JPS5975515A - 開閉器 - Google Patents

開閉器

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JPS5975515A
JPS5975515A JP18630482A JP18630482A JPS5975515A JP S5975515 A JPS5975515 A JP S5975515A JP 18630482 A JP18630482 A JP 18630482A JP 18630482 A JP18630482 A JP 18630482A JP S5975515 A JPS5975515 A JP S5975515A
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light
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pressure
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伸示 山県
久常 文之
寺地 淳一
村田 士郎
一 吉安
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は開閉器の容器内の圧力の抑制に関するもので
ある。なおこの発明でいう開閉器とは、とくに回路しゃ
断器、限流器、電磁開閉器などの容器、通常は小型容器
内でアークを生じるものを示している。
以下においては、回路じゃ断器を例に説明する0第1図
〜第8図は従来の回路しゃ断器を示す断面図で、それぞ
れ異なった動作状!占を示している。
(1)はカバー、(2)はベースで、カバー(1)とベ
ース(2)とで容器(3)を構成している。(4)は固
定接触子で、その固定導体(5)の一端に固定接点(6
)を有し、他端は外部導体(図示せず)に接続されるよ
うに端子部になっている。(7)は可動接触子で、その
可動導体(8)の一端に固定接点(6)に対向した可動
接点(9)を有している。(10)は可動接触子装置、
(111は可動子腕でクロスバ−(12)に固定され各
極間時に開閉されるように構成されている。(13)は
消弧室で消弧板(14)が側板(15)により保持され
ている。(1G)はトグルリンク機構で、上リンクα′
7)と下リンク(18)より構成されている。上リンク
(17)の一端はフレドル(19)に、また他軸 端は下リンク(1印の一端にそれぞh(20) 、 e
l!1)により連結されている。なお下リンク(18)
の他端は上記可動接触子装置(101の可動子腕(11
Jに連結されている。には起倒形操作ハンドル、(23
)は作動ばねで、トグルリンク機構(161の軸(21
)と上記操作ハンドル(2)との間に架張されている。
(24) 、 (25)は、それぞれ熱動および電磁引
きはずし機ti#で、作動時には、それぞれバイメタル
(2))および可動鉄心万によ、9)リップバー例を反
時計方向に回動させるようになっている。
(支)は一端が上記トリップバー(2)に係止され他端
はフレドルOgIと係止しているラッチである。
フレドル(19)がラッチ■に係止した状態で操作ハン
ドル(支)を閉路位置に倒せばトグルリンク機構(16
)が伸長して軸(21)がフレドル(19)に係止され
可動接点(9)は固定接点(6)に接合される。この状
態が第1図である。ついで操作ハンドル(27Jを開路
位置に倒せば、トグルリンク機構06)は屈曲して可動
接点(9)を固定接点(6)より開離させ、可動子腕(
lυがフレドル軸(30)に係止される。この状態が第
2図である。まだ前記第1図に示す閉路状態で回路に過
電流が流れると、熱動引きはずし機構(至)あるいは電
磁引きはずし機構(ハ)が作動してフレドル(19)と
ラッチ@)の係合が解除され、フレドル軸(刻を中心に
時計方向にフレドル(1g)が回転しストッパー軸(3
1)に係止される。フレドル(19)と上リンクαηの
連結点が上記作動ばね(23)の作用線を越えるため、
作動ばね困のばね力によってトグルリンク機構(IGI
が屈曲してクロスバ−(12)により各極連動して自動
しゃ断を行なう。
この状態が第8図である。
つぎに回路しゃ断器が電流しゃ断時に発生するアークの
振舞いについて説明する。
いま、可動接点(9)と固定接点(6)とが接触してい
る場合においては、その電力は電源側より固定導体(5
)、固定接点(6)、可動接点(9)および可動導体(
8)を順次経由して負荷側へ供給される。この状態にお
