JPS6012336B2 - 抽出蒸留により0・2重量%よりも低い含水量を有するアセトンを製造する方法 - Google Patents
抽出蒸留により0・2重量%よりも低い含水量を有するアセトンを製造する方法Info
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- JPS6012336B2 JPS6012336B2 JP50016133A JP1613375A JPS6012336B2 JP S6012336 B2 JPS6012336 B2 JP S6012336B2 JP 50016133 A JP50016133 A JP 50016133A JP 1613375 A JP1613375 A JP 1613375A JP S6012336 B2 JPS6012336 B2 JP S6012336B2
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C45/00—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
- C07C45/78—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
- C07C45/81—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by change in the physical state, e.g. crystallisation
- C07C45/82—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by change in the physical state, e.g. crystallisation by distillation
- C07C45/83—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by change in the physical state, e.g. crystallisation by distillation by extractive distillation
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、抽出蒸留により0.2重量%よりも低い含水
量を有するアセトンを製造する方法に関し、この場合ア
セトンは例えばイソプロパノ−ルからのアセトン合成及
びアセトンからのメチルイソブチルケトン合成からのも
のであってもよい反応混合物中に存在する。
量を有するアセトンを製造する方法に関し、この場合ア
セトンは例えばイソプロパノ−ルからのアセトン合成及
びアセトンからのメチルイソブチルケトン合成からのも
のであってもよい反応混合物中に存在する。
殊に本発明は蒸留によるアセトン精製に際し抽出剤とし
てィソプロパノールを使用する方法に関し、その際ィソ
プロパノールは循環せしめられかつ上記反応混合物中に
存在していてもよい。種々の方法によってつくられたも
のであってもよいアセトンから水を除去するため多数の
提案が公知となっている。
てィソプロパノールを使用する方法に関し、その際ィソ
プロパノールは循環せしめられかつ上記反応混合物中に
存在していてもよい。種々の方法によってつくられたも
のであってもよいアセトンから水を除去するため多数の
提案が公知となっている。
これらの提案は普通それぞれの製法と関連がある、つま
り生じる粗生成物混合物は所望の生成物を得るために処
理され、こうして得られた生成物はできるだけ高い純度
を得るためにさらに処理される。それでイソプロバノー
ル、エタノール、アセチレン、アセトアルデ}ヒドもし
くは酢酸から脱水、酸化もしくは蒸気相中での接触的水
