JPS60155795A - 製紙用パルプの洗浄装置 - Google Patents

製紙用パルプの洗浄装置

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JPS60155795A
JPS60155795A JP59282115A JP28211584A JPS60155795A JP S60155795 A JPS60155795 A JP S60155795A JP 59282115 A JP59282115 A JP 59282115A JP 28211584 A JP28211584 A JP 28211584A JP S60155795 A JPS60155795 A JP S60155795A
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JP59282115A
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C9/00After-treatment of cellulose pulp, e.g. of wood pulp, or cotton linters ; Treatment of dilute or dewatered pulp or process improvement taking place after obtaining the raw cellulosic material and not provided for elsewhere
    • D21C9/02Washing ; Displacing cooking or pulp-treating liquors contained in the pulp by fluids, e.g. wash water or other pulp-treating agents
    • D21C9/06Washing ; Displacing cooking or pulp-treating liquors contained in the pulp by fluids, e.g. wash water or other pulp-treating agents in filters ; Washing of concentrated pulp, e.g. pulp mats, on filtering surfaces
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D33/00Filters with filtering elements which move during the filtering operation
    • B01D33/06Filters with filtering elements which move during the filtering operation with rotary cylindrical filtering surfaces, e.g. hollow drums
    • B01D33/073Filters with filtering elements which move during the filtering operation with rotary cylindrical filtering surfaces, e.g. hollow drums arranged for inward flow filtration
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D33/00Filters with filtering elements which move during the filtering operation
    • B01D33/44Regenerating the filter material in the filter
    • B01D33/46Regenerating the filter material in the filter by scrapers, brushes nozzles or the like acting on the cake-side of the filtering element