いて、短絡電流等の大電流がこの回路に流れると、前述
したように、可動接点(9)が固定接点(6)から開離
される。この際、上記固定および可動接点(61、(9
)間にはアーク(32)が発生し、固定および可動接点
(6) 、 (91間にはアーク電圧が発生する。この
アーク電圧は、固定接点(6)からの可動接点(9)の
開離距離が増大するに従って上昇し、また、同時にアー
ク(32)が消弧板(14)の方向へ磁気力によって引
き付けられ伸長するために、更に上昇する。このように
して、アーク電流は電流零点を迎えてアークを消弧し、
しゃ断が完結する。しかし、この注入された美大なアー
クエネルギーは最終的には熱エネルギーの形になシ完全
に容器外に逃げ去るが、過渡的には限られた容器内のガ
スの温度を上昇させ、延いてはガス圧力を急激に上昇さ
せることになる。
これにより回路しゃ断器内部の絶縁劣化、回路しゃ断器
外部への放出火花量の増大による電源短絡事故や回路し
ゃ断器本体の破壊等を」f3<おそれがあった。
つぎにこの発明を創作する基になったアークのエネルギ
ー消費のメカニズムに関して述べる。
第4図は、接触子(4) 、 (71間にアークAが生
じた図である。図中TはアークAから接触子に伝導して
逃げる熱エネルギーの流れ、mはアーク空間から逃げる
金属粒子のエネルギーの流れ、Rはアーク空間から逃げ
る光によるエネルギーの流れをそれぞれ示している。第
4図において、アークAに注入されたエネルギーは、上
記の三つのエネルギーの流れ、T 、 m 、 Hによ
って概ね消費されてしまう。この内、電極への熱の逃げ
Tは微小であシ、大半のエネルギーはmとRにて持ち去
られてしまう。さて、従来、アークAのエネルギーの消
費のメカニズムにおいては、図中のmが圧倒的であり、
Rのエヌルギーはほとんど無視されていたが、発明者等
の最近の研究によシ、Rのエネルギー、すなわち、光に
よるエネルギーの消費がアークAに注入されたエネルギ
ーの約70チにも達する程莫大であることが解明される
に至った。
すなわちアークに注入されたエネルギーの消費はつぎの
ように解析できる。
Pw=VeI=PK十Pth+PR P K=1mv”+m @ Cp−T 但し、 PW :瞬時注入エネルギー V  :アーク電圧 l  :電流 V−I  :アークに注入される瞬時電気エネルギーP
K  :金属粒子が持ち去る瞬時エネルギー消費量 ’my” : mgの金属粒子が速度Vで飛び去る時持
ち去る瞬時エネルギー消費量 m−CP−T: 定圧比熱CPガス(金属粒子のガス)
が温度Tにて逃げた時持ち去る瞬 時エネルギー消費量 Pth  :アーク空間から、接触子へ熱伝導にて逃げ
去る瞬時エネルギー消費量 PR二元によ如、アークから直接放射される瞬時エネル
ギー消費量 上記の消費量は接触子形状やアーク長によって変化する
が、10〜20wmのアークに対してはそれぞれPK=
10〜20多、 P t h=5係、PR=75〜85
チである。
つぎにアークAを容器(3)に閉じ込めた時の状況を第
5図に示す。アークAを容器(3)に閉じ込めると、容
器(3)内空間は、金属粒子が充満しかつ高温の状態と
なる。とくに、アーク陽光柱Aの周辺ガス空間Q(図中
斜線で示しだ空間Q)は、」二組の状態が強い。さて、
アークAを発した光は、アーク陽光柱Aから放出され、
容器(3)の壁に照射され反射する。反射された光は散
乱され、再度、金属粒子の充満した高温空間をIIM過
し、再度、壁面に照射される、このような過程を光量が
零になるまで繰り返すのである。この間の、光の経路を
図中Ra 4Rb−+RC→Rd  にて示している。
上記の過程において、アークAから発した光の消費はつ
ぎの2点である。
(1)壁面での吸収 (2)アーク空間および周辺(高温)ガス空間による吸
収、すなわちガス空間による吸収 またアークAから発する光は、2000λ以下の遠紫外
から、1μm以上の遠赤外までのすべての波長領域にわ
たシ、連続スペクトルおよび線スペクトルからなる。一
般の容器壁面は、たとえ表面が黒色をしている場合でも
、4000λ〜5500λ程度の範囲においてのみ、光
の吸収能力を有するのみで、その他の範囲においては、
一部を吸収するにとどまシはとんど反射してしまうもの
である。
ところが、アーク空間および周辺高温ガス空間での吸収
はりぎのようになる。
長さしの一様な組成・温度を有するガス空間に波長λの
光を照射した時ガス空間による光の吸収量は、つぎのよ
うに算定できる。
