JPS599422B2 - 複合容器及びその製造方法 - Google Patents

複合容器及びその製造方法

Info

Publication number
JPS599422B2
JPS599422B2 JP51159839A JP15983976A JPS599422B2 JP S599422 B2 JPS599422 B2 JP S599422B2 JP 51159839 A JP51159839 A JP 51159839A JP 15983976 A JP15983976 A JP 15983976A JP S599422 B2 JPS599422 B2 JP S599422B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
resin
mold
blanks
blank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP51159839A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5383879A (en
Inventor
正人 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP51159839A priority Critical patent/JPS599422B2/ja
Publication of JPS5383879A publication Critical patent/JPS5383879A/ja
Publication of JPS599422B2 publication Critical patent/JPS599422B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Making Paper Articles (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は樹脂と板紙との組合せからなる複合容器とその
製造方法に関するものである。
一般に樹脂(プラスチック)と板紙との組合せからなる
容器は、液体、粉体、粘体、バラ物いずれの充填も可能
であり、特に従来紙容器では困難といわれていた加熱充
填も材料構成によつては可能である。
しかして容器の内面に紙の端面が露出しない構造である
から内容物浸透防止のための特別な端面処理が必要でな
く、しかもそのシール面は射出成型されるので形状が安
定しており、強固なシールが得られるという特徴がある
かかる容器の製造は、先ず原紙に印刷を施してからその
表面にラミネートを施し、しかる后容器形状に合せてブ
ランクを打抜き、これを射出成型金型へ供給して雄型と
雌型とで挾み、ブランクと金型とで構成される型孔内へ
プラスチックを注入して成型し、次いで型開きして製品
を取出している。
これを第1、2、3図に示すような円筒形容器について
説明すると、ブランク1は第2図に示すように円形の底
片2と連設部3を介して連設された半円胴片4とからな
つている。
以上のようなブランク1は第3図に示すように、例えば
板紙8、ポリエチレン9、At箔10、及びポリプロピ
レン11からなる積層紙12に印刷を施してからポリプ
ロピレンでコーティングし、次いで打抜いて形成される
ものであつて、打抜かれたブランクは金型に嵌めこまれ
、しかる后射出成型されて第1図のような完成品がえら
れる。
第1図において5はその底片2と胴片4とのシール部分
のプラスチックを示し、6は胴片4同志のシール部分の
プラスチックを、又7は口縁部のプラスチックをそれぞ
れ示す。ところで、以上のようにブランクを金型間にイ
ンサートしインジェクション樹脂によリブランク間を一
体的に結合成型した容器では、ブランクの構成をハイバ
リヤにして内容物を加熱充填シールすると常温での長期
保存が可能になる。
しかしながらその際冷却後の内容物及び空気の熱収縮に
よる容器の変形が問題になる。本発明はその熱収縮を容
器底部の特殊形状で吸収しようとするものである。
すなわち、容器底部をあらかじめ外方に向つて球面状に
膨出させておき、これが収縮時には内方へへこみ収縮さ
せて容器の他の部分の形状の変形を防止するようにした
ものである。
以下第4図乃至第13図に示す実施例に基づいて具体的
に説明する。
本発明は以上の如く容器底部をあらかじめ外方に向つて
球面状に膨出させた形状とするものであるが、第8図に
示すように単純な膨出形状のものとすると、射出成型時
樹脂が容器外側に流れ易く、したがつて容器の外観を汚
し、性能面でも劣るという悪結果を招く。
すなわち、第8図に示すような容器形状のものをえよう
とするには、第9図に示すようにブランク1の円形底片
2が内方に向つて反つた形のものとなる。
しかるに底片2と胴片4とのシール部分5を形成するた
めに、雄金型13の頂部周辺部にリング状であつてしか
も段状の切欠部15からなる樹脂流路が形成されていて
、しかも底片2の端部2aが雌型14に密着していない
から樹脂が射出成型時底片2外側に向つて流れb出るか
らである。
又底片2の端部2aが切欠部15に密着していると、シ
ール部分5から底片2の端部2aが露出することがあり
、性能上好ましくない。そこで熱収縮により容器内が減
圧となつたときに底部の外側に膨出していた部分が内側
にへこみ、なおかつ以上のような成形上の問題がおきな
いように工夫されたのが本発明である。
すなわち、第4図に示すように雄型13の中心部は球面
状に外方に向つて膨出cさせるが、切欠部15につなが
る周辺部に内方に向う傾斜部分dを設け、雌型14の之
等に対応する部分は同一形状に形成して、雄型13の切
欠部15に相当する部分を平面部eに形成した。
以上の如く金型を形成して雄型13でブランク1を雌型
14内にインサートすると、第5図に示す如く底片2の
端部2aは外方に反つて紙の弾力により雌型14内面に
密着するので、樹脂流路15において樹脂が底片2の外
側に流出することはないし、又底部2の端部2aは切欠
部15の面から飛び出ることがない。
したがつて、中心部を外方に向つて膨出させることによ
る成型上の欠点を除くことができる。
以上のような金型を用いると第6図のような成型品がえ
られる。そして容器内が減圧になると第7図の如き状態
となる。以上のような成型は容器の形状を問わず第10
図、第11図に示す如く中央部のみを球面状に膨出させ
てもよい。
又本発明の,ように成型すると、樹脂と紙の重なり部分
、すなわちシール部分5において、第12,13図に示
すように円周方向に樹脂の収縮が起るので球面形状をさ
らに促進せしめる方向に働くこととなる。
この場合半径方向の収縮は無視できる程度である。なお
、ブランクとしては外面から内面に向つてポリプロピレ
ン、紙、ポリエチレン、At(アルミニウム)、ポリプ
ロピレン又はポリエチレン、紙、ポリエチレン、Atl
ポリエチレン、又は紙、ポリエチレン等の積層紙が用い
られる。
以上何れにしても、本発明はブランクを金型間にインサ
ートしインジエクシヨン樹脂によりブランク間を結合成
形する容器において、容器外方向に球面状に膨出させ、
さらに周辺部は縁部から中心方向に向つて平面部に引続
いて容器内部方向へ傾斜させた部分に順次形成した複合
容器と、かかる形状を有する金型で前記複合容器を製造
する方法にかかるものであつて、内容物の加熱充填后に
おこる収縮時容器底部に形成された球面状膨出部によつ
てこれが内方にへこむことにより容器の変形が極力防止
され、かつ又射出成形樹脂が樹脂路から外方に流出する
ことはなく、したがつて外観を損なうことはない。
又ブランク端線がシール部分から露出することもないの
で性能を落すこともないという特徴を有するものである
【図面の簡単な説明】
第1図は複合容器の斜面図。 第2図はブランクの展開図。第3図はブランクの切断面
図。第4図は本発明容器の成型切断面図。第5図は本発
明金型の雄型部分断面図。第6図は本発明金型でえられ
た容器の部分断面図。第7図は収縮后の状態を示す同上
容器の切断面図。第8図は1つの容器の部分切断面図。
第9図は同上容器の雄型金型の部分切断面図。第10,
11図は本発明の他の異なる実施例にかかる容器底面図
。第12,13図は収縮時の状態を示す容器の部分切断
平面図と部分切断側面図を示す。1・・・・・・ブラン
ク、2・・・・・・底片、4・・・・・・胴片、13・
・・・・・雄金型、14・・・・・・雌金型、c・・・
・・・膨出部、d・・・・・・傾斜部、e・・・・・・
平面部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ブランクを金型間にインサートしインジェクション
    樹脂によりブランク間を結合成形する容器において、底
    部を中心部のある範囲において容器外方向に球面状に膨
    出させ、さらに周辺部は縁部から中心方向に向つて平面
    部分に引続いて容器内部方向へ傾斜させた部分に順次形
    成してなる複合容器。 2 雄型でブランクを雌型内にインサートして型締めし
    、しかる后型締めされた金型内に樹脂を射出してブラン
    クの継目を樹脂で結合する方法において、頂部を中心部
    のある範囲において外方に球面状に膨出させ、さらにそ
    の周辺部は樹脂流路となるリング状切欠部につながる縁
    部から容器内部方向に向つて傾斜させた部分に形成した
    雄型を用い、雌型の之等球面状膨出部と傾斜部分に対応
    する部分は同一形状に形成すると共に雄型の切欠部に相
    当する部分を平面部に形成して之等両金型間に樹脂を射
    出して複合容器を製造する方法。
JP51159839A 1976-12-28 1976-12-28 複合容器及びその製造方法 Expired JPS599422B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51159839A JPS599422B2 (ja) 1976-12-28 1976-12-28 複合容器及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51159839A JPS599422B2 (ja) 1976-12-28 1976-12-28 複合容器及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5383879A JPS5383879A (en) 1978-07-24
JPS599422B2 true JPS599422B2 (ja) 1984-03-02

