JPS5992961A - セメント固定遅延剤組成物 - Google Patents

セメント固定遅延剤組成物

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JPS5992961A
JPS5992961A JP17906283A JP17906283A JPS5992961A JP S5992961 A JPS5992961 A JP S5992961A JP 17906283 A JP17906283 A JP 17906283A JP 17906283 A JP17906283 A JP 17906283A JP S5992961 A JPS5992961 A JP S5992961A
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surfactant
polymer
cement
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composition according
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JP17906283A
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マ−ク・エイ・ホルムズ
ベツチイ−・ブイ・ソゴ−
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Diamond Shamrock Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B40/00Processes, in general, for influencing or modifying the properties of mortars, concrete or artificial stone compositions, e.g. their setting or hardening ability
    • C04B40/06Inhibiting the setting, e.g. mortars of the deferred action type containing water in breakable containers ; Inhibiting the action of active ingredients
    • C04B40/0633Chemical separation of ingredients, e.g. slowly soluble activator

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、改良された水硬性セメント組成物、特に硬化
速度全署るしく遅延させた界面活性剤含有セメント組成
物に関する。
セメント、水および場合によっては砂、砂利などの骨材
を會む水硬性セメントが、混合後間もなく、セメントの
固定ないし硬化によってI&勤性を失うことは周知であ
る かエラな流動性喪失は、セメント組成物を注入ない
し打込みしようとする場合問題である。セメント組成物
の流動性喪失を当業界では一般にスランプロスと好んで
いる。セメント材との混合と注入もしくは打込みとの間
に不可避的に若干時間がある場合には、たとえば水の象
加などKより材の流動性を維持する工程を採用するのが
普通である。だが、水の添加は水セメント化の増加とな
り、通常は最終産品すなわち構造物の強度低下お工び収
縮亀裂の増加を招く。別法としては、セメント組成物混
合の間に固定遅延剤を〃aえることが笑施されており、
この方が水の添加よりも好ましい。だが、この方法も、
セメント組成物の所望の流動性(jなわちスランプ)を
十分に維持できる量の遅延剤7に添加すると、セメント
組成Thはしばしば硬化不良になったり、さらに硬化不
能になったりするから、到底満足できるものではなかっ
た。
近年、各棟の型の分散剤すなわち界面活性剤のいずれか
一つ全配合することに、J:クセメント調合物の#、勤
注喪失を大巾に減少でさることがわかった。そのため、
セメント混合物のスランプロスを防止しかつ同時にセメ
ントミックスに適正な泥動性を付与するのに必要な水の
量を減少する目的で、いろいろな界面活性剤が用いられ
ている。そのような界面活性剤の一つとして、組合した
