JPS6012331B2 - レゾルシンの製造法 - Google Patents
レゾルシンの製造法Info
- Publication number
- JPS6012331B2 JPS6012331B2 JP51075604A JP7560476A JPS6012331B2 JP S6012331 B2 JPS6012331 B2 JP S6012331B2 JP 51075604 A JP51075604 A JP 51075604A JP 7560476 A JP7560476 A JP 7560476A JP S6012331 B2 JPS6012331 B2 JP S6012331B2
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- Japan
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- acid
- resorcinol
- hours
- reaction
- benzene
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は1・3ービス(2ーヒドロキシー2ープロピ
ル)ベンゼンと過酸化水素とを反応させてレゾルシンを
製造する方法に関するものである。
ル)ベンゼンと過酸化水素とを反応させてレゾルシンを
製造する方法に関するものである。
酸化法によるレゾルシンの製造法としてメタジイソプロ
ピルベンゼンを酸化してメタジイソプロピルベンゼンジ
ハイドロパーオキサイドをつくり、これを酸で分解して
レゾルシンとアセトンとを製造する方法が知られている
。
ピルベンゼンを酸化してメタジイソプロピルベンゼンジ
ハイドロパーオキサイドをつくり、これを酸で分解して
レゾルシンとアセトンとを製造する方法が知られている
。
しかしながらこの方法は、メタジイソプロピルベンゼン
ジ/・ィドロパーオキサイド(以下ジハイドロバーオキ
サイドと略称する)が爆発性であるため、その濃度を高
くすることができないこと及び転イG率を上げるとジノ
・ィドロパーオキサイドへの選択率が低くなるために低
転化率で反応を停止する必要がある。更にこの方法は、
ジ/・ィドロバーオキサィドが爆発性であるためにジ/
・ィドロパーオキサィドを結晶として取り出す結晶化法
は安全面からみて困難であり、そのためまず苛性ソーダ
水溶液でジ/・ィドロパーオキサィドを抽出し、更にア
ルカリ水層の方へ移ったジノ・ィドロパーオキサィドを
メチルソソブチルケトンのようなケトン類で再抽出する
等の溶媒抽出法によるジハイドロバーオキサイドの分離
方法が提案されているが、その方法は非常に煩雑である
という欠点があった。本発明者等はこれらの欠点のない
レゾルシンの製造方法を種々探索した結果、メタジィソ
プロピルベンゼンを酸化して1・3ービス(2ーヒドロ
キシー2ープロピル)ベンゼンをつくり、これと過酸化
水素とを蟻酸または酢酸および酸性触媒の存在下に反応
させることによりレゾルシンを製造し得ることを見し、
出し本発明を完成させた。
ジ/・ィドロパーオキサイド(以下ジハイドロバーオキ
サイドと略称する)が爆発性であるため、その濃度を高
くすることができないこと及び転イG率を上げるとジノ
・ィドロパーオキサイドへの選択率が低くなるために低
転化率で反応を停止する必要がある。更にこの方法は、
ジ/・ィドロバーオキサィドが爆発性であるためにジ/
・ィドロパーオキサィドを結晶として取り出す結晶化法
は安全面からみて困難であり、そのためまず苛性ソーダ
水溶液でジ/・ィドロパーオキサィドを抽出し、更にア
ルカリ水層の方へ移ったジノ・ィドロパーオキサィドを
メチルソソブチルケトンのようなケトン類で再抽出する
等の溶媒抽出法によるジハイドロバーオキサイドの分離
方法が提案されているが、その方法は非常に煩雑である
という欠点があった。本発明者等はこれらの欠点のない
レゾルシンの製造方法を種々探索した結果、メタジィソ
プロピルベンゼンを酸化して1・3ービス(2ーヒドロ
キシー2ープロピル)ベンゼンをつくり、これと過酸化
水素とを蟻酸または酢酸および酸性触媒の存在下に反応
させることによりレゾルシンを製造し得ることを見し、
出し本発明を完成させた。
即ち本発明は1・3ービス(2ーヒドロキシ−2−プロ
ピル)ベンゼンと過酸化水素とを酸性触媒および蟻酸ま
たは酢酸の存在下で反応させることによりレゾルシンを
製造する方法である。上記した本発明の方法において使
用される過酸化水素は無水のものは勿論、水溶液のもの
も使用することができる。その使用量は1・3−ビス(
2ーヒドロキシ−2ープロピル)ベンゼン1モルに対し
て通常3モル以下の量が使用され、その使用量が多すぎ
る場合には生成したレゾルシンが更に酸化されるので好
ましくない。酸性触媒としては、硫酸、塩酸、臭化水素
酸、弗化水素酸、ホゥ発化水素酸、過塩素酸、硝酸、燐
酸、ケイタングステン酸、リンタングステン酸、リンモ
リブテン酸等の無機酸や、蟻酸、トリフルオロ酢酸、ベ
ンゼンスルホン酸、トルェンスルホン酸などの有機酸、
三弗化棚素、塩化アルミニウム、塩化亜鉛等のルイス酸
や酸性白土、活性白土、イオン交換樹脂等を用いること
ができる。
ピル)ベンゼンと過酸化水素とを酸性触媒および蟻酸ま
たは酢酸の存在下で反応させることによりレゾルシンを
製造する方法である。上記した本発明の方法において使
用される過酸化水素は無水のものは勿論、水溶液のもの
も使用することができる。その使用量は1・3−ビス(
2ーヒドロキシ−2ープロピル)ベンゼン1モルに対し
て通常3モル以下の量が使用され、その使用量が多すぎ
る場合には生成したレゾルシンが更に酸化されるので好
ましくない。酸性触媒としては、硫酸、塩酸、臭化水素
酸、弗化水素酸、ホゥ発化水素酸、過塩素酸、硝酸、燐
酸、ケイタングステン酸、リンタングステン酸、リンモ
リブテン酸等の無機酸や、蟻酸、トリフルオロ酢酸、ベ
