JPS6010714B2 - 発酵法によるコリン・オキシダ−ゼの製造法 - Google Patents

発酵法によるコリン・オキシダ−ゼの製造法

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JPS6010714B2
JPS6010714B2 JP52088328A JP8832877A JPS6010714B2 JP S6010714 B2 JPS6010714 B2 JP S6010714B2 JP 52088328 A JP52088328 A JP 52088328A JP 8832877 A JP8832877 A JP 8832877A JP S6010714 B2 JPS6010714 B2 JP S6010714B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は発酵法によるコリン・オキシダーゼの製造法に
関する。
さらに詳しくは、本発明は、新菌種コリネバクテリウム
・コリノキシダンス(Coひnebacteriumc
holinoxyda船)または新菌種コリネバクテリ
ウム・コリニフイラム(Coひnebacterium
choliniphilum)に属する微生物を栄養培
地で培養することを特徴とするコリン・オキシダーゼの
製造法に関する。
コリン・オキシダーゼはコリンの定量に使用される。
従来、微生物起源によるコリン・オキシダーゼに関して
はアースロバクター属細菌によるものが報告されている
〔臨床病理24(桶冊)461(1976)(臨床病理
学会講演要旨集);脂質生化学研究会講演予稿集(19
77年6月16日、17日於京都)〕。
本出願人は、先にブレビバクテリウム属またはコリネバ
クテリゥム属に属するコリン・オキシダーゼ生産菌を用
いるコリン・オキシダーゼの製造法を出願した(侍願昭
51−139120(特公昭弘−43075号)、51
一155655(特公昭57一3046y号))。
本発明者等は、さらに良好なコリン・オキシダーゼ生産
菌を得る目的で、新たに士壌よりコリン資化能のすぐれ
た微生物を分離して、これらの菌株を栄養培地に接種し
、培養を行なったところ、以下に示すコリネバクテリウ
ム属の新種に属する2菌株が優れたコリン・オキシダー
ゼ生産能を有することを見し、出し本発明を完成した。
次に本発明に使用されるコリネバクテリウム・コリノキ
シダンスKY4707およびコリネバクテリウム・コリ
ニフイラムKY4706と呼称する菌株の菌学的性質を
詳細に説明する。
これらの菌株の同定実験は、主としてマニュアル・オブ
・ミクロビオロジカルメソツズ(米国細菌学会線、19
57)および「微生物の分類と同定」(長谷川武治紙
東大出版会、1975)に準拠して行なつた。
コリネバクテリウム・コリノキシダンス KY4707(徴工研菌寄第4111号)(NRRL
B−11、1斑)1 細胞形態 肉汁寒天、30℃培養:通常0.6〜0.8×1.5〜
2.0仏の短樟菌。
単独またはV字状の2対をなし、分岐した細胞も観察さ
れ、「 また古い培養では球状になる。即ち多形性であ
る。運動性あり。べん毛は非極べん毛1本。グラム陽性
。無胞子。非抗酸性。ロ 培養的性質 1 肉汁寒天平板培養、30oo 円形。
大きさは2〜3日で4〜5側。表面は平滑。
凸円状。周縁全縁。にふくい光沢あり。不透明。内容は
均質なバター質。初め白色で2〜3日後から黄色になる
。2 肉汁寒天斜面培養「30oo 生育良好。
糸状。3 肉汁液体培養、30qo 生育良好。
毛霧状の次薄。皮膜形成せず。4 肉汁穿刺培養、3ぴ
○ 表面に良く生育。
