JPS598421B2 - 排気ガス浄化用触媒 - Google Patents

排気ガス浄化用触媒

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JPS598421B2
JPS598421B2 JP55112016A JP11201680A JPS598421B2 JP S598421 B2 JPS598421 B2 JP S598421B2 JP 55112016 A JP55112016 A JP 55112016A JP 11201680 A JP11201680 A JP 11201680A JP S598421 B2 JPS598421 B2 JP S598421B2
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Japan
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catalyst
alumina
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exhaust gas
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JP55112016A
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義保 藤谷
秀昭 村木
四郎 近藤
幸治 横田
保 中村
雅幸 福井
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Toyota Central R&D Labs Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、内燃機関等から排出される排気ガス中の有害
成分である窒素酸化物、一酸化炭素および炭化水素を高
能率で浄化することができる排気ガス浄化用触媒に関す
る。
上記のごとき排気ガス中の有害成分の浄化用触媒として
は、現在種々のものが提案されており、担体として、γ
−アルミナやδ−アルミナのような化学的に活性な多孔
質体を用いて、該活性担体に酸化ランタン或いは酸化セ
リウムと白金、パラジウム等からなる触媒成分を用いた
ものが比較的優れた浄化活性を有するとされている。
しかしながら、これら従来触媒は、上記のごとく活性ア
ルミナ等の化学的に活性な物質を担体として使用してい
るため、該触媒がその使用中において、600℃以上と
いう高温に加熱された場合には、活性担体と触媒成分と
の化学的相互作用が生じる。
即ち、高温時において、触媒成分である酸化ランタン、
酸化セリウムが活性担体中へ固溶し、触媒成分が減少す
ることになり、触媒機能が低下してしまう。
本発明は、かかる問題点を克服することを目的としてな
されたものである。
即ち、本願の第一の発明は、化学的に不活性であるα−
アルミナ、を担体とし、該担体に酸化ランタン(La2
o3)を担持させると共に白金(Pi)、パラジウム(
Pct)の一方又は双方を担持させてなることを特徴と
する排気ガス浄化用触媒にある(以下、これを第一発明
という)。
本第一発明によれば、担体として化学的に不活性である
α−アルミナを使用しているため、該触媒がその使用中
に600℃以上という高温に加熱されても、その触媒成
分と該担体が化学的相互作用をすることがない。
それ故、前記有害成分である窒素酸化物(NOx)、一
酸化炭素(CO)および炭化水素(HC)を浄化する触
媒活性を高温時にも維持することができる触媒を提供す
ることができる。
即ち、上記担体は、化学的に不活性であるため、前記従
来触媒のごとく、高温においても担持した触媒成分の酸
化ランタンが担体と反応して該担体中へ固溶することは
ない。
そのため、触媒活性を有する酸化ランタンは、高温にお
いても触媒成分として、その全量が触媒機能を発揮し続
け、触媒は高い浄化活性を維持することができる。
このことは、後述する第二発明における酸化ランタン、
酸化セリウムの場合についても同様であり、そのため第
二発明の触媒も高い浄化活性を維持することができるの
である。
上記のごとく、本第1発明の触媒は、高温耐久性に優れ
たものであり、また、従来触媒よりも少量の触媒成分で
高い浄化能力を発揮させることができる。
また、該触媒は、特に、空燃比(内燃機関へ送入するガ
ソリンに対する空気の重量比)が14.0ないし15.
