JPS601087B2 - 複合線条体の製造方法 - Google Patents

複合線条体の製造方法

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JPS601087B2
JPS601087B2 JP50133186A JP13318675A JPS601087B2 JP S601087 B2 JPS601087 B2 JP S601087B2 JP 50133186 A JP50133186 A JP 50133186A JP 13318675 A JP13318675 A JP 13318675A JP S601087 B2 JPS601087 B2 JP S601087B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、素材の長さに制約を受けることなく無限長に
連続する複合線条体を、長手方向に均一な品質を確保し
つつ、高能率に製造する方法に関するものである。
従来知られている複合線条体の製造方法は、もっぱらラ
ム式押出法によるものであった。
すなわち、従来知られている方法には、高圧のラム式プ
レスのコンテナの内部に芯材および筒状の外層材を複合
一体化したビレットを投入しこれらを背後からラムによ
り押出し、前記ビレットをダィにより縮摩して複合線条
体に成形する方法があるが、得られる複合線条体の条長
はビレツトの大きさによってきびしく制約されるという
大きな欠点がある。これとは別に例えば、特公昭43一
18274号公報に開示されている複合線の製造方法は
、上記の欠点を改良し、長尺化を可能にしようとしてい
るものであるが、それでもなお、製品の品質の上からみ
ると、なお解決が必要な多くの問題点を有している。す
なわち、本方法は、自由長の芯材の周上に高圧ラム式プ
レスのコンテナ内に収容したビレットを外層材として押
出被覆するものであるが、この場合、複合される一方の
芯材のみは比較的自由長にとることができるものの外層
材については依然としてビレツトが使用されるからプレ
スのコンテナの容積に依存せざるを得ず、最尺村を得よ
うとすれば、いったんプレスを停止レビレツトを再投入
して押し継ぎする方法をとらざるを得ない。従って、こ
の方法では第1に装置の停止、ピレットの再投入などに
よる生産速度の低下は避けられず、第2に装置停止中に
芯材高温のプレス内に淳溜するため材質上の変化が起る
上、外層材にしてもいわゆる押し継ぎ部分は品質が安定
せず、この継ぎ目!こおいては長手方向に、機械的に強
度の低下した品質的に不安定な部分があらわれ、製品上
欠陥となる。
しかも、このラム式押出法に随伴する品質的な不安定性
は、ひとり継ぎ目部分にのみとどまるものではない。つ
ぎに詳記するようにラム式押出法には外層材の品質が長
手方向に一定しないという宿命的な欠点を有しているの
である。すなわち、押出しすべき素材たるビレットは背
後から押圧を受けたときにその周面においてコンテナの
壁面との間に摩擦を生じるが、このビレツトとコンテナ
壁面との摩擦は、複合線条体の押出圧力につねに変動を
与えるのである。これを要するにもビレットの押し初め
の未だ形状の大きいときは、コンテナ壁面との接触もそ
れだけ大さく、従って前記摩擦も大きいから、ラムによ
る押出圧力はこのコンテナ内面との摩擦により低減せし
められ「材料が複合される位置にまで到達する圧力は小
さくなる。一方押し終りではもはや前記摩擦は無視でき
る程度となり、押出圧力は全体として大きくなる。寸法
、形状、接着性の安定した複合線条体を入手するには、
押出圧力が定常化し、押出速度も一定であることが必須
の条件であるが、上記のようにビレットの形状により押
出圧力に変動があると、界面の接着にも、外形寸法にも
、偏心度合にも、表面状態にも当然悪影響が生じ、これ
の防止には多くの困難と設備の複雑化を伴うことは避け
られないのである。しかも、すでにみたように、この再
投入部で芯材は高温のプレス内に淳溜する結果、芯材の
機械的強度が部分的に低下するという欠点がある。
このようなラム式押出法の欠陥を改善するために、キャ
タピラを用いて外層材となる素材に押出圧力を付与する
方法が実験的に提案されたことがあるが、キャタピラに
よりプレス押出のような高い押出圧力を発生させること
は不可能であり、界面接着のためにきわめて高い押出圧
力を要求する複合線条体の製造に適用することは不可能