素添加によるアセトンの製造においては一般にアセトン
蒸気は種々の蒸気との混合物で得られる。西ドイツ国特
許公告公報第1012909号には、アセトン合成から
の温かいガスや蒸気の混合物を、塔を上方から下方へ流
れる液体に対して向流で送り、その際アセトンを濃縮す
るため及び残留するアセトン含有液体からアセトンを取
出すために必要な熱を、ガスや蒸気の感熱及び潜熱から
取出すことにより、上記の蒸気混合物からアセトンを分
離及び脱水する簡単な蒸留法が提案されている。こうし
て得られたアセトンの含水量は0.02〜0.10%で
ある。西ドイツ国特許公告公報第1266746号の提
案によれば、アセトンは、ァセトン、酢酸メチル及びメ
タノールを含有する混合物から、水を用いる抽出蒸溜に
おいては炭化水素の存在が邪魔であるという観察された
事実に着目して、高沸点成分をあらかじめ蒸溜により除
去し;前蒸溜の溜出液を水を用いる液G液抽出に供し、
軽質炭化水素層を除去し;最後に水性抽出液を水で抽出
蒸溜し、これから得られる聡出液を分溜し、アセトンを
含水量0.4丸亀量%の溜出液として得ることによって
取出される。
り生じる粗生成物混合物は所望の生成物を得るために処
理され、こうして得られた生成物はできるだけ高い純度
を得るためにさらに処理される。それでイソプロバノー
ル、エタノール、アセチレン、アセトアルデ}ヒドもし
くは酢酸から脱水、酸化もしくは蒸気相中での接触的水
素添加によるアセトンの製造においては一般にアセトン
蒸気は種々の蒸気との混合物で得られる。西ドイツ国特
許公告公報第1012909号には、アセトン合成から
の温かいガスや蒸気の混合物を、塔を上方から下方へ流
れる液体に対して向流で送り、その際アセトンを濃縮す
るため及び残留するアセトン含有液体からアセトンを取
出すために必要な熱を、ガスや蒸気の感熱及び潜熱から
取出すことにより、上記の蒸気混合物からアセトンを分
離及び脱水する簡単な蒸留法が提案されている。こうし
て得られたアセトンの含水量は0.02〜0.10%で
ある。西ドイツ国特許公告公報第1266746号の提
案によれば、アセトンは、ァセトン、酢酸メチル及びメ
タノールを含有する混合物から、水を用いる抽出蒸溜に
おいては炭化水素の存在が邪魔であるという観察された
事実に着目して、高沸点成分をあらかじめ蒸溜により除
去し;前蒸溜の溜出液を水を用いる液G液抽出に供し、
軽質炭化水素層を除去し;最後に水性抽出液を水で抽出
蒸溜し、これから得られる聡出液を分溜し、アセトンを
含水量0.4丸亀量%の溜出液として得ることによって
取出される。
アセトンから水を除去するためないしは含水アセトン媒
体を濃縮するための他の公知方法は、西ドイツ国特許公
告公報第1793516号及び西ドイツ国特許公開公報
第2047614号に記載されている。
体を濃縮するための他の公知方法は、西ドイツ国特許公
告公報第1793516号及び西ドイツ国特許公開公報
第2047614号に記載されている。
該西ドイツ国特許公告公報に記載されている方法はモレ
キュラーシーブを用いて作業し、この場合アセトンから
メタノール、水及び他の不純物を除去するために孔径4
〜5Aのゼオラィトが使用される。ゼオラィトとアセト
ンが接触する際の副生成物の形成を減少させるために、
特定の接触時間及び温度で作業することが必要である。
引用せる西ドイツ国特許公開公報によれば、水0.5重
量%を有する純アセトンを得るため膜を通して蒸発させ
る技術(Pewaporation)が使用される。本
発明の議題は、例えばィソプロパノールの接触的脱水素
から及び縮合、脱水及び水素添加を経由する、アセトン
のメチルィソブチルケトン合成からの反応混合物中に生
じるようなアセトンから同伴する水を含量<0.2重量
%にまで除去することである。本発明のもう1つの課題