I a=Ae−n−L I i n         
−(1)■a  :ガスによる吸収エネルギー A  :吸収確率 Iin  :照射する光エネルギー n  :粒子密度 L  :光が通過する光路長 但し、(1)式は潜定波長λに対する吸収エネルギー量
を示す。Aeは特定波長λに対する吸収確率であシ、波
長λ、ガス温度、粒子の種類の関数である。
(1)式について、蔽子力学の教えに従えば、吸収係数
Aeは、連続・線スペクトルともに、光を発する光源ガ
スと同一状態のガス(すなわち、粒子の種M1温度が同
一)が最も大きな値を有することになる。すなわち、ア
ーク空間から発する光は、アーク空間およびその周辺ガ
ス空間で最も多く吸収されるわけである。
(1)式において、光の吸収エネルギー441 I a
は、光路長りに比例する。第5図に示すように、アーク
空間からの光が壁面にて反射されると、(1)式中のし
は、その反射回数倍だけ増大することになり、アーク空
間の高温部で吸収される光エネルギー量が増大すること
になる。
これは、すなわち、アークAの発する光のエネルギーが
結局、容器(3)内のガスに吸収され、これによってガ
スの温度が上昇し、ガスの圧力が上昇することを意味し
ている。
そこでこの発明の前提としては、アークに注入されたエ
ネルギーの約70チにも達する光のエネルギーを効果的
に吸収するだめに、特定の材料を使用するもので、開閉
器の容器内で、アークの光のエネルギーを受ける特定位
置に、アークの発する光を効果的に吸収する繊維 網お
よび見掛は気孔率85%以上の高多孔質材料のうちの1
種もしくは2種以上の複合材を配置することによって、
容器内の光を多量に吸収させて、ガス空間の温度を低下
させ、それによシ圧力を低下させるものである。
上記繊維としては、無機系、複合材、織材および不織布
などのうちから選択されるが、高温アークにさらされる
空間に設置される関係上、いずれのものでも熱的強度を
有している必要がある。
また、網としては、無機系および複合材などのほか、細
線網を多層に重ねたものや編素線などもその選択の対象
となり得るものである。この網の場合も、熱的強度を有
しているものを選択する必要がある。
上記繊維および網の材料のうち、無機系ではセラミック
、カーボン、アスベストなどが好適である。
多孔質素材は、一般には固体構造内に多数の細孔を持つ
材料で、無機系および有機質のうちの多くの範囲におけ
る材料に存在するもので、材質と細孔との関係において
、一つは固体粒子相互の接点で焼結固化したもの、他の
一つは孔が主体で孔を形成する隔壁が固体物質であるも
のに区別されている。なおここでの素材とは、形状にと
られれない、形状加工前のもとの材料をいう。
さらにに1■かく分類すると粒子間の隙間が44■孔と
して存在するもの、粒子間の隙間と粒子内の孔の細孔を
共有するもの、発泡性の孔を内部に包含するものなどに
分けることができる。また通気性・通水性のあるものと
、気孔が内部に独立し通気性のないものとに大別するこ
ともできる。
上記の細孔の形状は非常に複雑で大きくは開孔と閉孔に
類別され、その構造は、細孔容積または気孔率、細孔径
および細孔径分布、比表面積などで表示する。
気孔率は多孔質素材に含まれる開孔と閉孔のすべての細
孔容積の割合を素材の全容積(カサ容積)に対する空隙
比すなわち百分率で示したものを真の気孔率とし、測定
方法は液体または気体による置換法および吸収法などに
よるが、簡便法として、JISR2614の耐火断熱レ
ンガの比重および気孔率の測定方法に定義されるとおシ
、つぎのように計算される。
また開孔の容積の割合を素材の全容積(カサ容積)に対
する空隙比、すなわち百分率で示したものを見掛けの気
孔率とし、JISR2205耐火レンガの見掛気孔率、
吸収率および比重の測定方法に定義されるとおり、つぎ
のようにして計算される。
なお見掛は気孔率は有効気孔率ともいう。
細孔径は細孔容積および比表面積の測定値よシ求められ
るが、原子やイオンの大きさに近いものから粒子間の界
面間隙まで数λ(オングストローム)から数鱈まで分布
するが、一般に、その分布の平均値として定義される。
多孔質素材では顕微鏡による方法や水銀圧入法で気孔の
形状、大きさおよびその分布を測定することができる。
−11愛には複雑な気孔の形状や分布の状態を正確に知
るだめには顕微鏡を用いるのが直接的で好ましい。
比表面積の測定は各種吸着ガス質の各温度における吸着
等製線を利用して求められるBET法が多く用いられ、
とくに窒累ガスが多く用いられる。
