JPS5947970B2 - 基布に合成樹脂を被覆する方法 - Google Patents
基布に合成樹脂を被覆する方法Info
- Publication number
- JPS5947970B2 JPS5947970B2 JP53141108A JP14110878A JPS5947970B2 JP S5947970 B2 JPS5947970 B2 JP S5947970B2 JP 53141108 A JP53141108 A JP 53141108A JP 14110878 A JP14110878 A JP 14110878A JP S5947970 B2 JPS5947970 B2 JP S5947970B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base fabric
- pvc
- synthetic resin
- mold
- counter roll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C70/00—Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts
- B29C70/68—Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts by incorporating or moulding on preformed parts, e.g. inserts or layers, e.g. foam blocks
- B29C70/82—Forcing wires, nets or the like partially or completely into the surface of an article, e.g. by cutting and pressing
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Composite Materials (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、基布に合成樹脂、特に塩化ビニル樹脂を被覆
する方法に関するものである。
する方法に関するものである。
基布に塩化ビニル樹脂（以下「ＰＶＣ」と呼ぶ）を被覆
するには、従来、一般的に添附図面の第１図に略図によ
って示すような設備によつて、カレンダ１によつて圧延
中のＰＶＣ２のシート３を基布４に、カウンターロール
５を介してＩＣＩ、Ｖ）合わせ、て積層物５とするトツ
ピングによるか、あるいは、第２図に略図によつて示す
ような設備によつて、ｐＶＣのフィルム６を基布Ｔと一
緒に加熱炉８を通した後、型ロール９とカウンターロー
ル１０との間において積層物１１とするエンボスによる
か０ の、いずれかの方法によつて行なわれている。
するには、従来、一般的に添附図面の第１図に略図によ
って示すような設備によつて、カレンダ１によつて圧延
中のＰＶＣ２のシート３を基布４に、カウンターロール
５を介してＩＣＩ、Ｖ）合わせ、て積層物５とするトツ
ピングによるか、あるいは、第２図に略図によつて示す
ような設備によつて、ｐＶＣのフィルム６を基布Ｔと一
緒に加熱炉８を通した後、型ロール９とカウンターロー
ル１０との間において積層物１１とするエンボスによる
か０ の、いずれかの方法によつて行なわれている。
しかしながら、いずれの方法によつて製造されたものも
、製品の断面を観察すると、基布がＰＶＣ層にめわ込ん
だ状態とはなつているが、基布がＰＶＣをはわ合わされ
た面の側だけではなく、その反対５側の面もＰＶＣによ
つて被覆された状態とはなつていない。従つて、この状
態においては、基布を構成する繊維又は糸をＰＶＣの層
によつて固定することはできない。今、このことを、模
型的に図示すると、添附図０面の第３〜５図に示すとお
わとなる。
、製品の断面を観察すると、基布がＰＶＣ層にめわ込ん
だ状態とはなつているが、基布がＰＶＣをはわ合わされ
た面の側だけではなく、その反対５側の面もＰＶＣによ
つて被覆された状態とはなつていない。従つて、この状
態においては、基布を構成する繊維又は糸をＰＶＣの層
によつて固定することはできない。今、このことを、模
型的に図示すると、添附図０面の第３〜５図に示すとお
わとなる。
すなわち、第３図に示すように、第１図に示すカレンダ
１及びカウンターロール５あるいは第２図に示す型ロー
ル９及びカウンターロール１０を、平面状の型１３及び
１４に置換え、これらの型１３、１４の５ 間に、基布
１５及び溶融ＰＶＣあるいは加熱されたＰＶＣフィルム
１６を配置し、次ぎに、第４図に示すように、両型１３
