JPS5948110B2

JPS5948110B2 - 充電式電気機器

Info

Publication number: JPS5948110B2
Application number: JP14220080A
Authority: JP
Inventors: 耕一岩永; 佐太郎那須
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 1980-10-11
Filing date: 1980-10-11
Publication date: 1984-11-24
Also published as: JPS5766785A

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、防水機能を備えた充電式電気かみそりまた
は充電式懐中電灯等の充電式電気機器に関するものであ
る。

電気かみそりにおいては、ひげ屑を水洗いにより掃除す
ることがあるが、その際に充電用のプラ゛グ差込口に水
が入つたり、さらにケース本体内部まで水が入つたりし
て電気系統に支障をきたし。

また機器を損傷するという問題がある。そのため。プラ
グ差込口における防水が必要となる。また。懐中電灯で
は雨中での使用等水のかかる場合が多く、電気かみそり
と同様に防水の必要がある。従来、防水式の充電式電気
かみそりとして、第１図に示すように、電気かみそり本
体１と充電器２とを別体とし、かつ誘導充電方式を採用
して無接点で充電できるようにしたものがある。この方
式では電気かみそり本体１にプラグ差込口が不要なこと
から防水性には優れているが、誘導方式の採用から大型
化し、携帯が不便という問題がある。また、プラグ差込
口が設けられないことから、交流の商用電源からそのま
まコードを接続して使用することができず、蓄電池が切
れた場合にすぐにｊ使えないという不便がある。小型化
を図つた電気かみそりとしては、第２図および第３図に
示すように、電気かみそり本体１を差込部３を介して充
電器に接続するようにしたものがある。

第２図のものは、充電器２に設けたフコード４を介し
て商用電源のコンセントに接続するように構成され、第
３図のものは充電器２の本体に突設されたプラグ接片２
ａをコンセントに差込むように構成されている。しかし
、これらはいずれも充電器２と接続する差込部３におい
て、防５水機能を有しないものであつた。したがつて、
この発明の目的は、小型化および商用電源からのコード
接続による使用が可能でかつ防水機能を有する充電式電
気機器を提供することである。

０この発明の一実施例を第４図ｆよいし第１１図に示
す。

図において、５はケース本体であり、胴部に蓄電池６と
充電器Ｔが収容され、頭部にモータ８が収容されている
。ケース本体５の頭部には第５図のように刃取付台９を
介して突曲面状の固定■５刃１０が取付けられ、固定刃
１０の内面に摺接する回転刃（図示せず）がモータ８の
モータ軸Ｂａに取付けられている。モータ軸Ｂａは刃取
付台９ク０−の筒部９ａを貫通しており，モータ軸８ａ
に密接する水密用のパツキング１１が筒部９ａの内面に
取付けられている。

ケース本体５の底部にはケース本体５の筒状部分５ａと
別体の下カバー１２が設けられ、下カバー１２にプラグ
受けとなるプラグ差込凹部１３が形成されている。

下カバー１２はケース本体５の筒状部分５ａにビス止め
されている。下カバー１２の外周部の内面とケース本体
５の筒状部分５ａとの間にはＯリング１４が介装されて
いる。プラグ差込凹部１３はプラグ１５（第９図）を嵌
入させるものであり，内部にはプラグ１５の接片１６に
接触する２本のプラグ受ピン１Ｔが突設されている。プ
ラグ１５は．交流の商用電源から整流および変圧を行な
うアダプタのコードに設けられたものである。プラグ差
込凹部１３の開口部の周囲にはＯリング等からなる弾性
シール材１８が設けられ．プラグ１５の外周に弾性シー
ル材１８に圧接する突条１５ａが設けられている。

なお，弾性シール材１８は下カバー１２に設けられた環
状溝に嵌入されている。１９はプラグ差込凹部１３を開
閉可能に閉塞する蓋体であり、下カバー１２に枢支ピン
２０回りで回動可能に取付けられている。

蓋体１９は遊端に係止突片１９ａを有し．この係止突片
１９ａに係合する蓋係止ボタン２１が下カバー１２に自
己の弾性脚部分を介して一体に形成されている。また．
枢支ピン２０に，蓋体１９を閉蓋側へ付勢する復帰ばね
２２が設けられている。復帰ばね２２はねじりコイルば
ねからなるものである。復帰ばね２２のばね力は蓋係止
ボタン２１のばね力より強く設定されている。プラグ差
込凹部１３内には下カバー１２を摺動自在に貫通した可
動ピン２３の先端が突出しており，この可動ピン２３の
押込みによつて閉成するプラグ受スイツチ２６がケース
本体５内に設けられている。