内部生育は僅かで糸状。5 肉汁ゼラチン穿刺培養、2
0qo 表面および穿刺線に沿って生育。
ゼラチンを液化する。
6リトマスミルク ミルクをアルカリ化し2週間で完全に透明になる。
m 生理学的性質 1 硝酸塩還元性:陽性 2 脱窒反応:陰性 3 M旧テスト:陰性 4 VPテスト:陰性 5 インドールの生成:陰性 6 硫化水素の生成:腸性 7 でん粉の加水分解:陰性 8 クエン酸の利用:コーサー培地およびクリステンセ
ン塔地において陽・性9 無機窒素源の利用:アンモニ
ウム塩および硝酸塩ともに利用できる。
10 色素の生成:黄色、非水落性。
11 ウレアーゼ:陽性 12 カタラーゼ:腸性 13 レシチナーゼ:陰性 14 コリン・オキシダーゼ:腸性 15 最低生育温度範囲:15〜370。
5および42℃で生育微弱。
16 生育pH範囲:5〜9 17 酸素に対する態度:グルコースを炭素源とした○
−Fテストなどの結果から適性嫌気性。
18 べプトンからアンモニアの生成:陽性19 ェス
クリンの加水分解:陰性20 セルロースの分解:陰性 21 食塩耐性:7タ′ので生育、10多′d‘で非生
育。
22 溶血性:3一溶血 23 コリンの利用:腸性 24 クレアチンの利用;陽性 25 ペタィンの利用:腸性 26 尿酸の利用:腸性 27 ビタミン要求性:なし 28 炭素源の利用性三D−グルコース、D−フラクト
ース、D−マンノース〜D−ガラクトース、D−キシロ
ース、Lーアラビノース、D−リボース、Lーラムノー
ス、シユークロース、マルトース、トレハ○−ス、セロ
ビオース、グリセリン、〇−マンニツト、0ーソルピツ
ト、〇ーイノシツト「L−イノシツト、酢酸、DL−乳
酸、ピルビン酸、コハク酸、エタノール、イヌリンを利
用する。
ラクトース、アドニツト、セルロース〜でん粉を利用し
ない。
29 炭水化物から酸およびガスの生成 ■ べプトン塔地を用いたときは酸生成はほとんど認め
られない。
■ トリプトン2多′夕、NaC15タ′〆、K2HP
040.3夕/夕を基礎塔地として酸生成を検出。
■ Dーグルコース、D−マンノース、D−フラクトー
ス、Dーガラクトース、マルトース、シユークロース、
トレハ。
−ス(微弱)、Dーマンニツト、グリセリンから酸を生
成、ガスは生成しない。
■ Lーアラビノース、D−キシロース、ラクトース、
D−ソルビツト、イノシツト、でん粉から酸およびガス
を生成しない。
W 細胞化学的分析 I DNAのG−C比:67.8% 2 細胞壁のジアミノ酸:リジン 3 細胞壁の糠:ラムノース「ガラクトース、マンノー
スコリネバクテリウム・コリニフイラム KY4706(徴工研菌寄第411び烏)(NRRL
8一11157)は、コリネバクテリワム・コリノキシ
ダンスKY4707と以下の点を除いてほとんど同一で
ある。
1 非運動性でべん毛を有せず。
2 でん粉の加水分解およびでん粉からの酸の生成:陽
性3 ラクトースを単一炭素源として利用する。
上に述べたような菌学的性質をもとにして、パージ一の
マニュアル・オプ・デタミナテイブ・バクテリオロジー
第8版(1974)および第7版(1957)〔以下単
にパージ‐第8版(または第7版)という〕、山田 ,
駒形:J.Gen.Appl.Microbiol.1
6、103(1970)および同16「 215(19
70)、Cmmmlns、J.袋n.Microbio
l.28、35(1962)、およびUSP32222
$(1963)を参考にして公知の菌群との異同を検討
した。上に託した2菌株はグラム陽性、無胞子、非抗酸
性、通性嫌気性、多形性の樺菌であることかり、パージ