    • B01D33/466Regenerating the filter material in the filter by scrapers, brushes nozzles or the like acting on the cake-side of the filtering element scrapers

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 *th子4λヲ[リノ]1別 本発明は、製紙にお(Jるパルプを洗浄する装置に関す
る。
煮沸法、浸漬法、生化学的処理法などにより木材やその
他の繊維質のパルプを調製する場合、そこに含まれる残
留薬品を除去しな+Jればならないし、また、二次繊維
パルプと一般に呼称されている廃紙の再生によるパルプ
の調製では、印刷インキの成分を除去する必要があり、
そうでなければ印刷インキて汚れたパルプが調製される
ことになる。
本発明による装置は、廃紙再生によるパルプから印刷に
使われたインキの成分を除去する、即ち、脱インキ処理
に適したものであるが、常に脱インキ処理だけに限られ
たものではなく、単にパルプを洗浄するだけの目的にも
使えることは、製紙業界の当業者には容易に考えられる
ことである。しかし、本発明の説明を行なう一ヒで、便
宜上、二次繊維パルプの脱インキ処理を目的としたもの
を一例として説明する。
脱インキ処理を目的として二次繊維質を洗浄する装置と
しては、従来より種々のものが使われているとともに、
提案されている。一般に「ランカスタ一式洗浄機」と呼
ばれているものもその一つであって、製紙業界でよく使
われている。この洗浄機は比較的簡単な装置であって、
紙料ないしろ液を除去するのに、それ自体の重量以外の
外圧や貞空匡を作用させなくてもよいように構成されて
いる。本発明は、このような装置の構成の改良に係わる
ものである。
従来より製紙業界では第1図に示した構成の装置が知ら
れている。第1図において、10は回転ドラムであって
、水平に支持したシャフト12に装架され、駆動手段に
より矢印14の方向に回転させられるようになっている
。この回転ドラム10の外周は、例えば金網とかの多孔
性ろ過材からなろ網筒16て構成されている。18は、
はぼ半円断面形状のバットであって、この中に回転ドラ
ムIOのほぼ下半分が収納されている。バラ[8を構成
するそれまた半円断面形状の底壁24と前記網筒16と
の間には、紙料回流間隙25が形成されており、そこを
水と繊維質の懸a液からなる紙料20が一ヒ流側27か
ら下流側29へと回転ドラムIOの回転に伴って流動す
る。尚、紙料20が前述のように回流間隙25を流動す
る時には、網筒16と紙料との間で粘性牽引力が作用し
ているから、上流側27におけろ紙料の水位22は、下
流側29におけるその紙料の水位23よりも低くなって
いる。
回転ドラム10の少なくとム一端は開放端となって、回
転ドラノ・10の内部にあるろ液かバット18の端壁に
形成しノこ適当な開口を介して回転ドラム10の外部へ
ど流出できるように、回転シール装置を介装した状態て
バット18の前記端壁により閉塞されている。従って、
回転ドラム1oの内部に滞留するろ液の水位は、図示の
ように水位22゜23よりからなり低いところにある。
前述の回転シール装置の具体的な構成はそれもまたよく
知られているところであって、−例を挙げると、バット
の端壁に取付けた締環と、該締環と回転ドラムの端部と
の間の隙間を塞ぐデッケルストラップとからなるものが
よく知られている。このような回転シール装置は、回転
ドラムの一端部に設けたもの(この場合、回転ドラム1
0の他端部は閉塞端となっている。)もあれば、両端部
に設けたちのもある。
32はクーデロールであって、紙料回流間隙25の下流
側29の水位23の−1一方にて回転ドラム10と平行
に延在4゛ろように、両端に設けた類シャフトを以って
適当な支承手段に回転自(1:に支Pfされている。こ
のクーチ〔1−ル32(J回転トラム10と長さが少な
くとも等しく、外周面にはゴムないしその他の飼料の硬
質層40が形成されており、回転ドラム10の網筒16
に直接、或いは、操作時には、網筒(6に付着している
沈積紙料層38(即ち、パルプのマット)を介して接触
している。
従って、クーデロール32は回転ドラム10の回転に伴
って矢印34の方向へ追従回転するが、それとは別に、
クーデロール用駆動手段で回転させられるようになって
いるものもある。網筒16に付着している沈積紙ネ1層
38はり一チロール32により圧縮されながら、クーチ
ロール32の外周硬質層40に乗り移って巻取られると
と乙に、やがて、掻取り部材ないしドクターナイフ36
