JPS60161320A - シリカゲルの製造方法 - Google Patents

シリカゲルの製造方法

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JPS60161320A
JPS60161320A JP1740584A JP1740584A JPS60161320A JP S60161320 A JPS60161320 A JP S60161320A JP 1740584 A JP1740584 A JP 1740584A JP 1740584 A JP1740584 A JP 1740584A JP S60161320 A JPS60161320 A JP S60161320A
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silica gel
silicate
particles
acid
mixture
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JP1740584A
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English (en)
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Akimitsu Hishinuma
晶光 菱沼
Masato Ishibashi
正人 石橋
Mitsugi Yoshiyagawa
吉谷川 貢
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本発明はシリカゲルの製造方法に関し、特に5102含
有量の低い珪酸塩含有粒子からシリカゲルを製造するシ
リカゲルの製造方法に関する。
b 従来技術 従来シリカゲルの製造方法には(1)透析法(2)けい
酸エステルの加水分解法(3)イメン交換法(4)けい
酸ナトリウムの酸による分解法などが知られている。
現在f業的規模のシリカゲルの製造方法として最も原料
費が安く、また最も一般に行なわれている方法は(4)
のけい酸ナトリウムの酸による分解法である。この方法
はたとえば次の反応式 %式%)(1 (OR)2 の様Kltい酸ソーダ水°溶液と硫酸を混
合してけい酸を遊離させ、その後溶存塩類を水洗しもて
除去し、その後乾燥するという方法である。
しかしながら上記方法によると、その製造に比較的高価
なけい酸ナトIJウム原料(水溶性珪酸塩)を必要とす
るというその本質的な問題があった。
C発明の1]的 本発明は上記問題を解決し、豊富で安価で容易に手に入
る珪酸塩含有物率の低い水不溶性の珪酸塩原料を用いて
シリカゲルを作成する方法を提供すること、さらに言え
ば高純度カラスの原料として使用出来る様な高純度シリ
カゲルを製造する方法を提供することをその目的とする
d d 発明の構成および作用 本発明は粒径が300 tzm以下の珪酸塩含有粒子で
水不溶性の粒子と0.5規定以上の溶解用酸との混合物
を乙0°C以上に保って、前記粒子と前記酸とを反応1
1させ、その後反応混合物からシリカ・ゲルを分離し、
洗浄することを特徴とするシリカゲルの製造方法である
本発明に使用出来る珪酸塩含有の粒子で水不溶−性の粒
子としてCマー、ゼオライト、カオリナイト。
ネ7エリン、オリビンからなる群より選ばれた少なくと
も7種の鉱物を含んだ天然珪酸塩鉱物粒子をはじめとす
る酸KoJ溶な天然珪酸塩鉱物、および 斜ブチo 7に沸石(CIlnOpjllOllte)
 (Ca+Na2゜K2)CAdgSi701s:]・
乙H20モンデナイト(Mordenite )(Ca
 、 K2 、Na2 )(A7!2Si5012)l
 2°7H20をはしめとする酸に可溶な人工ゼメライ
ト、およびsio、含有量が55モル%以下の珪酸塩ガ
ラス粒子なとが使用出来る。珪酸塩ガラス粒子としては