0の範囲内で運転される内燃機関からの排気ガスの前記
有害成分の同時浄化に優れた効果を発揮する。
また、本願における第二の発明は、上記第一発明にかか
る触媒に、触媒成分として酸化セリウム(Ce02)を
添加したもので、化学的に不活性であるα−アルミナに
、酸化ランタンと酸化セリウム、および白金又はパラジ
ウムの一方又は双力を担持させてなる排気ガス浄化用触
媒にある。
本第二発明によれば、上記第一発明と同様の効果が得ら
れるほか、酸化セリウムの存在によって、13.5ない
し15.5という空燃比の広い範囲にわたって、高い浄
化能力を発揮させることができる。
また、担体と17でのα−アルミナの平札孔径は0.0
1ないし2μであることが好ましい。
かかる平均孔径の範囲を外れた場合には排気ガス浄化用
触媒として優れた活性を発揮することが困難である。
次に、上記多孔質体に触媒成分を担持させることについ
て述べる。
まず、酸化ランタンは、担体1lに対して1.0ないし
1 0 0 g/13,酸化セリウムは同様に1.0な
いし1 0 0 g/l!とすることが好ましい。
上記の量以下では浄化活性が低くなり、上記以上ではそ
れ以上担持させてもそれに見合うだけの活性の向上が見
られない。
なお、上記の担体1lは、ペレット状では約700ない
し900,9,ハニカム状では約600ないし800g
である。
また、白金とパラジウムに関しては、担体1lに対する
これらの一方又は双方の重量(.9)が0.01ないし
5 0 g/13であることが好ましい。
0.019//l以下では、前記浄化活性が低くなり、
50g/11以上ではそれ以上担持させてもそれに見合
うだけの活性の向上が見られない。
次に、上記触媒成分を担持するに当っては、実施例に示
すごとく、各触媒成分の原料、例えば硝酸ランタン〔L
a(NO3)3・6H20〕、塩化ランタン〔LaCl
3・7H20〕、硝酸第一セリウム〔Ce(N03)3
・6H20〕、塩化第一セリウムC CeCd3 ・7
H20 ,l、硝酸パラジウム(Pd(NOs)2,
l、塩化パラジウム〔PdCl2〕、硝酸白金( P
t (NOq)4)、塩化白金酸(H2Pt(J’6・
6H20〕等の溶液を用い、これらの溶液中に相体を浸
漬し、乾燥、焼成する。
この焼成によって、上記原料はそれぞれ相当する酸化ラ
ンタン、酸化セリウム、白金、パラジウムに変化し、担
体上に含浸担持される。
本発明において用いるα−アルミナは、γ−アルミナ、
δ−アルミナ等の化学的に活性なアルミナを1200’
C以上に加熱することによって得られる。
しかして、このα−アルミナは化学的に不活性である。
なお、前記担体の形状は、粒状、柱状、ハニカム状等そ
の種類は問わない。
また、本発明においては、前記のごとき、担体の構成原
料であるアルミナ粉末を節約するために、本発明とは別
に作製したコージエライト等の粒状体、ハニカム状体等
の骨格を母体とし、これに前記粉末を被覆、焼結して担
体とし、該担体に前記の触媒成分を担持させ触媒を構成
することもできる。
実施例 1 α−アルミナの球状多孔質体を相体として、本発明にか
かる触媒を調整し、耐久性テストを行なった後その浄化
活性を測定した。
即ち、上記α−アルミナ担体は、市販のδ−アルミナ担
体(粒径3 myt )を電気炉にて1200’Cで3
時間焼成して作製したもので、比表面積は2 0 m/
gであった。
このようにして作製したα−アルミナ担体は、前記のご
とく化学的に不活性のものである。
次いで、該α−アルミナ担体を下記に示す触媒成分原料
の水溶液中に浸漬し、乾燥し、600℃空気中で3時間
焼成して、前記触媒成分を含有させてなる各種触媒(第
1表)を調整した。
次に、上記の触媒成分を担体に担持させる場合に用いた
水溶液は、酸化ランタン(La203)を含有させる場
合には硝酸ランタンの酸化セリウム(CeO2)の場合
には硝酸第一セリウムの、白金の場合には硝酸白金の、
パラジウムの場合には硝酸パラジウムの各水溶液を用い
た。
また、上記触媒成分を担持させる場合には、上記のごと
く一旦酸化ランタンを担持させた後、上記と同様にして
酸化セリウムを、更には白金、パラジウムの一方又は両
方を順次担持させる手段を取った。
なお、上記の各硝酸塩は前記の焼成により変化して、上
記の各触媒成分となり担体中に担持される。
次に、これらの触媒の耐久性を評価するため、これら触
媒を、理論空燃比( A/F= 1 4.6 )を中心
にその上下に空燃比0,3づつ0.5秒の周期で変化さ
せながら運転した内燃機関からの排気ガス中に、800
℃で100時間放置した。
また、この際触媒層を通過する排気ガスの空間速度は2
5,000/時とした。
次いで、上記耐久テストを終えた触媒についてその浄化
活性を評価した。
即ち、上記触媒を石英管に充填し、350℃に加熱保持
しておき、これに自動車の内燃機関からの排気ガスを、
空間速度30,0007時で導入した。
上記排気ガスは、内燃機関を、理論空燃比を中心に、そ
の上下に空燃比0.4づつ、1秒の周期?変化させつつ
運転した場合のものであった。
この空燃比の変化は、幅が広くかつ周期も長いので、触
媒活性の測定としては、より過酷な条件である。
なお、上記運転における排気ガス中の有害成分の平均濃
度は、容量比で、大体、窒素酸化物(NOx )が0.
