JPS60120809A - 脱毛防止及び、養毛、発毛用シヤンプ− - Google Patents
脱毛防止及び、養毛、発毛用シヤンプ−Info
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- JPS60120809A JPS60120809A JP22763283A JP22763283A JPS60120809A JP S60120809 A JPS60120809 A JP S60120809A JP 22763283 A JP22763283 A JP 22763283A JP 22763283 A JP22763283 A JP 22763283A JP S60120809 A JPS60120809 A JP S60120809A
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- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
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- A61Q5/02—Preparations for cleaning the hair
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- A61Q7/00—Preparations for affecting hair growth
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- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Cosmetics (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、頭皮を傷めることのない、脱毛防止、養毛、
発毛促進用シャンプーに関するものである。従来から禿
げはその原因として、遺伝的要素、食事の傾向、頭蓋骨
の張り、脳の発育不良、男性ホルモンの過剰、頭皮が薄
い等の種々の説が挙げられてきた。しかし、これら各種
の原因がどのように作用して、禿げるに到るのかという
メカニズムについては、未だ十分解明されていなかった
為に禿げた頭に頭髪を蘇生させることは不可能に近かっ
たのである。
発毛促進用シャンプーに関するものである。従来から禿
げはその原因として、遺伝的要素、食事の傾向、頭蓋骨
の張り、脳の発育不良、男性ホルモンの過剰、頭皮が薄
い等の種々の説が挙げられてきた。しかし、これら各種
の原因がどのように作用して、禿げるに到るのかという
メカニズムについては、未だ十分解明されていなかった
為に禿げた頭に頭髪を蘇生させることは不可能に近かっ
たのである。
又、従来の脱毛防止・養毛・発毛促進剤とじては、ヒノ
キチオール、メントール、トウガラシチンキ、等の水溶
液を、これを頭皮に塗布して、頭皮の血液循環を良好に
保ち、二次的に毛体部の血液循環の改善を図り、脱毛の
防止・養毛・育毛を図っているものが多かった。
キチオール、メントール、トウガラシチンキ、等の水溶
液を、これを頭皮に塗布して、頭皮の血液循環を良好に
保ち、二次的に毛体部の血液循環の改善を図り、脱毛の
防止・養毛・育毛を図っているものが多かった。
これらはいずれも、植物油の中に含まれる成分を主とす
る養毛・育毛剤であり、従来からも植物油が、頭皮の血
液の循環を良好に保ち、毛体部の血液循環の改善を図り
、脱毛の防止・養毛・育毛を図ることは知られていたの
である。
る養毛・育毛剤であり、従来からも植物油が、頭皮の血
液の循環を良好に保ち、毛体部の血液循環の改善を図り
、脱毛の防止・養毛・育毛を図ることは知られていたの
である。
本発明者は、これらのタイワンヒノキ浦や、ハツカ油や
、トウガラシ油よりも、大豆油・綿実油・サフラワー油
・ゴマ油の方がより頭皮の血液の循環を図り、毛体部の
血液循環の改善を図ることを発見し、その原因をつきと
め、より効果的な使用法を発明したものである。
、トウガラシ油よりも、大豆油・綿実油・サフラワー油
・ゴマ油の方がより頭皮の血液の循環を図り、毛体部の
血液循環の改善を図ることを発見し、その原因をつきと
め、より効果的な使用法を発明したものである。
即ち、天然の植物油のうち、大豆油・綿実油・サフラワ
ー油・ゴマ油などの混合脂肪酸は、その中にリノール酸