‐第8版PART17のCor肌efo皿Groupo
fBacにriaに含まれるべきものと考えられる。
このグループにはセルロモナス属、クルチア属、アース
ロバクター属およびコリネバクテリウム属の4属が含ま
れている。本2菌株はセルロモナス属、クルチア属およ
びアースロバクタ−属に属する繭株と以下の点において
区別される。
セルロモナス属に属する函株はセルロース分解能力を有
し、ビオチンおよびサィアミンを生育に必要とし、DN
AのG−C比が71.7〜72.7%〔山田・駒形:J
.蛇n.Appl.Microbiol.16、215
(1970)〕である。
これに対し、本2菌株はセルロース分解能力を有さず、
ビオチンおよびサィアミンを生育に必要とせず、DNA
のG−C比が総±0.5%である。したがって本2菌株
はセルロモナス属に属しない。クルチア属に属する菌株
は対数増殖期では規則的な形をし、分枝せず鎖状をなす
。また偏性好気性であり、硝酸塩を還元しない。
これに対し、本2菌株は対数増殖期では、不規則な形状
をなし、分枝するものもあり、鎖状をなさない。また通
性嫌気性であり、硝酸塩を還元する。したがって、本2
菌株はクルチア属に属しない。アースロバクター属に属
する菌株は一般に対数増殖期においてグラム陰性である
また偏性好気性であり、370ではこの属に属する菌株
の多くが生育できない。
さらに細胞壁構成糖としてガラクトースのみを有する。
これに対し、本2菌株は培養全般を通じてグラム腸性で
ある。また適性嫌気性であり、370でよく生育する。
さらに細胞壁機成糖としてガラストース、ラムノースお
よびマン/ースを有する。したがって、本2菌株はアー
スロバクター属に属しない。一方、本2菌株はコリネバ
クテリウム属に属する菌株についてのパージ−第8版(
599−61力頁)の記載と矛盾しない。したがって、
本2菌株はコリネバクテリウム属に所属させるのが妥当
であると考えられる。一方、コリネバクテリウム属およ
びアースロバクター属に近いが分類が不確かな属として
プレビバクテリウム属およびミクロバクテリウム属であ
ることがパージ‐第8版の599頁に記載されている。
パージ‐第8版の625〜626頁においてFie山e
rらのプレビバクテリウム属に属する菌株はコリネバク
テリゥム属に属させるべきであるとの主張が記載されて
いる。
またパージ‐第8版の628頁においてJe船enのミ
クロバクテリウム・テクテイクムおよびミクロバクテリ
ウム・リケフアシエンスはコリネバクテリウム属に属さ
せるべきであるとの主張が記載されている。そこで本2
菌株とパージ‐第8版に記載されたコリネバクテリウム
属の種々の種に属する菌株、およびパージ‐第7版に記
載されたプレビバクテリウム属およびミクロバクテリウ
ム属に属する種々の種に属する繭株とをこれらの文献の
記載を参照して比較した。
さらに必要に応じて、本2菌株と上記種々の種に属する
菌株とを比較するための実験を行った。コリネバクテリ
ウム属、ブレビバクテリウム属およびミクロバクテリウ
ム属の公知の種に属する菌株中、本2菌株と同様コリン
のみを炭素源とする培地で旺盛に生育できる菌株は、コ
リネバクテリウム・ムリセプテイクム、ブレビバクテリ
ウム・アルバム、ブレビバクテリウム・セリナムおよび
ブレビバクテリウム・マリスに属していた。
またコリンのみを炭素源とする培地に生育できないか微
弱な生育しかできないが、本2菌株と同様細胞壁のジア
ミノ酸としてリジンを含み、かつ他の性質が本2菌株と
比較的類似している菌株は、コリネバクテリウム・ポイ
ンセチアエ、ブレビバクテリウム・フルフム、ブレビバ
