JPS601584B2 - 計測装置 - Google Patents

計測装置

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JPS601584B2
JPS601584B2 JP55067201A JP6720180A JPS601584B2 JP S601584 B2 JPS601584 B2 JP S601584B2 JP 55067201 A JP55067201 A JP 55067201A JP 6720180 A JP6720180 A JP 6720180A JP S601584 B2 JPS601584 B2 JP S601584B2
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レオナ−ド・チヤ−ルズ・バ−セロツテイ
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、交流電力量を測定するための電気装置に関
するものであり、特に、ィンディケータダィアグラム(
indicatordia稗am)の原理を実行する電
気装置に関するものである。
電気機械的に回転する円板型の積算電力計は、電気計測
の分野においてほとんど独占的に使用されてきている。
しかし、価格にみあう範囲で負荷制御及び時刻計測のよ
うな付加的な機能をも果たす他の装置が探求されている
。この結果、交流電力量を測定するために種々な方法を
実行しうる多くの装置が開発されている。測定すべき電
力量の値を決定するためのこの種の1つの方法は、電流
成分と電圧成分との積を計算するための通常のアナログ
乗算回路に基づく方式である。
そのような方式は、米国特許第3864631号明細書
に開示されている。
第2の方法としては米国特許第3764908号明細書
に記載されたものがあり、これは対数計算特性を有する
半導体装置に向けられたものである。電圧に関連した信
号および電流に関連した信号が、入力信号の積に等しい
出力信号を発生する装置へ入力される。時分割乗算とし
て知られた別の方法が、米国特許第3794917号明
細書に例示されている。
簡単にいえば、配電系統における電圧に比例した信号が
サンプリングされ、その電圧信号の振中に比例したパル
ス持続時間を有するパルス幅変調出力信号が導出される
。この信号は、電圧信号の振中に比例した割合で電流入
力信号をサンプリングするゲート回路を制御する。その
結果生じる出力信号は、電圧と電流との積であって、瞬
時電流の大きさに比例した振中および電圧の大きさに比
例したパルス中を有する一連のパルスからなっている。
こうして電圧信号と電流信号との積が得られた後、その
結果生じる出力信号は負荷によって消費された平均電力
に比例している。それから、その出力信号は、各パルス
が消費された総エネルギーに比例するパルス列を与える
電圧/周波数変換器へ印加される。そのパルス列は、機
械的カゥンタ、磁気記録装置又は電気的計数回路を駆動
するのに使用され、負荷によって消費された総電力を示
す。アナログ電子式乗算方法は、ある場合には所望の精
度を得ることが難しいことがわかっている。
正確でドリフトのないアナログ乗算器および平方根計算
回路は、いよいよ高価なものとなり得にくいものである
。また、アナログ電子式電力測定装置に必要とされるア
ナログ積分回路は、長い期間にわたって望ましくないド
リフトおよび変動を生じる。時分割乗算回路においては
、周波数に依存したサンプリングが行なわれそれに関連
したデジタル積分もまた同様に積分コンデンサの変動に
依存することが知られている。更に別の方法であるデジ
タル処理方法が米国特許第4077061号明細書に例
示されている。
この方法においては、電圧信号および電流信号は、無作
為間隔でサンプリングされてデジタル値へ変換される。
それから、デジタル信号はデジタル計算機によって処理
され、このデジタル計算機は電力量の瞬時値を計算しか
つその計算された電力量の瞬時値を所定期間にわたって
累積して種々な電力量の測定値を与える。理想的なデジ
タル測定装置は、非常に高速で高解像度のアナログノデ
ジタル(A/D)変換器を利用する。
しかし、これらの2つの特性は、設計上の観点から互い
に競合するものである。何故ならば、解像度をより高く
しようとするためにはより長い時間が必要であるからで
ある。解像度をより高くすると2進講はより長くなり、
それに関連した回路としてより複雑で高価なものが必要
になる。更に、高速で作動しうる複雑なデジタル処理回
路は、より大きくてより高価な電源を必要とする。サン
プリング速度を遅くすれば、デジタル処理の速度もより
低くてすみ、デジタル処理回路が簡単化される。解像度
を減少させれば、より短い2進語を取り扱ってアナログ
鱈号振中のデジタル化2進表示を与えることができる。
しかしながら、このようにサンプリング速度を減じかつ
デジタル化解像度をより低くすると、それだけ、サンブ
ル振中のデジタル表示の精度が低下しかつアナログ入力
信号の各完全なサイクルの真のデジタル表示が減少して
しまう。測定すべき電力量の値を決定する更に別の方法
として、インデイケータダィアグラムの面積を測定する
方式がある。
ィンディケータダィアグラムによって囲まれた面積は、
負荷へ供給されるサイクル当りの瞬時電力に比例してい
る。椿磯昭54一79238号明細書(特関昭55−6
29び号公報)に記載された方式は、このインデイケー
タダイアグラム方法の一例である。ィンディケ−夕ダイ
アグラムによって囲まれた面積は、電圧成分に関連した
信号の時間積分の大きさに単位変化の生ずる毎に電流成
分に関連した信号をサンプリングすることによって測定
される。電流成分に関連した信号のこうして得られた相
緩くサンプル値は累積されて、インデイケータダイアグ
ラムによって囲まれた面積を示す。更に累積することに
より、消費エネルギーを示す。この発明は、この最後の
方法を実行するための装置である。
より詳しく述べるならば、この発明は、インデイケータ
ダイアグラムによって囲まれた面積を計算するための装
置である。この発明によれば、ィンデイケータダィアグ
ラムによって囲まれた面積を計算することにより負荷へ
供給された電力量の値を測定する装置が提供される。
電圧成分を表わす第1の入力信号は、積分信号を発生す
る積分器へ印加される。その積分信号は、一定の所定基
準電位と比較される。積分信号の瞬時値が基準電位の一
方の大きさに等しいとき、2つの事象が開始される。第
1に電流成分を表わす第2の入力信号のサンプリング値
がとり出される。第2に、積分器は、所定の可変持続時
間を有する定電流パルスによってリセットされる。第2
の入力信号のサンプリング値は、デジタル化されかつ累
積されて、電流成分と電圧成分の時間積分との積との積
の時間積分を表わす合計値を発生する。最後に、交流電
力量を表わす出力信号がその合計値に応答して発生され