ナフタレンスルホン酸の塩、すなわち2個またはそれ以
上のナンタレン環がメチレン基で架橋されてなるす7タ
レンスルホン酸アルキル類の一員がある。ナフタレンス
ルホン酸の縮合生成物のアルカリ金属塩の製法およびこ
れをセメント粒の可塑性を増強するための分散剤として
粗いることを最初に開示した文献は、1968年12月
24日付けのTuckerらへの米国特許第2,141
,569号であろう。この界面活性剤の同様な用途は、
たとえば1976年5月4日付けの米国特許第 3.954,491号にも記載がある。前記ナフタレン
スルホン酸アルキルのナトリウム墳ハ、作業可能なセメ
ント混合物の形成に必要な水の量を減少するのに有効で
あるが、このような作用効果が得られるのけ、混合物調
製後約1時間までにすぎない。それ以後はミックスの#
L動性が急激に低下し、ミックスの注入は極めて困難に
なる。
それ故、本発明の一つの目的は、調製後少くとも2時間
はポンゾ作業が可能のままであるコンクリート混合物を
提供することである。
本発明のいま一つの目的は、デーシング水減少剤として
制限開放型のスルホン化ナフタレンホルムアミド縮合物
のナトリウム塩を配合した水性コンクリート混合物を提
供することである。
本発明にあっては、スルホン化ナンタレンホルムアルデ
ヒド縮合物のナトリウム塩をある種の水溶性ポリマーの
一つから形成したマ) IJックス内にカシセル化する
ことにより、当該界面活性剤を制限開放型にする。界面
活性剤をカプセル化して用いるのでコンクリート混合物
の所望の流動性を維持する界面活性剤の作用は十分な時
間すなわち2ないし6時間と長くなジ、その間に施工す
べき特定の場所に当該コンクリート混合物を容易に適用
できることになる。
本発明のその他の利点は、付図および以下の詳細な説明
にエフ明らかになるであろう。第1図は、カシセル化し
た界面活性剤を配合したセメント混合物の延長された作
業可能(粘度回復ン時間を、対照すなわちカプセル化し
ない界IIIJ活性剤全言むセメント混合物のそれど比
較して示すダラフであり、第2図は、カプセル化した界
面活性剤金言むセメント混合物の粘度回復時間(作業可
能時間)全、界面活性剤のみをまたは界面活性剤と水溶
性ポリマーとの物理的混合物を含むセメント混合物と比
較して示すグラフである。
本明細書で用いる「セメント」なる語は、ボートラン1
セメント、水硬性ライム、天然セメントなどのようなケ
イ酸塩セメント組成物をいう。捷た、「コンクリート」
なる語は、粗骨材および/l′fc、ld細骨材とセメ
ント基材との混合物であって、硬化すればたとえば土木
建築工事における建材として有用な範囲の強度を有する
もの全意味する。
セメント基材は、水、セメントおよび特別な性質設計に
望まれるまたは必要な任意のその池の成分力)らなる。
コンクリートに関して用いる「スランプ」なる語は、新
しく混合したコンクリートの円錐が自重によってたわむ
距離(巣位はインチまたは6n)のことである。この「
スランプ」はコンクリート材のコンシスチンシイないし
流動性の指標であると同時に混合後いろいろな時間にお
ける適用に対する相対的なポンプ作業性についての若干
の情報を提供するものである。「ポンプ作業性」なる飴
は、ミックスのモルタル部から水が失われることによる
適贋の浸出や骨材分離によってパイグラインを閉塞する
ことなく、パイプライン′!i1″通してポンプ輸送で
きるコンクリートミンクスの適性を意#、する。
既述のとおり、ナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒ
ドとの縮合生成物はセメント粒子用界面活性剤ないし分
散剤と1−で有用であり、得られるセメントペーストに
水の使用量が比較的少くても適当な作業性全付与し刀・
つペーストの流動性を増加することは既に仰られていた
。本発明は、前記ナフタレンスルホン酸とホルムアルデ
ヒドとの縮合物のアルカリ金属塩を、後述するある種の
水浴性ポリマーの一つのマトリックス内にカプセル化し
た形で使用するなら、セメント基材混合物に所望の作業
性を付与できる時間が長くなるという発見に基づく。ケ
ゞ−ソング水の使用量が少い場合でも、カプセル化した
界面活性剤を言むセメント混合物の作業適性は、カフ′
セル化しない界面活性剤をざむセメント混合物に比べ、
実質的に長時間持@する。本明細書で用いる「ゲージン
グ水」なる飴は、反応水以外の、セメント(唸たはコン