３５〜５５％程度含有しており、高度に含有しているサ
フラワー油にしても７７〜７８％程度であることは知ら
れている。そして、これらの天然組成の植物Ｍ１が養毛
・育毛に効果的であることは、薄々感しられていたので
あるが、養毛・育毛において顕著な効き目を確実に示す
ことができなかったのである。
ー油・ゴマ油などの混合脂肪酸は、その中にリノール酸
３５〜５５％程度含有しており、高度に含有しているサ
フラワー油にしても７７〜７８％程度であることは知ら
れている。そして、これらの天然組成の植物Ｍ１が養毛
・育毛に効果的であることは、薄々感しられていたので
あるが、養毛・育毛において顕著な効き目を確実に示す
ことができなかったのである。
本発明者は、この点を更に研究して、改良を進めた結果
、天然組成物である植物油をそのまま頭皮に塗布するよ
りも、リノール酸をより高純度にし、シャンプーの基剤
として、純度８０％以上のものを酸のまま、又はその塩
やエステルとして含有させると、顕著な効果が表れるこ
とを見い出したものである。
、天然組成物である植物油をそのまま頭皮に塗布するよ
りも、リノール酸をより高純度にし、シャンプーの基剤
として、純度８０％以上のものを酸のまま、又はその塩
やエステルとして含有させると、顕著な効果が表れるこ
とを見い出したものである。
リノール酸は、大豆油・サフラワー油・綿実油・ゴマ油
等に大量に含まれている不飽和脂肪酸であり、食用や、
化粧用等にも広く用いられている脂肪酸である。人体に
対して無害であることは良く知られており、本発明の脱
毛防止・養毛・育毛用のシャンプーに使用しても、人体
に何らの有害作用も及ばないことが、使用者に安心感を
与え、養毛・育毛治療を始める要因ともなるのである。
等に大量に含まれている不飽和脂肪酸であり、食用や、
化粧用等にも広く用いられている脂肪酸である。人体に
対して無害であることは良く知られており、本発明の脱
毛防止・養毛・育毛用のシャンプーに使用しても、人体
に何らの有害作用も及ばないことが、使用者に安心感を
与え、養毛・育毛治療を始める要因ともなるのである。
リノール酸は、２個の２重結合を有する非共役型不飽和
脂肪酸であり、９・１２−オクタデカジエン酸である。
脂肪酸であり、９・１２−オクタデカジエン酸である。
リノール酸の幾何異性体としては、シス−シス型・シス
−トランス型・トランス−シス型・トランス−トランス
型等があるが、天然の大豆油・サフラワー油・綿実油・
ゴマ油に含まれるリノール酸はシス−シス型でありシス
９−シス１２−オクタデカジエン酸である。
−トランス型・トランス−シス型・トランス−トランス
型等があるが、天然の大豆油・サフラワー油・綿実油・
ゴマ油に含まれるリノール酸はシス−シス型でありシス
９−シス１２−オクタデカジエン酸である。
化学式は、ＣＨａ （ＣＩ１２ ）４ Ｃ）Ｉ ＝Ｃｌ
ＩＣｌＩ２ Ｃｌｌ＝Ｃ１ｌ （Ｃ１１２）７ ・Ｃ０
０ＩＩで示される。グリセリンとして、大豆油・サフラ
ワー油・綿実油・ゴマ油等の多くの植物油中に含まれて
いる。このように天然の状態に含まれる重合の組成は、
大豆油等で３５〜５５％であり、高含有率を誇るサフラ
ワー油でも７７〜７８％である。これらの天然組成物を
、口ｎ皮に塗布することによっても効果があるが、より
含有率を上げて、８０％以上とすることにより、又酸そ
のままか、あるいは、その塩やエステルとして天然の油
脂がトリグリセライドの高分子であるのに対し、低分子
で用いることにより、顕著な効果を示すものである。
ＩＣｌＩ２ Ｃｌｌ＝Ｃ１ｌ （Ｃ１１２）７ ・Ｃ０
０ＩＩで示される。グリセリンとして、大豆油・サフラ
ワー油・綿実油・ゴマ油等の多くの植物油中に含まれて
いる。このように天然の状態に含まれる重合の組成は、
大豆油等で３５〜５５％であり、高含有率を誇るサフラ
ワー油でも７７〜７８％である。これらの天然組成物を
、口ｎ皮に塗布することによっても効果があるが、より
含有率を上げて、８０％以上とすることにより、又酸そ
のままか、あるいは、その塩やエステルとして天然の油
脂がトリグリセライドの高分子であるのに対し、低分子
で用いることにより、顕著な効果を示すものである。
高純度のリノール酸を得る方法としては、大豆油・サフ
ラワー油・綿実油・ゴマ油などの混合脂肪酸くリノール
酸含有量３５〜７７％）から固体脂肪酸を除いた後、精
製を繰り返して得る方法や尿素アダクト法がある。
ラワー油・綿実油・ゴマ油などの混合脂肪酸くリノール