る。積分信号の単位変化の関数である所定時間に第2の
入力信号をサンプリングしかつ、各サンプリング時点で
の第2の入力信号の瞬時値の相続〈デジタル値を累積す
ることにより、積分信号と第2の入力信号との積の時間
積分が、従来の計測装置に普通に使用されるアナログ乗
算方法を使用せずに、効果的に計算される。
更に、積分信号と第2の入力信号との積が「デジタル処
理および計算方法を使用する計測装置で普通に行なわれ
ているような入力信号のデジタル値の乗算を行なわれず
に、効果的に計算され、従って、より簡単な計算素子を
使用することができる。1 基本的な原理 この発明およびその動作を理解し易くするため、まず最
初に2つの基本的な原理について説明する。
それらの2つの原理のうちの第1の最も広い方のものは
、インデイケータダイアグラムを交流電力測定に応用す
ることである。蒸気機関、内燃機関、空気圧縮機等の動
力のような他の種類の動力を測定するのにィンディケー
タタ、ィアグラムを使用することはよく知られている。
従って、交流電力の測定にィンディケータダィアグラム
を応用することも知られている。配電系統において、負
荷へ供給される電力は、電圧成分および電流成分によっ
て定められる。
ィンディケータダィアグラムの電気的等価図は電圧成分
の時間積分対電流成分をプロットすることによって得ら
れる。その結果得られた曲線によって囲まれた面積は、
サイクル(電流成分の)当り負荷へ供給された電力に比
例している。サイクル毎に1回この面積を測定して所定
の期間に亘って相続〈面積を加算することにより、負荷
によって消費されたエネルギーを測定することができる
。ィンディケータダィアグラムの簡単な例を第1図に示
す。
第1図は、電圧成分および電流成分が同じ周期を有して
いて任意の位相関係にありどちらの成分もサイクル間で
急速に変化しないような場合に生ずる閉曲線20を示し
ている。この曲線20は、電流成分の各サイクル毎に一
度なぞられる。曲線2川こよって囲まれた面積を計算す
るため、既知の任意の面積を有した区画からなる格子と
そのグラフ上に重ね、その曲線20で囲まれた区画の数
をかぞえる。計測装置においては、曲線20で囲まれた
面積は、電圧成分の時間積分を監視することによって測
定される。電圧成分の時間積分が、ノe(t)d濠磯こ
沿って単位値(ボルト)に等しい時に、電流成分がサン
プリングされる。例えば、零でスタートして、電圧成分
の時間積分の大きさは、1単位の値になるまで監視され
、1単位になったところで、電流成分がサンプリングさ
れる。この時点まででの曲線20で囲まれた面積は、2
.5単位(アンペア)×1単位(ボルト)、すなわち2
.9平方単位(ボルト・アンペア)である。同様に、2
に達するとき、′e(t)d損軸1こ沿ってもう1単位
値だけ進んだことになる。この時、3単位値の電流成分
が再びサンプljングされる。3単位×1単位は3平方
単位であり、これが前の値に加えられる。
この点で、計測装置は、′e(t)dtサンプルのすべ
てが1単位であるので、2つのサンプルを掛け合わせる
必要がないことは明らかである。従って、計測装置は、
電流成分のサンプル値を加算したり減算したりするだけ
でよい。黒くぬりつぶした面積22およびハッチングを
施した面積23によって示されるような誤差が導入され
る。
何故ならば、計測装置は電流成分が′e(t)dt軸に
沿って1単位値からの次の単位値まで一定値であったか
のようにその面積を計算するからである。黒くぬりつぶ
した面積22は曲線20によって囲まれた全面積へ不適
綾に加えられてしまう面積を表わしている。ハッチング
を施した面積23は、曲線201こよって囲まれた全面
積から不適切に減じられてしまう面積を表わしている。
この誤差は、よりイ・さな区画からなる格子を使うこと
にるつて克服されかつ精度を上げることができる。電気
装置の場合には、電圧成分の時間成分の単位値をより4
・さくしかつ電流成分のサンプルをより多くすることに
ある。電流成分のあるサンプルが取られるときに電圧成
分の時間積分が増大しつつある場合には、電流成分のそ
のサンプルは前の合計に加えられる。
逆に、電流成分のサンプルが取られるときに電圧成分の
時間積分が減少しつつある場合には、電流成分のそのサ
ンプルは、その合計から減じられる。第1図の格子によ
る電流成分のサンプルの加算および減算は、第2図、第
3図および第4図に示されている。第2図は、電圧成分
の時間積分が零から5の値まで達するときの、電流成分
のサンプルの加算を示している。第3図は、電圧成分の
時間積分が5の値から−5の値まで達するときの、電流
成分のサンプルの減算を示している。電流成分のすべて
のサンプル値は負であり、マイナス値の減算は加算とな
る。従って、電流成分のこれらのサンプルは合計値に加
えられることになる。最後に、第4図は、電圧成分の時
間積分が−5の値から0の値まで達するときの、電流成
分のサンプル値の加算を示している。電流成分のこれら
のサンプル値はすべて正であり、従って、前の合計に加
えられる。第2図、第3図および第4図に示された電流
成分のサンプル値の和は、電流成分の1周期の間の電力
である曲線20で囲まれた全面積の近似値である。この
ようにして、電気装置は、相続く加算により、配電系統
によってその負荷へ供給されたエネルギーを測定するこ
とができる。これで第1の原理の説明を終る。第2のよ
り狭い原理は、積分器をリセットするために基準電圧の
代りに電流パルスを応用することである。この発明にお
いては、ノe(t)d損軸こ沿って1単位値に達すると
きを測定するのに積分器が使用される。
このとき、次の単位値を検出しうるように積分器をリセ
ットすることが必要である。電流リセットも電圧リセッ
トも当業分野において良く知られている。第5図は、積
分に使用される代表的な演算増中回路28を示している
。演算増中器32の入力インピーダンスが無限であると
仮定して、接続点30に対する電流方程式は、次のよう
である。
(Vi一V)/R=Cd/dt(V一V。
) ‘11ここで、Vi=アナログ入力電圧 R=抵抗 C=容量 d/dt=時間に関する微分記号 V=接続点30の電圧 V。
=アナログ出力電圧出力電圧V。
は、接続点30の電圧Vを、演算増中器32の利得に倍
したものである。すなわち、V=V。
/K ■Kが無限であると仮定すると、接
続点30での電圧Vは、実用上零である。
式{1)1こおいてVを零とおくと、次のようになる。
Vi/R=Cd/dt(一V。
) ‘31式【3’の両辺を積分してV。につ
て解くと、次のようになる。v。
=(一1/RC)ノVidt 【41式【41‘
ま、演算増中回路28の出力電圧V。が入力電圧Viの
時間積分に比例していることを例示している。演算増中
回路28をリセットする1つの方法は、Xresetを
基準電圧Vrefに等しく設定することである。
出力電圧V。は、Je(t)dt軸に沿って単位電圧に