クリート)調合物に流動可能なすなわちポンプ輸送可能
なコンシスチンシイを与えるのに必要な量の水をいう。
ケゞ−ゾ水の使用量が少ければ、もちろんのことである
が、最終コンクリート建造物の強度が大きくなる。
本明細書で用いる「ナフタレンスルホン酸とホルムアル
デヒドとの縮合生成物の塩」なる語は、かような縮合生
成物のナトリウム塩およびカリウム塩のようなアルカリ
金属塩や、カルシウム塩のようなアルカリ土類金属塩を
いう。かような塩は、2個以上のナフタレン環′ff:
1個以上のメチレン基で架橋してなるアルキルナフタレ
ンスルホネート縮合物類に属するメンバーである。メチ
レンナフタレンスルホン酸は次のような構造式である。
この類に属するその他のメンバーは、組成が不特定であ
り、ナフタレン、ホルムアルデヒドおよび硫酸を一緒に
加熱することによジまたはナフタレンスルホン酸とホル
ムアルデヒドとを加熱することにエフ製造できる。この
ようにして前記の基本的構造式のようにしているいろな
数のす7タレン環全メチレン基で架橋できる。
スルホン化ナフタレンホルムアルデヒド縮合物のナトリ
ウム塩はbろいろな商品名で市販されており、当業界で
周知である。それらは、縮合したモノナフタレンスルホ
ン酸のナトリウム塩、スルホン化ナフタレンホルムアル
デヒド縮合゛物のナトリウム塩、縮合したナフタレンス
ルホン酸のナトリウム塩およびナフタレンホルムアルデ
ヒドスルホン酸ナトリウムといったいろいろな化学名で
呼ばれてきた。
これらは、ホルムアルデヒドとナフタレンスルホン酸と
を麦省1モル当り前者1なりL3モルのモル比で、典型
的には60°ないしioo℃好1しくは800ないし1
00℃の温度で反応させることにエフ製造できる。反応
時間は、製造される重合体濃縮物に所望の平均分子量に
より、変るであろう。本明細書では、米国特許第3,2
77,162号(1966年10月4日付Johnso
n に付与)に記載の如く粘度測定によりまたはゲル浸
透クロマトグラフィに、C9分子量を決定するものとす
る。
後者の方法では重合体材料中に存在する晶成分をそれぞ
れの有効分子量に応じて分離する。与えられた均質重合
体種に対しては、分子量はその分子量に直接関連するか
ら、分子量プロフィルのプロットはそのま1いろいろな
分子量プロフィルのプロットとみることができる。この
測定法は、Schwartzらへの1979年12月4
日付は米国特許第4,177,243号に詳しく記載さ
れているから、同特許を参照されたい。
ナフタレンホルムアルデヒドスルホン酸ナトリウム界面
活性剤をコンクリート混合物中に配合すると、コンクリ
ート混合物から作業可能なスラリーを形成Tるのに必要
な水の量が減少するが、この効果の持続性は、本発明に
したがい、その界面活性剤をカプセル化した形で用いる
ことに、cv著るしく延長Tる。界面活性剤をカプセル
化するための満足できるメディアは、コンクリート組成
物中の水にたξける際に徐々に界面活性剤を放出するあ
る種の水浴性ポリマーである。カプセル形成物質として
満足できる水溶性ポリマーの具体例としては、ポリビニ
ルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリアクリル
アミド、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシエチルセル
ロースおよびヒドロキシプロピルセルロースがある。こ
れらのうち、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミ
ド、ポリビニルピロリドンおよびヒドロキシエチルセル
ロースが今のところ好ましい。用いるポリマーの種類に
よるが、好丑しいものの平均分子量は100.000以
下、特に好1しくは50,000以下である。
本発明のセメント添加剤は通常次のようにして製造でき
る。丁なわち、まず選択したポリマーを水に溶かし、次
いでそのポリマー溶液に乾燥した界面活性剤を添加し、
そしてその溶液全十分にかきまぜて界面活性剤を溶か丁
。もし必要なら、重量の水を加えて溶液を稀釈し、液中
の気孔を液面に上昇させそして逃散させる。
一般に界面活性剤1ないし4重社部に対し、水溶性ポリ
マー約1重量部を用いる。好1しくは、ポリマーでカプ
セル化した界面活性剤は、重量で2.5ないし3部の界
面活性剤あたり1部のポリマーを官有する。最後に溶液
