JPS5993774A - 布帛またはコ−ド被覆用接着剤組成物およびそれを用いた被覆方法、ならびに被覆された布帛またはコ−ド - Google Patents

布帛またはコ−ド被覆用接着剤組成物およびそれを用いた被覆方法、ならびに被覆された布帛またはコ−ド

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JPS5993774A
JPS5993774A JP58187736A JP18773683A JPS5993774A JP S5993774 A JPS5993774 A JP S5993774A JP 58187736 A JP58187736 A JP 58187736A JP 18773683 A JP18773683 A JP 18773683A JP S5993774 A JPS5993774 A JP S5993774A
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マリ−・ベス・ラテイマ−
カ−ル・デユアン・ウエバ−
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    • C08J5/04Reinforcing macromolecular compounds with loose or coherent fibrous material
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 過去20年位にわたって、繊維製品強化ゴム製品におい
て「凝縮ゴム破損」を引き起すための最良の方法の研究
に対して多大の努力が傾けられて来た。「繊維製品」と
は、糸、コードおよび布帛(すなわち、織物、編物およ
び不織布)に変換された繊維に対する一般名である。「
凝着ゴム破損」(以下単に「凝着破損」と呼ぶ)とは、
強化ゴムサンプルが、ゴムが繊維から引裂れることでは
なく(「接着層破損」)、ゴム間の引裂きによって破損
することを言う。したがって、凝着破損は、繊維とゴム
間の接着ではなく、ゴム組成物自身に基ヅくものである
。この破損基準は、レーヨン、ナイロン、アラミドまた
はポリエステル繊維でつくられている繊維製品で普通強
化されるコンベヤーベルト、ホースおよびタイヤの製造
において特に求められている。ポリエステルおよび繊維
は、これらの製品において特に有利な高強度および高モ
ジュラスを有しているために往々にして好ましいが、し
かしポリエステルとゴムまたはアラミドとゴムの間で十
分な接着強度を達成して凝集破損が起るようにすること
は、ナイロンとゴムの場合よりはるかに困錐であること
が見い出されている。
20年以上にわたって、布帛とゴムの接着は依然として
レゾルシノールホルムアルデヒドラテックス(R/F/
L)の水性分散液を用いて行われていることは特に注目
すべき事実であり、この場合、樹脂触媒(普通苛性アル
カリおよびアンモニア)、現場および予備形成樹脂、レ
ゾルシノール/ホルムアルデヒド(R/F)モル比、樹
脂/ラテックス(R/L)固形比、および接着促進添加
剤は広範囲から選ばれる。ポリエステル繊維をゴムに接
着する際の困難は、一般にポリエステル分子の両端にヒ
ドロキシル(OH)およびカルボキシル(COOH)基
しか存在していないことに帰因するもので、これに対し
てナイロン(たとえば)では高分子鎖に沿ってアミド(
CONH)基が高頻度に存在している。
ナイロンはと十分に被覆されないが、その代りポリエス
テル繊維の接着性を有するアラミド繊維は、特殊例であ
る。したがって、本発明は、コンベヤーベルト、タイヤ
およびホースの強化に使用されるコード、編織物および
不織布としてのポリエステルおよびアラミド繊維、特に
接着剤活性化(AA)ポリエステル繊維を対象とする。
合成線状ポリエステル糸製の布帛に対して多くの接着剤
および接着糸([浸漬液」)が使用されている。これら
のほとんどはコストからみて効果が不十分で、さらに、
種々の他の欠点、たとえば、グリシジルエーテルまたは
水溶性フェノール縮合物に基づく接着剤の場合には毒性
が問題であり、布帛を浸漬被覆する浴で沈殿しやすい一
般に固体である水不溶性の可逆的にブロックせるポリイ
ソシアネート(RBP)を形成するポリイソシアネート
の場合には不安定である等の問題がある。RBPと呼ば
れるのは、反応性イソシアネート(NCO)基が約14
9℃(約300°F)以下の低温でかなりの反応に対し
てブロックされ、温度を普通約177℃(350°F)
以上約260℃(約500°F)以下に上げた場合イソ
シアネートが再生されるためである。RBPが解離する
温度は、主としてブロック部分(または置換基)に左右
される。
本発明は特に布帛強化ゴム製品用の接着剤被覆組成物に
関するもので、この被覆組酸物は、布帛を単一浸漬(「
一段」)浴で被覆するかまたは二重浸漬(「二段」)浴
で被覆するのに用いられ、水性R/F/LおよびRBP
からなる。
フェノールでブロックせるメチレン−ビス−(4−フェ
ニルイソシアネート)(以下MDIと略称する)を用い
る処理は、米国特許第3,307,966号に開示され
ており、また、フェノール−アルデヒドでブロックせる
ポリイソシアネートの使用はなかんずく米国特許第3,
226,276号に開示されている。使用される他のR
BPはトルエンジイソシアネート二量体およびメチル−
エチル−ケトキシムブロックトポリイソシアネートであ
る。RBPに関する詳細については、“Synthes
is of Blocked MDI Adducts
,their DSC Evaluation and
 Effect of Pigmentatjon” 
by Taki Anagnostou and Er
nest Jaul.J.Coatings Tech
.,35−45頁,Vol.53,Bo.673,2月
,1981年(この記載は参考として本文に引用した)
に開示されている。
前記文献には、RBPのブロック解放温度は、ブロック
を解かれたMDIと等モル量の反応性ポリオールを添加
することにより低下させ得ることも開示されている。と
りわけ、ポリオキシエチレングリコール(カルボワック
ス400)が開示されている。そのような多量のポリオ
ールの添加は、R/F/Lの粘度を大いに増大させ、処
理布帛に対するゴムの接着層に悪影響を及ぼし、その結
果凝着破損の実現は不可能になる。
典型的な商業的方法では、ポリエステル布帛を、固体の
微粉RBPを分散剤で分散した第一RBP浴に浸漬し、
過剰のRBPを除去し、RBP被覆布帛を約300°F
で乾燥し、次いで乾燥布帛を約500°F以下の温度で
ヒートセットする。第二浴で、ヒートセットされたRB
