JPS5987019A - 酸素富化装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 ；に：発明は窒素より大きい速度で酸素を透過させる選
択性気体透過膜を用いることにより、大気空気から酸素
濃度の向上した空気を得る医療用酸素富化装置に関する
ものである。

従来例の構成とその問題点 従来よりぜんそくや慢性気管支炎などの呼吸気系疾患治
療に酸素を投与する場合が多い。

酸素の供給源として深冷分離法から製造された純酸素を
ボンベなどに詰めて供給する方法や、ゼオライトなどの
吸着剤を用いて大気中の酸素濃度を高める手段、そして
極薄膜の選択性気体透過膜により大気空気を酸素富化す
る方法などが現在考えられている。

その−例を第１図〜第２図に基づいて説明する。

図において、１は吸気室２と排気室３を仕切板４により
仕切形成した酸素富化装置の本体である。

５は吸気室２に連通ずるように本体１に設けられた大気
の吸気口、６は吸気口５に設けられたフィルター、７は
排気室３から連通ずる排気口、８は膜モジュールであり
、９は吸気口５から膜モジエール８間を通過し、排気ロ
アに同う空気流を形成させる送風機である。

膜モジュール８は第２図に示さ几るごとく、それぞれの
孔が連通ずる多孔質の膜支持体ｉｏの表面に選択性気体
透過膜１１を形成し、補強板１２で強化さ九ている。膜
支持体１０と補強板１２の間には膜透過空気の流量を容
易にするためにネット材１３が存在し、また透過空気を
補集するノズル１４がセットされている。そしてノズル
１４と集約管１５は連結されている。１６は集ｉ−勺管
１５に接続された真空ポンプであり送風機９により空冷
される位置に構成される。１７は冷却管であり真空ポン
プ１６により昇温した気体はここで冷却される。

冷却によって生じた凝縮水は水分離器１８によって分離
され、水分吸収材１９（（導かれる。２０はレリーフ弁
、２１は流量計、２２は活性炭、２３はバクテリアフィ
ルター、２４は酸素富化空気吐出口である。

上記構成において、送風機９並びに真空ポンプ１６を運
転すると送風機９により本体１の吸込口６から大気空気
がフィルター６を介して吸気され、吸気された大気は膜
モジユール８間に流入する。

このとき真空ポンプ１６によシ膜モジュール８内が減圧
となるため、膜モジユール９間を通過する大気空気の一
部は選択性気体透過膜１１を透過し、酸素富化空気にな
る。

酸素富化空気は膜モジユール８内の多孔質膜支持体゛１
ｏ、ネット材１３．ノズル１４を通り集約％ｉ　１５へ
導かれる。

真空ポンプ１６内を通ることにより昇温した酸素富化空
気：／ｉ冷却管１７のところで゛冷却され、水分か凝縮
する。

凝縮水を分離した酸素富化空気は流量調整のだめのレリ
ーフ弁２０、そして流量計２１、脱臭するだめの活性炭
２２、およびバクテリアフィルター２３で浄化された後
、ｅ素富化空気吐出口２４に送られる。

一方選択性気体透過膜１１を透過しなかった大気空気は
送風機９により排気室３へ送られる。そして真空ポンプ
１６を冷却しながら排気ロアより排出される。

この際、水分吸収材１９に吸収された、凝縮水は装置か
ら排出される空気より蒸発する。

上記構成における装置において、患者に対し人体に有害
な亜硫酸ガスや窒素酸化物なども選択性透過膜１１は透
過してしまうことや、長時間稼動していた場合、フィル
ター６のみでは膜表面に微粒子が吸着し、透過した酸素
富化空気量か減夕して来る欠点を有していた。

そしてまた選択性気体透過膜１１を透過しなかった空気
は患者の居る部屋に排出されるため、微粒子や臭気を除
去しなければならない欠点を有していた。

発明の目的 本発明は上記従来の欠点を解消するとともに、酸素富化
空気供給機能と空気清浄の機能を有し、また空気清浄の
機能単独でも使用できる装置にすることを目的とする。