は、常用のアセトンの製法において生じる反応混合物中
に存在する1つの反応成分を用いて水の除去を実施する
ことである。
キュラーシーブを用いて作業し、この場合アセトンから
メタノール、水及び他の不純物を除去するために孔径4
〜5Aのゼオラィトが使用される。ゼオラィトとアセト
ンが接触する際の副生成物の形成を減少させるために、
特定の接触時間及び温度で作業することが必要である。
引用せる西ドイツ国特許公開公報によれば、水0.5重
量%を有する純アセトンを得るため膜を通して蒸発させ
る技術(Pewaporation)が使用される。本
発明の議題は、例えばィソプロパノールの接触的脱水素
から及び縮合、脱水及び水素添加を経由する、アセトン
のメチルィソブチルケトン合成からの反応混合物中に生
じるようなアセトンから同伴する水を含量<0.2重量
%にまで除去することである。本発明のもう1つの課題
は、常用のアセトンの製法において生じる反応混合物中
に存在する1つの反応成分を用いて水の除去を実施する
ことである。
最後に、本発明は現存する装置中での経済的な水の除去
を実施し、環境要件を考慮するという課題を有する。
を実施し、環境要件を考慮するという課題を有する。
上記の課題は、常用のアセトン製造法の反応混合物から
、易揮発性の副生成物が存在する場合には前蒸留でこれ
を除去した後、抽出蒸留により0.2雲量%よりも低い
含水量を有するアセトンを得る方法において、上記反応
混合物を蒸留塔の回収部に導入し、最高0.1重量%の
含水量を有するィソプロパノールを該蒸留塔の濃縮部に
供給することにより含水ァセトン蒸気を還流比3:1〜
4:1および繋項圧1.0〜1.$気圧(絶対圧)で抽
出蒸溜することを特徴とする方法によって解決される。
、易揮発性の副生成物が存在する場合には前蒸留でこれ
を除去した後、抽出蒸留により0.2雲量%よりも低い
含水量を有するアセトンを得る方法において、上記反応
混合物を蒸留塔の回収部に導入し、最高0.1重量%の
含水量を有するィソプロパノールを該蒸留塔の濃縮部に
供給することにより含水ァセトン蒸気を還流比3:1〜
4:1および繋項圧1.0〜1.$気圧(絶対圧)で抽
出蒸溜することを特徴とする方法によって解決される。
抽出剤として0.1重量%よりも高い含水量を有するィ
ソプロパノールの使用も理論的に可能ではあるが、抽出
効力が低下する。本発明方法の有利な実施例は、ィソプ
ロパノールからのアセトン製造の際に生じる反応混合物
及び場合によりアセトンからのMBK(メチルィソブチ
ルケトン)製造の際に生じる反応混合物からアセトンを
前蒸溜及び抽出蒸溜により水く0.2重量%を有する溜
出液として取出し、抽出蒸溜の鰹出液に入るィソプロバ
ノールをそれから分離した後、アセトン製造及び/又は
部分的に抽出蒸溜に供総合することを配慮する。
ソプロパノールの使用も理論的に可能ではあるが、抽出
効力が低下する。本発明方法の有利な実施例は、ィソプ
ロパノールからのアセトン製造の際に生じる反応混合物
及び場合によりアセトンからのMBK(メチルィソブチ
ルケトン)製造の際に生じる反応混合物からアセトンを
前蒸溜及び抽出蒸溜により水く0.2重量%を有する溜
出液として取出し、抽出蒸溜の鰹出液に入るィソプロバ
ノールをそれから分離した後、アセトン製造及び/又は
部分的に抽出蒸溜に供総合することを配慮する。
本発明方法は一般に常用のアセトン製造法、例えば公知
技術に述べられたものに適用しうる。
技術に述べられたものに適用しうる。
例えばィソプロパノールの接触的脱水素によるアセトン
合成の場合並びにアセトソから縮合、脱水及び水素添加
によるメチルィソブチルケトン合成の場合に生じるよう
な反応混合物につき、本発明方法を詳説する。本発明の
対象をこれら反応混合物の結合処理に限定することは意
図されてないが、これら混合物の組成は有利に一緒に後