P被覆布帛をR/F/Lに浸漬し、過剰R/F/Lを除
去し、約149℃(約300°F)で乾燥し、約260
℃(約500°F)以下の温度でヒートセットしてRB
P−被覆布帛に対するR/F/Lの優れた接着を得る。
正確な粘度が布帛の浸漬被覆量が増大するように維持さ
れれば一段または二段被覆(RBP、次いでR/F/L
)で適当に被覆された布帛はゴムに対して優れた接着性
を有するが、「フレーキング」の危険が大きい。「フレ
ーキング」とは布帛上のR/F/L浸漬被覆の乾燥およ
びヒートセット時に形成される樹脂のフレークまたはチ
ャンクのことである。このフレーキングは、R/F/L
皮膜によりトラップされた水分が揮発し、皮膜を局部的
に膨張させる場合に生じるふくれに帰因する(”Adh
esion Design for Improved
 Adhesive Treatment of Po
lyester in Convcyor Belts
″ by Stanhope,H.W.,Intern
ational Society of Indust
rial Yarn Manufacturers,S
avannah,Georgia,1977年出版)。
フレーキングは、布帛に対するゴムの接着性を大きく低
下させ、その結果、凝着破損よりは接着層破損(すなわ
ち、ゴム/浸漬被覆界面間、および(または)浸漬被覆
/布帛界面間)が起る。
浸漬被覆フレ−キングを防ぐ最良の方法は約121℃(
約250°F)で約3.5分の長い布帛乾燥時間を用い
て各浸漬被覆(一段浸漬であれまた二段浸漬であれ)か
らの蒸発速度を注意深く制御出来るようにすることであ
ることは一般に認められていた。これらの条件は、布帛
の処理時間が比較的遅いためコスト的に効率が低い。
フレーキングの原因のすべては明らかではないが、しか
し、この問題に対する解決策は、一般に使用する浴の化
学、その特定の物性たとえば粘度、および浸漬後の布帛
の乾燥および熱固定の正確な条件に向けられている。固
体RBPの一次粒子の物理的寸法またはその粒子を懸濁
状態に保持する方法がフレーキングの問題に影響を及ぼ
し得るということについては、全く考えられておらず、
また従来技術により示唆されていなかった。
特に、大きい粒子(たとえば2ミクロンより大きい)に
比較してサブミクロン寸法粒子を濡らして分散させるこ
とは非常に困難であり、また小さい粒子は大きい粒子よ
り水分が原因のふくれをトラップしやすい皮膜を形成す
ることが予期されるので、サブミクロン寸法粒子はフレ
ーキング問題を悪化さぜるよりはむしろ軽減し得るとい
うことは指摘されていなかった。
さらに、RBPをサブミクロン寸法に粉砕することの物
理的問題は、非常に特殊の装置が必要であるということ
であり、サブミクロン寸法RBPは市販されていない。
布帛をR/F/Lで処理することは、独特な問題である
。従来技術では、フレーキングは凝着破損に密接に関連
しているということが認識され得なかった。タイヤ製造
技術では、布帛中のコードはたとえばタイヤ強化用の布
帛中におけるように、同一平面上で一方向のみに配列さ
れ、フレーキング問題は生じる可能性があっても一般に
重要でない。したがって、普通約5ミクロンまたはそれ
以上のRBP一次粒子寸法の関連性については注目され
なかった。一次粒子寸法が2ミクロンという小さいRB
Pは商業的に得ることが出来、現在使用されている。
従来技術において、二段法のコストを節減するために、
多数の一段法が示されたが、しかしほとんとが使用出来
ないものであることが認められている。水溶性フェノー
ルをR/F/Lと組合せた広く使用されている一段浸漬
液が米国特許第3,660,202号に開示されている
。しかしながら、入手可能なRBPをR/F/Lと組合
せ、そのような一段浴で布帛を被層した場合、被覆布帛
は接着層破損を示す。これは、R/F/Lの接着性を妨
害するRBPの分子大きさの効果に帰因する。RBPを
第一段で被覆し、そしてR/F/Lを第二段で被覆する
ことにより、R/F/LはRBP被覆布帛を効果的に被
覆し、その結果、ゴム−R/F/L界面においてRBP
の効果は無効にされる。これが、二段法の有効性の認め
られている理由である。固体RBPおよびR/F/Lを
一緒に含みかつ加硫ゴムに含ませた場合凝着破損によっ
て特徴づけられる布帛を与える、ポリエステル布帛被覆
用一段接着剤組成物について本発明者は知らない。
二段法の作業上の不便たとえば特に第一浴で沈降する固
体RBP、第二浴の汚染等を回避し、さらに運転コスト
を節減するために、ポリエステルおよびアラミドコード
にRBPとR/F/Lの組合せを単一浴で被覆し、しか
も被覆し熱固定したコードの特性に悪影響を及ぼさずか
つ浴の有効寿命を損なうことのない一段被覆法を提供す
ることがより望ましい。
本発明は、固体微粉RBPと併用される水性R/F/L
分散液で布帛を被覆する一段法にもまたは二段法にも適
用することが出来るが、特に一段法に向けられる。
発明の概要 強化用布帛、特に接着剤活性化(AA)ポリエステル糸
または非接層剤活性化(非AA)ポリエステル糸または
アラミド糸で形成した布帛を、大部分の一次粒子の平均
直径が1ミクロン未満の固体微粉状の可逆的にブロック
せるポリイソシアネート(RBP)を含む非粘性接着剤
分散液であって、該RBPをヒドロカルビル分散剤によ
り実質的に均質な分散液として懸濁状態に保持したもの
を用いて、多段(普通二段)法における複数の浸漬液の
第一浸漬液として、被覆出来ることが見い出された。R
BPは、分散液に渦を生じさせるのに必要な撹拌より低
度の撹拌で懸濁状態に保持される。約121℃(250
°F)より高い温度で約3分未満の時間乾燥しそしてR
BPのブロックが解放される温度以上の温度でヒートセ
ットした後、布帛に「フレーキング」力は生じない。
したかって、本発明の目的は、固体微粉RBPを含み、
約25cps未満の粘度を有しかつRBP一次粒子の大
部分の平均直径が1ミクロン未満である水性接着剤分散
液で被覆されたAAポリエステル、または非AAポリエ
ステルまたはアラミド布帛を提供することにある。存在
する分散液およびRBP粒子の量は、分散液の粘度を1
5%を超えて増大させるには不十分であり、その結果、
被覆・硬化布帛で強化された加硫ゴム製品は特徴的に凝
集ゴム破損によって破損する。
前述した布帛は、約25cps未満の粘度を有し、一次
粒子の大部分の平均直径が1ミクロン未満であるRBP
を分散させたジエン重合体の接着剤ラテックス(R/F
/L)を含みかつ少なくとも1つの成分が20個未満の
直鎖炭素原子および複数個の脂肪族性ヒドロキシル(O
H)基を有する界面活性剤であるヒドロカルビル分散剤
を添加した水性分散沿の単一浸漬浴(一段浸漬液)で被