つぎにこの発明の前提である、前述の特定の材料、たと
えば高多孔質材料による光のエネルギーの吸収とそれに
よるガスの圧力低下のMIWを、無機質高多孔材料を例
に説明する。
第6図は無機質高多孔素材を示しだ斜視図、第7図は第
6図の部分拡大断面図である。同図において、(33)
は無機質高多孔素材、(34)は無機物表面に通じる開
孔を示している。開孔(至)の細孔径は数μから数燗ま
で大小さまざまな分布を示しているものである。
さて、この多孔素材(33)に第7図のRにて示すよう
に、光が入射した場合に光が開孔(財)に入射すると、
光は無機物の壁面に当シ、反射され、その細孔の内部で
多重反射され、ついには壁面に100チ吸収されてしま
う。すなわち開孔(34]に入射した光は、無機物表面
に直接吸収され、細孔内で熱になるのである。
第8図は無機質高多孔材料をモデル容器内に入れたもの
において、その無機質高多孔材料の見掛けの気孔率を変
化させた時のモデル容器内圧力変化の曲線図を示してい
る。第8図で横軸は見掛けの気孔率、縦軸は容器内壁を
Cu、Fe、AIなどの金属で構成した時の圧力を1と
して規格化しである。実1倹条件としては、−辺1Oc
rnの立方体の密閉容器内にAgW接点を10■の定ギ
ャップに設置しビークl0KAの正弦波電流のアークを
8m5(ミリ秒)発生させ、この時のエネルギーで生じ
る容器内圧力を測定している。
上記実施例に使用した無機質高多孔材料としては、コー
ジライト材質の陶磁器原料を可燃性もしくは発泡剤を加
えるなどの方法で成形し焼結して、多気孔にした多孔質
陶磁器で、平均細孔径範囲10〜800μ、多孔質累月
の見掛は気孔率20チ。
80チ、85%、40チ、45%、50%、60%、7
0%、80チ、85チのもので、50薦×50調×4鰭
 の各種サンプルを使用し、これを容器壁面に配置し、
容器内面の表面積の50%を覆うようにした。
細孔径としては、吸収される光の波長領ψを若干越える
程度の平均細孔径とその細孔が表面に占める割合、すな
わち細孔の比表面積の多少が問題となる。また光の細孔
内吸収においては、細孔の深いものが効果があり、連通
気孔が好ましい。開閉器でアークAから発生する光は数
百λ〜10000λ(1/4m)に分布するので、これ
を若干越える程度、すなわち数千λ〜数1000μmの
平均細孔径のものが適しておシ、表面に占める孔の面積
が、見掛は気孔率85%以上となる高多孔質材料がアー
クの発する光の吸収に適している。とくに細孔径上限が
1000μm以下の範囲にある細孔の比表面積が大きい
程効果がある。実験では平均細孔径5μ〜lsmでアー
クの発する光に対して良好な吸収特性を示すことが確認
された。また材質がガラスで、平均細孔径が5μ、20
μのものがアークの発する光に対して良好に光を吸収す
ることが観測された。
第8図かられかるように、無機質高多孔材料の気孔は光
エネルギーを吸収し、開閉器内部の圧力を低下する効果
があシ、これは多孔質素材の見掛は気孔率の増大ととも
に大きくなシ、とくに気孔率が85%以上から顕著にな
り、85%までの範囲で効果が確認された。気孔率がさ
らに増大すれば、高多孔材料の厚さを一層増加させ・る
ことにより対応させる必要がある。
ただし多孔質素材の見掛は気孔率と機械的強度の関係に
おいて、気孔率が大きくなると、もろくなったり熱伝導
性が低下し高熱により溶融し易く、また気孔率が小さい
場合には、開閉器内減圧の効果が薄い。したがって実用
的には多孔質素材の見掛は気孔率が40〜70チの範囲
の高多孔質材料が最適である。
第8図の特性傾向は無機質多孔材料全般について言える
ことであって、これは光の吸収に関する以上の説明から
も推察できるところである。
従来の開閉器には無機質材料が使用されているものがあ
るが、その使用目的は、とくに有機物容器のアークAか
らの保護が主であって、その11¥性は耐アーク性、寿
命、熱伝導、機械的強度、絶縁性、炭化対策が求められ
ておシ、これらを満す無機質材料は必然的にち密化指向
で構成され、目的を異にするもので、その見掛は気孔率
は20チ前後となっている。
高多孔質素材としては無機および有機系があるが、中で
も無機系は、絶縁物でかつ高融点羽村として特徴ずけら
れる。この2つの性質は、開閉器の容器内部に設置する
材料としては格好であシ、電気的に絶縁物なので、しゃ
断に対し悪影響を及ぼすことがなく、また、高温にさら
されても、融けたシ、ガスを出したりしないので、圧力
抑制材料としては最適である。
無機質多孔材料としては、多孔質の陶磁器、耐火物、ガ