を乾燥し、粉砕し、そして篩別して所望の粒子サイズ範
囲の添加剤粒字全得る。
セメント調合¥/Jを製造するには、粉砕し篩別した本
発明の添加剤を一般には乾燥セメントの約0.10ない
し約0.60重量慢好1しくは0.15ないし0.20
重被チにあたる量用いる。適切なポリマーカプセル化界
面活性剤の平均粒子サイズについては、平均粒子サイズ
が約500な?L1500ミクロンであれば、その工9
な添加剤粒子を配合したコンクリートの固定時間を、カ
プセル化しない界面活性剤を含むコンクリート混合物の
固定時間の約30%ないし約20%遅くTる。71=、
!:うな平均粒子サイズ範囲のうち、平均粒子サイズが
約800ないし1400ミクロンであるカプセル化した
界面活性剤を含有するコンクリート混合物は固定時間の
遅れが最も大きいことがわかった。それ故、平均粒子サ
イズが800ないし1400ミクロンであるカプセル化
した界面活性剤が、目下のところ好ましい本発明のセメ
ント添加剤である。
本発明のカプセル化した界面活性剤によるセメント混合
物の固定時間遅延とは対照的に、第2図に示す如く、界
面活性剤とカプセル化ポリマーとの物理的混合物は、こ
れをセメント混合物に配合しても、混合物の固定時間を
顕著に遅延させることはない。
本発明のカフ0セル化した界面活性剤を用いれば、施工
者は、所望のコンクリート混合物を中央の混合場所で調
合し、次いでその完全に調合したコンクリートを作業現
場までかなりな距離輸送し、そして作業現場で容易に施
工できる。コンクリートの作業性を確保するために、現
場で何ら力・の成分を加える必要や、現場へ輸送の間に
何らかの成分全計量添力口する必をばなくなる。本発明
のカプセル化した添加剤はポリマーマトリックスがコン
クリートミックスの水中に可溶化するにつれ、界面活性
剤全ミックス中へ徐々に放出する。そのため、コノクリ
ート調合物の同化時間を遅延させる界面活性剤の効能が
長く持続するのである。
例1 カプセル化界面活性剤の製造 ポリビニルピロリドンの45重鼠係水浴液を製造した。
用いたp’vpは、ゼネラル−アニリン・アンド・フィ
ルム社製のグレ−ドに26−28で、平均分子量は約4
0,000であった。そのPvP浴液Z169を水50
ゴに添カロした。得られた混合物をかき壕ぜて、単相溶
液にしたつ別途、スルホン化ナフタレンホルムアルデヒ
ド縮合物のナトリウム塩(ダイヤモンド・ジャムロック
社のプロセス・ケミカル部製のLOMARD ) 10
.155’を水62ゴに添加し、かきまぜて界面活性剤
を全部浴かした。次いでポリマーと界面活性剤との重量
比が1:約6.17となるように界面活性剤浴液をポリ
マー溶液に加え、均一な液になる捷で攪拌した。
得られた液を62℃で真空乾燥した。得られた硬いこは
く色のプラスチック塊を粉砕し、篩別して平均粒子サイ
ズが840ないし1400ミクロンのボリマーカグセル
化界面活性剤粒子を得た。
例2−7 他の水溶性ポリマーをマトリックスとして用いた以外は
前記と略々同様にして、他のカプセル化界面活性剤試料
を製造した。これらの例では、特記しない限り、スルホ
ン化ナフタレンホルムアルデヒド縮合物のナトリウム塩
、すなわちLOMARD!−1:、水溶液からではなく
乾燥粉末としてポリマー溶液に加えた。ポリマーと界面
活性剤とを十分に混合した後、溶液を真空乾燥し、粉砕
して、粒状カプセル化界面活性剤を均質粉末として得た
得られた結果は、次のとおりであった。
a−20/30グレード、平均分子量io、oo代モン
サントケミカル製 b−CARBOWAX 14000  (平均分子量)
、ユニオンカーバイド製 c−CYANOMERP35、平均分子量40.ODD
アメリカンサイナミンド製 d−LFグL/−4、平均分子量90,000゜パーキ
ュリース製 e−KLUCEL LFグレード平均分子量100.0
00、バーキュリース製 f −NATRO8OL 250、パーキュリース製g
−50重量%水溶液を102 h−61重量%水溶液を302 例6 f3’ll 1−7のポリマーカプセル化界面活性剤産
品がセメントスラリの固化時間を遅延する効果の指標と
して、粘度回復テスト全行った。このテストでは、前記
界面活性剤マトリックスの試料をセメントスラリに加え
、各セメントミックスが再度初期粘度になるまでの所要
時間を測定した。対照として界面活性剤のみを含有する
セメントスラリの粘度回復時間も測定した。各カプセル