等しくなるまで増大する。この時、スイッチ34が閉じ
られ、コンデンサ36を基準電圧Vrefへ接続する。
基準電圧Vrefがコンデンサ36を零値へリセットさ
せるためには、その基準電圧Vrefは、コンデンサ3
6がすでに充電されていた電圧値V。と等しい大きさで
、その反対の極性でなければならない。従って、V。
ニーVr携 【5)式{5}を式(州
こ代入すると、 −V他=(一1/RC)′Vidt又は RC*Vref=JVidt ‘
61式{6}‘ま、演算増中回路28をリセットするの
に基準電圧Vr宵が使用されるとき、そのリセット動作
がコンデンサ36の容量値Cに依存していることを示し
ている。
長い時間周期にわたって容量値Cは変化する。Vref
は一定であるので、コンデンサ36は同じ電圧レベルヘ
リセットされる。演算増中回路28は、次に、その同じ
電圧レベルから積分を開始するが、この時には、コンデ
ンサ36の容量値Cがシフトしているので、演算増中回
路28はより速く積分を行なう(又は容量値Cのシフト
方向によってはより遅く)。このため′e(t)dt軸
に沿って単位直に達した時の測定に誤差が生じ、結局、
負荷によって消費されたエネルギーの計算に誤差が生ず
る。演算増中回路28をリセットする第2の方法は、X
resetをリセット電流Iresetに等しく設定す
ることである。
電流Iresetは単位時間△t当りの電荷qに等しい
ので、電荷は次の式で表わされる。q=Ireset*
△t の容量値Cは、次のように定義され
うる。
C=q/v ■ ここで、 q=電荷 v=コンデンサが充電されうる電圧レベル式のを式■へ
代入してv}こついて解くと、v=(Ireset*△
t)/C {9}電圧リセットにおけるように
、スイッチ34は、出力電圧V。
がノe(t)dt軸に沿って単位値に等しいときに閉じ
られる。Iresetがコンデンサ36を零値ヘリセッ
トさせるためには、コンデンサ36がIresetのた
めに充電される電圧vは、コンデンサがすでに充電させ
ていた電圧値V。と等しい大きさで反対極性でなければ
ならない。従って、V。
=−v=−(Ireset*△t)/COO式肌を式(
州こ代入すると、一(Ireset米△f)/C:(一
1/RC)′Vidt又はR*Ireset*△t=ノ
Vidt01)式ODは、演算増中回路28をリセット
ミせるために電流Iresetが使用されるとき、その
リセット動作がコンデンサ36の容量値Cに無関係であ
ることを示している。
長い時間期間にわたって容量値Cは変化するが、コンデ
ンサ36は適当な電圧レベルヘリセットされる。リセッ
ト電圧の値のシフトのために、容量値Cのシフトは補償
される。コンデンサ36の値のシフトにより演算増中回
路28の積分がより速くさせられるならば、コンデンサ
36はより低い電圧ヘリセットされる。同様に、容量値
のシフトにより演算増中回路28の積分がより遅くされ
るならば、コンデンサ36はより高い電圧ヘリセットさ
れる。このような自己補償のため、コンデンサ36の容
量値Cのドリフトによる誤差は最少とされる。この理由
のため、この発明は、電圧リセットではなくて電流リセ
ットを利用する。これ第2の原理の結論である。交流電
力の測定のためにインディケータダィアグラムを使用す
ることおよび積分器をリセットするのに電流パルスを使
用することがこの発明の基本的な2つの主要原理である
これらの2つの原理を実施する装置およびその装置の動
作について、次の2節および3節において説明する。計
測装置の簡単な説明および動作 第6図は、この発明によって構成された計測装置38を
例示するブロック図である。
電源4川ま、一対の導線42および43によって負荷4
1へ接続されている。電圧変換器44は、入力端子45
および46で導線42および43間に接続されている。
電圧変換器44は、負荷41へ電源4川こよって供給さ
れる交流電力量の電圧成分を表わす第1の入力信号VI
を発生する。電流変換器48の入力端子49および50
が導線43に直列に接続されている。この電流変換器4
8は、交流電力量の電圧成分を表わす第2の入力信号V
2を発生する。電流変換器48は、また、電流成分の頓
性を表わすアナログ信号Vpを発生する。第1の入力信
号VIは、積分器52へ入力される。
積分器52は、比較器56へ入力される積分信号54を
発生する。比較器56は、積分信号54の瞬時値が一定
の所定高基準電位の大きさに等しいときに、パルス60
をその出力端子58に発生する。比較器56は、また、
積分信号54の瞬時値が一定の所定基準電位に等しいと
きにパルス64をその出力端子62に発生する。比較器
56の出力端子58および62は、マイクロプロセッサ
66に接続されている。このマイクロプロセッサ66は
、換算制御信号70、サンプル制御信号82、第1のリ
セット信号90および第2のリセット信号92を発生す
る。マイクロプロセッサ66は、計測装置38の動作を
制御するものであり「 これについては更に後述する。
電流変換器48から説明すると、アナログ信号Vpは、
極性指示器72へ入力される。
極性指示器72は、マイクロプロセッサ66へ入力され
る極性信号を発生する。第2の入力信号V2は、換算回
路68へ入力される。換算回路68は、その換算制御信
号70に応答して、第2の入力信号V2に正比例した信
号V2′を発生する。この信号V2′は、整流器76へ
入力される。整流器76は、極性信号74に応答して、
サンプルホールド回路80へ入力される整流信号78を
発生する。サンプルホールド回路80は、サンプル制御
信号82に応答して、整流信号78のサンプル値84を
発生する。そのサンプル値84は、比較器86およびデ
ジタルノァナログ(D/A)変換器88の組合わせによ
ってマイクロプロセッサ66へ入力される。
D/A変換器88は、マイクロプロセッサ66と比較器
86との間のフィードバック路を与える。マイクロプロ
セッサ66に記憶されたサンプル値は、導線87を介し
てD/A変換器88へ入力される。D/A変換器88は
、マイクロプロセッサ66に記憶されたサンプル値のア
ナログ対応信号89を発生する。このアナログ対応信号
89は、サンプルホールド回路8川こよって発生される
サンプル値84と比較器86において比較される。比較
器86は、その比較に応答して、更新信号85を発生す
る。マイクロプロセッサ66に記憶されていたサンプル
値は、その時、サンプルホールド回路80によって発生
されたサンプル値84に等しくなるまで、その更新信号
によって更新される。このようなプロセスにより、サン
プル値84が、マイクロプロセッサ66へ入力される。
動作時、第6図に示した計測装置38は、ィンディケー
タダィアグラムによって囲まれた面積を計算する。
積分器52は、第1の入力信号VIを連続的に積分して
積分信号54を発生する。その積分信号54は、Je(
t)dt軸を表わしている。比較器56は、積分信号5
4を監視し、ノe(t)dt軸に沿って単位値に達した