、モル%て表わして Li2o O〜2O Na20 ’ 0−.2(7 に20 0〜−〇 MgO’0r−30 CaOO〜30 Ba00〜30 Sr、QO−、−30 A72030〜30 Sコ、Q21I0−!;!; の範囲の組成を有するガラスが、その溶融性・成形性な
どの面で好ましい。
珪酸塩含有粒子(水不溶性)を300μm以下の粒トと
する理由は、SOOμmより大きな粒子では溶解用酸t
c可溶な珪酸塩含有物(鉱物又はガラス等)の溶解処理
に時間を要したり、生成したシリカゲルの収率が悪くな
るなどの欠点となるためである。又珪酸塩含有粒子が夕
0 /1mより小さい微粉では粉砕に手間を要し、又生
成したシリカゲルと酸不溶物との分離か必要な場合は分
離作業が難かしいなとの欠点となるためS 01L m
以上の粒子であることが好ましい。ここで珪酸塩含有粒
子が珪酸塩ガラス粒子である場合には粒子は均一相であ
り、酸K iiJ溶なガラス組成であれば酸に不溶な物
質の生成が起こるおそれがないために分離の操作が必要
なく、50μmより小さな粒子であってもかまわない。
SOOμm以1の粒径を持った粒子であり、その粒径分
布の範囲がSOμm以内と粒径がそろっている事が、反
応時間の調整が行ないやすいなど作業効率上望ましい。
又使用する溶解用酸としては、塩酸、硫酸、硝酸、リン
酸、酢酸およびこれらの酸の混合物などあらゆる種類の
酸のO0S規定以上の酸が使用出来る。内でも天然珪酸
塩鉱物および人工珪酸塩鉱物に対しては1〜12規定の
塩酸、3〜12規定の硫酸。
3〜/乙規定の硝酸が好ましい。特に/〜12規定の塩
酸が望ましい。又珪酸塩ガラスに対しては、/〜/2規
定の塩酸、/、S〜3乙規定の硫酸、0.5〜l乙規定
の硝酸、0゜S規定以上のリン酸が好ましい。
0.5規定未満の酸では、珪酸塩含有粒子(水不溶性)
の溶解速度が遅いためシリカゲルの生成が起こらない。
溶解用酸および珪酸塩含有粒子の混合物は乙0°C以」
−に保たれ反応させられるが、乙0°Cよりひくい温度
では反応速度が遅いため良好なシリカゲルの生成が起こ
らない。保たれる湿度が高いことが反応速度が早められ
為ため好ましく、70°C以」二であることが好ましい
。100°Cよりも高い温度では揮発か激しいため好士
しくない。
本発明のシリカゲルの製造方法では、反応に使m iる
L13酸塩含有粒子の重量は反応混合物重量のjOi’
i’j@%以下であることか好まれる。特に珪酸塩aイ
ノゴrl f−がJ、−1−酸塩カラスわシ子である時
は反応混合物重量の20市滑%以下であることが好まれ
る。
これらより多いH;酸塩含翁拉子を反応′rj、VC加
えると、反1ル、混合物をかくはんしていても生成した
シリカゲルか反1+i>液全体として固まって大きな+
−キ状となる事があり好ましくない。このケーキ状シリ
カゲルはその後の酸洗浄および水洗浄なとによるシリカ
ゲル中の不純物の除去が朔かしく、高純1−9のシリカ
ゲルを得ることが出来ない。30重最%特に20重量%
以下であれは、反応混合物をかくはん状態にしておくこ
とにより、生成したシリカゲルは上記ケーキ状の・シリ
カゲルとなることなく、反応液中に浮遊する浮遊状シリ
カゲルとなる。この浮遊状シリカゲルはその後の洗浄操
作により簡栄に高純度なシリカゲルとすることか出来る
。珪酸塩含有粒子の添加量が少ない方がかくはん操作を
行なわなくともケーキ状シリカゲルと成りにくいため好
ましいか添加量が反応混合物重量の005重量%以下に
なると得られるシリカゲルの摺に対して溶液の取り扱い
量が増すので好ましくない。
反応液をかくはんすることは、珪酸塩含有の粒子で水不
溶性の粒子がズ然鉱物又は人工鉱物の粒子である場合は
、反応物の接触を良くシ、反応速度を高める働きの他、
ケーキ状シリカゲル生成の防止」5よび浮遊状シリカゲ
ルの細粒化等に効果があり好ましい。しかしながら珪酸
塩含有の粒子で水不溶性の粒子が珪酸塩ガラスである場
合は、反応物をかくはんする必要はなく、反応溶液を静
止しておいても浮遊状シリカゲルが生成する。
こうして生成した浮遊状シリカゲルを、その他の酸不溶
解物より比重選別又は分級等で分取する。
