JPS596564B2 - 送電線の取替装置 - Google Patents

送電線の取替装置

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JPS596564B2
JPS596564B2 JP55004201A JP420180A JPS596564B2 JP S596564 B2 JPS596564 B2 JP S596564B2 JP 55004201 A JP55004201 A JP 55004201A JP 420180 A JP420180 A JP 420180A JP S596564 B2 JPS596564 B2 JP S596564B2
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JP
Japan
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wire
fishing
wheel
fishing wheel
wire insertion
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JP55004201A
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JPS56101318A (en
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篤生 梅村
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KYOEI DENSETSU KK
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KYOEI DENSETSU KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、発電所で発生し7た電力を都市に輸送するた
めに鉄塔間に架設されている3相3線式等の上中下段の
各送電線を、各断電線と取替えるための装置に関するも
のである。
而して本発明は先きに本発明者等が送電線の取替方法及
び装置(特公昭54−7066号公報)として発明した
装置に係る釣車を改良したものである。
なお本発明装置は送電線の取替えのみならず新設にも適
用できるものである。
即ち、先きの発明は、これを説明するとつぎのとおりで
ある。
第1図に示すように地上に300m乃至500mの間隔
で設置されている鉄塔1,2間に架設されている上、中
、下3段の市電線3at3b。
3cを夫々新電線と取替える場合つぎのようにして行う
即ち、第1図及び第2図に示すように市電線と断電線と
の2つの電線挿通口4a、4bを有する上部釣車4と1
個の電線挿通口5a及び6aを有する中部釣車5及び下
部釣車6を連繋吊設してなる3線用釣車Aを、その上部
釣車4の上部電線挿通口4a、中部釣車5の電線挿通口
5a並びに下部釣車6の電線挿通口6aを夫々既架設の
市電線3a 、3b 、3cに嵌装し吊下部材7゜8に
より上中下3個の釣車4,5.6を同時に市電線に吊下
し、この3線用釣車Aの複数個を上、下の連結ロープB
、 B’により鉄塔1,2間の市電線に一定の間隔で
連結して吊下配設する。
そして各上部釣車4の下部電線挿通口4bに断電線引き
ロープCを挿通し、上記断電線引きロープCによって断
電線を各上部釣車4の下部電線挿通口4bに挿通して鉄
塔1,2間に断電線を引き渡す。
Dは自走機であって、上部口電線3aに装着し、牽引ロ
ープEで最前位の3線用釣車Aの上部釣車4に連結し、
その進行によって釣車を牽引して各3線用釣車を所定間
隔に配置するとともに電線引きロープCを各釣車間に亘
って挿通する。
つぎに市電線3aの他端に到達した自走機りを取外し、
連結ロープB、B’の両端を鉄塔間に緊張状に止着し、
釣車列が移動しないようにした状態で断電線引きロープ
Cの最前列の上部釣車4との止着を解き、後端に鉄塔間