覆出来ることも見出した。分散剤およびRBP粒子は、
水性分散液の粘度を15%を超えて増大させるのには不
十分な量で存在する。そのような一段浸漬液は渦を生じ
させるのに必要な撹拌より低度の撹拌で実質的に均質に
保持されることか判明している。
したがって、本発明の一般的目的は、粘度25cps未
満のR/F/L、前述の粒度を有するRBPおよび界面
活性剤と分散剤から本質的になるヒドロカルビル分散剤
を含む水性接着剤分散液で前述した布帛を被覆するため
の一段浸漬液を提供することにある。界面活性剤は、複
数個の脂肪族性OH基およひ約20個未満の直鎖炭素原
子を有するのが好ましく、ここでOH基の少なくとも1
個はRBPのブロックが解放される温度より高い温度で
RBPと反応することが出来る。分散剤は界面活性剤特
性を本質的に有しない。界面活性剤の使用量は、RBP
100重量部当り1〜約10重量部であり、分散剤およ
びRBPの存在量は、分散液の粘度を15%を超えて増
大させるのに不十分である。
好ましい実施態様の詳細な説明 本発明の好ましい態様によれば、接着剤活性化(AA)
、または非接着剤活性化(非−AA)ポリエステル布帛
、またはアラミド布帛は、本発明の方法により予備処理
されてレゾルシノールホルムアルデヒド(R/F)縮合
物、ゴムラテックス(L)(一緒にしてジエン重合体の
接着剤ラテックス、R/F/Lと呼ぶ)および可逆的に
ブロックせるポリイソシアネート(RBP)の水性分散
液で被覆される。予備処理された布帛は次いでゴムと共
にカレンダー加工され、そして加硫される。
[ポリエステル繊維」とは、繊維形成物質が、置換テレ
フタレート単位およびパラ置換ヒドロキシベンゾエート
単位を含むがそれらに限定されない置換芳香族カルボン
酸のエステルを少なくとも85重量%含む長鎖合成重合
体である人造繊維を指す。テレフタル酸のエステル形成
誘導体の例は、脂肪族(脂環式を含む)およびアリール
エステルおよび半エステル、酸ハロゲン化物およびアン
モニウムおよびアミン塩である。典型的にはポリエステ
ルは、1種以上のジカルボン酸またはそのエステル形成
誘導体を、式HO(CH2)nOH(nは1より大きい
が10を超えない)で表わされる1種以上のグリコール
またはそれから誘導されるグリコールエーテルと重縮合
したものから誘導される高度にホモポリマー性または共
重合性の線状エステルである。「高度に重合性の線状エ
ステル」とは、特性X線図により示されるような分子配
向状態に延伸出来るポリエステルを意味する。グリコー
ルの例は、エチレン、トリメチレン、テトラメチレン、
ヘキサメチレンおよびデカメチレングリコールである。
本発明の目的に好ましいポリエステルは、ポリエチレン
テレフタレートまたは少なくとも85重量%のポリエチ
レンテレフタレートを含むポリエステルであるが、しか
し本発明の方法は、接着剤活性化(AA)にかかわらず
高度に線状のポリエステルに対して使用することか出来
る。
AAポリエステルとは、1980年10月28−9日に
ノースカロリナ州シャーロッテにおける、Intern
ational Society of Indust
rial Fabric Manufactures 
の会合で出版されたJ.Conrad Wease に
よる刊行物で言及されているCelanese Cor
p よりT−811,T−911,T−865,T−8
79,T−870およびD−230として入手される市
販のポリエステルコードを指すもので、これらのAAポ
リエステルは好ましい。非AA布帛は、T−800、T
 900、T−864およびD−229糸からつくられ
る。比較するAAポリエステル布帛は、1Y73および
1W73糸からAllied Chemical Co
.により製造されており、非AA布帛は1Y70および
1W70糸から製造される。
「アラミド繊維」とは、繊維形成物質が、アミド結合の
少なくとも85%が2つの芳香環に直接結合している長
鎖合成ポリアミド、特にある芳香族ポリアミドたとえば
PPD−Tと称されるポリ(p−フェニレンテレフタル
アミド)および米国特許第3,869,429および3
,869,430号に記載されているDupont C
ompanyから商標ケブラー(Kevlar,商標名
)として市販されているもの等である、人造線維を意味
する。前記米国特許第3,869,429および3,8
69,430号の記載は本文に完全に記載されているか
の如く参考として本文に引用した。
本発明のラテックス成分Lは、特定の種類の合成ゴムラ
テックスに限定されるものと考えるべきではなく、ゴム
製造工業で普通使用されるものに相当するジエン重合体
ラテックス組成物のすべてを含むものである。しかしな
がら、ラテックスは少なくとも若干のビニルピリジンラ
テックスを含有することが好ましい。この周知の種類の
ラテックスは、ブタジエン、スチレンおよびビニルピリ
ジン単量体から普通約70/15/15重量比で形成さ
れる。
被覆組成物のR/F成分は、水溶性R/F樹脂であり、
この樹脂はレゾルシノールとホルムアルデヒドの水性酸
性条件下での周知反応により製造される。ラテックス組
成物と共に使用出来るR/F樹脂量は、著しく変えるこ
とか出来、すなわち、固形分において100部のラテッ
クス当り約10〜約33部の樹脂溶液、またはラテック
ス浸漬溶液の約9〜25重量%(固形分基準)の範囲で
あることが出来る。出発ラテックスは普通R/F添加前
に水で希釈されて被覆浴に望ましい最終固形分、すなわ
ち約15〜30重量%固形分とされる。
しかしながら、R/F樹脂中のレゾルシノール対ホルム
アルデヒド比は一般にほぼ等モル量〜約20モルホルム
アルデヒド/1.0モルレゾルシノールの狭い範囲内に
維持される。
RBPは、置換基が活性水素原子を含有する任意の可逆
的にブロックせる(置換)ポリイソシアネート(RBP
)であることが出来る。そのような活性水素含有化合物
として、アルコール、弱有機酸、弱無機酸(たとえはホ
ウ酸)、フェノール、アミド、重亜硫酸ナトリウムおよ
びケトキシムが挙げられるが、フェノールおよびアミド
が好ましい。
RBPの製造に際して、トリフェニルメタン−トリイソ
シアネート、2,4−トルエン−ジイソシアネート、ヘ
キサメチレン−ジイソシアネート、4,4′−ジフェニ
ルメタンジイソシアネートおよびそれらの重合体等を含
む周知のポリイソシアネートの任意のものを使用するこ
とが出来る。周知のように、そのようなRBPは、RB
Pを加熱してポリイソシアネートとブロッキング剤を再
生させる場合、ゴムラテックスを含有するR/F/L接
着剤と組合せるのに特に効果的である。ブロッキング剤
は、比較的低い、中間のまたは高い温度でブロックを解
放するように遊ぶことか出来、予備処理される繊維に有
