JPS5960123A - 燃焼安全装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はガス燃焼（・表器などに設置されて、不完全燃
焼の発生時に燃料の供給を自動的に停止させる燃焼な全
装置に関する。

〔発明の技術的背景〕

近年、住宅構造の密閉化が進むにつれ、室内燃焼機器の
使用時に、酸欠などに基因する不完全燃焼により一酸化
炭素中毒事故が増加してきている。

このような事故を防止するため、最近の燃焼機器では、
酸素濃淡電池の原理に基くセンサを用いた燃焼安全装置
が多用される傾向にある。この燃焼安全装置はセンサを
バーナ火炎の前面に設置して主バーナあるいはセンサ加
熱用の補助バーナによって加熱し、センサ両面の酸素濃
度差によって生ずる起電力を制御装置に導いて燃料供給
用の電磁弁を制御するようにしたものである。

〔背景技術の問題点〕

しかしながら、従来の燃焼安全装置ではセンサの検知濃
度が補助バーナの火炎やセンサあるいはダクトの取付は
位置によって大幅に変動するため、センサ等の取付けに
際しては微妙な調節を必要とし、検知誤差を生じやすい
という欠点があった。

〔発明の目的〕

この発明は背景技術における上述の如き欠点を除去すべ
くなされたもので、センサのホルダ上部に調節板を設け
、この調節板を動かすことによってホルダ内のバーナ側
空間を流れる燃焼排ガスの流量を制御し、バーナ空気や
取付は位置のばらつき、あるいはガス種変換等による検
出誤差を規定範囲内に調整できるようにした燃焼安全装
置を提供することを目的とするものである。

〔発明の概要〕

この発明の燃焼安全装置は、上記目的を達成するため、
センサを収納したホルダの上方に折り曲げまたは移動自
在な調節板を設け、この調節板によって、開孔部を通し
てホルダの前面空間に流れ込む燃焼ガスおよび対流空気
の流量を調節できるようにしたことを特徴とするもので
ある。

〔発明の実施例〕

第１図はこの発明の燃焼安全装置を備えたガス燃焼器の
実施例を示すもので、全−次空気式バーナ１のプレート
上に形成される火炎２の前面位置には支持具３を介して
ホルダ４が取付けられている。

このホルダ４内には酸素濃淡電池から成るセンサ５が、
ホルダ内を前後方向に２分するように配置され、後面を
はね６で押圧されている。ホルダの前面には、センサ５
の両面に設けた′電極５ａ。

５ｂと同一高さの位置に開孔部４ａが形成されており、
韮た、ホルダの前面上部には折り曲げ自在の調節板４ｂ
が一体に設けられている。

センサ５とホルダ前面の間に形成された前面空間７ａに
は、開孔部４ａよりも下側に断熱性のシール材８が充填
されている。

ホルダ４の前面空間７ａはシール材８により下半部を閉
塞されているので、前面空間には矢符９ａで示すように
、開孔部４ａを通して流れ込む燃焼ガスおよび対流空気
だけが流れるが、後面空間７ｂには開放された下端部か
ら室内空気が自由に流れ込み、矢符９ｂで示すように上
端部から流出する。

ホルダ４の前面空間７ａと後面空間７ｂの酸素濃度に差
が生ずると、電極５ａ、５ｂ間には起電力す が発生する。この起電力はシード線１０ａ　、　１０ｂ
を通って制御回路１１に導かれ、センサ出力が一定レベ
ルを超えた場合には燃料供給弁１２を閉路させる。

上述のように構成した本発明の燃焼安全装置において、
バーナーが正常燃焼を続けている間は、火炎２は短く、
燃焼ガスおよびそれに含まれる大量の対流空気は開孔部
４ａを通してホルダ４内の前面空間７ａに流入するので
、センサ５の起電力は僅かであり、゛制御装置１１は燃
料供給弁１２を開路状態に保つ。