酸含有量３５〜７７％）から固体脂肪酸を除いた後、精
製を繰り返して得る方法や尿素アダクト法がある。
性状は、無色油状液体で、融点−１２°−Ｃ１沸点２３
０ ” Ｃ、水に不溶、有機剤中に可溶、空気中で酸化
され易く硬化しやすい性質を持っている。
０ ” Ｃ、水に不溶、有機剤中に可溶、空気中で酸化
され易く硬化しやすい性質を持っている。
故に、空気中で酸化され硬化しないように、リノール酸
と、トリエタノールアミンを当モルづつ配合してこれに
適当な水分を持たせて、シャンプーとして用いれば、頭
皮より吸収されなかった余分なリノール酸が洗い流され
、不飽和脂肪酸の酸化、重合による弊害もなく効果が顕
著であった。
と、トリエタノールアミンを当モルづつ配合してこれに
適当な水分を持たせて、シャンプーとして用いれば、頭
皮より吸収されなかった余分なリノール酸が洗い流され
、不飽和脂肪酸の酸化、重合による弊害もなく効果が顕
著であった。
次に脱毛防止、養毛、発毛用として作成したシャンプー
′の実施例を示すと、 試料の作成はそれぞれの脂肪酸１００ｇと、］−リリッ
タノールアミン５２．３に、１ｌｆｉ製水２４９ｇを加
え、湯浴中で８０℃を保ちながら３０分間攪拌してでき
たものを試料とした。
′の実施例を示すと、 試料の作成はそれぞれの脂肪酸１００ｇと、］−リリッ
タノールアミン５２．３に、１ｌｆｉ製水２４９ｇを加
え、湯浴中で８０℃を保ちながら３０分間攪拌してでき
たものを試料とした。
上記の試料に基づき、臨床テストを行った。
対象男性、各テストにつき３０〜５０歳の５名づつを対
象とし、１日に１度、５ｇの試料を用いてシャンプーを
行ない、この結果を下記表に示すが、全体を総合して判
定を下したものである。
象とし、１日に１度、５ｇの試料を用いてシャンプーを
行ない、この結果を下記表に示すが、全体を総合して判
定を下したものである。
Ａ：目立った効果なし
ＡＡ；産毛の少ない発生と軽度の発育を認めるＡＡＡ：
産毛の発生と硬毛化、発育を認めるＡＡＡＡ ：発育良
好 ＡＡＡＡＡ ：全体に密生し、顕著な効果を認める上記
結果から、本発明の理論の正しいごとが確認された。
産毛の発生と硬毛化、発育を認めるＡＡＡＡ ：発育良
好 ＡＡＡＡＡ ：全体に密生し、顕著な効果を認める上記
結果から、本発明の理論の正しいごとが確認された。
以上述べた如く、本発明は従来から、植物油が養毛・育
毛に効果的であるとされていたことの原因が、リノール
酸の毛球部の血液循環の改善作用や皮脂線の脂肪酸組成
の正常化にあることを突き止め、従来天然の組成物であ
り、５０％程度のリノール酸含有量の油（）・リグリセ
ライド）を頭部に塗布していた為に効果が顕著に表われ
なかった点を改善して、天然物の植物油を精製してリノ
ール酸の純度（脂肪酸組成）を８０％以」二に上げ、皮
膚吸収の良い低分子の状態（遊離脂ｎｔｊ酸のまま、又
は、低分子アルコールのエステル又はアルカリとの塩と
したもの）を塗布、又はシャンプーに含有せしめて用い
ることにより、既に短くなっている毛や、細毛化した毛
を発育させることはもとより、頭部の禿げた部分に、産
毛を発毛させ、更に、これを硬化、褐色、黒色化するこ
とに成功したものである。
毛に効果的であるとされていたことの原因が、リノール
酸の毛球部の血液循環の改善作用や皮脂線の脂肪酸組成
の正常化にあることを突き止め、従来天然の組成物であ
り、５０％程度のリノール酸含有量の油（）・リグリセ
ライド）を頭部に塗布していた為に効果が顕著に表われ
なかった点を改善して、天然物の植物油を精製してリノ
ール酸の純度（脂肪酸組成）を８０％以」二に上げ、皮
膚吸収の良い低分子の状態（遊離脂ｎｔｊ酸のまま、又
は、低分子アルコールのエステル又はアルカリとの塩と
したもの）を塗布、又はシャンプーに含有せしめて用い
ることにより、既に短くなっている毛や、細毛化した毛
を発育させることはもとより、頭部の禿げた部分に、産
毛を発毛させ、更に、これを硬化、褐色、黒色化するこ
とに成功したものである。
手続補正書（自発）
昭和５９年 ８月 ６日
特許庁長官 志 賀 学 殿
１、事件の表示
昭和５８年 特 許 願 第２２７６３２号２、発明の
名称 脱毛防止及び、養毛、発毛用シャンプー３、補正をする
者 事件との関係 出願人 住 所 八尾市安中町２丁目１番６４号氏 名 北 野
明 良 ４、代理人 住 所 大阪市南区南船場１丁目１１番９号長堀八千代