この操作にて天然珪酸塩鉱物などの5i02含有散の低
い原料からでもシリカゲルを得ることが出来る0 又こうして得られたシリカゲルは浮遊状である ″ため
に、洗浄用酸−C洗浄することにより非常に効率良く、
早い仕度でさらに高純度なシリカゲルにすることが出来
る。
ここで浮遊状シリカゲルを酸にて洗浄するのは、シリカ
ケル生成の反応液から分取した浮遊状シリカゲル昼中に
含まねているアルミニウム、アルカリ金属、アルカリ−
I−類金属なとの不純物イ詞ンをCP、遊状シリカゲル
から取り除くためてあり、溶解用酸と同様の乙O″C以
上の酸を使用するのか好ましい。を晶酸を用いるのは、
シリカゲル中にシリカゲル生成の反1+iLζ未完の酸
可溶珪酸塩含イj物かあっても、さらにそのシリカゲル
生成の反1+i>を進め、反応を完結させることにより
シリカゲル中の5j−02以外の不純物濃度を低下さセ
る働き、およびシリカゲル中に含まれ一〇いるアルカリ
金り′4.アルカリ土類金属、アルミニウムイメン等の
不綽物′イオンを容易に取りQぞく働きを利用するため
である。洗浄用酸は溶解用酸と同様、あらゆる種類の酸
が使用出来るが、反1jト未完のシリカゲル生成反j、
し促進させる春味で溶解用酸と同様の条件を満足する酸
が好ましい。又洗浄の作業も乙O″C以上の温度に保だ
ねることが好まれる。又洗浄用酸としてはアルカリ土類
金属および鉄イメンなどの不純物濃度が低いものが好ま
れる。
こうして酸洗浄された浮遊状シリカゲルは、不純物濃度
の少ない水、アルコール等の洗浄液でシリカゲル中の酸
を洗い流さ才1て、酸を含まないシリカゲルとされる。
以下に本発明を実施例に基き説明する。
e 実 施 例 まず珪酸塩含有粒子として天然1.i:酸塩鉱物を使用
した場合について述べる。 。
実施例/ 静岡県賀茂郡産のゼメライト鉱dを粉砕し、10311
m−2!;OMHの粒度の粒子をふるいにより取り出し
た。このゼオライト鉱石粒子20gを100°Cの゛温
浴につけた濃塩酸、2oomB入りのビーカー中へ少し
ずつ加えた。ガラス棒で同反応液をかくはんしていると
20分後にゼオライト鉱石粒子の大部分がとけ、浮遊状
シリカゲルの発生が認められは体しめた。そこで反応溶
液に対する珪酸塩鉱物粒子・の濃度をさげてケーキ状シ
リカゲルの生成を防ぐ[1的で同反応液に濃塩酸!rO
mlをさらに加え、100°C1!IA浴中てかくはん
を続けた。最始の反応開始より7時間後には反応液中に
多量の浮遊状シリカゲルが生成し、反応液全体に浮遊し
、かくはんにより回転していた。又同反応液底部には白
色の川魚したビーカーに静かに反応液を移した。その際
、元のビーカーの底部に残った白色の酸不溶解物(長石
、雲母9石英、粘土鉱物等)は元のビーカー底部に残る
様にし、酸不溶解物を分離した。
その後この新しいビーカー中の反Ilト液をlbOoC
の温浴中で2時間かくはんし続け、浮遊状シリカゲルの
生成を完全に行った。その後このビーカーを温浴中から
とり出し10分間静置させ、浮遊状シリカゲルを沈めた
後この反応液の上ずみ液(浮遊状シリカゲルを含まない
)200mlを上方より吸引させ−(取りのぞき残った
浮遊状シリカゲル入り反応液に新しい濃塩酸700m1
を加えてがくはんを続けた状態でiooo(Jfi浴で
2時間洗浄処理した。この操作により浮遊状シリカゲル
中に含まれているCaイオン、Mgイ乞ン等、 5i0
2以外の不純物となるイメンが希薄化される。その後こ
の上ずみ液の除去、新しい濃塩酸添加、温浴中のかくは
んをt度くり返し、生成したシリカゲルの洗浄をくりか
えし行った。同反応液を塞流にまで冷却させた後、エチ
レンオキサイド系界面活性剤2gを加えメツシュアqμ
mのふるいを通過させ、加えたゼオライト鉱石中の酸不
溶解物で前記ビーカーの移し変え操作で完全に分離され
ていない固形物を取りのぞき、浮遊状シリカゲルの入っ
た反応液を得た。
ここで界面活性剤を反応液に添加させたのは、浮遊状シ
リカゲルの擬集を防ぎ浮遊状シリカゲルのふるいの通過