により湿紙層42として掻取られる。
ここまで説明した構成の装置は、製紙業界で広く使われ
ている重力式濃縮機ないしデツカ−マシンと非常に、k
<似ている。作用を説明すると、回転ドラ1.10の回
転に伴って、常時供給されている紙料20の水分か網筒
16でろ過され、このようにして回転ドラム10の内部
へ入ったろ液は回転シール装置のある端部に接続した吐
出管を介して、矢印64を以って示したように外部へ排
出される。同時に、紙料20の成分である繊維質は沈積
紙料層38となって網筒16の外周面に付着するが、こ
れは前述のようにり一チロール32と接触すれば、クー
デロール32の硬質層40に乗移り、やがて湿紙層42
としてドクターナイフ36により掻取られろ。要するに
、供給された紙料け、主として2つの成分にふるい分け
られて、装置の外部に取り出されるようになっている。
このような装置は、一般に百分率で表される水分におけ
る繊維質の重量濃度を増大させる作用がある。即ち、紙
料を濃縮させることからデツカ−マシン(パルプ濃縮機
)として知られている。
また、ここまで説明した構成の装置は、円網抄紙機とも
非常に似ている。似ているところか、操作条件が異るの
みで、はとんど同一の構成をしている。つまり、円網抄
紙機でiJ、網筒16に相当ずろ円網の回転速度は、デ
ッカ−マシンや重力式パルプ洗浄機における網筒16の
回転速度よりも遅く、後者の約1/10の速さである。
この、Lうな違いがあるから、円網抄紙機においては、
繊維質がバット、即ち、すき槽の底に沈澱しないように
、紙料を絶えず流動させなければならない問題がある。
従って、1935年5月14日に特許となった米国特許
第2,001,208号には、すき槽の底に沈澱する紙
料を絶えず撹乱して、すき槽内の紙f1の濃度を均一に
する手段が開示されている程である。ところが、濃縮機
や洗浄機にあっては、網筒が高速回転するから、バット
内の紙料は常時撹拌された形になり、本発明においても
後述のようにそうであるように、紙料を乱流状態にして
おくのが望ましい訳であるから、前述のような問題は考
えられないのである。
また、円網抄紙機では、円網上に厚さが均一で、凸凹や
塊のない抄造紙層を形成することが重要になってし・る
のに対し、濃縮機や洗浄機では、出来るだけ嵩が小さく
、しかし、少ない設置面積で最大生産量をあげろ、即し
、如何に回転速度を増加させろかが重要な問題になって
いて、網筒に形成される紙料層の厚さか均一かどうかは
問題ではない。
更に、円網抄紙機では、すき槽の紙料は常時オーバーフ
ローしており、オーバーフローした紙料はもと通り回収
することにより、凝集したり沈降するのを防ぐべく流動
速度を早くしているが、濃縮機や洗浄機では一般にその
ようになっていない。
例えば、1967年7月11日に特許になった米国特許
第3,330,723号に開示されている円網抄紙機に
は「余分のパルプを逃して、容器内のパルプを常時流動
さ且ることにより凝集を防ぐための」オーバーフロー装
置が設iJられているとともに、「スクリーンと容器の
境界壁との間に、繊維が自由に移動するスペース」を設
けている。言うまてもなく、スク1月−ンとは円網のこ
とであって、すき槽である容器の中にあるパルプ、即ち
、紙料に浸漬しである。繊維を自由に移動させる必要性
は濃縮機ないし洗浄機にはなく、必要なスペースと言え
ば、第1図にて25を以って示したように、紙料が一方
向に流れる回流間隙位である。
ところで、回流間隙25の断面寸法を小さくすれば、濃
縮機ないし洗浄機におけろバットでの過剰乱流を少なく
とも成る程度制御しうろことはわかっている。
抄紙機と濃縮機ないし洗浄機との相違点はともかく、第
1図に戻って説明を続けるとして、[再パルプ化装置(
repulper )−lを付加すれば、パルプ濃縮機
を重力式洗浄機、即ち、一般に言われている「ランカス
タ一式洗浄機−1と4−ろことかできる。
再パルプ化装置とは、供給されてくるパルプ懸濁液を、
水だけ、らしくけ、繊維質を含んだ水よりなる稀釈液で
混合するだけの混合装置である。第1図においては、バ
ット18を小型化したような形の補助槽44を設けであ
る。この補助槽44は好ましくは、はぼ半円形の底48
を備えたものであって、その中を適当な支承手段で支え
られ、適当な駆動装置で矢印50の方向に回転させられ
るシャフト48が延在しているとともに、このシャフト
50には、撹拌翼ないし撹拌板52が取付けられている
