JPS5989155A - スクリ−ン印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、Ｔシャツ、布袋、布片、和紙、フェルトなど
のように通気性を有する被印刷素材を取付台に取付けた
ままでスクリーン印刷を行うとともに乾燥を行うことが
できるスクリーン印刷装置の改良に関する。

従来上記スクリーン印刷装置に用いられる取付台はベニ
ヤ板、アルミ板、ステンレス鋼板にて形成している。し
かし、かかる取付台は下記の欠点を有していた。

（１）水性インク、油性インクなどに含まれる溶剤類が
、乾燥機内を通過する時、取付台に付着しくいったん気
体となった溶剤が取付台に付着して液体となる）、その
ため取付台に七ソト状態にある被印刷素材を汚していた
。特に被印刷素材が薄い場合、インクが同素材を通過し
、取付台に付着することが多かった。また取付台が汚れ
ているので被印刷素材を同取付台に取付ける際、あるい
は取外す際にも被印刷素材を汚していた。さらに印刷面
に対してインク面の割合が大きく、かつ被印刷素材が薄
い場合、不良率が９５％にも達し、実施不可能であった
。

（２）　　スクリーン印刷する際、インクの粘着力によ
り素材が持上がるのを防止するため、スプレ一式の仮接
着剤を使用するが（細かい粒状にして台に付着させる）
、その時、液体となった溶剤類が接着剤に付着して接着
力を低下させていた。さらに取付台から仮剥Ａｌｌ剤が
剥離するため、何度も塗布を必要としていた。

（３）　　スクリーン印刷を行う時、取付台の保有熱が
プリント版やインク等に伝わり、そのためプリント版が
目詰りし、頻繁にプリント版をふくことが必要となる。

また、インクが次第に硬くなっていき、インク濃度変化
のため印刷物の色の安定を欠いていた。そのため印刷中
インクを何度も取替えることが必要となり、これは多大
な労力と時間を要していた。

本発明はこのような従来技術が有する欠点を解決するこ
とができ、プリンＩ・作業、乾燥作業を効率よく行うこ
とができ、かつインク面の大小や被印刷素材の厚さに拘
らず、美しい印刷物Ｇｔｌることができるスクリーン印
刷装置を提供することを目的とする。

本発明は被印刷素材を着脱自在に取付けてなる複数の取
付台を基台廻りに無端状態にかつ間欠移動自在に取付け
、取付台の移動軌跡上に少くとも１つまたは２つ以上の
乾燥機を配設したスクリーン印刷装置において、上記取
付台を通気性を有する素材で形成したことを特徴とする
スクリーン印刷装置に係るものである。

以下添付図に示す一実施例をもって具体的に説明する。

第１図及び第２図に本発明に係るスクリーン印刷装置の
全体構造が示されており、図中ｆｌｌは長尺矩形枠構造
を有する基台であり、同基台（１１はその両端に無端チ
ェーン（２）を基台＋１＋廻りに巻回するためのスプロ
ケットホイールｆ３１．　（４＋を回転自在に取付けて
いる。また基台＋１１はその上部に無端ヂエーン案内レ
ール（５）を形成するとともに、さらに同無端チェーン
案内レール（５）の外周に所要間隔離隔して長円の取付
台支持軸用案内レール（６）を有する。

無端チェーン（２）には所要ピッチにて取付台支持軸（
７）の基端がアクソチメント（８）及び軸受（９）を介
して取付けられている。各取付台支持軸（７）はその中
途に案内レール（６）上を転勤する転子軸受（Ｉ［Ｉｌ
を有するとともに、その先端に取付台（庄）を取イ１げ
ている。かかる構成によってスブロケソ］・（３）の間
欠駆動は無端チェーン（２）を基台（１１１１りに間欠
的に周回さ・ｌ”、この周回によって−Ｈの取付台（Ｉ
Ｉ）も基台（１）廻りを間欠的に周回することになる。