発明の構成 本発明は酸素富化装置の吸気口に上ヒ較的大きなほこり
から煙草の煙のような微細な粒子を除去する防塵部、そ
して人体に有害な亜硫酸ガスなどを除去する有害ガス吸
着部、そして排出口に至る前に臭気などを除去する脱臭
部を構成する。

上記構成・、・こより酸素富化空気供給機能旨を有しな
から排出空気をも浄化し、そして酸素富化空気供給機能
を作動させなくても室内の空気を浄イヒさせる機能を有
する装置にしたものである。

実施例の説明 本発明の一実例を第３図に基づいて説明する。

なお往来ケと同一部材については同一番号を付けて説明
する。

吸気口５に大きなほこりなどを除去するブ１ノフィルタ
ー２５．そして微粒子を除去するメインフィルター２６
の防塵部を設ける。メインフィルり＝２６の次に亜硫酸
ガスや窒素酸化物などの有害ガスを除去するガス吸着フ
ィルター２７の有害ガス吸着部を、そして排気ロアに至
る前に活ＩＥ炭フィルター２８の脱臭部を設ける。

上記構成において、送風機９と真空ポンプ１６とは連動
して始動するよう構成され装置内に供給される大気空気
はプリフィルター２５、メインフィルター２６．ガス吸
着フィルター２７を通過することにより、選択性気体透
過膜１１の手前で微粒子や有害ガスが除去される。

上記各フィルターを通過した空気の一部は真空ポンプ１
６により選択性気体透過膜１１を透過し酸素富化空気と
して吐出口２４より吐出される。

他方透過しなかった空気は送風機９により膜モジユール
８間を通り、脱臭部の活性炭フィルター２８で浄化され
排出される。

次に酸素富化空気を必要とし々いて部屋の空気のみを浄
化したい場合、真空ポンプ１ｅのみを独立して作動停止
可能としこれを停止させて送風機９のみ作動させる。

送風機９により装置内に供給された全量の大気空気は防
塵部、有害ガス吸着部および脱臭部を通過処理されて排
出ロアより排出される。

尚、上記実施例では微粒子を除去するためにメインフィ
ルター２６を使用したが、このフィルタ一式以外に電極
板方式あるいは静電フィルタ一方式でもよく、要は微粒
子が除去できｎばよい。

発明の効果 このように本発明によれば酸素富化装置の吸気口に微細
な粒子を除去する防塵部と、人体に有害な亜硫酸ガスな
どを除去する有害ガス吸着部を設け、排出口に至る間に
臭気などを除去する防臭部を設けているため、有害な亜
硫酸ガスや窒素酸化物なども除去された清浄な酸素を患
者に供給することか出来ると共に酸素富化装置の透過膜
を透過せず１″で患者の居る部屋に排出される空気も浄
化出来るなどの効果が発揮されるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の酸素富化装置の断面図、第２図は膜モ
ジュールの断面図、第３図は本発明の一実施例における
酸素富化装置の断面図である。 １・・・・・・酸素富化装置本体、５・・・・・・吸気
口、７・・・・・・排気口、８・・・・・・膜モジュー
ル、９・・・・・・送風機、１１・・・・・選択性気体
透過膜、１６・・・・・Ｊｌポンフ；２４・・・・・・
酸素富化空気吐出口、２８１５・・・・・・防塵部のブ
リフィルター、２６・・・・・・防塵部のメインフィル
ター、２７・・・・・・有害ガス吸着部のガス吸着フィ
ルター、２８・・・・・脱臭部の活性炭フィルター。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）選択性気体透過膜を用いて大気空気の酸素濃度を
   向上させる装置内へ供給される大気空気が防塵部・有害
   ガス吸着部および脱臭部を通過処理される流路と、防塵
   部と有害ガス吸着部を通過した後、一部空気が選択性気
   体透過膜を透通ずることにより酸素富化空気となる流路
   を有し、前記防塵部・有害ガス吸着部・脱臭部を通過す
   る流路には送風機を、そして酸素富化空気流路にはポン
   プを設けた酸素富化装置。
2. （２）送風機およびポンプの作動制御をそれぞれ独立し
   て行えるよう構成した特許請求の範囲第１項記載の酸素
   富化装置。
3. （３）送風機の作動はポンプの作動と自動的に連動する
   特許請求の範囲第１項記載の酸素富化装置。