JPS5998941A - 便器水洗装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ジスターンに貯えられた水により便器を水洗
する便器水洗装置に関するものである。

従来例の構成とその問題点 従来の便器水洗装置は、第１図〜第３図に示すように構
成されていた。すなわち、第１図は最も一般的な便器水
洗装置の構成図を示したもので、１は便器、２は便座、
３は前記便器１内を水洗するための水を貯えるジスター
ン、４は前記ジスターン３の下部に設けられた弁、５は
前記弁４に一端を接続された鎖、６は前記録６の他端に
接続されたアーム、７は前記ジスターン３の壁を貫通し
て設けた貫通軸で、この貫通軸７の一端は前記アーム６
に結合されている。８は前記ジスターン３の外壁に設置
された水洗レバーで、この水洗レノく−８は、前記貫通
軸７をジスターン３の外部から回転駆動することによっ
て前記アーム６を回転させ、かつ前記録５を引き上げて
弁４を開放することにより、前記便器１内に水を放出す
るものである。

第２図は上記従来例における貫通軸および水洗レバ一部
分を分解して示したもので、９は前記ジスターン３の壁
に設けられた四角形の貫通口、１゜は固定金具で、この
固定金具１ｏは前記ジスターン３の壁に当接する円形の
鍔部１１と、前記貫通口９内に納まって固定金具１ｏの
回転を防止する四角形の嵌め合い部１２と、ネジ部１３
と、後述する回転角規制ピンが嵌まる切欠部１４を有し
ている。１５はゴムパツキン、１６はナツト、１７は前
記貫通軸７に設けられた回転角規制ビン、１８は嵌合用
のセレーション凸部、１９はネジ部である。２ｏは前記
水洗レバー８に設けられた嵌合用のセレーション凹部、
２１はネジを通す丸穴、２２は止めネジである。組立は
、前記ジスターン３に設けられた貫通口９にジスターン
３の外壁（ＩＩＪ　カら固定金具１０を嵌め込み、かつ
ジスターン３の内壁側からゴムパツキン１５を介してナ
ツト１６で壁に固定する。次にジスターン３の内壁側か
ら貫通軸７を前記固定金具１ｏ内に貫通させ、そしてジ
スターン３の外壁側に出た前記セレーション凸部１８に
前記水洗レバー８のセレーション凹部２０を嵌合させ、
止めネジ２２で前記貫通軸７が抜けないように固定する
。

上記構成において、水洗を行うときには前記水洗レバー
８を回転させることによって、前記貫通き上げられて弁
４が開放し９便器１内に水を放出するものであるが、用
便後は必ず水洗レバー８を操作する必要があるため、使
用者に煩雑感を与えるとともに、複数の人間が水洗レバ
ー８に触れることになるので、非衛生感もあり、がっ水
洗レバー８の操作を忘れると悪臭の発散が起こシ、さら
には背の低い子供や力の弱い老人などにとっては操作シ
ニくい等の多くの欠点を有していた。

上記欠点を解消するものとして、特殊な便器も開発され
た。その従来例を第３図に示す。これは用便後の局部の
洗浄を行う機能のついたシスター／一体型の便器でめり
、２３はジスターン一体型の便器本体、２４は前記弁４
を引き上げて開放するソレノイド、２６は前記便器本体
２３に内蔵された洗浄装置、２６は足で踏むことによっ
て前記洗浄装置２５およびソレノイド２４を操作するフ
ットスイッチ、２７は前記フットスイッチ２６を前記洗
浄装置２６に接続する電線である。

