JPS5989529A - 電力制限運転継続装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、水力発電プラントにおいて、変圧器の冷却
器が故障したときに発電機出力を制限し、この制限され
た状態で運転を継続するための電力制限運転継続装置に
関するものである。

）　　第１図は通常の発電プラントの主回路構成な示す
もので、１は送電線、２はしゃ断器、３は変圧器、４は
変圧器３に直結された発電機、５は発電機４をまわすた
めの水車である。変圧器３としては種々のタイプのもの
が使用されるが、巻線の温度上昇を抑制して発電機４の
全出力を送電できるようにするためＫ、冷媒として油を
使用し、この油をファンで冷却するようにしたものが使
用されることがある。このような強制冷却タイプの変圧
器では、多数のファンをいくつかのグループに分け、冷
却の必要性に応じて各グループごとにファンを制御して
いる。従来は、ファンのメンテナンス性にのみ注目して
いるために、ファンが一つでも故障すると、送電を停止
して修理を行っていたので、電力供給責任を全うするこ
とができないという欠点があった。

この発明は、上記のような従来のものの欠点を除去する
ためになされたもので、ファンを複数の群に分け、ファ
ンが故障したときには、このファンが属している群のフ
ァンだけを停止させるとともに、正常なファン群によっ
て得られる冷却効果で支障なく運転できる電力に発電機
出力を制限することＫより、この制限された出力で運転
を継続できるよ５Ｋｔ、た電力制限運転継続装置を提供
することを目的としている。

以下、この発明の一実施例を図について説明する。第２
図において、３は発電機４に直結された変圧器で、この
変圧器３の入力側における電圧および電流がそれぞれ変
圧器６および変流器７によって検出され、この検出値か
ら発電機４の皮相電力がＶＡ変換器８によって検出され
るようになっている。またファン正常群数検出器９は、
変圧器３を冷却するためのファンの各群のうち、正常圧
動作している群の数を検出するためのもので、その検出
群数を示す出力信号が最大ＶＡ設定器１０に送られる。

この最大ＶＡ設定器１０は、正常なファン群の数に応じ
た発電機４の最大ＶＡ値を設定するためのもので、正常
なファン群の数が少くなるにしたがって最大ＶＡ設定値
は低くなる。

ＶＡ変換器８および最大ＶＡ設定器１０の出力ヲ工比較
器１４で相互に比較され、その偏差が電圧設定器１２を
介して自動電圧調整装置ＡＶＲ１１に与えられる。すな
わちＡＶＲは、発電機４の設定電圧が一定になるようＫ
、励磁装置１３を介して発電機４の界磁コイルに供給さ
れる界磁流を制御する動作を行うが、この設定値は、発
電機４の実際の出力電圧と、正常な７７ン群数に応じた
電圧との差によって変化し、正常なファン群数が減少す
れば、発電機４の出力ＶＡ値が小さくなるような制御が
行われる。

変圧器３は、たとえば第３図に示すように１内部に冷却
用油３１を充填した構造を有し、この冷却用油は、熱交
換器３２で複数群の７アン３３から送られる空気流によ
って冷却されるよう罠なっている。したがってこの変圧
器３は、丁べてのファン３３が正常に動作しているとき
にはじめて定格出力を出すことができるが、ファンの一
部が故障すると冷却効果が低下し、このままの状態で運
転を続けると、変圧器３は過負荷となり、ついには系統
しゃ断器２がトリップする。

しかしこの発明によれば、ファン３３の一部が（３） 故障すると、この故障したファン３３を有する群の数が
正常なファン群の数の減少としてファン正常群数検出器
９によって検出され、これに応じて前述のように発電機
４の出力ＶＡ値が低く設定されるので、変圧器３が過負
荷となることはない。

なお上記の実施例では、変圧器として冷却用油を強制空
冷するものである場合を示したが、複数のファンによっ
て冷却される形式のものであれば、どのような冷却方式
のものでも同様の効果が得られる。

以上のようＫこの発明によれば、変圧器を冷却するため
のファンのいくつかが故障しても、その状態で変圧器と
して使用し得るＶＡ値まで発電機の出力が自動的に抑制
されるので、この抑制された状態で運転を支障なく継続
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は通常の発電プラントの回路構成を示す系統図、
第２図はこの発明の一実施例による電力制限運転継続装
置の構成を示すブロック図、第３図は第２図の装置が適
用される変圧器の構成の概（４） 略図である。 １・・・送電線、２・・・しゃ断器、３・・・変圧器、
３１・・・冷却用油、３２・・・熱交換器、３３・・＝
ファン、４・・・発電機、６・・・変圧器、７・・・変
流器、８・・・ＶＡ変換器、９・・・ファン正常群数検
出器、１０・・・最大ＶＡ設定器、１１・・・ＡＶＲ，
１３・・・励磁装置、１４・・・比較器。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。 代理人　葛野信−（ほか１名）” 第　　２　　図 ＠３・　　　図 ２ 手続補正書（自発） 特許庁長官殿 ］、事件の表示　　　　特願昭５７−２０１３０５号２
、発明の名称 電力制限運転継続装置 ３、補正をする者 事件との関係　　　特許出願人 住　所　　　　　東京都千代田区丸の内二丁目２番３号
名　称（６０１，）　　　三菱電機株式会社代表者片山
仁八部 ４、代理人 ５、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 ６、補正の内容 明細書第４頁第４行に「界磁流」とあるのを「界磁電流
」と補正する〇

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 発電機に直結された変圧器を冷却するためのファンのう
   ち正常なものの数を検出するファン正常群数検出器と、
   このファン正常群数検出器の出力に応じた最大ＶＡ値を
   設定する最大ＶＡ値設定器と、上記発電機の出力ＶＡ値
   を上記最大ＶＡ値設定器の出力値とを比較してその偏差
   を出力する比較器と、この比較器の出力値に応じて自動
   電圧設定装置による上記発電機の出力ＶＡ値の設定値を
   変更する電圧設定器とを備えたことを特徴とする電力制
   限運転継続装置。