である。発明者らは、長年にわたり複合線条体の製造に
係る研究開発にたずさわってきて、つねに上記諸問題に
直面し、これの解決方法を模索しつづけてきた。
押出方法として、例えば特開昭47−3185少号ある
いは特開昭49−6536y号公報に開示の押出方法は
「すでにみた方法と異なり、可動ホイールの回転による
接触摩擦抵抗に依存して押出圧力を発生せしめるもので
ある。
これは第13図にみるように1仇奴径ほどの荒引線であ
る材料7を3柳径ほどの線材に成形するいわば伸線機の
一種であり、発明者らは、当所この方式が複合線条体の
押出し‘こ適用できようとは想い到らなかった。
それはも第1に本方式は本質的に接触摩擦に依存してお
り前記キャタピラ方式と同様な方式であると考えられ「
十分に高い圧力が得られるかどうかについて疑問が大き
かったこと、第2に圧力発生源が純摩擦力のみに依存し
ているから空すべりなどによる発生圧力の不安定さが随
伴するであるうと予測され、単体物の押出しならいざ知
らず、複合線条体をつくる上に必要な定常的な圧力を得
ることはむずかしいと考えられたこと、第3に品質面か
らみてすでにみたように複合線条体の製造には「定常的
圧力下で安定した速度で外層材が供給されねばならず、
そうでないと、外径の太すぎるところ細すぎるところ材
料の欠損してしまっているところなどがあらわれて品質
的に問題であること、そしてまた、第4に材料の供給路
がホイール外周に形成された細長い溝であり、しかも当
のZホイールは高速回転しているのであって、芯材をラ
ム式におけるように簡単には供給できそうにないこと、
さらに第5として、仮にも芯材の供給ができたとしても
押出圧力発生源となる通路は、回転しているホイールと
固定シューフロックによりJ形成されているため、ホイ
ールの中心側と外表面側とで通路内にある材料の移動速
度に差があるから、複合せしめ得たとしても外層材に偏
肉が生じてしまうであろうと考えられたこと、などなど
の理由による。
2しかしながら、発明者らは、本回転ホイール方
式による押出方法が、前記ラム式押出方法においては考
えられない無限長の製品押出しが可能であるという一大
長所を有していることにあらためて注目し直した。そし
て、この押出し方法により如何ようにしてか複合線条体
の製造を達成せしめんものと、鋭意検討を開始した。そ
して、基本的な可能性を模索するために、本回転ホイー
ル方式のもつ特有の構成に対し、詳細な構造力学的解析
を加え、それに基〈材料の塑性力学的挙動に詳細な分析
を加え「 シミュレーションによる数理解析などを行な
った結果、本回転ホイール方式を用い、それが一大特徴
とする無限長の複合線条体を高品質を確保しつつ高能率
に入手可能とした本発明に係わる製造方法を完成するに
いたつたものである。そこに到達するまでの過程が如何
に困難なものであったかは、回転ホイール押出方式が早
くから提案されながら本発明以前に本回転ホイール方式
による複合線の押出方法については全く提案されていな
い事実によって理解できよう。回転ホイールによる押出
方式は基本的には第13図に示すように、駆動軸1に取
付けられたホイール2のエンドレス溝3とシュー4によ
り材料7を送り込む輸送通路を形成し、当該輸送通路の
奥に材料7の受け部5および押出し成形するダィ6を設
けておいて、当該ダィより材料を押出す方法であるが、
この場合の押出圧力は、ホイール2の矢印方向の回転に
より、溝3と材料7との接触摩擦抵抗に依存して、通路
の奥に材料7が強制的に送り込まれることにより発生す
る。
従って、当然のことながら材料7における発生圧力は、
通路の入口近傍では未だ小さく通路の奥にすすむに従っ
て高圧力となる。問題はこのときの最大圧力値であり、
その圧力値が複合線条体の界面接着に十分寄与可能な値
となるかということである。発明者らはこの圧力分布に
ついて詳細な解析を試みた結果、その圧力は予想以上に
大きく、最初の予想に反して、複合線条体の押出に十分
寄与可能な圧力に到達することを発見した。
いま、通路における材料7とホイール2との接触弧の角
座標を?とし、角座標ぐ点における材料7の分布圧力を
P(ぐ)、材料の降状応力を。
oとした場合(1)式が成立する。P(?)/〇。
=Ce一2仏(RW/Ri)(?。−?)…………
(1)ここに、 r :加工材の有効摩擦係数 Rw:ホイールの半径 Ri:押出前の素材の半径 ?o:ホイールとシューの接触孤の長さ C :常に正の値よりなる定数 第14図は(1)式に基づきシューに沿う角座標?にお