、１４を加熱して加圧し、第５図に示すように、基布１
６にＰＶＣ１５がはわ合わされた製品１７が得られる。
この第５図かｏ ら分かるように、製品１？においては
、ＰＶＣ１５が基布１６の繊維又は糸の間に形成される
すきま、あるいは、目の中に入サ込み、あるいは、基布
１６の繊維又は糸が露出されたままとなつておわ、従つ
て、これらの繊維又は糸は、ＰＶＣ５１５によつて固定
されていない。しかし、このような製品は、これを、例
えば、他の製品を製造するための素材として利用する場
合には、種々の不都合を生ずることとなる。このために
、従来、基布を完全にＰＶＣによつて被覆するために、
カレンダの場合には、再度、基布の被覆されていない側
をＰＶＣによつてトツピングした力、一方、エンボスの
場合には、最初から基布の両面から同時にＰＶＣフイル
ムをはシ合わせるか、基布の片面ずつを２工程によつて
ＰＶＣをはＤ合わせるかするなどの方法を採用していた
。しかしながら、このように２工程によつて基布の両面
にＰＶＣを被覆すること、あるいは、基布の両面に同時
にＰＶＣを被覆することは、所要工程時間あるいは所要
資材量の面から見て、はなはだ不経済なことである。そ
こで、本発明は，基布の片面だけにＰＶＣを被覆するこ
とによつて、基布０繊維又は糸をＰＶＣによつて強固に
固定することのできる新規な方法を得ることを、その目
的とするものである。以下、本発明方法を、その実施の
要領を示す添附図面の第６〜１０図に基づいて説明する
。まず、最初に、本発明方法の原理を、平面状の型を使
用するものとして模型図によつて示した第６〜８図につ
いて説明する。本発明方法に｝いても、１対の型２０，
２１を使用するが、これらの内一方の型２１には、その
表面に、多数の深いくぼみを彫刻して｝き、表面に多数
の小さな山及び谷が形成されるようにして｝く。
１及びカウンターロール５あるいは第２図に示す型ロー
ル９及びカウンターロール１０を、平面状の型１３及び
１４に置換え、これらの型１３、１４の５ 間に、基布
１５及び溶融ＰＶＣあるいは加熱されたＰＶＣフィルム
１６を配置し、次ぎに、第４図に示すように、両型１３
、１４を加熱して加圧し、第５図に示すように、基布１
６にＰＶＣ１５がはわ合わされた製品１７が得られる。
この第５図かｏ ら分かるように、製品１？においては
、ＰＶＣ１５が基布１６の繊維又は糸の間に形成される
すきま、あるいは、目の中に入サ込み、あるいは、基布
１６の繊維又は糸が露出されたままとなつておわ、従つ
て、これらの繊維又は糸は、ＰＶＣ５１５によつて固定
されていない。しかし、このような製品は、これを、例
えば、他の製品を製造するための素材として利用する場
合には、種々の不都合を生ずることとなる。このために
、従来、基布を完全にＰＶＣによつて被覆するために、
カレンダの場合には、再度、基布の被覆されていない側
をＰＶＣによつてトツピングした力、一方、エンボスの
場合には、最初から基布の両面から同時にＰＶＣフイル
ムをはシ合わせるか、基布の片面ずつを２工程によつて
ＰＶＣをはＤ合わせるかするなどの方法を採用していた
。しかしながら、このように２工程によつて基布の両面
にＰＶＣを被覆すること、あるいは、基布の両面に同時
にＰＶＣを被覆することは、所要工程時間あるいは所要
資材量の面から見て、はなはだ不経済なことである。そ
こで、本発明は，基布の片面だけにＰＶＣを被覆するこ
とによつて、基布０繊維又は糸をＰＶＣによつて強固に
固定することのできる新規な方法を得ることを、その目
的とするものである。以下、本発明方法を、その実施の
要領を示す添附図面の第６〜１０図に基づいて説明する
。まず、最初に、本発明方法の原理を、平面状の型を使
用するものとして模型図によつて示した第６〜８図につ
いて説明する。本発明方法に｝いても、１対の型２０，
２１を使用するが、これらの内一方の型２１には、その
表面に、多数の深いくぼみを彫刻して｝き、表面に多数
の小さな山及び谷が形成されるようにして｝く。
な｝、型２１は、ゴム製あるいは金属製のいずれでも良
い。このような１対の型２０，２１の間に、まず、第６
図に示すように、くぼみを設けた型２１に基布２２が接
し、その上に溶融ＰＶＣ又は加熱されたＰＶＣフイルム
２３が配置されるようにし、次ぎに、第７図に示すよう
に、両方の型２０，２１を加熱の下に加圧した後、型２
０，２１を取りはずすと、第８図に示すような製品２４
が得られる。
い。このような１対の型２０，２１の間に、まず、第６
図に示すように、くぼみを設けた型２１に基布２２が接
し、その上に溶融ＰＶＣ又は加熱されたＰＶＣフイルム
２３が配置されるようにし、次ぎに、第７図に示すよう
に、両方の型２０，２１を加熱の下に加圧した後、型２
