JPS5972861A - 画像読取り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 のラインセンサーを使用した画像読取り装置に関する。

従来、７枚の多層膜フィルターで波長特性をシフトさせ
、画像の色による濃度を変化させるものとして、フィル
ターを回転させて多層膜への光線の入射角度を変化させ
ることにより色特性を変化させるようにしたものが特開
昭５乙一５７０乙０に開示されている。しかし、このよ
うな色特性の変化方法では、（１）基板ガラスが傾くの
で、レンズ結像性でアスを生じ、解像力が悪化する、（
２）色特性の変化域が狭く、色特性を大きく変化させる
ことができない等の欠点があった。

本発明は上述の問題点に鑑み提案されたもので、ライン
センサー自体の分光感度のばらつきを補正したり、又フ
ィルターとラインセンサーの色特性で決定される感色性
を自由にシフトすることができる画像読取り装置を提供
することを目的とする。

第１図は従来の多層膜フィルターの構成を示す断面図で
ある。／は基板（通常はガラス）で、その上に２．　３
，　＆，　ｊ．乙，７の誘電体膜の高屈折物質（例えば
Ｔｉ　Ｏｘ　＋　Ｓｅ　０２等）、低屈折物質（例えば
Ｍｇ　Ｆ！　）の交互層が真空蒸着されている。この高
屈折率物質と低屈折率物質の光学的膜厚ｎ−ｄ（ｎ；屈
折率，ｄ；膜厚）は基本構成として／：／，、３：／の
ものなどが良く知られている。又、この多層膜フィルタ
ーの特性として、λ／グーｎ・ｄ（λ；波長）の厚さで
基本膜厚を設定すると、λの波長域での反射率の極値が
得られることが良く知られており、これによって膜の設
計が行なわれている。したがって、交互層．、２，　３
，　’ｌ，・Ｓ，乙。

７の膜厚ｎ−ｄを一律に６倍増加させると、全体の波長
特性がダｎｄ（α−／）だけ変化する。第２図は第１図
の多層膜フィルターの透過特性（波長−透過率）を示す
図である。Ａがｎｄの基本膜厚の場合の透過特性で、Ｂ
はその各々の層の膜厚をα（α〉／）倍にしたときの透
過特性を示し、Ａの場合より４ｔｎｄ（α−／）だけ特
性曲線が右方向に移動する。Ｃは各々の膜厚をα（α〈
／）倍にしたときの透過特性を示し、Ａの場合より４ｔ
ｎｄ（／−α）だけ特性曲線が左方向に移動する。

本発明は、上述したように、多層膜の膜厚を一律に変化
させると、特性がシフトすることを利用するものである
。第３図は、基板／′上の交互層Ｊ　、　Ｊ　／　、　
１１１／　、　ｊ／、乙′、７′の膜厚を一方向に一律
に変化させた多層膜フィルターの断面図である。

この多層膜フィルターの製作は、真空蒸着機で蒸着物発
生源から傾けて基板／′を設置し蒸着してもよいし、又
、蒸着の際には基板／′の前方に膜厚をコントロールす
るためのマスクを設置して蒸着してもよい。第３図でＡ
’　−Ａ’における膜厚を基本膜厚とすると、各層ａ２
’、３’、グ／、３／、乙′、７／の膜厚はＡ’−Ａ’
　より固有方向には一律に増加し、Ａ′−Ａ′より凹か
方向には一律に減少している。そして、Ａ’−Ａ’　、
　Ｂ’　−Ｂ’、　Ｃ’−Ｃ’における多層膜フィルタ
ーの特性曲線はそれぞれ第２図のＡ、Ｂ、ＣＱ）ように
なる。

本発明は第３図のような多層膜フィルターをラインセン
サーの受光面の近傍に、ラインセンナ−のライン方向に
は多層膜の膜厚が一定で、ラインセンサーのライン方向
と直角の方向には膜厚が一律に連続的に変化するように
設置した画像読取−り装置を提供することを目的とする
ものである。

第７図は本発明の／実施例に係る画像読取り装置の概略
構成図で、第７図（１）は横方向から見た図、第７図（
，２）は上方から見た図である。ざ、と′は第３図に示
したような多層膜フィルター、２゜２′はＣＣＤ、／θ
、／θ′は結像レンズ、／／は原稿ガラスに載置された
原稿である。原稿／／は矢示Ｆ方向に走査され、結像レ
ンズ／θ、／θ′でＣＣＤ９，２′の受光面に結像され
る。ＣＣＤ９，９’の受光面は副走査方向Ｆと直角方向
（主走査方向）にライン状になってお一す、原稿／／は
ＣＣＤ９，９’によりライン状に順次読取られる。この
ラインの幅はＣＯＤにもよるが数μｍ〜数百μｍと非常
に狭イ。シたがって、多層膜フィルターと、と′ヲＣＣ
Ｄ９，９’の近傍に設置すれば多層膜フィルターと。

ざ′上の狭い領域のみを結像レンズ１０．／θ′からの
光が通過する。このように、多層膜フィルターと、と′
の膜厚が一律に連続的に変化する狭い領域を使用するの
で、結像レンズ１０．／θ′で用いる有効光束内のムラ
は少なく、又多層膜フィルターと、と′の使用時の特性
はある値に限定される。ここで、多層膜フィルタート、
と′を矢示り方向あるいは矢示Ｅ方向（即ち主走査方向
と垂直な方向）に移動させると、特性をそれぞれ第２図
のＡ−）Ｂ　。

Ａ−＋Ｃのように変化させることができる。

これにより読取り装置間のＣＯＤの分光特性のバラツキ
の補正、あるいは第７図のように２個のＣＣＤを使用す
る読取り装置では感度差の調整が可能となる。又、カラ
ー原稿の読取り装置では多層膜フィルターと、ト′の移
動を行うことにより、好みの色特性にすることが可能と
なる。

本発明はラインセンサーの受光面の近傍に、ラインセン
サーのライン方向（主走査方向）に垂直な方向に膜厚を
連続的に変化させた多層膜フィルターを設置したもので
、（１）色特性を７個の多層膜フィルターの移動のみで
変化させることができる、（＝２）この方法で色特性を
変化させても、レンズの結像性能が悪化することがない
、（３）色特性を大きくシフトさせることができる、（
ｌｌ）多層膜フィルターのコストは従来のものと殆ど同
じである等の利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の多層膜フィルターの構成を示す断面図、
第２図はその透過特性を示す図、第３図は本発明を構成
する多層膜フィルターの構成を示す断面図、第７図は本
発明の／実施例に係る画像読取り装置の概略構成図であ
る。 と、と′・・・多層膜フィルター ２．９′・・・ラインセンサー １０、／θ′・・・　結像レンズ ／／・・・原稿 特許出願人　キャノン株式会社 ７−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ラインセンサーの受光面の近傍に、該ラインセンサーの
   ライン方向に垂直な方向に膜厚を連続的に変化させた多
   層膜フィルターを設置したことを特徴とする画像読取り
   装置。