害である温度以下の温度でブロックを解放する限り、そ
れらブロッキング剤の任意のものを使用することが出来
る。また周知のように、インシアネートの有効性は、イ
ンシアネート基と、フェノールからのヒドロキシルまた
はラクタムのアミド基との反応性から生じると考えられ
る。RBPに関する詳細についての、前述したAnag
nostou et al.の論文に開示されている。
ポリイソシアネートのブロックに使用される公知の有効
なフェノールブロッキング剤の中で、特に適当に置換さ
れているモノヒドロキシベンゼンが挙げられる。そのよ
うな置換モノヒドロキシベンゼンとして、o−クロロフ
ェノール、p−クロロフェノール、o−ブロモフェノー
ル、p−ブロモフェノール、o−クレゾール、p−クレ
ゾール、3,4−ジクロロフェノール、p−t−ブチル
フェノールおよび2,5−ジメチルフェノールが挙げら
れる。他の好ましいブロッキング剤はジアルキルケトシ
ムたとえはメチル−エチルケトキシムである。さらに他
の好ましいブロッキング剤はアミドであり、その中で最
も好ましいものは、ラクタムたとえば2−ピロリドン、
2−ピペリドン、カプロラククム(6−アミノ−ヘキサ
ン酸ラクタム)である。
ラクタムでブロックせるポリイソシアネートは、ラクタ
ムをポリイソシアネートと反応させて少なくとも100
℃(212°F)以下の温度でポリイソシアネートの水
に対する反応性を一時的にブロックし、そしてまた浸漬
液中の接着剤成分として化学的に反応性である樹脂を生
成させることにより製造される。
最良の結果を得るために、特に高品質ゴム化合物でつく
った強化ゴム製品で凝着破損を得るためには、固体RB
Pを大部分の一次粒子の平均直径が1ミクロン未満(以
下サブミクロンと称す)になるように微粉砕することが
必須である。現在入手される微粉RBPは、その一次粒
子の大部分が1ミクロンより大きく、典型的には80%
を超える一次粒子が約2ミクロンでおる。そのような大
きい粒子を常用される分散剤および界面活性剤と共に分
散液で用いると、被覆布帛で強化した高品質加硫ゴムは
接着層破損で破壊しやすい。
粒子の一次寸法の測定は、代表サンプル、走査電子顕微
鏡で取った定査電子顕微鏡写真およびツアイス粒度分析
器(モデルTGZ−3)で測定した一次粒子から行われ
る。
ここで用いるヒドロカルビル「分散剤」は、サブミクロ
ンRBP粒子を濡らすという機能とそれらの粒子を懸濁
状態に保持するという機能の2つの機能を併有する。R
BP粒子の大きさが小さいにもかかわらず、これらの粒
子は連続的に撹拌が行なわれない限り浴で沈降しない。
RBP粒子を多段被覆法で複数の浴の第一浴で用いよう
ともまたは一段R/F/L浴で用いようとも、浴中でR
BP懸濁粒子の分散液に渦を生じさせるのに十分な撹拌
を行うと、撹拌時にトラップされる空気の効果により浴
寿命が短かくなる。したがって、分散剤は、RBPを実
質的に均質に分散させて懸濁させて置くのに十分な量で
使用されるが、撹拌の水準は渦を生じさせるのには不十
分な水準である。「均質に分散された」とは、RBP固
形分が浴中で約10%を超える水準で変化しないことを
意味する。「ヒドロカルビル」とは、分子中にC,Hお
よびOのみを含有する化合物を言う。
分散剤は主としてRBP粒子を懸濁状態に保持する働き
をする。分散液の粘度を増大させて小さい粒子を懸濁状
態に保持するために分散剤をしばしば使用し、天然ゴム
たとえはトラガカントゴム、グアーゴム、等、メチル−
およびヒドロキシプロピルメチル−セルロース誘導体、
ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、および種々の他の変性殿粉がそのような機能を果
す増粘剤であることは十分認められている。しかしなが
ら、本発明の分散剤は、一段浴であろうと二段法の第一
段であろうとも、水性媒体をかなり増粘させるのに不十
分な量で用いても、予期せぬ効果を発揮する。
恐らく、ある条件下、たとえはRBPのブロック解放温
度以上の温度で、分散剤はブロックが解かれたポリイソ
シアネートと反応すると考えられるが、いずれにしても
等モル量だけの分散剤およびポリイソシアネートは存在
しない。一般に、分散剤の添加量はRBP100重量部
当り約25重量部未満であり、好ましくは、一段浸漬浴
または二段法の第一浸漬浴のRBP粒子分散液の粘度を
約15%を超えて増大させないような量である。典型的
には、一段浴の粘度は約25cps未満であり、分散剤
の添加は粘度を約5cpsを超えて増大させない。
好ましい分散剤は、ヒドロキシ末端ポリアルキレンオキ
シドたとえば商標カルボワックスおよびポリオックスと
して入手される分子量約200〜約6000のポリオキ
シエチレン;カルボン酸重合体特に商標タモールとして
入手されるカルボン酸とホルムアルデヒドとの共重合体
;および分子良約8,000〜約750,000の多価
アルコールである。懸濁剤としてもまた非イオン乳化剤
としても機能するポリビニルアルコール(PVA)が最
も好ましい。選ばれる特定のPVAの分子量は特に限定
されないが、分子量は樹脂が水に実質的に溶解しないほ
ど大きくないことが必要である。認識されているように
、この好ましい分子量範囲の多価アルコールのような物
質は難水溶性であるか、これらの物質を可溶化すること
は必須である。好ましいPVAは、標準ゲル透過クロマ
トグラフィー(GPC)技術により測定して分子量が約
10,000〜約500,000、最も好1しくは約5
0,000〜約150,000のものである。
ほとんどの界面活性剤は、一般に1ミクロン未満である
RBP粒子を効果的に濡らさないが、これは恐らくその
ような小さい粒子に伴う独特な物理的力によるものと思
われる。濡らすという問題は、環境が一段R/F/L浸
漬液の場合より厳しくなる。
ある不明瞭な理由から、約20個未満の直鎖炭素原子お
よび複数個のヒドロキシル(OH)基を有する界面活性
剤のみが効果的であるように思われる。
好ましい界面活性剤は、商標トライトンとして入手され
るアルキルアリールポリエーテルスルホネト、特に分子
量約250〜約910のもの、たとえばトライトンX−
100;およびオレフィンまたはアセチレン不飽和を有
する脂肪族ポリオールである。
これらの界面活性剤の中で最も好ましいものは、好まし
くは鎖炭素に結合された少なくとも1個の反応性脂肪族
ヒドロキシル(OH)基を有するものである。このよう
な界面活性剤として、アセチレン系でカルビノールが挙
げられ、その中で最も好ましいのは、アルキル置換−5
−デシン−4,7−ジオール(2,4,7,9−テトラ
メチル−5−デシン−4,7−ジオールはAir Pr
oducts and Chemicals,Inc.