プラグ受スイツチ２６は２個の単位スイツチ２６ａ，２
６ｂが並設されたものである。これら単位スイツチ２６
ａ，２６ｂはそれぞれ可動接片２４と固定接片２５とを
有している。両単位スイツチ２６ａ，２６ｂの可動接片
２４，２４は絶縁部材２４′で相互番こ連結されており
，可動ピン２３の押込みによつて両可動接片２４，２４
は対応する固定接片２５，２５に同時に接触する。つノプラグ１５には可動ピン２３の先端が挿入されて当接す
る凹部１５ｂが設けられている。

この凹部１５ｂはプラグ１５をプラグ差込凹部１３に適
正状態に挿入した状態においてプラグ受スイツチ２６の
可動接片２４が固定接片２５に接する深さに形成されて
いる。また，可動ピン２３の先端は蓋体１９の内面に当
接可能であり，蓋体１９を適正に閉じた状態において．
プラグ受スイツチ２６の可動接片２４が固定接片２５に
当接可能である。第１０図はケース本体５内に設けられ
た充電器７およびモータ８の回路を示す。２７ａ，２７
ｂはそれぞれ第４図のプラグ受ピン１７，１７に接続さ
れた端子である。

モータ８は蓄電池６と並列に設けられており，モータ８
は端子２７ａ，２７ｂに接続されるアダプタからの直接
の給電と，蓄電池６からの給電とに切換えて駆動可能で
ある。前記プラグ受スイツチ２６の各単位スイツチ２６
ａ，２６ｂはモータ８の駆動回路２８と充電回路２９と
にそれぞれ介装され、また駆動回路２８および充電回路
２９を同時に開閉する操作スイツチ３０が設けられてい
る。第１１図は前記アダプタの回路を示す。

３１ａ，３１ｂは商用電源に接続する端子，３２ａ，３
２ｂはプラグ１５に接続する端子、３３はトランス、３
４，３５は整流用のダイオード，３６はヒユーズである
。

つぎに，この充電式電気機器の動作を説明する。

通常使用時においては、第４図に示すように蓋体１９が
閉じられているため，可動ピン２３は蓋体１９によつて
上方に押し付けられ，プラグ受スイツチ２６の可動接片
２４と固定接片２５とが接触する。すなわち，両単位ス
イツチ２６ａ，２６ｂが閉成する。したがつて，第１０
図の操作スイツチ３０を閉成すると、モータ８が回転し
て使用可能となる。また、蓋体１９が閉じられ．蓋体１
９と下カバー１２のプラグ差込凹部１３の周囲とが弾性
シール材１８を介して圧接しているため．プラグ差込凹
Ｗ５ｌ３における水密が完全であり、例えば水洗い等を
行なつても内部に水が入るという問題がない。また，防
塵効果も得られる。さらに蓋体１９に復帰ばね２２が設
けてあるため．第９図のようにプラグ１５を差込んだ状
態からプラグ１５を抜きとると蓋体１９が自動的に閉塞
し、防水および防塵がより一層確実に得られる。第８図
に示すように．蓋体１９を開いた状態にしておくと．プ
ラグ受スイツチ２６の可動接片２４が自己のばねにより
可動ピン２３を突出状態に復帰させて固定接片２５から
離れる。

すなわち．両単位スイツチ２６ａ，２６ｂが開成する。
そのため．操作スイツチ３０を閉成してもモータ８が回
転しない。そのため．誤まつて蓋体１９が開いたまま使
用されることがなく．水洗の水の浸入によつて機器を損
傷することが防止される。充電時または交流の商用電源
使用時は．第９図に示すように．蓋体１９を開いた状態
でプラグ差込凹部１３にアダプタのプラグ１５を差込む
。