この補助槽44には、矢印54にて示した方向から、厳
密には一定していないが、一般に水分における繊維材の
濃度が5%程度のパルプが供給されるようになっている
。他方では、矢印56で示す方向から稀釈液としての水
が供給され、撹拌翼52の回転らあって、補助WI44
内で混合されながら、オーバーフローしながら流入堰5
8を越して、矢印60て示4−ようにバット18に流入
する。
バット18に補助槽44から絶えず流入するものが前述
した紙判てあって、紙料回流間隙25を上流側27から
下流側29へと流れるにつれて、再び濃縮され、ドクタ
ーナイフ62により矢印62の方向へ掻取られる段階で
は、もとの5%濃度となっている。このパルプの再濃縮
は、紙料が回流間隙25をfiii述のように流れてい
る時に水分が網筒16によ−)で/)過されるからnJ
能−ζあって、その際回転トラムlOの内部に八−)た
ろ〆f&は、白水30として、64を以って概略的に示
した前述の吐出管を介して外部にとり出されろ。
54の方向から供給されるパルプは、二次繊維の脱イン
キ処理の場合、印刷インキを構成する微粒子を含んでい
るが、これを稀釈液でうすめ、その後、水分を抽出する
と、大部分のインキ微粒子が白水に混しって取出せる。
この場合、白水と言ってら、インキ微粒子を含めば黒っ
ぽくなっていることらあるが、つまり、色づいた白水と
なっているのであるが、抄紙機やパルプ濃縮機において
円網ないし網筒の内部にできるる液のことを白水と称し
ており、しかち、このろ液ができるプロセスがほとんど
同一であることから、パルプ洗浄機においてら色の有無
に拘らず白水と言っている。
ともかく、前述の洗浄プロセスは完全なものにはと遠い
。説明したように、前述の装置は製紙業界で広く使われ
ている。このような装置を複数台直列に設置して、第1
段の装置で得た湿紙層42を第2段の装置へ供給するパ
ルプとして利用するのが普通である。もっとも、直列に
設置する装置の台数としては3台が普通であり、それ以
上の台数を設置しているものもあるが、いづれにしても
、1台だけでは洗浄効率が劣ることからそのようになっ
ているのである。洗浄装置を複数台直列設置したもの、
即ち、多段パルプ洗浄機を用いたところでは、節水のた
めと、白水に混っているパルプ繊維をできるだけ回収オ
ろために、成る段の洗浄装置から排出されろ白水を、そ
の直前の段の洗浄装置に供給する稀釈液として使うなり
に循環式になっている。この場合、最終段の洗浄装置に
供給する稀釈液は、真水か、浄水器を通したインクを含
まない再生水とか、インキ微粒子のない水が使われる。
発明の目的 本発明は、パルプ洗浄効率をもっと向上させるのを目的
とするものであって、詳述すれば、沈積紙料層を洗浄す
るのを目的とするものである。
炙り−p購或 本発明においては、前述の1」的を達成オろために、下
流側において紙料回流間隙に稀釈液、つまり、稀釈用水
を注入し、それが沈積紙料層を介して回転ドラムの内部
に流入するようにさせて沈積紙料層を洗浄するようにし
ている。これを廃紙加工による紙料の脱インキ処理に使
う場合、回流間隙に下流側において注入する稀釈用水は
、インキ微粒子を含まないものとずろ。但し、繊維は含
んでいても、また、含んでいなくても、いづれでも良い
。もし、繊組、を含んだ稀釈用水であれば、その繊1イ
1は、沈積紙料層に沈積紙料層に1;1着し、それによ
って回収されろことになる。
紙料回流間隙の下流側で稀釈液に注入するなりに洗浄機
として乙、洗浄機に(l(給されろ全ての紙料、即ち、
パルプを2つの成分、即ち、白水と湿紙層とに分(]る
括本釣な作用があることは変りない。このような構成は
、供給される紙料が系の中間点で供給されて回転ドラム
の外周を二方向に流れ、かくて溢流装置を介して容器な
いし槽から出ろように構成さA1ている前掲の米国特許
第3.330.723 号による装置とは異っている。
米国特許第3,330,723号によるものにおいては
、回転ドラムの成る個所か回転に伴って−に昇して来る
側において回転ドラムに第2槽を設け、そこへ純水ない
1.繊維を含まない水を供給するようになっており、沈
積紙料層をその水が貫流するようにはなっていない。更
に、第2Wiにおけろ水位は主槽における水位よりも高
くなるように工夫されている。その結果、前述の米国特
許による装置では、繊維層が圧縮されて、第2槽におけ
る水と分離され、かくて、取出しローラを介して取出さ
れる。他方、繊維層と分離された水は、第2槽から主槽