より商標サーフィノールR104として市販されている
)により例示されるジオールである。界面活性剤の添加
量は特に限定的ではないが、所要の濡れ作用を及ぼず必
要量以上は有用な目的に役に立たない。RBP100重
量部当り約10重量部未満を添加することが好ましく、
約1〜約5重量部が最も好ましい。1重量部未満では、
一次粒子間に許容出来ないほど高水準の凝集が起る。
界面活性剤の有効性は、少なくとも一部には、布帛上の
R/F/Lのヒートセット時、界面活性剤は反応性OH
基のためにブロックを解かれたRBPと反応し得るとい
う事実によるものと仮定される。
この反応は、布帛のゴムに対する接着性を高め、その結
果加硫ゴムの凝着破損を可能にすると考えられる。反応
しない界面活性剤は接着に悪影響を及ぼず不純物を生じ
ると考えられる。界面活性剤の反応性OH基とブロック
を解かれたRBPとの反応の証拠は、次の実験において
与えられる。
RBPたとえば2分子のε−カプロラクタムでブロック
されたジフェニルメタン−p,p′−ジイソシアネート
(MDI)をジクロロメタンに溶解し、電解脱着(fi
eld desorption)質量分光学(FD)に
より検討してその構造を確認する。RBPは分子量(M
W)476の比較的純粋な付加物であり、水分子を含有
するMW496の不純物を微量含有することが見い出さ
れた。
RBPを、電子衝撃イオン化(約30eV)を有する質
量分析計(フィンニガンMAT311A)の直接導入プ
ローブを用いて最大約180°まで真空加熱する。加熱
は約50℃/分で直線的であった。約110℃で分解が
始まり、MW250,363,および381の他の成分
が約180°で発生する。
その後、RBPを特定のアルキノール(2,4,7,9
−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール)(「
デシノール」)と150℃(被覆布帛の熱固定前のほぼ
第二段乾燥温度)で加熱した際に生成した反応塊のサン
プルを分析した。サンプルをジクロロメタンに溶解し、
そのFDスペクトルを調らべた。このスペクトルでは、
MW589における追加ピークを除いて、加熱RBPの
場合の前のスペクトルの場合と同じ成分が見られた。こ
のMWは1分子のラクタムが1分子のデシノールで置換
されたウレタンに対応する。このウレタンの生成は、被
覆布帛のヒートセット温度である約350〜約500°
Fのより高い温度で続けられる。
デシノール分散剤の少なくとも1個の反応性脂肪族性O
H基がRBPと反応したこのウレタン反応生成物の生成
は、NMR分析により確認される。このウレタン反応生
成物は普通の溶剤たとえばジクロロメタン,メタノール
,アセトン,テトラヒドロフランおよびジメチルホルム
アミドに難溶性である。
R/F/L組成物に混入されたヒドロカルビル分散剤お
よびRBPは、普通浸漬により適用され、過剰の浸漬溶
液は絞り出しにより除去され、R/F/Lは処理ポリエ
ステル布帛面に均一に分散される。
溶溶液を布帛に適用するために当業界で知られているパ
ジング、または、スプレーまたは他の技術も使用するこ
とが出来る。コンベヤーベルト布帛の場合、RBPとR
/F/Lの混合物の含浸量は、好ましくは約0.5〜約
20%(乾量含浸量)、一般には約10%未満、さらに
好ましくは約2〜約8重量%(乾量含浸量)である。
好ましい種類の樹脂状R/F組成物は、アルデヒドをレ
ゾルシノールまたは水に実質的に溶解する樹脂を生じる
他の多価フェノールと反応させることにより製造される
種類のものである。好ましいアルデヒドであるホルムア
ルデヒドの他に使用出来る適当なアルデヒドは、アクロ
レイン、クリオサール、フルフラール、クロトンアルデ
ヒド、アルドール、ヘキサメトキシメチルメラミン、お
よびベンジルアルデヒドである。前述したアルデヒドの
1種のほぼ等モル量と反応させることが出来る適当な多
価フェノールとして、レゾルシノールの他に、他の二官
能価化合物たとえばクレゾール、カテコール、フロログ
ルシノール、ザリゲニン、ジベーターナフトール、キシ
レノール、4,6−ジメチル−レゾルシノール、2,5
−ジメチル−レゾルシノール、ハイドロキノン、フルフ
ラールアルコール、オルシノール、ピロガロール、ベー
ターナフトール、アミノフェノール、グアヤコール、尿
素およびメラミンが挙げられる。
好ましくは、被覆布吊は次いで約300°Fで乾燥され
、そして被覆は約300〜500°F、好ましくは約3
50〜450°Fで硬化温度に応じて30秒〜10分、
好ましくは約3分未満の間硬化(熱固定)される。ポリ
エステル材料の軟化温度に近い硬化温度が好ましい。過
度に高い硬化温度は、繊維が融着して剛性のある比較的
可撓性の生成物が生成することにより容易に検出するこ
とが出来る。所望なら、第二被覆を適用することが出来
るが、しかし第二被覆浴の固形分は一般に調節される。
何となれば、被覆布帛は一般に未被覆布帛と同じ量のR
/F/Lを吸収しないからである。
本発明の浸漬浴組成物は、前述した種類の布帛に適用し
た場合、それらの布帛がブレードホースまたは螺旋巻ホ
ースで使用されようが、または不織布たとえばコンベヤ
ーベルト、動力駆動ベルト(V−ベルト)、航空機翼上
の空気氷結防止装置および多くの他の強化ゴム製品で用
いられるものに適用した場合、融着破損を生じさせる。
典型的には、浸漬組成物は、布帛を張力下で浸漬浴に供
給し、過剰浸漬液を除去し、浸漬液被覆布帛を約200
〜約350°Fの乾燥帯域に通して張力下で乾燥し、そ
の後約350〜約500°Fのヒートセット温度範囲と
普通呼ばれる温度で布帛をさらに加熱して浸漬組成物の
布帛への接着を完了することにより一段法で布帛に通用
される。そのような布帛処理は、断続的に行うことが出
来るが、布帛を張力下で連続的に処理するのが好ましい
。布帛のヒートセット後、布帛は使用前に保存すること
が出来る。典型的には、硬化布帛上に存在する界面活性
剤の量は布帛の約1重量%未満であり、熱固定せる被覆
物は布帛の約10重量%未満である。
本発明の組成物は、それが一段浴の場合のようにR/F
/Lを含もうと含むまいと、均一に懸濁状態に保持され
たRBPのサブミクロン粒子の存在および布帛に被覆し
た場合、121.1℃(250°F)以上、好ましくは
約177℃(約350°F)以上であるが布帛に有害な
温度以下の温度でフレーキングを起すことなく3分未満
で乾燥することが出来るという特徴をもつ。
下記の例で使用される合成ラテックスは、ベルト布帛お
よびタイヤコードの被覆に常用されている、約70%ブ
タジエン、20%スチレンおよび10%ビニルピリジン
からつくられた材料と同じものである。R/Fは、濃(
75%)水溶液として供給される2成分の工業的部分反
応生成物である。
例1 下記成分(重星部)を含有するコンベヤーベルト不織布
被覆用の一段浸漬液を調製した。:パートA     
             全 固形分合成ラテックス
38%          195  74水    
               175パートB レゾルシノール−ホルムアルデヒド     15  
