実施例
によって、課電部導体１と第１の電極５間に静電容量Ｃ
２、フランジ４ａと第２の電極６間に静電容量Ｃ４が得
られる。Ｃ，は絶縁スベーサー２の沿面の静電容量、Ｃ
３は第１の電極５と金属カプセル４間の静電容量である
。上記各実施例では、それぞれに電極の配置が若干異な
るので、同一の回路構成とはならないが、大略第４図に
示す等価回路で説明できる。すなわち、スベーサー沿面
における母線導体とカプセル間の静電容量Ｃ，があって
、沿面の一部に放電Ｑが起ると、母線導体と第１の電極
間の静電容量Ｃ２および第１の電極とカプセル（援地）
間の静電容量Ｃ３との比、Ｃ２／Ｃ３に比例したパルス
応答が第１の電極端Ａに現われる。
ランジ４ａの外周面には、全周あるいは所定間隔で絶縁
物７が設けられ、この絶縁物７を介して第２の電極６が
取り付けられている。両電極はそれぞれ絶縁されてリー
ド線５１，６１で導出されている。このような各実施例
によって、課電部導体１と第１の電極５間に静電容量Ｃ
２、フランジ４ａと第２の電極６間に静電容量Ｃ４が得
られる。Ｃ，は絶縁スベーサー２の沿面の静電容量、Ｃ
３は第１の電極５と金属カプセル４間の静電容量である
。上記各実施例では、それぞれに電極の配置が若干異な
るので、同一の回路構成とはならないが、大略第４図に
示す等価回路で説明できる。すなわち、スベーサー沿面
における母線導体とカプセル間の静電容量Ｃ，があって
、沿面の一部に放電Ｑが起ると、母線導体と第１の電極
間の静電容量Ｃ２および第１の電極とカプセル（援地）
間の静電容量Ｃ３との比、Ｃ２／Ｃ３に比例したパルス
応答が第１の電極端Ａに現われる。
部分放電検出器８は、高域３波器８１、差動増幅器８２
およびパルス指示器８３で構成する。
およびパルス指示器８３で構成する。
第５図は、４０ＫＨｚ〜即位ｚ、増中度４紅Ｂに構成し
た部分放電検出器を用いた測定例を示すもので、絶縁ス
ベーサー２の沿面で起こる放電Ｑの最大放電々荷重に対
し実施例イ，口のような検出感度が得られている。第２
図に示した実施例は、Ｃ２を他の実施例に比して大きく
とれるので、測定感度が数倍向上する。
た部分放電検出器を用いた測定例を示すもので、絶縁ス
ベーサー２の沿面で起こる放電Ｑの最大放電々荷重に対
し実施例イ，口のような検出感度が得られている。第２
図に示した実施例は、Ｃ２を他の実施例に比して大きく
とれるので、測定感度が数倍向上する。
第３図に示した実施例は、第１の電極構成が同一となる
の第１図の実施例と同じ応答となる。ここで、放電検知
の上で測定可能な最高感度を決定ずける最も重要な要素
は、外部ノイズとの判別である。ノイズとの弁別は、例
えば放電パルスとの位相差を利用する方法や、パルスの
立上り時間で区別して弁別する回路などが応用できるが
、検出器としては高価となり、また必ずしも信頼性の高
い測定とは言えない。
の第１図の実施例と同じ応答となる。ここで、放電検知
の上で測定可能な最高感度を決定ずける最も重要な要素
は、外部ノイズとの判別である。ノイズとの弁別は、例
えば放電パルスとの位相差を利用する方法や、パルスの
立上り時間で区別して弁別する回路などが応用できるが
、検出器としては高価となり、また必ずしも信頼性の高
い測定とは言えない。
したがって、第４図のように２つの電極端Ａ，Ｂ‘こ同
じく外飛ノイズによる電位を現わして差動入力とし、パ
ルス検出、増幅回路へのノイズ信号をきわめて抑制して
やる方法が最も簡易にして確実である。
じく外飛ノイズによる電位を現わして差動入力とし、パ
ルス検出、増幅回路へのノイズ信号をきわめて抑制して
やる方法が最も簡易にして確実である。
一般に、高電圧充電部を包囲して接地構造となるカプセ
ル４には、スイッチングサージなどのパルス性電流を含
む種々雑多な迷相電流が流れ、これの電位が第１および
第２の電極端Ａ，Ｂに現れる。
