JPS60106586A - 水銀含有排水の処理方法 - Google Patents
水銀含有排水の処理方法Info
- Publication number
- JPS60106586A JPS60106586A JP58213407A JP21340783A JPS60106586A JP S60106586 A JPS60106586 A JP S60106586A JP 58213407 A JP58213407 A JP 58213407A JP 21340783 A JP21340783 A JP 21340783A JP S60106586 A JPS60106586 A JP S60106586A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mercury
- waste water
- wastewater
- chlorine ions
- ionized
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)
- Removal Of Specific Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は水銀含有排水の処理方法、特にごみ焼却場から
発生する排煙をアルカリ洗浄して得られた排水中に含ま
れる水銀を有効に除去する為にイオン化せしめる手段に
係るものである。
発生する排煙をアルカリ洗浄して得られた排水中に含ま
れる水銀を有効に除去する為にイオン化せしめる手段に
係るものである。
近年、生活物資が：１ｌｉｆ：寓に出廻る様になり、そ
れにつれて出されるごみの質、量共に多くなってきた。
れにつれて出されるごみの質、量共に多くなってきた。
□これらとみは、極く一部のものを除き、一般には各地
方公共団体によって回収され焼却されるが、その飯が多
い為、排煙も多く、又、環境上規制を受ける有害成分も
比較的多量に含まれている。
方公共団体によって回収され焼却されるが、その飯が多
い為、排煙も多く、又、環境上規制を受ける有害成分も
比較的多量に含まれている。
この様な有害物個としては、硫黄酸化物、輩素岐化物、
１金属類が挙げられ、通常これら排煙はアルカリ洗浄す
ることにより、洗浄排液中に有害物を移行せしめるよう
にしている。そして、排液中に移行されたｌ金緘中には
水銀も比較的多量に含まれており、しかもその形態はそ
の後の処理か行ない難い金属状である場合が多い。この
様な排水は、通常弱アルカリ性（ｐ）Ｉｓ程度）であり
、水銀をその後の処理か行ない易くする為イオン化せし
めるが、従来においては、単にＰ）ｌを２程度迄酸添加
によって下けることにより行ない、イオン化せしめて各
種吸勉剤等により吸着除去する手段が採られていた。し
かしながら、この手段は必ずしも水銀を十分イオン化出
来ず、特に通常００４〜ｏ、 ０６ ｐｐｍ排水中に含
まれる金属水銀に対してはあまり効果的ではない欠点が
ある。
１金属類が挙げられ、通常これら排煙はアルカリ洗浄す
ることにより、洗浄排液中に有害物を移行せしめるよう
にしている。そして、排液中に移行されたｌ金緘中には
水銀も比較的多量に含まれており、しかもその形態はそ
の後の処理か行ない難い金属状である場合が多い。この
様な排水は、通常弱アルカリ性（ｐ）Ｉｓ程度）であり
、水銀をその後の処理か行ない易くする為イオン化せし
めるが、従来においては、単にＰ）ｌを２程度迄酸添加
によって下けることにより行ない、イオン化せしめて各
種吸勉剤等により吸着除去する手段が採られていた。し
かしながら、この手段は必ずしも水銀を十分イオン化出
来ず、特に通常００４〜ｏ、 ０６ ｐｐｍ排水中に含
まれる金属水銀に対してはあまり効果的ではない欠点が
ある。
本、発明者はかかる点に鑑み排水中に含まれる金属水銀
を実費的完全にイオン化せしめることにより、これを除
去し易い状態にせしめることを目的として秘々研冗、検
討した結果、塩素イオンの存在下に排水の酸化還元電位
をも定の範囲にすることにより前記目的を達成し得るこ
とを見出した。
を実費的完全にイオン化せしめることにより、これを除
去し易い状態にせしめることを目的として秘々研冗、検
討した結果、塩素イオンの存在下に排水の酸化還元電位
をも定の範囲にすることにより前記目的を達成し得るこ
とを見出した。
かくして本発明は、排伜をアルカリ洗浄して得られた水
銀含有排水の処理において、塩素イオンの存在下に酸化
還元電位を０，３ｖ以上にすることにより水銀をイオン
化せしめることを特徴とする水銀含有排水の処理方法を
提供するにある。
銀含有排水の処理において、塩素イオンの存在下に酸化
還元電位を０，３ｖ以上にすることにより水銀をイオン
化せしめることを特徴とする水銀含有排水の処理方法を
提供するにある。
本発明において、ごみ焼却場の排煙をアルカリ洗浄して
得られた水銀含有排水は、ＰＨ８程度で、通常３〜１０
％濫度の塩素イオンを含む酸化還元電位０．１ｖ程度の
液であるが、本発明をこれに適用すると水銀のイメン化
が容易に進行する。本発明による水銀のイオン化の機構