クテリウム・ヘルボルム、ブレビバクテリウム・インベ
リ**アレおよびブレビバクテリウム・スルフレウムに
属していた。本2菌株とこれらの種に属する菌株との菌
学的性質の比較を第1表に示す。
第1表 注 ○:○orynebaCterlum’B:Bre
uibacterlum, Lys:リジン、 DL−
DAP:DL−ジアミノピメリン酸※1:実験値※2:
USP 3222258 ※3:J.Gen.Appl.Microbiol.1
6,103(1970)※4:パージ−第7版 ※5:J.Gen.Microbiol.28,35(
1962)第1表から判るようにKY4707およびK
Y4706菌株はともに菌学的性質において類縁の種に
属する菌株のいずれとも合致しない。
従って両菌とも新菌種に属する菌株であると考え、KY
4707が属する菌種をコリネバクテリウム・コリノキ
シダンス、KY4706が属する菌種をコリネバクテリ
ウム・コリニフイラムと命名した。次に両菌を使用して
酵素生産を行なわせる場合の培養条件について説明する
本発明に使用する培地は炭素源、窒素源、無機物、その
他徴量の栄養素を程よく含有するものであれば合成塔地
、天然塔地何れも使用可能である。培地の炭素源として
はブドウ糖、累積、廉糖、糟蜜などの炭水化物、乳酸、
酢酸、コハク酸などの有機酸;コリン等が用いられる。
窒素源としては塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、
リン酸アンモニウム、尿素、グルタミン酸ナトリウム、
グリシン、アスパラギン酸ナトリウム、コリン等の無機
有機窒素化合物が使用できる。
さらに窒素源としてはまたべプトン、肉エキス、酵母エ
キス、コーン・スチープ・リカーなどの窒素含有天然物
も使用できる。無機物としてはリン酸ーカリゥム、リン
酸二カリウム、硫酸マグネシウム等が使用できる。
次に、本発明においては培地中にコリンをコリン・オキ
シダーゼの誘導物質として存在せしめることによって、
コリンオキシダーゼの生成量を増加せしめることができ
る。談議導物質としてのコリンとしては塩化コリン、硫
酸コリンなどのコリンの酸塩、フリーのコリンなどが使
用される。コリンの培地中への添加時期としては培地中
に最初から存在せしめてもよいし、培養中に渚地に添加
してもよい。培養中に添加する場合は使用菌の対数増殖
期の終了までに添加するのが好ましい。次に該誘導物質
としてのコリンの培地中での好適な濃度範囲を決定する
ために行なった実験の例を示す。実験例およびあとで示
す実施例におけるコリン・オキシダーゼの活性はコリン
・オキシダーゼによりコリンが酸化される際に生成する
過酸化水素をパーオキシダーゼで分解し、フェノール一
4ーアミノアンチピリン発色系に導く方法により測定す
る。
この測定法の詳細は次の通りである。すなわち、4ーア
ミノアンチピリン、フェノール各々0.01mol′夕
を含む0.08hol/そトリスバツフアー溶液(pH
7.0)にパーオキシダーゼを該溶液100舷あたり5
00U含有させたものを発色液とする。該発色液3の‘
に活性を測定すべき酵素溶液0.1の‘、1/3仇ho
l/〆塩化コリン溶液0.1Mを添加し、370で20
分間反応後、50肌凧の吸光度を測定する。活性の単位
Uは1分間にlAmolの基質を分解する酵素力価とす
る。実施例 1 種菌としてコリネバクテリウム・コリノキシダンスKY
4707およびコリネバクテリウム・コリニフィラムK
Y4706を使用する。
塩化コリン0、0.1、0.5、1.0、5.0もしく
は10.0夕/d上、コーン・スチープ・リカー0.5
夕/d‘、酵母エキス0.5夕/d‘、KH2P040