ラス、セメント硬化体などがあ)いずれも開閉器内のガ
スの圧力の低下をさせるために使用できる。
したがって、この発明は電気接触子の接点の外周を取り
囲む圧力反射体を導体に設け、さらに前述の光エネルギ
ーを吸収する特定の材料のうち、有機系および無1幾系
のなかから選ばれた光吸収体を光エネルギーを受ける空
間に設けることによシ、限流性能の向上を図るとともに
、内圧の抑制を図り得る開閉器に係るものであ仝。
以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第9図はこの発明に係る開閉器を適用した回路しゃ断器
の一例を示すものである。同図において、(101)、
(102)は圧力反射体であυ、導体(5)。
(6)を形成する材料よりも高抵抗率を有する高抵抗材
料から構成されておシ、第10図および第11図に示す
ようにそれぞれ固定接点(6)および可動接点(9)の
外周を取り囲むように固定導体(5)および可動導体(
8)に固着されている。これら圧力反射体(101)、
(102)を構成する上記高抵抗材料としては、有機も
しくは無機絶縁物またはニッケル、鉄、銅ニッケル、銅
マンガン、銅マンガニン、鉄−炭素、鉄ニッケルおよび
鉄クロム等の高抵抗金属がある。
上記圧力反射体(101)、(102)は、上述の高抵
抗材料、たとえばセラミックをプラズマジェット溶射手
段等によυ導体(5) 、 (8)に被覆したり、ある
いは上記高抵抗材料で製作した板状のものを上記導体(
51、(81に固定することによって容易に形成される
。上記被覆手段によれば、簡単に形成できるのみならず
、安価であり、とくに可動接触子(7)側ではi量増が
抑えられるため、慣性モーメントが小さくなって可動接
触子(7)の開離スピードが大きくなシ、シたがってア
ーク電圧を高めさせることができる利点がある。
(108)は光吸収体であり、有機系および無機系のう
ちから選択され、かつ繊維、網および見掛は気孔率85
%以上の多孔質材料のうちの1種または2種以上の複合
材、たとえば見掛は気孔率85チ以上の多孔質材料で構
成されており、上記接点i6) 、 (9)間に発生し
たアーク(社)の光を受ける部位、たとえば第1θ図の
ように接点(61、(91の両側方に位置して立壁状に
形成されている。他の構成要素は従来のものと同一なの
でその説明は省略する。
つぎに上記構成の作動について説明する。
固定および可動接点f(3) 、 (91間にアーク(
32)が発生するのは従来のものと同一であるが、接点
+6+ 、 (9)の外周に圧力反射体(101)、(
102)を設けているため、アーク(32)は狭い空間
にしぼり込まれる。
その結果アーク(32)の断面積は、圧力反射体(10
1)、(102)のない従来のものに比べて極、めて小
さくなシ、シたがってアーク電圧は大きく上昇し、限流
性能は格段に向上する。
ところで、上記により、流れる電流の大きさは減少する
が、アーク電圧が大きくなると、回路に注入される瞬時
電気エネルギー(電流とアーク電圧の積)が増大して容
器内の圧力がかなシ大きなものとなり、回路しゃ断器本
体の破壊や放出火花量の増大などを招くおそれがある。
しかるに、1記構成では、アーク国からの光を受ける部
位に光吸収体(103)を設置しているから、前述した
光吸収作用によシ北記アークf′12+の光エネルギー
が吸収され、アークガス圧が抑制されて内圧を低下させ
ることができるとともに、上記圧力反射体(101)、
(102)の使用に支障を来たすことなく、その役務を
十分全うさせることができる。
第12図は圧力反射体の変形構造を示すものであり、こ
の例の圧力反射体(104)には、固定接点(6)の先
端部(6a)から該接点(6)を姫ざかる方向、たとえ
ばアーク走行方向前方側、つまり消弧板(14) tl
lllへ向って溝条のアーク走行路(105)が形成さ
れている。この構成によれば、アーク(321の足はア
ーク走行路(105)上を走って消弧板(141側へ向
い、消弧板(14)に触れやすくなるだめ、小電流域の
しや断性能が向上する。
ところで、上記光吸収体(10B)の材料として、マグ
ネシアもしくはジルコニア等を主成分とする無機質多孔
物質を使用すると、アーク(32)に直射された際にそ
の表面がガラス化することなく結晶化するので、アーク
((2)の発生期間中の表面の絶縁抵抗が低下すること
もなく、良好なしゃ断性能を得ることができる。さらに
上記光吸収体(103)の表面を熱処理したシ、無機質
