JPS6015026A - 角パイプの接合用端部及びその成形法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は端部にパイプ材や軸部材を溶接する場合等にお
ける角パイプの接合用端部とその成形法に関する。

従来、この種の角パイプの接合用端部の成形＆１、まず
角パイプ端部の左右側面にスリットを切欠き、次にスリ
ットを閉じる如（」−下方向から押しつふして角パイプ
先端をテーバ状に成形し、スリットの合せ部を溶接等で
上下一体に接合し、次に接合すべ（パイプ面に対応する
例えば半円形の溝等を角パイプ先端の左右側面に切欠し
てなされている。

そのため従来の角パイプの接合用端部では、左右側面に
溝を切欠するものであるため強度、剛性の点で最良とは
いい難く、また接合すべくパイプとの十分な溶接面積を
確保し難（、例えば自動二輪車のリヤフォークのパイプ
材と角形フォークパイプとを溶接する場合、特に大型車
種では強度」二から補強パッチ等の小物を用いなければ
ならない不利がある。

また、従来の成形法は角パイプ端部の左右側面にスリッ
トを切欠く工程、スリットを押しつぶして溶接する工程
等の面倒な工程を要し、作業性、生産性に劣り、コスト
の点でも不利である。

本発明゛は前記不具合、を解消すべく案出されたもので
あって、本発明の目的とする処は強度、剛性の点で優れ
しかも十分な溶接面積を確保し得る角パイプの接合用端
部を提供し、また作業性、生産性に優れたその成形法を
提供するにある。

本発明は前記目的を達成するため第１の発明は、先端に
至るにつれて近づく上下面と、先端に至るにつれて離間
する左右側面と、前記左右側面先端を外側方へ折り曲げ
たフランジ面とを備え、前記上下面先端とフランジ面と
で接合箇所に対応する接合部を形成したことを特徴とし
、第２の発明はその成形法で、角パイプ端部を内装した
先細りテーパ状の心金に適うように加圧して該端部を上
下がつぶれた先細りテーバ状に成形するとともに該端部
の側面を外側方へ膨出せしめ、更に該膨出端を外側方へ
折り曲げてフランジ面を成形するようにしたことを特徴
とする。

本出願人は特願昭５７−２２８５２６号において角パイ
プ端部の成形法を既に出願しているが、前記第２の発明
はこの先の出願の改良に関する。

以下本発明の好適一実施例を自動二輪車のリヤフォーク
に適用した場合について説明する。

第１図はリヤフォーク１の平面図を示し、リヤフォーク
１はパイプ材２と、接合用端部３ｄがパイプ材２゛に溶
接され後方に延出する左右一対の角パイプ３．３を備え
る。

前記角パイプ３の接合用端部３ａは、溶接前の形状を第
５図に側面図で、第６図に平面図で、第７図に第５図の
■矢視図で示すように上片１１と下片１２が先端に至る
につれて漸次近づき且つ先端に至るにつれて漸次左右幅
を犬ならしめたテーパ面１３．１４に形成され、このテ
ーパ面１３゜１４に対応し左右の側片１５，１６は先端
に至るにつれて漸次離間し且つ先端に至るにつれて漸次
高さを小ならしめたテーパ面１７．１８に形成されてい
る。

更に前記上下のテーパ面１３．１４の先端２１゜２１の
左右端を夫々左右外方へ膨出２２．２２Ｌ、前記左右の
テーパ面１７．１８の先端を外方へ折曲２３，２３Ｌ、
・前記膨出部２２．２２と折曲部２３．２３１゛とでパ
イ２°材２に接合すべく形状のフランジ部２４．２４を
左右に形成し明記上下のテーパ面１３，１４の先端２１
．２１をパイプ月２に接合すべく形状に形成し、前記フ
ランジ部２４．２４とテーパ面先端２Ｌ　２１とで接合
部２５を構成する。

斯かる接合用端部３ａのフランジ部２４及び上下テーパ
面１３．１４の先端２１．２１をパイプ材２に溶接して
パイプ材２の両側に角パイプ３゜３を取付け、角パイプ
３，３の中間部間にはクロスプレート２６を横架接合し
、夫々の角パイプ３の後端にエンドピース２７を溶着し
てリヤフォーク１を得る。

従って本発明に係る角パイプ３の接合用端部３ａによれ
ば、左右の側片１５．１６は漸次波がり、しかもその先
端は外方へ折曲したフランジ部２４に形成され、素材時
における寸法よりも接合スパンの犬なる接合部を有する
ので、パイプ材２との接合強度を高めることができる。

また先端左右に夫々フランジ部２４．２４を有するので
、接合面積は大きく接合強度を一層高めることができ、
特にろう付溶接する場合等に極めて有利となる。また従
来の如く先端部側面に切欠、溶接部がないため強度、剛
性は高く、また外観性を向上することができる。

第８図に側面図で、第９図に第８図の■矢視図で示すも
のは本発明の第２実施例を示す。

第２実施例では角パイプ端部３１の左右側面３２．３３
先端を夫々外側方へ折曲してフランジ面３４．３４を形
成し、接合面積を確保するようにしたものである。

第１０図に接合状態の平面図で、第１１図に同側面図で
示すものは本発明の第３実施例を示す。

第３実施例ではフランジ面３５．３５を含む接合部３６
をパイプ材２ａの形状に対応させ側面視略コ字状に形成
したものである。

次に前記角パイプ３の接合用端部３ａを成形する方法に
ついて成形装置との関係で説明する。

第２図は成形装置の要部断面側面図を、第４図は同平面
図を示すｇ ５１は′基台で、基台４５１にはフラットな当面５２を
有するペース５３を固定起設し、ベース５３には回転１
１Ｑ１１５４を縦設し、回転軸５４上端にはハンドル５
５を取付ける。