の長さの断電線の始端部を連結し、同ロープCの先端部
をこの側の鉄塔側に手繰り寄せ、これを手掛りとして新
電線を各列の上部釣車4の新電線挿通口4bに架空配線
状に引き込み挿通させ、上部新電線を鉄塔間に引き渡す
新電線の引き渡し空路ると、掛金具9により・上部釣車
4を反転させて上部口電線3aを新電線と取替える。
ついで中段及び下段の旧電線3b、3cの両端の各鉄塔
との連結を弛め外し、それらの後端に鉄塔間の長さの各
新電線の各始端部を止着し、これら旧電線3b、3cの
先端部をこの側の鉄塔側に手繰り寄せ、各旧電線3b、
3cを中段及び下段の各釣車列を案内として引き抜き、
各新電線を中段及び下段の各釣車列に架空配線状に挿通
する。
そして上中下の各新電線の両端を夫々鉄塔の碍子に電線
緊張器で緊張させて連結する。
この後、上部口電線3aを引き抜き取外す。
このようにして上中下の新電線を所定の高さ間隔に架・
空配線した後、連結ロープB 、 B’の両端を鉄塔1
,2から解き外し、この先端をその側の鉄塔に作業者が
引っ張り、上部釣車4をその側に上段の新電線に沿って
牽引移動させ、それに伴い中段及び下段の各釣車5゜6
列を中段及び下段の新電線に沿って牽引移動し、鉄塔側
に引き寄せて新電線から取外し回収する。
そしてこの手順で連続する鉄永間に順次送電線の取替え
作業を行う。
以上のようにこの送電線取替えは上、中、下3段の釣車
を使用することにより能率的に行うことができる。
ところでこの従来の送電線取替えに於ける送電線は電気
容量のあまり大きくない通常太さの電線の場合であった
従って新電線の現場゛での架設取扱いは比較的に容易で
あって、電線を架設する鉄塔間の長さ及び電線の張設弛
度等に応じた所定長さに現場で切断し、これを緊張させ
てその両端を鉄塔上部の碍子のところで圧縮して止着す
ることができ、上記鉄塔上で可能な圧縮止着作業に関連
して釣車は第2図に示すように中部及び下部の釣車6は
上下の滑車10,11及び釣車枠12が囲繞形成する新
電線挿通口6aを断面円形の送電線が通る大きさにし、
また上部釣車4は図示の如く同等の大きさにして上下の
電線挿通口4a、4bに夫々滑車12,13を設ければ
よかった。
ところが近時、大容量の電流を通す大型電線が開発され
てきたため、この太くて目方の重い電線を従来のような
方法、装置で緊線することは極めて困難となり、また作
業の安全性にも問題を生じてきた。
そこでこの太い電線は予め工場に於て所定長さに作成し
、電線の圧縮に必要なジャンパ線取り出し用のクランプ
等も工場内にて電線両端に取付けておき、現場ではこの
クランプを碍子に止着たけすればよいようにし、電線架
設上の問題である従来の現場での困難な圧縮作業をしな
くてすむようにしている。
ところが上記電線両端のクランプ14は第3図に示すよ
うにジャンパ線取出し部14aが電線の線上に取付けら
れるクランプ本体14bから折曲突出している。
このクランプ部はこれを保護するために突出部を含めて
鉛等で被覆するが、その形態は突出部によりほぼ楕円状
となる。
この゛突出したクランプ■が邪魔して電線は釣車の電線
挿通口を通すことができず、これがため従来の送電線取
替装置は利用できなかった。
本発明は以上の点に鑑み、大容量の電流を通す大型電線
を円滑に通すことができる電線挿通口の釣車とすること
により上記の欠点を除いたものである。
以下本発明の構成を図面に示す実施例について説明する
と次の通りである。
第4図に示すものは本発明装置に使用する下部釣車であ
る。
中部釣車もこれとほぼ均等な構造である。
釣車15は図示の如く釣車枠16内の上下に鼓状ロール
17と軸方向を谷型に並夕1ルた2個のロール18、1
8’とを配し、枠内の左右両側に2個の長尺ロール19
,19’を立設する。
これら各ロールは回転自在に取付け、各ロールの囲繞部
内を電線挿通口20に形成する。
なお、下部の谷型ロール18、18’及び左右の長尺ロ
ール19゜19′は夫々これを1組・設けるほか、図示
の如く2組ずつ或は3組程度設ける。
これは後述する電線の挿通誘導に際し、ロールの組数の