ビル 明細書 別紙 ６、補正の内容 （１）明細書第４頁第１１行目の「グリセリン」を「グ
リセライド」と補正致します。
名称 脱毛防止及び、養毛、発毛用シャンプー３、補正をする
者 事件との関係 出願人 住 所 八尾市安中町２丁目１番６４号氏 名 北 野
明 良 ４、代理人 住 所 大阪市南区南船場１丁目１１番９号長堀八千代
ビル 明細書 別紙 ６、補正の内容 （１）明細書第４頁第１１行目の「グリセリン」を「グ
リセライド」と補正致します。
（２）明細書第８頁第６行目の「正常化にあること」を
「正常化そして、毛の発育を行なう毛母細胞の活性化に
あること」と補正致しまず。
「正常化そして、毛の発育を行なう毛母細胞の活性化に
あること」と補正致しまず。
手続補正書（自発）
昭和６０年 ２月２８日
昭和５８年 特 許 願 第２２７６３２号２、発明の
名称 脱毛防止及び、養毛、発毛用シャンプー３、補正をする
者 事件との関係 出願人 住 所 八尾市安中町２丁目１番６４号氏名 北野明良 ４、代理人 住 所 大阪市南区南船場１丁目１１番９号５、補正の
対象 明細書 明 細 書 １０発明の名称 脱毛防止及び、養毛、発毛用シャンプー２、特許請求の
範囲 脂肪酸の組成として純度８０％以上のリノール酸を酸の
まま、或いは、アミン化合物として用いることを特徴と
する脱毛防止及び、養毛、発毛用シャンプー。
名称 脱毛防止及び、養毛、発毛用シャンプー３、補正をする
者 事件との関係 出願人 住 所 八尾市安中町２丁目１番６４号氏名 北野明良 ４、代理人 住 所 大阪市南区南船場１丁目１１番９号５、補正の
対象 明細書 明 細 書 １０発明の名称 脱毛防止及び、養毛、発毛用シャンプー２、特許請求の
範囲 脂肪酸の組成として純度８０％以上のリノール酸を酸の
まま、或いは、アミン化合物として用いることを特徴と
する脱毛防止及び、養毛、発毛用シャンプー。
３、発明の詳細な説明
本発明は、頭皮を傷めることのない脱毛防止、養毛、発
毛促進用シャンプーに関するものである。
毛促進用シャンプーに関するものである。
従来から禿げはその原因として、遺伝的要素、食事の傾
向、頭蓋骨の張り、脳の発育不良、男性ホルモンの過剰
、頭皮が薄い等の種々の説が挙げられてきた。しかし、
これら各種の原因がどのように作用して、禿げるに至る
のかというメカニズムについては未だ十分解明されてい
なかった為に禿げた頭に頭髪を蘇生させることは不可能
に近かったのである。
向、頭蓋骨の張り、脳の発育不良、男性ホルモンの過剰
、頭皮が薄い等の種々の説が挙げられてきた。しかし、
これら各種の原因がどのように作用して、禿げるに至る
のかというメカニズムについては未だ十分解明されてい
なかった為に禿げた頭に頭髪を蘇生させることは不可能
に近かったのである。
また、従来の脱毛防止、養毛、発毛促進剤としては、ヒ
ノキチオール、メントール、トウカ゛ラシチンキ等の水
溶液や血圧降下剤として用もへられる血管拡張剤を頭皮
に塗布して、頭皮の血液（層頂を良好に保ち、二次的に
毛球部の血液循環の改善を図り、脱毛防止、養毛、発毛
を図ってｌＩ）るもの力（多かった。
ノキチオール、メントール、トウカ゛ラシチンキ等の水
溶液や血圧降下剤として用もへられる血管拡張剤を頭皮
に塗布して、頭皮の血液（層頂を良好に保ち、二次的に
毛球部の血液循環の改善を図り、脱毛防止、養毛、発毛
を図ってｌＩ）るもの力（多かった。
本発明者は大豆油・綿実油・サフラワー油・ゴマ油が頭
皮の血液の循環を図り、毛球部の血液ｉ盾環の改善を図
ることからりノール酸の含有率（本屯度）に着目し、よ
り効果的な使用法を発明したものである。
皮の血液の循環を図り、毛球部の血液ｉ盾環の改善を図
ることからりノール酸の含有率（本屯度）に着目し、よ
り効果的な使用法を発明したものである。
即ち、天然の植物油のうち、大豆油・綿実油・サフラワ
ー油・ゴマ油などの混合脂肪酸は、高度に含有している
サフラワー油にしても７７〜７８％程度であることは知
られている。そして、これらの天然組成の植物油が養毛
・養毛に効果的であることは、薄々感じられていたので
あるが、養毛・養毛において顕著な効き目を確実に示す
ことができなかったのである。
ー油・ゴマ油などの混合脂肪酸は、高度に含有している
サフラワー油にしても７７〜７８％程度であることは知
られている。そして、これらの天然組成の植物油が養毛
・養毛に効果的であることは、薄々感じられていたので
あるが、養毛・養毛において顕著な効き目を確実に示す