化界面活性剤試料お工び対照試料について行ったテスト
手順は次のとおりであった。
1、 タイプ■の正規のボートランドセメント(300
r)を水(154m)に加え、得られたスラリを6分間
かきまぜた。
2、 10 rpmの′=#2スピンドルを備えたBr
ookfiebd粘度計を用いて、(ダイヤルを6回転
後)そのスラリの初期粘度測定を行った。
6、 カプセル化界面活性剤試料をセメントスラリに界
面活性剤として0.45f(たとえば試料がLOMAR
D  を75重量係含む場合には0.6tの試料を)加
え、添加時点から1分間スラリをかきまぜた。
4、スラリの粘度を前記のようにして測定した。
5、スラリを10分間放置し、1分間攪拌し、そして再
び粘度を測定した。
この工程の操作(−1″′なわち、10分間放置−1分
間攪拌−粘度測定)を粘度が初期の値に戻る筐で反復し
た。
比較のために、各ポリマー0.159とLOMARD 
 O,45tを答器にと!llかきまぜることにより、
ポリマーとLOMARD  との物理的混合物を作成し
た。各混合物をセメントスラリに加え、そして前記のよ
うにして粘度回復時間を測定した。
セメントスラリ試料に対して得られた回復時間は次のと
おりであった。なお、示した値は2回のテストの平均で
ある。
上表の粘度回復時間測定結果の比較データかられかるよ
うに、ポリマーカプセル化界面活性剤がセメントスラリ
の固定を遅延させる効果は、大抵の場合、界面活性剤単
独を配合したセメントスラリの粘度回復時間よりも20
0%以上大である。
界面活性剤をそのまま加えたセメントスラリも、ポリマ
ーでカプセル化した界面活性剤を加えたセメントスラリ
も、初期粘度はかなり高い。どのスラリも、やがて、界
面活性剤の存在により粘度が低下する1、その後粘度が
上昇するが、対照スラリは、約77分で初期粘度を回復
する。ポリマーと界面活性剤との混合物を加えにスラリ
は、初期粘度の回復がいくらか遅い。ところが、ポリマ
ーでカプセル化した界面活性剤ヲ含むスラリは初期粘度
の回復がさらに遅<、117−238分の時間を要する
これらの現象を第1図および第2図にグラフ入水する。
第1図に、飄スラリの粘度を、スラリ調製後の経過時間
に対してプロットする。界面活性剤単独を加えた対照ス
ラリは、かなり鋭い急なカーブSに示される如く、初期
粘度を7+aなジ急速に回復する。これに対し、ヒドロ
キシエチルセルロース・ポリビニルピロリドンおよびポ
リアクリルアミド中に界面活性剤をカプセル化したもの
を配合したセメントスラリ(それぞれ試料A、Bおよび
C)は、これらのスラリの粘度と回復時間との関係を示
’f’工9緩やかな広がった力〜ブかられかるように、
最低粘度に到達するのにかつとジわけ初期粘度を回復す
るのに、より長時間を要する。
第2図は、ポリビニルアルコール中にカプセル化した界
面活性剤(カーブE)を加えたことによるセメントスラ
リの固定時間の遅れを、界面活性剤と同ポリマーとの混
合物(カーブM)また界面活性剤単独(カーブS)′f
!c加えたことによるセメントスラリの固定時間の遅れ
と対比して示すものである。本発明のカプセル化した界
面活性剤を加えたスラリは、界面活性剤とポリマーとを
物理的に混合したものを加えたスラリーに比べ、初期粘
度を回復する時間が約1時間も長すことがわかる。
これは、コンクリート混合物の調製から適用1での作業
可能時間の延長を意味するものである。
例9 本発明のカプセル化した界面活性剤添加剤によるコンク
リート混合物の固定時間延長効果をさらに示す目的で、
これを添加したコンクリートスラリーのグラフf特性を
測定した。
用いたスランプテストは、ASTM表示番号C143−
78の「ボートランドセメントコンクIJ −トのスラ
ンプ」によった。用いた円錐金型の内径は、基部で7 
cm %頂部で6 cnrて・あった。コンクリートス
ラリー試料の金型への充填、つき固め、離型、スランプ
の測定および配縁は、ASTM法にしたがって実施した
。スランプは金型の頂部と試料の頂面の変にした原の中
心との鉛直距離を測定することによす求めた。経時測定
のために、界面活性剤と同一ポリマーマトリックスとか
らなるコンクリートスラリーをいくつも出社した。調製
後試料を貯え、表示した時間の経過後スランプを求めた
。結果は次のとおりであった。
表6 対照 −−22,917,25,0− 1′す””     19.05 21.6   17
