JPS596210B2 - スラッシュ成形用電鋳モ−ルドの製造法 - Google Patents

スラッシュ成形用電鋳モ−ルドの製造法

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JPS596210B2
JPS596210B2 JP52046641A JP4664177A JPS596210B2 JP S596210 B2 JPS596210 B2 JP S596210B2 JP 52046641 A JP52046641 A JP 52046641A JP 4664177 A JP4664177 A JP 4664177A JP S596210 B2 JPS596210 B2 JP S596210B2
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JP
Japan
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mold
electroforming
matrix
metal
metal body
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JP52046641A
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JPS53130765A (en
Inventor
紘 多田
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MoonStar Co
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Moon Star Chemical Corp
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Publication date
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、スラッシュ成形用電鋳モールドの製造法に関
する。
スラッシュ成形法によつて得られた製品は、人形部品、
玩具、帽子カバー、靴等のように広範囲にわたつている
が、とりわけ、ポリ塩化ビニルプラスチゾルを使用した
靴が最も多く製造されている。
一般に、ポリ塩化ビニルプラスチゾルによるスラッシュ
成形靴は、製品となるべき形状を有する実際の革靴を作
成し、これを電鋳モールド作成用の母型とし、この母型
表面に銀を沈着したり、カーボン粉末を塗着したりして
形成された導電体を陰電極とし、ニッケルや銅を陽電極
として電鋳し、母型表面を精密に写しとつたモールドを
用いるので、革靴のしぼ、模様、縫目等と同じ外観を自
在に現出でき、独得のしなやかさ、感触等を与えること
ができるため広く履用されている。
また、これらの靴は一体成形のため貼合せ加工を要せず
、従来の貼合せ加工を施した靴のように縫目からの剥離
は考えられず、そのため剥離間隙から水や油の浸透もな
く、加うるにポリ塩化ビニル特有の耐薬品性、耐油性等
も有するすぐれた機能の靴を製造しうる。上記のように
ポリ塩化ビニルプラスチゾルによるスラッシュ成形靴は
すぐれた性質を数多く有するが、さらにデザインと履用
感を向上させるために厚い踵部が設けられている。
踵部を厚くするためには現在次のような方法が採用され
ている。
そのうちの一つの方法は、ポリ塩化ビニルプラスチゾル
を加熱した靴モールドに充満し、靴モールド内壁に1〜
3nの半ゲル化層を付着させ未ゲル化ポリ塩化ビニルプ
ラスチゾルを排出し、次いで踵部空間にポリ塩化ビニル
プラスチゾル又は熱硬化性可塑剤を混合したポリ塩化ビ
ニルプラスチゾル等の填料を注入しゲル化させ数値の厚
さとする方法であり、他の一つの方法は踵部のない靴モ
ールドを使用して胴部と底部を有する靴本体を成形し、
予じめ別工程で成形された踵部を貼着する方法である。
し力化前者の方法によつて踵部の厚い靴を製造すると、
踵部にポリ塩化ビニルプラスチゾルを使用した場合はゲ
ル化のために長時間を要し、熱硬化性可塑剤を混合した
ポリ塩化ビニルプラスチゾルを使用した場合には材料費
が高価になる欠点があり、後者の方法によつて靴を製造
すると工程が複雑になる欠点があつた。
その上何れの方法においても厚い踵部のために全体が重
くなる欠点を併せ有していた。このような欠点は、製品
の踵部にぬすみ部を設けることによつて解決するが、ぬ
すみ部即ち凹陥部のある母型を使用して電鋳モールドを
製造するとき、電鋳工程において、金属イオンは電極の
凸部に電着し易く、凹部があるときはその入口部分に電
着した金属の厚みが増して行き、凹部の入口を狭ばめる
状態となるために、電鋳浴液の凹部への拡散供給が不充
分となり、凹部に充分金属が電着せず、従来良好なモー
ルドが得られなかつたために欠点の解決が難かしかつた
本発明は、簡単な方法によつて凹陥部を有する母型から
良好なスラツシユ成形用電鋳モールドを製造する方法を
提供し、もつて、上記のような加工上の欠点を解決しよ
うとするものである。
本発明は、母型の表面に形成した銀膜等の導電体を陰電
極として母型上に陽電極の金属を電鋳した後、母型を除
去する公知のスラツシユ成形用電鋳モールドの製造法に
おいて、横断面面積が深さの6倍以下の数値の柱形状の
凹陥部4を1または2以上形成した母型1を用い、母型
1の凹陥部4を充填する形状の金属体5の全表面を電鋳
モールドの最内面を形成する金属と同種の金属でメツキ
し該金属体5を母型1の凹陥部4に取り外し自在に嵌合
装填し、母型表面の導電体とともに金属体5の開放面を
も陰電極とし、母型表面と金属体5の開放面に陽電極の
金属を電着することによつて金属体5を一体に固着して
なることを特徴とする構成からなる。母型の凹陥部4は
、本発明のモールドによつて製造される製品の厚肉相応
部に設け、この製品肉厚をぬすむ程度の深さをもつ柱形
状でこの厚肉部がプロツク化しない程度の個数を配置す
る。
柱形状の凹陥部4の横断面面積が深さに比してかなり大
きいときは、電鋳時に電鋳浴液の凹陥部内への拡散供給
に問題はないが、横断面面積の数値が深さの数値の6倍