また基台（１）は取付台反転機構も有しており、同反転
機構は本実施例では、各取付台支持軸（７）の軸受（９
）と転子軸受ＱＯＩとの間に位置する個所にビニオン（
１２）を固着し、このビニオン（１２）を基台（１１頂
部に取付りた傾倒アーム（１３）の先端に取付のだラン
ク（１４）　と係合自在に噛合させることによって構成
している。かかる構成によって、傾倒アーム（１３）が
下方位置にあるとき、取付台支持軸（７）に取付番ノた
ビニオン（１２）がランク　（１４）と噛合し、これに
よって取付台支持軸（７）は１８０°回転し、取付台（
１１）を反転することになる。さらに基台（Ｊ）はその
周縁に所要ピンチにて、かつ取付台停止位置にプリント
機（１５）及び乾燥ｔｌＪ３１（１６）を配設している
。図示する如く、プリン１−ｔＪ３１（１５）は取付台
（１１）の移動軌跡上に配置されるプリン］・版（１７
）、同プリント版（１７）を傾倒自在に支持する支持ア
ーム（１８）とよりなる。なお（１９）はスキージであ
る。また乾燥［１（＋６）は同様に取付台（１１）の移
動軌跡上に複数配置され、それぞれ内部に赤外線ヒータ
（２０）を有する加熱筐体（２１）及び同加熱筺体（２
１）と連通ずる排気ダクｌ−（２２）より構成される。

第３図から第６図に本発明装置の構成を特徴づける取付
台（１１）構造が示されている。まず第３図において、
取付台（１１）は、アルミ枠（３０）の上下両面に両者
間に空間（ａｌを形成するようにしてステンレス網（３
１）　　（好ましくは１００〜３００メソシユ（インチ
））を貼着し、さらに同ステンレス網（３Ｉ）上に通気
性を有するカバー布（３２）を締付枠（３３）と耐熱ゴ
ム（３４）を介して取付けた構成としている。なお（３
５）はアルミ枠（３０）に穿設した排気孔であり、これ
は不必要とすることもできる。また（３６）は被印刷素
材（４０）を装着する隔月いる仮接着剤である。

また第４図において、取イ１台（１１）はアルミ板製支
持体（５０）の両面に接着層（５１）を介して多孔質セ
ラミック板等の連通多孔体（５２）を貼着し、さらに連
通多孔体（５２）の表面に締付枠（５３）及び耐熱ゴム
（５４）を介して綿布織物（５５）を着脱自在に取付け
た構成を有している。

また第５図において取付台（１１）はベニア板製の支持
体（６０）の−側面のみに連通多孔体（６１）及び綿布
織物（６２）を取付けたものであり、一方第６図のもの
はベニア板製の支持体（７０）に連通多孔体（７１）の
みを貼着したものである。

ついで上記取付台（１１）を有するプリントスクリーン
装置の作動を第１図を参照して説明すれば、まずＡ位置
にて取付台（１１）に被印刷素材（４０）（例えば］゛
シシヤツ装着し、無端チェーン（２）の周回とともに取
付台（１１）をＣ位置にもたらし、被印刷素材（４０）
の表面に第１パタンをプリントする。ついでＣ位置にて
第２バタンをプリントする。ついでＣ位置とＤ位置間の
移動においてランク（１４）とビニオン（１２）を噛合
させ、取付台（１１）とともに被印刷素材（４０）を１
８０°反転する。

ついでＤ位置及びＥ位置において第３及び第４パタンを
プリントする。かかるプリント工程において、本発明に
係る取付台（１１）は実質的に通気性を有するので、イ
ンクが取付台（１１）を汚ずｉとがなく、またプリント
版（１７）の目詰りを生じることもない。