かどうかを決定する。正方向にて単位層に蓮するとき、
出力パルス60が出力端子58に発生される。同様に、
負方向にて単位直に達するとき、出力パルス64がその
出力端子62に発生される。マイクロプロセッサ66は
、比較器56の出力端子58に発生されるパルス60‘
こ応答して第1のリセット信号90を発生し、また比較
器56の出力端子62に発生されるパルス64に応答し
て第2のリセット信号92を発生する。第1のリセツト
信号90および第2のリセット信号92の発生は、この
発明の重要な特徴である。第1のリセット信号90は、
出力端子58に発生される各パルス60に対して1つず
つの中の変化したパルスからなっている。第2のリセッ
ト信号92もまた、出力端子62に発生される各パルス
64に対して1つずつ中の変化したパルスからなってい
る。第1のリセット信号90および第2のリセット信号
92は、リセット回路94を制御する。リセット回路9
4は、第1のリセット信号90および第2のリセツト信
号92のそれぞれのパルス中に応答して、リセット電流
95を発生する。リセット電流95は、積分器52をリ
セットして、従って、積分信号54をその初期状態に戻
す。積分信号54がその初期状態に戻されると、比較器
56は、Je(t)dt軸に沿っての次の単位値を検出
する用意ができ、従って、高基準電位および低基準電位
を変化させる必要がなくなる。計測装置38の逐次動作
は次のようである。比較器56は、Je(t)dt軸に
沿って単位値に達するとき1つのパルスを発生する。こ
の単位値が正であるならば、第1のリセット信号90が
積分器52をリセットする。もしその単位値が負である
ならば、第2のリセット信号92が積分器52をリセッ
トする。単位値が正であるか負ぜあるかに関係なく、マ
イクロプロセッサ66は、サンプル制御信号82を送っ
て、サンプルホールド回路8川こサンプル値84を発生
するように命令する。サンプル値84は、比較器86お
よびD/A変換器88の組合わせによってマイクロプロ
セッサ66へ入力される。マイクロプロセッサ66は、
サンプル値84をデジタル化してあるデジタル値を発生
する。換算制御信号70は、マイクロプロセッサ66に
よって吟味され換算率が決定される。デジタル値は換算
回路68によって使用される換算率を考慮するように修
正される。その修正されたデジタル値が所定値より小さ
いならば、その換算率は、次のサンプル値84がより大
きな値となりマイクロプロセッサ66がデジタル値へよ
り容易に変換しうるように換算制御信号701こよって
増大される。修正デジタル値が決定されると、次の段階
として極性信号74を吟味して電流成分の犠牲が決定さ
れる。
マイクロプロセッサ66は、電流成分の極性およびノe
(t)dt軸に沿っての単位値の符号によって、その修
正デジタル値がマイクロプロセッサ66に記憶された合
計値へ加えられるべきかその合計値から減じられるべき
かを決定する。その合計値は、前のサンプル値のすべて
の和である。合計値は、電流成分と電圧成分の時間積分
との積、すなわちエネルギーの時間積分を表わしている
。マイクロプ。セッサがその適当な演算(加算/減算)
を行なった後、その合計値は正/負エネルギー量を表わ
すデジタル値と比較される。合計値がその正/負エネル
ギー量を表わすデジタル値より大きい/小さい場合に、
マイクロプロセッサは、正/負エネルギー量を表わす適
当な出力パルス67/69を発生する。正/負エネルギ
ー量を表わすデジタル値は、その時、合計値から減算さ
れる。次に、マイクロプロセッサは、初期の段階へ戻り
、′e(t)dt軸に沿って単位値に達するときに比較
器56がパルスを発生するのを待く〕。この発明を実施
する装置およびその動作のより詳細な説明は、次の3節
にて第7図および第8図に基づいてなされる。
3 計測装置の詳細な説明および動作 計測装置38の詳細な回路図を第7図に示す。
電圧変換器44の入力端子45および46から説明する
と、測定すべき交流電力量の電圧成分が変圧器96の1
次巻線97に印加される。この変圧器96は、第6図に
示した電圧変換器44である。変圧器96の2次巻線9
8の一端はアースに接続されている。2次巻線98の他
端は、抵抗102を介して演算増中器100の反転入力
端子に接続されている。
演算増中器100の非反転入力端子は、アースに接続さ
れている。演算増中器100の出力端子は、コンデンサ
104およびダイオード106の並列回路を介して演算
増中器100の反転入力端子に接続されている。ダイオ
ード106のカソード‘ま、演算増中器100の出力端
子に接続されている。これらの演算増中器100、抵抗
102、コンデンサー04およびダイオード106は、
積分器52を構成している。比較器56は、第1の演算
増中器110および第2の演算増中器108からなって
いる。
演算増中器100の出力端子は、第2の演算増中器10
8の反転入力端子および第1演算増中器110の非反転
入力端子の両方に接続されている。第2の演算増中器1
08の非反転入力端子はアースに接続されており、第1
の演算増中器110の反転入力端子は一定かつ所定の正
電源に接続されている。第2の演算増中器108の出力
端子は、比較器66の出力端子62に接続されている。
第1の演算増中器110の出力端子は、比較器56の出
力端子58に接続されている。出力端子58および62
は、マイクロプロセッサ66に接続されている。次に、
電流変換器48の入力端子49および501こ戻って説
明すると、電流変換器48は、特願昭54−86535
号明細書(特開昭55−12497号公報)に記載され
た型式の補償変流器113である。
この補償変流器113は、鉄心115、単一巻回の1次
巻線117「第1の感知2次巻線119、第2の補償2
次巻線121および演算増中器123を有している。単
一巻回1次巻線117は、入力端子49および50と直
列に接続されている。第1の感知2次巻線119は、接
続点120でアースに接続されかつ演算増中器123の
反転入力端子に接続されている。演算増中器123の非
反転入力端子は、アースに穣線されている。演算増中器
123の出力端子には、アナログ信号Vpが得られる。
このアナログ信号Vpは、第2の補償2次巻線121へ
入力される。第2の補償2次巻線121の出力は、第2
の入力端子V2である。極性指示器72は、反転入力端
子にアナログ信号Vpの受ける演算増中器125からな
っている。
演算増中器125の非反転入力端子は、抵抗127を通
してアースに接続され、また抵抗129を介してその出
力端子に接続されている。演算増中器125の出力端子
は、導線131によってマイクロプロセッサ66に接続
されている。導線131は、極性信号74を伝える。換
算回路68は、電気的に並列に接続された第1の電流路
および第2の電流路を備えている。
第1の電流路は、抵抗135を介してアースへ接続され
るスイッチ133を有している。第2の電流路は、抵抗