前記ベース５３には基端６１ａを前記回転軸５４に結合
して心金６１を突設し、前記当面５２には心金６１が所
要角度水平旋回するように隙間を形成ずろ。

前記心金６１の基部６１ｂは角パイプ３の内面と緊密に
嵌合するよう形成し、中間部６１ｃは角パイプ３と遊合
する如く小径状に形成する。心金６１の先端部６２は基
部６２ａが角パイプ３の内［ｎｌど緊密に嵌合するよう
形成し、」二下面には前記テーパ面１３．１４に対応す
る先細りのテーパ面６２ｂ、６２ｂを形成し、先端６２
ｃ寄りの左右側部を欠設して先端側に嵌合部６２ｄを形
成する。

前記当面５２から心金６１の先端６２ｃまでの長さはワ
ークである角パイプ３の長さと略同等に形成する。

前記基台５１には前記心金６１の先端部６２に臨まぜて
グイ７１を設け、ラム等で上下動するリフトカム７２に
より前記ダイア１を心金６１の長手方向に沿って移動自
在に形成する。

前記ダイア１には前記テーパ面１３　、　１４　ニ対応
する上下の成形面７３．７３によって成形室７４を画成
し、成形室７４の奥部からは前記左右のテーバ面１７，
１８、フランジ部２４．２４に夫々対応する成形面７５
を備えた成形部７６．７６を突設し、画成形部７６．７
６の間には前記嵌合部６２ｄとの嵌合を自在とした嵌合
孔７７を形成する。

以上において、まずハンドル５５を回動し第４図に示す
如く心金６１を水平旋回し、角パイプ３を心金６１の先
端部６２から嵌合する。

次にハンドル５５を戻して心金６１の軸心とダイア１の
心とを合致させ、角パイプ３を更に押し込んで角パイプ
後端３ｂを当面５２に当接する。

次にリフ］・カム７２の下動により夕゛イア１を心金６
１側に移動せしめる。

ダイア１の移動によりまず角パイプ３の先端を成形室ン
４・に侵入させ、」二下の成形面７３．７３に摺、動し
つつ」二片１１、下片１２を加圧し、角パイプ３の先端
を上下に押しつぶして左右外方へ膨出変形させる。

やがてダイア１の移動に伴い、嵌合部６２ｄが嵌合孔７
７に嵌合し、同時に左右の成形部７６゜７６が膨出変形
した角バイブ３の先端に侵入する。

成形部７６．７６の侵入により左右の側片１５゜１６を
夫々外方へ押し拡げ、更に先端を外方へ折曲し、前記−
に下の成形面７３．７３、左右の成形部７６．７６、！
シ・金６１のテーパ面６２　’ｂ、’６２ｂとにより接
合部２５を備える接合用端部３ａを得る。

成形後リフトカム７２を上動し、適宜手段によりダイア
１を後退さぜ、ダイア１と角パイプ３との係合を解除す
る。

次にハンドル５５により回転軸５４を回動し、これによ
って角パイプ後端３ｂは当面５２に倣って当接しつつ側
方に移動し、心金６１から抜脱する方向に移動し、これ
を第４図に仮想線で示す。

従って本発明によれば、従来の如く切欠工程、溶接二に
程を要することなく角パイプ３の接合用端部３ａの先細
り成形を容易に行なえ、また上下に押しつぶして先細り
成形を行なうので先細り成形と同時に左右側片１５．１
６の外側方への膨出成形を容易に行なうことができる。

また、上下に押しつぶし外側方へ膨出する部分を利用し
フランジ部２４に成形するのて、材料に無駄がなくフラ
ンジ部２４の成形も容易に行なうことができ、更に切欠
工程、溶接工程等乞不鮫とするので成形された接合用端
部３ａは強度、剛性、外観性の点で優れ、心金６１とダ
イア１によりプレス成形するので寸法精度の高い接合部
２５を成形することができる。

以上の説明で明らかなように本発明に係る角パイプの接
合用端部によれば、接合面積を確保し得、接合強度や剛
性、外観性等を高めることができ、また本発明に係る成
形法によれば、その接合用端部を効率良く容易に成形し
得る等の幾多の優れた効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第、１図はリヤフォークの平面図、第２図は成形装置の
要部断面側面図、第３図は成形部の平面図、第４図は成
形装置の平面図、第５図は角パイプの接合用端部の側面
図、第６図は同平面図１．第７図は第５図のＶｌｌ矢視
図、第８図は第２実施例の側面図、第９図は第８図の■
矢視図、第１０図は第３実施例の接合状態を示す平面図
、第１１図は同側面図である。 尚図面中３は角パイプ、３ａは接合用端部、１３．１４
．１７．１８はテーバ面、２４はフランジ部、６１は心
金、７１はグイである。 特許　出　願人　本田技研工業株式会社代理人　弁理士
　下　１）　容一部 間　弁理士　大　橋　邦　産 量　弁理士　小　山　有

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）先端に至るにつれて近づ（上下面と、先端に至る
   につれて離間する左右側面と、前記左右側面先端を外側
   方へ折り曲げたフランジ面とを備え、前記上下面先端と
   フランジ面とで接合箇所に対応する接合部が形成されて
   いる角）くイブの接合用端部。
2. （２）　角パイプ端部を内装した先細りテーノ（状の心
   金に適うように加圧して該端部を上下がつぶれた先細り
   テーパ状に成形するとともに該端部の＠１１面を外側方
   へ膨出せしめ、更に該膨出端を外側方−・折り曲げてフ
   ランジ面を成形するようにした角パイプの接合用端部の
   成形法。