JPS5947586A - ダクト用ハンガ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、工場等で組立用ドライバや照明器具等の重
量物を取付けるための配線ダクトを吊下げるか、または
配線ダクトよりこれらの重量物を吊下げるためのダクト
用ハンガに関するもので、配線ダクトの取外しを簡単な
操作で容易に行うことができるダクト用ハンガを提供す
ることを目的とする。

この発明の一実施例を第１図ないし第４図に基づいて説
明する。このダクト用ハンガは、両側片をそれぞれ上下
に突出させることにより両側片にそれぞれ上向きおよび
下向きのリブ１Ａ、１Ｂを形成した略逆リップ溝形の配
線ダクト１を吊下げるものであり、略逆Ｕ形の金属製の
弾性ハンガ本体２の両側片の透孔２ｂの内周縁に上向き
弾性舌片３を一体形成し、弾性ハンガ本体２の両側片の
端部を内向きに折返してダクト引掛部４を形成するとと
もに上向き弾性舌片３の端部を内向きに折返してダクト
押え部５を形成することにより弾性ハンガ本体２の両側
片の内側にＣ形弾性抱持片を作り、ダクト引掛部４の先
端中央部分に切欠４ａを形成している。

このダクト用ハンガは、弾性ハンガ本体２が配線ダクト
１の上面および両外側面を包囲し、ダクト引掛部４が下
向きのリブ１Ｂを越えて配線ダクト１のリップ下面に弾
接し、ダクト押え部５が上向きのリブ１Ａを越えて配線
ダクト１の上面に弾接している。

上記切欠４ａは内底面が下向きのリブ１Ｂの下面より下
方に位置するように深さを設定している。

また、弾性ハンガ本体２は両側片の下段部分と配線ダク
トの両外側面との間に隙間を作るために両側片の下段部
分を膨出させてドライバ差込横溝２ａを形成してあり、
中央片は天井面より垂下させた吊ボルト６に固定してい
る。

配線ダクト１は、逆リップ溝形の金属製の芯材７の内側
に二対の導体８〜１１を配置し、芯材７と導体８〜１１
とを樹脂１２で絶縁状態に一体化したものであり、具体
的には樹脂１２で成形した凸部１ｂの上面に設けた条溝
１ａの底部に導体８〜１１を半露出状態で埋込んであり
、プラグ（図示せず）の栓刃に接触するようになってい
る。

つぎに、このダクト用ハンガへの配線ダクト１の取付け
および取外しについて説明する。まず、取付けは、弾性
ハンガ本体２の弾力に抗して両側片を拡開させながら配
線ダクト１を弾性ハンガ本体２に向かって持上げて弾性
ハンガ本体２を配線ダクト１に半分被せてダクト押え部
５の先端が配線ダクト１の上面に当接した状態にし、こ
の状態で配線ダクト１にさらに力を加えることにより上
向き弾性舌片３およびダクト押え部５の弾力に抗して持
上げ、ダクト引掛部４の先端に下向きのリブ１Ｂを越え
させて脱力するとタクト引掛部４の先端が配線ダクト１
のリップ下面に弾接して完了する。

つぎに、取外しは、第２図に示すように、まず、一方の
ドライバ差込用横溝２ａにドライバ１３の先端のフラッ
ト部を差込み、ドライバ１３をそのまま奥へ前進させて
いく。ドライバ１３をある程度まで差込むと、ドライバ
１３の差込角によりドライバ１３の棒状部とドライバ差
込横溝２ａの内底面との接触点Ａが配線ダクト１より徐
々に離れていき、第３図に示すようにダクト引掛部４の
切欠４ａの手前側が下向きのリブ１Ｂを越えて配線ダク
ト１から外れ、第４図に示すようにそのまま押し続ける
とともにドライバ１３を矢印Ｂの方向に回転させてこじ
るようにすると接触点Ａと配線ダクト１との間隔が開い
てダクト引掛部４の切欠４ａの向こう側が下向きのリブ
１Ｂを越えて配線ダクト１から外れる。ダクト引掛部４
の先端が下向きのリブ１Ｂを越えるときに配線ダクト１
が押上げられるが、その力は上向き弾性舌片３およびダ
クト押え部５が延びることにより吸収される。

他方のダクト引掛部４についても同様の操作を行い、そ
の後、配線ダクト１を引下げることにより完了する。

このように、この実施例は、弾性ハンガ本体２の両側片
の端部を内向きに折返してストロークの長い弾性をもつ
ダクト引掛部４を形成するとともに両側片の透孔縁に一
体形成した上向き弾性舌片３の端部を内向きに折返して
ストロークの長い弾性をもつダクト押え部４を形成した
ため、配線ダクト１がそのままでは容易には外れない。

また、弾性ハンガ本体２のダクト引掛部４の近傍にドラ
イバ差込横溝２ａを形成して配線ダクト１との間に隙間
を作るようにしたため、この隙間にドライバ１３を差込
んでこじるだけの簡単な操作を行うだけで配線ダクト１
をダクト用ハンガから取外すことができ、しかもダクト
用ハンガに異常な変形を与えたり、損傷を与えたりする
ことがないため、ダクト用ハンガを何度でも使用するこ
とができる。

なお、上記実施例では配線ダクト１を吊下げるためにダ
クト用ハンガを使用したが、ダクト用ハンガを配線ダク
ト１の下側から嵌めて組立用ドライバ等を吊下げること
もできる。また、ダクト引掛部４およびダクト押え部５
は配線ダクト１に弾接しなくてもよい。

以上のように、この発明のダクト用ハンガは、両側片が
それぞれ上下に突出した略逆リップ溝形の配線ダクトを
吊下げるダクト用ハンガであって、弾性を有するＵ形の
ハンガ本体と、このハンガ本体の両側片の内側に相対向
するように設けて前記配線ダクトの両側片を抱持する一
対のＣ形弾性抱持片とを備え、前記一対のＣ形弾性抱持
片の一側部分を他側部分よりそれぞれ外方に膨出させて
前記配線ダクトの両側片との間にドライバ等を差込む隙
間を形成したので、電工用ドライバ等の一般工具を用い
て簡単な操作を行うだけで配線ダクトを容易に取外すこ
とができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の斜視図、第２図ないし第
４図は配線ダクトの取外し手順を示す断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 両側片がそれぞれ上下に突出した略逆リップ溝形の配線
   ダクトを吊下げるダクト用ハンガであって、弾性を有す
   るＵ形のハンガ本体と、このハンガ本体の両側片の内側
   に相対向するように設けて前記配線ダクトの両側片を抱
   持する一対のＣ形弾性抱持片とを備え、前記一対のＣ形
   弾性抱持片の一側部分を他側部分よりそれぞれ外方に膨
   出させて前記配線ダクトの両側片との間にドライバ等を
   差込む隙間を形成したダクト用ハンガ。