ル４には、スイッチングサージなどのパルス性電流を含
む種々雑多な迷相電流が流れ、これの電位が第１および
第２の電極端Ａ，Ｂに現れる。
この電位を等しくすると、差動入力段での消去が容易で
あるから、第２の電極６と接地間の静電容量Ｃ４をほぼ
Ｃ３と等しくなるように絶縁物７の厚さと電極面積を選
定するとよい。また別なノイズ源として、放送波などの
空間電波のノイズも考慮しなければならない。
あるから、第２の電極６と接地間の静電容量Ｃ４をほぼ
Ｃ３と等しくなるように絶縁物７の厚さと電極面積を選
定するとよい。また別なノイズ源として、放送波などの
空間電波のノイズも考慮しなければならない。
これに対しては、電波の波長から考えてきわめて感度は
悪いものの、第１、第２の電極構造が一種のアンテナと
なるので、その長さや形状は同一となるように構成する
ことが望ましい。このような第１と第２の電極を用いる
効果は、第５図で明らかなように、単に第１の電極を入
力とする場合に比べて２戊旧以上のノイズ減衰が得られ
、１岬Ｃオーダの微小放電が可能となった。
悪いものの、第１、第２の電極構造が一種のアンテナと
なるので、その長さや形状は同一となるように構成する
ことが望ましい。このような第１と第２の電極を用いる
効果は、第５図で明らかなように、単に第１の電極を入
力とする場合に比べて２戊旧以上のノイズ減衰が得られ
、１岬Ｃオーダの微小放電が可能となった。
第３図に示した実施例における第２電極構成は、空間電
波に対して遮蔽効果を有するのが特徴となるが、第１電
極間（ＡＢ間）との静電容量を大きくとると、放電によ
る信号の一部がＣ４にも分流して感度を低下させるので
、空気絶縁など譲露率の小さい絶縁を介すと良い。実用
的にはＣ４／１０以下であれば問題はない。第６図は更
に異なる実施例を示し、静電容量Ｃ４を得る構成が異な
る。
波に対して遮蔽効果を有するのが特徴となるが、第１電
極間（ＡＢ間）との静電容量を大きくとると、放電によ
る信号の一部がＣ４にも分流して感度を低下させるので
、空気絶縁など譲露率の小さい絶縁を介すと良い。実用
的にはＣ４／１０以下であれば問題はない。第６図は更
に異なる実施例を示し、静電容量Ｃ４を得る構成が異な
る。
第１図の第２の電極６を除き、所定の静電容量をもつコ
ンデンサー素子１０を用いている。コンデンサー素子１
０の一端は、絶縁スベーサー２とフラソジ４ａ間を機械
的に連結するボルト１１によって、金属カプセル４へ接
続している。またコンデンサー素子１０の他端は、リー
ド線６１に接続されている。このようにして、金属カプ
セル４と部分放電検出器の一方の入力となる導体１０ａ
との間の静電容量Ｃ４は、金属カプセル４外で簡単に得
られる。
ンデンサー素子１０を用いている。コンデンサー素子１
０の一端は、絶縁スベーサー２とフラソジ４ａ間を機械
的に連結するボルト１１によって、金属カプセル４へ接
続している。またコンデンサー素子１０の他端は、リー
ド線６１に接続されている。このようにして、金属カプ
セル４と部分放電検出器の一方の入力となる導体１０ａ
との間の静電容量Ｃ４は、金属カプセル４外で簡単に得
られる。
しかも、ボルト１１を利用しているためコンデンサー素
子１０の取り付けも容易である。更に本発明は、第７図
に示すように、絶縁スべ−サー２内に第１の電極５と第
２の電極６をそれぞれ埋め込み、それぞれ電気的に絶縁
した状態で金属カプセル４外へ導出しても良い。同様に
第８図に示すように、絶縁スベーサー２の露出した外表
面にそれぞれ第１の電極５と第２の電極６を設けても良
く、同一検出方法を適用できる。
子１０の取り付けも容易である。更に本発明は、第７図
に示すように、絶縁スべ−サー２内に第１の電極５と第
２の電極６をそれぞれ埋め込み、それぞれ電気的に絶縁
した状態で金属カプセル４外へ導出しても良い。同様に
第８図に示すように、絶縁スベーサー２の露出した外表