ンゼンスルホン酸、トルェンスルホン酸などの有機酸、
三弗化棚素、塩化アルミニウム、塩化亜鉛等のルイス酸
や酸性白土、活性白土、イオン交換樹脂等を用いること
ができる。
触媒の使用量は通常、反応液の0.01重量%以上を使
用する。この使用量が0.01重量%よりも少ない場合
には反応速度が遅く実用的でない。この方法を実施する
温度は通常−30〜10000で10〜60午0の範囲
が好ましい。
用する。この使用量が0.01重量%よりも少ない場合
には反応速度が遅く実用的でない。この方法を実施する
温度は通常−30〜10000で10〜60午0の範囲
が好ましい。
温度が−30℃以下では反応速度が遅く、逆に100q
○以上の場合には副反応が多く好ましくない。反応時間
は使用する触媒、溶媒、実施する温度によって変わるが
通常数分ないし6時間程度である。
○以上の場合には副反応が多く好ましくない。反応時間
は使用する触媒、溶媒、実施する温度によって変わるが
通常数分ないし6時間程度である。
この方法は反応熱の制御よりみて不活性溶剤の存在下で
行ない〜溶剤としては蟻酸または酢酸を用いることがで
きる。
行ない〜溶剤としては蟻酸または酢酸を用いることがで
きる。
とくに蟻酸は溶媒兼触媒として用いることもできる。こ
の方法はバッチ式、連続式のいずれの方法も行い得る。
の方法はバッチ式、連続式のいずれの方法も行い得る。
次に実施例により本発明を更に説明する。
実施例 1
内容積20の‘のガラス製反応器に113−ビス(2−
ヒドロキシー2ープロピル)ベンゼン0.98夕、3の
重量%濃度の過酸化水素水1.2夕、聡重量%濃度の硫
酸0.25夕及び酢酸10夕を仕込み20qoで2時間
反応させた。
ヒドロキシー2ープロピル)ベンゼン0.98夕、3の
重量%濃度の過酸化水素水1.2夕、聡重量%濃度の硫
酸0.25夕及び酢酸10夕を仕込み20qoで2時間
反応させた。
その後、反応混合物中の硫酸を中和するため苛性ソーダ
水溶液を加え、しかる後レゾルシンをエーテルで抽出し
、エーテル層中のレゾルシンをガスクロマトグラフィ一
により分析した。レゾルシンの生成量は0.2夕(収率
36.0%)であった。
水溶液を加え、しかる後レゾルシンをエーテルで抽出し
、エーテル層中のレゾルシンをガスクロマトグラフィ一
により分析した。レゾルシンの生成量は0.2夕(収率
36.0%)であった。
実施例 2
内容積20の‘のガラス製反応器に113−ビス(2−
ヒドロキシ−2−プロピル)ベンゼン0.98夕、3匹
重量%濃度の過酸化水素水1.2夕及び蟻酸10夕を仕
込み10℃で4び分間反応させた。
ヒドロキシ−2−プロピル)ベンゼン0.98夕、3匹
重量%濃度の過酸化水素水1.2夕及び蟻酸10夕を仕
込み10℃で4び分間反応させた。
反応混合物に水を加えて反応を停止させて後、レゾルシ
ンをエーテルで抽出し、エーテル層中のレゾルシンを分
析した。レゾルシンの生成量は0.26夕(収率46.
8%)であった。
ンをエーテルで抽出し、エーテル層中のレゾルシンを分
析した。レゾルシンの生成量は0.26夕(収率46.
8%)であった。
Claims (1)
- 1 1・3−ビス(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ベ
ンゼンと過酸化水素とを、蟻酸または酢酸、および酸性
触媒の存在下に反応させることを特徴とするレゾルシン
の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51075604A JPS6012331B2 (ja) | 1976-06-28 | 1976-06-28 | レゾルシンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51075604A JPS6012331B2 (ja) | 1976-06-28 | 1976-06-28 | レゾルシンの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS532430A JPS532430A (en) | 1978-01-11 |
JPS6012331B2 true JPS6012331B2 (ja) | 1985-04-01 |
Family
ID=13580968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51075604A Expired JPS6012331B2 (ja) | 1976-06-28 | 1976-06-28 | レゾルシンの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6012331B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63199726U (ja) * | 1987-06-11 | 1988-12-22 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63119432A (ja) * | 1986-11-07 | 1988-05-24 | Kureha Chem Ind Co Ltd | 4,4′−ジヒドロキシビフエニルの製造方法 |
-
1976
- 1976-06-28 JP JP51075604A patent/JPS6012331B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63199726U (ja) * | 1987-06-11 | 1988-12-22 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS532430A (en) | 1978-01-11 |
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