上記構成において、使用者は用便終了後、前記フットス
イッチ２６を踏むことに、ｃり、前記洗浄装置２６を作
動させて被洗浄部の洗浄を行うと同時に前記ソレノイド
２４も作動するため、便器の水洗も同時に行うことがで
きるものであるが、この従来例においても、やはり用便
後に毎回フットスイッチ２６を踏１ねばならないという
煩雑感を使用者に与え、また前記ソレノイド２４が７ス
ターン内にあるため、湿気による腐蝕が著しく、さらに
最も都合が悪いことには１便器そのものが特殊であるた
め、既設の便器に若干の改良を加えて同様の機能を得る
ということはできず、したがってこの場合は便器毎の交
換が必要であり、高額な本体に加えて工事費も極めて高
くつき、既設の住宅への適用には難しい点があった。

さらに他の従来例としては、赤外線を利用して１更用者
を監視し、使用者が便器から離れたときに自動的に水洗
を行うものもあるが、この場合は。

使用者監視装置が極めて複雑で高価であり、かつ前述し
た従来例と同様に便器が特殊で既設への適応には無理が
あり、したがって便器の交換が必要になるという欠点を
有しているもので、これはもっばら公共用、身障者用と
して使用される特殊なものであった。

発明の目的 本発明は上記従来の問題点を解消するもので、使用者の
手を煩わさず目動的に便器の水洗を行い、かつ既設の便
器にも適応可能な便器水洗装置を提供することを目的と
するものである。

発明の構成 上記目的を達成するために本発明は、便器上に設置され
た便座に人が座ったことを検出する着座検出手段と、シ
スターンの外壁に設置され、かつシスターンの貫通軸を
駆動する電磁駆動手段と、前記着座検出手段からの信号
によって前記電磁駆動手段を付勢する付勢手段とを設け
たものである。

この構成によって、使用者が便座から立つと、着座検出
手段から付勢手段へ信号が与えられ、この付勢手段によ
って貫通軸が駆動され、かつ弁を開放して自動的に便器
内に水を放出する作用を行うため、子供や老人の区別な
く誰でも容易に使用でき、かつ水洗操作を忘れることも
ないというすぐれた効果を奏するもので、ある。

実施例の説明 以下、本発明の一実施例を第４図〜第７図にもとづいて
説明する。

第４図は本発明の一実施例における便器水洗装置の構成
を示したもので、従来例で示した第１図と同一部品につ
いては同一番号を付しており、その説明は省略する。２
８は便座２を回転自在に保持する後部ケースで、この後
部ケース２８には前記便座２のヒンジ部２′が上下にも
若干動くように長穴２８′を設けて遊びをもたせている
。２９は前記後部ケース２８内に設けられた付勢手段、
３０は同じく前記後部ケース２８内に設けられた着座検
出手段であって、この実施例ではマイクロスイッチを用
いており、このマイクロスイッチは非座時には前記便座
２を押し上げて０ＦＦＬ、ており、前記便座２に使用者
が座るとＯＮするものである。３１は前記貫通軸７を駆
動する電磁駆動手段であり、この実施例ではロータリー
ソレノイドを用いている。３２は前記ロータリーソレノ
イド３１を前記付勢手段２９に接続する電線である。

第６図は上記実施例における電磁駆動手段部分を分解し
て示したもので、第２図におけるジスターン内壁部分に
おける部品は共通である。３３は第２図の固定金具１ｏ
の替りに用いられる固定金具で、この固定金具３３の鍔
部１１の端部にはネジ部３４．３５を設けている。３６
は第２図の貫通軸７と前記ロータリーソレノイド３１と
を結合する結合金具で、この結合金具３６にはセレーシ
ョン凹部３７と断面り型の貫通孔３８を設けるとともに
、前記貫通軸γの抜は防止として止めネジ３９が設けら
れている。４０は前記ロータリーソレノイド３１を保持
する保持金具で、この保持金具４０はネジ４１．４２に
よって前記固定金具３３に固定されるとともに、ナラ）
４３．４４で前記ロータリーソレノイド３１を保持する
。４６は前記ロータリーソレノイド３１０回転軸で、こ
の回転軸４５の先端は前記結合金具３６の断面り型の貫
通孔３８に嵌合するようにＤカットされている。組立は
第２図の従来例と同様に、前記ジスターン３に設けられ
た貫通口９にジスターン３の外壁側から前記固定金具３
３を嵌め込み、かつジスターン３の内壁側からゴムパツ
キン１６を介してナツト１６で壁に固定する。次にジス
ターン３の内壁側から貫通軸７を前記固定金具３３内に
貫通させ、そしてジスターン３の外壁側に出た前記セレ
ーション凸部１８に前記結合金具３６のセレーション凹
部３７を嵌合させ、止めネジ３９で前記貫通軸７が抜け
ないように固定する。その後、前記ナラ）４３．４４で
前記保持金具４０と前記ロータリーソレノイド３１とを
結合し、次に前記ロータリーソレノイド３１０回転軸４
６を前記結合金具３６に嵌合させ、そして前記ネジ４１
．４２で前記固定金具３３に固定するものである。