処理するのを可能ならしめる。
合成の場合並びにアセトソから縮合、脱水及び水素添加
によるメチルィソブチルケトン合成の場合に生じるよう
な反応混合物につき、本発明方法を詳説する。本発明の
対象をこれら反応混合物の結合処理に限定することは意
図されてないが、これら混合物の組成は有利に一緒に後
処理するのを可能ならしめる。
反応混合物中に含まれている物質は「主としてアセトン
、水トイソプロパノール及びメチルィソブチルケトン(
MIBK)である。純アセトン及び純血BKの分離は、
ァセトン。MIBKの共通の蒸溜プラントにおいて行な
われ、該プラントにおいては順次に接続された塔で低沸
点の低級炭化水素、アセトン、水「ィソプロパノール、
MIBK及び高級ケトンが分離される。本発明の出願日
までに実施された常用の蒸溜法によれば、アセトン塔は
約0.5重量%の含水量を有するアセトンを提供した。
粗製のMIBK及びアセトンもしくは粗製アセトン単独
(それぞれの合成から由来)を、プラントに入る前に予
備槽中で混合し、次いで初溜塔中で混合物から易揮発性
の副生成物、主として炭素源子数6までの炭化水素を除
去する。
、水トイソプロパノール及びメチルィソブチルケトン(
MIBK)である。純アセトン及び純血BKの分離は、
ァセトン。MIBKの共通の蒸溜プラントにおいて行な
われ、該プラントにおいては順次に接続された塔で低沸
点の低級炭化水素、アセトン、水「ィソプロパノール、
MIBK及び高級ケトンが分離される。本発明の出願日
までに実施された常用の蒸溜法によれば、アセトン塔は
約0.5重量%の含水量を有するアセトンを提供した。
粗製のMIBK及びアセトンもしくは粗製アセトン単独
(それぞれの合成から由来)を、プラントに入る前に予
備槽中で混合し、次いで初溜塔中で混合物から易揮発性
の副生成物、主として炭素源子数6までの炭化水素を除
去する。
アセトン塔中へ導入される初溜分を有しないアセトン・
MmKの混合物は、次の組成範囲によって表わすことが
できる:装入物修1 装入物豚2 蝿舞 瞳多 水 0.5 2.4ジメチルケ
トン 79.0 69.7イソプロ
パノール 19.0 13.6MIBK
I−3 13.5ジイソ
ブチルケトン 0.3メチルイソ
ブチルカルピノ 0.2 0.5ー
ル+メシチルオキシド{11 合成からの粗製アセトン
の前精製後の組成■ アセトンー及びMIBK合成から
の合した反応混合物の前精製後の平均組成例1 実験を実施するために、連続運転の泡鐘塔を使用した。
MmKの混合物は、次の組成範囲によって表わすことが
できる:装入物修1 装入物豚2 蝿舞 瞳多 水 0.5 2.4ジメチルケ
トン 79.0 69.7イソプロ
パノール 19.0 13.6MIBK
I−3 13.5ジイソ
ブチルケトン 0.3メチルイソ
ブチルカルピノ 0.2 0.5ー
ル+メシチルオキシド{11 合成からの粗製アセトン
の前精製後の組成■ アセトンー及びMIBK合成から
の合した反応混合物の前精製後の平均組成例1 実験を実施するために、連続運転の泡鐘塔を使用した。
94までの泡鐘段を有する塔で、菱入量0.6そ/hで
作業した。使用した塔型の段効率は70%であった。毅
効率は与えられた塔の構造によりかつ塔段当りどれ位の
%の理想段(理論分離段)の分離能率が達成されるかを
指示する。装置は、塔頂圧に対し0.5〜2.0気圧(
絶対圧)の実験用に設計された。すべての実験条件にお
いて個々の繁区間の間で試料を取出すことができ、その
結果塔に沿った濃度プロフイルを得ることができた。織
出液の敬出し‘ま連続的に行なった。溜出液の取出し及
び還流比は振動ホッパにより制御した。装入物は塔温度
に予熱して塔中へ菱入した。アセトン中の水の測定は、
1.89仰りでOH原子価振動を測定することによって
行なった。常用のカール・フィッシャー法(DIN51