を容易にするためであり、塩酸により分解されない界面
活性剤であれば、どの段階で反応液に加えてもかまわな
い。その後この浮遊状シリカゲルの入った反応液を吸引
ろ過させ浮遊状シリカゲルをろ紙上に捕収した。このろ
紙上のシリカゲルにイオン交換水を成度加え、浮遊状シ
リカゲル中の洗浄用酸を洗い流した。こうして得ら第1
たノリ力ゲルを、ろ紙と共11C120°Cの乾燥機内
で一昼夜乾燥さゼた。こうして得られたシリカゲルは約
グ、りgであった。
本実施例によって得られたシリカゲルのX線回折分析の
結果を第1図に、KBr錠剤法による赤外吸収スペクト
ル測定の結果を第2図に示す。第2図には処理前のゼオ
ライトサンプルの赤外吸収スペク1ルもあわせて記入し
である。これらの結果から本実施例の操作により、非晶
質のシリカゲルか生成している事がわかる。又同シリカ
ゲルを100″Cて30分加熱し水分を除゛いた物の、
螢光X線分析による化学組成の分析結果を第1表に示す
第1表において5i02含有量は不純物濃度より推定し
た推定値として表わした値であり、10.0°CV?′
て除くことの出来ない水分重量をも含んだ値である。
ここで比較のため菱従来市販されているA、B。
RD、T、T)、球状ゲルの化学分析結果を第2表に示
す。
第1表および第2表を比較してわかる通り、本実施例に
より製造したシリカゲルは、5i02含有量の低い、又
原料コストの低い天然ゼオライト鉱石を使用しているに
もかかわらず、従来法で作成したシリカゲルとほぼ同様
の化学組成となっている事がわかる。
実施例! ハワイのオアフ島のオリピン砂を粉砕し、/、25〜/
’13μの粒度の粒子20gを得た。このt IJビン
砂粒子を9J”Cut!浴中の乙N−HNO3100m
1 +/)入ったビーカー中へ6Wffづつ反応液をか
くはんさせながら加えた。2時間開反応液を温浴中のか
くはん状態に保ち、その後温浴より取り出し1分間静置
さi1実施例/と同様に別に用意したビーカー中へ静か
に反応液を移5し変えた。この時白色の不溶解物、は元
のビーカーに残る様にした。その後吸引して加えるe量
を、!;0m1lと、した以外は実施例1と同様の操作
を濃塩酸を乙N ((NO3に置き換えて行った。
得られた720°C乾燥シリカゲルは約3.ggであっ
た。
原料のハワイのオアフ島オリビン砂および得られたシリ
カゲルのX線回折結果を第3図に示す。
また同原料および得られたシリカゲルの600°C乾燥
物の螢光X線分析による化学組成の分析結果を第3表に
示す。
本実施例においても5102含有料38”N’t%のオ
リピン砂から従来と同程度の純度のシリカゲルが製造さ
れていることがわかる。
実施例3 カナダ産ネ7エリンについて、溶解用および洗浄用酸を
7N−)10jl!ざOml とし、吸引して加える温
酸量を110m7!とした以外は実施例2と同様の操作
を行った。IQ料粉粒子20gら得られたシリカゲルは
約t。7gであった。又得られたシリカゲルの600°
C乾燥後の8102含有率は99wt%と高かった。
第 l 表 第 λ 表 比較例1 ジョーシア産カオリンを粉砕した後、分級を行なわずに
、20g採集しIIN H2SO4を用いて実施例−と
同様にゲル化1分離、酸洗浄1分離2ロ過、水洗浄、 
/、20°C乾燥を行った。原料粒子sogから得られ
たシリカゲルは約9゜ggであった。
原料カオリンと得られたシリカゲルのX線回折結果を第
1図に示す。又得られたシリカゲルを乙00°C乾燥さ
せた物の化学分析結果を第3表に示す。
第3表および第を図かられかる様に本比較例による方法
では前記実施例よりも純度の悪いシリカゲルしか得られ
ておらず、原料の分級が得られるシリカゲルの純度を決
定する重要な要因であることが理解され、本比較例では
シリカゲル中にカオリン鉱石に含まれる石英、長石、雲
母等が残存し、その純度をおとしていると考えられる。
上記実施例および比較例からあきらかな様に、本発明の
シリカゲルの製造方法によれば5i02含有率が低く安
価な天然珪酸塩鉱物(水不溶性)を用いてシリカゲルが