へと流入するようになっている。このことから、斯る公
知の洗浄装置は、(1)沈積紙料層を圧縮してち密に固
めること、それに、(2)注入した水を回転ドラムの回
転方向とは反対方向に槽内で回流させて第2槽から主槽
へと流出させることを主たる機能として工夫されたもの
である。
それに反し、本発明においては、紙料回流間隙の下流側
で注入されろ稀釈液は、沈積紙料層を貫流することによ
。て、その沈積紙料層を洗浄するのを主作用とした乙の
である。そのため、本発明の好ましい一実施例では、稀
釈液が逆流するのを防ぐために邪魔板に設け、それによ
り稀釈液がバットの中まで入って行くことなく白水とし
て排出しうるようになっている。しかし、本発明の別の
好ましい実施例では、紙料回流間隙の下流側における液
体は他の部分から回流して来たものとは言え、かなり稀
釈されていることから、回転ドラムの回転に伴って網筒
に付着して運ばれる沈積紙料層がいきなり稀釈間の大き
い液にひたされろ前に徐々になじませるのを目的として
、少晴の稀釈液が回流間隙の」二流側の方へと調節され
つつ流入するように工夫しである。
以後、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施
例を詳述する。尚、第1図に示したのと同一部品につい
ては同一符号を用いである。
第2図は本発明の第1実施例を示すものであって、紙料
回流間隙25の下流側29に相当するバット18の片側
に、回転トラト10の長手方向に沿って帯状をなした配
水室66が形成されている。この配水室66は、長手方
向に等間隔おきに穿設した孔72を有し、しかも、網筒
16に形成される沈積紙料層38に近接する配水板70
て構成されている。配水室66の底は、沈積紙料層38
の外周面まで側縁76が延在する邪魔板74で構成して
もよく、そうするのが望ましい。また、バット18内て
の乱流を抑制し、かつ、紙料が渦巻くのを防ぐためにら
、バット18の底に向って下流側に1つかそれ以1.の
邪魔板78を設けるのも望ましいよってある。
68は導水管であって、脱気用ブリード孔(図示せず)
のある前記配水室66に接続されている。
尚、第2図の構成を詳述するに当り、第1図において矢
印56の方向から供給される稀釈水を「第1稀釈水80
」と称し、また、ドクターナイフ36に掻取られた湿紙
層を「濃縮パルプストック82」と称し、更に、第1図
において64を以って示した吐出管を84にて示すこと
にする。ここで、稀釈水を第1稀釈水80としたからに
は、別の稀釈水らあろ訳て、ごれを第2稀択水86と1
.て示セ。
即ち、第2稀釈水86(」後述のように導水管68を介
して配水室66に(j(給されろらのである。
第2稀釈水86(」インキ微粒子を含まないきれいな水
であって、導水管68から配水室66へ注水されると、
配水板70の孔72を介して沈積紙料層38へと流れ、
然る後、沈積紙訃1層38に残留しているインキ微粒子
を洗い落して網筒16の孔を貫流して回転l・ラノ、1
0の内部へtIli人する。
インキ微↑−″lr・を含む、トラノ・10の内部へ流
入した液体は白水30とな−)で111出管84を介し
てυ1出される。尚、第2図の構成においては、紙料2
0の下流側29での水位21は、第2稀釈水86の水流
圧ら作用しているので、第1図の構成における同し水位
23に比べて高くなっている。もつとも、第2稀釈水8
6の水流圧の大部分は、第2稀釈水か配水板70の孔7
2を貫流するにつれて失なわれて行くからオーバーフロ
ーすることはない。
繊維の移動する各所での水と繊維との相対重量について
、第1図の公知装置と、第2図に示した本発明による装
置とを比べてみると、下記の如く本発明による装置の方
が優れているのは明らかである。今、矢印54の方向か
ら供給されるパルプの濃縮が5%であるとすれば、19
ボンドの水に固形重量で繊維が1ボンド含まれているこ
とになる。印刷インクは、繊維を含む水分に微粒子とし
て懸濁しているしのと考えることができる。そこで、稀
釈水を加えて、補助槽44かうバ、ソト18に流れろ紙
料の濃度を1%とすると、この時99ボンドの水に繊維
が1ボンド含まれていることになる。従って、再パルプ
化装置での混合作用が1100%完全」であると仮定す
れば、19ボンドの水に懸濁していたインキ微粒子は9
9ボンドの水に均一に分散させられたことになり、結局
、バラ)18内での紙料の濃度は0.19%となる。
ところが、ドクターナイフ36で掻取られた濃縮パルプ
ストック62も水分を含んでおり、それが5%濃度であ