777又はASTMD−1364)に比して精度が高く
、取出すべき試料の量が僅かであり、消費時間も少かつ
た。先ず抽出蒸溜なしの8つの実験において溜出液の含
水量及び礎出液に対する次のパラメータの影響を、塔に
沿って選択したレベルにつき調べた:1 圧力:1.3
気圧(絶対圧);1.0気圧(絶対圧):0.7気圧(
絶対圧)2 還流比:4:1;3:1;10:1 3 塔の高さ:段数鼠:69:94 4 塔内の温度プロフイル 実験No.1及びNo.4においては装入物NO.1を
使用し;残りの6つの実験においては袋入物NO.2を
使用した。
作業した。使用した塔型の段効率は70%であった。毅
効率は与えられた塔の構造によりかつ塔段当りどれ位の
%の理想段(理論分離段)の分離能率が達成されるかを
指示する。装置は、塔頂圧に対し0.5〜2.0気圧(
絶対圧)の実験用に設計された。すべての実験条件にお
いて個々の繁区間の間で試料を取出すことができ、その
結果塔に沿った濃度プロフイルを得ることができた。織
出液の敬出し‘ま連続的に行なった。溜出液の取出し及
び還流比は振動ホッパにより制御した。装入物は塔温度
に予熱して塔中へ菱入した。アセトン中の水の測定は、
1.89仰りでOH原子価振動を測定することによって
行なった。常用のカール・フィッシャー法(DIN51
777又はASTMD−1364)に比して精度が高く
、取出すべき試料の量が僅かであり、消費時間も少かつ
た。先ず抽出蒸溜なしの8つの実験において溜出液の含
水量及び礎出液に対する次のパラメータの影響を、塔に
沿って選択したレベルにつき調べた:1 圧力:1.3
気圧(絶対圧);1.0気圧(絶対圧):0.7気圧(
絶対圧)2 還流比:4:1;3:1;10:1 3 塔の高さ:段数鼠:69:94 4 塔内の温度プロフイル 実験No.1及びNo.4においては装入物NO.1を
使用し;残りの6つの実験においては袋入物NO.2を
使用した。
各実験における供給速度は2そ/hrの塔負荷が得られ
るように維持した(塔負荷は単位時間あたり塔の上部を
通る液体物質の量、つまり努項から出る蒸気量と定義さ
れる。塔負荷は留出液量と塔へ戻る還流量との和に等し
い)。この8つの実験を、その実験条件及び実験結果と
ともに、第1表にまとめた。第1表 実験修1、修2、修6および修8は比較実験例である。
るように維持した(塔負荷は単位時間あたり塔の上部を
通る液体物質の量、つまり努項から出る蒸気量と定義さ
れる。塔負荷は留出液量と塔へ戻る還流量との和に等し
い)。この8つの実験を、その実験条件及び実験結果と
ともに、第1表にまとめた。第1表 実験修1、修2、修6および修8は比較実験例である。
これらの結果は、1.$気圧(絶対圧)の蒸留圧では塔
を高くするだけでは所望の目的は達成することは不可能
であることを示す。蒸留によってアセトンから水をでき
るだけ除去するのは、減圧蒸留によって達成することが
でき「圧力を0.7気圧(絶対圧)まで低下させると1
.3気圧(絶対圧)における作業に比して塔の生産能力
が1/2だけ減少する。また、この目的は還流比を4:
1から少なくとも10:1に増加することによっても達
成できるが、これもまた生産能力の減少をもたらす。さ
らに、高い還流比は蒸留塔の1」ポィラにおける蒸気消
費量が高くなることを意味する。減圧蒸留は真空形成の
ためなちびに高い冷却剤消費量のための付加的投資を必
要とする。これを別としても、減圧下で実施されるアセ
トン蒸溜においては、低い露点のため重大な環境汚染の
問題が生じる。意外にも前述した問題は、水の少ない純
アセトン(合水量<0.2重量%)を得る目的でィソプ
ロパノ−ル(合水量<0.1重量%)を抽出蒸溜におけ
る抽出剤として使用し、これをアセトン塔の濃縮部中へ
選択された個所で袋入すれば解決される。連続蒸溜の場
