JPS60108358A - 強化焼成品の成形方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、カーボンファイバーの混入された粘土焼成
品の焼成時のカーボンファイバーの燃焼を防止すると共
に強度の向上を期し得る強化焼成品の成形方法の開示に
係わるものである。

而して、従前に於けるこの種の焼成品の成形に於いては
、カーボンファイバーが燃焼しないように非酸化性の雰
囲気炉で焼成することが行なわれたものであるが、特に
多孔質な粘土乾燥物は、内部に酸素気体が含まれるため
、ンｍ入カーボンファイバーは、焼成の際に酸化され補
強材としての効果を充分に発揮し得ないものであった◎ 又、従前の粘土焼成品は、釉薬等を表面に４伺されて焼
成されるため表面はガラス質となり、滑らかな仕トげと
なるが、衝撃に弱い性質は是正し得ないものであった。

本発明は、か〜る従前例に於ける不都合に鑑み特に案出
されたものであって、その主たる目的の一つは、強度、
就中衝撃特性、曲げ強度を有する粘土焼成品の成形を可
能となすようにしたものである。

又、本発明に於ける他の主たる目的の一つは、粘土焼成
工程に於ける釉薬塗付の工程を省略するにも拘らず表面
の滑かな且つ割れにくい成形品の提供を可能となすよう
にしたものである。

更に、本発明に於ける他の主たる目的の一つは、混入カ
ーボンファイバーの補強効果を確実に崩する焼成品とな
すようにしたものである。

而して、本発明は、か＼る緒特性の適切且つ合目的々な
奏効を期すべくその構成の要旨をカーボンファイバーを
混入された粘土生地を型付は乾燥する工程と、この型付
は乾燥成形物に対しゾル又はゲル状物質を圧入し、成形
物組成粒子間空隙を充足して該組成粒子間に於けるエア
ー除去する工程と、組成粒子間空隙の充足された成形物
の焼成工程とよりなる点に置かれたものであって、その
構成の要旨に附随した相当の設計変更を予定したもので
ある。

以下、本発明の詳細を図面に示する典型的な一実施例に
ついて説明するに、（１）は乾燥せしめた粘土生地であ
って、該生地（１）には、短繊維状のカーボンファイバ
ーを混合し、成型した後、自然乾燥又は、人工乾燥せし
めたものである。か−る生地（１）の−側端面にゾル又
はゲル状の水ガラス、シリコン等の無機質系物質又は熱
硬化性樹脂等の有機系物質を油圧シリンダー又はエアー
シリンダー等の圧力発生装置（２）をもって圧接せしめ
ると共に、該生地（１）の他側端面に当接して真空ポン
プをもって吸引する吸引装置（３）を装備するようにし
、該生地（１）の厚み、密度、無機質系物質又は有機質
系物質の粘度、装置の圧力、吸引力等より算出される浸
透に要する時間をかけて圧力発生装置（２）、吸引装置
（３）を作動せしめるようにしたものである。

尚、圧力発生装置（２）並びに吸引装置（３）に於ける
生地（１）内に当接する鈑（２）ａ、（３）ａには、圧
力液通過用の細径（２）’　ａ、（３）’　ａを多数開
設するようにしたものであり、吸引装置（３）に吸引さ
れた前記ゾル又はゲル状の物質は回収され再度圧力発生
装置（２）に供給されて利用されるようにしたものであ
る。

次いで、ゾル又はゲル状の無機質系物質又は、有機系物
質の含浸した粘土生地（１）を焼成炉に移し、焼成する
ようにしたものである。

本発明は＃！］二に於ける特徴ある構成就中カーボンフ
ァイバーを混入された粘土生地を型付は乾燥する工程と
、この型イ」け乾燥成形物に対しゾル又はゲル状物質を
圧入し、成形物組成粒子間空隙を充足して該組成粒子間
に於けるエアー除去する工程と、組成粒子間空隙の充足
された成形物の焼成工程とよりなるようにしたことによ
って前記せる従前例の欠陥を有効に是正し得たものであ
って、以下の具体的な効果を奏し得たものである。

即ち、本発明に於いては、乾燥粘土生地（１）中の空気
を吸引装置（３）をもって抜き出し、圧力発生装置（２
）から送り出されるゾル又はゲル硬化性樹脂等を粘土内
の微小空隙内＆二充足せしめることにより生地（１）内
の酸素の存在をなくし、焼成時に於けるカーボンファイ
／く−の燃焼を防止し得たものである。

又、焼成に伴い硬化した熱硬化性樹脂旨、氷カラス等の
充足された物質により焼成品のｔｌｂ　ｌヂ強度をカー
ボンファイノく−の補強硬イヒと相まって、著しく向上
せしめ従前の粘土焼成品の外観と同様の味わいを有し、
面も割れに（１，）焼成物となし得たものである。

尚、カーボンファイ／く−は短繊維のもの、織地等を用
途に応じて適宜介装、混入せしめたものである。

更に、本発明に於いては水ガラス、熱６更イヒ性樹脂等
の含浸により釉薬処理を不要となし滑力１な表面の作出
を期し得たものである。

叙上に於ける通り、本発明はカーボンファイバーを混入
せしめた新しし）強化焼成品の成形方法の提供をその目
的としたものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の典型的な一実施例を示す断面図、第２
図は本発明に係る焼成品の拡大断面図である。 尚、図中（１）・・・粘土生地、（２）・・・圧力発生
装置、（３）・・・吸引装置を示したものである。 特語出願人 小林ブロック工業株式会社 代理人弁理士 桑　原　稔 第　ｌ　図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）カーボンファイバーを混入された粘土生地を型付
   は乾燥する工程と、この型上は乾燥成形物に対しツル又
   はゲル状物質を圧入し、成形物組成粒子間空隙を充足し
   て該組成粒子間に於けるエアー除去する工程と、組成粒
   子間空隙の充足された成形物の焼成ゴー程とよりなるこ
   とを特徴とする強化焼成品の成形方法。
2. （２）前記ゾル又はゲル状物質を無機質系物質としたこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第一項記載に係る強化焼
   成品の成形方法。
3. （３）前記ゾル又はゲル状物質を有機質系物質としたこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第−伯記載に係る強化焼
   成品の成形方法。