るとすると、19ボンドの水に繊維が1ボンド含まれて
いることになる。しかし、その19ボンドの水に含まれ
ているインキ微粒子の濃度は減少して、019%となっ
ている。つまり、濃縮パルプストック62に残留するイ
ンキ微粒子の濃度は第1図の構成の公知装置においては
0.19%であり、換言すれば、インキ除去効率は最大
でも81%しかならない。実際は再パルプ化装置での混
合作用は100%完全ではあり得ないから、また、白水
に含まれろインキの濃度は濃縮パルプストック62の水
分に含まれるインキの濃度と同一とみなすのが、差当り
もっともらしい訳であるから、実際のインキ除去効率は
これより低い。
以1−のことから、従来(」第1図の構成の装置を多段
化することに、Lっで、製紙に供しうろインキを含まな
いパルプを得ているのである。
ところが、第2図の構成による本発明の装置を検8−j
シてみると、第2稀釈水を11−人し、17かも、これ
を回転ドラムの軸長にわたって均一に孔72から注入す
ると、沈積紙料層38が、水位21にある液面から外へ
と回転ドラム10の回転に伴つて出て来るに先立って第
2稀釈水によって洗われることになるから、インキ微粒
子は沈積紙料層38を貫流する第2稀釈水に運ばれて回
転ドラム10の内部へ入る。この、1;うなインキ除去
作用が100%完全であれば、5%濃度の濃縮パルプス
トック82(19ボンドの水分に対し、繊維を1ボンド
含む)はインキのないものとなる。従って、本発明によ
れば多段化しなくとム、1台の装置で100%インキ除
去効率を期待することは理論上可能である。
もっとも、ごれに(J「インキ除去作用が100%完全
であれば」の条件がついている場合で、実際は100%
インキ除去効率を期待ずろのは無理である。しかし、従
来公知のものに比べれば、装置1台当りのインキ除去効
率は本発明による装置の方がはるかに高い。ということ
は、本発明による装置を2台直列に配置した設備は、従
来公知の装置を3台ないし4台同じく配置した設備に匹
敵し、それにより、設備費用、占有床面積、所要動力、
消費水量などの面からして、非常な省エネである。
また、本発明による装置を多段化した場合、少なくとも
最終段の装置に供給オろ第2稀釈水86は、インキ微粒
子を含まないもの、もしくは、浄化再生水を使う場合で
はできろだけインキ微粒子を除去したものを使うのが重
要な条件ではあるが、必ずしも水だ(十でなければなら
ないとは限らず、繊維質なら含んでいてもよいし、また
、含ませても良いものである。事情によっては、第2稀
釈水に繊維質を含ませて、抄紙機におIJる繊維と水分
の夫々のバランスをニL夫オろのが望ましいことがある
。従って、第2稀釈水として(」、例えば、長網抄紙機
で生ずるろ液、ししくは、吸引箱の白水を使うにうにし
てち良い。こうすれば、長網抄紙機で生オろ排水中に含
まれている繊維を沈積紙料層38に付着さてることによ
って回収することができる。
ところで、回転トラム10の回転に伴って、バット18
内の紙料20に著しい乱流か起ることがあるから、この
乱流の影響で第2稀釈水86が無差別にバット18の内
容物と混じってしまうのを防ぐために、前記乱流をコン
トロールする必要かある。それに、大部分の第2稀釈水
86が配水板70と、該配水板70に対面する網筒16
の部分との間にお(Jる比格的狭い下流域にて沈積紙料
層38を貫流オるよってなければならない。そのために
、萌述したように邪魔板78を設けてほぼ大部分の第2
稀釈水86か、沈積紙料層38に向って流れる時に、邪
魔板7/Iの側縁76の−1一方の区域に集中させ、か
つ、この側縁76の下方にある紙料の残りが側縁76の
L方へ簡?11に流れないようにする。ちっとも、邪魔
板としては、74を以って示したものばかりではなくて
、78を以って示したように、2枚またはそれ以」二股
ければ、大概の乱流をおさえることができる。
また、回転ドラム10の長手軸、即ち、シャフト12の
位置をバット18の片側、ことに、配水室66寄りにず
らして、紙料回流間隙25が断面からみて、−に流側で
広く、下流側で狭くなるようにすれば、乱流抑制作用を
更に向上させることができる。この点については、矢印
26の間隔と矢印28の間隔を比べてゐろが良い。
尚、白水が回転ドラム10の一方の端部から、総理とデ
ッケルストラップとからなる回転ノール装置を介して吐
出管84へと取り出されるように構成されている装置に
お−いては、回転ドラムの他方の端部には回転シール装
