JPS60132756A - ガス透過率を制御しうる包装材料 - Google Patents

ガス透過率を制御しうる包装材料

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JPS60132756A
JPS60132756A JP24139983A JP24139983A JPS60132756A JP S60132756 A JPS60132756 A JP S60132756A JP 24139983 A JP24139983 A JP 24139983A JP 24139983 A JP24139983 A JP 24139983A JP S60132756 A JPS60132756 A JP S60132756A
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packaging
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packaging material
regenerated cellulose
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JP24139983A
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真夫 藤田
山口 義章
溝手 敦信
裕行 小田桐
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Sansho Co Ltd
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Sansho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 関する。
ガス透過率を制御す.る目的で使用されている包装材料
は、防虫剤や.脱酸.素剤、化学カイロなどの封入紙、
メスや注射器など用の滅菌紙、プラスターなどの基材と
して使用されている。
たとえば防虫剤の封入紙としては、(1)セロハン、(
2紙にポリエチレンをラミネートしたもの、(3)紙に
ポリエチレンおよびポリエステルをラミネートし、孔を
あけたもの、(4)ポリエチレンとポリエステルを.ラ
ミネートしたフィルムに孔をあけ、このラミネートフィ
ルムをポリエチ5レン層.を介して紙にラミネートした
もの、(5)ポリエチレンをラミネートした紙とポリエ
チレンをラミネートしたポリ門ステルフィルムとを継ぎ
合わせた材料から作IJIされている。
また、食品などの包装中に入れる脱酸素剤用の封入紙、
化学カイロの発熱剤組成物封入用の袋などのガス(酸素
)の透過量を制御しなければならない包装材料にも、前
記(3)〜4)の材料が使用されている。
しかしながら、(1)の包装材料は実質的にガス不透過
性のものであり、使用時に鋏などで一部を切り取らなけ
ればならず、また切り取り方によって防虫剤の昇華速度
が大きく左右され、昇華速度の制御が困難である。また
(2)の材料では、ガス透過速度が大きすぎるため、短
期間に゛防虫剤が昇華拡散してしまう。これらの欠点を
改善したものが(3)〜(5)の材料であり”、(3)
〜(4)のよう゛に穴の面積を調節したり、、(51の
よりにガス透過″ 、、・□、。
性の部分の面積を調節−たりしてガスの透過率。
を制御している。しかしながら、(3)〜(4)の材料
へL は紙、ポリエチレンおよびポリエステルと少なくとも3
層にしなければならず、しかも穴をあける必要があり、
材料費がかさみかつ1造工程も複雑となっている。また
(5)の材料においても同様の問題点があり、さらに継
ぎ合わせて作製されているため部分的に厚さが異なり、
ロール巻きが難しい。
本発明者らは叙上の欠点を解消した包装材料をうるべく
種々研究を重ねた結果、疎水性材料と親水性材料とから
なるガス透過性の包装基材と該基材の一部を覆う再生セ
ルロース層とからなる包装材料が、ガスの透過率を制御
すること□ ができ、かつ容易に作製することができる
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
□ 本発□明の包装材料は、包装基材の少なくとも一方
の面にビスコース液を塗布あるいは含浸せ□しあ、凝自
浴ついでセルロース再生浴iで処理することによってえ
られる。′ □ かかるビスコース晶韮を行なうこと辷より′、塗布また
は含浸せしめやれた岩スコース液の親水性材料に対する
界面張力と疎水性材料に対する界面張力が異なるので、
ビスコース液の粘度や塗布量および塗布、含浸方法を適
当に選定することにより、前記界面張力の差によってビ
スコース液が疎水性材料上には留まらずに親水性材料に
移動し、包装基材全体を覆うことはない。
再生セルロース層はガス不透過性であるので、再生セル
ロース層で覆われていない部分のみをガ支が透過するこ
とになる。したがって、再生セルロース層、で覆う面積
を調節することにより、ガスの透過率を自由に制御する
ことができる。
1 再生セルロース制で覆う面積の調節゛は、たとえば
包装基材の親木□性材料と疎水性材料との割合や分布、
密度、ビスコニス液のm□度、粘度、付着山などを選定
することによって自由に行なうことができる。た□とえ
ばガス透過率を小さくするために゛は、包装基□材□の
密度□を仄□きくする、ビスコース液の付着1を多くす
る、ビスコース液を基材昂に浸透しにくくするな”どの