1%、一酸化炭素(Co)0.8%、炭化水素(HC)
0.12%、二酸化炭素(CO)12饅、水素( H2
) 0. 2係、酸素(02)0.68係、水(H20
)13休残部窒素(N2)であった。
上記の浄化活性は、上記有害成分が除去された割合(浄
化率)により評価した。
その結果を第2表に示す。
これら各表には、比較のために、酸化ランタン、酸化セ
リウムを担持させなかった場合についても示す(触媒&
S t )。
上表より知られるごとく、α−アルミナ担体を用いた本
発明にかかる触媒は高い浄化活性を有することが分る。
実施例 2 本発明にかかる触媒について、空燃比の変動巾を更に広
くした場合につき、耐久性テスト、浄化活性測定を行な
った。
このテスト、測定は、実施例1、よりも過酷な条件で行
なうものである。
即ち、耐久性テストについては空燃比を理論空燃を中心
に0.8づつ1秒の周期で、浄化活性測定では同じ<0
.8づつ2秒の周期で、それぞれ変化させ、その他は実
施例1と同様の条件で行なった,浄化率の測定結果を、
第3表に示す。
対象とした触媒は、実施例1に示したもので、その触媒
Noを第3表に示す。
同表には、酸化セリウムの有無のみを表示した。
第3表より知られるごとく、酸化セリウムを触媒成分と
する触媒(第2発明)は、そうでない触媒(第1発明)
に比して、空燃比の変動巾が広い範囲にわたっても、高
い浄化率を発揮していることが分る。
比較例 本発明との比較のために、担体として、活性アルミナで
あるδ−アルミナ及びγ−アルミナを使用して、該担体
に本発明にかかる触媒成分を実施例1と同様な方法で担
持させ、各種の比較触媒(第4表)を調整した。
上記のδ−アルミナMJL:Iff.:じ4ツ暁フ≠は
比表面積7 9 ml g、 / あ
り、またi−アルミナを担体とする球状焼結体は表面積
1 8 0 rty”/ g、細孔容積0.68cc/
gであった。
なお、これら担体は前記本発明に係るα一アルミナ担体
に比して、その表面積はかなり太きG)。
次いで、上記触媒を実施例1と同様な方法で浄化活性を
測定した。
その浄化率の測定結果を、第5表に示す。
上記第5表と、前記第2表における本発明触媒の結果と
を比較して知られるごとく、本発明における不活性担体
であるα−アルミナを用いた触媒は、δ−アルミナある
いはγ−アルミナの化学的に活性なものを使用した触媒
よりも相当に高い浄化活性を有することが分る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 化学的に不活性であるα−アルミナを担体とし、該
    担体に酸化ランタンおよび、白金・パラジウムの一方又
    は双方を担持させてなることを特徴とする排気ガス浄化
    用触媒。 2 化学的に不活性であるα−アルミナを担体とし、該
    担体に酸化ランタンおよび酸化セリウムを担持させると
    共に、白金、パラジウムの一方又は双方を担持させてな
    ることを特徴とする排気ガス浄化用触媒。
JP55112016A 1980-08-13 1980-08-13 排気ガス浄化用触媒 Expired JPS598421B2 (ja)

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