11.25アンモニア28%            
 30苛性ソーダ(1.5%固形分)       1
5   0.23パートC ホルマリン(37%固形分)         8  
 3水                    15
パートD RBP(40%固形分分散液)          1
00サーフィノール(商標名)104界面活性剤   
   5ゲルバトール(商標名)分散剤       
     5水                  
 150*カプロラクタム−ブロックトMDI まず、パートAとBの混合物を形成し、パートCを混合
物に十分撹拌しながら添加した。この混加物を約16〜
約24時間放置(熟成)し、RBP(パートD)を熟成
混合物に混入し、固形分の均質分散を保持するために撹
拌を保掲した。撹拌水準は渦を形成するのに不十分なも
のであった。
1000デニール/プライの2プライT−811AAポ
リエチレンテレフタレート系(「1000/2」糸と称
す)からつくった平織布帛を、前記一段浸漬液に浸漬し
、張力下で約300°Fで乾燥し、約450°Fでヒー
トセットした。次いで、布帛をゴムに埋め込み、加硫し
て180°剥離接着試験に供した。同じ糸からのコード
で形成した加硫サンプルについて、H−引張試験を行っ
た。
一段従来技術浴で得られた結果および本発明の結果を次
のようにして比較する: A 1〜約3ミクロン(大部分は約2ミクロンである)
のRBP粒子をCelanese Fibers Ma
rketing Company出版、“TBI26F
ortrel Type800 Polyester 
Industrial Yarn”(この記載は本文に
完全に記載されているかのように参考として引用)に記
載されているようなホルムアルデヒド対レゾルシノール
1.2:1モル比で配合したR/F/L浸漬液中で常用
界面活性剤および分散剤と混合した。浸漬液を布帛ロー
ル(■7)に張力下で300°F(ドラムロール温度)
で被覆し、232℃(450°F)で熱固定した。布帛
には、容易に見えるフレークが認められた。布帛を、コ
ンベヤーベルトの製造の場合と同様に常用される高級ゴ
ム原料(その詳細については後述する)に埋め込み、ベ
ルトの一部を試験した。この部分は接着層破損で破壊し
た。
B 前述と同じ方法で、同じ一段浸漬用R/F/L組成
物を用いたが、ただし、RBP粒子はサブミクロン(大
部分は1ミクロン未満である)であり、一段浸漬液は、
RBP粒子100部当り約3部のデシノール界面活性剤
および約3部のPVA分散削を含有した。布帛を前記と
同様に被覆し、同じ条件で乾燥およびヒートセットした
。布帛にはフレークが認められなかった。1Aの場合と
同様に布帛をコンベヤーベルトに埋め込み、ベルトの一
部を試験した。その部分は凝集破壊で破壊した。
ゴム原料は、石炭、鉄鉱石等の運搬用に製造されるコン
ベヤーベルトで用いられるような常用される高級ゴム原
料であり、典型的には下記組成*を有するものであった
: 成分                       
 重量部ゴム(SBR/NRのブレンド)      
     100レオゲン(可塑剤)        
           2ステアリン酸       
               1酸化亜鉛     
                   5エージライ
ト(Agerite)レジンD(酸化防止剤)  1パ
ラフラックス(可塑剤)              
  7サンデックス790(可塑剤)        
      7カーボン(SRFブラックN−770)
         25カーボン(FEFブラックN−
550)         20アマックス(促進剤)
                  1.25硫黄 
                         
2.25メチルツアズ(促進剤)          
       0.2*The Vanderbit 
Handbook,Babbit,R.編集、R.T.
Vanderbilt Co.,1978年。
コードに関するH−引張試験(ASTM D−2138
)結果および布帛■1でつくったコンベヤーベルトサン
プルおよび布帛■7でつくったコンベヤーベルトサンプ
ル(第二サンプル)に関する剥離接着試験(ASTM 
D−413−76)結果を、下記に示す。
AAポリエステルのコードと前記ゴム原料間の接着性を
、ASTM D−2138H−引張試験(その詳細は本
文で完全に記載されているかの如く参考として引用)に
規定されているように加硫サンプルで試験した。
例1Aの一段浸漬液を用いてコードを被覆し、例1の条
件で乾燥、ヒートセットし、ゴムに埋め込み加工した(
第一サンプル、従来技術一段浸漬液)。例1Bの一段浸
漬液を用いて前のコードと同じパッチからのコードを同
じ条件で被覆し、被覆コードを同じゴム原料に埋め込み
、前の(第一)サンプルと同じ条件で加硫した。第一お
よび第二サンプル(一段浸漬法、本発明)に関する結果
を下記に示す。
H−引張試験5回の平均                  非AAコード A
Aコード第一サンプル(従来技術一段浸漬液)  13
lb  21lb第二サンプル(一段浸漬液、本発明)
  21lb  23lb第二サンプルのH−引張試験
結果は第一サンプルのそれより大きいことが明らかであ
る。さらに、引張り出されたコードを視覚検査すると、
コードは黒色でゴムで被覆されており、これは凝着破損
であることを指摘するものである。
AAポリエステルの同じロールからのAA布帛の2つの
部分間の剥離接着力を、例1Bと同様にして硬化した布
帛(ロール■1、本発明、一段)を前記ゴム原料に埋め
込み、加硫することにより比較した。同様に、布帛の一
部を例1Aと同様にして処理し(ロール■7、従来技術
一段)、同じゴム原料に埋め込み、同一条件で加硫した
。ASTM D−413−76(その詳細は本文に完全
に記載されているかの如く参考として引用)に記載され
ているように調整した加硫ゴムのストリップを試験した
。結果を下記に述べる: 剥離試験5回の平均 ロール■7からのサンプル(従来技術一段浸漬液) 5
0lb/inロール■1からのサンプル(本発明、一段
)    65lb/in本発明の浸漬組成物で処理し
た布帛を用いたサンプルに対する剥離試験は優れた接着
性結果を与えることが明らかである。剥離試験後ロール
■1からの、布帛を視覚で検査すると凝着破損であるこ
とが分った。ロール■7からのサンプルは接着層破損を
示した。
ケプラー(商標名)1500/2として市販されている
アラミド糸でつくったコードおよび布帛で得た結果によ
れば、本発明の一段浸漬液を被覆したコードおよび布帛
の各H−引張力および剥離接着力は、1ミクロンより大
きいRBP粒子を含有しかつ常用の分散剤および界面活
性剤を含む従来技術組成物を被覆したコードおよび布帛
に比較して大幅に大きかった。本発明の一段浸漬浴の場
合すべてのサンプルは接着破損で破壊した。
例2 二段法を用いて従来技術第一段浸漬液および本発明の第