製造出来ている。
珪酸塩含有粒子(水不溶性)として天然珪酸塩鉱物を使
用する場合、天然珪酸塩鉱物中には天然鉱物生成の際の
共析現象により酸に不溶の鉱物がその鉱物中に含まれて
いる事が常であるために、ゲル生成後の酸不溶解物の除
去が従来法によるシリカゲル程度のシリカゲルを得るた
めに非常に重要な操作となる。
次に珪酸塩含有粒子として人工の珪酸塩鉱物(合成ゼオ
ライト)を使用した場合について述べる。
実施例q 市販の合成ゼオライトを3種類用意してA、、B、Cと
試料名をつけた。(A 徳山曹達社製A−4’、B徳山
曹達社製A−3,徳山留達社製F−9)これらのゼメラ
イトを全て200 it’m以下とし、これらゼオライ
[・粒子各20gを乙N−HCl各200m1中に入れ
各々qO°Cとなる様に加熱した。数分で溶液中に透明
な粘性を有するシリカゲルが析出して来た。ここでこの
析出してくるシリカゲルが大きな塊状のものとなるのを
防Iにするため反応液をかくはんする。90°CKでか
くはんを続けなから/時間各ゼ刈うイトの反応を行なっ
た。反応液全体には浮遊状のシリカゲルおよび白色の粉
末がかくはんにより回転していた。その後約5分間者反
応液を静置させ、反応液中に残っている微量の白色粉末
を反応容器中に沈殿させる。その後裔反応液を別に用意
した反応容器に各々移しかえ、合成ゼオライト中Kl歪
純物として含まれる珪酸塩鉱物(長石池)およびゼオラ
イトの特に溶解性の悪いものと思われる白色粉末を各反
応液より分離する。その後裔反応液をかくはんを続けた
状態で90°CK/時間保持する。その後同反応液を吸
引ろ過し反応液中に浮遊する浮遊状シリカゲルをろ紙上
に補数する。
こうして得られたシリカゲルを再び別に用意した乙N−
HCl3.200m1K加えかくはんを行ないながら9
0°Cに2時間保持する。この吸引[」過および酸洗浄
行 を9回くり返してもない言1g時間の酸洗浄を行なった
。得られた反応液を吸引ろ過して、浮遊状シリカゲルを
ろ紙上に補数し、蒸留水で浮遊状シリカゲル中に含まれ
る洗浄用酸をろ紙上で洗い流した。その後このろ紙」二
の浮遊状シリカゲルをろ紙ごとl、!0°Cで/晩乾燥
さゼ原料A、B、Cに対して各々a、約A、l1g、b
、約乙、乙g 、 c、約7. /gのシリカゲルを得
た。
使用したA、B、Cの各ゼオライトおよび得られたa、
b、c各ンリカゲルのX線回折図形を第S図および第ご
図に示す。又各出発ゼオライトおよび得られたシリカゲ
ルを乙OO°CKで乾燥させたものの螢光X線およびプ
ラズマ発光分析による化学組成の分析値を第4表に示す
。第q表においY1シリカケルの8102の含有量は各
不純物成分のa有量より算出したfi(+定値であり、
300°Cにてシリカゲルに含まれている水分をも含ん
だ値である。第q表および第乙表から明らかな様に、本
実施例によって99.9%以上の高純度のシリカゲルが
得られている。また、本実施例によってイ↓1ら11た
シリカゲルは、第2表に示された従来法により製造され
たシリカゲルよりも高純度なものである。
本実施例では、シリカゲルを得るための8102諒とし
て人造の合成ゼ刈ライトを使用しているために操作の妨
げとなる不純物濃度がひくく、簡IJiにシリカゲルの
r1′L、−相を形成出来、その後の洗浄の効果により
非常に高純度なシリカゲルを生成出来る。ここで合成ゼ
オライトは元来塗安定な構造であり、トンネル状の空間
が多く酸に弱い。又酸によってまずl−0−3iの結合
が切断されAl2O3が溶解し5102含治の構造体が
溶液に対して非常に接触面積の広いバラバラの構造とな
りやすい。このため通常5i−0−8j−がランダムに
存在する珪酸塩ガラス等かp出発する場合よりも5i0
2の構造がバラバラとなり、tバ1単にシリカゲル中の
5i02以外の不純物(アルカリ金属イAン、アルカリ
土類金属イメン等)が溶液中に放出される。そのため5
i02源として合成ゼオライトを使用する事は、高純度
なシリカゲルを得るために有利である。
本実施例においても5i02含有率の低い人工珪酸塩鉱