多孔物質に有機材を適当に複合させたもので構成すると
、容器(3)の内圧低下の作用を妨げることなく、振動
衝撃によって光吸収体(103)から粉が析出したりす
るのを有効に防止することもできる。
以上のように、この発明は電気接触子に設けた圧力反射
体と、無機系および有機系から選ばれた特定の材料から
なる光吸収体との組み合せにより、限流性の向上と内圧
の抑制を図り得る開閉器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は従来の回路しゃ断器の断面図で、それ
ぞれ異なった動作状態を示す。第4図は接触子間にアー
クが発生した様子を示す説明図、第5図は容器内の接触
子間にアークが発生した様子を示す説明図、第6図は無
ノ幾質高多孔素材を示す斜視図、第7図は第6図の部分
拡大断面図、第8図はアークを発生させたときの、見掛
けの気孔率に対する容器内圧力変化を示す曲線図、第9
図はこの発明に係る開閉器を適用した回路しゃ断器の一
例を示す正面断面図、′@10図は同回路しゃ断器の要
部を示す斜視図、@l1図は圧力反射体を取り付けだ固
定電気接触子の斜視図、第12図は圧力反射体の変形構
造を示す固定電気接触子の斜視図である。 (3)・・・容器、(4)・・・固定電気接触子、(5
)・・・固定導体、(6)・・・固定接点、(7)・・
・可動心気1〆融子、(8)・・・可動導体、(9)・
・・可動接点、(101)、(102)、(104)・
・・圧力反射体、(108)・・・光吸収体、(105
)・・・アーク走行路。 なお、図中同一符号は同一もしくは相当部分を示す。 シ81図 9 第2図 弔 3 (メ1 2 264図 貧)6図          第7図 第8図 危丑いf’)灸7.L牢 (%1 第9図 2 第10図 第11図 LJI ′#N2図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、導体およびこれに固着された接点によシ構成さ
    れて、容器内で開閉動作する少なくとも1対の電気接触
    子と、上記導体よシも抵抗率の高い高抵抗材料で構成さ
    れ、かつ上記接点の外周を取シ囲むように上記導体上に
    配設された圧力反射体と、上記電気接触子の開放動作時
    に生じるアークからの光エネルギーを受ける空間に配置
    された光吸収体とを備え、上記光吸収体を、有機系およ
    び無機系のうちから選択され、かつ繊維、網および見掛
    は気孔率85チ以上の多孔質材料のうちの1種または2
    種以上の複合材で構成した開閉器。
  2. (2)、少なくとも一つの電気接触子の圧力反射体に、
    接点からアーク移動方向前方側へ向って延び、かつ圧力
    反射体よりも導電性の高いアーク走行路を形成してなる
    特許請求の範囲第1項記載の開閉器。
  3. (3)、上記光吸収体の表面を熱処理によって硬化させ
    てなる特許請求の範囲第1項まだは第2項記載の開閉器
  4. (4)、上記光吸収体はその表面が高温時ガラス化しな
    いで結晶化するようにその組成の1つとしてマグネシア
    もしくはジルコニアを含有させて形成されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項または第8項
    記載の開閉器。
JP18630482A 1982-06-15 1982-10-22 開閉器 Granted JPS5975515A (ja)

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EP83105827A EP0096889B2 (en) 1982-06-15 1983-06-14 Circuit breaker with arc light absorber
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4664074A (en) * 1985-06-10 1987-05-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Apparatus for cooling an intercooler
JPH08172818A (ja) * 1994-12-27 1996-07-09 Muto Noki Seisakusho:Kk ハウス用台車

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