一浸漬液で非AAポリエステルの不織布の部分を被覆し
、結果を比較した。第一浸漬液をここでは水性接着剤分
散液と呼ぶが、しかしジエン重合体のラテックスを含ま
ない。
A ”Dipping Systems”Vol No
.1,表1,2頁(3月、1977年)、Kopper
s Resins 出版、(この記載は本文に完全に記
載されているかの如く参考として引用)に記載されてい
る処方に従って第一浸漬液を調整した。しかしながら、
ハイレン(商標名)MPフェノールでブロックせるMD
I粒子の代りに、1〜3ミクロンのカプロラクタムでブ
ロックせるRBPを用いた。第一浸漬液の組成は次のよ
うであった:RBP、エクスポン(商標名)812樹脂
、ゴムトラガシンス(2%)および脱イオン水、各々3
.6、1.36および0.04部(乾量基準)。
布帛を第一浸漬液中で張力下で被覆し、149℃(30
0°F)で3分未満乾燥し、232℃(450°F)で
3分未満ヒートセットした。
次いで、乾燥布帛を、前記Kopper小冊子の3頁表
IIに記載されているように処方された第二浸漬液中で
被覆した。この浸漬液の樹脂溶液は次のような配合であ
った: ペナコライトレジンR−2200(70%)、水酸化ナ
トリウム(50%)、ホルムアルデヒド(37%)およ
び脱イオン水、各々18.0、0.6、12.2および
1.75部(湿量基準)。R/F/L混合物はビニルピ
リジンラテックス(41%)、水酸化アンモニウム(2
8%)および脱イオン水を、各々244.0、12.0
および69.4部(湿量基準)含有した。
第二浸漬液で被覆した布帛を前述したように張力下で3
00°Fで乾燥し、次いで232℃(450°F)でヒ
ートセットした。再びフレークの存在が認められた。
硬化布帛を、コンベヤーベルトの製造で前述したような
高級ゴムに埋め込み、その加硫部分を試験した所、接着
層破損で破壊したことが判明した。
B 前記と同じ方法で、第二の場合では前記例2Aと同
じ第一浸漬液を用いた。しかしながら、この場合、RB
P粒子の大部分は1ミクロン未満であり、ゴムトラガシ
ンスの代りに、等重量部のデシノールおよびゲルバトー
ルを用いた。布帛をこの第一浸漬液で被覆し、149℃
(300°F)で乾燥した。
次いで、乾燥布帛を、前記2Aの第二浸漬液と同じ組成
の第二浸漬液で被覆した。第二浸漬液で被覆した布帛を
149℃(300°F)で乾燥し、232℃(450°
F)で硬化した。布帛の表面にはフレークは見られなか
った。硬化布帛をゴムに埋め込み、前と同様にしてコン
ベヤーベルトを形成し、加硫ベルトの一部を試験した。
このベルトは凝着破損で破壊した。
ケブラー(商標名)1500/2として市販されている
アラミド糸でつくったコードおよび布帛に関して得られ
た結果によれば、この例2Bで前述と同様にして二段浸
漬液で被覆したコードおよび布帛の各H−引張力および
剥離接着力は、1ミクロンを超えるRBP粒子および常
用される分散剤および界面活性剤を含有する従来技術第
一浸漬組成物で被覆したアラミドコードおよび布帛に比
較して大幅に大きいことが分った。サンプルはすべて凝
着破損で破壊した。
特許出願人 ザ ビー・エフ・グツドリッチ カンパニー11を許出
)頭代理人 弁理士 青  木     朗 弁理士 西  舘  和  之 弁理士 内  1) 幸  男 弁理士  山  口  昭  之 弁理士 西  山  邪  也

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ポリエステルまたはアラミド繊維でつくった布帛ま
    たはコードを複数の浴の第一浴被覆するための、下記水
    性接着剤分散液からなることを特徴とする接着剤組成物
    : (a)ポリイソシアネートを、それと付加反応し得るブ
    ロッキング剤で可逆的にブロックすることによって形成
    された固体の可逆的にブロックせるポリイソシアネート
    (RBP)であって、その一次粒子の大部分が1ミクロ
    ン未満の平均直径を有するRPB;および (b)実質的に、(イ)表面活性特性を本質的に持たな
    い分散剤および(ロ)複数個の脂肪族性ヒドロキシル(
    OH)基および20個未満の直鎖炭素原子を有している
    界面活性剤からなるヒドロカルビル分散剤 を含む粘度25cps未満の水性接着剤分散液であって
    、該分散液中に存在する前記分散剤およびRBP粒子の
    量は、該分散液の粘度を15%を超えて増大させるには
    不十分であり、ひいては、前記RBPは該分散液に渦を
    生じさせるのに必要な撹拌より低度の撹拌によって実質
    的に均質に分散して懸濁状態に保持されている水性接着
    剤分散液。
  2. 2.前記複数個の脂肪族性ヒドロキシル基の少なくとも
    1つは、前記RBPがブロックを解かるる温度より高い
    温度において前記RBPと反応し得る反応性ヒドロキシ
    ル基である特許請求の範囲第1項に記載の組成物。
  3. 3.前記RBPがアルキルケトキシムおよびカプロラク
    タムからなる群より選ばれるブロッキング剤でブロック
    されている特許請求の範囲第1項に記載の組成物。
  4. 4.前記反応性ヒドロキシル基が鎖炭素原子に結合して
    いる特許請求の範囲第2項に記載の組成物。
  5. 5.前記界面活性剤がアルキルアリールポリエーテルス
    ルホネートおよびアセチレン系カルビノールからなる群
    より選ばれる特許請求の範囲第2項に記載の組成物。
  6. 6.前記分散剤がポリアルキレンオキシドグリコール、
    カルボン酸とホルムアルデヒドとの共重合体および多価
    アルコールからなる群より運ばれる特許請求の範囲第2
    項に記載の組成物。
  7. 7.前記多価アルコールが分子量が約10,000〜約
    500,000のポリビニルアルコールである特許請求
    の範囲第6項に記載の組成物。
  8. 8.前記アセチレン系カルビノールが2,4,7,9−
    テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオールである特
    許請求の範囲第7項に記載の組成物。
  9. 9.ポリエステルまたはアラミド繊維でつくられた布帛
    またはコードを単一浴(一段浸漬液)で被覆するための
    、下記水性接着剤分散液からなることを特徴とする接着
    剤組成物: (a)ジエン重合体の接着剤ラテックス;(b)ポリイ
    ソシアネートを、それと付加反応し得るブロッキング剤
    で可逆的にブロックすることにより形成された固体の可
    逆的にブロックせるポリイソシアネート(RBP)であ
    って、その一次粒子の大部分が1ミクロン未満の平均直
    径を有するRBP;および (c)実質的に(イ)表面活性特性を本質的に持たない
    分散剤および(ロ)複数個の脂肪族性ヒドロキシル(O
    H)基および20個未満の直鎖炭素原子を有している界
    面活性剤からなるヒドロカルビル分散剤 を含む粘度25cps未満の水性接着剤分散液であって