ける素材(この場合アルミニウム使用)の分布圧力を図
示したものである。
第14図より明らかなように?=900(第1図でダィ
16の存在するところ)に近づくにつれ、急激に立ち上
って圧力分布の最大値が得られることがわかる。数理解
析および実験の結果、この立ち上った分布圧力の最大値
は、素材の降状応力の数倍の値に達することが判明する
とともに、このような高圧力下であれば複合材の界面接
着のために十分適用可能であるとの結論に到達するにい
たつた。この結論にいたろ過程は、バリの発生の防止と
いう別の重要な解決課題を含め、数々の試行錯誤の結果
によるものであったことは勿論である。そしてまた、素
材の塑性流動の挙動に関する解析はさらに複合線条体の
製造の有効性を確かなものとした。
これを第10〜i2図により説明する。
上記通路13に供給された外層材12の塑性変形状態を
みると、まず外層材12の速度分布は、可動ホイール1
1と固定シューフロック14との間で著しい速度差を受
けることから第10図に示されるとおりとなる。その結
果、外層材12に作用する内部せん断力の値は第11図
に示されるように当然大きくなり、さらに外層材12の
流れは第12図に示されるように通路の奥のある領域で
は非常に複雑な流れとなる。そして、その結果第11図
にみられるように非常に大きいせん断が芯材18の周上
全体に作用し、いわゆる摩擦法援の状態をつくる効果と
なりこれが芯材18と外層材12との接着に著しい結果
をもたらすものであることは、治金学上当然導き出され
ることである。かくして、最後に残された課題は、高速
に回転しているホイールに向って、芯村をどのように供
給するかという点であった。ラム式押出法で行なわれて
いるように、芯材と素材とを同時供給することは不可能
であるし、同時供給ができないとすれば、どこにどのよ
うに供給するかが問題であったが、この課題については
試行錯誤の結果、{1)芯村と素材を同じ入口から通路
に供給せず、芯材を別なところから供給する。■その芯
材の供給位置を素材が供給された奥における高圧力発生
状態部分の中とする、という二つの構成によって最終的
に解決可能なことを見出し、ここに前記従来の複合線条
体の製造において宿命的に避け得なかった数々の欠点を
一気に解決し得た画期的複合線条体の製造方法を提案し
得るにいたつたものである。以下に本発明を実施する上
で有効な種々なる実施態様に基づき、図面をもちいて具
体的に順次説明する。第1図に示される押出装置は「本
発明の実施に有効な典型例の一つであって、周端面にエ
ンドレス溝10を有する可動ホイール11と、このホイ
ール11の局端面に係合されていて前記溝10との間に
外層材12の輸送通路13を形成した固定シユーフロツ
ク14とからなる。
ホイール11は一体物であってもよいが、三つの円板材
料を組合わせても構成することができる。シューフロッ
ク14は、前記通路13の一端をふさぐ受け部15を有
すると共にこの受け部15の一部にダィ16を有し「
さらにダィ16と反対側のブロックに通路軍3に通じる
芯村供給路【1を有する。
この芯材供給路17は.芯材18がダィ16を通って直
線的に移動することができるように直線的通路をもって
形成される。19は通路13に面して設けられたニツプ
ルである。
前記芯材18としては例えば銅からなる線条体が使用さ
れる。
また前記外層材12としては例えばアルミニウムからな
る長尺素材が使用される。この押出装置の通路13の内
面はホイール11の溝!0とこの溝101こ係わるシユ
ーフロック14の対応面とによって構成されており、し
かもこの通路13の内面において溝10の表面積はシュ
ーフロック15の前記対応面の表面積よりも大きくされ
ている。従って通路13の中の外層材12は、ホイール
11の矢印方向への回動により溝10との間に生じるよ
り強い接触摩擦抵抗によりその押出力の一部もしくは全
部を得るように構成されている。ここに押出力の一部を
得るとは、ほかに押出力を得る補助的手段を加えてもよ
いことを意味するものである。つぎに具体的押出動作に
ついてみてみると、押出圧力50〜60k9/雌をもつ
てホイール11を矢印方向に回動させると共にアルミニ
ウムの外層材12を300〜35000に予熱して通路
13の中に供給しさらに前記芯材供給路17から300
〜450o Cに子熱された鋼の芯材18を通路13を