面にそれぞれ第１の電極５と第２の電極６を設けても良
く、同一検出方法を適用できる。
上記した各実施例の実施において、部分放電検出器８は
常設であっても良いし、測定時に接続しても良いｏ以上
のように本発明によれば２つの電位を得る手段と部分放
電検出器により、外部ノイズを除去した高感度な密閉母
線の部分放電検出が行なえる。
常設であっても良いし、測定時に接続しても良いｏ以上
のように本発明によれば２つの電位を得る手段と部分放
電検出器により、外部ノイズを除去した高感度な密閉母
線の部分放電検出が行なえる。
第１図、第２図および第３図は、本発明による部分放電
検出装置のそれぞれ異なる実施例を示す縦断面図、第４
図は各実施例を等価的に示す回路図、第５図は本発明方
法による実験結果を示す応答特性図、第６図、第７図お
よび第８図は本発明 属カプセル、４ａ・・・フラン
ジ、５・・・第１の電極、の更に異なる実施例を示す縦
断面図である。 ６・・・第２の電極、８・・・部分放電検出器
、１０・・・コー・・・謀電部導体、２・・・絶縁スベ
ーサー、４・・・金 ンデンサー素子、１１・・・ボ
ルト。茶１図券２図 第３図 弟４幻 おＳ図 弟５幻 朱７図 弟８図
検出装置のそれぞれ異なる実施例を示す縦断面図、第４
図は各実施例を等価的に示す回路図、第５図は本発明方
法による実験結果を示す応答特性図、第６図、第７図お
よび第８図は本発明 属カプセル、４ａ・・・フラン
ジ、５・・・第１の電極、の更に異なる実施例を示す縦
断面図である。 ６・・・第２の電極、８・・・部分放電検出器
、１０・・・コー・・・謀電部導体、２・・・絶縁スベ
ーサー、４・・・金 ンデンサー素子、１１・・・ボ
ルト。茶１図券２図 第３図 弟４幻 おＳ図 弟５幻 朱７図 弟８図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 絶縁性ガスを充填した金属カプセル内に、絶縁支持
体によつて課電部導体を支持したものにおいて、上記課
電部導体との間に上記絶縁支持体の少なくとも一部を介
して検出した第１の電位と、上記金属カプセルとの間に
静電容量を介して検出した第２の電位とを、差動増幅器
をもつ検出器のそれぞれ入力とし、上記絶縁支持体の部
分放電を検出することを特徴とするガス絶縁電気機器の
部分放電検出方法。 ２ 絶縁性ガスを充填した金属カプセル内に、絶縁支持
体によつて課電部導体を支持したものにおいて、上記絶
縁支持体の少なくとも一部を介して上記課電部導体に対
向すると共に上記金属カプセル外に同電位部をもつ第１
の電極と、上記金属カプセル外でその一端を上記金属カ
プセルに接続したコンデンサー素子を設けたことを特徴
とするガス絶縁電気機器。 ３ 上記特許請求の範囲第２項記載のものにおいて、上
記課電部導体と上記第１の電極間の静電容量と、上記コ
ンデンサー素子の静電容量を、ほぼ等しくしたガス絶縁
電気機器。 ４ 上記特許請求の範囲第２項記載のものにおいて、上
記絶縁支持体は、上記金属カプセル外にその外表面を露
出したほぼ円板上の絶縁スペーサーであつて、上記第１
の電極は、上記絶縁スペーサーの外表面へ密着して設け
たガス絶縁電気機器。 ５ 絶縁性ガスを充填した金属カプセル内に、絶縁支持
体によつて課電部導体を支持したものにおいて、上記課
電部導体との間に上記絶縁支持体の少なくとも一部を介
して設けた第１の電極と、上記金属カプセル外で上記金
属カプセルとの間に静電容量を介して接続した導体と、
差動増幅器をもつ検出器とを備え、上記第１の電極およ
び導体を上記差動増幅器の入力となるよう上記検出器を
接続したことを特徴とするガス絶縁電気機器。 ６ 絶縁性ガスを充填した金属カプセルのフランジへボ
ルトによつて絶縁スペーサーを固定し、この絶縁スペー
サーによつて、上記フランジの開口を気密に封ずると共