    、該分散液中に存在する前記分散剤およびRBP粒子の
    量は該分散液の粘度を15%を超えて増大させるには不
    十分であり、ひいては、前記RBPは該分散液に渦を生
    じさせるのに必要な撹拌より低度の撹拌で実質的に均質
    に分散して懸濁状態に保持されている水性接着剤分散液
  10. 10.前記複数個の脂肪族性ヒドロキシル基の少なくと
    も1つが、前記RBPのブロックが解かれる温度より高
    い温度において前記RBPと反応し得る反応性ヒドロキ
    シル基である特許請求の範囲第9項に記載の組成物。
  11. 11.前記RBPがアルキルケトキシムおよびカプロラ
    クタムからなる群より選ばれるブロッキング剤でブロッ
    クされている特許請求の範囲第9項に記載の組成物。
  12. 12.前記反応性ヒドロキシル基が鎖炭素原子に結合し
    ている特許請求の範囲第10項に記載の組成物。
  13. 13.前記界面活性剤がアルキルアリールポリエーテル
    スルホネートおよびアセチレン系カルビノールからなる
    群より選ばれる特許請求の範囲第10項に記載の組成物
  14. 14.前記分散剤がポリアルキレンオキシドグリコール
    、カルボン酸とホルムアルデヒドとの共重合体および多
    価アルコールからなる群より選ばれる特許請求の範囲第
    10項に記載の組成物。
  15. 15.前記多価アルコールが分子量約10,000〜約
    500,000のポリビニルアルコールである特許請求
    の範囲第14項に記載の組成物。
  16. 16.ポリエステルまたはアラミド繊維でつくった織物
    、不織布もしくは編物(以下、これらを「布帛」という
    )、またはコードでゴム製品を強化する前に、前記布帛
    またはコードに接着剤を被覆するための、下記(a),
    (b),(c),(d)および(e)工程を含むことを
    特徴とする二段被覆法。 (a)前記布帛またはコードを複数の浸漬液の第一浸漬
    液に浸漬する工程、ここで該第一浸漬液は、(i)ポリ
    イソシアネートを、それと付加反応し得るブロッキング
    剤で可逆的にブロックすることにより形成された固体の
    可逆的にブロックせるポリイソシアネート(RBP)で
    あって、その一次粒子の大部分が1ミクロン未満の平均
    直径を有するRBP:および、 (ii)実質的に、(イ)表面活性特性を本質的に持た
    ない分散剤および(ロ)複数個の脂肪族性ヒドロキシル
    (OH)基および20個未満の直鎖炭素原子を有してい
    る界面活性剤からなるヒドロカルビル分散剤 を含む粘度25cps未満の水性接着剤分散液であって
    、該分散液中に存在する前記分散剤およびRBP粒子の
    量は該分散液の粘度を15%を超えて増大させるには不
    十分である水性接着剤分散液からなる。 (b)前記第一浸漬液で被覆した布吊またはコードを1
    21.1℃(250°F)以上の温度で3分未満乾燥し
    、次いで、繊維に有害な温度より低い温度で乾燥布帛ま
    たはコードを熱固定する工程;(c)前記乾燥布吊また
    はコードを、接着剤レゾルシノール/ホルムアルデヒド
    /ジエン別合体ラテックス(R/F/L)組成物を含む
    第二浸漬液に侵漬する工程; (d)前記布帛またはコード上の前記R/F/Lを12
    1℃(250°F)以上の温度で3分未満乾燥する工程
    ;および (e)前記乾燥布帛またはコード上の前記R/F/Lを
    、前記RBPのブロックが解かれる温度より高い温度で
    前記布吊またはコード上でフレーキングを引き起すこと
    なく熱固定し、それによって前記強化製品が凝着破損に
    よって破損するようにする工程。
  17. 17.ポリエステルまたはアラミド繊維でつくった織物
    、不織布もしくは編物(以下、これらを「布帛」という
    )、またはコードでゴム製品を強化する前に、前記布帛
    に接着剤を被覆するための、下記(a),(b)および
    (c)工程を含むことを特徴とする一段被覆法: (a)前記布吊またはコードを単一浸漬液に浸漬する工
    程、ここで該第一浸付液は、 (i)ジエン重合体の接着剤ラテックス;(ii)ポリ
    イソシアネートを、それと付加反応し得るブロッキング
    剤で可逆的にブロックすることにより形成された固体の
    可逆的にブロックせるポリイソシアネート(RBP)で
    あって、その一時粒子の大部分が1ミクロン未満の平均
    直径を有するRBP;および (iii)実質的に、(イ)表面活性特性を本質的に持
    たない分散剤および(ロ)複数個の脂肪族性ヒドロキシ
    ル(OH)基および20個未満の直鎖炭素原子を有して
    いる界面活性剤からなるヒドロカルビル分散剤 を含む粘度25cps未満の水性接着剤分散液であって
    、該分散液中に存在する前記分散剤およびRBP粒子の
    量は前記分散液の粘度を15%を超えて増大させるには
    不十分である; (b)前記単一浸漬液で被覆した前記布帛またはコード
    を121.1℃(250°F)以上の温度で3分未満乾
    燥する工程;および (c)前記乾燥布帛またはコード上の前記R/F/Lを
    、前記RBPのブロックが解かれる温度より高い温度で
    前記布帛またはコード上でフレーキングを引き起すこと
    なく熱固定し、それによって、前記強化製品が凝着破損
    によって破損するようにする工程。
  18. 18.コンベヤーベルト等の強化用織物、不織布または
    編物(以下、こレらを「布帛」という)であって、該布
    帛は、(a)ジエン重合体の接着剤ラテックスに、(b
    )ポリイソシアネートを、それと付加反応し得るブロッ
    キング剤で可逆的にブロックすることにより形成された
    固体の可逆的にブロックせるポリイソシアネート(RB
    P)であって、その一次粒子の大部分が1ミクロン未満
    の平均直径を有する RBP、および(c)複数個の脂
    肪族性ヒドロキシル(OH)基層および20個未満の直
    鎖炭素原子を有する界面活性剤(該ヒドロキシル基の少
    なくとも1個は前記RBPのブロックが解かれる温度よ
    り高い温度で前記RBPと反応し得る反応性ヒドロキシ
    ル基である)を分散させた分散液で被覆されており、前
    記界面活性剤の量は前記布帛の約1重量%未満であり、
    前記被覆は前記布帛の10重量%未満の量であって熱固
    定されている強化用布帛。
JP58187736A 1982-10-08 1983-10-08 布帛またはコ−ド被覆用接着剤組成物およびそれを用いた被覆方法、ならびに被覆された布帛またはコ−ド Pending JPS5993774A (ja)

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