合、装入物の流入個所と搭頂部との間の繁部分は濃縮部
(VeRtarker協l)と呼ばれ、流入個所と塔蒸
溜鰹との間の塔部分は回収部(Abtriebstei
l)と呼ばれる。ィソプロパノ−ルの温度を装入段板の
温度(=ァセトンの沸騰温度)に調節することにより、
繁中での制御不能の還流が避けられる。流下するィソプ
ロパノールは、上昇するアセトン。水の蒸気混合物から
、ィソプロバノール量及び抽出区間により、ここに存在
する水の大部分を取出し、この水はィソプロパノールと
ともに塔蒸溜糟に入る。この場合上昇する蒸気中に入る
少量のィソプロパ/−ルは、塔の残り部分においてアセ
トンと分離される。アセトン塔の桜出液中に存在するィ
ソプロパノ−ルは、その分離後、一部はアセトン合成に
戻され、一部分流は新たな抽出蒸溜のため塔の濃縮部に
供給される。使用すべきィソプロパノール量は比較的僅
かであり、実施された実験では塔負荷の5〜1申容量%
、とくに約鰍容量%に達した。例2 本発明方法を示す3つの実験シリーズを、例1に使用し
た装置であるが、必要に応じ、濃縮部中への抽出剤の導
入ができるように変更した装置において実施した。
を高くするだけでは所望の目的は達成することは不可能
であることを示す。蒸留によってアセトンから水をでき
るだけ除去するのは、減圧蒸留によって達成することが
でき「圧力を0.7気圧(絶対圧)まで低下させると1
.3気圧(絶対圧)における作業に比して塔の生産能力
が1/2だけ減少する。また、この目的は還流比を4:
1から少なくとも10:1に増加することによっても達
成できるが、これもまた生産能力の減少をもたらす。さ
らに、高い還流比は蒸留塔の1」ポィラにおける蒸気消
費量が高くなることを意味する。減圧蒸留は真空形成の
ためなちびに高い冷却剤消費量のための付加的投資を必
要とする。これを別としても、減圧下で実施されるアセ
トン蒸溜においては、低い露点のため重大な環境汚染の
問題が生じる。意外にも前述した問題は、水の少ない純
アセトン(合水量<0.2重量%)を得る目的でィソプ
ロパノ−ル(合水量<0.1重量%)を抽出蒸溜におけ
る抽出剤として使用し、これをアセトン塔の濃縮部中へ
選択された個所で袋入すれば解決される。連続蒸溜の場
合、装入物の流入個所と搭頂部との間の繁部分は濃縮部
(VeRtarker協l)と呼ばれ、流入個所と塔蒸
溜鰹との間の塔部分は回収部(Abtriebstei
l)と呼ばれる。ィソプロパノ−ルの温度を装入段板の
温度(=ァセトンの沸騰温度)に調節することにより、
繁中での制御不能の還流が避けられる。流下するィソプ
ロパノールは、上昇するアセトン。水の蒸気混合物から
、ィソプロバノール量及び抽出区間により、ここに存在
する水の大部分を取出し、この水はィソプロパノールと
ともに塔蒸溜糟に入る。この場合上昇する蒸気中に入る
少量のィソプロパ/−ルは、塔の残り部分においてアセ
トンと分離される。アセトン塔の桜出液中に存在するィ
ソプロパノ−ルは、その分離後、一部はアセトン合成に
戻され、一部分流は新たな抽出蒸溜のため塔の濃縮部に
供給される。使用すべきィソプロパノール量は比較的僅
かであり、実施された実験では塔負荷の5〜1申容量%
、とくに約鰍容量%に達した。例2 本発明方法を示す3つの実験シリーズを、例1に使用し
た装置であるが、必要に応じ、濃縮部中への抽出剤の導
入ができるように変更した装置において実施した。
さらに、この実験シリーズで使用した塔内の棚段数は6
9、94又は110であった。それぞれの実験において
、留出液の最低含水量を抽出蒸留ないこ評価し、次いで
ィソプロパノールを用いる抽出蒸留を実施して製品アセ
トンの含水量に対する効果を評価した。実験No.9及
びNo.10では装入物No.2が供給源料であり、実
験No.11では塔へのアセトン菱入物は装入物No.