ことができなかったのである。
本発明者は、この点を更に研究して、リノール酸の含有
率に着目し、改良を進めた結果、天然組成物である植物
油をそのまま頭皮に塗布するよりも、リノール酸の含有
率を高め、シャンプーの基剤として、リノール酸の純度
が８０％以上のものを酸のまま、或いはアミン化合物と
して含有させると、顕著な効果が表れることを見い出し
たものである。
率に着目し、改良を進めた結果、天然組成物である植物
油をそのまま頭皮に塗布するよりも、リノール酸の含有
率を高め、シャンプーの基剤として、リノール酸の純度
が８０％以上のものを酸のまま、或いはアミン化合物と
して含有させると、顕著な効果が表れることを見い出し
たものである。
リノール酸は、大豆油・サフラワー浦・綿実油・ゴマ油
頭に大量に含まれている不飽和脂肪酸であり、必須脂肪
酸である。又、化粧用等にも広く用いられている脂肪酸
である。人体に対して無害であることは良く知られてお
り、本発明の脱毛防止、養毛、養毛用のシャンプーに使
用しても、人体に何らの有害作用も及ばないことが、使
用者に安心感を与え、養毛・養毛治療を始める要因とな
るものである。
頭に大量に含まれている不飽和脂肪酸であり、必須脂肪
酸である。又、化粧用等にも広く用いられている脂肪酸
である。人体に対して無害であることは良く知られてお
り、本発明の脱毛防止、養毛、養毛用のシャンプーに使
用しても、人体に何らの有害作用も及ばないことが、使
用者に安心感を与え、養毛・養毛治療を始める要因とな
るものである。
リノール酸は、２個の２重結合を有する非共役型不飽和
脂肪酸であり、９・１２−オクタデカジエン酸である。
脂肪酸であり、９・１２−オクタデカジエン酸である。
リノール酸の幾何異性体としては、シスーシス型、シス
−トランス型、トランス−シス型、トランス−トランス
型等があるが、天然の大豆油・サフラワー油・綿実油・
ゴマ油に含まれるリノール酸はシス−シス型であり、シ
ス９−シス１２−オフデカジエン酸である。
−トランス型、トランス−シス型、トランス−トランス
型等があるが、天然の大豆油・サフラワー油・綿実油・
ゴマ油に含まれるリノール酸はシス−シス型であり、シ
ス９−シス１２−オフデカジエン酸である。
化学式は、ＣＩＩ ａ （ＣＨ２）９ＣＩ ＝ＣＨＣＨ
ｚ Ｃｔｌ ＝ＣＨ（ＣＨ２）７・Ｃ００ＩＩで示され
る。グリセライドとして、大豆油・サフラワー油・綿実
油・ゴマ油等の多ぐの植物油中に含まれている。このよ
うに天然の状態に含まれる場合の組成は、大豆油等で３
５〜５５％であり、高含有率を誇るサフラワー油でも７
７〜７８％である。
ｚ Ｃｔｌ ＝ＣＨ（ＣＨ２）７・Ｃ００ＩＩで示され
る。グリセライドとして、大豆油・サフラワー油・綿実
油・ゴマ油等の多ぐの植物油中に含まれている。このよ
うに天然の状態に含まれる場合の組成は、大豆油等で３
５〜５５％であり、高含有率を誇るサフラワー油でも７
７〜７８％である。
これらの天然組成物を、頭皮に塗布することによっても
効果があるが、より含有率を上げて、８０％以上とする
ことにより、又、酸そのままか、或いは、アミン化合物
として、天然の油脂がトリグリセライドの高分子である
のに対し、低分子で用いることにより、顕著な効果を示
すものである。
効果があるが、より含有率を上げて、８０％以上とする
ことにより、又、酸そのままか、或いは、アミン化合物
として、天然の油脂がトリグリセライドの高分子である
のに対し、低分子で用いることにより、顕著な効果を示
すものである。
高純度のリノール酸を得る方法としては、大豆油・サフ
ラワー油・綿実油・ゴマ油などの混合脂肪酸（リノール
酸含有率３５〜７７％）から冷却し、固体脂肪酸を除い
た後、精製を繰り返して得る方法や尿素アダクト法があ
る。
ラワー油・綿実油・ゴマ油などの混合脂肪酸（リノール
酸含有率３５〜７７％）から冷却し、固体脂肪酸を除い
た後、精製を繰り返して得る方法や尿素アダクト法があ
る。
性状は、無色油状液体で、融点−１２℃、沸点２３０℃
、水に不溶、有機剤中に可溶、空気中で酸化され易く硬
化しやすい性質を持っている。
、水に不溶、有機剤中に可溶、空気中で酸化され易く硬
化しやすい性質を持っている。
故に、酸化の進んでいないリノール酸と、トリエタノー
ルアミンを当モルづつ配合して、これに適当な水分を持
たせて、シャンプーとして用いれば、頭皮より吸収され
なかった余分なリノール酸が洗い流され、不飽和脂肪酸
