JPS60102430A - 枠組擁壁ブロツクと枠組の構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ　此の発明は擁壁及び土留に関するものである。

規模が大きく壁高の大きい擁壁又は土留に、適切なプレ
キャストコンクリート製品を使用する事に依って、工期
を短縮して工費を軽減し、且つ強固で充分上圧に耐え、
而も耐震構造の擁壁又は土留を構築しようとするもので
ある。

今１三１、大規模で、壁高の大きい擁壁は殆んど現場打
の鉄筋コンクリート構造であり、又、大規模の土留でも
、１平方米当り８乃至１０個の小さい間知ブロックが、
人力に依り１個づ５丁寧に積み上げられている。併しな
がら今日、土木施工機械の進歩と大規模化とに依り、土
木工事のスピード化と経済性の改善は目を見はるものが
あり、以上の擁壁及び土留工事の近代化は焦眉の急務と
思われろ。

口、そこで、此の枠組擁壁ブロックのその単体プロ・ツ
クは、表面積が１２７１乃至１．５ツノｔと大きく、控
は１２ノ２乃至２．５？ノアと長くし、それ等を多数積
み」−げる事に依って以−りの要請に充分応える独特の
枠組を構成するものである。

次に単体ブロックについて述べよう。表部は鋼繊維補強
コンクリート製の長方形板で、控部は２枚のＨ形の鋼繊
維補強コンクリ−川・スラブを表部の背面に直角にＶ形
に配置（７て控としている。

そしてその２枚のＩ（状スラブをＶ形に配置する事に依
って生ずる４ケ所の頂部と２ケ所の底部が」−下左右各
々の甲４体ブロックのそれ等と勘合肱背面から見ると、
蜂の巣状の独得の枠組を構成する。そこで数個の単体プ
ロ、７りの集合構造体を作って、此れを一体のｔ（′４
構造とじて千し、移動し、イｌｊ設する事も可能である
。此の場合Ｃよ待ｌこに期を短縮し強固で安全性は高い
。

控の長さは、Ｈ状スラブのウェブの短長に依って規定さ
れ、１．９７７１〜１．５　ｙｎ　〜２．Ｏｙノ１〜２
．５ｍ等と擁壁又番よＪｌ−（￥ｌの１１（４造梁石、
裏込栗石の末端迄伸長される。

此の枠組は強固に結合されるので、２乃至３段を積み」
ユげてから栗石を投入しても此の枠組を狂わせる事がな
い。

又、特に鋼繊維補強コンクリートを使用しているので、
以上の様に栗石を２乃至３段の上から投入しても部材は
破損する事がなく、又、曲げ強度及び紙性が大きいので
、例えば表面積を１．５ｎｆ控長を１，５ｙｙｔとして
も重量は約５００ｋｑとなり、大きい控長にも拘らずＩ
　ｎ？当り３３３　ｋＱと小さい。此れも鋼繊維補強コ
ンクリートが使われ、プレーンコンク１ルートは勿論の
事、鉄筋コンクリ−１・よりも部材の１ゾさを小さくす
る事が出来るので、薄くて軽く強いブロックとなる。

ハ、耐震構造 特に耐震構造と云うのは、表部と控が独特の峰の果状の
枠組を構成して居り、在来の枠組１１′４造が単に栗石
を抱含する１個の大きなイ黄であるのに対して此の発明
の枠組は栗石群の中に深く突きささって峰の巣状に細分
化された栗石群と各々充分な一体の構造となって居り、
更に各々の結合部は゛勘合′とボールドに依るヒンヂ構
造となりているので、地震力の分散に大いに役立つもの
である。

又在来の枠組では、４諷の表部の部材が破損する危険が
犬きい。

二、壁面勾配 又、控が長いので枠組の奥行きが太きい。枠組には栗石
が充填されるのであるが、枠と栗石がρ記み合って一体
となり必要で充分な奥行を取る事が出来るので、擁壁の
壁面勾配は殆んど鉛直に近く、約４〜５米迄は１％それ
以」−は２％〜３％と壁面を急にして道路宅地等の用地
面積の有効利用が考えられる。

ホ、１ノ１　水 又、表部は閉鎖構造であるが、充分な水抜孔を没ける史
に控のＶ形に配置された２枚のＩ］形ススラブ誘導に依
り、擁壁外への排水を容易にする。

へ、控の末端頂板間隔の調整 Ｖ形に配置された控のＨ状スラブのフランジの間隔は１
−ド左右の単体プロ、りとの勘合を容易にする為゛ねし
用異形棒鋼′を取りイ］け、控の末端頂板の間隔を僅か
に調整する事が出来る。