多い程電線の撓曲度合が少なくなり、より良く安定して
誘導されるからであるが、実際的には釣車の大きさ、重
量等よりして谷型ロール及び長尺ロールとも2組ずつの
ロールで十分である。
なお、上部の鼓状ロール17はその周面ば通常の円弧状
凹曲面で良いが図示の如く中央で小円弧状とし、その両
側を大円弧状とした2段の凹曲面としておくと、2点鎖
線にて示す如くロール17は大小何れの電線21゜21
′にも接触面を犬にして接するので釣車15の電線への
装架が安定する。
これらの各ロールによって電線挿通口20は図示の如く
上下間隔の長いほぼ楕円形をなし、工場内で既に所定長
さの電線の両端に設けたクランプ部の被覆体22(2点
鎖線にて示す)が円滑に通る大きさとなり、またこの谷
型ロール18、18’により電線22′部分もその谷中
央でよく保持される。
また、釣車枠16は上下2つの分体16a。
16bに分割し、鼓状ロール17は上部分体16aの両
側枠弁杆16a’、16a’間に装架し、下部分体16
bにはその谷型枠分杆16b′に取付けるようにした支
持体23に谷型ロール18、18’を取付け、且つ、そ
の両側枠弁杆16b、16bに夫夫長尺ロール19、1
9’を取付けた支持体24゜24′を嵌着固定しである
上部分体16aはその一側の枠分杆16a′の根部を図
示の如く下部分体16bの側枠弁杆16b″の上端に取
付はピン25により回動自在に枢着し、上部分体16a
の他側枠分杆16a′の根部を下部分体16bの他方の
側枠弁杆16b″の上端に手動式の開閉ロック機構によ
り掛止自在とする。
上記ロック機構の一例はつぎのとおりである。
26は篩板であって、これに2本の係止杆27a、27
bを並行突設し、一方の係止杆27aを上部分体16a
の側枠弁杆16a′の根部に形成した貫通孔28に挿通
し、上記孔28内の拝上にコイルスプリング29を圧縮
して係止状に開花させ、他方の係止杆27bを下部分体
16bの側枠弁杆16b″上部に形成した案内孔30に
摺動自在に挿通する。
これにより篩板26を手指で持って強く引いて後退させ
ると係止杆27aはスプリング29に抗して後退し、こ
れと同時に他方の係止杆27bも後退し、図面に示す如
く案内孔30は貫通孔30よりも短かくしてこれのほぼ
中央部に対向して設けであるから係止杆27bはその後
退に伴って案内孔30から抜脱する。
これに伴い上部分体16aは開放され、取付はピン25
を支点として自由に回動させることができ電線挿通口2
0を開口する。
また篩板26を後退させた状態で上部分体16aを閉じ
て篩板26から手を放すとスプリング29の蓄勢弾力に
より係止杆27aは貫通孔28内を前進すると同時に孫
子片27bは案内孔30に突入し、上部分体16aは下
部分体16bにロックされ、上下分体16a、16bに
取付けた各ローラの囲繞により縦長楕円状の電線挿通口
20が形成される。
また、釣車枠16には従来の釣車と同様に上下両面の中
央部に穴31.31’を夫々有する連結弁杆16 a’
、16 b”を夫々突出形成して従来と同様に吊下部
材7,8の端部を止着できるようにしてあり、更に釣車
な所定間隔に連結するための連結ロープB′の端部な取
付ける締付はボルト32と押え御飯33とを上部連結弁
杆16a/の穴310近くで上記弁杆16a″に設けで
ある。
上記実施例の釣車は中部及び下部の釣車の例であるが、
上部釣車もその下部の断電線挿通口側を前記釣車と同様
に釣車枠を2つ分体にして開閉、ロック自在に結合し、
鼓ロール、谷型ロール及び長尺ロールを設けた構成にす
る。
以上の構成により送電線の取替えに際しては上部釣車は
上部電線挿通口を従来と同様の方法で旧型線に嵌装し、
中部、下部の釣車は2つの分体に分割した釣車枠をロッ
ク機構を介して開閉させて旧型線に嵌装し、而る後新電
線の各釣車の新電線挿通口への挿通を従来方法の要領で
行う。
断電線はクランプ144部の被覆体22によりその両端
が楕円状に突出形成されており、また場合によっては電
線の長さ途中も電線接続等のために膨隆部分が形成され
ているが、これらの張出し部分の釣車15への挿通はそ