.8   15.2アルコール 2  ポリアクリルアミド  7.62   6.4 
    2.54   −衣6のデータによれば、ポリ
ビニルアルコールマトリックス内にカプセル化した界面
活性剤を配合したコンクリートスラリーは、どの時点に
おいても、界面活性剤単独を配合したスラリー、Bも大
なるスランプを示したことがわかる。ポリアクリルアミ
ドやヒドロキシエチルセルロースにカプセル化した界面
活性剤を配合したコンクリートスラリーは、対照試料に
比べ大きなスランプを示さなかった。だが、これらのス
ラリーは、(表2に示した如く)対照試料よりも粘度回
復時間が長く、実質的に、Cす長時間作業可能性お工び
ボンダ輸送可能性全持続した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるカプセル化した界面活性剤を配合
したセメント混合物の延長された粘度回復時間を、対照
すなわちカプセル化しない界面活性剤を配合したセメン
ト混合物のそれと比較して示すグラフであり、 第2図は本発明のカプセル化した界面活性剤を含むセメ
ント混合物の粘度回復時間を、界面活性剤のみまたは界
面活性剤と水溶性ポリマーとの物理的混合物efむセメ
ント混合物のそれと比較して示すグラフである。 特許出願人  ダイヤモンド・ジャムロック拳コーポレ
ーション (外6名) S’JD ’″31tx− 手続補正書 nり′Iぜ 1、事件の表示 昭和りt年特許願第1Zヌρ、(U  号2、発明の名
称 乞メン固定亙災吐午」季□戦′物 ろ、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 Zオ乍りオヤモンド・ンヤムロツタ、コー漆0/−7ヨ
ン4、代理人

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 コンクリート調製用セメントスラリーに退散の水
    を添加してその流動性を維持することではなく、当該ス
    ラリーの固定時間を遅延する粒状の添加剤組成物であっ
    て、水溶性ポリマーでカプセル化した界面活性剤から本
    質的になり、前記界面活性剤はスルホン化ナフタレンホ
    ルムアルデヒド縮合物のアルカリ金属塩であり、そして
    FMJ記水浴性ポリマーはポリビニルピロリドン、ポリ
    ビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、ヒド
    ロキシグロビルセルロースおよびポリアクリルアミドか
    らなる群から選んだものであるセメント固定遅延剤組成
    物。 2、界面活性剤がスルホン化ナフタレンホルムアルデヒ
    ド縮合物のナトリウム塩である特許請求の範囲第1項記
    載の組成物。 3、界面活性剤全カプセル化するポリマーがポリビニル
    アルコールである特許請求の範囲第1項記載の組成物。 4、界面活性剤をカプセル化するポリマーがポリビニル
    ピロリドンである特許請求の範囲第1項記載の組成物う 5゜界面活性剤をカプセル化するポリマーがポリアクリ
    ルアミドである特許請求の範囲第1項記載の組成物。 6、重量でカプセル化ポリマー1VA当り界面活性剤1
    ないし4部を含む特許請求の範囲第1項記載の組成物。 7、平均粒子サイズが500ないし1500ミクロンで
    ある特許請求の範囲第1項記載の組成物。 8、乾燥セメント重量に対し、該組成物の0.10ない
    し0.60重量%の量で用いる特許請求の範囲第1項記
    載の組成物。 9、重量でカプセル化ポリマー1部当り界面活性剤2.
    5ないし6都′ff:言み、かつ該組成物の平均粒径が
    800ないし1400ミクロンである特許請求の範囲第
    6項記載の組成物。 10、界面活性剤をカシセル化するポリマーの平均分子
    量が100,000以下である特許請求の範囲第1項記
    載の組成物。 11、界面活性剤をカプセル化するポリマーの千
JP17906283A 1982-09-28 1983-09-27 セメント固定遅延剤組成物 Pending JPS5992961A (ja)

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Cited By (1)

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