.1夕/d‘、MgS04・7日200.05夕/d‘
およびグルタミン酸ソーダ0.5タ′d‘(pH7.2
)よりなる各栄叢培地を70泌客大型試験管に各10の
‘分注し、120℃で1流ご殺菌する。
該各塔地に前記菌株を1白金耳接種し、30℃で2独特
間振遼培養する。
培養終了液を遠心分離して菌体を得、これをpH8.0
の0.0風ol′そトリス・バッファ‐10の‘に懸濁
し、超音波破砕する。
破砕液を遠D分離して上清液を得る。上清液を酵素液と
し、コリン・オキシグーゼを測定する。結果を第2表に
示す。
第2表 上記の実験例等より、コリン・オキシダーゼ誘導物質と
してのコIJンの培地中での濃度としては0.1〜10
.0夕/d‘が適当である。
第2表に示したコリネバクテリウム・コリノキシダンス
KY4707およびコリーネバクテリウム・コリノフイ
ラムKY4706のコリン・オキシダーゼの生産活性は
従来の菌株によるもの(袴願昭51一13912び号(
特公昭54一43075号)「特腰昭51一15565
5号(椿公階57−3046計号)参照)に比べてはる
かに高いものであって工業的により有利にコリン・オキ
シダーゼの生産を行なうことが可能となった。本発明に
おけるコリン・オキシダーゼ生産菌の培養は通常振濠培
養あるいは通気蝿梓培養で行なう。
培養温度は25〜35qoが好適である。培地のpHは
7.0〜8.5の範囲にあることが望ましい。培養は1
〜3日間行なう。上に述べたような培養によって、培養
物中、主として菌体中にコリン’オキシダーゼが生成蓄
積する。
培養終了後、培養液から菌体を遠心分離等により取得し
、ついでこの菌体を菌体破砕機を用いるなど適当な手段
で破砕し、破砕液から遠心分離等によって上清液を得る
上清液よりコリン。
オキシダーゼの採取にあたっては通常の酵素精製に用い
られるあらゆる方法、例えば塩折、有機溶媒沈殿、透析
、イオン交換セルロースカラムクロマト、イオン交換セ
フアデツクスカラムクロマト、セフアデツクスカラムク
ロマト、凍結乾燥などの方法が使用できる。次に本発明
でそれぞれの菌株について得られるコリン・オキシダー
ゼの性質を示す。m 作用 コリンを酸化してべタインアルデヒドを経てべタィンを
生成せしめる。
この反応経路は次式で示される。コリン02ペタインア
ルデヒド+比02 ペタインアルデヒドヒヱベタイン+Q。
2 【2)安定pH範囲 日20 実施例1および2で得られたコリネバクテリウム・コリ
ノキシダンスKY4707およびコリネバクテリウム・
コリニフィラムKY4706の酵素標品をそれぞれ1.
4U/の‘になるようにPH8.0の0.0靴ol/そ
のトリスリミッファ‐に溶解する。
得られた溶液0.5叫と種々のpHの0.05mol′
クトリス・バッファーとを混ぜてPH6.0、7.0、
8.0、9.0または10.0の溶液を得る。ついでこ
れらの溶液を45午0で30分保つ。処理液を酵素溶液
としてコリン・オキシダーゼの定量法に従し、吸光度を
測定する。結果を第1図に示す。第1図のAおよびBか
ら両菌株のコリン・オキシダーゼについて安定鮒につい
てほとんど差異がなく、それぞれ7.0〜8.0が安定
軸であることが判る。鰍 至薄舟範囲370に保った、
約4の‘客の酸素吸収測定用の反応容器(株式会社給水
イb学研究所製)に酸素電極を挿入する。
一方、実施例1および2で得られた両菌株の酵素標品を
1.6U/の‘になるようにpH80の0.05mol
/そのトリス・バッファーに溶解する。得られた酵素溶
液0.1の【、0.1mol/そ塩化コリン水溶液0.
1泌、および舟6.5、7.0、8.0、8.5、9.