図に依り説明すると 第１図は甲１体の枠組擁壁ブロックの構成図である。

イは、表部表面図、口は、背面図、ハは、右側面図、ニ
は上面図、ホは底面図、へは見取図であるが、表部表面
（イの１）及び背面（口の１′）は水抜の孔（イロの１
′）を有し、控部はＨ状の鋼繊祁補強コンク１ルートス
ラブ（ハニホへの２）２枚を■形（口への２）に配置し
て控としている。そして此のＨ状のスラブは表部の背面
（１′）から控の末端に到る補強材（口、ハ、二、ホの
３）に依って補強される。そしてＨ状のスラブ２枚をＶ
形に配置する事に依って生ずる４ケ所の頂部（口、ハ、
二、への４）と２ケ所の底部（イ、口、ハ、ホ、への５
）は各々拡張された長方形板となって居り、頂部の板（
４）には凹が、底部板（５）には凸が設けられて、−１
−Ｆ段のそれと勘合する。

（口、二、への６）は、控のｒ１状スラブの末端が開か
ない為と、少々の間隔の調整を１ｉＪ能とする為の゛ネ
ジ用異形鋼棒′が使用される。

（ハ、二、ポ、への７）は、控の２戊のト■状スラブの
ウェブの下部の開孔部で、大きく開かれ投入された栗石
の充填に支障をきたす事は無い。

第２図は、枠組擁壁ブロックに依る擁壁又は土留の構成
図である。イは、擁壁の上面図であり、口は、背面から
見た擁ｖ１Ｙ、の構成図である。特に口について説明す
る。

図は第１図で説明した枠組擁壁ブロックの単体を、下段
３個■、中段２個■、−１一段１個■計６個を積み上げ
た擁壁を背面から見た構成図で、各々表部と控のＨ状ス
ラブ２枚で構成された３１体が、他の単体と結合して独
得な枠組を構成し、その枠組は峰の巣を思わせる。

次に、それ等の枠組を図に依り説明すると、最下段の■
２の中休ブロックの＋’ｔｉＩ後２枚づつ３１４枚の頂
板には、２段ＬＩの（への１１ｉ体ブロックの＋）ｉＪ
後１枚づつ計２枚の底板の右側と■・の２枚の底板の左
側が勘合し、次に■・、■・の頂板には３段１」の■の
２枚の底板が勘合し、ボールドで結合される。此の１■
は最初の■・の単体フロックは他の５個の単体ブロック
と総べて結ばれた事となり、多数の積みブロックが相Ｊ
Ｊニに緊密に結ばれて一体の集合１′＋ｓｒ造体をつく
る。その様な擁壁の枠組を構成する事となる。

【図面の簡単な説明】

第１図　枠組擁壁ブロック単体のｊｌη成図イ、１−ｉ
面図　口、背面図 ハ、右側面図　二、」二面図 ホ、底面図　へ、背面からの見取図 第２図　枠組擁壁ブロックを積み上げた擁壁の部分イ、
ｉＬＥ面図 口、背面見取図 記けの説明 １、表部表向、１表部背面　１水抜孔 ２、控部　Ｈ状の鋼繊維補強コンクリートスラブ３、控
部１−Ｉ状スラブに対する補強材４、頂板 ５、底板 ６、控末端の頂板の間隔調整用鋼棒 ７、控のト■状スラブのウェブの下部の開孔部豫１図 イ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 右の単体ブロックと結合して強固な枠組を可能とする構
   造で、Ｈ状の鋼繊維補強コンクリートスラブ２枚を表部
   の背面に直角にＶ形に配置して控としている。そして、
   その２枚の１１状スラブをＶ形に配置する事に依って生
   ずる４ケ所の頂部と２ケ所の底部は、その各々が水平に
   拡張された長方形板となり、−Ｌ段２個下段２個計４個
   の単体ブロックのその接触する同様な長方形板と勘合し
   、且つボールドで緊密に結ばれ、又隣接する左右２個の
   単体ブロックとは＋ｉｉＪ記−にド段ブロックを媒体と
   じて同様な方法で緊密に結ばれる事となる。その事は多
   数の単体ブロックが相互に結ばれて一体の集合構造体を
   形成する事が可能な事を示している。 そして此の集合構造体は、控の背面が蜂の果状に結ばれ
   て、強固な擁壁又は土留の枠組を構築している。そして
   、２乃至３段積み」−げる毎に、胴込栗石が投入される
   。 此の様に、単体ブロックが鋼繊維補強コンクリ−１・の
   板状部材の組合せで、必要な多数の単体ブロックが強固
   に結ばれて一体の集合構造体を作り、その集合構造体が
   擁壁又は土留の強固な枠組を構成し、栗石と一体となっ
   て外力に抵抗する。その様な単体の枠組擁壁ブロックと
   、それ等の集合構造体が蜂の巣状の枠組を構成するその
   様な擁壁又は土留の構造。