139を介してアースへ接続されるスイッチ137を有
している。抵抗135の抵抗値は、抵抗139の抵抗値
の8倍である。第2の入力端子V2は、2つのスイッチ
133および137の各々へ入力される。スイッチ13
3は、導線141によってマイクロプロセッサ66へ接
続されている。スイッチ137は、インバーター43へ
接続されかつ導線141によってマイクロプロセッサ6
6へ接続されている。導線141は、換算制御信号70
を伝達する。抵抗135の両端間に発生される電圧は、
抵抗147を通して演算増中器145の反転入力端子へ
入力される。同様に、抵抗139の両端間に発生される
電圧は、抵抗149を通して演算増中器145の反転入
力端子へ入力される。演算増中器145の非反転入力端
子は、アースへ接続されている。演算増中器145の出
力端子は、抵抗151を介してその反転入力端子へ接続
されるている。信号V2′が、演算増中器145の出力
端子に得られる。整流器76は、スイッチ155と直列
な整流回路153と、スイッチ159を有したバイパス
導線157とからなっている。整流回路153は、抵抗
163を通して反転入力端子に信号V2′を受ける演算
増中器161を有している。演算増中器161の非反転
入力端子は、アースへ接続されている。演算増中器16
1の出力端子は、抵抗165を介してその反転入力端子
へ接続されている。演算増中器161の出力端子は、ま
た、スイッチ155を介して整流器76の出力端子16
9にも接続されている。バイパス導線157は、スイッ
チ159を通して信号V2′を出力端子169へ伝達す
る。スイッチ159は、導線131から極性信号74を
受ける。スイッチ155は、インバータ167を通して
導線131へ接続されている。整流信号がその出力端子
169に得られる。サンプルホールド回路80は、整流
器76の出力端子169をサンプルホールド回路80の
出力端子171へ接続するスイッチ173を有している
スイッチ173は、導線177からサンプル制御信号8
2を受ける。出力端子171は、コンデンサ175を介
してアースへ接続されている。サンプル値84がその出
力端子171に得られる。サンプル値84は、比較器8
6およびD/A変換器88の組合わせによってマイクロ
プロセッサ66へ入力される。
比較器86は、非反転入力端子にサンプル値84を受け
る演算増中器179である。演算増中器179の出力端
子は、更新信号85を伝達する導線181によってマイ
クロプロセッサ66へ接続される。マイクロプロセッサ
66は、そこに記憶したサンプル値を伝達する導線87
によってD/A変換器88へ接続されていく。D/A変
換器88の出力端子は、導線183によって演算増中器
179の反転入力端子へ接続されている。導線183は
、アナログ対応信号89を伝達する。第7図に示した回
路の残りの部分は、リセツト回路94である。
リセット回路64は、ィンバータ189および第2のス
イッチ187の直列回路と電気的に並列な第1のスイッ
チ185を有している。第1のスイッチ185は、マイ
クロプロセッサ66から導線186によって供給される
第1のリセット信号90‘こよって制御信号される。第
2のスイッチ187は、マイクロプロセッサ66から導
線188によって供給される第2のリセット信号92に
よって制御される。第1のスイッチ185と第2のスイ
ッチ187との並列回路の一端は正電源に接続されてい
る。この並列回路の池端は、抵抗191を介して出力端
子193に接続され、かつ抵抗192を介してアースへ
後続されている。出力端子193にリセット電流95が
得られる。出力端子193は、.演算増中器100の反
転入力端子に接続されている。これで、第7図に示した
計測装置38の装置構成の説明は終りである。第7図に
示した計測装置38の動作は、第8図に示すフローチャ
ートを参照することによってもつと容易に理解されよう
。第8図は、ィンディケータダィアグラムによって囲ま
れた面積を測定する際に計測装置38によって行なわれ
る動作シーケンスの概要を示している。このプログラム
は、フロック200で開始される。最初のステップ20
1は、マイクロプロセッサ66に記憶された合計値を零
にセットさせることである。次のステップ202は、比
較器56を試験することである。ステップ203で、マ
イクロプロセッサ66は、比較器56の出力端子58に
質問して、その出力パルス60があるかどうかを決定す
る。積分信号54が時間Tに対してプロットされている
第9図を簡単に参照するに、積分信号54の瞬時値がT
Iで一定の正の基準電位の大きさに等しい時に、出力パ
ルス60‘ま存在する。その基準電位は、Je(t)d
t軸に沿っての単位値の2倍に等しい。出力パルス60
があるときには、′e(t)d損軸に沿って正方向に単
位値に達したのであり、マイクロプロセッサ66は、第
8図のステップ204へ進む。ステップ204で、マイ
クロプロセッサ66は、導線177によって供給される
サンプル制御信号82を使用して、スイッチ173を瞬
時的に閉じるようにする。
スイッチ173が閉じられるとき、コンデンサー75が
充電されサンプル値84を発生する。ステップ204で
のサンプル値84の発生に続いて、マイクロプロセッサ
66は、ステップ205で積分器52をリセットする。
これは、導線186によって第1のスイッチ185へ供
給される第1のリセット信号9川こよって達成される。
第1のスイッチ185は、第1のリセット信号90のパ
ルスの中に応答して閉じられる。ステップ206で、マ
イクロプロセッサは、内部的にフラッグFOをクリアす
る。ステップ204,205および206は、決定ステ
ップ203の結果が肯定である場合にのみ実行される。
もし決定ステップ203の答が否定であるならば、マイ
クロプロセッサ66は、ステップ208へ行く。ステッ
プ208は、比較器56の出力端子62へ質問してパル
ス64があるかどうかを決定するステップである。第9
図を簡単に参照するに、積分信号54の瞬時値がT3で
アース電位に等しいときに出力パルス64があることが
わかる。パルス64がない場合には、マイクロプロセッ
サは、第8図のステップ202へ戻る。パルス64があ
るときには、′e(t)dt軸に沿って負方向に単位値
に達したのであり、マイクロプロセッサ66はステップ
209へ進む。ステップ209で、マイクロプロセッサ
66は、導線177によって供給されるサンプル制御信
号82を使用してスイッチ173を瞬時的に閉じ、サン
プル値84を発生する。
ステップ209でのサンプル値84の発生に続いて、マ
イクロプロセッサ66は、ステップ210で積分器52
をリセットする。これは、導線188によって第2のス
イッチ187へ供給される第2のリセット信号92によ
って達成される。第2のスイッチ187は、第2のリセ
ット信号92のパルスの中に応答して閉じられる。ステ
ップ211で、マイクロプロセッサ66は、フラッグF