置もしくは邪魔板などを設()で、バット18内の紙t
′1か回転ISシラノの同性に乗ってド流側から1.流
側へと自由に流れ込むのを防ぐのが望ましい。この場合
、回転ドラムの前記他端部が閉塞端とな−)でいろとし
てム、そこにも総理とデッケルストラップとを設けろこ
とも考えられる。
第3図は本発明の別実施例を示すものであって、邪魔板
74の構成が第2図に示(刀こ実施例におけるのと異っ
ている。
第3図において、邪魔板74にも、その長手方向に沿っ
て孔88が形成されている。従って、配水室66に入っ
た第2稀釈水は、大部分が配水板70の孔72を介して
沈積紙料層38へと流れる一方で、少fftノ’Lけ邪
魔板74の孔88を介して、邪魔板74の直下の区域9
0へと流れるようになでいる。区域90における液体は
、繊維が網筒16に沈着して沈積紙料層38を形成して
いることから、紙料20から大部分の繊維が分離して残
った水分であって、それがまた邪魔板74の孔88から
流入してくる第2稀釈水によって稀釈される。
邪魔板74におけろ孔88の間隔と寸法とは、孔72を
介して沈積紙料層38へと流れて行く第2稀釈水に比べ
て、少量の第2稀釈水のみが区域90へと流入するよう
に選ばれている。第3図の実施例によれば、邪魔板74
と78とかある部分間を回転ドラムIOの回転に伴って
移動する沈積紙料層38が、邪魔板74の」二方にあっ
て、第2稀釈水が主として注水されている区域29に入
るに先立って、インキ濃度がかなり減少させられた紙料
の水分と区域90において接触する。従って、全体とし
てのインキ除去効率を向上させることができる効果があ
る。
本発明の更に別の実施例を第4図に示す。この実施例で
は、配水室66の−に部は開放されていて、配水室66
内の第2稀釈水は、配水室66で一杯になると溢流堰9
2を越して回転ドラム10と配水板70との間へ落下す
るように構成されている。
この溢流堰92は回転ドラムIOの長手方向にわたって
延在しているのは言うまでもない。矢印94にて示した
ように溢流堰92を越して水位21にある液面へ落下し
た第2稀釈水は、邪魔板74の側縁76へと更に落下4
−ろようにな−)でいるから、第4図の実施例では邪魔
板74に孔を形成する必要がなく、従って、第2図と第
3図の実施例に比べて構造を簡単にすることができろ利
点がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は従来の装置の概略側断面図、第2図は、本発明
の第1実施例による装置の概略側断面図、第3図と第4
図とは、夫々、本発明の第2および第3実施例を示す要
部のみの概略側断面図を示す。 10・・・回転ドラム、16・・・網筒、18・・バッ
ト、 20・・紙料、 25 ・紙料回流間隙、32・
・・り−ヂロール、 38・・・沈積紙料層、66・配
水室、70・配水板、74.78 ・邪魔板、86 第
2稀釈水。 特許出願人 エイ・ブルース・ハンター代理人弁理士 
青 山 葆 ほか2名

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)バットと、該バット内に回転自在に装架されて、
    その外周面とバットの壁面との間で上流端と下流端とを
    有する回流間隙を形成しているとともに、その外周面が
    多孔筒壁よりなる中空シリンダーと、水分と繊維とを含
    むパルプストックを前記上流端に導入する手段と、前記
    中空シリンダーを長手軸を中心に駆動回転させる駆動手
    段と、前記シリンダーの内部からろ液を除去するろ液除
    去手段と、前記回流間隙の下流端の上方にてシリンダー
    の多孔筒壁より沈積紙料層を除去する紙料除去手段とか
    らなり、回流間隙に前記上流端を介して導入されたパル
    プストックは、シリンダーが回転している時に水分が多
    孔筒壁を介してシリンダー内にろ過されることにより分
    離されて多孔筒壁に前記沈積紙料層を形成するように構
    成された装置において、回流間隙の下流端において稀釈
    水をバットに導入する稀釈水導入手段と、沈積紙料層を
    介してシリンダーの内部へと流入するように前記稀釈水
    を指向させる指向手段とを設けたことを特徴とする製紙
    用パルプの洗浄装置。 (2、特許請求の範囲第(])項に記載のものであって
    、前記指向手段が、回流間隙の下流端におけるバット内
    で、しかも、多孔筒壁に近接して配置した板材よりなり