間にはさんでダィ16に挿通供給させると、前記外層材
12はホイール11の可動により生じた溝10との接触
摩擦抵抗によって所定の押出圧力を得、通路13の中を
移動していく。
この外層材12と芯材18とは、第1図からも明らかな
ように通路13の奥で出会い、そこで互いに複合一体化
されてから、ダィ16から押出され、通常アルミ被鋼線
と称する複合線条体20を形成する。第2図以下の各図
に示される本発明に係る実施例については「第1図と構
造的に同一のものについては第1図の符号をそのまま採
用し、説明を簡略化する。
第2図に示される押出装置は、可動ホイール21と固定
シューフロック22との間に形成された通路23がその
奥において側部に折れた通常の一室24を有し、さらに
この室24の入口部の芯村18の前方位置に断面におい
て第3図に示されるような分流体25を有する。
ここで通路23から上記側部に折れた一室24まで外層
材12が流れることによって生じる押出圧力の状態の変
化についてみると、通路の中では押出圧力の状態はその
発生の原動力として機械的摩擦を利用している関係から
一言でいれま動圧的であり、これに対して上記一室24
では外層材の方向転換とここに至るまでに要するエネル
ギーのロス分により押出圧力の状態はかなり改善され、
静圧的となる。
しかし、ここでもある程度の内部せん断の作用は十分残
っており、すでに述べたとZころの接着作用はここでも
発揮するといえる。その結果として、通路23の中に芯
材18を通した場合にはそれだけで著しい接着効果を発
揮するものの、押出圧力の状態が勤圧的(押出圧力が定
常的でなく不安定である)であるために、偏芯、偏Z肉
の問題が認められるが、上記一室24の中に芯材18を
通した場合には比較的良好なる接着状態のもとで偏芯、
偏肉の問題を解決することができる。つぎに、分流体2
5の作用を実際の押出し動作から説明すると、ホイール
21の回動に伴なつて移動する外層材12は、通路23
の奥に達すると受け部26から反作用を受けてその流動
が方向転換されて折れ曲がり側室たる一室24にいたる
。このときの外層材12の流動は、分流体25の作用に
より分流された二つの流れとなり、しかもこの二つの流
れは側室たる一室24の中央に位置された芯材18に対
して夫々流動圧が全体に力学的に釣り合うように芯材1
8の両側から集合された流れとなる。
これにより芯材の偏心および外層材の偏肉の問題はより
一層改善され、芯村18と外層材12は、複合化されて
ダィ16から押出される。かかる分流体25は、第3図
に示される構造の代りに、第4図に示される構造が考え
られる。
即ち、この構造はホイール26の周端面に二つの溝27
および27を設けて夫々二つの通路28および28を形
成し、前記したと同様の室29においてこれら二つの通
路28および28を集合一体化させると共にこれらの通
路28および28の間隔壁2@を分流体38として作用
させるものである。第5図に示される押出装置は、要す
るに二つの可動ホイール31および31を近接対向位置
させてなるものであり、ホイール31および31は夫々
周端面にエンドレス溝32および32を有し、これら二
つの周端面と係合されて位置された固定シューフロック
33は一体構造に合体され夫々前記溝32および32と
の間に外層材12の輸送通路34および34を形成する
。輸送通路34および34は、夫々通路の奥のところで
集合−体化される。この奥のところを集合室35といい
芯材供給路36の関口部とダィ37とを夫々直線的に両
側面に対向位置させており、この室35へ0の両通路3
4および34からの外層材12,12の流入移動は、室
35の中央に位置された芯材18に対してこれを両側か
らはさむような合流により行なわれる。このように二つ
の可動ホイール31,31を配タ暦すれば、上言己偏芯
、偏肉の問題はより一層改善され、芯村18と外層材1
2とは、理想的に複合化されてタトィ37から押出され
ることになる。
この押出装置によれば、ホイール31および31は夫々
矢印方向に互いに逆回転されて共同で押0出動作を進め
るように作用する。このように二つの可動ホイールを近
接配置してなる押出装置の本発明に係わる他の実施例は
、例えば第8図および第9図に夫々示される通りである
これら第8図および第9図に示される押出袋タ層は、夫
々ホイールの軸に対して横断面をもって示される。第8
図に示される押出装置は、二つの同径の可動ホイール3