Oを内部的にセットする。ステップ206又はステップ
211からマイクロプロセッサ66は、ステップ207
へ進む。
このステップ207で、サンプル値84は、マイクロプ
ロセッサによって受けられ、その時、そのサンプル値8
4に応答したデジタル値が発生される。サンプル値84
は、連続近似方法を使用して比較器86およびD/A変
換器88の組合わせによってマイクロプロセッサ66へ
入力される。例えば、サンプル値84が初めて発生され
るときは、マイクロプロセッサ66に記憶されたデジタ
ル値のすべてのビットは零である。デジタル値の最上位
のビットが、導線87によってD/A変換器88へ印加
される。D/A変換器88は、デジタル値の最上位のビ
ットのアナログ対応信号89を発生する。この時、この
アナログ対応信号89は、サンプルホールド回路801
こよって発生されたサンプル値84と比較器86におい
て比較される。比較器86は、更新信号85を発生し、
デジタル値の第1の最上位のビットがサンプル値84よ
り大きいか小さいかをマイクロプロセッサに指示する。
この時、マイクロプロセッサは、それに応じてデジタル
値の最上位のビットを更新する。それから、マイクロプ
ロセッサ66は、第1の2つの最上位のビットをD/A
変換器88へ印加する。D/A変換器は、デジタル値の
第1の2つの最上位のビットのアナログ対応信号89を
発生する。このアナログ対応信号89は、この時、比較
器86によってサンプル値84と比較され、再び更新信
号85が発生される。マイクロプロセッサ66は、その
更新信号85を使用して、デジタル値の第2の最上位の
ビットを更新する。マイクロプロセッサは、そこに記憶
されたデジタル値がサンプルホールド回路8川こよって
発生されたサンプル値84に等しくなるまで、3つの最
上位のビット、4つの最上位のビット等に対してこのプ
ロセスを操り返す。サンプルホールド回路80が新しい
サンプル値84を発生するとき、マイクロプロセッサ6
6は、その時そこに記憶されているデジタル値が再びサ
ンプル値84に等しくなるまで、連続近似の全プロセス
を繰り返す。サンプル値84がマイクロプロセッサ66
へ入力されたとき、マイクロプロセッサは、決定ステッ
プ214へ進む。
マイクロプロセッサ66は、換算制御信号70を吟味し
て、2つのスイッチ133又は137のどちらかが閉位
置にあるかを決定して、換算率を決定する。スイッチ1
33が閉じられているならば、マイクロプロセッサはス
テップ215へ進み、ここでデジタル値はモ奥算率を補
償するため3ビットだけ左へシフトされる。ステップ2
15から、マイクロプロセッサはステップ216へ進む
。しかし、決定ステップ214でスイッチ137が閉じ
られていたならば、換算率1が換算回路68によって使
用されており、従って、マイクロプロセッサは、直接、
ステップ216へ進む。ステップ216で、デジタル値
は、マイクロプロセッサ66に記憶された一定のデジタ
ル値と比較される。
デジタル値がXより4・さし、ならば、ステップ217
でマイクロプロセッサは、換算率8が使用されうるよう
に、スイッチ137を開きかつ、スイッチ133を閉じ
る。より大きな換算率を使用することにより、次のサン
プル値84は増大され、サンプル値84をデジタル値に
よってより正確に表わすことが容易となる。ステップ2
17から、マイクロプロセッサは、ステップ218へ進
む。しかし、ステップ216で、デジタル値が×より小
さくならないならば、マイクロプロセッサ66は、スイ
ッチ133を開きかつ、スイッチ137を閉じて、換算
率1をセットする。これは、ステップ219でなされ、
それから、マイクロプロセッサはステップ218へ進む
。ステップ218で、マイクロプロセッサ66は、極性
信号74を吟味して、サンプル値84が正であるかどう
かを決定する。
サンプル値84が正でないならば、フラッグFOは、ス
テップ221で桶数演算される。マイクロプロセッサ6
6はそのときステップ220へ進む。もし極性信号74
がステップ218で正であると決定されるならば、マイ
クロプロセッサは、ステップ220へ直接進む。決定ス
テップ220で、マイクロプロセッサは、フラッグFO
がセットされているかどうかを知るために内部的にチェ
ックする。もしフラッグFOがセットされているならば
、マイクロプロセッサは、ステップ224で合計値から
そのデジタル値を減算する。フラッグFOがセットされ
ていないならば、マイクロプロセッサは、ステップ22
9で合計値にデジタル値を加算する。この点で決定ステ
ップ220の更に別の吟味が必要である。ステップ21
1でフラッグFOがセットされていたならば、これは、
ノe(t)dt軸に沿って負の単位値が達せられたこと
を示している。ステップ218で、磁性信号74がサン
プル値84の負であることを示すならば「フラッグFO
が補数演算される。負値と負値とを乗算すると正値とな
るので、ステップ220ではフラッグFOがセットされ
ていないことをマイクロプロセッサが決定する時ステッ
プ229で合計値にそのデジタル値が加算される。他方
、ステップ211でフラッグFOがセットされておりか
つステップ218でサンプル値84が正であったことを
マイクロプロセッサが決定したならば、マイクロプロセ
ッサは、ステップ220へ直接進むだろう。負値と正値
との積は負値となるので、ステップ220では、フラッ
グがセットされているので、マイクロプロセッサは、ス
テップ224において合計値からデジタル値を減算する
。このようにして、決定ステップ220は、′e(t)
dt軸に沿っての単位贋とサンプル値84との積の符号
、すなわち正又は負を決定する。ステップ229から、
マイクロプロセッサは、ステップ230へ進み、ここで
、合計値は、マイクロプロセッサに記憶されたデジタル
値Yと比較される。
デジタル値Yは、電気エネルギーの量子イリ単位を表わ
している。合計値がYより大きくないならば、マイクロ
プロセッサは、ステップ202へ戻り、再び比較器56
をテストする。ステップ230でもし合計値がYより大
きいならば、マイクロプロセッサ66は、ステップ23
1で、大きさYのエネルギーの正の単位を表わす出力パ
ルス67を発生する。それから、マイクロプロセッサは
、ステップ232で、合計値から値Y(ステップ231
の出力パルスが表わす値)が減算する。それから、マイ
クロプロセッサは、ステップ202へ戻る。同様に、ス
テップ224から、マイクロプロセッサ66は、ステッ
プ225へ進み、ここで、合計値は−Yと比較される。
合計値が−Yより小さくないならば、マイクロプロセッ
サはステップ225で、もし合計値が−Yより小さいな
らば、ステップ226でマイクロプロセッサは、大きさ
Yの負のエネルギー量を表わす出力パルス69を発生す
る。ステップ227で、値−Y(ステップ226の出力
パルスが表わす値)は「合計値から減算される。マイク