の酸化、重合による弊害もなく効果が顕著であった。
ルアミンを当モルづつ配合して、これに適当な水分を持
たせて、シャンプーとして用いれば、頭皮より吸収され
なかった余分なリノール酸が洗い流され、不飽和脂肪酸
の酸化、重合による弊害もなく効果が顕著であった。
次に脱毛防止、養毛、発毛用として作成したシャンプー
の実施例を示すと、 試料の作成はそれぞれの脂肪酸１００ｇと、トリエタノ
ールアミン５２．３ｇに、精製水２４９ｇを加え、湯浴
中８０℃を保ちながら３０分間攪拌してできたものを試
料とした。
の実施例を示すと、 試料の作成はそれぞれの脂肪酸１００ｇと、トリエタノ
ールアミン５２．３ｇに、精製水２４９ｇを加え、湯浴
中８０℃を保ちながら３０分間攪拌してできたものを試
料とした。
上記の試料に基づき、臨床テストを行った。
対象男性、各テストにつき３０〜５０歳の５名づつを対
象とし、１日に１度、５ｇの試料を用いてシャンプーを
行い、この結果を下記表に示すが、全体を総合して判定
を下したものである。
象とし、１日に１度、５ｇの試料を用いてシャンプーを
行い、この結果を下記表に示すが、全体を総合して判定
を下したものである。
Ａ：目立った効果なし
ＡＡ：産毛の少ない発生と軽度の発毛を認めるＡＡＡ
：産毛の発生と硬毛化、発育を認めるＡＡＡＡ ：発育
良好 ＡＡＡＡＡ ：全体に密生し、顕著な効果を認める上記
の結果から、本発明の理論が正しいことが確認された。
：産毛の発生と硬毛化、発育を認めるＡＡＡＡ ：発育
良好 ＡＡＡＡＡ ：全体に密生し、顕著な効果を認める上記
の結果から、本発明の理論が正しいことが確認された。
以上述べた如く、本発明は従来から、植物油が養毛・育
毛に効果的であるとされていたが、５０％程度のリノー
ル酸含有率の油（トリグリセライド）を頭部に塗布して
も効果が顕著に表れなかった点を改善して、天然物の植
物油を精製してリノール酸の純度（脂肪酸組成）を８０
％以上に上げ、皮膚吸収の良い低分子の状態（Ｍ離脂肪
酸のまま、又は、アミン化合物としたもの）を塗布、又
はシャンプーに含有せしめて用いることにより、既に短
くなっている毛や、細毛化した毛を発育させることはも
とより、頭部の禿た部分に、産毛を発毛させ、更に、こ
れを硬化、褐色、黒色化することに成功したものである
。
毛に効果的であるとされていたが、５０％程度のリノー
ル酸含有率の油（トリグリセライド）を頭部に塗布して
も効果が顕著に表れなかった点を改善して、天然物の植
物油を精製してリノール酸の純度（脂肪酸組成）を８０
％以上に上げ、皮膚吸収の良い低分子の状態（Ｍ離脂肪
酸のまま、又は、アミン化合物としたもの）を塗布、又
はシャンプーに含有せしめて用いることにより、既に短
くなっている毛や、細毛化した毛を発育させることはも
とより、頭部の禿た部分に、産毛を発毛させ、更に、こ
れを硬化、褐色、黒色化することに成功したものである
。
又、シャンプーの成分として、リノール酸、或いは、そ
のアミン化合物が脂肪酸組成として影響されない物質（
水等）の添加については制約しないものである。即ち、
シャンプーに含まれるすべての脂肪酸を取り出した場合
、リノール酸純度が８０％以上と規定したものである。
のアミン化合物が脂肪酸組成として影響されない物質（
水等）の添加については制約しないものである。即ち、
シャンプーに含まれるすべての脂肪酸を取り出した場合
、リノール酸純度が８０％以上と規定したものである。
Claims (1)
- 脂肪酸の組成として純度８０％以上のリノール酸を酸の
まま、あるいは、その塩又はエステルとして用いること
を特徴とする脱毛防止及び、養毛、発毛用シャンプー。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22763283A JPS60120809A (ja) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | 脱毛防止及び、養毛、発毛用シヤンプ− |
| GB08419216A GB2150588A (en) | 1983-11-30 | 1984-07-27 | Shampoo for promoting growth of hair |
| DE19843430166 DE3430166A1 (de) | 1983-11-30 | 1984-08-16 | Shampoo zur verhinderung von haarausfall und zur foerderung von haarwuchs |