8および38が夫々軸Dを一致させて近接配置され、そ
してこれらのホイールの夫々0周端面にまたがるように
固定シューフロック39が配置される。
ホイール38および38の夫々の周端面に形成されたエ
ンドレス溝40および40からなる通路41および41
は、夫々通路の奥の集合室42に夕おいて図示されるよ
うに集合一体化される。
43は分流体として設けられたもので前述したと同じ作
用をなす。
一方第9図に示される押出装置は、二つの可動ホイール
44および44を夫々軸線を直交させて0互いに周端面
を近接位置させ図の如く配置してなり、固定シュープロ
ック45は前記各間端面に係合されていて夫々溝46お
よび46との間に通路47および47を形成する。
これらの通路47および47は、やはり夫々の奥に側室
としての集合室48を有する。
第8図および第9図から明らかなように、ダイ位置に係
わる押出方向については全く自由である。
第6および7図に示される押出装置は、本発明に係わる
他の実施例を示すものであり、複合線条体20の押出さ
れる方向が逆なほかは第1図あるいは第2図に示される
装置の押出しと基本的に同じである。これによると、外
層材12はホイール49の矢印方向の回動に伴なつて通
路50の中を移動していき、通路50の奥では受け部5
1によりその移動が曲げられて側部に突出された通路の
一室52にいたり、ここで受け部61側から給送された
芯材18と複合一体化されて受け部51と反対側の室5
2の面に設けられたダイ16から押出され、所定の複合
線条体20を形成する。この押出装置において、受け部
51は固定シューフロック53と別体物となっており、
このことから受け部についてはシューブロツク本体との
組合わせにより使用することができることがわかる。5
4は分流体である。
以上詳記の通り、本実施例複合線条体の製造方法によれ
ば、摩擦抵抗を利用した蓮続押出方法を使用することに
より、押出しすべき素材としてワイヤロッドなどビレッ
トに比べて断面積の小さい無限供給可能なものを使用で
きるから、芯材および外層材の素材の長さに制限がなく
、製造を無限に連続させ生産性を著しく向上させること
ができると共に、外層材にあっては予想以上に高い押出
圧力と材料解析の結果判明した高度のせん断発生城の存
在とにより芯材との間に優れた接着効果を発揮すること
により十分なる接着力をもって押出しによる継ぎ目のな
い製品を入手できると共に「プレス押出方式の場合に避
け得なかった前記コンテナ内のビレットの状態に起因す
る宿命的な圧力変動による品質むらの発生あるいは芯材
の塙溜による芯材の部分的強度低下というような欠陥を
完全に解消した製品を入手することが可能となった。
また〜上言己方法において、複数の可動ホイールあるい
は複数のエンドレス溝による複数の輸送通路によって押
出しすべき材料の流れを構成することにより、押出しす
べき素材として断面積の4・さし・ものを用いても供給
材料の途切れがなく、また押出圧の発生が不足すること
もなくきわめて安定した押出しを行うことができると共
に、摩擦利用にもかかわらず物理的に方向性の少ないむ
らのない押出製品を得ることができる。
立ち上り時においては、一方の可動ホイールあるいはエ
ンドレス溝で材料のスリップが生じても他方の可動ホイ
ールあるいはエンドレス溝でこれを補うことにより、供
給材料の不足の事態をなくし、押出し‘こ至る圧力変動
を滑らかに推移させることができると共に「押出いこよ
り固定シューフロックを可動ホイールから離間せしめる
力の加わる方向に他の可動ホイールを配置したためバリ
の発生を効果的に押えることができる。また、上記方法
において、押出しすべき素材と芯村との複合化を、素材
が奥で側方に折れる一室あるいは輸送通路が複数の場合
各輸送通路の集合室で行うことにより、供給材料の途切
れの改善あるし・は押出圧力の状態の安定化のより一層
の改善を図ることができら これによって芯材の周上に
十分なる接着力をもって一様な厚さの被覆層を形成する
ことができる。
さらに、複数の可動ホイールを用いた場合は、夫々押出
しすべき材料の流れによる力学的バランスを考慮して押
出しを行うことができる。
この場合、個々の可動ホイールに対する駆動力の低減を
図ることができる。以上のように、本発明は従来の押出
しの加工概念を打ち破って、素材の量および長さに制限
がなく製造を無限に連続させることができると共に材質
的に安定した製品を得ることができる新規な発想にもと
