JPS5947496A - ドライヤ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は製紙機械の改良、特にたとえば製紙機械におけ
る進行する繊維質ウェブを乾燥させるドライヤ部を改良
してウェブ処理の改善及び乾燥の改良を割ることに関す
るもので゛ある。

地合形成線及び圧搾部が改良された現在の高速製紙機械
においては、ウェブは、特にツインワイヤフォーマ−の
採用に伴なって、良質のものが高速で形成できる。この
ため、ウェットエンドはもはや高い生産性を達成するに
ついての制約ではない。従って、高速に適応するように
製紙機械ドライヤ部を改良する要求が高まっている。新
聞紙のような軽量紙の主要な制約はドライヤ部における
シートのばたつきである。乾燥の初期段階であるドライ
ヤ部の初めでは、゛ウェブは湿気を多く含み、また非常
にこわれやすいので、たるみ勝ちで横方向引張力の変動
がシートにしわを発生させる。これが縦方向のしわの発
生の原因となる。これらしわの大部分はシートの前側又
は後側端部近くに発生し、長さ数インチから数フィート
の寸法で変化する。ウェブのたるみとこれにより起こり
易いしわとを最小にするためは、紙の張シを強める。こ
うすると折り重なシとしわは少なくなるが、ドライヤの
ウェットエンド寄りでの紙切れが増加することになる。

ドライヤ部の改良の過程において、ひとつの提案として
当業界において″ウノ・ラン゛又は″シングルフェルト
ラン゛と呼ばれるものが知られている。これは軽量紙生
産用抄紙機に多く取シ付けられている。このパウノ・ラ
ン１゛はドライヤフェルトの配列の一つであシ、この場
合一枚のフェルトが上部及び底部のドライヤ部の両方に
巻き付くように使われ、通常第１ドライヤ部のみに使用
される。紙ウェブはフェルトと複数の上部ドライヤ部と
の間にはさまれ、また複数の底部ドライヤ部の回りを通
る時はフェルトの外側上を進行する。

本配列の目的はウェブか弱くて破れ易い間に、シートを
端部ばたつきや大きくうねることから安定させることで
ある。然しこの配置の主な欠点は、底部ドライヤ部では
ウェブがフェルト外面上にありそのためフェルトが熱絶
縁体とし作用し、ウェブへの効果的な熱伝達を妨げるこ
とによる大きな乾燥熱損失にある。

本発明の重要な目的は、シングルフェルトランを利用す
るが、シートかドライヤ胴上のフェル１・外面を搬送さ
れる時乾燥損失を生ずる不利をなくし、捷だシングルフ
ェルト式であることおよび底部ドライヤ部の乾燥損失が
ないことのオリ点を組み合せた良好な運転性を保有して
いる改良型ドライヤ部を提供することにある。

本発明の原理に従えば、進行するウェブは小さなドライ
ヤ又はベビードライヤへ入り、寸ず加熱調湿のためフェ
ルトの外側になー）て第２のドライヤ部間ォーマ進行し
、その後は”フェルト（！−第２のドライヤ部の上方に
ある第３のドライヤ部の円筒面との間にはさ１れる。そ
れからウェブは垂直に並んだ一連のドライヤ部な通って
フェル１゛に乗って搬送される。これらのドライヤ部は
、ウェブが上下二つのドライヤ胴表面に直接接触するよ
うに配列されている。これを達成するため、ドライヤ胴
間にターニングロールを配置する。このターニングロー
ルは好適には真空ロール又は溝付きフェル］・ロールと
し、その配置は、一連のドライヤ部の垂直配列体から次
の一連のドライヤ部の垂直配列体へとフェルトとウェブ
とが底部のターニングロールの回シを通って直接進行す
るような位置としである。

本配列では、ドライヤ駆動群内にはオープンドロー（無
支持引張区間）がなく、ウェブは常時フェルトで支持さ
れている。最初の底部ドライヤ部を除けば、ウェブばい
つもフエルトサドライヤ胴との間にはさまれている。従
って、ウェブが底部ドライヤ胴上のフェルトの外面上を
進行する一般のシングルフェルトドライヤで出会うよう
な乾燥上の損失がなり０またフェルトとウェブの巻き付
き角度が大きいため、乾燥率は一般のドライヤよシ大き
くなる筈である。其他の利点としてはターニングロール
が真空ロールの場合一層確実な通紙ができることがあげ
られる。本配列は様々のドライヤ部の任意の高さに適応
する。また多数の垂直配置ドライヤ部を所望通りに、ま
た工場の天−１’ｌｔｉ１７造により適応するように利
用できる。ウェブばはたつきをなくずように連続的に制
飢され、良好な湿分蒸発を含む改善された結果が得られ
る。

