JPS5958780A - 高周波加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電子レンジなどの高周波電波によって加熱を行
なう高周波加熱装置に関するものである。

従来例の構成とその問題点 高周波加熱装置によって加熱を行なう場合、電波の出力
によって加熱の状態が変わる。例えば被加熱物の量の多
い場合は大出力の方が早く加熱できるので好ましい。逆
に量の少ない場合、あるいは卵料理などの火加減の微妙
な調理、冷凍食品の解凍のような場合は低出力の方が、
じっくり加熱できるので好ましい０このために高周波加
熱装置には電波の出力を切換えられるような構成にする
場合が多い。第１図はこのような従来の出力切換装置付
の高周波加熱装置の構成を一部断面による正面図で示し
たものである。同じく第２図は同装置の出力切換装置の
部分のみを平面図で示したものである。第１図、第２図
において、加熱室１にはドアー２を開閉自在に設けてい
る。操作パネル３にはタイムスイッチ４、加熱開始スイ
ッチ６、出力切換スイッチ６を設けている。加熱室１に
はマグネトロン７を設け、加熱室１内に電波を照射する
。さらに加熱室１の底面ｒ＜ＩＳには被加熱物を回転載
置するためのターンテーブル８を設けている。

ターンテーブル８はモータ９からギヤーＡ　１０゜ギヤ
ーＢ１１’ｉ介して回転駆動される。ギヤーＢ１１と一
体になったギヤー０１２はギヤーＤ１３を駆動し、カム
１４を回す。カム１４には断続スイッチ１５のアクチェ
ータを対向して設け、カム１４０回転によって断続スイ
ッチ１６の開閉を繰返す。

第３図は」二段従来の高周波加熱装置の回路図である。

第１図、第２図と同一部品は同一番号で示した。第３図
において電波はヒユーズ１６、タイムスイッチ４、加熱
開始スイッチ６、断続スイッチ１５と、ドアー２の開閉
に連動するドアースイッチ１７．１８を介して高周波発
振器１９に接続している。モータっは断続スイッチ１５
」こり電源側に接続している。断続スイッチ１５には並
列に出力切換スイッチ６を接続している。

このような従来の高周波加熱装置の構成によると、出力
切換スイッチ６を強制にするとその接点を閉じ、断続ス
イッチ１５の接点間を短絡する。

この状態では加熱動作中はマグネトロン７は連続的に発
振を続け、電波は高出力となる。次に出力切換スイッチ
６を弱側にするとその接点は開となり、カム１４によっ
て断続スイッチ１５は開閉を繰返しているのでマグネト
ロン７は、これによって発振、停止を繰返すことになる
。発振時間と停止時間の割合により、加熱時間全体から
すると低い出力で加熱した場合と同等となシ、このよう
な動作により、電波の出力を可変させている。

このような従来の構成によると、出力切換のだめに断続
スイッチ１５と出力切換スイッチ６の２個のスイッチが
必要であり、高価になり不経済であるとともに、接点も
多くなυ、それだけ回路が複雑であり、故障の原因にな
り好寸しくなかった。

発明の目的 本発明は上記従来の欠点を解消するもので、より安価に
経済的に構成するとともに回路を簡素化することによっ
て、より信頼性を高めることを目的とする。

発明の構成 上記目的を達成するために、本発明の高周波加熱装置は
断続スイッチの位置を操作部の操作によっで可変するこ
とによシ、断続スイッチだけで電波出力の切換を行う構
成であゃ、安価でしかも故障が少なく、信頼性を向上さ
せるという効果を有するものである。

第１実施例の説明 以下、本発明の一実施例について、図面に基づいて説明
する。

第４図は本発明による高周波加熱装置の構成を一部断面
による正面図で示したものである。第５図は同装置の出
力切換装置の部分で断面をした平面図である。

第４図、第５図において、加熱室２１にはドアー２２を
σ１］閉自在に設けている。操作パネル２３にはタイム
スイッチ２４、加熱開始スイッチ２５、出力切換ツマミ
２６を設けている。加熱室２１にはマグネトロン２７を
設け、加熱室２１内に電波を照射する。さらに加熱室２
１の底面部には被加熱物を回転載置するためのターンテ
ーブル２８を設けている。ターンテーブル２８はモータ
２９がらギー）’　−Ａ　３　Ｑ、ギヤーＢ３１を介し
て回転駆動される。ギヤーＢ３１と一体になったギヤー
０３２はギヤーＤ３３を駆動し、カム３４を回す。カム
３４には断続スイッチ３５のアクチェータを対向して設
け、カム３４の回転によって断続スイッチ３５の開閉を
繰返す。断続スイッチ３６はレバー３６に固定され、レ
バー３６は支点３７を中心に出力切換ツマミ２６の操作
により移動する。３８はレバー３６の停止位置を決める
穴であり、停止位置でボールがはまり込む構成である。

レバー３６および出力！；Ｉｊ換ツマミ２６は出力を弱
に選択した状態を実線で示し、強を選択しメと状態を二
点鎖線で示す。

第６図は本実施例による高周波加熱装置の回路図を示し
だものである。第４図、第５図と同一部品は同一番−号
で示した。第６図において電源はヒコーズ３９、タイム
スイッチ２４、加熱開始スイッチ２５、断続スイッチ３
５と、ドアー２２の開閉に連動するドアースイッチ４０
．４１を介してトランス４２に接続している。モータ２
９は断続スイッチ３５よシミ源側に接続している。・ト
ランス４２の二次側はコンデンサ４３、ダイオード４４
を介してマグネトロン２７に接続され、発振部を構成し
ている。

