JPS6013178Y2 - 接続端子 - Google Patents

接続端子

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Publication number
JPS6013178Y2
JPS6013178Y2 JP1978070590U JP7059078U JPS6013178Y2 JP S6013178 Y2 JPS6013178 Y2 JP S6013178Y2 JP 1978070590 U JP1978070590 U JP 1978070590U JP 7059078 U JP7059078 U JP 7059078U JP S6013178 Y2 JPS6013178 Y2 JP S6013178Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plating layer
aluminum
copper plating
thickness
copper
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978070590U
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English (en)
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JPS54172296U (ja
Inventor
人士 加藤
章二 志賀
卓 和宇慶
圭一 野村
Original Assignee
古河電気工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はアルミまたはアルミ合金からなる端子板に銅メ
ッキを施した接続端子の改良に関するもので、耐食性、
曲げ強度が優れ、且つ経年安定した電気特性を有する接
続端子を安価に提供しようとするものである。
従来のアルミまたはアルミ合金からなる接続端子は、第
1図に示すように端子板4の下面を平滑加工し表面の酸
化皮膜を除去した後その上に銅板5を爆着又は半田付は
等の方法で貼着していたが、アルミの端子板4と異種金
属の銅板5との貼着には高度の熟練技術を要するばかり
でなく曲げ強度が弱くしかも異種金属の貼着境界面に生
ずる電食作用により端子板が腐食し電気特性が著しく低
下する等の欠点があった。
本考案は上記欠屯を解消する目的でなされたもので、以
下これを図面に示す実施例について説明するに、第2図
及び第3図において1は一端に導体圧縮部を有するアル
ミまたはアルミにTi。
B、 Mg、 Si、 Fe等を若干添加したアルミ合
金からなる接続端子の端子板、2は端子板1の全面に硬
さが(MHV) 150以上、厚さ150μ以上の銅メ
ッキ層である。
本考案において上記のようにアルミ端子板1の全表面に
設けた銅メッキ層2の硬度を(MHV) 150以上、
厚みを150μ以上に限定した理由は、本考案者らがア
ルミ端子板上に施した銅メッキ層の厚み硬度について種
々実験研究を重ねた結果によるもので、施した銅メッキ
層2の硬度が(■(V) 150以上でもその厚みが1
50μ以下であるとメッキ層にヒビやクラックが発生し
、また逆に厚みが150μ以上でも硬度が(MHV)
150以下の場合も上記同様にクラックや剥離が生じ期
待する成長を得られないことを見出したことによる。
而して本考案における(MHV) 150以上の硬度を
有する厚さ150μ以上の銅メッキ層2は、硫酸銅、ピ
ロリン酸銅またはシアン化銅浴に有機チオ化合物等の光
沢剤を添加した電解浴中で電気メッキすることによって
容易に得られる。
本考案は、上述のようにアルミ端子板1の全面に硬度(
MHV) 150以上、厚み150μ以上の銅メッキ層
2を形成したことにより、充分な曲げ強度と耐食性を有
し且つ電気特性の経年安定した接続端子が得られ、冒頭
に記した従来の欠侭を解消することができる。
また、本考案においてはアルミ端子板1の全面に銅メッ
キ層が形成されているので、締付ボルトに銅又は調合金
製のボルトを使用でき電食を完全に防止しうるばかりで
なく銅に対し電食的に安定なステンレスボルトをも使用
することができる。
なお、銅メッキ層の厚さを過剰に厚くすることは不経済
であるので150〜500μの範囲内、硬度は(MHV
) 150〜300の範囲内で充分上記の目的を遠戚す
ることができる。
第3図はアルミ端子板1とその全表面に形成した銅メッ
キ層2との間に厚さが0.1〜10μ程度の薄いニッケ
ルメッキ層3を介在させ、耐熱性の向上を図った本考案
の他の実施例を示すもので、中間層として厚さ0.1〜
10μのニッケルメッキ層3を介在させることにより、
全面に銅メッキ層2を設けたアルミの接続端子を、特に
大電流又は高温雰囲気中で長期にわたって使用する際、
アルミ端子板1と銅メッキ層2との間に生ずる拡散反応
を抑えることができ、アルミ端子板1と銅メツキ層間に
生じ発達するAI、 Cu合金属による電気特性の低下
を防止しうる効果がある。
なおニッケルメッキ層はその厚さが0.1μ未満では上
記効果は期待できず、また10μ以上ではより以上の効
果は得られず高価なニッケルを消費し且つメッキに長時
間を要するなどの不利益があるのでニッケルメッキ層は
0.1〜7μ程度の厚さが効果的である。
ニッケルメッキ層はスルファミン酸浴、フッ化物含有浴
、ワット浴中で電気メッキすることで台易に施すことが
できる。
次に本考案の具体的な実施例を示す。
実施例 1 純アルミからなる接続端子の端子板1の全表面に、銅メ
ツキ前処理としてジンケート処理(Zn置換法)を行っ
た後、添加剤の入った硫酸銅浴に端子板1を浸漬し浴温
20℃、DK20A/ d ?71″の条件下で硬度(
■■)が101.155.203を有する銅メッキ層の
厚みを10〜500μまで変化させて施した各端子につ
いて20に9の荷重をかけて曲げテストを行ったところ
第4図に示す結果を得た。
即ちその結果銅メッキ層150μ以上、メッキ層の硬度
(MHV) 150以上のものは曲げ歪が小さく(曲が
り角度5°以下)、銅メッキ層にクラックは見られず、
それ以外のものは殆んどがヒビまたはクラックが生じた
実施例 2 アルミ端子板1と銅メッキ層2の中間層として、端子板
面にワット浴によりDK IOA/ d d、@@5c
rcのメッキ条件で2〜3μのニッケルメッキ層3を施
した後、実施施例1の銅メツキ条件で厚さ150μ、硬
度(MHV) 150の銅メッキ層を施した端子につい
て100(転)間、200℃の耐熱テストを行いその境
界面を観察した結果参考図(顕微鏡写真)から明らかな
ようにアルミ端子板と銅メッキ層の間には合金層は全く
認めれなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の接続端子を示す説明図、第2図及び第3
図は本考案の実施例を示す説明図、第4図は試験成績を
示す説明図である。 1ニアルミ端子板、2:銅メッキ層、3:ニッケルメッ
キ層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 導体圧縮端の端部に端子板を形成してなるアルミまたは
    アルミ合金からなる接続端子において、前記端子板の全
    面に厚さが150μ以上、硬度(MHV) 150以上
    の銅メッキ層を設けてなるこを特徴とする接続端子。
JP1978070590U 1978-05-26 1978-05-26 接続端子 Expired JPS6013178Y2 (ja)

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JP1978070590U JPS6013178Y2 (ja) 1978-05-26 1978-05-26 接続端子

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JP1978070590U JPS6013178Y2 (ja) 1978-05-26 1978-05-26 接続端子

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JPS54172296U JPS54172296U (ja) 1979-12-05
JPS6013178Y2 true JPS6013178Y2 (ja) 1985-04-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5898775U (ja) * 1981-12-25 1983-07-05 古河電気工業株式会社 アルミニウム端子
JPS58123685A (ja) * 1982-01-18 1983-07-22 古河電気工業株式会社 アルミニウム端子の製造方法

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