ロプロセッサは、再びステップ202へ戻り、比較器5
6をテストする。これで、第8図のフローチャートの説
明を完了する。ここで、正しい見方を忘れないようにす
るため、第8図に示した各ステップは、出力パルス60
又は64が出力端子58又は62のそれぞれに生ずる毎
に実行されるということを思い出すべきである。各サイ
クル中、公称線路電圧にて、約50のサンプル値が発生
される。60Hzの公称周波数では、このことは、1秒
当り3000のサンプル値が発生されることを意味して
いる。
換言するならば、第8図に示した各ステップは、1秒毎
に約3000回実行される。この発明の重要な特徴は、
第1のリセット信号90および第2のリセット信号92
がマイクロプロセッサ66によって発生されることであ
る。
第1のリセット信号90および第2のリセット信号92
は、中の変化しうるパルスからなる。これらのパルスの
中は、マイクロプロセッサ66によって制御される。第
1のリセット信号90の各パルスと比較器56の出力端
子58に発生される各パルス60との間には1対1の対
応関係がある。各パルス60は、積分信号54の瞬時値
が一定の正の基準電位の大きさに等しいときの状態に応
答して発生される。これは、第9図に例示されている。
第9図において、積分信号54は、時点Lで1/2Vr
etの初期から始まる。
時点T,で、積分信号54は、一定の正の基準電位Vr
etに等しくなり、′e(t)dt軸に沿って正の単位
値に達したことが示される。時点T,で、マイクロプロ
セッサ66は、第1のリセット信号90のパルスを発生
する。このパルスは、時点Toから時点T,までの間コ
ンデンサー04によって蓄積された電荷をリセット電流
95で除去するのに十分な時間の間スイッチ187を閉
状態に維持する。もしコンデンサー04の値が変化して
いないならば、コンデンサはその初期状態ヘリセットさ
れ、積分信号54は1/2Vretの電圧レベルへ戻さ
れる。コンデンサ104の値が変化していたならば、積
分信号は、その変化のためより高い又はより低い電圧レ
ベルへ戻される。しかし、その新しい電圧レベルはコン
デンサ104の値の変化を補償する。同様に、第2のリ
セット信号92の各パルスと比較器56の出力端子62
に発生される各パルス64との間に1対1の対応関係が
ある。各パルス64は、積分信号54の瞬時値がアース
電位に等しくなるときの状態に応答して発生される。こ
れは、第9図に例示されている。第9図において、積分
信号54は、時点Lで1/2Vretの値を有している
時点T3で、積分信号54は、アース電位に等しくなり
、′e(t)dt軸に沿って負の単位値に達したことが
示される。時点T3で、マイクロプロセッサ66は、第
2のリセット信号92のパルスを発生する。このパルス
は、時点T2から時点T3までの間コンデンサ104か
ら失われた電荷に等しい電荷をコンデンサ104へりセ
ット電流95が与えるのに十分な時間の間第1のスイッ
チ185を閉状態に維持する。コンデンサー04の値が
変化していないならば、積分信号は1/2Vretへ戻
される。もしコンデンサの値が変化していたならば、積
分信号54は、その電荷のためにより高い又はより低い
電圧レベルへ戻される。しかし、その新しい電圧レベル
がコンデンサー04の値の変化を補償する。この発明の
別の重要な特徴は、ディザー(dither)を導入で
ある。
ディザーは、積分信号54の時間定義域の無作為シフト
である。ディザーは、第2の入力端子V2のサンプリン
グを無作為化するために導入される。ディザーは、第1
の入力端子VIが正方向へ零を通過する毎に、すなわち
各サイクルに一度マイクロプロセッサ66によって導入
される。これは第9図の時点T4で起る。時点公で開始
されたパルスの持続時間は、5マイクロ秒だけ増大され
る。このように増大されたパルスにより、時点T5から
時点Lまでコンデンサによって蓄積された電荷よりも多
くの電荷がコンデンサー04から除去されうる。従って
、時点T6から時点T7までの方が、時点虫から時点T
6までより長くか)る。このことは、積分信号54がコ
ンデンサ104の値の変化のために異なった電圧レベル
へ戻される場合とは区別されるべきである。もしこのよ
うな場合であったならば、時点T6から時点T7までの
時間は、時点T5から時点T6までの時間と同じであろ
う。何故ならば、積分信号54は、より低い電圧レベル
へ戻されていて、積分器52が次により遠く積分する点
を補償しているからである。第9図において時点T6で
のディザーの導入は、コンデンサー04の値がシフトし
ておりかつ積分信号54がより低い電圧レベルヘリセッ
トされてコンデンサの値のシフトを補償する場合と非常
によく似ている。
しかしながら、注意すべきことは、積分信号54が1/
2Vretとは異なった電圧レベルヘリセットされると
きは、それがコンデンサー04の値の変化を補償してJ
e(t)d底由に沿っての単位値を等しく保つというこ
とである。積分信号54がディザーを導入するため1/
2Vretは異なった電圧レベルヘリセットされるとき
は、それがJe(t)dt軸に沿っての単位層の1つを
わずかにより大きくさせ、従って、第2の入力信号V2
の以後のサンプル値を無作為化する。コンデンサー04
の値の変化を補償しないでサンプリングの無作為化を補
償しないことによって行なうのでなく、コンデンサ10
4の値の変化を補償してディザーを導入することの効果
の1つは、無作為化プロセスを制御できることである。
この発明においては、無作為化の程度が制御され、常に
無作為化を行なうことができる。要約するに、この発明
は、ィンデイケータダイアグラムによって囲まれた面積
を測定することによって交流電力量の値を測定する計測
装置を提供する。
こ)に開示したこの発明の実施例は、その他の電力量を
計算するように入力信号を変えかつマイクロプロセッサ
66のプログラムを変えることにより変形されうる。キ
ロワット時を計算することについて前述してきたのであ
るが、これは単に例示であって、これに限定されるもの
ではない。この発明の範囲内においてこの発明の別の実
施例が考えられうろことは明らかであろう。
【図面の簡単な説明】 第1図は交流電力量の電圧成分と電流成分とが同じ周期
を有している場合のィンディケータダィアグラムを例示
した図、第2図、第3図および第4図はインデイケータ
ダイアグラムによって囲まれた面積を近似するため計測
装置によって発生されるサンプル値を例示した図、第5
図は積分に使用される回路を例示した図、第6図はこの
発明による計測装置のブロック線図、第7図はこの発明
による計測装置の電気回路図、第8図はこの発明の動作
の概要を示すフローチャート、第9図は積分器の出力信
号を時間に関してプロツトした曲線図である。 44・・・・・・電圧変換器、48・・・・・・電流変
換器、52・・・・・・積分器、56・・・・・・比較
器、66・・・・・・マイクロプロセッサ、68・・・