は明確ではないが、本発明を適用した場合、排水中に塩
素イオンが含まれない場合には、排水中の金り状水銀は
ＨｇＯと思われる難溶性水銀に転換するだけ♀有効にイ
オン化され難いが、排水中に塩素イオンが含まれる場合
には、効率よく水銀がイオン化されること、また、一度
イオン化すれば、酸化還元電位を０．１ｖ程度の元の状
態にもどしても、イオン化した状態に水銀を保つことが
できるなどの実験的事実から、本発明では塩素イ木ンが
水銀のイオン化反応に重要な役割をはたしていると考え
られ、特定の酸化還元電位のもとで、水銀はＨｇＣ１”
、 ＨｇＯｌｍ−などの塩素イオンとの錯イオンとして
イオン化されていると考えられる。本発明方法の実施に
際し、塩素イオンに１１景−以上、好ましくは３重量−
以上存在しているのが適当である。従って塩素イオンを
元来含まない液に対しては、塩素イオンを添加すること
が必要である。
得られた水銀含有排水は、ＰＨ８程度で、通常３〜１０
％濫度の塩素イオンを含む酸化還元電位０．１ｖ程度の
液であるが、本発明をこれに適用すると水銀のイメン化
が容易に進行する。本発明による水銀のイオン化の機構
は明確ではないが、本発明を適用した場合、排水中に塩
素イオンが含まれない場合には、排水中の金り状水銀は
ＨｇＯと思われる難溶性水銀に転換するだけ♀有効にイ
オン化され難いが、排水中に塩素イオンが含まれる場合
には、効率よく水銀がイオン化されること、また、一度
イオン化すれば、酸化還元電位を０．１ｖ程度の元の状
態にもどしても、イオン化した状態に水銀を保つことが
できるなどの実験的事実から、本発明では塩素イ木ンが
水銀のイオン化反応に重要な役割をはたしていると考え
られ、特定の酸化還元電位のもとで、水銀はＨｇＣ１”
、 ＨｇＯｌｍ−などの塩素イオンとの錯イオンとして
イオン化されていると考えられる。本発明方法の実施に
際し、塩素イオンに１１景−以上、好ましくは３重量−
以上存在しているのが適当である。従って塩素イオンを
元来含まない液に対しては、塩素イオンを添加すること
が必要である。
本発明において排水の酸化還元電位を上げる手段として
は、酸化剤を排水中に添加する方法、また、前述の如く
、ごみ焼却場のｖＦ煙をアルカリ洗浄して得られた排水
中には通常３〜１０チの塩素イオンがアルカリ塩として
含まれるので、排水を電気分解して次亜塩素酸のアルカ
リ塩を生成させ利用する方法等が挙げられる。
は、酸化剤を排水中に添加する方法、また、前述の如く
、ごみ焼却場のｖＦ煙をアルカリ洗浄して得られた排水
中には通常３〜１０チの塩素イオンがアルカリ塩として
含まれるので、排水を電気分解して次亜塩素酸のアルカ
リ塩を生成させ利用する方法等が挙げられる。
添加する酸化剤としては、排水の酸化還元電位を０．３
ｖ以上に上げうるものであれば、何でもよく、例えば、
次亜塩素酸、次亜臭素酸等のハロゲン酸およびこれらの
ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウ
ム塩などが挙げられる。
ｖ以上に上げうるものであれば、何でもよく、例えば、
次亜塩素酸、次亜臭素酸等のハロゲン酸およびこれらの
ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウ
ム塩などが挙げられる。
酸化剤の添加量は、排水の酸化還元電位が０．３Ｖ以−
ヒになる量、好ましくは０．５ｖ以上になる量を選字す
るのが適当である。酸化還元電位が、本発明範囲に満た
ない場合には、木調のイオン化が有効に進行しないので
不適当である。
ヒになる量、好ましくは０．５ｖ以上になる量を選字す
るのが適当である。酸化還元電位が、本発明範囲に満た
ない場合には、木調のイオン化が有効に進行しないので
不適当である。
尚、本発明方法の実施に当り、他の重金属等の陽イオン
の存在は何ら妨げにならない。
の存在は何ら妨げにならない。
かくしてイオン化された水銀は、キレート樹脂、水溶性
キレート化剤等公知手段により容、易にキレート化合物
として排水中から有効に且つ完全に除去することが出来
る。
キレート化剤等公知手段により容、易にキレート化合物
として排水中から有効に且つ完全に除去することが出来
る。
次に本発明を実施例により説明する。。
実施例１
金属水銀を０．０４０ ｐｐｍ含み、塩素イオン９．１
−を食塩として含むＰＨ７，９で酸化還元電位０．１２
■の都市ごみ焼却炉排ガスのアルカリ洗浄排水に、次亜
塩素酸ソーダを１００ｐｐｍ、 ２５０ｐｐｍ。
−を食塩として含むＰＨ７，９で酸化還元電位０．１２
■の都市ごみ焼却炉排ガスのアルカリ洗浄排水に、次亜
塩素酸ソーダを１００ｐｐｍ、 ２５０ｐｐｍ。
５００ ｐｐｍ相白量加え、夫々酸化還元電位が０．２
１Ｖ、 ０．３２Ｖ、 ０．５４ Ｖの液を得た。これ
らの液を、水銀除去用・キレート拉ｉ脂（旭硝子塵境エ
ンジニアリンク＠）製・商品名アクリーンＡＺ−Ｈ）を
高さ１ｍ充填した直径１５ｍ＋の樹脂塔の上部から毎時
９００ｄ供給し、樹脂塔下部から処理水を得、この処理
水中の水銀濃度を測テ？シた。その結果を下表に示す。