Family

ID=15702355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51159839A Expired JPS599422B2 (ja) 1976-12-28 1976-12-28 複合容器及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS599422B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5383879A (en) 1978-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3919368A (en) Simplified process and apparatus for the production of cups from a foamed thermoplastic sheet
US3083888A (en) Composite cup and bottom therefor
US3207830A (en) Method of making a reinforced container closure
JPS599422B2 (ja) 複合容器及びその製造方法
JPH034373Y2 (ja)
JPH0321414A (ja) バリア性容器及びその製造方法
JPS6026701B2 (ja) キヤツプ付注ぎ口を有する袋の製法
JP6315728B2 (ja) 容器及び容器製造方法
JPS60253532A (ja) 紙カツプの底部の形成方法
JPH0441092Y2 (ja)
JPH0216019A (ja) バリア性の容器類と合成樹脂の一体成形方法及び一体成形容器類
JP2837438B2 (ja) バリア性容器及びその製造方法
JPH0744724U (ja) 透明容器
JPH0725309Y2 (ja) バリア膜成形体及びバリア性容器
JPH0242569Y2 (ja)
JP2803878B2 (ja) 複合容器およびその製造方法
JPH0547104Y2 (ja)
JPS5926405A (ja) 複層容器の製造方法
JPS5874331A (ja) シ−ト成形容器の製造法
JPH0431851B2 (ja)
JP2980659B2 (ja) プラスチック製容器本体の製造方法
JP2730956B2 (ja) 金属蓋付容器
JP2837437B2 (ja) バリア性容器及びその製造方法
JPH10194262A (ja) 複合容器およびその製造装置
JPH031368Y2 (ja)