| FR8414500A FR2555442A1 (fr) | 1983-11-30 | 1984-09-21 | Shampooing pour empecher la chute des cheveux et favoriser la croissance des cheveux |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22763283A JPS60120809A (ja) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | 脱毛防止及び、養毛、発毛用シヤンプ− |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60120809A true JPS60120809A (ja) | 1985-06-28 |
Family
ID=16863945
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22763283A Pending JPS60120809A (ja) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | 脱毛防止及び、養毛、発毛用シヤンプ− |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60120809A (ja) |
| DE (1) | DE3430166A1 (ja) |
| FR (1) | FR2555442A1 (ja) |
| GB (1) | GB2150588A (ja) |
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|---|---|---|---|---|
| EP0309086A1 (en) * | 1987-09-07 | 1989-03-29 | Efamol Holdings Plc | Treatment of male pattern baldness and of unwanted hair growth |
| US5116605A (en) * | 1989-03-09 | 1992-05-26 | Alt John P | Composition and skin treatment method therewith for mitigating acne and male-pattern baldness |
| DE4339580C2 (de) * | 1993-11-19 | 1994-11-24 | Steffen Schmelzer | Vorrichtung zum Strömungsfliegen von Personen in einem Luftstrom |
| WO1996019187A1 (fr) * | 1994-12-22 | 1996-06-27 | Tovarischestvo S Ogranichennoi Otvetstvennostju 'firma Plus' | Agent stimulant la croissance capillaire |
| TW200407172A (en) * | 2002-10-17 | 2004-05-16 | Unilever Nv | Scalp treatment |
| US8470833B2 (en) * | 2009-12-15 | 2013-06-25 | Mcneil-Ppc, Inc. | Hair growth and/or regrowth compositions |
| WO2015170247A1 (en) * | 2014-05-06 | 2015-11-12 | Fidia Farmaceutici S.P.A. | Liposomes containing di-homo-gamma linolenic acid (dgla), formulations containing them and use thereof |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5914154A (ja) * | 1982-07-13 | 1984-01-25 | Sanyo Electric Co Ltd | 走査針の電極形成方法 |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA700516A (en) * | 1964-12-22 | Siegal Bernard | Emulsion compositions | |