方法を採用すればよい。 ゛ 包装基材としては親水性材料と゛疎水性□材料とからな
るものであ茫ば□とくに制限されず、是とえば混抄紙、
抄き合せ□紙などの紙、不織布、織布などがあげられる
親水性材料として□は、たとえば広葉樹パルプ、針葉樹
パルプなどの天然パルプ、マニラ麻、コウゾ、ミツマタ
などの靭皮1iiei、コツトンリンター、ビスコース
レーヨン、キュプラ、ポリビニルアルコール、ビニロン
などの天然、半合成または合成繊組などの1種または2
種以上が用51 □ 疎水性材料としては、たとえばポリエチレン繊維、ボリ
プロピレン繊帷、:ポリ塩化ビニル繊維、□ポリ塩化ビ
ニリデン繊維、低i点ポリアミド繊維、エチレン−酢酸
ビニル共重゛合抹繊維などの低融点の熱可塑性樹脂繊維
またはそれらのコンジュゲート織111如、ポリエステ
ル繊維、アミド繊維などの高融点の熱可塑性樹脂繊維な
ど従業のこの種の包装材料では前記(り〜(5)に示す
ようにヒートシール性を付与するためにポリエチレンを
わざわざラミネートしているが、本発明において疎水性
材料として低融点の熱可塑性樹脂□を使用するときは、
□ビスコース加工をするだけでガス透過率の制御ができ
ると共にヒートシール性をも付与することができる。
親水性材料と疎水性材料との配合割合は、用途や目的と
するガス透過率などによって異なり、幅広い範囲が採用
される。
本発明の包装材料は、−前記のごとくガス透過性の包装
基材を覆う再生セルロース層の範囲を調節することによ
りガス透過率を制御しうるちのであり、従来のこの種の
包装材料に比して構造が簡単であり、しかも容易にかつ
安価に製造することができる。さらにビスコース加工に
よって包装基材に機械的強度を付与することができ、ま
た疎水性材料として低融点の熱可塑性樹脂を用いるとき
はヒートシール性をも付与することができる。
本発明の包装材料は、そのまま種々の包装材料として用
いてもよいし、それらを積層して用いてもよいし、さら
にガス透過性の合成樹脂フィルムをラミネートした複合
材料として用いてもよい。
本発明の包装材料はガスの透過率を制御する必要のある
技術分野で広く利用でき、たとえば防虫剤の透過を制御
する。防虫剤用の封入紙、酸素の透過を制御する脱酸素
剤用の封入紙や化学カ斗ロ用の袋体、あるいはメ子や注
射器の水蒸気やエチレンオキサイドガスによる滅菌処理
用の滅菌紙、水蒸気?突気の透過が必要となるプラスタ
ー用の基材などにとくに好ましく用いれうる。
つぎに実施例をあげて本発明の包装材料を説明するが、
本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない 実施例 つぎに示す包装基材を作製した。
混抄紙:針葉樹パルプと5WP(三井石油化学工業■製
のポリエチレン調合 成パルプの商品名)のso : so <重量比)の混
抄紙(坪量22g/が) 抄き合せ紙:針葉樹バルブとマニラ麻/ポリプロピレン
繊維(50/ 50、重量比)との抄き合せ紙(坪量3
0g/が) 不織布:レーヨンとES(チッソボリア0エチレンとの
コンジュゲートm* ・・ ゛の商品名)の50 : So (重量比)の不
織布、(坪量’40o /が) 織 布:ポリエステルと綿の65 : 35 (重量こ
れら5の:゛、包装基材を一法で調−したピ子コース液
(粘度5000 cP )をセルロー、スの付着量が第
1表に示す量となるようにロールコータでコーチイン、
、グしたのち凝固浴中で処理し、ついでセルロー3再生
浴中′ア、セルロースを再生したのち脱硫し、水洗した
のちグリセリン浴中で柔軟処理し乾燥して本発明の包装
材料、をえた。
゛ えられ゛た゛包装材料の透気度をJIS P811
7に規定された方法に従って測定した。結果を第1表に
示す。 、、′ 第1表 第1表から明らかなごとく、包装基材の種類および再生
セルロースの付着量を調節することにより、自在に透気
度を制御することができる。
なお、市販の脱酸素剤の包装材料の透気度は約20〜4
000秒であり、化学カイロの封入袋の透気度は約50
〜1000秒である。
つぎに実施例で作製した包装材料に防虫剤(パラジクロ
ルベンゼン)を封入して室内に放回し、防虫剤の残存量
を経時的に測定した。結果を第2表に示す。
第2表に示すごとく、本発明の包装材料は防虫剤の昇華
速度を自由に制御することができる。
特許出願人 福井化学工業株式会社 はか1名

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 疎水性材料と、親水性材料とからなるガス透過性の
    包装基材と該基材の一部を覆う再生セルロース、Wとか
    らなるガス透過率を制御しつる、!、装、材5.料。 2 包装基材、が、紙、、不織、布または織布である特
    許1.請求、の、範囲第一1項記載の包装材料。 、3 再生セルロース層が包装基材の表面付近に形成、
    さ4、れ、、でいる特、許、請求、の、範囲第1項記載
    の包装材料。 4 再生セルロース層が包装基材の内部にまで含浸せら
    懸た状態で形成されている特許請求の範囲第1項記載の
    包装材料。 5 疎水性材料がヒーーシール性を有する熱可塑性合成
    樹脂材料である特許請求の範囲第1項記載の包装材料。
JP24139983A 1983-12-21 1983-12-21 ガス透過率を制御しうる包装材料 Granted JPS60132756A (ja)

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