以下、上記ｈ″ｑ）Ｊｙ、における作ノ月について説明
する。

出力切換ツマミ２６を″弱″とするとレバー３６、ＩＱ
−ｒ続スイッチ３６は実線で示す位置となり、断続スイ
ッチ３５のアクチェータはカム３４とＢ　接し、カム３
４０回１匹によって１刑閉する。カ１ｊ熱中はモータ２
９が回転し、断続スイッチ３６が開閉を繰返し、マグネ
トロン２７が発振、停止を繰返し、加熱時間中における
出刃の平均値は低くなる。これにより電波の１４」力は
人質的に低下させることができる。

次に出力切換ツマミ２６．　Ｌｊ、、ＩＩ　、、脂する
ことにヨリ、レバー３６は二点鎖想て示ず位置となり、
Ｈ９７ｌｉ元スイッチ３５のアクチェータはカム３４が
ら扉扛る。この状態ではカム３４が回転しても断続スイ
ッチ３５は常に閉状態を保つ。これにより加熱中はトラ
ンス４２へは連続して通電され、マグネトロン２７は連
続発振となム’％波は加熱時間中を通して高出力で発振
することになる。

このように本実施例によれば、電波の断続照射により被
加熱物を加熱できるので、微妙な火加減を必要とする卵
料理や、急激な加熱をさけ、表面全低温に保ちながら加
熱を行なう解凍調理、少ない量の食品の加熱などが上手
に行なえることになる。電波の断続、連続は一部の断続
スイッチ３５だけで行なうので従来のように二個のスイ
ッチを必要とする構成に比べて安価に構成でき、省資材
で経済的である。寸だ回路が簡単になり、接点数も少な
くなるので、それだけ、故障の起る確率が低くなり、故
障の少ない、信頼性の高い装置を実現することができる
。

第２実施例の説明 第７図は不発明による他の実施例を示しだもので、断続
スイッチ装置を示している。

第７図において、レバー４１には１す〒続スイッチ４２
を設け、断続スイッチ４２のアクチェータはカム４３と
対向している。レバー４１は出力切換ツマミ４４によっ
て操作される０４５はレバー４１の位置規制用の穴であ
り、ボール４６がはまり込むことによって位置が決る。

位置規制用の穴は複数個設け、レバー４１は複数段の位
置で固定することができるようにしている。カム４３は
なめらかな曲線で構成している。

このような第７図に示す構成によると、出力切換ツマミ
４４の設定位置により、断続スイッチ４２とカム４３の
重な９寸法が変り、カム４３０回転に対する断続スイッ
チ４２の開閉タイミングが変化する。第８図は出力切換
ツマミ４４の位置をイ１１ロ、ハ二と４段階に変化させ
た時の開閉のタイミング周期を示している。余１線部が
閉状態を示している。

このような本発明による第２の実施例によるとマグネト
ロン２了の発振時間と休止時間の比率を変化させること
ができ、電波の出力を何段階にも可変できることになる
。これにより、被加熱物の種類、量、加熱の目的等に応
じて最適の電波出力が選択できるのでどのような加熱に
おいても最適の条件で加熱できることになシ、極めて良
好な加熱のでき上りを得ることができるようになる。

上記構成において出力切換ツマミ４４は多段切換とした
が、位置規制用の穴４６による位置規制の代りに寸さつ
による位置規制などの構成とすれば無段階で出力を可変
できることにもなり、一層加熱性能を向上させることが
できる。

発明の効果 以上のように本発明によれば一つの断続スイッチの位置
を外部からの操作により可変することで従来２つのスイ
ッチが必要であった出力可変を一つのスイッチで行なう
ことができ、安価でしかも故障の確率の少ない信頼性の
高い高周波加熱装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の高周波加熱装置の措造を示す一部断面正
面図、第２図は同装置の出力切換装置の部分を示す平面
図、第３図は同装置の回路図、第４図は本発明の一実施
例である高周波加熱装置を示す一部断面正面図、第５図
は同装置の平面断面図、第６図は同装置の回路図、第７
図は本発明の他の実施例である高周波加熱装置の出力切
換装置部分の乎面図、第８図は同装置の断続スイッチの
動作説明図である。 ２９・・　・モータ、３０，３１．３２．３３・・・・
・・ギヤー、３４・・・・・カム、３５・・・・・・断
続スイッチ、２６・・・・・出力切換ツマミ、３６・・
・・・・レバー。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名花　
Ｉ　ＵＡ ｉ、、Ｊ２Ｌ」 第３図 第４図 第８図 −４０３−

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）加熱室内に高周波電波を供給する高周波発振器と
   、前記高周波発振器の電源を開閉する断続スイッチと、
   モータによｐ駆動されるカムとを備え、前記カムにより
   前記断続スイッチを開閉するとともに、前記断続スイッ
   チは操作パネルに設けた操作部によって前記カムとの位
   置関係を可変自在に構成してなる高周波加熱装置。
2. （２）操作〆パネルに設けた操作部は断続スイッチとカ
   ムとの位置関係を、多段階あるいは無段階に選択できる
   構成とした特許請求の範囲第１項記載の高周波加熱装置
   。