に上記金属カプセル内に課電部導体を支持したものにお
いて、上記絶縁スペーサーの少なくとも一部を介して上
記課電部導体に対向した第１の電極と、上記ボルトによ
つて上記金属カプセルへ一端を接続したコンデンサー素
子とを有し、上記第１の電極は上記金属カプセル外に同
電位部を有することを特徴とするガス絶縁電気機器。 ７ 絶縁性ガスを充填した金属カプセル内に、絶縁支持
体によつて課電部導体を支持したものにおいて、上記絶
縁支持体の少なくとも一部を介して上記課電部導体に対
向した第１の電極と、上記金属カプセル外で上記金属カ
プセルに一端を接続したコンデンサー素子と、上記第１
の電極と上記コンデンサー素子の他端をそれぞれ入力す
る差動増幅器を有する検出器とを設けたことを特徴とす
るガス絶縁電気機器。 ８ 絶縁性ガスを充填した金属カプセル内に、絶縁支持
体によつて課電部導体を支持したものにおいて、上記絶
縁支持体の少なくとも一部を介して上記課電部導体に対
向した第１の電極と、上記金属カプセルの外表面に絶縁
物を介して第２の電極を設け、上記第１の電極は上記金
属カプセル外に同電位部を有することを特徴とするガス
絶縁電気機器。 ９ 上記特許請求の範囲第８項記載のものにおいて、上
記金属カプセルはフランジを有し、上記絶縁支持体は、
上記フランジへ気密に固定されたほぼ区板状の絶縁スペ
ーサーであつて、上記第２の電極は、上記フランジの外
周面に設けた絶縁物を介して取り付けたガス絶縁電気機
器。 １０ 上記特許請求の範囲第８項記載のものにおいて、
上記課電部導体と上記第１の電極との間の静電容量と、
上記金属カプセルと上記第２の電極間の静電容量を、ほ
ぼ等しくしたことを特徴とするガス絶縁電気機器。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53010493A JPS6016163B2 (ja) | 1978-02-03 | 1978-02-03 | ガス絶縁電気機器およびその部分放電検出方法 |
| US06/008,840 US4277746A (en) | 1978-02-03 | 1979-02-02 | Gas-insulated electric apparatus and method of detecting partial discharge therein |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53010493A JPS6016163B2 (ja) | 1978-02-03 | 1978-02-03 | ガス絶縁電気機器およびその部分放電検出方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54104584A JPS54104584A (en) | 1979-08-16 |
| JPS6016163B2 true JPS6016163B2 (ja) | 1985-04-24 |
Family
ID=11751700
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53010493A Expired JPS6016163B2 (ja) | 1978-02-03 | 1978-02-03 | ガス絶縁電気機器およびその部分放電検出方法 |
Country Status (2)
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-
1979
- 1979-02-02 US US06/008,840 patent/US4277746A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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