・・・換算回路、72・・・・・・極性指示器、76・
・…・整流器、80・…・・サンプルホ−ルド回路、8
6・・・・・・比較器、88・・・・・・D/A変換器
、94・…・・リセット回路。 FIG.l FIG.2 FIG.3 FIG.4 FIG.5 FIG.6 FIG.7 FIG.8 FIG.9

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電圧成分および電流成分によって定められる交流電
    力量の値を測定するためにインデイケータダイアグラム
    の面積を計算する計測装置であって、前記電圧成分を表
    わす第1の入力信号を発生する入力手段と、前記第1の
    入力信号を積分して積分信号を発生する手段と、前記積
    分信号の瞬間値を一定の所定基準電位の大きさと比較す
    る手段と、この比較手段に応答して幅の変化するパルス
    からなる2つのリセツト信号およびサンプル制御信号を
    発生する計算手段と、定電流源と、前記リセツト信号の
    前記パルスの前記幅に応答して前記積分手段を前記定電
    流源へ選択的に接続する手段と、前記電流成分を表わす
    第2の入力信号を発生する第2の入力手段と、前記サン
    プル制御信号に応答して前記第2の入力信号をサンプリ
    ングすることによりサンプル値を発生する手段と、前記
    サンプル値を前記計算手段へ入力する手段とを備え、前
    記計算手段は、相続くサンプル値を累積して前記電流成
    分と前記電圧成分の時間積分との積の時間積分を表わす
    合計値を発生し、更に、前記合計値に応答して前記交流
    電力量を表わす出力信号を発生する計測装置。 2 基準電位は、正電位およびアース電位である特許請
    求の範囲第1項記載の計測装置。 3 比較手段は、積分信号の瞬時値が一定の正電位の大
    きさに等しくなる毎に出力パルスを発生する第1の比較
    器と、前記積分信号の前記瞬時値がアース電位に等しく
    なる毎に出力パルスを発生する第2の比較器とを含む特
    許請求の範囲第2項記載の計測装置。 4 計算手段は、第1の比較器によって発生されるパル
    スに応答して2つのリセツト信号のうちの第1のリセツ
    ト信号を発生し、かつ第2の比較器によって発生される
    パルスに応答して前記2つのリセツト信号のうちの第2
    のリセツト信号を発生する特許請求の範囲第3項記載の
    計測装置。 5 計算手段は、第1の比較器および第2の比較器の両
    方のパルスに応答してサンプル制御信号を発生する特許
    請求の範囲第3項記載の計測装置。 6 計算手段は、第1の入力信号が正方向へ零を通過す
    る毎にデイザーを導入し、これにより第1のリセツト信
    号および第2のリセツト信号の所定パルスの幅を増大さ
    せる特許請求の範囲第1項記載の計測装置。 7 選択的に接続する手段は、インバータおよび第2の
    スイツチの直列回路と電気的に並列な第1のスイツチを
    含んでおり、前記第1のスイツチは第1のリセツト信号
    のパルスの幅に応答し、前記第2のスイツチは第2のリ
    セツト信号のパルスの幅に応答する特許請求の範囲第4
    項記載の計測装置。 8 第2の入力手段は、単一巻回の1次巻線および第1
    の感知2次巻線を有する変流器を含む特許請求の範囲第
    1項記載の計測装置。 9 第2の入力手段は、第1の感知2次巻線に応答して
    1次巻線に流れる電流に比例したアナログ信号を発生す
    る増幅器を含む特許請求の範囲第8項記載の計測装置。 10 第2の入力手段は、アナログ信号に応答して、1
    次巻線によって発生される磁束と大きさが等しくて方向
    が反対の磁束を発生する第2の補償2次巻線を含んでお
    り、この補償2次巻線を通して流れるアナログ信号が第
    2の入力信号である特許請求の範囲第9項記載の計測装
    置。11 アナログ信号に応答して、1次巻線に流れる
    電流の極性を示し計算手段へ入力される極性信号を発生
    する手段を含む特許請求の範囲第9項記載の計測装置。 12 計算手段からの換算制御信号に応答して、第2の
    入力手段から印加された第2の入力信号に正比例する信
    号を発生する換算手段を含み、この換算手段が抵抗と直
    列のスイツチからなる第1の電流路および抵抗と直列の
    スイツチからなる第2の電流路を有し、前記第1の電流
    路が前記第2の電流路と電気的に並列となっている特許
    請求の範囲第5項記載の計測装置。 13 両方の抵抗の抵抗値は、互に8倍違う特許請求の
    範囲第12項記載の計測装置。 14 第1の電流路のスイツチは換算制御信号に応答し
    、第2の電流路のスイツチは前記換算制御信号の反転に
    応答する特許請求の範囲第12項記載の計測装置。 15 極性信号発生手段の極性信号に応答して、換算手
    段から印加された第2入力信号比例信号を整流してサン
    プリング手段へ供給する整流手段を含み、この整流手段
    がスイツチと直列に整流回路を有し、前記スイツチは、
    第2の入力信号の一方の極性のみが前記整流回路へ印加
    されるように前記極性信号の反転に応答し、更に、前記
    第2の入力信号の他方の極性が前記整流回路をバイパス
    するように前記極性信号に応答するスイツチを有したバ
    イパス導線を含む特許請求の範囲第11項記載の計測装
    置。 16 サンプリング手段は、サンプル制御信号に応答し
    てコンデンサと直列なスイツチを含んでおり、前記コン
    デンサはサンプル値を発生する特許請求の範囲第5項記
    載の計測装置。 17 計算手段は、各サンプル値に応答してデジタル値
    を発生する特許請求の範囲第1項記載の計測装置。 18 計算手段は、相続くデジタル値を累積し、もって
    合計値を発生する特許請求の範囲第17項記載の計測装
    置。 19 サンプル値を計算手段へ入力する手段は、前記計
    算手段におけるデジタル値に応答するデジタル/アナロ
    グ(D/A)変換器と、サンプリング手段および前記D
    /A変換器の両者に応答して前記デジタル値がサンプル
    値に等しくなるまで前記計算手段における前記デジタル
    値を更新する信号を発生する比較器とを含む特許請求の
    範囲第17項記載の計測装置。 20 デジタル値を形成するビツトは、最上位のビツト
    から順次更新される特許請求の範囲第19項記載の計測
    装置。
JP55067201A 1979-05-22 1980-05-22 計測装置 Expired JPS601584B2 (ja)

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