    、この板材が複数の孔を有していて、導入された稀釈液
    がこの板材の孔を介して沈積紙料層に衝突するようにし
    であること。 (3)特許請求の範囲第(+)項に記載のものであって
    、導入した稀釈水が回流間隙を下流端から上流端へと逆
    流するのを阻止する阻止手段を設けたこと。 (4)特許請求の範囲第(+)項に記載のものであって
    、前記稀釈水導入手段が、稀釈水の導入される配水室よ
    りなり、また、前記指向手段が、回流間隙の下流端にお
    いて多孔筒壁に近接して配置された前記配水室の壁で構
    成され、しかも、配水室の前記壁には配水孔が複数形成
    されていて、導大した稀釈水がこの配水孔を介して沈積
    紙料層に向けられるようになっていること。 (5)特許請求の範囲第(4)項に記載のものであって
    、前記配水室には底壁があって、この底壁がバットより
    多孔筒壁近傍の位置まで突出して、回流間隙にお(Jろ
    稀釈水の逆流を阻11−する主邪魔板として作用してい
    ること。 (6)特許請求の範囲第(5)項に記載のものであっと
    、少なくとも1つの別の邪魔板を、バットから多孔筒壁
    近傍の位置まで、前記主邪魔板の上流側において突出す
    るように設けたこと。 (7)特許請求の範囲第(6)項に記載のものであって
    、前記配水室の底壁には複数の穴が形成されており、導
    入された稀釈水の少量が、前記主邪魔板と前記別の邪魔
    板との間にも前記穴を介して導入されるようになってお
    り、これにより沈積紙料層が大部分の稀釈水で本格的に
    洗浄されるに先立って、前記穴を介して導入された少量
    の稀釈水で予備洗浄されるようにしたこと。 (8)特許請求の範囲第(1)項に記載のものであって
    、前記稀釈水導入手段が、稀釈水の導入される配水室よ
    りなり、また、前記指向手段が、」二部が開放された前
    記配水室の壁であって、しかも、多孔筒壁上の沈積紙料
    層との間で下方にテーパーした狭い区画を形成すべく回
    流間隙の下流端にて多孔筒壁に近接オろ前記壁で構成さ
    れており、而して、配水室の上部開放口に臨む面記壁の
    −に縁が、配水室に導入した稀釈水を前記狭い区画へと
    オーバーフローさ仕る溢流堰を構成していること。 (9)特許請求の範囲第(1)項に記載のものであって
    、前記回流間隙が、シリンダ=の長手軸に直交ずろ平面
    において、−1−広端においては多孔筒壁とバットとの
    間隙が広く、下流端に行くに従って狭くなる断面形状を
    備えていること。
JP59282115A 1984-01-06 1984-12-27 製紙用パルプの洗浄装置 Pending JPS60155795A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US56882784A 1984-01-06 1984-01-06
US568827 1984-01-06

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60155795A true JPS60155795A (ja) 1985-08-15

Family

ID=24272904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59282115A Pending JPS60155795A (ja) 1984-01-06 1984-12-27 製紙用パルプの洗浄装置

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Country Link
JP (1) JPS60155795A (ja)
CA (1) CA1255949A (ja)
GB (1) GB2152544A (ja)

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Publication number Publication date
GB8432516D0 (en) 1985-02-06
GB2152544A (en) 1985-08-07
CA1255949A (en) 1989-06-20

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