づく複合線条体の製造方法を提供したものであり、その
工業的価値はきわめて大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明複合線条の製造方法の一実施例説明図、
第2図は本発明に係わる他の構成の実施例説明図、第3
図は第2図におけるA−A′拡大断面図、第4図は本発
明に係わる押出装置の要部断面図、第5図は本発明に係
わる他の構成の実施例説明図、第6図は本発明に係わる
他の構成の実施例説明図、第7図は第6図におけるB一
B′拡大断面図、第8図および第9図は本発明に係わる
他の構成の実施例説明図、第10〜12図はそれぞれ外
層材の流れの状態を示すものにして、第10図は外層材
の速度分布状態図、第11図イは外層材に作用する内部
せん断力の状態図、第11図口は第11図イ中B−B′
断面図、第12図イは外層材の流れの模様を示す状態図
、第12図口は第12図イ中C−Cの断面図、第13図
は回転ホイールによる押出方式の説明的断面図、第14
図は材料の角座標における圧力分布を示す線図である。 11,21,31,38,44,49:可動ホイール、
14,22,33,39,45,53:固定シューフロ
ツク「 10,27,32,40,46:溝ト13,2
3,28,34,41,479 50;通路、24,5
2:通路の−室、35,42,48:集合室、15,2
6,51:受け部も 12:外層材、18:芯材、20
:複合線条体「 竃6,37:ダイ、17,36:芯材
供給路「 25,30,43,54:分流体。第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図 第11図 第12図 第13図 第14図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 芯材の周上に被覆せられる外層材となるべき素材を
    、可動ホイールの周上に設けられたエンドレス溝と当該
    溝に係合する固定シユーブロツクとにより形成される細
    長い通路内に連続的に供給し、回転する可動ホイールの
    溝内面と該素材との間の接触摩擦抵抗によって該素材を
    通路内に強制的に送り込むことにより該素材に押出し圧
    力の一部または全部を発生せしめ、供給された奥にある
    高圧力発生状態の素材の中に別なところより連続的に芯
    材を供給して複合一体化せしめ、ダイを通して押出し成
    型する複合線条体の製造方法。 2 素材と芯材とが複合せられる位置が通路の側方に設
    けられた集合室内である特許請求の範囲第1項記載の製
    造方法。 3 可動ホイールが複数基により構成され、それぞれの
    可動ホイールに供給された素材が各ホイールの通路と連
    通する一の集合室に集合せしめられる特許請求の範囲第
    1項記載の製造方法。 4 可動ホイールの周上に形成せられるエンドレス溝が
    複数形成せられたホイールを使用する特許請求の範囲第
    1項記載の製造方法。 5 集合室の入口近傍に素材を一旦分流せしめる分流体
    を形成し、素材を分流せしめる過程を経たのち芯材と複
    合せしめる特許請求の範囲第2項記載の製造方法。 6 径の異なる円板材の組み合せによりエンドレス溝を
    形成したホイールを使用する特許請求の範囲第1から5
    項のいずれかに記載の製造方法。 7 ホイールの軸心が一致した複数のホイールを用いる
    特許請求の範囲第3項記載の製造方法。 8 ホイールの軸心が平行している複数のホイールを用
    いる特許請求の範囲第3項記載の製造方法。 9 ホイールの軸心が直交している複数のホイールを用
    いる特許請求の範囲第3項記載の製造方法。 10 押出された複合線条体をホイールの回転方向と同
    方向の接線方向に引き取るようにする特許請求の範囲第
    1から8項のいずれかに記載の製造方法。 11 押出された複合線条体をホイールの回転方向とは
    逆方向の接線方向に引き取るようにする特許請求の範囲
    第1から8項のいずれかに記載の製造方法。 12 素材がアルミニウムあるいはアルミ合金であり、
    芯材が鉄あるいは鋼である特許請求の範囲第1から11
    項のいずれかに記載の製造方法。
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