の縦長楕円状に形成されている電線挿通口20により無
理なく円滑に行われ、しかも電線挿通口20は上部の鼓
状ロール17、下部の谷型ロール18.18’及び両側
の長尺ロール19,19’により囲繞されているから断
電線はその大部分の断面円形の長尺部分は谷型ロール1
8、18’の中央谷部により両側から保持されて安定し
て移行し、端部の被覆体22のところではその楕円状の
縦長側面を両側の長尺ロール19、19’に保持されな
がら谷型ロール18゜18′上を安定して移行し、電線
挿通口20を通り抜ける。
以上のようにして各釣車を挿通して鉄塔間に引き渡した
断電線はその両端のクランプ部を鉄塔上部の碍子部に止
着し、同様にして隣接の鉄塔間に引き渡した断電線のク
ランプ部間にジャンパ線を跨設し、これを繰返して順次
送電線の取替えを行う。
なお、鉄塔間に新たに電線を架線する場合も上記送電線
取替えの実施例に準じ、本装置を利用して実施すること
ができ、また、3相3線式に限らずその他の2相4線式
、3相4線式等にも適用できるものである。
以上説明したように本発明装置によれば上下に分割して
開閉自在にした中部釣車や下部釣車の釣車枠と、この釣
車枠の上下、左右両側に縦長楕円状に配設した各ローラ
により形成した電線挿通口よりなる釣車により大容量の
電気を流すために太線で且つ両端をクランプ等のため突
出形状となっている断電線の挿通は各ローラにより保持
されて安定して円滑に行われ、而も下部の谷型ロール及
び両側の立設ロールは複数列設けることができるから電
線は目方が重くても妄りに撓わんだりせず十分に保護さ
れるので損傷等の発生は全くない。
本発明は釣車利用の送電線取替えは勿論電線の新たな架
設も極めて能率よく安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置を利用する送電線の取替方法を示す
説明図、第2図は3線用釣車の吊下配設状態を示す斜視
図、第3図はクランプの平面図、第4図は本発明装置に
使用する下部釣車であって、そのイ図)ま正面図、口図
はその側面図である。 15・・・釣車、16・・・釣車枠、16a・・・上部
分体、16b・・・下部分体、17・・・鼓状ロール、
18゜18’・・・谷型ロール、19,19’・・・長
尺ロール、20・・・電線挿通口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 市電線と断電線との2つの電線挿通口を有する上部
    釣車と、1個の電線挿通口を有する中部釣車及び下部釣
    車を連撃吊設してなる複数個の3線用釣車を、鉄塔間の
    市電線に嵌装して所定の間隔で吊下配設し、各上部釣車
    の下部電線挿通口に断電線をロープ索引により挿通し、
    上部釣車を反転させて上部口電線を断電線と取替えると
    共に、中下部釣車の市電線に断電線を結付けて市電線を
    引抜き、これに関連して電線挿通口に断電線を入替え挿
    通するようにした送電線の取替装置に於いて、上記中部
    釣車及び下部釣車の釣車枠を上下に分割して上部分体を
    下部分体に開閉自在に枢着し、上部分体にはその両側枠
    分杆間に鼓状ロールを装架し、下部分体にはその下部枠
    分杆上に2個のロールを谷型に並列するとともにその両
    側枠分杆に夫夫ロールを立設し、これら各ロールの囲繞
    により縦長楕円状の電線挿通口を有する釣車となしたこ
    とを特徴とする送電線の取替装置。
JP55004201A 1980-01-17 1980-01-17 送電線の取替装置 Expired JPS596564B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS56101318A JPS56101318A (en) 1981-08-13
JPS596564B2 true JPS596564B2 (ja) 1984-02-13

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