25、10.0または10.5の0.05mol′その
トリス・バッファー3.6の‘を前記反応容器に入れる
。溶液をスターラーで蝿拝しながら、溶存酸素の減少を
計縁計〔商品名:デスクトップリコーダー(戊skTo
pRecorder)、大倉電気株式会社製〕で記録す
る。反応後3の砂〜5分の間における溶存酸素の減少の
勾配を求める。各pH中「減少勾配が最も大きい場合を
100の活性とした場合の相対活性を第2図に示す。第
2図のAおよびBから両菌株のコリン・オキシダーゼは
(反応)至通解範囲ではほとんど差異がなくいずれも7
.5〜9.5であることが判る。(4} 作用適温の範
囲実施例1および2で得られた両菌株の酵素標品をいず
れも0.5U′泌となるようにPH8.0の0.05m
ol′そのトリス・バッファーに溶解して酵素溶液とす
る。
該酵素溶液を用い、反応温度(OC)を20「3い35
40「45または50とする以外はコリン・オキシダー
ゼの定量法と同様にしてコリン・オキシダーゼの活性を
測定する。
結果を第3図に示す。第3図のAおよびBから両菌株の
コリン・オキシダーゼは作用適温の範囲にほとんど差異
がなくいずれも20〜35℃であることが判る。{5}
基質特異性 実施例1および2で得られた両菌株の酵素標品を0.9
U/私となるようにpH8.0の0.08hol′その
トリス・バッファーに溶解して酵素溶液とする。
該酵素溶液を用い、塩化コリンにかえ、第2表に示す各
基質を用いる以外はコリン・オキシダーゼの定量法と同
様にして測定を行なう。塩化コリンの場合の定量値を1
00とした場合の各基質の相対活性を第3表に示す。第
3表 次に本発明を実施例で具体的に説明する。
実施例 1 種菌としてコリネバクテリウム・コリノキシダンスKY
4707を使用する。
塩化コリン2夕/d‘、コーン・スチープ−リカー0.
5夕/d‘、酵母エキス0.5夕/d‘、グルタミン酸
ソーダ0.5夕/d‘、リン酸二カリウム0.1タ′の
、硫酸マグネシウム・7水塩0.05夕/d‘(PH7
.2)よりなる種培養塔地を70の‘客大型試験管に1
0の【分注し、120午0で15分殺菌する。
該培地に前記菌株を1白金耳接種し、30℃で4糊時間
振濠培養する。ついで得られる培養液のすべてを2〆客
三角フラスコに分注した前記と同じ種培養培地300の
‘に接種し、3ぴC、4期馬間振濠培養する。培養終了
後、培養液のすべてを5そのジャーファーメンター中の
3.0その同上培地に接種し、3030、50仇.p.
mへ通気1夕/夕(培地)/minで生産培養を行ない
、1額時間で培養を終了する。コリンオキシダーゼ生産
量は培養液1凧【あたり1.21Uである。培養終了液
からコリン・オキシダーゼを採取するため、該液を遠心
分離して菌体を得、これをPH80の0.08hol′
クトリスリゞツフアー1そに懸濁したのち、ダイノ・ラ
ボラトリー・ミル(D飢oりboratoひ mill
)KDL型(Wmy A、BachofanInc、S
wipMandにより製造されている)にて菌体を破砕
し、菌体破砕液を得る。菌体破砕液を遠心分離して上清
液を得る(前記培養終了液中のコリン・オキシダーゼの
生産量はこの上清液を酵素溶液としてコリン・オキシダ
ーゼの活性を測定することにより求められたものである
)。この上蒲液に硫酸アンモニウムを添加して、硫酸ア
ンモニウム30%飽和とし、沈殿物を遠心分離により除
き、上清液を得る。
この上蒲液に硫酸アンモニウムを添加して、硫酸アンモ
ニウム60%飽和とし、沈殿物を遠′0分離により集め
る。この沈殿物を斑8.0の0.05mol′そのトリ
ス・バッファーに溶解し、同バッファーで一夜5℃でセ
ロハン・チューブを透析膜として透析する。透析チュー
ブ内液を0.0靴ol′そ塩化ナトリウムを含むトリス
・バッファー(pH8.0)で平衡にした1そのDEA
Eセルロースカラムにチアージし、0.0靴ol/そ塩
化ナトリウムを含むトリス・バッファー(pH8.0)
1そで洗浄後、塩化ナトリウム0.05〜0.48ho
l/その濃度勾配で湊出を行なう。
コリン・オキシダーゼの溶出区分を集め、硫酸アンモニ
ウム60%飽和とし、沈殿物を遠心分離により集める。
この沈殿物をpH8.0の0.05mol′そトリス・
バッファーに溶解し、PH8.0の0.0靴ol′そト
リス・バッファーで平衡にした500の‘のセフアデツ
クス(Sephadex)G−150(デキストラン誘
導体よりなる分子節の商標名:PharmaciaFi
neChemicalslm.、U.S.A.により製
造されている)にチアージし、同じバッファーで溶出す
る。コリン・オキシダーゼの溶出区分を集め、硫酸アン
モニウム60%飽和とし、沈殿物を遠心分離により集め
る。この沈殿物をpH8.0の0.05mol/クトリ
ス・バッファーに溶解し、同バッファーで一夜5℃でセ
ロハンチューブを透析膜として透析する。透析後、0.