物(合成ゼオライト)を用いてシリカゲルを製迭出来て
いる。
又珪酸塩含有粒子として人工珪酸塩鉱物を使用した場合
には、人工珪酸塩鉱物中には回折による酸不溶性の鉱物
等か少ないため簡単に酸不溶性鉱物が佇遊状シリカゲル
と分離出来ている。又その後の酸洗浄等によりm」単に
高純1度化出来ている。
次に珪酸塩含有粒子として5i02含有量が55モル%
以下の珪酸塩ガラス粒子を用いた場合について述べる。
実施例S 珪砂およびNa2 G O3r K2 C03r M 
gCO3+ Ca’CO3ノ各種炭酸塩を、ガラスとし
ての最終組成がNa2O+、−2twt%、に20乙、
2twt%、 MgO/2.3wt% 。
CaO2,5−wt%、 5i02 JOWj%となる
様に秤量・混合し、/1lOO″Cの炉内て2時間溶融
し、塊状のガラスを得た。このガラス塊を粉砕し、粒径
gざμm以下の試料、2gを得た。この珪酸塩ガラス粒
子を約70°Cに保持された6N−Hcl 100m1
K徐h K添加しシリカゲルの生成を行なわせた。同反
応混合物を10時間保つと反応液底部に白色のゲルおよ
び反応液中に無色透明のやわらかいゼリー状のゲルが生
成した。得られた反応混合物を吸引ろ過し、両力のシリ
カゲルを反応溶液から分取した。この分取されたシリカ
ゲルを再び約70″Cに保持された6N−HCltOo
m(lに添加し、2時間保持した。その後吸引ろ過によ
りシリカゲルを再び分取し、これをもう1度約70″C
の1.N−HCl 100m1(1(加え2時間保持し
た。その後再び吸引ろ過した後蒸留水を加えなからろi
oを行ない洗浄用酸を完全に洗い流す。得られたゲルを
清浄な乾燥器中で/、!0°Cにおいて充分に乾燥し、
シリカゲル粉末を得た。得られたシリカゲルは約o、q
sgてあり、このシリカゲルはX線回折測定により無定
形シリカゲルであることか確認された。又このシリカゲ
ルは実施例/と同様の分析により5i02が99゜9w
t%以上の高い純度を持ったシリカゲルである事かわか
った。
実施例乙 珪砂および1’Ja2 G O3+’K 2G 031
 MgGO3+ CaCo 3 。
A、/203の各種原料を、カラスとしての最終組成が
Na205wt%、 Na05wt% ) MgO10
wt% 、 Ca○20wt%t A、620320w
t%+ 5102 ’@(,1wt% となる様に秤量
・混合し、71100°Cの炉内で2時間溶融し、塊状
のガラスを得た。その後実施例乙と同様の操作を行ない
シリカゲル約0.73gを得た。シリカゲルの分析結果
によるとA#203の濃度は0.05wt%以下であり
、5102は99.9wt%以上であった。
本実施例により珪酸塩ガラス粒子がi 2o 3を多バ
1、に含んだガラス粒子であっても、本発明のシリカゲ
ルの製造方法によりほぼ完全KAlzO3が除去されて
いることがわかる。
実施例7 実施例乙と同様にガラスの組成がNa2O3,/、23
wt%、 Na03./、2!rWt、% 、 MgO
乙、、8wt% QaQ/2.jWj% i A(72
03,2jWj% 、 5102 !;Owt% (7
) ガラス塊を作成しその後実施例j、乙と同様に粒径
gざ71171以下の試料2gを得た。この試料をポリ
エチレングリコール系界面活性剤を少量添加した70°
C乙NyHC6loomOに徐々に添加した。その後実
施例Sと同様の酸洗浄、蒸留水洗浄、および乾フ1■操
作を行ないシリカゲル約0.93gを得た。
本実施例により得たシリカゲルの分析値もAl2O3(
11,(75wt%、 5i029q、9wt%であり
、純度の高いシリカゲルであることが確認された。
−」1記実施例よりあきらかな様に珪酸塩含有粒子とし
て、5102含有量が5Sモル%以下の珪酸塩カラス粒
子を用いることによりSin、21度が99.9w t
、%以上の高純度なシリカゲルが得られている。
″又上記実施例では珪酸塩ガラス粒子の珪酸供給源とし
て珪砂を使用しているが、珪酸供給源は上記珪砂に限定
されるものではなく、最終的に珪酸塩カラスを製作した