１Ｖ、 ０．３２Ｖ、 ０．５４ Ｖの液を得た。これ
らの液を、水銀除去用・キレート拉ｉ脂（旭硝子塵境エ
ンジニアリンク＠）製・商品名アクリーンＡＺ−Ｈ）を
高さ１ｍ充填した直径１５ｍ＋の樹脂塔の上部から毎時
９００ｄ供給し、樹脂塔下部から処理水を得、この処理
水中の水銀濃度を測テ？シた。その結果を下表に示す。
樹脂塔供給液の 処理水中の水銀
（Ｖ） （ｐｐｍ）
０．２１ ０．０１３
０．３２ ０．００３
０．５４ ０．００１
実施例２
実施例１で用いた排水に、次亜塩素酸ソーダを５００
ｐｐｍ加え、酸化還元電位０．５４Ｖの液を得た。さら
にこの液に徒硫酸ソーダを加えて、液の酸化還元電位を
０．１２Ｖとした。この液を実施例１で用いたキレート
樹脂塔と同一の塔に、実施例１と同一の条件で供給した
。処理水中の水銀＃度を測定したところ、０．００１
ｐｐｍであった。
ｐｐｍ加え、酸化還元電位０．５４Ｖの液を得た。さら
にこの液に徒硫酸ソーダを加えて、液の酸化還元電位を
０．１２Ｖとした。この液を実施例１で用いたキレート
樹脂塔と同一の塔に、実施例１と同一の条件で供給した
。処理水中の水銀＃度を測定したところ、０．００１
ｐｐｍであった。
実施例３
実施例１で用いた排水を、チタン−貴金属系合金を陽極
とし、５ＵＳ３１６−Ｌのステンレス鋼を陽極とする電
解槽に通水し、電解して、次亜塩素酸濃度５２０ ｐｐ
ｍ 、酸化還元電位０．５５Ｖの液を得た。この液中の
水銀濃度は０．Ｏ４０ｐｐｍであった。この液に亜硫酸
ソーダを加えて、液の酸化還元電位を０．］２Ｖとした
のち、この液を実施９１１１で用いたキレ−） ４に＋
側塔と同一の塔に、実施例】と同一の条件で供給した。
とし、５ＵＳ３１６−Ｌのステンレス鋼を陽極とする電
解槽に通水し、電解して、次亜塩素酸濃度５２０ ｐｐ
ｍ 、酸化還元電位０．５５Ｖの液を得た。この液中の
水銀濃度は０．Ｏ４０ｐｐｍであった。この液に亜硫酸
ソーダを加えて、液の酸化還元電位を０．］２Ｖとした
のち、この液を実施９１１１で用いたキレ−） ４に＋
側塔と同一の塔に、実施例】と同一の条件で供給した。
処理水中の水＃濃度は０．００１ ｐｐｍであった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 （１） 排煙をアルカリ洗浄して得られた水銀含有排水
の処理において、塩素イオンの存在下に排水の酸化還元
電位を０．３ｖ以上にして水銀をイオン化せしめること
を特徴とする水銀含有排水の処理方法。 （２）塩素イオンの存在實は、１聾、量チ以上である請
求の範囲（１）の水銀含有排水の処理方法。 （８）排煙は、ごみ焼却場から発生する排煙である請求
の範囲（１）の水銀含有排水の処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58213407A JPS60106586A (ja) | 1983-11-15 | 1983-11-15 | 水銀含有排水の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58213407A JPS60106586A (ja) | 1983-11-15 | 1983-11-15 | 水銀含有排水の処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60106586A true JPS60106586A (ja) | 1985-06-12 |
Family
ID=16638710
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58213407A Pending JPS60106586A (ja) | 1983-11-15 | 1983-11-15 | 水銀含有排水の処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60106586A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1995016277A1 (fr) * | 1993-12-10 | 1995-06-15 | Tadahiro Ohmi | Procede de nettoyage de surface et agent nettoyant de surface pour substrat |
-
1983
- 1983-11-15 JP JP58213407A patent/JPS60106586A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1995016277A1 (fr) * | 1993-12-10 | 1995-06-15 | Tadahiro Ohmi | Procede de nettoyage de surface et agent nettoyant de surface pour substrat |
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