第６図は上記実施例における付勢手段２９の回路図を示
したもので、４６は電源、４７はタイマーを構成するコ
ンデンサ、４８は前記コンデンサ４７の光電抵抗、４９
．５０は基準電位用抵抗、６１は前記コンデンサ４７の
放電抵抗、６２はコンパレータ、５３はプルアップ抵抗
、６４は入カニがＬｏｗからＨｉに変化したときに出力
φから短時間（ｏ、６秒位）のパルスを発生させるワン
ショットマルチ、６６はベース抵抗、６６はトランジス
タ、６７は前記ロータリーソレノイド３１の逆起電力吸
収用ダイオードである。

上記構成において、前記便座２に使用者が座ると、前記
マイクロスイッチ３０が０１（シて前記コンデンサ４７
の電荷を急速に放電し、前記コン／ぐレータ６２の出力
、つまり前記ワンショットマルチ５４の入カニ電位をＬ
ｏｗにする。したがって、前記ワンショットマルチ６４
の出力φもＬｏｗを維持し、かつ前記トランジスタ６６
もＯＦＦのままである。使用者が便座２に座っている途
中で腰を浮かし、短時間の間前記マイクロスイッチ３０
がＯＦＦすることがあっても、前記コンデンサ４７の電
位は急激に上昇しないので、誤動作によって前記トラン
ジスタ６６がＯＮ（、で水洗してし１うようなことはな
い。使用者が用便を終え、前記便座２から立ち上がって
一定時間、例えは３秒間経過すると、前記コンデンサ４
７の電位が上昇し、前記コンパレータ６２の出力がＨｉ
に反転する。

その瞬間、前記ワンショットマルチ６４の出力φから短
時間のパルスが発生し、そして瞬時に前記ロータリーソ
レノイド３１を付勢して前記貫通軸７を回転駆動し、か
つ前記弁４を開放して水洗を自動的に行う。

上記構成においては、用便を終了して立ち上がったとき
に自動的に便器の水洗を行うので、使用者の手を煩わさ
ず、したがって煩雑感がなく清潔であり、また水洗操作
を忘れて行われないということもなくなるので、悪臭が
発散することもなく、子供、老人の区別なく使用できる
という特長を有する。また、最も一般的なジスターン３
に用いられている貫通軸７をそのまま利用し、ジスター
ン３の外壁に電磁駆動手段３１を設置して前記貫通軸７
を駆動する構成であるため、既設の便器に取付ける場合
でも、水洗レバー８に替えて電磁駆動手段３１を取付け
、便座２に着座検出手段３０を取付ける改良を行うか、
もしくは便座２ｆ、交換することによって本発明の構成
を得ることができ、便器ごとの交換は不要である。した
がって工事が容易で、部材費工事費共に安く仕上が９、
しかも電磁駆動手段３１がジスターン３の外壁設置であ
るため、ジスターン３内の中の湿気による腐蝕も少なく
信頼性が高いという特長を有する。さらには、付勢手段
２９にタイマーを有し、短時間便座から腰を浮かしただ
けでは、すぐに水洗を行わない構成になっているため、
誤動作も少ないという特長を有する。