| DE1136056B (de) * | 1958-05-16 | 1962-09-06 | Georg Dralle Fa | Haarpflegemittel mit haarwuchsfoerdernder Wirkung |
| FR2097036A1 (en) * | 1970-07-29 | 1972-03-03 | Sopharga Lab | Lipids contg fatty acids - for treatment of atheroslerosis |
| FR2380775A1 (fr) * | 1977-02-22 | 1978-09-15 | Sederma Sarl | Composition " apres-epilation " favorisant un ralentissement progressif de la repousse des poils |
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| FR2474310A1 (fr) * | 1980-01-25 | 1981-07-31 | Oreal | Solution stable a l'oxydation de vitamine f et d'huile de jojoba et compositions cosmetiques la contenant |
| DE3124701A1 (de) * | 1981-06-24 | 1983-01-13 | Boehringer Ingelheim KG, 6507 Ingelheim | Neue l-substituierte imidazo (1,2-a)imidazole, deren saeureadditionssalze, diese enthaltende arzneimittel und verfahren zu deren herstellung |
| DE3143624C2 (de) * | 1981-11-03 | 1983-11-24 | Bernhard 2800 Bremen Woitkowski | Kosmetisches Mittel zur Stärkung und Förderung des Haarwuchses sowie Verfahren zu dessen Herstellung |
| EP0116439A3 (en) * | 1983-02-02 | 1986-01-29 | Suntory Limited | Fatty acid containing hair tonic composition |
-
1983
- 1983-11-30 JP JP22763283A patent/JPS60120809A/ja active Pending
-
1984
- 1984-07-27 GB GB08419216A patent/GB2150588A/en not_active Withdrawn
- 1984-08-16 DE DE19843430166 patent/DE3430166A1/de not_active Ceased
- 1984-09-21 FR FR8414500A patent/FR2555442A1/fr active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5914154A (ja) * | 1982-07-13 | 1984-01-25 | Sanyo Electric Co Ltd | 走査針の電極形成方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE3430166A1 (de) | 1985-06-05 |
| GB8419216D0 (en) | 1984-08-30 |
| FR2555442A1 (fr) | 1985-05-31 |
| GB2150588A (en) | 1985-07-03 |
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