其他の目的、利点及び特徴は、本明細書における好適な
具体例の記載に関連して示す本発明の原理から、明白に
なるであろう。

実施例 第１図に示すように、実線で示したウェブＷは製紙機械
のプレス部からドライヤ部に入り、ベビードライヤ胴部
１の表面を通過する。ウェブばこの小さなドライヤ部の
表面と直接接触し、進行するフェルトはベビードライヤ
部１」二のウェブを拾い上げた後、これを搬送し、支持
されてない引張り部が存在しないようにウェブを［ｒな
いながら全ドライヤ部を通過する。

図面で、一連のドライヤ部には１かも１２１での符号が
つけである。一連のターニングロールには１３から２２
までの符号がつけである。

加熱式のドライヤ部は平滑な円筒状の外面を有する−殻
構造のものであ′シ、この外面からウェブに熱を伝達す
る。この外面はよくみがき上げた面か又は非付着性材料
で覆わだた面きしである。このドライヤ胴はウェブの湿
分な蒸発させるためたとえば蒸気で適度に加熱され、か
つ駆動装置によシ適肖な端部軸受上で回転せししられる
。これら構造の詳細は当業者には十分に理解されるとこ
ろであるのでこれ以上の詳細にわたる説明や図示の必要
はなかろう。

ウェブはベビードライヤ胴１を通過した後、点線で示し
たフェル）Ｆにより、第２の大径のドライヤ胴２の上を
はこばれる。この際ウェブはフェルトの外面上を搬送さ
れ、ここでウェブは調湿され、かつ内部の湿分の温度が
高められる。ドライヤ胴２に続き、ウェブは後続のドラ
イヤ胴３かも１２の各々と直接接触する。ドライヤ胴３
はドライヤ胴２の上部におかれ、ウェブとフェルトはこ
のドライケ胴３０頂部表面を通過するように進行方向が
少し逆転する。矢印は加熱式のドライヤ胴の回転方向を
示しである。

フェルトの内側ずなわち下側面となっているウェブは直
接ドライヤ胴３から４上を通り、ドライヤ胴４の外面を
実質的に１８０度の角度にわたって巻き伺〈。

ドライヤ胴５はドライヤ胴４の直ぐ下部（Ｃおかれ、ド
ライヤ胴４からドライヤ胴５を通る時、ウェブ゛とフェ
ルトはターニングロール１．４　（７）　ｊ二ヲ通るが
、このターニングロールはドライヤ胴上にウェブを実質
的に３８０度の角度にわた、って巻き伺かぜるように、
上下ドライヤ胴間において僅かばかり右側に配置されて
いる。ターニングロールに続き、フェルトの内側のウェ
ブは底部のドライヤ胴５上をその表面と直接接触して通
過する。更に先ノターニングロール１５はドライヤ胴５
１　の’７エブが完全な１８０度ｄ角度にわたる巻き伺
きをなすようにターニングロール１４の若干下刃に整合
して配置されている。

これらのターニングロールは３１／滑ロー／ｌ／　、溝
ｆｌロール又は真空ロールのいずれでもよいが、第２図
に符号２３で示すｐｖロールと（〜て知られてＩ／）る
ようなものが好適である。この第２図図示のものは外部
の回転円筒２５で囲まれた静止した内部管２４を有する
。内部管２４には円周の半分に矢印２４ａで示したよう
に空気の内部への流れができるように孔がおいている。

一対の直径方向に対立した漏れ止め２４１〕と２４ｃと
が内部管と同心の回転円筒２５との間に延在してお９．
これにより真空が回転円筒２５の上半部が及ぶようにな
っている。

このようなＰｖロール組立体はウェブがその上を通過す
る時、円筒の真空部分がウェブに当るように位置せしめ
られる。真空が作用するこのようなＰＶフロール４．１
５．１６．１７等はフェルトがその囲りを通る時、ウェ
ブなしっかりとフェルトに保持せしめる。いわゆるポン
ピング（すなわち、入り側のニップ部でシートが吹きと
ばされる現象）を防ぐため、フェルトと真空ロールとの
間の入り側ニップで大量の空気をロールの中へ吸い込む
。またターニングロールの効果はウェブを平らにし、両
端でのしわを防ぐことにもある。更に、逆の曲率でウェ
ブを曲げるこさは、ウェブがターニングロールからドラ
イヤ胴５へ下がり通過する時に、繊維がドライヤ胴とよ
く接触するようＫ（！：とのえもれるのを助ける。

第３図に図示した細形式のターニングロール２６は、複
数の環状の比較的に浅いｎｌｒ　２７　（約４．８ミリ
（３／１６インチ））と、犬体同し寸法のランド而２８
とを有するロールである。本口・−ルの効果はウェブか
もしわを除去するのが目的であり、オだ本ターニングロ
ールはウェブ々−諸に進行する空気のための空間（すな
わち環状の浅い？（７＃　）を設ける作用をし、空気は
ウェブがターニングロールに巻き付く時に逃けてしまう
。製紙機械の第１区分に８るターニングロールはＰＶロ
ールきして市販されている孔あきロール又は溝伺ロール
であるか、または平滑ロールでよいが、あるいはこれら
ロールを組合せたものが使われてもよい。