プリント工程終了後、取付台（１１）はＦ位置。

Ｃ位置及び！■位置において順次乾燥され、その後、Ｊ
位置にて被印刷素材（４ｏ）は製品として取付台（１１
）から取外される。

本発明は以上性べてきた構成及び作用を有するので下記
の効果を奏することができる。

（１）乾燥中、素材の表面はもちろん、裏面より溶剤が
気化し、ふたたび素材に液体となって付着することがな
いので、溶剤によって素材を汚すことがなく、また乾燥
も早い。

（２）取付台表面はステンレス網や連通多孔体よりなり
、そのため軽量かつ断熱性があるので、イ）乾燥が早く
、省エネルギー化を図れる。

口）乾燥終了後、取付台は冷却されやすく、また余熱が
あるとしてもプリント版に伝わる熱エネルギーはわずか
であるので、熱伝導によるプリント版の目詰りがない。

（３）溶剤類が仮接着剤に１１着することがないので、
接着力を低下させることなく長時間使用できる。したが
って塗布回数が少なくてすむ。

（４）　　取付台表面が多孔質又はカバー布なので、仮
接着剤のからみがよく、剥離しにくい。したがって塗布
回数が少なくてすむ。

（５）　　カバー布（例えば綿布織物）を使用した場合
、通気性のある被印刷素材より通過したインクが取１１
台に付着するのを防止でき、安価なカバ・−を新しい布
と取替えるだ番」で済む。

【図面の簡単な説明】

第１し１は本発明に係るスクリーン印刷装置の平面図、
第２図は第１図１−Ｉ線による断面図、第３図から第６
図は取（−１台の横断面図である。 図中、 ｆｌｕ−基台　　　　　　　（２１−無端チェーンｆ３
１−　スプロケットホイール （４）−スプロケットホイール （５）−無端チェーン案内レール （６）−取付台支持軸用案内レール ｆ７１−取付台支持軸　　　ｆ８１−アタッチメント（
９）−軸受　　　　　　　ロ０）−転子軸受（１１）−
−取付台　　　　　（１２）　−ビニオン（１３）　−
−傾倒アーム　　（１４）〜ラック（１５）　−−プリ
ント！　　　（１６）−乾燥機（１７ｍ−プリント版　
　（１８）−支持アーム（１９）　−−スキージ　　　
（２０）　−赤外線ヒータ（２１）−−加熱筐体　　　
（２２）−排気ダクト（３０）　−−アルミ枠　　　（
３１）−ステンレス網（３２）　−一布　　　　　　（
３３）−締付枠（３４）　−一耐熱ゴム　　　（３５）
　−排気孔（３Ｇ）・−仮接着剤　　　（４０１−被印
刷素材（５０）−アルミ板製支持体 （５１）　−−一接着層　　　　（５２）　一連通多孔
体（５３）　　−締付枠　　　　（５４）−耐熱ゴム（
５５）−綿布織物 （６０）　−へニヤ板製支持体 （６］）一連通多孔体　　（６２１−綿布織物（７０）
　　−支持体　　　　（７１ｍ一連通多孔体特許出願人
　　　有限会社　流球スクリーン印刷代理人　手掘　益
（ばか２名） 第３図 第４図 第　５　図 第　６　図 １

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、被印刷素材を着脱自在に取付けてなる複数の取付台
   を基台廻りに無端状態にかつ間欠移動自在に取付け、取
   付台の移動軌跡上に少くとも１つまたは２つ以上の乾燥
   機を配設したスクリーン印刷装置において、上記取付台
   を通気性を有する素材で形成したことを特徴とするスク
   リーン印刷装置。 ２、被印刷素材を着脱自在に取付レノでなる複数の取付
   台を基台廻りに無端状態にかつ間欠移動自在に取付け、
   取付台の移動軌跡上に１つまたは２つ以上の乾燥機を配
   設したスクリーン印刷装置において、」二記取付台を通
   気性を有する素材で形成し、同通気性取付台をさらに通
   気性を有する素材にて着脱自在に被覆したことを特徴と
   するスクリーン印刷装置。