以下になると電鋳浴液の凹陥部内への拡散供給が不充分
となる。本発明は、このような凹陥部を有する母型から
電鋳モールドを製造するのに有用である。金属体5は、
その表面を電鋳モールドの最内面と同種の金属でメツキ
されており、母型の凹陥部に丁度嵌合装填され原則とし
て開放面が母型表面とほゾ同一面上にあるが、若干面上
に出ていても又は若干下つていても、僅かであれば電鋳
時の金属イオンの電着に支障はない。
母型表面は、表面上で銀鏡反応を行わせて表面に銀を沈
着させる等の方法で表面に導電体を形成させる。このと
き金属体5の表面と母型表面の導電体が連続的に接触し
て互に通電可能となるのが普通である。従つて母型表面
の導電体を陰電極とすれば、金属体5も陰電極となる。
母型表面の導電体及び金属体5を陰電極とし、電鋳浴中
で陽電極の金属を母型表面上及び金属体5の開放面上に
電着せしめ、電鋳する。金属体5の表面は電鋳モールド
の最内面を形成する金属と同種の金属でメツキされてい
るため、金属体5の開放面は電鋳時に同種の金属イオン
を電着して一体に固着されて電鋳モールドの一部分を形
成するものとなる。電鋳時には陽電極の金属の電着を不
充分とする凹陥部が母型にないので、電鋳は良好に行わ
れる。電鋳終了後母型を除去すると、金属体5は母型か
ら取り外されて電鋳モールド内部に突起となつてモール
ドと一体化されている。実施例 ブーツをスラツシユ成形するために使用するモールドの
製造法について説明する〇第1図に示すように踵部2接
地面3に直径8m11L深さ10m71Lの円孔を凹陥
部4として有する革ブーツの電鋳用の母型1とする。
それぞれの凹陥部4に第2図に示すような表面をニツケ
ルメツキした直径87It7!L、長さ10m1Lの銅
円柱からなる金属体5を嵌合する。このとき円柱の一底
面6が母型表面とほマ同一面で表面に現出している。第
3図に示すように、母型内7にワツクスを充満させ電鋳
を行う浴内での水圧に耐えうるようにし表面8特に縫目
15を防水処理し、さらに界面活性剤で表面8を親水化
する。
次いで表面8を導電性にするために、双頭スプレーガン
により硝酸銀溶液とぶどう糖溶液を同時にスプレーし銀
鏡反応により硝酸銀を還元し母型1の表面8に銀膜をつ
くる。この母型1をスルフアミン酸ニツケル浴の陰極に
取り付け、陽極はニツケル板とし、0.5Vの電圧で4
0〜48時間電鋳を行い約0.3m7!Lのニツケル層
を母型表面に付着させ浴から引き上げる。
ニツケル電鋳の終わつた上記母型を硫酸銅浴の陰極に取
り付け、陽極は電気銅とし、2の電圧で20〜24時間
電鋳を行い約0.7m1Lの銅層を付着させる。電鋳に
使用した母型内7のワツクスを溶出し、母型1を取り出
し、第4図、第5図に示すようなニツケル層9、銅層1
0よりなり空窩部11の踵部表面12に突起13を有す
るスラツシユ成形用ブーツモールド14を得た。尚、本
実施例で得た上記スラツシユ成形用ブーツモールド14
を使用し、ポリ塩化ビニルプラスチゾルでスラツシユ成
形法により踵部の厚いブーツを製造したが、踵部にはぬ
すみが形成されているために、踵部の低い靴と同程度の
工程時間で軽くて履用感の良好なブーツを製造すること
ができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に使用する母型の要部斜視図、
第2図は第1図凹陥部4に嵌合する金属体5の斜視図、
第3図は電鋳前処理工程を説明する母型の斜視図、第4
図は本実施例によつて得られたスラツシユ成形用ブーツ
モールドの縦断面図、第5図は第4図のA部分の拡大図
を示す。 1・・・・・・母型、4・・・・・・凹陥部、5・・・
・・・金属体、9・・・・・・ニツケル層、10・・・
・・・銅層、13・・・・・・突起、14・・・・・・
モールド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 母型の表面に形成した銀膜等の導電体を陰電極とし
    て母型上に陽電極の金属を電鋳した後、母型を除去する
    スラッシュ成形用電鋳モールドの製造法において、横断
    面面積が深さの6倍以下の数値を有する柱形状の凹陥部
    4を1または2以上形成した母型1を用い、母型1の凹
    陥部4を充填する形状の金属体5の全表面を電鋳モール
    ドの最内面を形成する金属と同種の金属でメッキし、該
    金属体5を母型1に凹陥部4に取外し自在に嵌合装填し
    、母型表面の導電体とともに金属体5の開放面をも陰電
    極とすることを特徴とするスラッシュ成形用電鋳モール
    ドの製造法。
JP52046641A 1977-04-20 1977-04-20 スラッシュ成形用電鋳モ−ルドの製造法 Expired JPS596210B2 (ja)

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JP52046641A JPS596210B2 (ja) 1977-04-20 1977-04-20 スラッシュ成形用電鋳モ−ルドの製造法

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JPS53130765A JPS53130765A (en) 1978-11-15
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JPS5620365U (ja) * 1979-07-23 1981-02-23
JPS5669342A (en) * 1979-11-12 1981-06-10 Osamu Izumi Ni3al alloy with superior oxidation resistance, sulfurization resistance and ductility

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JPS53130765A (en) 1978-11-15

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