次に本発明の他の実施例を第７図を用いて説明する。こ
の第７図において、第６図に示した実施例と異なる点は
、ロータリーソレノイド３１′　　として両側に軸を有
する両軸型を用い、前記回転軸４６の゛他方の軸にセレ
ーション凸部５８を設け、従来の水洗レバー８を固定で
きるようにした点である。

上記構成では、停電があった場合でも、前記水洗レバー
８を手で回転させることによって、ロータリーソレノイ
ド３１′の回転軸４６を回転させることかでき、これに
よシ、停電時に水洗できないという欠点を解消すること
ができるものである。

なお、着座検出手段３０として実施例ではマイクロスイ
ッチを用いたが、体重印加によって信号を発する圧力セ
ンサや、尻部の皮膚表面の抵抗を利用して検出するよう
な、他の検出手段でも同様の効果を発揮し、また、電磁
駆動手段３１として実施例ではロータリーソレノイドを
用いたが、他の形式のソレノイド、もしくはモータのよ
うなものでも同様の動作をさせ得ることは明白でおり、
上記実施例に限定されるものではない。

発明の効果 以上のように本発明の便器水洗装置は、便器上に設置さ
れた便座に人が座ったことを検出する着座検出手段と、
ジスターンの壁に設置され、かつジスターンの壁を貫通
して設けた貫通軸を駆動する電磁駆動手段と、前記着座
検出手段からの信号によりて前記電磁駆動手段を付勢す
る付勢手段とを設け、使用者が便座から立ち上がったこ
とを前記着座検出手段で検出し、前記付勢手段によって
前記貫通軸を駆動してジスターンの下部に設けられた弁
を開放して便器内に自動的に水を放出し、水洗を行うも
のであるため、次のような種々のすぐれた特長を有する
ものである。

（１）水洗レバ一部分の部品の一部と、便座の一部もし
くは便座全体整交換するだけで自動水洗が実現でき、既
設の便器にも容易に取付けられるもので、つまり、便器
ごとの交換が不要であり、簡単にして、安価に実現でき
る。

（２）使用者の手を煩わすことがないため、煩雑感がな
く、清潔であり、また水洗操作を忘れて便器の水洗が行
われないということもなくなるので、悪臭が発散するこ
ともない。

（３）子供、老人の区別なく誰でも容易に使用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の最も一般的な便器水洗装置の構成を示す
側面図、第２図は第１図の従来例における貫通軸および
水洗レバ一部分を分解して示した構成断面図、第３図は
他の従来の便器水洗装置の構成を示す側面図、第４図は
本発明の一実施例における便器水洗装置の構成を示す側
面図、第６図は上記実施例における電磁駆動手段部分を
分解して示した構成断面図、第６図は上記実施例におけ
る付勢手段の回路図、第７図は本発明の他の実施例にお
ける電磁駆動手段部分を分解して示した構成断面図でお
る。 １・・・・・・便器、２・・・・・・便座、３・・・・
・・ジスターン、４・・・・・・弁、７・・・・−・貫
通軸、９・・・・・・付勢手段、３０・・・・・・着座
検出手段（マイクロスイッチ）、３１・・・・・・電磁
駆動手段（ロータリーソレノイド）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 便器内を水洗する水を貯えるジスターンの壁を貫通して
   設けた貫通軸の駆動によってジスターンの下部に設けら
   れた弁を開放して便器内に水を放出する構造のジスター
   ン付き便器を備え、前記便器上に設置された便座に人が
   座ったことを検出する着座検出手段と、前記ジスターン
   の壁に設置され、かつ前記貫通軸を駆動する電磁駆動手
   段と、前記着座検出手段からの信号によって前記電磁駆
   動手段を付勢する付勢手段とを設けた便器水洗装置。