時に不都合(不溶解、脈理発生等)のない限りにおいて
珪酸塩含有原料(天然鉱物2人工鉱物、ガラス屑等)で
あれば珪酸供給源として使用出来る。
又珪酸塩カラス粒子を珪酸塩含有粒子として使用する事
は、m記天然および人工鉱物を使用した場合とくらべて
使用することのt+j来る粒子の粒径の小ささに対する
制限がなくなる点で利点がある。
これは、珪酸塩ガラス粒子が不溶解および脈理等の不均
一相のないガラス−であれば、珪酸塩カラス粒子から不
純物となる不溶解物が生成するおそれのないために、酸
不溶解物を除去する必要がない事に起因する。
珪酸塩含有粒子(水不溶性)として珪酸塩ガラス粒子を
使用する場合■ガラスが均一である事■sooμm以下
(望ましくは200μm以下)の粒子flK粒度調整が
されている事が得られるシリカゲルの純度に犬きく関係
する要因である。
f 発明の効果 本発明によれば、実施例から明らかな様に珪酸塩含有率
の低い珪酸塩含有粒子(水不溶性)がら、通常得られて
いるシリカゲルと同等又はそれ以」=のS j−02純
度を持ったシリカゲルを製造している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例によって得られたシリ粂女カゲ
ルのX線回折図。第2図は本発明の実施例によって得ら
れたシリカゲルの赤外段1■の測定結果C5第3図は本
発明の実施例に用いた天然珪酸塩原料鉱石および実施例
によって得られたシリカゲルのX線回折図。第1図は比
較例に用いた天然珪酸塩原料鉱石および比較例によって
得られたシリカゲルのX線回折図。第5図は本発明の実
施例に用いた合成上AライトのX線回折図。第3図は本
発明の実blli例によ、って宵らl]たシリカゲルの
X線回折図−Cある。 回折へ 2σ(度) 第1図 回折角2σ(劃 藪炙 (pm) 表 1 (cm ) 回−を色 2Cj (、t) 第4 匡 回折^20” (&) 第5 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)粒径が300ttm以下の珪酸塩含有粒子で水不
    溶性の粒子とO,S規定以上の溶解用酸との混合物を乙
    O″C以上に保って、前記粒子と前記酸とを反応させ、
    その後反応混合物からシリカゲルを分離し、洗浄するこ
    とを特徴とするシリカゲルの製造方法。 (2) 前記反応に使用する珪酸塩含有粒子の重量が、
    tj−!、合物重量の30重N%以下である特許請求の
    範囲第1項記載のシリカゲルの製造方法。 (3つ)前記珪酸塩含有粒子が、ゼ副ライト、カオリナ
    イト、ネフェリン、オリビンからなる群より選ばれた少
    なくとも1種の鉱物を含んだ天然珪酸塩鉱物粒子である
    特許請求の範囲第1項又は第2項記載のシリカゲルの製
    造方法。 (4)前記珪酸塩含有粒子が合成ゼオライト粒子である
    時語請求の範囲第1項または第2項記載のシリカゲルの
    製造方法。 (5)前記珪酸塩含有粒子が8102含有量が3Sモル
    %以下の珪酸塩カラス粒子である特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載のシリカゲルの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006508010A (ja) * 2002-11-27 2006-03-09 イドンタエクニストフヌン・アイランズ カンラン石からシリカを製造する方法
KR100813314B1 (ko) 2006-12-01 2008-03-13 한국지질자원연구원 규질이암으로부터 실리카 솔 수용액 제조방법
KR100825514B1 (ko) * 2006-10-09 2008-04-25 한국지질자원연구원 규질이암으로부터 실리카 나노분말 제조 방법

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