ドライヤ胴５に続き、ウェブはターニングロール１５の
下面に巻き伺けられる。フェルト上を運ばれたウェブは
ドライヤ胴４と５を包ａ１″る第２の垂直な胴積み重ね
部分を通り、ドライヤＪｌｉｌ　６と７からなる第３の
胴積み重ね部分へ進む。ウェブとフェルトはターニング
ロール】６の外面ニラニブをくっつけて、このターニン
グロールを通過し、その後ウェブとンエルｉ・はドライ
ヤ部６に巻き付き、ウェブを胴表面に直接接触させる。

ターニングロール１７はドライヤ部６と７の間におかれ
、ウェブを更に調湿させ、またウェブをドライヤ部に１
８０度の角度にわたって巻き付がせる。ウェブとフェル
トはドライヤ部７に巻き付いた後、まっすぐ第４の胴積
み重ね部分の上部を通り、ドライヤ胴８上へ通紙される
。

ドライヤ部８に続き、ウェブとフェルトはドライヤ部８
さ９間に配置されたターニングロール１８へ運ばれ、更
にドライヤ胴９上を下降するが、ウェブは底部のドライ
ヤ部９の表面と直接接触する。

ターニングロール１９はウェブに十分な巻き付きを与え
るようにドライヤ部９の下におかれておシ、ウェブとフ
ェルトはそれから横方向にターニングロール２０へと導
かれる。次いでウェブとフェルトはドライヤ部１０，１
１及び１２から成る第５の胴積み重ね部分を上方へ通過
する。ドライヤ胴ｘｏ、Ｊ−１１間にターニングロール
２１があり、ドライヤ部１１と１２間にはターニングロ
ール２２があり、これらターニングロールはウェブとフ
ェルトに十分な巻き旬きを一７ｊえるように配ＩＫ１さ
れている。各々のドライヤ部で、ウェブは熱伝達な最高
にするため胴表面と直接接触している。爪面の積重ね部
分で使用するドライヤ部の数は実質上制限がないことを
第５の胴積み重ね部分が１説明している。

この配列では、ウェブは上部と同様に底部のドライヤ胴
とも直接接触している。この開放型の配列は湿分を急速
に取り除くために良好な通風吉非常に効果的な乾燥を一
１Ｕえる。

ウェブはこ＼に例示のドライヤ部を進行中連続的に支え
られているので、オープン！・ローがない。

本配列は空間的にコンパクトて、しかもウェブとドライ
ヤ部との間の各接触部で大きい巻き利き角度を与えるも
のである。

真空ロールをターニングロールとし７使うこ吉て、ウェ
ブがドライヤ部の全部の通路でフェルト内面上に連続的
に支えられているため、確実な通紙が達成されるし、捷
たウェブが外側面で搬送され、逆転回する場合、真空式
ｐｖロールの真空でフェルトに保持される。

紙切れ事故の際、損紙は自動的に落下する。これは実質
的な運転上の特徴である。シートは第２底部胴以外のす
べてのドライヤ部と直接接触しており、これがウェブを
ゆっくり暖めさせ、また紙むけ防止を助ける。

従って、上述の目的及び利点に合致しまた改良型ドライ
ヤ部を提供したことは明白であろうし、また本発明の精
神と範囲内での種々な配列や修正が上述の明細■、に包
含されるものとして利用されるであろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理を具体化したドライヤ部を示す多
少概略的な正面図、第２図は使用可能なターニングロー
ルの一形式の多少概略的な断面図、第３図は使用可能な
ターニングロールの細形式の正面図である。 Ｗ・・ウェブ、Ｆ・・フェルト、■・・ベビードライヤ
部、２〜２１・・ドライヤ胴、１３〜２２・・ターニン
グロール、２３・・ｌ）Ｖロール、２４２Ｊ・・矢印、
２４ｂ　、　２４ｃ・・漏れ止め、２５・・回転円筒、
２６・・ターニングロール、２７・・ｌ’Ｉ′／＋、２
８・・ランド面。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 製紙機械におけるような進行する繊維質ウェブを乾燥す
   るためのドライヤ装置において、ウェブな表面に直接接
   触して巻き伺かせて受けこのウェブを調湿する第１の小
   径被加熱型ドライヤロール；太径の被加熱型の第２のド
   ライヤロール；ウェブを受けるようにドライヤ部にかげ
   わたされ外面上でこのウェブを前記第２のドライヤロー
   ルに巻き付は前記外面を介し前記ウェブへ伝達される熱
   で前記ウェブ内の湿分な徐々に加熱するフェルト；及び
   後続のロールと直接接触させて前記ウェブを更に乾燥さ
   せるように前記フェルトと前記ウェブとを受けると共に
   オープンドローなしで前記フェルトが前記ウェブを搬送
   するようにした複数の後続ドライヤロールとの組合せか
   らなるドライヤ装置。