プラグ１５を差込むと．プラグ１５によつて可動ピン２
３が上方へ押され．プラグ受スイツチ２６の各単位スイ
ツチ２６ａ，２６ｂの可動接片２４が固定接片２５に接
触する。そのため．蓄電池６に充電が可能となり．また
操作スイツチ３０を閉とすれば商用電源によるモータ８
の駆動が可能となる。また．プラグ１５を差込んだ状態
においては．プラグ１５の突条１５ａによつて弾性シー
ル材１８が圧縮されてプラグ差込凹部１３の開口部とプ
ラグ１５との間に完全な水密性が得られる。そのため．
水洗時に水滴がプラグ１５にかかつたりしてもケース本
体５内に浸入することがなく．商用電源による使用およ
び充電を安全に行なうことができる。このように．１個
の弾性シール材１８を設けただけで．蓋体１９を閉塞し
た時の防水と．プラグ１５を差込んだ時の防水を行なう
ことができ．蓄電池６を電源として使用する場合におい
ても．商用電源により使用する場合においても防水が行
なえる。また．プラグ１５を差込んだ場合に．その差込
み状態に不完全であると．プラグスイツチ２６の可動接
片２４は固定接片２５に接触せず．操作スイツチ３０を
閉成してもモータ８は動作しない。そのため．プラグ１
５の差込状態が不完全なまま誤まつて水洗のために水の
中につけたり．また水滴がかかるような使用をすること
を回避することができ．安全である。なお．前記実施例
はプラグ差込部として凹陥したプラグ差込凹部１３を設
けたが．プラグ差込部を平面状とし．これを閉塞する蓋
体をカツプ状としてもよい。

以上のように．この発明の充電式電気機器は．ケース本
体のプラグ差込部の周囲に弾性シール材を設け．前記プ
ラグ差込部に差込まれるプラグをその差込時において前
記弾性シール材に圧接させるとともに．前記プラグ差込
部を閉蓋する蓋体をその閉蓋時において前記弾性シール
部材に圧接させるように構成したため．小型化および交
流の商用電源の使用が可能なプラグ差込形式を採用しな
がら．確実な水密性を得ることができる。

しかも．１個の弾性シール材を設けただけでありながら
．蓋体を閉蓋して蓄電池を電源として使用する場合にお
いても．またプラグを差込んで商用電源で使用しあるい
は充電する場合においても防水が行なえるという効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図はそれぞれ従来の充電式電気かみそ
りを示す説明図．第４図はこの発明の一実施例の切欠側
面図．第５図はその頭部の拡大断面図．第６，図は同じ
くその底部の縦断正面図、第Ｔ図は同じくその下面図．
第８図は同じくその尾部の蓋体開放状態の断面図．第９
図は同じくプラグ差込状態の断面図、第１０図は同じく
その充電回路とモータ駆動回路の回路図．第１１図は同
じくそのアダプタの回路図である。５・・・・・・ケース本体．６・・・・・・蓄電
池．Ｔ・・・・・・充電器．８・・・・・・モー
タ．９・・・・・・刃取付台．１０・・・・・・
固Ｉ定刃．１１・・・・・・パツキング．１２・・・
・・・下カバー．１３・・・・・・プラグ差込凹部．１
４・・・・・・０リング、１５・・・・・・プラグ．１
６・・・・・・接片．ＩＴ・・・・・・プラグ受ピン
．１８・・・・・・弾性シール材．１９・・・・・・
蓋体．２０・・・・・・枢支ピン．２１・・・・・・
蓋係止ボタン．２２１・・・・・・復帰ばね．２３
・・・・・・可動ピン．２４・・・・・・可動接片．
２５・・・・・・固定接片．２６・・・・・・プラ
グ受スイツチ．２６ａ，２６ｂ・・・・・・単位スイ
ツチ．２Ｔａ，２７ｂ・・・・・・端子．３０・・・
・・・操作スイツチ。

Claims

【特許請求の範囲】１充電器を内蔵したケース本体と、このケース本体に
設けられてプラグ受けとなるプラグ差込部と、このプラ
グ差込部の周囲に設けられた弾性シール材と、前記プラ
グ差込部に挿脱可能に差込まれ差込み状態において前記
弾性シール材の全周に圧接するプラグと、前記プラグ差
込部を閉開可能に閉蓋し閉蓋状態において前記弾性シー
ル材の全周に圧接する蓋体とを備えた充電式電気機器。２前記蓋体は一端で前記ケース本体に回動可能に枢支
することにより開閉可能とし、前記蓋体を閉蓋側へ付勢
する復帰ばねを設けた特許請求の範囲第１項記載の充電
式電気機器。