０，２１を取りはずすと、第８図に示すような製品２４
が得られる。
この場合、第７図から分かるように、本発明方法に訃い
ては、両型２０，２１を加圧した場合に、基布２２は型
２１の山に｝いて保持され、一方、溶融ＰＶＣあるいは
ＰＶＣフイルム２３は、基布２２の繊維又は糸の間のす
きまを通つて浸透し、下型２１に形成された谷の部分に
充満し、この樹脂が基布２２の繊維又は糸を下側から被
覆するので、その上面のＰＶＣ２３と相待つて、基布２
２はＰＶＣ２３によつて、ほとんど完全に被覆されるよ
うになる。本発明方法の原理は、上に説明したと｝クで
あるが、この原理を応用して、本発明方法をトツピング
あるいはエンボスによつて工業的に実施するための装置
を略図で示寸と、それぞれ、第９図及び第１０図に示す
と｝りである。
ては、両型２０，２１を加圧した場合に、基布２２は型
２１の山に｝いて保持され、一方、溶融ＰＶＣあるいは
ＰＶＣフイルム２３は、基布２２の繊維又は糸の間のす
きまを通つて浸透し、下型２１に形成された谷の部分に
充満し、この樹脂が基布２２の繊維又は糸を下側から被
覆するので、その上面のＰＶＣ２３と相待つて、基布２
２はＰＶＣ２３によつて、ほとんど完全に被覆されるよ
うになる。本発明方法の原理は、上に説明したと｝クで
あるが、この原理を応用して、本発明方法をトツピング
あるいはエンボスによつて工業的に実施するための装置
を略図で示寸と、それぞれ、第９図及び第１０図に示す
と｝りである。
すなわち、第９図に｝いて、３０はカレンダ、３１はカ
ウンターロール、３２は基布、３３は溶融ＰＶＣ、３４
は製品であり、カウンターロール３１は、その表面に多
数の山及び谷から成立つている深いくぼみが形成されて
｝り、従来の工程と同様の工程を経て、基布３２はＰＶ
Ｃ３３に被覆され、その製品３４は、断面は第８図に示
すように、基布３２がＰＶＣ３３の中に埋め込まれた状
態のものとなる。また．第１０図に｝いては、４０は加
熱炉、４１は型ロール、４２はカウンターロール、４３
は基布、４４はＰＶＣフイルム、４５は製品であるが、
カウンターロール４２は、その表面に多数の山及び谷か
ら成立つている深いくばみが形成されて訃ｂ、従来の工
程と同様の工程を経て、基布４３はＰＶＣフイルム４４
に被覆されるが、その製品４５は、断面が第８図に示す
ように、同様に基布４３がＰＶＣ４４の中に埋め込まれ
た状態のものとなつている。な｝、本発明に｝いて使用
される基布としては、織物及び不織布の両方を含み、ま
た、繊維としては、天然繊維．合成繊維又は無機繊維の
いずれであつても良い。
ウンターロール、３２は基布、３３は溶融ＰＶＣ、３４
は製品であり、カウンターロール３１は、その表面に多
数の山及び谷から成立つている深いくぼみが形成されて
｝り、従来の工程と同様の工程を経て、基布３２はＰＶ
Ｃ３３に被覆され、その製品３４は、断面は第８図に示
すように、基布３２がＰＶＣ３３の中に埋め込まれた状
態のものとなる。また．第１０図に｝いては、４０は加
熱炉、４１は型ロール、４２はカウンターロール、４３
は基布、４４はＰＶＣフイルム、４５は製品であるが、
カウンターロール４２は、その表面に多数の山及び谷か
ら成立つている深いくばみが形成されて訃ｂ、従来の工
程と同様の工程を経て、基布４３はＰＶＣフイルム４４
に被覆されるが、その製品４５は、断面が第８図に示す
ように、同様に基布４３がＰＶＣ４４の中に埋め込まれ
た状態のものとなつている。な｝、本発明に｝いて使用
される基布としては、織物及び不織布の両方を含み、ま
た、繊維としては、天然繊維．合成繊維又は無機繊維の
いずれであつても良い。
以上のように、本発明方法によると、基布にＰＶＣをト
ツピングあるいはエンボス等によつて被覆する場合に、
基布の片面だけにＰＶＣを施しても、１工程によつて、
基布の繊維又は糸をＰＶＣの中に埋め込んだ状態に被覆
することができるので、工程の簡素化あるいは資材の節
減に資するところが極めて大きいものがある。
ツピングあるいはエンボス等によつて被覆する場合に、
基布の片面だけにＰＶＣを施しても、１工程によつて、
基布の繊維又は糸をＰＶＣの中に埋め込んだ状態に被覆
することができるので、工程の簡素化あるいは資材の節
減に資するところが極めて大きいものがある。
特に、本発明は、基布に合成樹脂を被覆した積層品を、
他の製品を製造するための素材として利用する場合に、
好適なものである。
他の製品を製造するための素材として利用する場合に、
好適なものである。
第１図及び２図は、基布に合成樹脂を被覆するための従
来の設備の二つの例を示す略図、第３〜５図はその工程
を示す模型図、第６〜８図は本発明方法の原理を示す工
程模型図、第９図及び１０図は、本発明を実施するため