1mol/〆塩化ナトリウムを含む0.08hol/そ
トリス・バッファー(pH8.0)で平衡にしたDEA
EーセフアデツクスA−50(弱塩基性陰イオン交換樹
脂の商品名;PhannaciaFineChemic
alslに.、U.S.A.により製造されている)5
00の‘のカラムにチャージする。0.1mol/そ塩
化ナトリウムを含む0.08hol/そトリス・バッフ
ァー(pH8.0)500の【で樹脂を洗浄する。
次に塩化ナトリウム0.1〜0.5hol/その濃度勾
配で溶出を行なつ。コリン・オキシダーゼ溶出区分を集
め、pH8.0の0.05mol/クトリス・バツフア
ーでセロハン・チューブを透析膜として透析後「凍結乾
燥する。約13%の活性収率でコリン・オキシダーゼを
採取した。活性は4.5U′mg蛋白質である。実施例
2種菌としてコリネバクテリウム・コリニフイラムK
Y4706を使用する。
実施例1に示した種培養塔地300叫を2〆客三角フラ
スコに分注し、12000で15分殺菌する。
該培地に前記菌株を1白金耳接種し、30午○で4潮寿
間振顔培養する。培養終了後、培養液のすべてを5そジ
ャーファーメンター中の3.0その前記種培養培地と同
一組成の培地に接種し、3030、50仇.p.m.、
通気1そ/夕(培地)/minで本培養を行ない、2幼
時間で培養を終了する。
コリン・オキシダーゼ生産量は培養液1泌あたり1.1
0Uである。培養終了液から実施例1と同様な方法によ
ってコリン・オキシダーゼの精製を行ない、約12%の
活性収率でコリン・オキシダーゼを採取した。
活性4.2U/雌蛋白。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のコリン・オキシダーゼの安定pH範囲
を示す。 Aはコリネバクテリウム・コリノキシダンスKY470
7の菌体より得た酵素「 Bはコリネバクテリウム・コ
リニフイラムKY4706より得た酵素による試験結果
を示す。第2図は本発明のコリン・オキシダーゼの至適
pH範囲を示す。AとBの説明は第1図と同様である。
第3図は本発明のコリン・オキシダーゼの作用適温の範
囲を示す。AとBの説明は第1図と同様である。英ー図 技z図 g3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コリネバクテリウム・コリノキシダンスまたはコリ
    ネバクテリウム・コリニフイラムに属する微生物を栄養
    培地で培養することを特徴とするコリン・オキシダーゼ
    の製造法。 2 栄養培地がコリンまたはコリンの酸塩を含有するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の製造法。
JP52088328A 1976-11-19 1977-07-25 発酵法によるコリン・オキシダ−ゼの製造法 Expired JPS6010714B2 (ja)

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GB4814177A GB1592413A (en) 1976-11-19 1977-11-18 Preparation of choline oxidase
CA291,194A CA1096797A (en) 1976-11-19 1977-11-18 Process for the preparation of choline oxidase by fermentation
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