これに対して、室内の酸素濃度の低下等釦よりバーナ１
が不完全燃焼を始めると、火炎２の長さが延びて開孔部
４ａの全面を覆うので、対流空気は開孔部４ａへの流入
を阻止され、ホルダ４内の前面空間７ａには酸素を殆ん
ど含まない燃焼ガスが充満する。その結果、電極５ａ、
５ｂ、間には大きな起電力が発生し、制御装置１１によ
り燃料供給弁１２は閉成され、燃料の供給は自動的に停
止する。

上記において、ホルダ４とバーナｌの距離は酸欠の検出
濃度に大きく影響するため、従来はセンサの取付位置を
微細に調整する必要があったが、本発明においては調節
板４ｂの折れ角度を調節するだけで酸欠検出濃度を自由
に調節することができる。

すなわち、調節板４ｂの折れ角度を変えるとホルダ４内
の前面空間７ａの流路抵抗は大幅に変化する。また、室
内の酸素濃度とセンサ５の出力は、第２図に示すように
、前面空間７ａの流路抵抗の値に応じて変化し、流路抵
抗を小さくすれば燃焼ガスは開孔部４ａに流入し易くな
るので、酸欠の検出時期は早まり、逆に流路抵抗を大き
くすれば検出時期は遅くなる。

また、第１図に示したように、調節板を後面空間７ｂの
上端まで橿うように延長させた場合には湯こぼし等によ
るセンサ素子の熱衝撃破損を防止できると共に、センサ
組立時の位置づけにも利用できる。

もつとも、この発明は第１図の例に限られるものではな
く、第３図のように変形することもできる。同図は折り
曲げ式の調り１ｊ板に替え、スライド式の調節板１３を
ホルダ４的の前面空間７ａの上方に設け、その取付位置
をホルダの後面上端に上下方向に設けた長孔１４に挿通
したねじ１５によって自在に調節できるようにしたもの
で、この場合にも、ホルダ内の前面空間７ａの流路抵抗
をｎ在に調節することができる。

〔発明の効果〕

上述のように、この発明によれば、調節板によってセン
サの一方の１は極側を１４れる燃焼ガスおよび対流空気
の流路抵抗を自由に調節できるので、センサの取付位置
の微妙な調節は不要となり、また適用対象機種が変った
場合番こも使用できるので応用範囲が広くなる。

また、第１図に示したような折り曲げ式の調節板を使用
する場合には、湯こぼれ等による熱衝撃によってセンサ
が破損することを防止でき、コストアップも僅かですむ
という副次的効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明をガス燃焼器に適用した例を示す要部
の縦断側面図、第２図はこの発明の作用を１悦明するグ
ラフ、第３図はこの発明で使用される調節板の変形例を
示す縦断面図である。 １・・・バーナ、２・・・火炎、３・・・支持具、４・
・・ホルダ、４ａ・・・開孔部、４ｂ・・・調Ｊｌ＋板
、５・・・センサ、５ａ、５ｂ・・・電極、６・・・ば
ね、７ａ　・・・前面空間、７ｂ・・・後面空間、８・
・シール材、１１・・・制御回路、１２・・・燃料供給
弁、１３・・・調節板、１４・・・長孔、１５・・・ね
じ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、バーナの前面に配置されるホルダと、このホルダ内
   に取付けられたセンサと、このセンサから出力に基いて
   燃料供給弁を制御する制御回路とから成る燃焼安全装置
   において、前記ホルダの前面空間には開孔部を通してホ
   ルダ内に流れ込む燃焼ガスの流路抵抗を増減させる調節
   板を設けたことを特徴とする燃焼安全装置。 ２、調節板がホルダの前面上方に折り曲げ自在に設けら
   れていることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載
   の燃焼安全装置。 ３、ホルダの前面上方から延び、かつ折り曲げられたＡ
   節板がホルダ内の前面空間と後面望間の上部を覆うよう
   に設けられていることを特徴とする特許請求の範囲第２
   項に記載の燃焼安全装置。 ４、調節板がホルダに対して上下方向に移動できるよう
   に、ホルダの前面空間の上方に取付けられていることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の燃焼安全装置
   。 ５、調節板が、ホルダの後面上端近傍に設けた上下方向
   の長孔に挿通したねじにより固定されていることを特徴
   とする特許請求の範囲第４項に記載の燃焼安全装置。