の設備の二つの例を示す略図である。 ２０，２１・・・・・・型、２２，３２，４３・・・・
・・Ａ２３、・・・・・・溶融合成樹脂又は合成樹脂フ
イノ！２４，３４，４５・・・・・・製品、３０・・・
・・・カレン３１，４２・・・・・・カウンターローノ
レ、４０・・・・・・力『炉、４１・・・・・・型ロー
ル、４４・・・・・合成樹脂フイルム。
来の設備の二つの例を示す略図、第３〜５図はその工程
を示す模型図、第６〜８図は本発明方法の原理を示す工
程模型図、第９図及び１０図は、本発明を実施するため
の設備の二つの例を示す略図である。 ２０，２１・・・・・・型、２２，３２，４３・・・・
・・Ａ２３、・・・・・・溶融合成樹脂又は合成樹脂フ
イノ！２４，３４，４５・・・・・・製品、３０・・・
・・・カレン３１，４２・・・・・・カウンターローノ
レ、４０・・・・・・力『炉、４１・・・・・・型ロー
ル、４４・・・・・合成樹脂フイルム。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 基布の上に溶融合成樹脂あるいは加熱された合成樹
脂フィルムを積層し、両者を少なくとも２個の型の間に
おいて加圧することによつて基布に合成樹脂を被覆する
方法において、基布に接する方の型の面に多数のくぼみ
を形相しておき、これによつて、基布と合成樹脂とを両
方の型の間において加圧した時に、合成樹脂が基布を通
して浸透し、基布に接する型の面に形成されたくぼみを
充満させるようにすることを特徴とする方法。 ２ 型がトツピング用のカレンダとカウンターロールと
から成立ち、カウンターロールの表面に多数のくぼみを
形成するようにした特許請求の範囲第１項記載の方法。 ３ 型がエンボス用の型ロールとカウンターロールとか
ら成立ち、カウンターロールの表面に多数のくぼみを形
成するようにした特許請求の範囲第１項記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53141108A JPS5947970B2 (ja) | 1978-11-17 | 1978-11-17 | 基布に合成樹脂を被覆する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53141108A JPS5947970B2 (ja) | 1978-11-17 | 1978-11-17 | 基布に合成樹脂を被覆する方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5569414A JPS5569414A (en) | 1980-05-26 |
| JPS5947970B2 true JPS5947970B2 (ja) | 1984-11-22 |
Family
ID=15284352
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53141108A Expired JPS5947970B2 (ja) | 1978-11-17 | 1978-11-17 | 基布に合成樹脂を被覆する方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5947970B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102424632B1 (ko) | 2021-02-22 | 2022-07-27 | 후지코교 가부시기가이샤 | 낚싯대끝 보호구 및 이를 포함하는 낚싯대 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6149998A (en) * | 1998-03-13 | 2000-11-21 | Hettinga; Siebolt | Heat laminated fabric hinge and method of making same |
-
1978
- 1978-11-17 JP JP53141108A patent/JPS5947970B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102424632B1 (ko) | 2021-02-22 | 2022-07-27 | 후지코교 가부시기가이샤 | 낚싯대끝 보호구 및 이를 포함하는 낚싯대 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5569414A (en) | 1980-05-26 |
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