1であった。すべての実験ランにおいては供給量を調節
して2そ/hrの塔負荷を維持した。実験NO.9およ
びNo.10において抽出剤として使用したイソプロパ
ノールは、0.1重量%の含水量を有し、実験No.1
1で使用したイソプロパノールは0.01重量%(10
0脚)の含水量を有していた。実験No.10において
は、抽出剤の量及び抽出棚段増加の効果を調べた。抽出
部(抽出棚段)は、アセトン装入物入口とィソプロバノ
ール添加口との間の濃縮部における搭部分である。塔底
部から回収されたィソプロパノールは脱水後循環して必
要な新しい抽出剤の量を減少させるのに使用した。これ
ら抽出蒸留の結果は第2表にまとめた。第2表 1)抽出蒸溜なしの純ァセトン中の含水量 2)本発
明にょる抽出蒸溜使用の純ァセトン中の含水量 実験修
10おょび豚11は比較実験例である。
9、94又は110であった。それぞれの実験において
、留出液の最低含水量を抽出蒸留ないこ評価し、次いで
ィソプロパノールを用いる抽出蒸留を実施して製品アセ
トンの含水量に対する効果を評価した。実験No.9及
びNo.10では装入物No.2が供給源料であり、実
験No.11では塔へのアセトン菱入物は装入物No.
1であった。すべての実験ランにおいては供給量を調節
して2そ/hrの塔負荷を維持した。実験NO.9およ
びNo.10において抽出剤として使用したイソプロパ
ノールは、0.1重量%の含水量を有し、実験No.1
1で使用したイソプロパノールは0.01重量%(10
0脚)の含水量を有していた。実験No.10において
は、抽出剤の量及び抽出棚段増加の効果を調べた。抽出
部(抽出棚段)は、アセトン装入物入口とィソプロバノ
ール添加口との間の濃縮部における搭部分である。塔底
部から回収されたィソプロパノールは脱水後循環して必
要な新しい抽出剤の量を減少させるのに使用した。これ
ら抽出蒸留の結果は第2表にまとめた。第2表 1)抽出蒸溜なしの純ァセトン中の含水量 2)本発
明にょる抽出蒸溜使用の純ァセトン中の含水量 実験修
10おょび豚11は比較実験例である。
これらの結果から本方法の次の利点が譲導される:塔は
同じ還流比(4:1)及び同じ圧力〔1.3気圧(絶対
圧)〕で運転することができるので、生産能力の著しい
減少は生じない。
同じ還流比(4:1)及び同じ圧力〔1.3気圧(絶対
圧)〕で運転することができるので、生産能力の著しい
減少は生じない。
抽出効果は、抽出棚段数なし、しは抽出に使用されるイ
ソプロパノール量を変えることによって制御することが
できる。
ソプロパノール量を変えることによって制御することが
できる。
さらに、ィソプロパノールの含水量の低下はアセトン製
品の含水量の低下をもたらす。
品の含水量の低下をもたらす。
本方法は、含水装入混合物から水の少し1アセトンを得
るすべてのアセトン蒸溜において、とくにその袋入混合
物がィソプロパノールの脱水系によるアセトンの合成の
際に生じたものでありかつ水とともにイソプロパノール
をも含有するようなアセトン蒸溜において使用される。
るすべてのアセトン蒸溜において、とくにその袋入混合
物がィソプロパノールの脱水系によるアセトンの合成の
際に生じたものでありかつ水とともにイソプロパノール
をも含有するようなアセトン蒸溜において使用される。
Claims (1)
- 1 常用のアセトン製造法の反応混合物から、易揮発性
副生成物が存在する場合には前蒸留でこれを除去した後
、抽出蒸留により0.2重量%よりも低い含水量を有す
るアセトンを得る方法において、上記反応混合物を蒸留
塔の回収部に導入し、最高0.1重量%の含水量を有す
るイソプロパノールを該蒸留塔の濃縮部に供給すること
により含水アセトン蒸気を還流比3:1〜4:1および
塔頂圧1.0〜1.3気圧(絶対圧)で抽出蒸留するこ
とを特徴とする、抽出蒸留により0.2重量%よりも低
い含水量を有するアセトンを製造する方法。
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---|---|---|---|
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DE2405730.5 | 1974-02-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS50108209A JPS50108209A (ja) | 1975-08-26 |
JPS6012336B2 true JPS6012336B2 (ja) | 1985-04-01 |
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Country Status (10)
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---|---|
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JP (1) | JPS6012336B2 (ja) |
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-
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-
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